〜 苦沙彌のつれづれ雑記 〜

2025年3月17日(月)
9年目の車検
2025年3月16日(日)
パンフレット作り
2025年3月15日(土)
涅槃会
2025年3月14日(金)
蓮を一気に植え替え!
2025年3月13日(木)
蓮の植え替え
2025年3月12日(水)
水屋の修復完了
2025年3月11日(火)
震災から14年
2025年3月10日(月)
消防訓練
2025年3月9日(日)
ちょっとだけ
2025年3月8日(土)
とりあえず
2025年3月7日(金)
50年前の繋がり
2025年3月6日(木)
本堂水屋の修理
2025年3月5日(水)
預金の解約
2025年3月4日(火)
リップロール
2025年3月3日(月)
障子貼り
2025年3月2日(日)
「やってしまう」性分
2025年3月1日(土)
大山蓮華
2025年2月28日(金)
涅槃図公開の準備
2025年2月27日(木)
展覧会でくたびれる
2025年2月26日(水)
石コロ集め
2025年2月25日(火)
新しいお守り
2025年2月24日(月)
雪降り
2025年2月23日(日)
寒い中の納骨
2025年2月22日(土)
自動鐘つき装置
2025年2月21日(金)
腕の痛み
2025年2月20日(木)
姫路へ
2025年2月19日(水)
工事絡みの日
2025年2月18日(火)
テレビの取材
2025年2月17日(月)
今日はおとなしく
2025年2月16日(日)
大移動
2025年2月15日(土)
第一段階終了
9年目の車検
 朝、車を車検のためにディーラーに持ち込みました。車検証を見て、車が9年目に入るのだということを改めて知りました。

 どこも悪いところはないし、坂本に行かなくなって乗る機会がすっかり減ったので、買い換える気はさらさらありません。以前の車はもっと故障などしましたが、今のは故障とは無縁。車も進化したものです。

 それにしても、車検って高いなぁ〜

 朝は小雨が降り、午後からもはっきりしない空模様。土塀の瓦を葺きに来ていた瓦屋さんは、昨日も今日もほとんど仕事が出来ず、帰って行かれました。

 寒いし小雨も降るので、外作業は諦めて、境内の道標の更新をすることにして、境内を一通り見て回りました。

 最近はスマホの地図を見て歩いている人をよく見掛けます。でも、境内のマップはそれほど詳しくはないのでしょうか、結局道を尋ねる人もおられます。聞くのが一番です。

 やっぱり道標は不可欠なので、傷んだものを更新するために古材の板を切って、黒いペンキを塗りました。乾いたら白ペンキで字を書きますが、今日は充分には乾かなかったので、ここまで。

 今日から彼岸。必ず「入り」の日にお参りされる方など、平日にしてはお参りが多かったようです。

  
〜 寒さでパッとは開かない河津桜 〜
2025年3月17日(月) 


パンフレット作り
 朝から雨。時々止み間はありましたが、外作業はちょっと無理。それでも、品種の都合上、昨日植えた蓮根を、本坊と吉祥院で入れ替えて植え直したりしました。

 今日はほとんどパソコン作業。晋山式の式次第のパンフレット作りをしました。

 直接印刷屋さんにデーター出稿できるソフトが、吉祥院のパソコンにしか入っていないので、ほぼ吉祥院での作業になりました。先代の時のをベースにしましたが、プロフィールを書くのが一苦労。ちょっと‘盛ったり'もしました。

 顔写真は4年半前のもの。今よりは若々しく、キリッとしていてイイ感じです。葬式の写真にしてもいいですが、いくつまで生きるかわかりませんし、あまりにも実物と違うのもどうかと思いますので、時々撮っておかないとダメですね。

  
〜 作成中の晋山式のパンフレット 〜
2025年3月16日(日) 


涅槃会
 朝9時から、本堂で「涅槃会」が行われました。導師として涅槃図の前に座るのは初めてですが、2011年に修理を加えた涅槃図は、色鮮やかで本当に綺麗でした。修理の時はいろいろな苦労がありましたが、美しい涅槃図を前に読経しながら、「やっておいて本当によかったなぁ」と思いました。

 午前中はどんよりした空模様でしたが、お昼頃から弱い雨が降り始めました。蓮の植え替えであちこち筋肉痛なので、今日はおとなしくしていました。

 「今日の散歩道」の更新やだんだん迫ってくる晋山式の準備。晋山式の法要では、「法則」というものを読んで、住職としての決意などを述べなければなりませんし。法要と祝宴の両方で挨拶をしなければなりません。苦手なことばかりですが、いまから準備をして万全を期したいと思います。

 当日ご参加くださる方へお配りする式次第の作成も始めました。本来はボクの仕事ではありませんが、先代のデーターもあり、自分でやった方が早いので・・・。

 筋肉痛は思ったほどではなく、腕の痛みも改善していませんが、まぁこんなものでしょう。

  
〜 「大涅槃図」前での涅槃会 〜
2025年3月15日(土) 


蓮を一気に植え替え!
 今日も朝から蓮の植え替え。本坊と吉祥院を併せて13鉢を植え替えました。

 まずは本坊の大きなすいれん鉢の蓮の植え替え。昨日、職員さんが半日がかりで蓮を掘り出してくれたのですが、芽の多くが折れていて使いものにならず。水にも漬けてないので、使えそうなのを探して植え付けました。

 もう一つも同じ大きさのすいれん鉢。これは手付かずだったので、まずは泥土を汲み出し、それから鉢をひっくり返して泥土と蓮根を露出させて、太った蓮根を選び、もう一度植え直しました。ここまでで1時間半程度。

 職員さんが本堂を開けるのを待って、朝のお勤め。その後、本坊と吉祥院の蓮をどんどん植え替え、2時半頃には作業を終えました。

 蓮の植え替えには田んぼの土が一番良いといわれますが、手には入らないので、あちこちの使えそうな土を集めて植え替えしました。初めて使う肥料も入れましたが、吉と出るか凶と出るか・・・。大きな花を咲かせて欲しいです。

 境内の正面参道では飲料メーカーのCM撮影が行われていました。初夏のバージョンの撮影ということで、緑色のビニールの葉っぱをあちこちに設置し、一々カメラでチェックして撮影しておられました。
 緑のビニールの葉っぱがテレビでどのように見えるか、楽しみです。

 タレントさんが暇そうにしていたので、作業服、腰に植木鋏姿で涅槃図の説明をしました。男優さんにはタレントらしいオーラはまったくなく、ごく普通のおとなしい青年という感じでした。

 お昼と夜のご飯には、神戸からお持ちくださったお手製の「イカナゴの釘煮」を頂戴しました。今年は不漁で、漁は3日間だけ。目が飛び出るほど高価だと、テレビのニュースで言っていまいした。有り難く頂戴しました。

 今夜は腕の痛みに加えて肩や腰の痛みなども出るだろうと思って、鎮痛消炎剤の大きな湿布を4枚貼って床に就きました。

  
〜 ビニール製の緑の枝を設置しての撮影 〜
2025年3月14日(金) 


蓮の植え替え
 今日は寒くもなく暑くもなく、作業をするのにはちょうどいい気候でした。

 午前中は脚立を持って枯れ枝などを切って回りました。真如堂のもみじも老木や傷んだ木が増えてきました。このままでは「紅葉の名所」を返上しなければいけなくなります。長い目で見た境内の保全策が必要だと、改めて感じました。

 午後からは蓮の植え替え。本坊の前の大きな蓮鉢の植え替えを職員さんに教えた後、吉祥院の蓮鉢の植え替え作業をしました。

 去年は花が少なくて残念でしたが、蓮根はちゃんと育っていました。土壌を改善してあげる必要がある鉢もあるので、しばらく掛かりそうです。

 本坊へ帰って、職員さんに頼んでおいた植え替えを見てみると、蓮根を積み上げて芽が折れそう・・・水の中に入れずに乾いているなど、ちょっと悲惨な状態になっていました。自分で畑などをやっていて、「わかりました! やります!」と言ってくれたので任せたのですが・・・。
 明日の早朝に、蓮根を救ってあげなきゃ!

 夜に風呂に入るまで、泥臭さが鼻につきました。

  
〜 鉢から取り出した蓮根 〜
2025年3月13日(木) 


水屋の修復完了
 今日は朝から本堂の水屋の修繕作業。午前中ですべてが終わる予定でした。

 作業をしていたら、黒塗りの車がやってきました。「あれ? 来客の予定があったかなぁ?」と思ってスマホのカレンダーアプリを見たら、「えらいこっちゃ!」 来客のことをすっかり失念していました。

 来客と鉢合わせをしないように裏口のほうに回って自室に突っ走り、慌てて僧衣に着替え! スマホや内線に呼び出しの電話が掛かってきていましたが、着替えるのに大忙しで応答しなかったら、寺務員さんが走って呼びにきました。

 何食わぬ顔でお客さんとお話をして、涅槃図もご覧いただき、お帰りの時は車のところまでお送りしました。失礼なことにならずによかったです。

 これでちょっと予定が狂い、午前中に終わる予定の修繕が2時半頃まで掛かりました。

 古材をフル動員しての修理でしたが、見かけは以前よりよくなりましたし、機能的にもアップしました。あとは、職員さんが丁寧に、綺麗に使ってくれるように口うるさく言おうっと!

 晩ご飯に、静岡の方が送ってくださった土筆(つくし)の炊き込みご飯を頂戴しました! 春の味です!
2025年3月12日(水) 


震災から14年
 朝の勤行の折に、東日本大震災の物故者の回向をさせていただきました。被災地は遠く離れているので実感には乏しいですが、何度も伺った神戸の被災地と重ねて、その大変さに思いを馳せました。

 つい先日、まだ帰還困難区域が残る福島県富岡町に住んでいた方のご子息が、吉祥院にお越しになったそうです。お祖父さんなどのお墓が真如堂にあり、孫に当たる方が以前にもお墓を整理する相談に来られたことがありました。ご両親の人生も震災によって大きな影響を受け、震災後に数ヶ所に転居された後、今も富岡に帰ることが出来ないそうです。

 多くの方が命を落とし、人生を狂わされた震災。これからも必ずやってくる天災に対して出来ることは限られています。辛く悲しいことが少しでも減りますように・・・。

 静かに春の雨が降る今日は、少しだけ本堂の水屋に手を加えただけで、後は涅槃会のお勤めの下調べをしたり、おとなしくしていました。

 一日がもっと長ければ、もっといろいろなことが出来るし、無限に体力・筋力があれば、夜も寝ずに動くことが出来るのに・・・もちろん、知力もです。

  
〜 赤い花穂に白い花の琉球馬酔木 〜
2025年3月11日(火) 


消防訓練
 今日は消防訓練。塔頭の僧侶と職員が集まり、消防署の人も来てくださって、消火器の扱い方を再確認した後、境内や建物内の消防設備を一通り見て回って、使い方の周知に努めました。しばらく実施していないので、訓練は初めてという人も多かったので、やった甲斐はありました。でも、使い方が‘身につく'には何度も繰り返して訓練することが必要だと実感しました。

 真如堂は、消防の人も感心するほど、昔から消防設備にはお金を掛けてきました。古くは、設備などを整えるために土地を売ったり、伽藍の配置まで変えたりしています。防火用水のための池を作り、その水を送る鋼管には当時非常に高価なものを使ったりして、当時としては最新式の設備を作りました。
 ところが、池は水漏れがして、鋼管も腐食して使えないところが出てきたため、15年近く前にボクが行政に設備の更新を相談した結果、補助金が下りることになって、平成の防災工事が始まりました。
 池の代わりに巨大な水槽を地下に作り、ポンプも排水管も新しくしました。消火栓も新たにたくさん作りました。そういう設備があるのに、使い方を知らないなどというのはあり得ません。
全員の熟知を目指して研修・訓練を繰り返したいと思います。

 余談ですが、工事の時に出た余分な土を活用するなどして、本堂裏の紫陽花園も出来ました。すべてが繋がっている気がします。

 午後は親しい友人が涅槃図を拝観に来られ、久しぶりにの〜んびりとお話をしました。のんびりするのもいいなぁ〜

  
〜 泡だと思ったら粉だった消火器 〜
2025年3月10日(月) 


ちょっとだけ
 今日はいい天気! 朝は蓮鉢に氷が張っていましたが、昼間は晴天で13度近くまで気温が上がりました。日差しのお陰で、数値よりもあたたかく感じました。

 「今日の散歩道」の写真を撮った後、本堂の水屋の補修の続きを少しだけやりました。

 今日はやめておこうと思っていましたが、こういうことを始めると寝ている時でも夢うつつに「あそこはこうしたほうがいいかなぁ」と考え、明るくなるとそのアイデアが実施可能か見に行くことが常。夕べも常の手順に従い、午前中にちょっとだけ作業をしました。

 古材を使うので、まずは条件に合うようなものがあるか、古材置き場をあさります。釘穴があったり、割れていたり、いろいろありますが、それを上手に使うのが腕の見せどころです。1時間余で予定の作業を終え、次の工程の計画を練りました。

 今日は月釜。昨日から準備に来られ、今朝は早くから社中さんがバタバタと動いていましたが、新しく替えた畳を傷つけられたりすることがないか、ちょっと心配でした。

  
〜 吉祥院の白梅 〜
2025年3月9日(日) 


とりあえず
 今日も朝から本堂の水屋の修理。腕は痛いものの、やり始めたら放ってはおけません。

 パパッと出来るだろうと思っていましたが、いろいろなハプニングもあって、結局、3時頃で一段落しました。終わったわけではありませんが、一応、見かけ上は見苦しくないところまでたどり着きました。細かい仕上げや第二段工事はまた来週です。

 お金を掛けずに、自前でいろいろやるのは大変です。自坊から本坊へ持ち込む道具が、日増しに増えています。

 手はあちこち傷だらけ。水屋では硯を洗うので、墨の汚れが手の皺に入り込んで、夜に風呂で洗っても綺麗になりませんでした。

 まぁ、とりあえず、何とか形は付きました。

  
〜 紅い馬酔木の花 〜
2025年3月8日(土) 


50年前の繋がり
 45〜50年ほど前に吉祥院の建て替え前の「離れ」に下宿し、母に茶道を習っていた方がお参りに来てくださいました。

 その方は、徳島の真言宗大覚寺派のお寺の住職で、京大で仏教学を勉強されていました。うちの先代が大学の先輩に当たるので、当時は仏教学やインド哲学などを学ぶ人たちがよく出入りしていました。皆さん、大学の教授や学長などになられましたが、何人もの方が亡くなり、また第一線を退いておられました。

 いろいろな昔話やその当時の方の消息の情報交換などをして、墓参にもしてくださり、大涅槃図を拝観された後、「懐かしいので」とガタガタの道をトランクを引っ張ってバス停を目指して帰られました。

 4月の晋山式にも来てくださるのですが、その時、一緒に茶道を習ったり下宿をしていた人にも案内して欲しいと言われました。その方々のことはもちろんボクも知ってはいますが、年賀状もやり取りしていません。案内すれば御祝など気遣いいただくことになるので、あまり案内しないようにはしていていると説明したのですが、「みんな真如堂や吉祥院が懐かしいので、ぜひ」と重ねて言ってくださったので、ご案内状を出させていただくことにしました。

 大学生やその後しばらくのボクは、自分でも恥じ入ることばかりで、出来れば忘れてしまいたいのですが、その頃を知る人たちに‘晴れ姿'をご覧に入れて、なんと思われるでしょう。うれし恥ずかし・・・。

  
〜 花色が見えてきた山茱萸(さんしゅゆ) 〜
2025年3月7日(金) 


本堂水屋の修理
 腕の痛みはあるものの、今日は少し動いてみることにしました。植木関係は芽吹きを控えているので、今は手を出さない方が得策。そこで、大工仕事をすることにしました。

 本堂には、花立ての水を換えたりする水屋がありますが、そこが乱雑になっているので、先日、職員さんに片付けて貰いました。今まではその前をほとんど通り過ぎるだけでしたが、片付けた後を見てみると、木部が腐ったりしていて修繕が必要でした。
 今期ももうあとわずかですが、ボクが就任してからはあちこちの修復などに相当多額の費用を使っています。こうなったら、自前でやるしかありません。

 水屋は、ずいぶん昔に作ったトタン張りのシンクの上に、どこからか拾ってきたのでしょうか、ステンレス流しのシンク部分が載せてありました。ステンレスのシンクは実用上の問題もないので、そのまま使うことにして、まわりの木部を貼り替えることにしました。

 水のかかる部分なので合板ではダメ。境内をあちこち探してみたところ、厚さ2センチ程度の松の板が見つかりました。古くて木材としての粘りがなくなってきていますが、重量の掛かる部分ではないので大丈夫。古い板を剥がしてその板に張り替える作業を始めましたが、なかなか大変で、今日は半分程度しか出来ませんでした。明日も特別な予定はないので、この続きが出来ます。

 夕方、「やっぱり、やり過ぎたなぁ・・・」と思いました。腕が痛みました。まぁ、やるっきゃない。

  
〜 本堂の水屋 〜
2025年3月6日(木) 


預金の解約
 昨年亡くなった母の郵便局口座の解約がようやく終わりました。戸籍謄本や印鑑証明などいろいろな書類を用意するのに手間取った上、2時間ほど掛かりそうなので、ずっと先送りしていました。

 説明書に従って5千円ほど掛けて取得した両親分の戸籍謄本で必要だったのはわずか数通。ボクの印鑑証明はちょうど今日が6ヶ月の有効期限など、いろいろありましたが、何とか受理して貰いました。時間も1時間余と、予想よりも短くて済みました。

 お供えの返礼など、母に関する手続きはすべて終わったはずですが・・・。

 午後は新しく買った外付けハードディスクの設定を、寺務所のパソコン4台とMyパソコンで始めましたが、オンライン会議のために中断。久々のオンライン会議でした。

 キーを叩くのも腕が痛む中、夜まで掛かって会議の結果を反映した文書を作りました。さぁ、ようやく今日もオシマイ。いつもより夜更かししました。

  
〜 結露越しの「随縁の庭」 〜
2025年3月5日(水) 


リップロール
 朝、発声トレーニングに行きました。去年から2週間に1度ほど行っているので、通算で何回になるでしょう。最初に医師の形だけの問診を受けて、それから1時間あまりトレーニングを受けます。知らない人が見たら、「何やっているんだろう?」という内容ですが、至って真面目です。

 「リップロール」といって、唇をブルブルと震わせながら発声するのが効果的と以前から言われましたが、子供の頃以来やってないので、いざとなったら出来ませんでした。療法士の方が見ているという恥ずかしさもあります。

 まったく出来ない人もいるそうですが、ボクは子供の頃にやった覚えがあるので、帰りにバイクに乗りながらブルブルやってみました。少しは出来ましたが、長く続けるには訓練が要りそうです。これから、ひとりの時にはブルブルしようと思います。

 真如堂に帰ったら、本坊の前は大型トラックやらユニック車など10台近い車でぎっしりでした。今日は「真如山荘」の空調機の入れ替え工事です。室外機が相当大きいので入れ替えも大変でしたが、さすがにプロ集団の手際の良さには感服しました。

 雨も本降り。腕も痛いので、今日は寺務所のパソコンや写真のデーターの整理をしました。

  
〜 あっちにもこっちにもトラック 〜
2025年3月4日(火) 


障子貼り
 毎月3日は護摩供修法の日。去年の秋からほぼ毎月焚くようになりましたが、なかなか慣れません。年忌などの供養の法要と祈祷とは大違い。

 今日から、書院の障子の張り替えを始めました。全部で50枚くらいでしょうか。本堂まで入れると大変な数になります。

 ボクは子供の頃から障子の張り替えの手伝いをしたりして、今でも自分で張り替えをしますが、職員さんで障子の張り替えが出来る人はごく限られています。ちょっと意外でした。今日は雨で外作業が出来ないので、シフトを変更して作業に当たって貰いました。

 自分のやり方に自負を持っている職員さんなので、ボクは手出し口出しはせずに自分の仕事をしていましたが、お昼過ぎになって「障子がはずれないのです」と言われ、そこから加勢。ジャッキで鴨居を上げたり、やっとはずれた障子をかんなで削ったり。

 そうかと思うと、寺務員さんから灯油のポンプが壊れたと言われて応急処置をしたり。気が付いたら、終業時間でした。

 大型エアコンの入れ替え工事、文化財の調査などもあって、とにかくややこしい日でした。

  
〜 護摩風景です 〜
2025年3月3日(月) 


「やってしまう」性分
 「犬も歩けば・・」ではないですが、建物内や境内を歩くと、「あっ、これは直さなきゃいけない」ということを思ってしまうことがいっぱいあります。職員さんに対処を頼む場合もありますが、大半は自分で何とかしてしまいます。もうこれは「性分」としか言いようがありません。

 昨日、境内北側の参道の車止め用バリケードが破損しているのを見つけてしまいました。今日の境内担当の職員さんでは対処できないので、大ハンマー、バール、スパナなどいろいろな道具を持って、小雨の中を現場に行きました。右腕はまだ痛くて重い物を持てないので、ずいぶん不便です。

 バリケードは思った以上に破損していて、簡単な作業ではありませんでした。おまけに、犬のオシッコ臭くて閉口しました。知っている方が何人か通りがかられて、ちょっとばつが悪かったです。

 お昼ご飯を挟んで、午後はバリケードに付ける道標の更新。丸鋸で板を切っていたら、モーターが火を噴いてビックリ! パウチした案内の文字を貼り付けてバリケードに付け、完成! ずいぶんスッキリしました。

 腕が痛くて破損した鉄製のバリケードが持てず、ボクよりは若い職員さんを呼んで運んで貰いました。

 こうして、少しずつ境内がきれいになっていく・・・満足です。

〜 閑話の内容とは関係ないですが、本堂裏堂の釈迦三尊像 〜
2025年3月2日(日) 


大山蓮華
 今日から涅槃図の特別公開。ポカポカ陽気で寺を訪れる人も増え、また涅槃図のファンも多いことから、昨日までよりもずっと多い人がお越しになりました。

 注文していた「大山蓮華」の小苗が宅配便で届きました。丈は1メートルほどしかありませんが、大山蓮華の苗は高価なので、小さいので我慢しました。

 午前中に届くのがわかっていたので、植える場所は既に決めてあり、朝から穴を掘って準備をしていました。

 宅配便は、真如堂の本坊と吉祥院のどちらかへ届きます。「本坊」と指定してあってボクの名前が入っていると吉祥院へ届くことが多いのです。「これは本坊です」というのも宅配業者さんが気の毒なので、重量物などでない限りはそのまま受け取り、吉祥院から本坊へ運びます。今日の苗もそうでした。

 大山蓮華は、先代が地植えしたものが吉祥院にありましたが、3〜4年前に枯れてしまいました。苗を買って鉢で育てていましたが、去年、除草剤が誤って掛かったようで枯れてしまいました。吉祥院ではボクが管理しにくいので、本坊の庭に植えました。

 うつむき加減に咲き、 可憐で上品な姿と香りから「天女花」「森の貴婦人」などとも呼ばれます。咲くのは4〜5年先でしょうか・・・咲いて欲しいなぁ。

〜 大山蓮華の小さな苗 〜
2025年3月1日(土) 


涅槃図公開の準備
 明日からの涅槃図特別公開を前に、9時半から涅槃図を吊す作業をしました。「大涅槃図」は、幅が4メートル、縦が6メートルと、まさに「大」。格納している箱から3人掛かりで運び出し、天井近くに設置してある滑車で吊るし上げました。

 小さいほうの涅槃図(179×123センチ)は、大涅槃図よりも約300年古いもので、明兆(兆殿司)作と伝わります。

 今年は、拝観される方に楽しんでいただこうと、涅槃図2幅を特別公開し、拝観料も200円値下げしました。涅槃会に因んだ「花供曽」あられ付きで800円です。

 1時間半ほど掛かって作業を終えた後は、電気屋さんとの打ち合わせや畳の表替えの立ち会いなど。最近はいろいろなことが輻輳しているので、「ちょっと見てください」などということが頻繁にあります。そういうのも嫌いではありません。

〜 大涅槃図を広げて吊す / 2幅並んだ涅槃図 〜
2025年2月28日(金) 


展覧会でくたびれる
 今日は、最高気温が15度を超え、外にいるとポカポカと心地よかったです。

 今日も自粛安静状態。ただ、朝一番に、境内の電柱に設置してある外灯の蛍光灯を替えました。職員さんにいうよりも自分でやったほうが早いし、今日の屋外掃除担当の職員さんは、どうも苦手そうなので・・・。ついでに、ちょっとだけ剪定も。

 昼食を食べてから、職員さんが出展している展覧会を見に京セラ美術館に行きました。美術館が新しくなってからは行ったことがありませんでした。若い人が多いと思ったら、写真家・映画監督の蜷川実花さんの大規模個展が開かれていました。

 2階で開かれていたのは観覧無料の展覧会が2つ。職員さんは元警察官だったので、「京都教職員美術展」に入って、膨大な量の絵画、書、写真などを見て、職員さんの名前を探しましたが見当たらず。もう一つ開かれていた「京都水彩展」に入って、これまた相当量の作品の中から、ようやく職員さんの絵を見つけました。真如堂に勤める前に描いた真如堂の三重塔の絵でした。

 ミュージアムショップも見てみたかったのですが、両展を見て回るだけでくたびれたので、百均とスーパーに寄って、すぐに帰りました。文化的なものは苦手かも。

 帰ってから、吉祥院の改築工事に伴う石垣の積み直し工事の打ち合わせ。現状は自然石を加工せずに積み上げる「野面積み」ですが、そういう積み方ができる職人さんが少なくなって、友人の寺に出入りしている造園屋さんを紹介して貰いました。友人の僧、建築業者、そして造園屋さんを交えて8人で現場を確認。しっかりした造園屋さんで信頼できそうですが、いったいいくらの見積もりが出てくるか・・・。改築計画も少しずつ進んでいます。

〜 展覧会場。こんな部屋が10室ほど 〜
2025年2月27日(木) 


石コロ集め
 今日はあたたかく、外にいるほうが気持ちがいいお天気でした。

 腕の痛みは変わりませんが、痛くない方の手なら何か出来るだろうと思って、紫陽花園に散らばっている石を拾い集める作業をしました。紫陽花園の土質は場所によっていろいろですが、石が多いのは共通していて、掘れば必ずザックザク出てきました。

 その石コロを拾い集めて運び、轍によって凹んだ参道付近に撒きました。今日の外作業はそれだけ。

 ジモティーで本棚を無償で譲り受けることになり、軽トラックで出町柳付近まで取りに行きました。譲ってくれるのは、就職が決まって3日後に東京に引っ越すという大学生。しっかりした作りで重たく、ちょっとお洒落な本棚でした。

 夕方には、梵鐘の撞木の会社の方が奈良から1時間半掛けて来られました。数日前に自動の鐘撞き装置の問い合わせをしたのですが、今日の午後になって「今から行っていいですか?」と、急に来られることになしました。さすがに専門業者で、明日にでも見積もりが出る感じです。

 今日もウロウロ、バタバタ。もうちょっとドッシリとしていないとなぁ・・・。

〜 軽トラの荷台の本棚 〜
2025年2月26日(水) 


新しいお守り
 腕は今日も快復せず。ほぼおとなしくしていました。

 いろいろで出入りの多い日でした。襖の張り替えの下見や防災業者との打ち合わせ。これは執事さんに任せました。

 次いで、新しいお守りを作るため、業者さんに来てもらい、女性の寺務員さんを交えての相談。
特に女性を守護してくださるという真如堂の御本尊のご利益を全面に打ち出したお守りを作りたい、お守りの内符にはご本尊と同じ樹種の「栢」を使いたいとボクが言い出しのが契機です。

 お守りの最近の傾向などを聞いたり、こちらの希望を伝えたりして、とりあえず叩き台を作ってもらうことにしました。どんなアイデアを提案していただけるか、楽しみです。

 同時に畳屋さんが、畳替えに来てくれました。今日から4月初めに掛けて、合計約160畳の表替えや畳床からそっくり替える作業をしてもらいます。一度には出来ないので、手始めに今日は20畳の表替え。想定外のことも起きたりして、ちょっとバタバタしました。

 アマゾンで頼んでいた石油ファンヒ−ターや物干し竿も届きました。紫陽花園の片付けを少しだけしました。

 早く腕が治ってくれないと、何も出来ません。

〜 今日から畳替え 〜
2025年2月25日(火) 


雪降り
 朝明るくなってから雪が降り始めました。結構降ってきましたが、雪景色を撮ろうとカメラ片手に境内をウロウロしておいたら、ダウンや帽子が白くなりました。カメラを濡らさないようにするのに気をつかいました。

 雪も降るし、腕も痛いので、今日は吉祥院でデスクワークに専念しました。

 まずは、途中になっている確定申告の提出。複数からの給与があるのと医療費控除だけなので申告は難しくはなく、ほとんど出来上がっているので、あとはスマホを使って申告するだけ。マイナポータルにも慣れてきたので、直ぐに終わりました。

 お次は先日から始めた真如堂のホームページにブログを追加する作業。新しいプログラムをホームページに追加設定しました。最近のホームページ作りはよくわかりませんが、昔のやり方はそこそこわかります。

 早速、今日の雪景色をテスト的に書き込んで、あとは細かい設定の修正。とりあえずは、こんなもんかなぁ。「新 真如堂日並記」です。「日並記」というのは日記のことで、真如堂には江戸時代から戦前頃までの「日並記」があり、現在、研究者の方々が翻刻作業をしてくださっています。

 続いては、「今日の散歩道」の更新。これも雪景色の写真があるので、スイスイと進みました。

 夕方になって、赤門の工事現場を見に行ったついでに、かんぬきの金具が壊れているのを確認。「よし、直しちゃおう!」と欠損している金具に似せたものを、金槌や金鋸、ペンチなどを使って作りました。まるで鍛冶屋さんです。本格修理まではこれで代用できます。

 キーボードを打っているときは腕や手が痛かったのですが、こういうことをしている時はほとんど忘れて没頭しています。これがいけないのですね。風呂上がりに湿布をいっぱい貼って寝ました。やっぱり痛い・・・。

〜 とりあえず直した金具 〜
2025年2月24日(月) 


寒い中の納骨
 今朝も冷え込んでいました。庭は雪でうっすら白くなり、参道の砂利道なども凍てついていました。

 今日は、昨年亡くなった母親の百箇日納骨。四十九日がお正月と重なったので、今日、納骨をしました。
 参列はごく近親者のみ20人ほど。雪の影響で来られない親族もいました。

 お墓の花筒が凍っていて、花を差すのに一苦労しましたが、無事に遺骨を納め、続いて先代や先々代のお墓参りもしました。

 浄斎では、埼玉に住んでいる弟と近くにいる甥と3人でダラダラと盃を重ね、近年稀な量を飲みました。

 後はもう何にも出来ず、寝るだけでした。

〜 うっすら雪の「随縁の庭」 〜
2025年2月23日(日) 


自動鐘つき装置
 今日はおとなしくしていなければいけないと思って、これといったことはせず、安静にしていました。といってもじっとしていたわけではなく、7千歩余ほど歩き回りましたが、何をしていたのかよく覚えていません。

 吉祥院の檀家総代の会合があり、ボクも挨拶にだけ顔を出しました。先代が貫主になった時も、吉祥院の檀信徒から御祝いの品の贈呈があったので、今度は何を贈るかという話になりました・・・本人を前にして。チェーンソーとか軽トラとか、その場は冗談半分で終わりましたが、少し考えてから、梵鐘を自動で鳴らす仕掛けはどうだろうと思い付きました。

 朝夕6時の鐘が鳴らなくなって久しいですが、「撞きます」という人も出てきません。ボクも2年間ほど撞きましたが、朝の6時は撞けても、夕方6時が案外厳しく、また冬の朝は辛いものでした。時の鐘を撞き始めたら、今日は止めておこうというわけにもいきません。

 子供の頃は、さんざん遊んだ挙げ句に、6時の鐘を聞いて家に帰ったものでした。鐘は日常の生活に溶け込んでいました。それが鳴らないのは、何とも寂しいものです。

 以前から、タイマーに従って自動で鐘を撞くシステムがあるのを知っていて、つい最近そのカタログも手にしました。結構な値段のものですが、「これだ!」と思いました。檀家さんの御祝いでは金額的に足りないでしょうから、ボクが出してもいいと思っています。

 鐘楼を見に行き、文献からサイズ等も調べました。直径5尺6寸5分、高さ9尺4寸、重さ3,132キロで、266年前に鋳造されたものでした。早速、業者に概算の費用を尋ねるメールを送りました。

 うまく行くといいなぁ。朝夕の鐘の音を聞きたいなぁ。

〜 鐘楼と撞木 〜
2025年2月22日(土) 


腕の痛み
 今日は何も予定が入っていなかったので、久しぶりに外作業を軽くやってみようかと紫陽花園に行きました。右腕の痛みはあまり軽減していませんが、軽く動かすことによってかえってよくなっていくのではないか・・・今から思うと、浅はかな素人判断でした。

 紫陽花を植えた場所には杭を打って、その間に仮のビニール紐を張って境界を明示していますが、その紐を正式なロープに替えていく作業が残されています。そんなに激しい作業ではないのでやってみましたが、ロープを切る鋏がちゃんと握れず、力を入れると痛くて、ほとんど作業になりませんでした。我慢して2時間ほどやりましたが、「ダメだ、こりゃ」と撤退しました。

 午後からは事務仕事。マイナンバーカードとパソコンで確定申告をしましたが、キーを打つのもおぼつきません。どうやら、午前中の作業が悪かったようです。ペットボトルの蓋、ジャムの瓶などの蓋を開けるのも、力が入りません。やっぱり、「ダメだ、こりゃ」。

 夜、風呂でマッサージをして、経皮鎮痛消炎剤を3枚貼りました。これもずっと貼っていますが、効いている感じがしません。整形に行っても、同じようなものを処方されるだけでしょう。

 まぁ、紫陽花園造りやもみじを植えたり、相当の作業をひとりで一気に続けてきたので、こうなっても仕方がありません。若い時とは違うのを実感しました。

 とにかく、もうしばらく‘謹慎'しています。

〜 やっと見つけたスミレの初咲き 〜
2025年2月21日(金) 


姫路へ
 姫路で行われた7歳年上の僧侶の葬儀に参列しました。雪を心配しましたが、気持ちのいい空模様。ただ、車の車外温度は5,6度からは上がりませんでした。

 その方とは30年以上のお付き合いで、坊さんの青年会などでは一世代上の方でしたが、中国参拝ツアーでご一緒したり、何かにつけてお目に掛かっていました。気さくでざっくばらん、いつもニコニコしておられ、姫路弁でよく喋る方でした。

 5年前、ボクは天台宗の役職に就きましたが、通例は宗派の公職を歴任したような人が就くポストだったので、そういう世界とは距離を置いていたボクは「場違い」だと感じていました。就任直後にその方と廊下で出会った時、「おめでとう!」と声を掛けられたのに、ボクが「いやぁー」と渋い顔をしていると、間髪入れずに「適材適所!」と言い放ってすれ違って行かれました。その言葉に、ボクはとても勇気づけられたことを思い出します。

 ボクの所管する部署の監査も務めていただきましたが、昨年7月に手の施しようのない胃癌であることがわかり、ひとり娘さんを得度をさせて、いろいろ教え込んでいる最中でした。山の中のお寺で、檀家がどんどん減っている中、亡くなる直前までいろいろな段取りを指示されていたそうです。

 檀家の方は「住職のブロワーを背負った姿が思い出されます」と仰っていました。お寺と檀家のことばかり考えておられたようです。

 最後の挨拶で跡取り娘さんが、「父が亡くなってから、たくさんのお坊さんや檀家の方が来てくださって、いろいろな準備を全部やってくださいました。家に居る時の父は無口でしたが、皆さんに慕われ、人望があったのだということがわかりました」と仰っていたのが印象的でした。

 お葬式に参列するときは、その人に会えるような心持ちで行くのですが、当たり前のことながら、その人はもうおられないんだ、喋れないんだということを改めて思い知らされます。

 帰りは、場所によっては細かい雪が降っていて、道路にはわずかながら雪煙が舞っていました。片道2時間余。久々に、自分で運転しての遠出でした。

〜 姫路城は見えず 〜
2025年2月20日(木) 


工事絡みの日
 朝はボイストレーニング。数値的にはよくなっていると言われるのですが、自分では目に見えた成果を実感出来ません。でも、声帯に負担を掛けない発声が大切だということはわかってきたので、頑張ってトレーニングを続けようと思っています。

 吉祥院に帰って、吉祥院の大改修の打ち合わせ。これもなかなか進みませんが、今年の紅葉が終わるのを待って足場を組み、来年は丸々工事に掛かって、再来年の春頃に竣工の見込みです。先の長い話です。

 午後は畳屋さんとの打ち合わせ、真如山荘のエアコン工事の立ち会いなど、今日は工事の話ばかりでした。

 腕はまだ少し疼き、右手が握りにくいので、今日も安静です。もみじも紫陽花もいい時に植え終わりました。

〜 木の根の上だけ積もっていた朝の雪 〜
2025年2月19日(水) 


テレビの取材
 午前中はテレビの撮影。『京都浪漫』という地元ローカルTVとBSで放映される「国宝や重要文化財、祭りなどの歳時、伝統工芸など、季節や我々の生活の中に溶け込んだ文化遺産を訪ねます」というコンセプトの番組だそうです。以前にも撮影に来ているようですが、今回は桜に併せて真如堂を紹介する内容のようです。

 「桜の名所」ということのようですが、のっけから「ここは桜の名所ではないので、そのフレーズは使わないでください」「ご本尊は‘秘仏'ではないので、その言葉も使わないでください」といろいろと注文を付けました。

 真如堂のことをかなり下調べしているディレクターの質問に答える形でビデオ撮りは進みましたが、人の名前が出て来なかったり、言葉を噛んだりして、ボクとしては不本意な結果でした。喋りはダメです。放送しないで欲しいなぁ〜

 午後は畳屋さんの採寸。床から替える部屋、表替えだけの部屋など合わせて160畳ほどにも膨れあがったので、採寸は今日だけでは終わりませんでした。考えただけでも、大変な作業です。

 夕方、和菓子屋さんとの打ち合わせ。麩焼き煎餅に真如堂の寺紋の焼き印を押して貰う注文をしていて、今日は新しく作った焼き印を押した試作品を見せて貰いました。80歳だと思えるご主人が、寒い中を西陣からバイクで来てくださいました。
 菓子は思ったよりも良い出来で、即決。これからは来客時の菓子などとしても使えそうです。

 今日も外作業はしませんでした。やっぱり腕は疼くので、もうしばらくは安静です。

〜 寺紋の焼き印を押した麩煎餅 〜
2025年2月18日(火) 


今日はおとなしく
 夕べは腕が疼いて、何度か目が覚めました。今日も痛みは退かず、手に力が入らないので力仕事は止めることにしました。もみじなどの植え付けや紫陽花園造りも、時季の関係でこれまで突っ走って来ましたが、一通りの片が付いたので、休養するにはちょうどいいタイミングです。

 自室で古いノートPCの再生を図って分解したり、確定申告の医療費を計算したり。計算はいつもながら、3度電卓を打っても3度とも違うという感じでした。電卓を打つのもキーボードを叩くのも、今日は苦痛でした。

 あとは大工さんや石屋さんと打ち合わせをしたり、会議をしたり。夜は、ボクの晋山式の準備会議と大掃除や節分会の足洗をまとめて開きました。

 今日は、予定通り何も外作業をしませんでしたが、‘何か'をしていないと落ち着かないのは、変わりませんでした。

〜 交換用の消火器 〜
2025年2月17日(月) 


大移動
 朝の勤行前の7時頃から、本坊の事務所からボクの居室までの約30メートル間に、LANケーブを貼る作業を始めました。無線LANを設置して、中継器を入れたりもしましたが、どうも不安定で仕事にも差し支えがありました。
 職員さんたちが出勤してくるとケーブルを引っ掛けたりする可能性があるので、その前に“危ない”箇所をクリアしておきたかったのです。まずは、第一段階は完了です。

 予報よりも早く雨が上がりましたが、まだ外掃除が難しいので、職員さんに、ここぞとばかり本棚やスチール棚などの配置替えを手伝って貰うことにしました。かなり大がかりな作業で、襖などを何か所も外して本棚やスチール棚を移動。もちろん、中身もいったん出してまた入れるわけですから大変です。

 本棚は他の場所用に合わせて作ったと思われる木製で、もう何十年も今の場所に置いてありましたが、応接室の前で、見栄えが悪いのがずっと気になっていました。5人掛かりで総力を挙げてやったので、思ったよりも早く出来ました。

 これでスッキリ! ただ、本棚で隠れていた壁に難があり、次はそれを何とかしなければいけなくなりました。こんなことばっかりです。

 ちょうどお昼で作業が終わり、午後はLANケーブルを貼る作業の続き。3時前には完了して、安定して接続が出来るようになりました。

 あかん・・・。腕や肩の痛みが酷くなり、手を握っても力が入りません。明日はきっと、きっと、静かにしていようっと。

〜 夜中の雨がうれしい紫陽花園 〜
2025年2月16日(日) 


第一段階終了
 10時から本堂で、京都の天台宗の寺々による涅槃会が行われました。普段唱えるお経とは違って不慣れで難しく、その上長くて寒いため、法要出仕以外の参列者は少ない法要でした。

 浄斎をいただき終わってすぐに外作業。あと15株を植えなければなりません。

 今日は天気が良くて散策している人が多く、作業をしていると暑くて、1枚、またもう1枚と上着を脱いでいきました。疲労が蓄積しているので、後半は結構大変でしたが、3時前には作業を終えました。

 これで5種ほど130株を植え終えました。あと60〜70株ほどを植える予定ですが、苗を買ってもどんな花が咲くのかよくわかりませんし、同じような花ばかりになってしまうので、あとは今年挿し木をして増やしていきます。咲くのは早くても再来年、咲き揃うには5年は掛かります。

 明日は雨のようなので、1〜2日は少しゆっくり目に動くようにします。肘も肩も痛みます。

〜 天台宗の京都教区による涅槃会 〜
2025年2月15日(土) 


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