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2018年10月の日記

お十夜の準備
 朝イチ、本堂で、僧衆が集まってお十夜法要の準備をしました。あっという間に時間が過ぎて、明日からは11月。驚きますねぇ。

 作業していると、塔頭の住職のひとりも、同じような症状で、同じ耳鼻科に通っていることがわかりました。読経の途中で、檀家の方に「もうそのあたりでお止めください」と止められたそうです。

 聞いてみると、抗生剤などは処方されずに長引いてるそうなので、「一発で効く薬」を出してもらうようアドバイスしました。効く薬は何だか恐いけど、背に腹は代えられません。


 その後は友人と会う予定などをキャンセルして、1日、大人しく過ごしました。

 でも、じっとしているとだんだんストレスが溜まってきます。まぁ、快復してきたということでしょうね。
 故障した電気のスイッチを交換したり、少雨で萎れてきた紫陽花に水をやったり、挿し木したものを植え替えたりして、ちょっとストレス解消。スッとしました。

 今夜も早々と床に就きました。寝るのが一番。

〜 色付いた柿 〜
2018年10月31日(水)  No.5596

薬効あり
 昨日処方して貰った薬が効いたのか、喉の痛みはかなり軽減しました。炎症を和らげ、出血を抑える薬が入っているので、それが効いているのかも知れません。声が少しましになりました。

 でも、副作用があるのか、今日は全身倦怠感がひどく、眠たくって、どうにもなりませんでした。

 やらなければいけないことが目前にあるのにする気が起きず、これではいけないと、テレビを見ながら喪中欠礼の葉書の切手貼りをしました。

 テレビって、なんであんなにつまらないのでしょう。昼間だから? どこを見ても同じようなことばかり。賑やかしに付けているだけでした。

 しょうがないので、8時過ぎには寝てしまいました。おこちゃまより早い!

〜 急に進んだ紅葉。自坊の窓から 〜
2018年10月30日(火)  No.5595

耳鼻科に行く
 これ以上声が出なくなっては困るので、かかりつけの耳鼻科に行きました。なんと12人待ち。1時間近く待って、やっと診察して貰いました。

 言いたい放題の女医さんで、開口一番、「どうしたん、その声? 何か悪いことしたん?」 ボクは品行方正にしていたし、加湿器を使ったりいろいろとケアはしていたけど、風邪を引いて喉を痛めてしまったことを、出にくい声で説明しました。

 いつものように気管支鏡を鼻から突っ込まれて診て貰いましたが、声帯が充血して赤いのだそうです。画面を見ると、ボクにはピンク色でイイ感じに見えるのですが、声帯は白くないといけないのだとか。以前指摘された逆流性食道炎による声帯の炎症は、ずっと薬を飲んでいるので治っているようでした。

 「はい、1週間、喋らないで。お経は声出さんと、座っているだけにしてください」 「そんなわけにはいかないでしょう」と突っ込みたいところですが、声も出にくいし、大体毎回同じようなことを言われるので驚きもしませんでした。

 「一発で治る薬を出してください」と言いましたが、「そんなものはない。取りあえず、1週間薬飲んで、あかんかったらまた来てね」と言われて診察終了。4種類ぐらいの薬が出ました。

 毎日飲んでいる胃腸の薬などもありますし、もう薬だらけです。カレンダー式の薬入れでも使わないと、間違いそうです。あー、年寄り臭いなぁ。

〜 花付きのよくない十月桜 〜
2018年10月29日(月)  No.5594

鼻うがい
 今日も声が出にくくて、お参りに伺ったお宅にはご迷惑をお掛けしました。本当に申し訳ありません。

 帰りにドラッグストアに寄って、‘鼻うがい’の器具と洗浄液のセットを買って帰りました。

 帰って早速試してみましたが、なかなか上手くいきません。十分に洗浄できている感じがしなかったり、耳の方まで水が来ているような感じがしたり。メーカーの動画では、モデルさんが難なくやっているのになぁ・・・何回も練習したのでしょうね。

 「体液に近い成分なので、鼻がツーンと痛くなりません」と書いてある通り、痛くはありません。

 終わった後も鼻から水が出てくるので鼻をかんだのですが、後から注意書きを見たら、強く鼻をかんだら中耳炎になる恐れがあると書いてありました。失敗。

 子供の頃から耳・鼻・喉が弱かったですが、大人になっても、初老になっても変わりませんね。ますます弱ってくるのかなぁ。

 とにかく、声がおかしいのが一番困りますわぁ。

〜 よく咲いている白椿 〜
2018年10月28日(日)  No.5593

お布施返上
 あかん。声が・・・。

 月参りに3軒伺いましたが、あらかじめ「すみません、今日は声がガラガラです」とお断りしてから読経。息継ぎをした直後は声が出にくく、「出なくなったらどうしよう」という不安を持ちながら読経をしました。

 後ろで掌を合わせておられる檀家さんには、本当に申し訳がありません。お布施をお返ししたいぐらいです。


 ネットで調べたら、「鼻うがい」がいいと書いてあったので、やってみました。

 道具は持っていないので、コップを鼻にくっつけて、息を吸う要領で水を吸い込みます。これがなかなか上手く来ません。弱いと鼻の中に十分入ってきませんし、勢いを付けてやると大変な目に遭います。

 何回かやってみましたが、鼻の奥は痛いし涙は出るし・・・。でも、ちょっとスッキリします。後から他のサイトを見たら、「風邪や中耳炎の時は、菌をあちこちに運んでしまう危険があるので、鼻うがいは禁物だ」と書いてありました。あちゃぁー。

 でも、良さげなので、器具を買ってこようと思いました。


 声以外は、多少しんどいものの大丈夫で、午後は寺報や行事の案内などを印刷したり、刷ったものを折ったりしました。お供え物のお下がりの林檎で、恒例のジャム作り。新しくないので食感がよくないのですが、捨てるには忍びないので。

〜 咲き始めた菊渓菊(泡黄金菊) 〜
2018年10月27日(土)  No.5592

声変わり
 風邪の症状は良くも悪くもならず、横ばい状態。

 声が野太くなってしまいました。アナウンサーなら交代です。でも、咳も出ず、読経には影響はありません。読経する後ろに座っておられた方は、「今日は声が変だなぁ」と思っておられたでしょう。

 刷り上がった喪中欠礼の葉書が印刷屋さんから届いたので、早速、宛名書き&宛名プリント作業に掛かりました。プリンタには葉書が30枚ほどしかセットできないので、他の作業を並行してしながら、紙を補充する作業を何十回としました。

 宛名プリントが終わって、切手貼り。近くの郵便局では、弔事用の切手の在庫が足りなかったので、取り寄せて貰いました。
 切手貼りも大変ですねぇ。歪まないように注意しながら進めましたが、今日は200枚で打ち止めにしました。

 寺報の作成も進み、後は印刷するところまでこぎ着けました。何とか今月中に発送したいのですが・・・喪中欠礼より、こっちが優先です。

 作業に夢中になると、つい、口が開いている気がします。鼻呼吸しなきゃ。

 明日は、声が出るかなぁ。

〜 昼過ぎまでは快晴でした 〜
2018年10月26日(金)  No.5591

おとなしく過ごす
 「25日はお天気もよさそうなので、久々に大文字山に登ろう!」と計画していたのですが、風邪であえなく断念。昨日よりも悪化はしていませんが、よくもなっていません。

 寝込むほどでもないので、扇風機とストーブを入れ替えたり、ちょこっと庭作業をしたり、塔婆を書いたりして過ごしました。

 「ひょっとしたら、明日は起きられないかも。今日は天気もいいし」と、「今日の散歩道」を繰り上げて更新しました。

 明日はよくなっているやら、悪化しているやら。よくなってもらわないと困るなぁ〜

〜 一早く紅葉が進んだもみじ 〜
2018年10月25日(木)  No.5590

風邪、ぶり返す
 早朝には小雨が降っていましたが、すぐにあがって日が差してきました。今日はまずまずのお天気でした。

 どうも、風邪がぶり返したみたい・・・。

 昨日の護摩の時、煙が籠もらないように扉を開け放っていたのですが、ゾクゾクッと寒気がしました。あれがいけなかったのかも知れません。

 今日は月参りや法事はなかったのですが、どうしてもやらなければいけない所用をゴソゴソと片付けながら1日過ごしました。

 せっかく、いい秋日和だったのに、つまらないなぁ・・・。

〜 夕方の三重塔 〜
2018年10月24日(水)  No.5589

お礼護摩
 23歳になる塔頭の青年僧が、「四度加行」という90日間の初歩的な修行を比叡山で9月に終えました。

 真如堂では、加行でを終えたら、習得してきた成果を一山の僧衆の前で‘発表’するために、護摩を焚く慣わしになっています。

 若い先輩僧が護摩壇の両側について介添えをし、一山の住職が周りをグルッと取り囲み、護摩が始まると、修法者以外が「なーまーさぁーまんだばぁー」という不動真言を唱えます。

 青年僧の動きはぎこちなく滑らかではないものの、間違いなく修法を進めていました。時々、護摩壇の火が消えそうになりましたが、先輩僧が何とか絶やさないように努め、無事に最後までお勤めを終えることができました。

 まだ比叡山の専門学校に行っているので、一山に仲間入りするわけではありませんが、将来は一山の一員として頑張ってくれるでしょう。若い僧衆が増えるのは何とも嬉しいですね。


 喪中欠礼の準備を始めました。普段の年末年始の準備にプラスしてですから、結構大変。その分、年賀状を出さなくてもいいわけですが、量的には年賀状の比ではなく、名簿の整理だけでもややこしくって・・・。

〜 まだ濁った紅葉の花水木 〜
2018年10月23日(火)  No.5588

オータムリーブス
 月参りに伺ったお宅から帰ろうと車を走らせたら、「キーー」という音が左側から聞こえて来ました。ご家族3人で見送ってくださっていたので、窓を開けてご挨拶をしながら車を発車させたのですが、整備不良のようで何とも格好の悪い・・・。伺う時にはこんな音はしていなかったのですが・・・。

 角を曲がってから車を駐めて左側のタイヤ周りを見ましたが、異常はありません。走らせるとまた鳴ります。スピードを上げると音はかき消されて聞こえなくなります。ブレーキを踏んだり、サイドブレーキをちょっと引いたりしましたが、音に変化はありません。狭い道ではなおいっそうよく聞こえますが、大通りに出ても低速時にはよく聞こえます。

 そのまま30分ほど走って自坊に帰り着き、もう一度確かめてみると、異音は左前輪付近から出ていて、バックさせた時には聞こえないことがわかりました。ブレーキパッドがいきなり減ることは考えにくいし、何かを引きずっているのか、挟まっているのか?

 ディラーに見てもらおうと思って電話をしたら、「誠に申し訳ございません。本日は社員研修のため、臨時休業とさせていただいております。お急ぎの場合は・・・」という録音の応答でした。

 法事を勤めてから作業着に着替え、トランクから工具を出してジャッキアップし、タイヤを外しました。自分でタイヤを外すのは何十年ぶりでしょう? 若い頃はタイヤのローテーションとかもしていましたが、最近は空気を入れる以外はタイヤに触ったことがありませんでした。

 タイヤを外すと、ブレーキのディスクとそれを挟み込むパッドの機械が現れました。ディスクに異常はなし。パッドも、よくわかりませんが、たぶん大丈夫です。他に何かが挟まっていないかと見ていたら、丸まった葉っぱが機械と回転部の間にはまり込んで、固定されてしまっていました。まさか、これっ!? 指でつまんで取りましたが、ごく薄くて軽いものでした。花水木の枯葉かな? 檀家さん宅の庭にあったかも? えっ! これっ?

 それを取り除いたら直るとは思えませんでしたが、他のことはわからないので、取りあえず除去して、元通りにタイヤをはめました。さぁ、試運転! あれぇー まったく音がしません。何度動かしてみても、あのキーー音は聞こえません。

 「大山鳴動して鼠一匹」っていうのか、あの枯葉が音の主ってか? ほんまかいな? いまだに信じられません。ディーラーが休みでよかったぁ。

〜 タイヤの手前が音の主 〜
2018年10月22日(月)  No.5587

勝手に法事を企画
 昨夕の5時頃、神奈川から93歳のおばあさんが墓参になりました。前日にお電話をいただいていたのですが、お越しにならないので、明日にされたのかと思っていた矢先でした。
 もう辺りは薄暗く、お墓も一番奥で遠いので、行くのは危険。付き添ってこられたご子息夫婦もそうお感じになったようで、翌日の午後にもう一度来られることになりました。

 墓参に来られるのは、おそらく12年ぶり。ご両親のお墓があるのですが、ご自身は嫁いでおられ、お墓のお守りは直系の方が‘一応’されています。久しぶりなので、宿坊やお墓の場所の記憶も曖昧。ずいぶん迷われて遅くなったそうです。「わからなくなったら、電話してくださいね」と、何度も念押ししたのですが・・・。

 午後に来られのをお待ちしていましたが、一向にお越しになりません。予定があって、時間が約束できない感じでしたが・・・。来年の2月には御母様の27回忌が当たっています。来年もう一度お越しになるのは難しいだろうと思って、こちらが独断で法事の準備をしてお待ちしていたのですが・・・。

 今日は真如堂の鎮守社の御神輿が本堂前に参来します。3時前、御輿が近付いて太鼓の音などが聞こえて来たので、本堂前に行こうと玄関を出ると、おばあさんが車椅子でお越しになるのが見えました。ん〜、困ったなぁ。行事で出かけなければいけないことを説明すると、戻るまでお待ちいただけるとのことなので、本堂前での法楽が終わるまで自坊で休憩していただきました。

 20分ほどで急いで自坊に戻り、早目の27回忌を勤めさせていただくことを説明して、すぐに短めの法事を勤めさせていただきました。午前中は大津のお姉さんのお墓にお参りされたそうです。さぞかし、お疲れだろうと思ったのですが、93歳とは思えないほどお元気でした。気が張っておられるのでしょうね。

 法事を終えて、お墓へ。お墓の近くまでの車の経路をご子息に図示して、行っていただきました。一番奥のお墓にボクが着くのと同時に、近くに車も到着。短い距離を支えられながら歩かれて、無事に墓前回向に参列されました。今日もう一泊されて、明日お帰りになるのだそうです。それなら安心です。

 4年前に亡くなったお姉さんの葬儀には体調が悪くて参列できなかったので、ぜひお墓にお参りしたいと、去年も計画されたそうですが、台風で断念。今年はリベンジ。最高のお天気の中、大津にあるお姉さんのお墓にも、真如堂のご両親のお墓にもお参りできて、ご旅行の目的は十分果たされました。

 お歳から考えても、そう歳々お越しになるのは無理だと思って、勝手に前倒しの法事を企画しましたが、とても喜んでいただけてよかったです。

〜 本堂前に着いた女御輿 〜
2018年10月21日(日)  No.5586

中日大法要
 今日は、弟子の実家のお寺、滋賀県甲賀・櫟野寺の「大開帳慶讃中日大法要」。

 京都は雨。雨雲レーダーの様子を見ていると、雲は京都から甲賀方面に向けて流れていました。今日は外の行事もあるので、何とか晴れて欲しいところですが・・・。

 7時過ぎに自坊を出て、8時半前には櫟野寺に着きました。幸い雨は降っていません。これから降ってくるのかと、心配です。

 10時前にバスやタクシーに分乗して、少し離れた公民館の前に移動。御詠歌〜世話人〜来賓〜僧衆が行列を作って、櫟野寺まで練り歩きました。この時の雨が一番心配でしたが、幸い曇り空で日照りはなく、ちょっと肌寒いくらい。お練りをするには最適でした。

 結構歩いて櫟野寺へ到着。本堂内で盛大な法要が行われました。知事や滋賀県の衆参国会議員、甲賀市長なども参列し、それほど広くない堂内は実行委員や世話人、地域の人でいっぱいでした。

 最後に、住職が謝辞を述べたましたが、終いには言葉にならなくなってしまいました。それはそうでしょう、33年に一度の大事業。数年前から地域をあげて準備を進め、御本尊はじめ約20体の仏様が東博で「出開帳」。その間に本堂などを修復して境内も整備し、やっと今日にこぎ着けたのです。どれほどの苦労があったか、今日を迎えてどんなに嬉しいか、そう思っただけで、ボクも涙が止まりませんでした。

 法要が終わって、本堂前で記念写真。ボクも来賓扱いだったので、3回の写真撮影のすべてに入りました。

 浄斎が終わって、僧衆や来賓方がお帰りになった後は、居間で休憩。3時からの餅まきに出て欲しいと言われて、初めて餅まきをしました。

 本堂の横には10店ほどの露天が出ていたり、ライブが行われたりするイベント会場がありました。それほど多くはありませんが、参詣者や地元の人がくつろいでおられましたが、餅まきをすると案内すると、たくさんの人が集まってこられました。

 高さ2メートルほどはある本堂の回廊から、集まってこられた人に向けて、住職や世話人など5人で餅を撒きました。餅が頭に当たって、「あいたた!」と言っている方や「こっちこっち!」と手を上げて叫んでおられる方などに向けて、さらに餅を撒きました。遠くへ投げようとしても、なかなか届かないものですね。近くの人はいっぱい拾われたでしょう。楽しかったですが、結構しんどかったです。

 7時からは打ち上げ花火もあるそうでしたが、自坊のことも気に掛かるので、夕方には甲賀を後にしました。

 大開帳はまだ1ヶ月以上も続きます。家族、世話方総出の大事業で、これから寒くなってくる中、皆さんの健康も気になります。無事に円成することを祈るばかりです。

〜 お練りの行列/行事が終わった後の境内 〜
2018年10月20日(土)  No.5585

仕込み時計
 昨日、法衣を整理している時に金襴の経本入れが出てきました。

 20年以上前に知人の金襴屋さんから先代が、「試作品ですので、お使いになってみてください」と頂戴しました。ちょっと変わっていたので、覚えています。金襴にくり抜き窓があって、そこにデジタル時計が仕込んでありました。

 葬儀の時などは、進行上、時間を知りたい時があるのですが、おおっぴらに時計を見られなくて困ることもあります。式場によっては、祭壇上に時計が置いてあることもありますが、それもちょっと・・・。

 仕込んであった時計がなくなっているので、100均に探しに行きました。ちょうどいいのがあるじゃないですか! 買って帰って、時計がずれないように少し細工をしてみました。

 これなら経本を見るついでに時間もわかります。バッチリ!です。


 今日は緊急会議が3回も入って、少々疲れました。トホホ。

〜 経本入れに仕込んだ時計 〜
2018年10月19日(金)  No.5584

僧衣の整理
 今日はお天気も良かったので、先代の僧衣の整理をしました。

 僧衣の整理は今までも何回かしているのですが、その度に「これは残しておいても仕方がないなぁ…」というのが増えて、全体量が減ってきています。

 「五条」という袈裟だけでも、5領ほど出てきました。うち3領は、ボクにはまだ付けられないもの。法衣は、僧位によって付けられる色や柄が決まっています。3領も僧位的には満たしているのですが、「ボクの年でこれを付けたら、ちょっと偉ぶっているようにみえるかなぁ…」と思うのでパス。1領は先代の師匠の遺物であると裏書きしてあるので処分できません。ビリビリになって薄汚れた1領だけ処分することにしました。

 衣には少しカビが生えていたので、干しました。昨年春のお彼岸に一瞬だけ着たのが最後だと思うのですが、1年以上そのままではいけませんね。
 夏の衣などは襟周りに汗染みがあったので、処分することにしました。

 結局、今回は少ししか処分するものがなく、さほど減りませんでした。でも、押し入れも満杯。また何度か整理をして減らさないといけません。


 去年は休んだ紅葉期のカフェを、今年はメンバーなどを再編して再開することにしました。

 10日間しか開店しませんが、道具類を揃えるところから始まるので、慣れてきた頃には終わってしまうかも知れません。それでも、皆が意気揚々と働いてくださるのが目に浮かぶようです。

 さぁ、準備を進めなきゃ!

〜 晴天の、足場の掛かった三重塔 〜
2018年10月18日(木)  No.5583

久々のウォーキング
 朝、久しぶりにウォーキングをしました。

 8月のお盆の最中に左足が痛み出し、腫れて熱を持ちましたが、1か月ほどして引きました。痛風かと思いましたが、軟骨などの異変ではないでしょうか。以後も時々痛みがあるので、用心して負荷を掛けないようにしてきました。このままでは冬までに低山にも登れないので、ちょっとずつ歩いてみることにしました。

 朝のウォーキングは7月末以来。隣の黒谷さんが台風でひどいことになっていたと聞いていましたが、見るのは初めてです。頻繁にチェーンソーの音が聞こえてきていたので、倒木などの片付けはほぼ終わったのでしょう。目に付くところはあまりありませんでした。ただ、本堂の降り棟の瓦が剥がれているのが何とも痛ましかったです。瓦も特注でしょうし、なかなか修理できないのでしょうね。

 月参りから帰ってからも、自坊の前に新しく作った紫陽花園の整理をしました。台風の時に折れた小枝がたくさん落ちていたのを拾ってシュレッダーに掛け、草引きもしました。紫陽花には被害がなくてよかったです。

 昨日までは体調不良だったのに、いきなり今日は多動。我ながら、「こんなに動いても大丈夫なんだろうか?」とは思いましたが・・・どうやら大丈夫そうです。

〜 瓦の剥がれた黒谷の本堂 〜
2018年10月17日(水)  No.5582

引声 結願日
 「引声阿弥陀経会」3日目。3日目になって、ようやく声が揃うようになってきましたが、残念ながら今日で終わりです。

 体調は少し上向きになりました。熱も咳も出ないのですが、一体何だったのでしょう?

 まだ完全ではないので、今日もデスクワーク。嫌になってくると、散歩に出たりしました。

〜 月参りのついでに買ってきたガーデンマム 〜
2018年10月16日(火)  No.5581

デスクワーク
 「引声阿弥陀経会」2日目。昨日よりも慣れて揃うはずなのに、今年から少し節を変えたので、なかなかうまくいきません。フラつかないように、今日も声は控え目に出しました。

 まずまずのお天気でしたが、外作業は自粛。やると体調が悪化しそうなので止めて、自室で来年の年回表を作ったり、寺報の原稿などを書きました。

 昨日よりはしんどくなくなりましたが、首にネックウォーマーを巻いて、加湿器を付けて、9時には就寝しました。

〜 貴船菊 〜
2018年10月15日(月)  No.5580

寒気がする
 今日から3日間は「引声阿弥陀経会」。平安時代から伝わる節回しで経文を唱える、年1回の法会です。

 ところが、朝起きたら寒気がして、ちょっとフラつきます。「これは無理かなぁ」と思いましたが、今日は法事も月参りも目一杯入っているので、とにかく初っぱなから弱気になってはいけないと自らを叱咤激励しました。

 熱もないし、血圧も普通。真冬用のアンダーベストを着て、小さいカイロを3つ貼り付けて寒気を抑えました。これだけしていても少しも暑くないのが不思議です。

 「引声」は1時間ほぼ立ちっぱなしの法要です。その上声を出せば、元気な時でもクラクラすることがあるので、声は極力控え目に出して、何とか乗り切りました。

 終わってすぐに、西陣の檀家宅で法事をして、かなり離れた西賀茂の霊園で墓前回向。取って返して、東京から来られる檀家さんと面談。話が長引いて、午後からの法事が少し遅れてしまいました。法事を終えて月参り1軒。すべて終わったら4時半でした。

 独楽のようなもので、回っている間は大丈夫ですが、すべて終わったらガクッときました。まぁ、何とか1日乗り切れてよかったです。

 取りあえず風邪薬を飲んで、9時前には床に就きました。なんてたって寝るのが一番です。起きたら良くなっていて欲しいなぁ〜

〜 ヘブン満開 〜
2018年10月14日(日)  No.5579

竜胆の花
 今朝もひんやり。やっぱり風邪をも引いてしまったのか、法事をしていてもだんだん喉の調子が悪くなり、夜には咳がよく出ました。

 法事に他宗の和尚さんが参列したので、張り切って無理に声を出したのもよくありませんでした。


 鉢植えの竜胆の花が咲きました。数年前に買い求めた鉢だと思います。

 竜胆は大好きな花のひとつです。

 おそらくまだ小学生の頃、大文字山の火床に咲いていた野生の竜胆が目に焼き付いています。「こんなところに咲いている!」という驚きと、その紫の花色の深遠さが印象的だったのでしょう。

 近頃のホームセンターで売っている竜胆は、背丈を低く仕立てられていて野趣がありませんが、数年経ってその‘呪縛’から逃れたのか、すくっと背丈が伸びていい感じです。
 この竜胆の花を愛でるのが、しばらく楽しみになりそうです。

〜 笹竜胆の花 〜
2018年10月13日(土)  No.5578

ぼちぼち
 どんよりしたお天気でした。

 昨日、慣れない‘ツアコン’をしたためか、今日はちょっと疲れ気味。気疲れですね。植木屋をしてリフレッシュとも思いましたが、いつ雨が降ってくるかわからないのでやめました。

 昨日撮った記念写真やスナップをDPE専門店にネットで送り、30分ほどして取りに行って、振り分けと発送作業。写真を見ながら、皆さんもお疲れになっていないかちょっと心配になりました。

 三重塔の足場掛け作業がちょうどライブカメラに映っていたので、足場が伸びていくのを「おお!」とチラチラ見ながら、塔婆書き。字を書く度に、「下手やなぁ」といまだに自己嫌悪に陥ります。

 まぁ、今日はぼちぼちでした。

〜 伸びていく足場(ライブカメラ映像) 〜
2018年10月11日(木)  No.5577

参拝バスツアー
 今日は、弟子の実家である滋賀県甲賀・櫟野寺で行われている、御本尊十一面観音の33年ぶりの御開帳に参拝する日帰りバスツアー。

 参加者を募集し始めるとすぐに定員に達してしまい、何人もの方がキャンセル待ちされましたが、ほぼキャンセルもなく今日を迎えました。
 普段はほとんどお寺に来られない方や「ちょっと心配…」という方もおられて、当日バスが出発するまでドタキャンが心配でしたが、お一人が5分少し遅れてこられただけで、無事に出発することができました。それだけでやれやれ。

 京都から櫟野寺までは乗用車なら1時間ちょっと。参加者の平均年齢はおそらく70前半ぐらいなので、トイレ休憩を取りながら、1時間半掛けて到着。お勤めをして住職のお話をお聞きし、秘仏を参拝。全員無事に参拝できました。

 その後、近くで薬草料理のお昼。「薬売り」と聞いて連想するのは越中富山ですが、元祖は甲賀。万金丹は慶長年間に甲賀の薬僧が処方したものだそうです。忍者が関係しているようですね。

 甲賀はいま牛肉と松茸の食べ放題のお店が有名なのですが、参加者の年齢などから薬草料理を選びました。薬草の天ぷらは、説明書きがあったものの、どれも普通の葉っぱぽくて、何を食べているかわかりませんでしたが、見かけも量も今日のツアーには向いていてよかったです。

 次いで、甲賀忍術屋敷の見学。ちょうどこの頃から雨が降り始めました。
 忍術屋敷は、甲賀流忍者の旧邸で、多くの仕掛けが施された元禄年間に建立された‘本物’の建物。自坊の檀家にもこの末流の方が2家おられます。
 「えっ、大丈夫!?」と思う方が急梯子を登られたり、意外と楽しんでいただけてよかったです。

 バスガイドさんが集合時間を設定されるのですが、この頃からはほぼ関係なし。まぁ、他の団体もないので、皆で一緒に行って戻るという感じでした。

 雨は本降り。次は遠州の庭がある臨済宗のお寺、大池寺。雨に濡れた皐月の緑が何とも綺麗!
 ここの御本尊釈迦如来座像は、櫟野寺と共に甲賀三大仏の一つ。建物も綺麗に修復されていて、庭を見ながらお抹茶を召し上がったり、ゆったり。

 最後は、少し山の上に建つ、湖南三山の一つ天台宗善水寺。奈良時代創建というこのお寺は本堂も仏さんもとても素晴らしく、「感動した!」。
 ただ、この頃にはお疲れになった方もおられて、2人はバスに居残りされていたようです。
 山を下る頃には陽も差して、幻想的な靄もかかって、バスの中では歓声も上がっていました。

 帰りに、草津PAに寄ってお土産などを買い、途中下車される方を降ろして、予定通りの時間に出発地に戻りました。
 何よりも全員無事で、トラブルもなく、本当にヨカッタです。

 何だか大仕事を終えた気分です。

〜 櫟野寺入り口 / 忍術屋敷の忍者! 〜
2018年10月10日(水)  No.5576

坊さんらしい日
 先日、8基のお墓を整理処分しました。

 7基は280年程前以来の墓で、最後に埋葬されたご夫妻の娘さんが10数年前まではお参りされていましたが、その方も数年前に90才過ぎで亡くなり、お参りする方も継承者もなくなっていました。

 「無縁墓になってしまうなぁ」と思っていたら、昨年、その娘さんのご子息が、思いがけなくも廃墓とご遺骨の合祀を申し出てくださいました。つまり、お母さんの実家のお墓の墓終いをしてくださるわけです。「子息」といってももう70歳ぐらいで、お目に掛かるのも昨年が初めてでした。さすがにお墓の継承までは無理ですが、とても有り難いことです。

 7基を廃墓するには、多額の費用が石屋さんに掛かります。石屋さんに掛け合ってできるだけ費用を抑えてもらいましたが、さらに経済的負担を減らすために、普段は墓地管理人に依頼するご遺骨や土葬の土を乾燥させる作業も、ボクがすることにしました。

 今日は天気も良かったので乾燥作業を行いました。12月にご子息にお参りいただいて合祀墓に埋葬します。それまでは祭壇にお祀りしておきます。

 もう1基は、おそらく先代が住職になる前から無縁になっていたお墓。他の7基の隣だったので、石屋さんに併せて整理処分をお願いしました。

 お墓を解体すると、小さい骨壺が8つ出てきました。骨壺といっても、本当の‘骨壺’は1つだけ。あとは、釉薬で「お漬物」と記してあったり、梅干の小さな壺などを転用したものなどでした。明治10年にお墓が建てられていますが、昔はそんなに無頓着だったのでしょうか?

 ‘骨壺’の表面を洗い浄め、カゴに入れてまとめて、祭壇に祀って御回向をしました。霊位方にとっては、何十年ぶりかの回向、何十年ぶりかに唱えられた戒名だったでしょう。何だかこちらも救われた思いがしました。その後、合祀墓に納めて、墓前回向をしました。

 檀家宅へお参りにも行ったし、塔婆も書いたし、今日は何だかとってもお坊さんらしい日を過ごした気がします。

〜 あかのまんま 〜
2018年10月9日(火)  No.5575

暑い秋の日
 28度を越える秋晴れのお天気。カラッとしていたので、日陰にいるとちょうどいいくらいでした。雨なので延期になっていた運動会には、最高の日和です。

 法事に来られた方の中には「暑い」を連発し、頻りに扇子で扇いでいる人もおられましたが、他の人はそうでもなさそう。ボクも心地よい感じでしたので、エアコンなどは付けず。扇風機も片づけるべく別のところに持って行ってしまったので、使えず。しばらくしたら心地よくなってこられるでしょう。

 ただ、墓地は暑かったぁ。他の塔頭が、空き墓地を交換して欲しいと言ってこられたので現場確認に行きましたが、遮るもの一つなし。帽子を被ってきたらよかったと思いました。墓前回向の時は気合いが入っているので、そうでもないのですが・・・。

 夕方、明後日のバスツアーのために飴チャンを買いに行きました。天気予報にはいつの間にか傘マーク。え゛っ ・・・。

〜 納戸の壁にヘブンリーブルー 〜
2018年10月8日(月)  No.5574

ソロパート
 真如堂本堂での法要で声明のソロパート。今月は‘ソロ’が多くて緊張します。

 法要も数年ぶりの珍しい内容で、若い僧は経験したことがありません。年長の僧も、記憶を蘇らせながら臨みました。

 ソロパートも普段は唱えない節があったり、唱える箇所が多かったりで、数日前から録音を聞きながら練習しました。

 まぁまぁ出来るだろうとは思っていましたが、問題は喉の調子。声が出にくい、かすれる、痰が絡むなどの症状が出ないように、法要直前に2種類の薬を使いました。結果は・・・まぁまぁかなぁ〜

 これでしばらくはソロパートが当たらない予定です。はぁ〜 気疲れしたぁ。

〜 蔓延って困る藪豆の花 〜
2018年10月7日(日)  No.5573

 夜中に少し強い風が吹いていたように思いましたが、朝起きてみると、風は収まり雨も降っていませんでした。

 今日は「メダカの学校」。講師と「当日の朝、最終判断をします」と事前に打ち合わせをしていましたが、これなら難なく実施できます。

 ただ、スタート時間が近づくにつれて、雨が降ったり、パッと晴れたりを繰り返す不安定なお天気。足の悪い方も多いので心配でしたが、皆さんが来られる頃は雨は上がっていました。

 今日は天文学のお話。『明月記』に珍しい星の記述があることなどを引き合いに出して、日本では古くから天体観測が行われていたということも教えていただきました。また、ご自分であちこち行って撮った星の写真なども魅力的でした。

 講師はボクの高校の同級生。教員を早期退職して、今は‘趣味三昧’のような日々を送っているのが、とても羨ましく思えました。

 「あ〜、星っていいなぁ」と、久々に夜空を見上げてみたくなりました。

 今日は、先日ミシンで縫って作った暗幕を初めて使いました。かなりイイ線いっているのですが、雨後の陽射しが思わぬ方向から差してきて、スクリーンまで達してしまいました。季節によって陽の差してくる方角が違ってくる? これも天文学? もう少し暗幕を作らなきゃ。

〜 酔芙蓉が盛り 〜
2018年10月6日(土)  No.5572

秘仏御開帳
 弟子の滋賀・甲賀のお寺の御本尊が、約2か月にわたって御開帳されるのに当たって、今日はその御扉を開く法要が行われました。

 御開帳は33年に1度ですが、御本尊の十一面観音は一昨年には東京国立博物館で行われた「平安の秘仏〜滋賀櫟野寺の大観音とみほとけたち〜」にお出ましになっているのですが、お寺での御開帳は33年ぶりです。

 御開扉の法要には、信徒総代の方々や天台宗の宗務総長、甲賀市長など約20人が参列。テレビの撮影クルーなどが目立っていました。明日は開闢法要で、たくさんの人で賑わうでしょう。
 御開帳に当たっては、堂宇の補修など様々な事業をされてきただけに、是非ともたくさんの方にお参りしていただきたいです。

 自坊から1時間20分ほどで甲賀へ。帰りもごくスムーズでした。10日には自坊の檀信徒を連れてのバスツアー、20日にはお中日法要と、御開帳の間に何度もお参りさせていただく予定です。

 弟子は可能な限りこの御開帳を手伝うので、自坊の仕事はほとんどボクがすることになります。一度少し楽をしているので、ちょっとキツイかも?

 兎にも角にも、御開帳が無事に円成することを祈るばかりです。

〜 御開帳の始まる櫟野寺本堂 〜
2018年10月5日(金)  No.5571

 午後から雨。台風の動きが気になりますが、今回は風雨共にひどくはないようなので、ちょっと安心です。

 10月はいろいろな行事が目白押しで、スケジュールのやり繰りに苦労します。その上、台風という不確定要素が重なれば、余計に煩瑣なことが増えてきます。

 檀家の方も、「台風で予定が狂ってしまい、遅くなりました」と、いまだにお彼岸のお参りに日に数軒お越しになります。運動会の日程変更もあったりして、大変なようです。

 今回の台風で今年は‘打ち止め’になりそうなので、やれやれです。

 雨なので、午後は塔婆書き。我ながら、字は一向に上手くなりません。トホホ。

〜 咲き始めた十月桜 〜
2018年10月4日(木)  No.5570

気疲れ
 今日は三十三間堂の1001体の千手観音立像が国宝に指定されることをお祝いする法要に出仕しました。

 正直なところ、「まだ指定されていなかったの?」という気がしますが、約45年がかりの修復作業が昨年末に終了し、文化財としての研究も深まってその価値がいっそう高まったことで国宝指定になるそうです。

 中尊の大きな千手観音坐像の前のひときわ高い祭壇での法要。4分ほどのソロパートが当たっていて、それほど難しい曲ではありませんでしたが、大勢の前で唱えるので、ここ2日ほどは練習しました。喉は本調子ではありませんでしたが、咳が出たりすることもなく、何とか無事に唱え終わりました。

 祝賀会での文化庁の技官から、1001体の観音像はお顔などもみな違うというお話がありました。
 帰ってから、頂戴した図録を見ると、確かにお顔も少しずつ違います。124体が創建時の平安時代末期、876体が鎌倉時代、1体が室町時代の作だそうで、それぞれが素晴らしい御像です。

 今日はじっくり拝している余裕などなかったので、三十三間堂が少し空いている時間に伺ってみたいと思います。

 最初で最後の法要でのソロで、‘同業者’も多いということで、気疲れしました。終わってやれやれです。

〜 1001体のご尊顔とお名前が載った図録 〜
2018年10月3日(水)  No.5569

百箇日
 先代の百箇日を近い身内だけで勤めました。「もう100日経つのか」という気持ちと、「まだ100日」という思いが半々です。

 百箇日のことを「卒哭忌」ともいいます。声をあげて激しく泣くような悲しみが終わる頃の忌日という意味です。

 先代が亡くなったことは、年齢も年齢ですし、半年間の療養を経た後なので、激しく泣くような悲しみはありませんでした。この間、いろいろな方から有り日の思い出話を聞かせていただき、改めてその人柄、生き様の一端を振り返ることができました。

 少しずつ遺品の整理をしていますが、やたらと真っ新の金封が出てきます。それだけ、使う機会が多かった、お付き合いが広かったということなのでしょうか? 筆まめで、ものを頂戴した時や手紙をいただいた時は、必ず礼状や返事を書いていました。書き損じの手紙なども、結構ありました。

 そういう整理もほぼ一段落して、部屋がだいぶ空きました。

 お墓が直ぐ近いので、毎日墓参に行って、水を供え花筒の水を替えたりしてきました。花が長持ちするようになってきたことからも、季節の移ろいを感じます。

 亡くなる前から入念に計画準備をしてきたお墓は、我ながら何度見ても立派です。いずれ、ボクもここに・・・。

 今日も秋晴れ! 次の台風はどうなるでしょうねぇ。

〜 百箇日を迎えた墓所 〜
2018年10月2日(火)  No.5568

リバウンド
 起きてすぐに外へ様子を見に行きました。まだ薄暗かったですが、特に変わった様子はなし。倒れるだろうなぁと思っていた高く伸びた芙蓉の鉢がひっくり返っていた程度でした。

 台風に備えていろいろやっていたことを元通りに復旧。「ここまでしなくてもよかったなぁ」と思いますが、それは結果論。事なきを得てホッとしました。


 今日から法衣も冬衣。夏用の何倍重いだろうと感じで、ずっしりと体に乗っかってきます。移動する時に持ち歩くのも大変です。


 最近、食欲があって困っています。秋が深まって、美味しいものがたくさん出回るようになりました。果物も、キノコも、魚も、おいしい・・・。

 秋刀魚は安くて美味しいですねぇ。こんなに美味しいものをいただくと、つい熱燗が欲しくなってしまいます。最近はお酒もたまにしか飲みませんが、熱燗などは本当に久々。五臓六腑にしみ渡ります。

 体重計に乗ったら、2キロ増えていました。4キロ減らして2キロ増えたのですが、油断するとあっという間に元に戻ってしまいます。気を引き締めなくては。

〜 秋空にすすき 〜
2018年10月1日(月)  No.5567

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