〜 苦沙彌のつれづれ雑記 〜

2025年6月30日(月)
時の鐘、復活
2025年6月29日(日)
36.2度
2025年6月28日(土)
「特別展示 寒山拾得」
2025年6月27日(金)
時間が足りない
2025年6月26日(木)
「寒山拾得展」
2025年6月25日(水)
大塚国際美術館へ
2025年6月24日(火)
淡路島の人形浄瑠璃
2025年6月23日(月)
屋根裏
2025年6月22日(日)
朝顔ネット
2025年6月21日(土)
現地講義
2025年6月20日(金)
仏師との出会い
2025年6月19日(木)
術後、初受診
2025年6月18日(水)
一気に落ち葉掃除
2025年6月17日(火)
掛け軸データベース
2025年6月16日(月)
特注の五條袈裟
2025年6月15日(日)
キツネとの遭遇
2025年6月14日(土)
手作り番茶
2025年6月13日(金)
最高気温31.4度
2025年6月12日(木)
お守りの内符
2025年6月11日(水)
雨の中の石運び
2025年6月10日(火)
一日中、雨
2025年6月9日(月)
オペ効果
2025年6月8日(日)
少し緩慢
2025年6月7日(土)
ヘブンリーブルー
2025年6月6日(金)
ムカデに噛まれる
2025年6月5日(木)
キツネの穴
2025年6月4日(水)
今日も外作業
2025年6月3日(火)
雨の日は片付け
2025年6月2日(月)
再び、椿の剪定
2025年6月1日(日)
指を切る
2025年5月31日(土)
今日も刈り込み
時の鐘、復活
 今日は朝から念願の梵鐘の「自動撞木」の工事です。4人ぐらいでされるのかと思っていたら、来られたのは2人。1人は社長のボクより高齢の方なので、作業は実質1人。トラックかと思いきや、大きなワンボックスでした。

 早速作業が始まりましたが、持参してきたロープでは、鐘の胴回りには足りない、梯子が短すぎるなどのハプニング。ボクがいろいろ手伝って、ようやく始まりました。3トン規模の大きな鐘はほとんどないのだそうです。
 「自動撞木」なので、時間になれば機械が撞いてくれます。そのため、撞木ごと取り替えです。

 じっと見られていたくないだろうと、その後は時々覗く程度。開始後5時間ほど経った3時半頃に、ようやく試打。思ったよりも機械音が大きいですが、離れていれば気にならないでしょう。微調整をして、すべて終わったのは4時半。

 毎日朝夕6時に6回の鐘が1分間隔で自動的に鳴る設定ですので、記念すべき第1回は今日の夕方6時。雷雨の中、鐘楼まで行って、動画を撮りつつ動作確認をしました。んーーー、2度撞きになっている・・・。これは調整して貰わないと・・・。

 とにもかくにも、ようやく15年ぶりくらいで、朝夕の鐘が復活しました。感慨も一入です。

 吉祥院の檀家総代から貫主就任の記念品の打診をいただいた時、軽トラックとかいう案も出る中で、「そんなライオンズみたいなものは要らない。鐘の音を復活させたい」と自動撞木をお願いしました。総代の中には、機械で鐘を撞くことに異論を表す方もおられましたが、ボクの念いを通させていただきました。

 お彼岸の頃に発注し、記念プレートも「2025年6月」で付けて貰いましたが、ようやくギリギリ6月に竣工できました。微調整はまだ続きますが、これで朝夕の鐘の音が復活しました。

 吉祥院の檀信徒の皆さん、有り難うございました!

 よい子の皆さんは、6時の鐘が鳴ったら家に帰りましょうね!

〜 新しくなった撞木 YouTube映像 〜
2025年6月30日(月) 


36.2度
 朝の涼しいうちに除草剤の撒布。職員さんと手分けして、苔のところに撒いても大丈夫な薬剤と薬が掛かったものは根こそぎ枯らすタイプとを撒きました。雨が少ないので、草も少ないのですが、広範囲なので、これが一番合理的です。

 暑くなってきてからは、職員さんには日陰の草引きをしてもらい、ボクは紫陽花の挿し木などをしました。

 紫陽花の挿し木は100本を越えました。この暑さではどの程度活着するかわかりませんが、どんどん‘増産’します!

〜 暑さに耐える挿し穂 〜

2025年6月29日(日) 


「特別展示 寒山拾得」
 今日から「特別展示 寒山拾得」を始めるつもりで、朝の拝観者が滅多には来られない時間帯に、展示を「花車図屏風」から寒山拾得の掛け軸3幅、屏風3隻と入れ替えました。
 無事に展示替えが終わったので、本堂正面の看板も付け替え、説明文も張り出しましたが、2作品の説明文はそれから作りました。

 6点の寒山拾得は定型の図様通りのものもありますが、作者によって解釈や表現が大きく違っていて、とても面白いと思います。たくさんの人に楽しんでいただきたいです。
 ちなみに、3作品は吉祥院からの‘出向’です。

 今日から紫陽花園の剪定作業に入りました。「来年はしっかり咲いてね」と祈るような気持ちです。

〜 「特別展示 寒山拾得」 〜
2025年6月28日(土) 


時間が足りない
 インターンシップの様子を見ながら、自分の仕事も進めました。

 まずは、明日までにある程度準備が整ったらスタートするつもりの「寒山拾得展」の準備。本堂正面に掲出する立て看板を作ったり、土蔵や自坊から掛け軸・屏風を持ち寄ったりしました。

今回は、寒山拾得をモチーフにした作品を6点集めて展示します。もちろん、重文の狩野山雪の作品がメインですが、他にも玉石混淆でいろいろあって、作者それぞれの寒山拾得を楽しんでいただこうという企画です。

 だいたい準備は出来ましたが、作品の解説文がなかなか出来ません。明日は土曜日で人も増えるでしょうから観ていただきたく、見切り発車になりそうです。

 通販で注文したミストシャワーのセットが届いたので、茶所の軒先に付けました。期待していたよりもミストが荒かったですが、多少は涼を呼んでくれるでしょう。

 他にもあれやこれや動き回りました。自分の思っていることをするには時間が足りないと実感しています。

〜 茶所前のミスト 写真ではわかりにくいです 〜
2025年6月27日(金) 


「寒山拾得展」
 朝、いきなりの雷雨。今日からインターンシップの生徒たちは境内の茶所に退避したのち、小降りになるのを待って‘出勤’してきました。
 天候を考慮して、午前中は本堂の拭き掃除をしてもらいましたが、10時過ぎには雨も上がっていたので、先生の希望で、昼過ぎからは外の草引きに変更。生徒たちは、外のほうがいいみたいです。

 土曜日から本堂に展示している宝物を転換する予定です。今度は寒山拾得をテーマにしたもので、重文の狩野山雪の掛け軸をメインに、二曲屏風を3隻、掛け軸を2幅展示します。内容的には玉石混淆ですが、様々な寒山拾得を楽しんでいただけると思います。

 ただ、その解説作りが大変です。寒山は寒山寺に住んでいたという解説が散見されますが、それは誤りで、天台山にいたようです。ボクが天台山に行った時、寒山拾得が居たという部屋が公開されていました。真偽は別ですが・・・。

 明日中に解説を作り終えて、土曜日に展示替えが出来るかどうか・・・。看板も作らなければいけないので、8割方無理かも知れません。スタート日を明確に告示していないので、まだ猶予はありそうです。

 旅の疲れが出て、眠たくて仕方ない日でした。

〜 雨後の蓮の花 〜
2025年6月26日(木) 


大塚国際美術館へ
 淡路島に行ったついでに、鳴門の大塚国際美術館へ行きました。

 常設展示面積約3万平方メートル、鑑賞ルート約4キロメートルという、国内最大規模を誇る世界で類を見ない陶板名画美術館で、世界26カ国、190余の美術館が所蔵する古代から現代までの西洋名画1000余点を、原寸大で陶板の上に忠実に再現されています。紅白がここから生中継されたりしました。

 ボクが高校の時に寮で一緒だった1年先輩がこの美術館の登板を制作している会社の社長をしていて、数ヶ月前、寮のメンバーが数人で訪れたという話も聞いていました。

 写真を撮っても触ってもよくて、これが陶板なのかと驚くほどの再現性。知っている名画が次々と出てきて、ミケランジェロのシスティーナ礼拝堂も圧巻! 「すごい!」の一言に尽きました。

 でも、とても短時間では見て回れず、順路がわからなくなったり、足は疲れるわで、ギブアップでした。

〜 システィーナ礼拝堂の天井 〜
2025年6月25日(水) 


淡路島の人形浄瑠璃
 所用があって淡路島に行った機会に、人形浄瑠璃を観に行きました。

 人形浄瑠璃にはまったく明るくありませんが、落語の中には「寝床」など、浄瑠璃をネタに取り入れた噺があって大変興味がありましたし、あの太棹の三味線の音はなんといっても魅力的です。

 淡路島の人形浄瑠璃は500年以上の歴史があり、江戸時代から昭和の初めまで大小あわせて40あまりの人形座があったそうです。現在は、吉田傅次郎座の道具類を淡路人形座が継承して公演をしていて、重要無形民俗文化財に指定されています。

 行った時間には『傾城阿波の鳴門』などの演目はなく、『戎舞』という演目でしたが、バックステージツアーがあり、舞台裏や道具まで見ることが出来て、とても興味深かったです。テレビでチラ見するのとはまるで違いました。

 それにしても、淡路島は広い! ちょっと舐めていました。

〜 舞台裏の人形 〜
2025年6月24日(火) 


屋根裏
 朝、書院の床の間を見に行ったら、屋根裏から「ポト・・・ ポト・・・」という音が聞こえてきました。雨漏りです。先日の夜中の雨で、床の間に吊してあった掛け軸がダメになりました。まぁ、オークションで千円で買ったものなので、いいですが・・・。

 昔の建物は天井のどこかに開けられる場所があるので、棒で突いてそれを探すと、まさに床の間の上が開きそうでした。恐いのは、開けられる場所の天井板の上には石が載っていることで、ここもそういう感じでした。風などで天井板が動くのを防ぐためです。

 脚立を持って来て天井板を動かそうとすると、その石はかなり重そう。慎重に板をずらして確認すると、5キロぐらいの花崗岩が載っていました。それを撤去し、頭を突っ込んで屋根裏を確認すると、雨漏り箇所が特定できました。いままで、2社の瓦屋さんに調べてもらってもわからなかったのですが、これで修理の目処が立ちそうです。

 天井裏を見回すと、同じ床の間の天井板の上にこんもりしたところがあり、中にギンナンがたくさんありました。最近のものではありませんが、ハクビシンの糞の山です。また、問題を発見してしまいました。
 埃や砂だらけになったので、風呂の残り湯を被ってサッパリしました。

 午後からは吉祥院の改築の打ち合わせ。まずは石垣の積み替えの見積もりが出てきましたが、相当の費用が掛かりそうです。本体工事の見積もりはまだ出てきません。いったいいくらになるのでしょう・・・。

 終わって、本坊に戻った時、蓮の花が咲いているのに気が付きました。葉っぱの間に花が隠れているので、角度によってはまったく見えませんでした。
 明日・明後日が見頃です。

〜 開いて閉じた1日目の蓮の花 〜
2025年6月23日(月) 


朝顔ネット
 昨日の午後にする予定だった朝顔ネットを張る作業を、早朝から始めました。ネットは市販の胡瓜ネットを使います。

 寝ている間にシミュレーションは出来ているので、まずはひとりでその通りに準備を進め、職員さんが出勤したら一緒に作業をしました。次に現場へネットを運び、庇と屋根の間に登ってネットの上部を固定する作業。ネットが樋の金具に引っ掛かって思うように動かず、苦労しました。
 夢の中でシミュレーション出来なかったネットの左端の斜めの部分は、現場判断で何とかうまくいきました。

 今日はJR東海の「さわやかウォーキング」のコースになっているため、ずいぶんたくさんの人がお越しになりました。そんな中、庇の上に登ったりネットの取り付けをするのは、ちょっと恥ずかしかったです。

 以前は土中の菌のためにうまく育たなくなった西洋朝顔の「ヘブンリーブルー」。種苗会社に問い合わせたら5年間は同じ場所では育たないと言われましたが、それからは10年ほど経っています。今年はうまく育ってくれますように。

〜 茶所前の朝顔ネット 〜
2025年6月22日(日) 


現地講義
 午前中は、御世話になっている作庭家のS氏が真如堂の庭で大学の現地講義を実施されました。参加者は学生23人。ボクも最初にお寺の説明などをして、それからS氏が「涅槃の庭」「随縁の庭」を前にして講義されるのを聴聞しました。

 S氏には晋山式の時にも祝辞をお願いしたのですが、晋山式の時には最初の方のスピーチから、ボクがパソコンに詳しく、何でもパソコンでこなすかのような話が続き、S氏の話も作庭の依頼がメールで来たのがご縁の始まりだというような話に始まりました。今日も、そういう話やボクが寺を継ぎたくなくてミッション系の大学に行ったとか話をイントロに、庭の講義をされました。

 講義が終わって学生は現地解散。S氏をお茶にお誘いして、それから1時間余ほど雑談をしました。本堂の前でお送りしようとしたら、学生がS氏を待ち構えていて、もみじの品種や色づきのことを質問しました。ボクたちが雑談をしている間、満を持して待っていたのですから、質問は止めどありませんでしたが、ネットの知識などをもとにしたもので、実際を知らない感に溢れていました。

 S氏をお送りして昼食を食べたら2時。午後から一緒に作業をする約束をしていた職員さんにはずいぶん待たせてしまいましたが、いまからでは時間切れになるので、明朝に振り替えることにしました。

 それからは外に出ることは諦めて、デスクワーク。掛け軸のデータベース作りを手伝いました。

 今日は酷暑も少しだけ弛み、本堂や書院にいると心地よかったです。今日来た学生が、また訪ねてくれるといいなぁ〜

〜 咲き始めた木槿(むくげ) 〜
2025年6月21日(土) 


仏師との出会い
 今日も総合支援学校のインターンシップ。午前中は参道の落ち葉掃除をして貰いましたが、日の当たるところの暑いこと! 日陰の涼しいこと! 中学生の圧倒的なパワーで、参道はきれいになりました。
 午後は、屋外は危険だろうと思い、本堂の畳の雑巾掛けなど。畳の雑巾掛けなどしたことのない中学生は、元幼稚園園長の職員さんの指導で、100畳以上をふき掃除し、回廊の手すりや扉まで拭いてくれました。

 あまりに暑いので、参詣者への‘御接待’として茶所にミストシャワーを設置しようと思い、かつて使っていたホースなどを探しました。考えられるところ10ヶ所ほどを探しましたが、見つからず。他のことをしながら、夕方まで探しましたが、見つかりませんでした。10年以上前のものなので、劣化しているでしょうし、買おうかなぁ・・・。

 今日は、朝から文化財の調査の一環で、掛け軸や文書の写真撮影が行われていました。その関連で、境内の万霊堂のお地蔵さんの修復の下見に、仏像修復の仏師や来てくださいました。

 玄関にその方がお見えになった時に、ボクの友人の名前が建具越しに聞こえました。その瞬間、「やっぱり!」と思いました。ボクの大学時代からの友人が、大津の片田舎で農業の傍ら映像製作などをしているのですが、彼と会った時に仏像の修復をしている人が近所にいるので、また仕事を依頼してほしいと言われていました。今回は、博物館のルートで来られたのですが、大津と聞いた段階から「ひょっとして」と思っていましたが、まさにドンピシャでした。
 A級ライセンスを持つプロボクサーから仏師に転身したというその人とは、お互いに共通する知人が10人以上いてビックリしました。

 おそらく室町期の作品と思われるお地蔵さんの修理にいったいいくら掛かるかわかりませんが、このご縁で、痛々しい姿を早く直して差し上げたいと思っています。

〜 参道を掃除する実習生 〜
2025年6月20日(金) 


術後、初受診
 今日は六阿弥陀の巡拝日の上に、インターンシップの実習。おまけに、声帯のオペ後はじめての診察。朝拝んで、あとを執事に頼み、インターンシップは元幼稚園園長の職員さんにお願いして、バイクで一っ走り病院にいきました。

 話の長いドクターなので、いつものことながら予約を1時間過ぎてから診察。「まわりからは何も変わっていないと言われます」と言ったら、ドクターは「まぁ、まだ完全ではないですから」などと言いながら、内視鏡を喉へ。写真を撮ったりいろいろするうちに、操作の手元が狂ったのか、喉を突かれたような感じで息が止まりそうでした。

 内視鏡で診た結果、ポリープの摘出痕はきれいで、経過は良好。傷の周囲がまだ赤いので、本気で声を出すのは2〜3ヶ月後にしてくださいとのこと。お盆のことをずいぶん気に掛けてくださいましたが、「今年はお盆に回らなくてもいいので」というと、安堵した表情をされました。
 術後、咳が出たりしたので、ひょっとしてまた悪化したのではと心配でしたが、経過良好と聞いて安心しました。

 帰ってお昼を食べて、インターンシップ実習の周囲で、職員さんと一緒に作業をしつつ、実習のフォローをしました。

 今日は36.1度。日陰を選んで実習をして貰っていますが、午後はキツイ。明日の午後は本堂内でしてもらおうを思います。

〜 菩提樹下で掃除をする実習生 〜
2025年6月19日(木) 


一気に落ち葉掃除
 今日は境内清掃担当の職員さんが2人いるので、ボクも加勢して、庫裏の裏側の落ち葉掃除をしました。

 庫裏の裏側は、長い間、ちゃんと掃除をしていないので、楠などの落ち葉がいっぱい積もり、笹なども勢力を拡大していました。これから雨が本格化する季節なので、その前の落ち葉が乾いた時期に、一気に掃除をしました。
 ボクは草刈機で笹を刈ったり、棕櫚の木を倒したり、落ち葉を紫陽花園に運んだりとフル活動。午前中にほぼ終わりました。

 午後からは危険な暑さなので、室内の調度品の整理などをしましたが、ちょっと動いただけでも堪えて職員さんの体調が心配なので、短時間にしておきました。

 総合支援学校のインターンシップの面談、夜はお十夜の鉦講の懇親会と夜までフル活動。庭を触った日はムカデが出やすいのですが、忌避剤などが効いたのか、無事に安眠できました。エアコンをつけていても暑かったですが・・・。

〜 カンカン照りの中の山紫陽花 〜
2025年6月18日(水) 


掛け軸データベース
 午前中は除草剤撒き。墓地の石畳の間など、草引きがし難く、根こそぎ枯らしたい箇所を撒きました。

 何だか誰かがこちらを見ているような気がしたので辺りを見回すと、キツネが少し離れたところからこちらを見ていました。キツネは人と仲良しになりたいかのような素振りでが、こっちは迷惑千万。捕獲罠のおとり餌を変えてみようかなぁ。

 午後は掛け軸の整理。寺務員さんにお願いして、普段使いの掛け軸のデータベース化を進めていただきました。床の間の掛け軸を選ぶのに、データベースがあると大助かりです。時間がある時に進めてもらいます。

 今日は34.8度。用心して、外作業は止めました。

〜 真夏のような青空 〜
2025年6月17日(火) 


特注の五條袈裟
  朝早くには細かい雨が降っていましたが、その後一気に晴れてきて、11時前には気温が30度を越えました。

 今日は草刈りなどを少々。機械の調子が今ひとつなので、騙し騙しお昼まで続けました。

 作業をしていたら、少し離れたところに立つ男性の姿が視野に入りました。近付かれると危険なので、そちらの方を見ると、袈裟や衣を作る法衣屋さんでした。なんだか嬉しそうにニコニコされていました。「貫主」が草刈りをしているのが面白いのかな? 全国を回って商売をされるので、「貫主が草刈りをしている」というのが広まるかも知れません。

 去年の9月に作ってもらうように依頼した夏の袈裟を納品に来てくれたそうです。特注品ながら、注文してから9ヶ月も経っていますが、この法衣屋さんにしてはとても早いくらいで、だいだいは注文したことを忘れた頃に納品されます。だから、急ぐものは頼めません。

 昨年9月、吉祥院の住職交代の挨拶状を、檀家はもちろん知人友人などに出しましたが、その中にターミナルケア関係で30年来交流があった女性のご子息がおられました。
 女性はボクを息子のように可愛がってくださって、「また会いましょう」「会いたいですね」と言いながら新居浜に住んでおられたので叶わず、亡くなってもう10年近く経ちました。ご子息は、ずっと盆暮れのご挨拶をくださり、今回は多額の御祝いをいただきました。「母も喜んでいると思います」と仰って、おそらくお母さんの遺されたものの一部をくださったのだと思います。

 「何か形にして残したい」と思って考えた末、母親を供養するためにご子息が寄進したという形で、袈裟を特注しました。真如堂の寺紋を付けた夏の袈裟で、内側にはお母さんの戒名と施主としてご子息の名前を刺繍してもらうように依頼しました。それが、ようやく出来ました。

 写真を撮ってご子息に送ります。きっと仏前に飾ってくださるでしょう。その方の話し方や笑顔、転がるように走って近付いて来てくださる姿が蘇りました。

〜 緋緯白絽 藤巴紋白五條袈裟(裏面)の刺繍 〜
2025年6月16日(月) 


キツネとの遭遇
 朝、外に出たら、ムッとするほど蒸し暑く、とにかく湿気がすごかったです。7時から定例の一山の僧侶揃っての「晨朝法要」。今日は何とか無事に声が出ました。

 その後は雨が降ったり止んだりで、外作業は見送り。お昼から、外掃除の人と協力して、正面参道の一番西のところで、雨水の流れを調整する作業をしました。
 しっとり雨なら問題はないのですが、最近のように一気に強い雨が降ると、雨水が染み込む余裕もなく、地表を勢いよく流れます。その時に小石や土などが流れ出して、公道に散乱することがあるので、丸太や少し大きめの石で流出防止の土留めをしました。

 ちょうど終わる頃にまた雨が降り出しましたが、今日の作業の成果を見るには弱すぎる雨。少し強い雨が明るいうちに降った時に、今日の現場を見るのが楽しみです。

 夕方、墓所に行ったら、キツネと遭遇。少し距離を置いて、しばらくお互いに見合った後、少し移動してまたお見合い。野良猫よりも人に対する警戒心が弱い気がしました。

 キツネは2つ仕掛けた捕獲檻には見向きもしません。そういうところは用心深いのか、おとりのキャットフーズではダメなのか・・・。境内のあちこちに毎日する糞の掃除も大変です。

〜 お墓で出会ったキツネ 〜
2025年6月15日(日) 


手作り番茶
 朝一番に永代供養の方の十七回忌を勤め、墓前回向に行きました。帰って来たら、ザァーッと本降りの雨。ちょうどいい時に終わりました。

 その後は雨で外作業は出来ず。職員さんに、新しい護符に入れる木片にご本尊の御影を転写する「内職」を説明し、順調に行くのを確認してから、今度はその裏面に梵字の「キリク」を転写する作業台の作成に掛かりました。

 先月、お茶摘みに来られた近くの禅寺の修行道場の方が、自作のお茶を届けてくださいました。
 収穫した茶葉を一度蒸してから乾かし、大鍋で煎って仕上げた番茶だそうで、「今年はなかなかの出来です」と仰っていました。見た目は、まだ青みが残っている葉もあれば、炭化寸前というものもあります。お味は?
 子供の頃に、先代と一緒に番茶作りをしたことを思い出しました。

 他のことをしながらだったので、作業台作りの細かい調整に、夕方まで掛かりました。今日はあまり達成感のない日でした。

〜 禅寺の番茶 〜
2025年6月14日(土) 


最高気温31.4度
 午前中は支援学校のインターンシップの補助をしながら、境内の排水路の点検。雨が降る度に雨水升が葉っぱなどで詰まったりするので、日常的な点検が必須です。詰まったりしているところは、職員さんに掃除してもらいました。

 午前中のインターンシップの清掃作業の区域がほぼ終わったので、午後からは場所を変える必要が出てきました。安全で、参加者6人が同時に作業が出来、ある程度参拝者などと交流ができる場所などに加え、午後は気温がグングン上がってきそうなので、日陰での作業が必須条件。
 あちこち見て回って検討した末、本堂脇の参道の草引きをしてもらうことにしました。皆それぞれ個性があって、目立つ草を引きたい人、腰掛けたままで手の届く範囲をしようとする人、熱中したら暑さなどを忘れてしまう人などいろいろで、付き添いの先生2人も一緒になって、思い思いの場所で草引きをしてもらいました。

 ボクも気になっていたところの草引きをしましたが、直射日光が当たっていた場所なので、一気に体力を消耗した感じです。じっくり草引きをするなんて何年ぶりでしょう。いい時間でした。

 沙羅の花が咲き始めました。葉っぱがあまり吹いてこず、まるで枯れ木のようになってしまった沙羅。ひょっとしたら、今年が見納めかも知れません。

 またキツネによる鳥の被害が見つかりました。朝は鳴きながら走って行く姿を見ましたし、昼間は植木屋さんが剪定作業する近くを走って行ったそうです。夜に犬の散歩をすると、キツネがついてくるという話も聞きました。境内のあちこちに糞がしてあります。
 捕獲罠を仕掛けましたが、そう簡単には捕まりません。早く何とかしないといけません。

〜 沙羅の花の中の蜜蜂 〜
2025年6月13日(金) 


お守りの内符
 昨日施工した伝教大師像前の石造物ですが、今朝少し傾いているのに気が付きました。そのままでもわからない程度ですが、施工した者としてはそのままにはしておけません。バールやスコップで微調整しました。
 雨後には10センチ掘ると水が滲み出てくるような場所なので、しばらくするともう一度調整する必要が出てくるかも知れません。

 今日も総合支援学校のインターンシップ。今日は菩提樹下で、散った花粕の掃除をしてもらいました。花の香りが漂う中での作業。何か印象に残るといいなぁ

 午後からは、新しい「女人守護」のお守り作成のための‘内職’の準備。お守りの中に入れるご本尊と同じ「栢」の木の小片が、今日、木材の加工業者から届きました。加工業者探しには苦労しました。

 ご本尊と同じ「栢」の木偏に本尊の御影を写して内符とするのが、今回のお守りにとっては肝心要のところです。
 作業する職員によって差が無く均一に、ミスなく作業ができるよう考えた作業台を、鋸や鉋、カッターナイフなどを使って作りました。先日、カッターで切った傷が治っていないので、今日は慎重です。

 無事に完成したので、丁寧な作業が得意な人を選んで、転写作業をしてもらいます。

 まぁ、まずまずの一日でした。

〜 石榴の花 〜
2025年6月12日(木) 


雨の中の石運び
 やりたい作業があったので、雨が上がるのを待ちきれず、ヤッケを着て外に出ました。雨はなかなか小降りにもならず、ヤッケは防水ではなかったので、すぐにずぶ濡れになりました。

 今日、花筒などの付いた石造品が届くので、その準備をしておきたかったのです。墓地に山積みになっている不要な石を、本堂脇の伝教大師像のところまで運ぶのが、そのミッションです。

 目星を付けた石の重さを体積で試算すると70〜80キロ。それをどうやって本堂脇まで運ぶか・・・夕べ寝ながら考えましたが、名案は浮かびませんでした。でも、案ずるより産むがやすし。方法は省略しますが、ひとりで道具も使わずに軽トラの荷台に載せて、現場に運びました。大成功!
 こういう無茶なことは、もうしないようにしなければ・・・。

 とりあえず、いったんそこまでにして、全身着替えました。雨の中作業をしていた植木屋さんは、ちゃんとした合羽を着ていましたが、後から聞いたら、汗でびしょ濡れだったそうです。

 2時過ぎに雨は完全に上がったので、作業の続き。運んだ石の下部1/3を伝教大師像の前に埋めて設置し、その上に石造品を載せました。重い石を何回も動かしたりと簡単ではなく、泥だらけにもなりましたが、ほぼ完成。ちょうどきれいな花もあって、見違えるようになりました。

〜 大師像前の花を差した石が今回購入したもの。その下の古びた石を運んで設置。手前の敷石も動かしました / 以前の姿 〜
2025年6月11日(水) 


一日中、雨
 一日中、雨でした。今日の1日雨量は約90ミリ。時に激しく降ることもありました。

 こんな日は外作業など出来ませんが、境内の見回りは必須です。あちこち見て回っていたら、先日、キツネの穴掘りで傾いたお墓の側で鳥の遺骸を見つけました。鳩よりは大きくて茶色で、大きなくちばし。2つに分かれていましたが、羽根は散っていませんでした。
 寺務員さんが調べたところ、ゴイサギの幼鳥「ホシゴイ」ではないかということでした。ゴイサギは近くでは見掛けないのですが、どこで襲われたのでしょう? 毎日、キツネの糞拾いが大変です。

 カルミアや椿の挿し木をしたり、倉庫の整理をしたり、ちょっと原稿を書いたりして過ごしました。

〜 落ち始めた菩提樹の花 〜
2025年6月10日(火) 


オペ効果
 声帯ポリープのオペ以来は小さい声で読経をしてきましたが、今日は法要があって、「普通」に声を出そうとしましたが、うまく出ません。線香の煙で咽せたこともありますが、これではオペをした意味がないような感じ。しばらく安静にしていたので、声帯が痩せているのかも知れません。まだまだ掛かりそうです。

 近畿は今日梅雨入り。1時半頃から雨も降り始めました。

 昨日採っておいたうつぎの挿し穂を40本、挿し木しました。自室前の庭は、日に日に挿し木の苗床が増えています。紫陽花の挿し木はまだこれからなので、まだまだ増えます。これからの雨の日の作業にはもってこいです。

〜 雨に濡れる山紫陽花 〜
2025年6月9日(月) 


少し緩慢
 予定通り、茶所の前に西洋朝顔「ヘブンリーブルー」を植えました。明日からは雨が多くなるので、確実に活着してくれるでしょう。

 うつぎの挿し穂も収拾しました。5月に美しい花を見せてくれたウツギ類を、境内に増やそうと思います。挿し木、育成、定植と、またやることが増えちゃった。

 午後は友人が来たのをいいことに、少しゆっくりしました。腕が痛んでいるのですが、そういうことでもないと、自分では動きが止められません。明日からの雨も、動かない対策としては有り難いです。

 でも、やらなければいけないことはいっぱいあるのです・・・。

〜 茶所前のヘブンリーブルーの小苗 〜
2025年6月8日(日) 


ヘブンリーブルー
 茶所の前の小さな「花壇」を昨日から整備して、今日は杭などを打ちました。西洋朝顔「ヘブンリーブルー」を植える準備です。

 10年以上前には、盛夏を過ぎた頃から空色の朝顔をたくさん咲き、とても人気がありましたが、土壌が菌に汚染されて育たなくなってしまいました。育苗メーカーに問い合わせをしたら、土を替えないとダメで、同じ土では5年以上時間を空けないと育てられないと言われました。翌年、土を替えてみましたが、やはりダメでした。京都の植物園も同じ症状で、苦労しておられました。

 今年はそのリベンジで、うまく育つかどうかは賭けのようなものですが、やってみるより他にありません。他の場所で育てていた苗を、明日にでも移植します。

 昼下がりから植木屋さんが来て、北参道の枯れ枝の除去作業をしてくれました。北参道の両脇の土手の上にはもみじなどが植わっていますが、枝枯れが目立っていました。15メートル以上高いところから枯れ枝が落ちてきたら、大事故になりかねません。この時期は落ちてくる枯れ枝が多いので、植木屋さんに早く来てくれるように何度も催促してしました。
 クレーンなども使わずにスイスイと登って作業をする植木屋さんは、さすがです。もっとも、その植木屋さんの中でも、限られた人しか出来ません。

 来週の雨の前に、他にもやることがいっぱいあります。

〜 写真の上の葉陰に植木屋さんがいます 〜
2025年6月7日(土) 


ムカデに噛まれる
 夜中の1時過ぎ、お尻のあたりのチクッという痛みで目が覚めました。何だろうと思いましたが、すぐにムカデに違いないと思って飛び起きたら、布団の上を7センチぐらいのムカデが這っていました。それくらいのサイズに噛まれるのが一番痛いです。

 近くにあったスマホで抑えましたが逃げられてしまいました。このままでは寝られないので、布団を一枚一枚叩いて探したところ、ベッドのマットレスのところにいました。すぐに退治して、布団をめくったついでに、すべてを夏仕様に入れ替えました。一石二鳥でした。

 朝起きて、住まいの周りを見て回ったら、落ち葉を掃除した跡がありました。それで合点がいきました。掃除などをすると、その夜は出てくることが多いのです。
 ムカデ対策でベッドにしたのですが、何の効果もないことがわかりました。

 今日も外作業がたっぷり出来ました。梅雨も近いので、外作業も明日までになるようです。

〜 よく咲いてきた菩提樹 〜
2025年6月6日(金) 


キツネの穴
 今日・明日は総合支援学校のインターンシップ。予定していたお茶の生垣の剪定屑を集める作業をしてもらいました。

 作業に先立って、お茶の木を目の前にして、この葉から緑茶や番茶・煎茶・抹茶だけではなく、紅茶やウーロン茶などが作られる、実際に葉を噛んでみたらなどと説明しました。先生たちはやってみていましたが、生徒たちは「えー、こわい」などと試さず仕舞いでした。安全だと言ったのですが・・・。

 ボクの子供の頃は、自然にあるいろいろなものを口にしました。

 先日、よく散歩をしている70歳半ばの方が、桜の樹下で何をしておられるのに出会いました。「ちょっと桜ん坊をいただいています。今年はよくできているのです」と仰いましたが、手には枝を引き寄せるためのこうもり傘を持ち、白い服はところどころに桜ん坊で汚れていました。歯は、明らかに桜ん坊を食べたという感じで赤黒く染まり、まるでお歯黒を塗ったようでした。ここまでの野生児はなかなかおられません。

 ボクはお墓の草刈りなどをしていましたが、お墓の前に土がいっぱい掘り出してあって、それによってお墓の一部が傾いているのを発見しました! キツネの仕業でしょう。穴の中には何もいませんでした。

 境内には、木の実が混じったような糞がいたるところに落ちています。また、浅い穴が何か所も掘ってあります。境内全域で活動しているようです。
 何か嫌がる臭いものでも入れて、穴を塞ごうと思います。キツネに、境内は快適だと思われてはいけません。

 人だけではなく、植物も動物も、毎日何かあります。

〜 掘り出された土と歪んだ墓の一部 〜
2025年6月5日(木) 


今日も外作業
 今日はお天気も回復して、外作業にはもってこいの日。午前中は椿の剪定の続きをして、完了させました。切った枝葉が軽トラ2杯になりました。

 午後からは、職員さんが朝からやっていた本堂裏の生垣の剪定に加勢しました。

 明日・明後日は総合支援学校のインターンシップを引きうけています。午後からは参加する生徒の面談も行いました。名刺交換をした後、生徒たちそれぞれが、「礼儀正しく挨拶をして、敬語を使います」などと、元気よく目標を発表してくれました。

 その生徒たちに生垣の切り屑の清掃をやってもらおうと、生垣を剪定したわけです。朝からエンジン式の機械で刈り込みをしていた職員さんは、終わる頃にはかなり疲れぎみ。ボクも電動の機械で加勢しましたが、椿の続きなのでやはりくたびれました。

 外作業はくたびれます。季節の移ろいにあわせて作業も変わっていきますが、今は春の後始末が主で、今年に特化したものも多いので、なおさらくたびれます。でも、サッパリしました!

〜 刈り込みをした生垣 〜
2025年6月4日(水) 


雨の日は片付け
 朝からずっと雨の一日でした。

 境内掃除担当の職員さんが手持ち無沙汰気味なので、一緒に中二階の物入れの掃除をしました。普段はあまり上がることのない中二階で、年に一回使うようなものが収納されています。普段目に付かないので、物の置き方がだんだん乱雑になって来たり、根本的に片付けようという気にはなりにくい場所です。

 とにかく、ひどい状態でした。いつ頃から置いてあるのだろうというものや、右から左へ読む横書きの墨書のある木箱、色の変わったプラスチックの入れ物・・・。急で細い階段を使ってすべてを階下に運び、捨てられるものはゴミ袋に入れました。お宝は何もありませんでした。

 午後からは、他の物置の整理もしましたが、こちらは古紙回収に出すようなものがいっぱい。思い切って捨てることができなかったのでしょうね。この先、置いておいても見ることは決してありません。書類などは廃棄、古紙類は回収。ここにもお宝は何もありませんでした。

 雨の日も、こういうことをするには貴重ですね。

  
〜 いよいよ開花 〜
2025年6月3日(火) 


再び、椿の剪定
 午前中は会計士さんとの打ち合わせをして、午後からは残っていた椿の剪定に取り掛かりました。頼んでいる植木屋さんがなかなか来てくれないので、仕方がありません。

 前にも書きましたが、椿の木それぞれ枝振りに「癖」のようなものがあって、今日の木は剪定がやりにくいタイプでした。結構大きい木なので、植木脚立をあっちから掛けこっちへ移しながら徐々に攻めていきましたが、今日は半分も終わりませんでした。なかなかの難敵です。

 夕方、菩提樹の花を見にいったら、わずかに咲いていました。先月29日に咲いた花は、何かの「手違い」で早く開いたようですが、今日のはいよいよ開花する先鞭です。明日、もう一度、開花宣言をしようかな!

  
〜 2輪ほど咲いた菩提樹 〜
2025年6月2日(月) 


指を切る
 お十夜法要のお練りで履く「浅沓」の修理に10日ほど前から掛かっているのですが、そろそろ完成するという時に、カッターナイフで、親指の腹をスパッと切ってしまいました。新しい刃だったので切れ味もよく、驚くほど深く広く切れてしまいました。

 慌てて輪ゴムで止血をしましたが、血管はないので傷の割には早く血が止まりました。こんな初歩的な怪我は久しぶりです。油断禁物です。

 修理をしていた浅沓は、もう50年以上は使っているでしょう。木地の上に布を張ったりして漆を塗ってあるようですが、底は木で、引っ掛けて引きずりながら歩くので、あちこち痛んでいました。新しいのを買うと10万円以上、最近は樹脂のもあるようですが、それでも5万円くらいします。そこで自前で修理をしていたわけです。

 底は別の板を再利用してボンドで貼り付け、漆の代わりにカシューを塗りました。手に取って見ると誉められる出来ではありませんが、遠目にはわかりませんし、これでじばらくは実用に耐えます。まぁ、よしとしましょう。

 夕方、止血剤を買いに行きましたが、売っていませんでした。ネットで見ても、犬猫用はあるのですが、人間用のこれといったものはなし。まぁ、血は止まっているし、スパッと切れているのでパッドを貼っておけば治るでしょう。それにしても、初歩的な怪我でした。

  
〜 実用に耐えるように直した浅沓 〜
2025年6月1日(日) 


今日も刈り込み
 昨日の続きの北参道の反対面の刈り込みなどをしました。反対面は笹が茂っているのを刈るのが主で、今日は職員さんもいるので、昨日よりはよほど楽です。

 ボクが刈って、職員さんが集めるというやり方で、お昼過ぎには作業を終えました。北参道は両側を刈って、スッキリしました。

 その後は、高枝用の電動刈り込み機の修理に取り掛かりましたが、バチッ!とスパークしたので止めました。同じ機械がもう1台あるので、その部品取り用に温存しておきます。1台は15年前、もう1台も10年前の機械なので、もう「元は取った」感じです。

 昨日は動きすぎてヘトヘトになりましたが、今日は助っ人もいたので、元気です!

  
〜 宝蔵裏の山紫陽花 〜
2025年5月31日(土) 


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