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2019年2月の日記

ミシン掛け
 朝から本降りの雨。雨なら花粉症が治まるはずですが、今日は咳がひどくてゼイゼイ。線香の煙が刺激になって、読経をすれば咳き込んでしまいます。あー、しんど。

 雨なので、今日は室内でミシン掛け。「メダカの学校」でプロジェクターを使う時のための遮光幕なのですが、去年の10月に布地を追加購入したままになっていました。

 4か月ぶりのミシンで、最初はスイッチがどこかさえわかりませんでした。でも、いろいろやっているうちに縁かがりや直線縫い、針目の間隔の調整など、だいたいのことがわかるようになりました。細かい作業ではないので、まち針も打たず、ザァーっと縫いました。
 それでも、3時間ほどは掛かったでしょうか。3枚完成し、前に作った分も合わせると合計6枚。これだけあれば十分です。雨もよかったなぁ〜。

 続いて、灯油ファンヒーターの修理。気化器を分解して、こびり付いていたカーボンなどを取り、元通り。無事に快調に動いてくれました。

 咳が続いて肋骨が痛く、鼻水も拭きっぱなし。夕べも咳で寝不足なので、今夜は9時には布団に入りました。明日の朝には、少しでもよくなっていて欲しいなぁ〜

〜 ミシンで暗幕作り 〜
2019年2月28日(木)  No.5716

眠気
 耳鼻科で貰った薬のせいか、座ると眠たくなります。

 我慢できなくなって、マッサージ椅子に座って20分だけ寝ようとしても、気が付いたら1時間も経っていました。夜も爆睡。何回かはさくらに起こされますが、‘落ちる'ように寝ました。

 花粉症の薬の影響なのでしょう。薬のお陰なのか、今のところ声は出ます。でも、爆弾を抱えているような状態です。どうか、声が出なくなるようなことだけにはなりませんように・・・。

 困った困った。

〜 金柑は喉に効くとか。早く採らないと、ハクビシンが来ます 〜
2019年2月27日(水)  No.5715

市川雷蔵
 喉が痛くなってきたので、早目に手を打とうと、耳鼻咽喉科に行きました。花粉症の季節が始まったため、待合室は満杯。混むのは覚悟の上で、持っていった本をゆっくり読みました。1時間待って、やっと受診。

 口の悪い女医さんに、「ええ声が出えへんのです」と喉の痛みと、嚥下の時の違和感を訴えると、「もし診てみて癌やったら、言ったほうがいいの?」と、向こうもいつもながらの軽口で返して来られました。気管支鏡で診察後、「癌と違いました」と。癌だったらどう伝えるの?

 取りあえず、2週間分の薬を貰って帰りました。ひどくならないといいですが・・・。

 先日葬儀をされた檀家の方が、ご挨拶に来られました。

 そのお家は、檀家になられてまだ50年ほどなのですが、どういう経緯で檀家になったかというのが、葬儀の時から話題に上っていました。

 兄弟3軒分のお墓が真如堂にありますが、最初に1軒が檀家になって、その縁で他の兄弟もお墓を作られたらしい・・・最初に檀家になった兄弟は真如堂と縁の深い某家に勤めていた・・・という「らしい」の連続でした。

 中でも一番びっくりしたのは、弟の奥さんが市川雷蔵の産みの親らしいという話。「ほんまですかぁ!」と疑いながら聞いて、「あとでお互いネットで調べてみましょう。そんな有名な人なら、絶対にわかるはずですから」と示し合わせました。

 調べてみてビックラポン! うちにお墓のある「富久」さんが、本当に市川雷蔵の生母でした。

 富久さんは京都で生れ。学校を卒業した後、東京のとある男爵家で奉公している時、商社マンのK氏に見そめられて結婚。結婚して間もなくK氏は軍隊に入隊。その時すでに富久さんの胎内には命が宿っていた。
 しかし、K氏の実家の冷たい仕打ちやK氏自身の対応に身心共に疲弊した富久さんは、実家に帰って男子を出産。それが後の市川雷蔵でした
 富久さんは独りでその子を立派に育てるつもりでしたが、将来のことを考えて、その子が六ヶ月になった時、K氏の兄の、関西歌舞伎の脇役俳優 市川九団次の養子にする決意をしました。その時、富久さんはショックのあまり、長い病の床についてしまったそうです。
 雷蔵は九団次を実の父と思って成長しますが、中学校を受験する時、志願書類に添えられた戸籍謄本を見て、実の両親が別にいることを初めて知ったそうです。
 その後、歌舞伎俳優の道を歩み始めた雷蔵は、九団次のもとから名門 市川壽海の養子になりました。雷蔵には実の両親の他に、育ての親が2組いるわけです。姓名もその都度変わっています。
 雷蔵は「なぜ、実の両親が・・・」とずっと煩悶し続けたそうですが、30歳を過ぎた頃、生母の富久さんと初めて対面しました。
 その時雷蔵は、「私は九団次を、本当の父と思っています。父は、名もない役者でした。歌舞伎の世界では、門閥がなければ虫けら同様です。しかし私は役者になりました。本当の父でないと知って、それなら、私は本当の子供になりたいと思って、父の跡を継いだのです。いまは、こうしか歩みようのなかった人生と思っています。悔いもないし、まして寿海の養子となった以上は、寿海の名を恥かしめないことだけを考えています。お母さんに会えて、嬉しい。嬉しいという心に、嘘いつわりはないけれど、私には、過去のことにすぎません」と言ったそうです。
 それからしばらくして、雷蔵は呪縛から解き放たれたように急いで結婚をしましたが、37歳で早世しました。

 というような話をネット検索で知りました。

 富久さんは再婚して家庭を築き、26年前に亡くなりました。ボクもお目に掛かっているはずです。今は雷蔵さんの異父妹がお墓を継承されています。

 今まで数百回と富久さんの戒名を書いてきましたが、まさか雷蔵さんの実母だったとは・・・。

 「市川雷蔵」と言っても、知っている人も少なくなったでしょうねぇ。

〜 お墓には数限りない物語があります 〜
2019年2月26日(火)  No.5714

墓終い
 早朝はそれほど温かくはなかったのですが、どんどん気温が上がって、2時半頃には18度を記録しました。

 鴬は鳴き、メジロは飛び回り・・・花粉も飛びまくっているようです。何だか喉が不調になってきました。

 去年から墓終いについて相談に預かっていたお墓の解体作業が行われました。

 江戸時代に九州から京都に引っ越されて、医家などをされていたようで、お墓は7基ありました。新しい3基は残して、分散しているあとの4基を一ヶ所にまとめるか、それとも廃墓とするかで、ずいぶん迷っておられましたが、先週になって廃墓の連絡をいただきました。

 石屋さんに、今日の午前中に作業をするという連絡があったので、先方にも連絡しましたが、先約があって立ち会えないとのこと。今朝、石屋さんと現場で打ち合わせをして、作業に掛かっていただきました。

 しばらくして進捗状況を見に行くと、来られないと仰っていた依頼主の姿が見えました。「やっぱり最後なので予定をキャンセルして来ました」と、2時間ほど掛けて駆けつけられたのでした。いろいろ迷った挙げ句決断されたんだと、改めて感じました。

 建ててから200年ほど経つお墓も、2時間ほどで更地になってしまいました。何度も何度もお墓を見たり調べたりしたので、ボク自身も何だか寂しいです。逡巡した末に依頼された檀家の方も、今頃はいろいろな思いが湧いているでしょう。

 別の檀家の方のお墓も、来月、片付けることが決まりました。ボクがそれぞれのお家の事情を考えて声を掛けるというのも、墓終いが進む理由です。声掛けするのは大変難しいですが、その方は「どうしようかと悩んでいたんです」と仰っていました。

 夕方、井戸のポンプがまた不調になりました。ポンプの‘ご機嫌伺い'のコツもわかってきたので、すぐに修復しました。急に温かくなったからでしょうか? そんなアホな・・・。

〜 更地となった墓地 〜
2019年2月25日(月)  No.5713

春の訪れ
 法事を終えて、久しぶりに‘植木屋'。「まだ寒いかなぁ」と思って中断した金木犀の剪定作業をしました。

 2時間弱で、金木犀は一回り小さくなりました。かなり切り詰めたので、今年はほとんど咲かないかも知れません。

 木の枝をメジロが飛び回っていました。

 長いレンズを付けたカメラを持って境内の鳥を追っている方が仰っていましたが、この冬は鳥がずいぶん少なかったそうです。そういえば、南天の実がまだすべてはなくなっていません。

 蓮鉢で飼っているメダカの動きが活発になりました。今まで、藻の中などで冬眠していたのが、水が温んできたので一気に動き始めたのでしょう。「食欲もあるかなぁ?」と、少しだけ餌を与えたら、試すように食べていました。

 桜ん坊の蕾から、今にも花色が見えそうになってきました。3月初めには開花しそうです。

 剪定をしながら、春を感じた昼下がりでした。

〜 馬酔木も見頃 〜
2019年2月24日(日)  No.5712

紙折り機、購入
 昨日、寺報を印刷しましたが、折って丁合する作業が残っています。

 30年来使っていた紙折り機は、一昨年に故障。去年は手作業で折りましたが、これをやると何故か首が不調になるので、できればやりたくありません。かといって、紙折り機は高いし、この先いつまで使えるかわからないので、買う踏ん切りが付きませんでした。
 でも、機械で出来る単純作業を不調になりながらやるのは・・・昨日、以前から調べてあった紙折り機の購入ボタンをポチりました。

 早くも、今日到着! 組み立てて、早速使いました。まだ、慣れていないし、コツがわからないので、何枚かは失敗していましたが、手作業とは比べものにならない早さ。手では数時間もかかる作業が、あっという間に終わりました。楽チン楽チン。

 あとは、送料が安くならないかなぁ〜 民業への郵政の締め付けが年々キツくなって、送料が高騰。ほんまに困ります。

〜 新しい紙折り機 〜
2019年2月23日(土)  No.5711

印刷機、快調!
 最近は寝坊することが多かったのですが、夕べ早寝した甲斐あって、今朝はちゃんと5時に起きられました。

 今日は先々代の祥月命日。まずは作業着でお墓掃除をして、塔婆やお花を供えて、僧衣に着替えて読経。他にもいろいろな用事が出来ました。朝一番の30分は大きいなぁ〜

 お彼岸が近付いて来たので、今日はその準備。寺報や案内状を印刷しました。

 軽印刷機は年に4回ぐらいしか使わないので、その度に「うまく動いてくれるだろうか・・・」とちょっと不安を感じます。パソコンからダイレクトに印刷できるはずなのが、時々、ケーブルの接触が悪い時があるのです。寒い部屋に置いてあるので、機械も冷えていて、インクの伸びも心配です。

 でも、今日はそんなことがあっさり杞憂に終わり、印刷機は完璧に動作。あー、よかったよかった。

 「今日の散歩道」の更新も出来ましたし、まずまずの一日でした。

〜 いただいた土筆で炊き込みご飯! 〜
2019年2月22日(金)  No.5710

確定申告
 今日は葬儀。京都市内でも結構遠いところなので、バスや地下鉄を乗り継いで行きました。

 ご自宅での葬儀は、会館のように設備が整ってなく、いろいろと不便なこともありますが、ただレールに乗っているだけの会館とは違いますし、故人と馴染みの深いご近所の方にもお参りしていただけたのでよかったです。

 繰り上げの初七日も終えて自坊に戻り、5時前でしたが、確定申告の書類を出しに行きました。待ち時間ゼロで提出。

 玄関を出たところで、係員の方に「スミマセ〜ン」と呼び止められました。何事かと思ったら、「スミマセン。受付印を押させてもらいましたでしょうか?」と。紋切り型のぎこちない応対だと思っていましたが、‘新人'だったのでしょうか? でも、もうすぐ1年経ちますし・・・。

 「このままだったら、他の書類の下敷きになって、提出するのを忘れるかも・・・」と思っていた書類を出して、やれやれです。

 お葬式の日は疲れます。今日は超早めに就寝!

〜 税務署駐車場の出口 〜

2019年2月21日(木)  No.5709

お墓の写真だらけ
 最近、デジカメで撮るものといえば、1/3ぐらいはお墓の写真。SDカードの写真一覧を表示させると、ずらっとお墓の写真が並んでいます。

 今日も、墓地の整理や墓終いの見積書が3通上がって来たので、檀家さんにわかりやすいように、竣工時の合成写真や説明文を作ったりしていました。1日に何度お墓へ行くでしょう・・・今日はお墓もあたたかくてよかったぁ。

 今夜のお通夜の方の戒名を考えるのにも四苦八苦。昨日ご遺族に「お母さんにふさわしいような字があったら仰ってください」と言っておいたら、「私たちに‘大きなもの'をくださったので、『恵』という字を」と電話がありました。
 「どんな字がいいですか?」と聞いた時、「すべてお任せします」という場合もあれば、戒名に付けにくい字を仰る場合もありますが、「恵」なら選択肢が広いです。

 ご主人のお戒名、そのお家のこれまでのお戒名などをもとに、昨日から大方は考えてあったのですが、またいろいろと考えてご家族にも伝えました。

 過去帳などを見ていると、住職それぞれによって、よく使う字やパターンがあるのがわかります。自分が付ける場合も、どうしても同じような傾向になりやすいので、そこにも注意が必要です。

 今日のお通夜は、ご自宅で行われました。ご自宅の通夜葬儀は何年ぶりでしょう。生まれたからずっとそこでお暮らしになったお母さんの遺言だったらしいです。

 お家に行ったら、「やぁ、本当に母らしい名前をいただきました」「別のこの字も母が好きだったんですが、どうしてわかったのですか!?」などと偶然にも助けられて、喜んでいただけました。よかったぁ〜。

 古い馴染みの方が、またお一人亡くなってしまわれました。93歳でした。

〜 今日もお墓をウロウロ 〜
2019年2月20日(水)  No.5708

高カカオチョコ
 朝から小雨。

 雨の降る日はウォーキングは中止。いつもは、墓参のをした後、ウォーキングに行くのですが、墓参だけで止めました。

 毎朝、墓地でお会いする、70歳ぐらいの、真如堂門前にお住まいの男性がおられます。その方は、ウォーキングをした後、墓参をされます。そのタイミングで、ほぼ毎日墓地ですれ違います。

 今朝は傘をさして墓地内と歩いておられる姿を見かけ、お互いに遠くからお辞儀をしました。「雨でも歩かれるんだ・・・」と、ちょっとビックリしました。


 テレビで、高カカオチョコレートが体にいいというのを知って、1キロ入りを箱買いしてしまいました。

 1日に25〜30グラムを3〜5回ぐらいに分けて食べるのが効果的とか。買ったのは5グラムの個包装のカカオ含有率72%のもの。80とか90%のものは苦くてダメ。72%だったら、まだ食べられます。

 数日やって見ましたが、食べるのをすぐに忘れます。まずは面倒です。思い出しては食べていますが、こんなことで効果があるのかなぁ・・・。チョコの分だけ、カロリーや脂質が増えるので、気をつけなければいけません。

 5〜6日やってみましたが、たぶん続きそうにはなく、ただのおやつになってしまいそうです。

 何とかしなきゃなぁ、何でもすぐに飛びつく癖。

〜 高カカオのチョコ 〜
2019年2月19日(火)  No.5707

和尚さんレンタル
 「今朝は寒いなぁ」と思ったら、また氷が張っていました。同じ敷地内でも、南向きのところにある蓮鉢は凍っていません。きっと、前日の温もりが残っていたのでしょうね。

 今夜は久々に超宗派の僧侶の会の新年会。先日来あたためていた「和尚(おっさん)さんレンタル」の企画書を作って臨みました。

 「勉強会をしてから」「問題が起きた時にどう対処するか」と行った慎重意見も出ましたが、「やってみないと問題点もわからない」ということで、準備にかかることになりました。

 メンバーの最長老は80歳。一番若い人で61歳。「おっさん」のレベルを超えていますので、「じじいレンタルだなぁ」などという意見もありました。「顔写真を出したら誰も申し込まない」「1時間千円では最低賃金並だ」「いままであたためてきた六文銭巡り≠フほうが実入りがいい」となどと、好き放題。

 3時間半大いに盛り上がって、とりあえず前進です!

〜 メダカの姿が見られるようになってきました 〜
2019年2月18日(月)  No.5706

京都マラソン
 今日は京都マラソン。ノーベル賞受賞した山中伸弥教授や京都府知事なども参加して、1万6千人が京都市の北の方の名所などを巡りつつ走りました。

 市民マラソンは時間も長く、交通への影響も多大。場所によってはどこをどう行ったら目的地に辿り着けるのか、着けないのか、地図だけではわかりません。

 今日、法事をしたいという方には、「今日はやめたほうがいいです」と事情を説明して、他の日を選んでもらいましたが、市外からマラソンのことを知らずに直接来られた方は、「タクシー代がいつもの3倍かかった」「車が動かなかった」など、散々な目に遭われたようでした。

 ということで、法事はナシ。月参りも大通りへ出なくてもいい範囲だけは伺い、そうでない場合は日を替えてもらいました。

 1日何もないはずだったのですが・・・何していたんでしょう? 最近、そういう日が多いです。

〜 満開の樒の花 〜
2019年2月17日(日)  No.5705

お墓相談しきり
 法事の時に、墓終いと永代供養の相談にあずかりました。事前に資料や費用の概算などをお知らせしてあったので、ご不明な点などを説明しました。

 1基のお墓にご両親と伯父夫婦の2軒が埋葬されているので、公平な目で見て費用をどう分けるのがいいかも文章にしておきました。

 一番の問題は、「いつ墓終いをして、永代供養のお墓にご遺骨を埋葬するか」です。これはその人それぞれで、「自分が亡くなった時には先祖代々のお墓に入れてもらい、その後13回忌を終えたら墓終いをして合祀墓に移して欲しい」という方もあれば、「自分で墓終いや合祀墓への納骨をして、自分が死んだ時は合祀墓に入れて欲しい」という方もあります。
 ご希望やニーズ、家族親族関係などがそれぞれ違うので、ケースバイケースです。

 法事の読経をしているより、相談している時間のほうが長かったです。

 墓終いのお話が本当に増えました。相談してくださるお家はいいのですが、放ったらかしというお家もあるので・・・。

〜 こんな光景があちこちで見られるようになってきました 〜
2019年2月16日(土)  No.5704

凍り付いた水栓
 今朝は久々の冷え込みで、蓮鉢の氷が結構分厚く、指で突いたぐらいでは割れませんでした。

 早朝、墓参のために水を汲もうとしたら、カランが回りませんでした。

<写真解説)
 この水汲み場には6つの立ち上がり水栓があります。高い3つが井戸で、写真では右2つにゴザの覆いが被せてあります。出なかったのは一番左。低い水栓は水道で、万一、井戸水が出なくなった時だけに使います。覆いは、昨日夕刻、墓地管理人が掛けて帰ったものです。

 別の水栓に掛けてあったゴザの覆いを取って回すと、ごく普通に回って水も出ました。こんな簡単な覆いの有無で、かくも違うものなんだと感心しました。

 水を汲んでお墓に行きましたが、花筒も水鉢も凍っていて、結局はお水を供えたり替えたりは出来ませんでした。

 来週からは温かくなるとか。氷に邪魔されるのも今日が最後かも知れません。


 春が近付くと思って、裏庭の植木鉢の整理をしました。冬の間は枯れたようになってる鉢から、ちゃんと芽が出てきてくれるかなぁ・・・。

〜 墓地の水汲み場 〜
2019年2月15日(金)  No.5703

バレンタインデー
 1日中、雪がちらつくお天気でした。朝は比叡山や愛宕山がうっすら白くなっていました。

 午後からは、檀家さんのお墓の処分や移転再建のプランを立てるために、電話をしたり、墓所へ行って採寸をしたり。

 お墓の継承者のおられる家はいいですが、今の代で家が途絶えるというお家は、これから大変です。原則的には「お墓を片付けてください」と言わざるを得ませんが、年金暮らしの方もおられて、なかなかそうはいきません。困った困った・・・。

 今日はバレンタインデー! チョコも‘往時’と比べると減りました。チョコを下さっていた檀家のおばあさんも、何人かは入院されています。

 お墓のことでも、チョコの数でも、異変を感じる日でした。

〜 雪雲の覆われる愛宕山。「大」も見えます。ブルーシートは、去年の台風の爪痕 〜
2019年2月14日(木)  No.5702

春モードへ
 最近はデスクワークや系譜調査などに没頭していて、今の時期にしなければいけないことが少ないこともあって、外での作業をほとんどしていませんでした。

 朝が早く明け、暮れるのが遅くなって、日の光の色も変わって春を実感できるようになってきて、「あっ、これでは体が鈍ってしまう」と、外作業をすることにしました。

 取りあえず今日は少しだけ。伐採した小木の根を掘り起こす作業に掛かりました。それが結構しんどい・・・。大したことはしていないのに、息絶え絶え、肩で息をするような感じ。「こんなことではあかんなぁ。鍛え直さなきゃ」と痛感しました。

 さぁ、体も春モードにシフトチェンジ!

〜 野っ原で見つけた蕗の薹 〜
2019年2月13日(水)  No.5701

超寝坊
 久々に超寝坊をしました。普段なら5時過ぎに起きるのに、今朝は時計を見たら6時を回っていて、ビックリ! 夕べから何となくしんどくて、朝もなかなか起きられなかったのです。

 朝一番の時間帯はいろいろなことが捗りますが、その1時間を失うと、いろいろと狂ってしまいます。お勤めもショートカット、朝のウォーキングもヤメ。寝坊したのが悔やまれますが、体が要求していたのでしょう・・・そう思っておこうっと。


 今日は真如堂建立の願主である藤原詮子のご命日。供養塔のある元真如堂にお参りしました。

 正式な装束を着けた僧侶12人が公道をぞろぞろ歩く様はちょっと異様でしょうねぇ。幸い朝早いので、それほど人とは行き違いませんでした。


 その後、先日からお墓調べをしている件で、隣の浄土宗金戒光明寺の塔頭2ヵ寺を訪問。そこにも江戸時代のお墓があるのです。誰もお参りしなくなって、かなり荒廃しているのですが、昨日そのお家の方が来られた時にそちらのお墓も守っていきたいということだったのでそれを伝え、そこに埋葬されている方々の記録をお渡ししました。

 夕方、訪問時は留守だった住職から電話があり、その記録のお陰で今までわからなかったことが一気にわかったとお礼を言われました。もともとは他の塔頭の檀家だったのがそこが廃寺になったために今のお寺に檀家が吸収されたのだそうです。余計にわからなくなりますね。

 もう1軒の塔頭からも連絡があり、調べるのに時間が欲しいということでした。そりゃそうだわ。簡単にはわからないと思います。

 普通は他の寺まで赴いてまでこんなことをしないのですが、お墓をお持ちのご当家に任せておいてはいつのことになるかわかりませんので、「熱いうちに打て」で、速攻動きました。

 やっぱり体は重たいのですが、今日はまずまずの成果がありました。今日は3軒のお寺に行ったなぁ〜

〜 時々、晴れ間が広がりました 〜
2019年2月12日(火)  No.5700

ちょっと慌てました
 1日中、曇り空。時々、雪がチラチラしたり、小雨が降ったりしました。

 植木屋をしようと思っていましたが、「何もわざわざこんな日にする必要はないなぁ」と思って、建物内で細々としたことをしました。

 3時頃、玄関の扉が開きました。応対に出ると、先日からお墓のことを調べていた檀家の方が6人でお越しになりました。作業着でいたので、大慌て。

 普段は東京にお住まいなのですが、昨日、大阪で大切な用事があって一家でお越しになり、その帰りにこちらに立ち寄られたのでした。先日来調べていたことを書類にまとめて東京にお送りしたのをご覧になって、お越しになったのでしょう。

 新幹線の時間も迫る中、今後、お墓をどうしていくかを相談。隣にある浄土宗の寺にもボクが代わりに行って相談することにしました。御当家はそこにお墓があることも存じなく、東京と京都ではなかなか意思の疎通が出来ないので、今は一番の‘事情通’となったボクが話をするのが一番早いのです。

 まだまだ紆余曲折があるでしょうが、積極的にお墓のことを考えて、形を変えてでもお墓を維持していくお考えなので、それ相応の方法を考えなければいけません。

 お話をしたり、せっかくお越しになったのだからと墓回向をしたりして、夕方から出かける予定がギリギリでした。

〜 にぎやかになったお墓 〜
2019年2月11日(月)  No.5699

インフル猛威
 午前と午後に法事1座ずつ。午後の法事は、先月に予定されていたのがインフルエンザで繰り延べになったもの。1月には10人ほどの参列者のうち、4人がインフルに罹ったそうです。

 京都市のインフルエンザ発生は、1/21〜1/27の週がピークで、今は少しだけ減ったようですが、12月の初めと比べると10倍以上。まだまだ相当な発生率です。

 ちょっと寒気がすると、「あっ、来たか?」とヒヤヒヤします。何とか罹らずに済みますように・・・。

〜 うっすら雪の黒谷の山門。
ウエスティン都や将軍塚青龍殿、平安神宮の大鳥居なども見えます。 〜
2019年2月10日(日)  No.5698

和尚さん(おっさん)レンタル
 法事の他は、事務作業をしたり、百均に行ったり。「何してたかなぁ〜」と思う日でした。

 来々週、超宗派の僧侶の会議で「和尚さん(おっさん)レンタル」の話を出そうと思って、企画を練り始めました。

 この会も、30年ほど前に始めた時はみな意気盛んだったのですが、管長や宗務総長などに就く人も出て、年齢もボクが一番下。ほとんどが70歳代です。

 それでも、「何か」やろうという気持ちはどこかにあり、例えば「六文銭巡り」という巡礼を始めようという話は集まって呑む度に出ます。入棺の時に使う六文銭を、メンバーの寺を巡って集めるというアイデアですが、誰も実現しようと真剣に考えたことはありません。

 それに比べると、「和尚さん(おっさん)レンタル」のほうがずっといいと思います。本家の「おっさんレンタル」のように、依頼者と喫茶店で会ったりするのではなく、お寺に来ていただいて、相談したり愚痴をこぼしたりしていただこうと思っています。

 おそらく、供養をして欲しいとかいう依頼も出てくるでしょう。その時に、1時間千円で引き受けるかどうか・・・。檀那寺がある家の供養を他の寺がするのは、基本的にはご法度です。1時間千円で引き受けては、他の檀家の方とのバランスが取れません。いろいろ考えると、難しい問題がいろいろ出てきます。

 でも、お寺に親しんでいただき、気楽に相談できるシステムを作るということについては、メンバーは反対しないでしょう。もともと、そういう趣旨で集まったメンバーですから。

 ニーズがわからない、どんなケースが持ち込まれるかも未知数。さぁ、どう進めていくかなぁ・・・。

〜 自坊の庭。撮るものがなかったので。 〜
2019年2月9日(土)  No.5697

FMがつまらない
 「今日の散歩道」の更新日。今の時期は景色に移ろいがなく、また花もあまり咲いていないので、更新には苦労します。

 撮ってきた写真を加工したり文章を書いたりする時に、BGMを流すことも多いのですが、ラジオをかけることもあります。ただ、あまりにベラベラ喋っている番組は、文章などを考える妨げになりますので、AM放送はダメ。FMもいつの頃からか喋ってばかりいるようになって、AMと変わりません。NHKのFMは、大半がクラッシック。
 結局、昔ながらにCDをかけたり、Youtubeで音楽を聞いたりすることになります。

 ボクがまだ若かりし頃、FMはおしゃべりが少なくて、LPレコードを丸まま流したり、特集などで何曲も連続してかけていました。それを「エアチェック」してカセットテープに録音し、何度も聞き直したりしたものでした。

 今は、FM局も経営が厳しく、できるだけ広告収入を上げなければいけないので、音楽を掛けっぱなしにすることも出来ないのでしょう。著作権料の問題もあるでしょうか。

 FMは面白い話を喋っているのならまだしも、大体は面白くありません。タレントやミュージシャンがDJをしていて、話はイマイチ。番組としての面白さは、地方のAM局のほうがずっと上。

 ということで、ラジオでは純粋に音楽を楽しめなくなりました。いったんはFMなどをかけても、すぐにCDやYoutubeで‘安定した’音楽を聞くことになります。

 いまの若い人は、CDなど聞かないのですよね? LP、CD、みんな時代遅れになってしまいました。

〜 この時期、真っ赤な花はうれしいですね 〜
2019年2月8日(金)  No.5696

寺院の危機
 今日の法事は、3代前の住職の遠縁に当たる方。年輩の方は3代前の住職と直接お会いになったこともあって、断片的な記憶をお持ちでした。

 3代前の住職は岐阜出身で、どういう経緯か真如堂の塔頭2ヵ寺で住職をされました。それを頼った岐阜の親籍が、京都で商売などを始めて定着したようです。

 自坊の祭壇には、3代前の住職の他にも4霊の岐阜関係の位牌があるのが、先般の調査でわかりました。今日参列された方とも、遠い親籍です。

 この時とばかり、根掘り葉掘り3代前の住職のことを尋ね、「へぇ〜 そうだったのですか」というようなことも知ることが出来ました。ボクが持っている情報も提供して、先方も「へぇ〜」 お互いに成果アリでした。


 話は変わりますが、仏教の大きい教団が行った調査によると、収入や檀信徒数が少ない小規模寺院ほど檀信徒数の減少や住職後継者の確保に苦慮する傾向が強い一方、「檀家数の多い寺ほど、檀家数が増加し、後継者が存在し、地域社会との交流に取り組んでいる」と二極化していることがわかったそうです。小規模寺院の限界なのだそうです。

 他の仕事をしながらお寺を支えている住職も多いですが、世代が代われば、そんな大変なことはやめて、お寺を出て他の仕事に就こうという人が増えるでしょう。

 自坊ももちろん例外ではありません。自坊は比較的檀家の多いほうかも知れませんが、ボクの代でも、継承者がいないことによって、数十軒の檀家が減ります。増えることはあっても、ごくわずか。

 明治の廃仏毀釈以来の危機かも知れません。最近、すごく危機感を感じています。

〜 足場付き三重塔をバックの白梅 〜
2019年2月7日(木)  No.5695

低糖度バナナ
 仏前の御供を買うため、スーパーに行きました。今は、林檎やグレープフルーツ、伊予柑などが供えてあるので、今日はバナナとイチゴを買おうと決めていました。

 バナナは4種類ほどありましたが、御供にするには見栄えが第一。「甘熟王」は美味しそうだけど、茶色いスイートスポットが多くてイマイチ。見栄えが一番よかったのは、「低糖度バナナ」。「さっぱりして、甘すぎないバナナ」というのですが、美味しいのでしょうか? 蜜柑でもイチゴでも柿でも、甘いのがセールスポイントだと思うのですが。

 迷った挙げ句、見栄え最優先で「低糖度バナナ」にしました。

 次はイチゴ。イチゴも見た目第一。大きいのが少し入っているのより、整然と並んでいる方が御供にはふさわしいです。それに大きいのは味が大ざっぱなことも多いので、そこそこの大きさの色の綺麗なものを選びました。

 帰って調べて見ると、「低糖度バナナは、低地で栽培することにより水分が多く、デンプンが少なくなるため、高地栽培のバナナと比較して約13%程度糖度が低いのが特長です。(自社調べ) 食欲の無い時、運動している時におすすめのバナナです」とのこと。

 昨日貰った血液検査の結果では、中性脂肪が結構高かったのです。「お酒は控えているのですが」とドクターに言ったら、「甘いものも減らしてください」と言われました。期限切れが近付いた饅頭などを、勿体ないのでつい食べてしまうのがいけないのですねぇ。

 バナナも、最終的には法事が済んだ後にお下がりでいただくので、低糖度のほうがいいのかも知れませんねぇ。

 食生活にはかなり気をつけて、お酒も控えて、朝も歩いているのに、検査値が改善しないと超がっかりです。

〜 春らしいなぁ〜 〜
2019年2月6日(水)  No.5694

全員マスク
 今日はインフルエンザで亡くなった方のご葬儀。

 式場に行くと、家族親族はもとより、式場のスタッフもみんなマスクをされていて、ちょっと異様な雰囲気。

 昨日はやはりインフルエンザで起き上がることもできず、ドアを開けた隣室から寝ながら拝んでおられたご主人も、今日は立ち上がっておられましたが、車椅子も用意されていました。

 火葬場へ行った後、ご自宅で繰り上げの初七日。ごく近い親族だけでしたが、ご主人が肩で息をしなければいけないほど一所懸命お話になって、だんだんとマスクが下がって顎までくるのを、娘さんが何度も直しておられました。

 亡くなった奥さんとは40年以上のお付き合い。今のように介護環境が充実していない時に、ご主人のご両親それぞれをずーっと介護して看取られました。当時はオムツも布でした。その献身的な孝行ぶりが新聞に載ったそうで、ボクもずいぶん後から見せてもらいました。

 この度は、具合の悪くなった愛犬をほとんど寝ずに看護してお疲れになり、そこでインフルに罹られて、家族の手を煩わせることなく、あっという間に亡くなってしまいました。1か月前にお宅に伺った時には、とてもお元気そうでしたのに・・・。

 さぁ、インフルが伝染っていないかなぁ・・・ちょっと戦々恐々です。

〜 春らしいなぁ〜 〜
2019年2月5日(火)  No.5693

日に日に解明
 先日から、檀家さんのお墓の整理のために江戸時代の過去帳を繰り直し、少しずついろいろなことがわかったきました。でも、何分2〜3百年前のことで、養子縁組などが頻繁に行われているので、‘確信’に近付けない感じでした。

 何か参考になることはないかと一族の方に電話をしてみたら、「過去帳みたいなものがあります。お墓参りに行くので、持っていきます」と持参してくださいました。

 「何かわかればいいなぁ」程度にしか期待していなかったのですが、これが実に‘痒いところに手が届く’ような資料でした。

 それを見ると、お墓は真如堂、黒谷、東京青山の3ヶ所に分かれていて、100霊以上の方が埋葬されていました。一番古い霊は、ほぼ400年前に亡くなっていて、真如堂の墓石にもその御戒名が彫ってあります。いやぁ、本当にすごい資料!

 まずは、その資料のコピーを取って、さらに写真に収めました。紙が古くてボロボロになっている部分や欠損もありましたが、何とか判読できます。

 そして、今までに作ったお墓に彫ってある御戒名、自坊の過去帳の記述の一覧に、今日の資料を加えて行きました。何度も転記されているのでしょう。誤字があったりして、突き合わせに困る場合もありました。

 でも、この作業でかなりのことが‘見えて’来ました。おそらく、御当家でも把握しておられないこと、間違っておられることなどがたくさんありそうです。

 もう数日掛けてデーターの完成度を高め、それを基にお墓をどうするかというお話をしたいと思います。

 難題が解決した時はすごい達成感があり、ハマっています。

〜 最高の資料出現! 〜
2019年2月4日(月)  No.5692

インフルエンザ
 毎朝、散歩するのが日課ですが、真如堂から黒谷へ行って、文殊塔の前から京都市街を眺めた時、その光の差し具合や色に、「あー、春が近いなぁ」と感じました。明日は立春ですものねぇ

 黒谷の境内に霞が掛かっていると思ったのは、残念ながら焼却炉の煙でしたが・・・。

 檀家の方の訃報が入りました。お正月にお宅を訪ねた時は、とても元気そうでしたのに・・・。

 愛犬の具合が悪く、その世話で睡眠不足になったところにインフルエンザに罹られたそうで、あっという間の最期だったそうです。ご主人もインフルに罹っておられるそうで、今後が心配です。

 今年に入って、インフルエンザで亡くなった檀家の方はお二人。共に90歳代でした。
 大正7〜8年に流行ったスペイン風邪は、インフルエンザウイルスA型(H1N1亜型)だったそうで、日本では39万人が亡くなっています。自坊の過去帳を見ると、7年の冬には子供を中心に何人もの方が亡くなっていました。有効な薬もない中、本当に戦々恐々だったと思います。

 インフルも、A型の後にはB型が流行るとか。これだけ医療が発達しているのに、何とかならないものでしょうか。

〜 春は曙 〜
2019年2月3日(日)  No.5691

ヤクザ映画
 今日の「メダカの学校」は、「スケッチエッセイスト」という肩書きの方。ネットを見ていて、真如堂のスケッチを表紙に使った本があるのを知り、チャンバラ映画のロケ地などをスケッチとエッセイで紹介されている内容だったので、出版社を介して講師を依頼しました。

 すぐにお返事をいただき、講師を引き受けていただきましたが、その大森俊次さんは20歳頃まですぐ近くに住んでおられた方でした。

 今日の講演の中でも、幼い日の真如堂などにまつわる思い出話などをご紹介いただき、大変近しく感じました。

 「へぇ〜」と思ったのは、チャンバラ映画が衰退していった後、そのセットや技術を使って撮られたのが「ヤクザ映画」だったということ。

 幼い頃、西陣の織工をしていた檀家のおじいさんによく映画に連れて行ってもらいましたが、必ず、高倉健や鶴田浩二のヤクザ映画でした。幕間には、ピンク映画の予告もあったような気がします。
 「どうしてそんな映画ばかりなのかなぁ」と子供ながらに思っていましたが、そういう映画の歴史があったのだと腑に落ちました。

 素直に楽しいお話でした。


 夕方、久々に近所の吉田神社の節分祭に行きました。

 行く時間が悪すぎました。お天気のいい土曜日の夕方で、6時からは追儺式が行われるというので、参道は人だらけ。お参りしようにも長蛇の列で、近付くこともできません。参道脇には鬼を見ようという人が待機し始めました。

 「これはあかん」と本殿に行くのを早々に諦めて、たこ焼きだけ買って帰ろうとしましたが、たこ焼きの露店がありません。
 吉田神社の節分は露店が何よりの楽しみ。約800店ほど出るようです。しばらく来ない間に、露店の内容もずいぶん変わりました。

 いつも決まった場所にあったたこ焼き屋がなく、人混みの参道を歩いてやっとたこ焼きを見つけ、すぐに引き返しましたが、もう少しで人混みを抜けられるというところで鬼の行列に出会いました。
 鬼の行列に並ぶ裃を着けた役員さんたちは近所の人で顔見知りも多く、「頑張れ!」と声を掛けたいところでした。

 鬼が通り過ぎるのを待ってやっと帰って来られましたが、せっかく行ったのに遙拝するのすら忘れて、たこ焼きを買って帰っただけでした。

 「節分が近付くとわくわくしたなぁ」と、今日の講演の内容も相まって、子供の頃に思いを馳せました。

〜 これから出陣の鬼さん 〜
2019年2月2日(土)  No.5690

インフル包囲網
 東山の尼寺での、恒例の大般若転読会の法要に出仕しました。

 その寺の副住職も半月ほど前にインフルエンザに罹ったとか。インフルエンザの‘包囲網’がどんどん狭まってきている気配を感じます。

 最近では、うがいはあまり効果がないといいますし、手洗いもちょっと水で洗ったぐらいではほとんど効果はない、マスクは予防効果はない、抗菌グッズはほぼ無意味などと、今までもっている知識を疑い直さなければいけなくなってきました。

 毎年この季節になると流行するインフル。これだけ医学が進歩しても、まだ抑制することは出来ないのですねぇ。


 自坊の歴代の調査が一段落したと思っていたら、今度は檀家さんのお墓の整理のために江戸時代の過去帳を繰り直さなければいけなくなりました。お墓の継承者が2家に分かれているため、5基あるお墓のどれがどの家の関係かをはっきりさせなければなりません。
 調査如何によっては両家の負担割合が変わるため、ちゃんと納得していただける調査結果を提示しなければなりません。お互いに相談していただければいいのですが、両家に交流がないため、間に入らなければなりません。

 ん〜 大変・・・。

〜 雪を被った比叡山 〜
2019年2月1日(金)  No.5689

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