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2018年3月の日記

蓮の植え替え
 今日は法事が3座。1座目はまだ声もよく出たのですが、2座目、3座目と重なるにつれて、だんだん喉がいがらっぽくなって咳払いが増えていきました。弟子は、目の充血とくしゃみ。二人して、花粉症で不調でした。スミマセン。

 すべてが終わってすぐに作業着に着替え、蓮の植え替え作業に取り掛かりました。今年は桜が早い分、蓮の生育も早いと思うのですが、お彼岸が過ぎても取り掛かれなくて、ちょっと焦っていました。

 蓮が5鉢、沢瀉が1鉢あって、蓮は去年の蓮根を一度すべて掘り上げて、根を選んで植え替えます。蓮根は、鉢の底のほうでグルッと輪を描くように育っているので、目を折らないように掘り上げるのが一苦労です。

 今日は、直径4尺と3尺の鉢に取り掛かりました。まず、その前に、ボウフラ対策のために買っているメダカの救出。これがなかなか思うようにはいきません。去年入れた親メダカが子を産み、小さい子供が何匹もいます。でも、古い蓮の株や藻に邪魔され、超スピードで泳ぎ回るメダカを捕捉するのは大変です。それだけで1時間以上掛かりました。

 おまけに、門の外を通りかかるご近所の人が、ボクが作業しているのを見つけて、しゃべりに来られます。1人帰られたら、またひとり。それだけで、また時間が過ぎてしまいました。

 ようやく掘り出した蓮根は、思っていたよりも痩せていました。良さそうなのを選んで、元肥を入れて、植え戻し。毎年、「うまく育つかなぁ・・・」と、ちょっと不安です。少し水を張って、数日経ってその水が澄んできたら、メダカを戻します。

 取りあえず、予定していた2鉢を植え替えました。残りは明日。

 お風呂に入るまでは、いくら手などを洗っても泥臭く、「これも春の臭いだからなぁ」と自ら言い聞かせていました。

〜 掘り上げた蓮根 〜
2018年3月31日(土)  No.5383

無事に読経
 今日も伊丹へ。10時からのご葬儀でしたが、かなり余裕をもって7時半に車で出発しました。

 朝早いということもあってほとんど渋滞はなく、9時前には式場に着きました。とにかく、これで一安心です。

 10時開式で、11時には火葬場に着かなければいけないという、普通なら考えられないようなスケジュール。どういうシステムになっているのでしょうか・・・。それでは読経する時間が短すぎるので、定刻より少し早い目に開式して、火葬場にも無事に到着。

 ご遺族と一緒に浄斎をいただき、収骨室でも読経して、ご自宅での初七日を勤めて、4時頃には自坊に戻りました。

 長い1日でしたが、無事に勤められて、故人にも面目が立ちました。故人は、「最近、おっさん(和尚さん)のお経も有り難くなってきた。おっさんにお葬式のお経を上げてもらうんだ」と仰っていたそうです。ヒノキ花粉症で、時々咳き込みましたが、誠心誠意拝ませていただきました。

 4日間連続の遠距離の通夜・葬儀で、疲弊しました。ただでさえ、葬儀は疲れ方が違うのですが、今回は桜満開の渋滞をかいくぐって遠方に行くことも加わって、神経をつかいました。

 終わって、ホッ・・・。

〜 車中から「太陽の塔」 〜
2018年3月30日(金)  No.5382

今日も無事
 今日は、兵庫県伊丹市でお通夜。

 南へ下がるのに、東山通や川端通を通ると渋滞にはまってしまうので、いつもは通らない繁華街の河原町通を南下。観光で混むのとはまた違う車の多さでしたが、かなりすんなりと進めて、高速に乗れました。

 高速も順調。ただ、中国道宝塚ICの出口が大渋滞。一般道へ降りられない車がゲートまで続いていました。これは道路の構造が悪いですねぇ。多少時間が掛かりましたが、開式の1時間前には式場に着くことが出来ました。やれやれです。

 今日は花粉症で声が出にくかったのですが、通夜の読経の時だけはごく普通に声が出ました。長い間お付き合いのあった方のお通夜だったので、咳き込んでばかりでは申し訳ないと思っていましたが、本当によかったです。

 帰りは往路よりも30分短い時間で帰れました。明日も順調にいきますように・・・。
〜 山吹の花と枝垂れ桜 〜
2018年3月29日(木)  No.5381

移動に神経を使う
 城陽市での葬儀に伺うのがギリギリにると危惧していたのが、時間を早めて貰うようにお願いしていた朝の法事の方がかなり早い目に来てくださり、当初の予定よりも1時間早く自坊を出ることが出来ました。

 お陰で、1時間以上も早く現場近くに到着。コンビニでのど飴を買ったりして時間調整をして、式場に入りました。

 式場から火葬場への道も混んでいるということで、念のため、定刻よりも少し早く開式、出棺しました。

 経費の関係で、今日は自分の車で僧列に加わりました。道中は其処彼処で桜が満開。火葬場からの帰り道、平等院の前や宇治川沿いの桜を愛でることが出来ました。今日は早くも夏日になったとか。車中は暑かったです。

 繰り上げ初七日は、大きめの和食チェーン店の一室。普通の部屋に取って付けたような祭壇−机に白布を敷き、仏壇用の小さな掛け軸を置いただけ−、にご遺骨をお祀りして行われました。

 終わってすぐに自坊に取って返し、7時半から町内会の新旧引き継ぎの役員会。次の町内会長さんたちに引き継いで、一応、お役御免になりました。

 ヒノキ花粉に喉をやられて、咳き込むようになってしまいました。自坊の周りはヒノキだらけ。マスクしていても気休めですねぇ。

〜 鳥が突いて落とした桜花 〜

2018年3月28日(水)  No.5380

食事に気をつかう
 午後から、東山の門跡寺の御門主の本葬。11時半に集合して、打ち合わせをして昼食をいただいてから、1時に開式というスケジュール。

 胃の薬の副作用らしく、お腹が本調子ではありません。薬を替えてもらいましたが、まだ調子が戻らないので、夕べから食べるものに気を付け、今朝もほんの少しだけ食べ、水分も控えめにしていました。現場に着いてからの昼食も、精進料理でお腹にはやさしいのですが、1/3ほどだけいただきました。

 お歴々がずらりと参列されていたので、ミスがあっては大変でしたが、かなり用心した甲斐あって、1時間半の法要を無事に終えることが出来ました。数日前から気がかりだったので、やれやれです。

 自坊に戻って、京都市の南にある城陽市にお通夜。

 今日は桜も一気に満開とあって、昼間から道路がかなり渋滞していていました。普段なら1時間掛からずに車で行けるのですが、用心をして、2時間前に自坊を出ました。案の定、大渋滞にあって、なかなか進みません。やっと着いたと思っていたら、違う式場を葬儀社が伝えていたという前代未聞の大ミスで、さらに10分走って、ようやく目的地に着きました。定刻20分前で、ホッとしました。

 明日は、さらに時間がタイト。時間的には、渋滞のピークを外れていますが、何があるかわかりません。かといって、車で行かないといけない事情もありますので・・・。また思案のしどころです。

 帰ったら9時過ぎ。それから軽く夕食を食べましたが、今日はなんだか3食とも‘普通’には食べられませんでした。

 トホホ

〜 満開の枝垂れ桜 〜
2018年3月27日(火)  No.5379

考えあぐねる
 檀家さんの訃報が2つ立て続けに入ってきました。

 斎場がいっぱいや友引で休業になること、法事の予定などが絡んで、日程をやり繰りするのに四苦八苦。夜になって、ようやく決まりました。

 葬儀は宇治と伊丹なので、移動に時間が掛かります。それだけでも気を遣います。

 御戒名もパッと頭に浮かぶ場合もあれば、何度も何度も考え直さなければ納得できない場合もあります。今日は1軒はサッと考えられましたが、もう1軒がああでもない、こうでもないと、いくつも候補を並べて考えあぐねました。こういう場合は一度寝てリフレッシュした方がいいので、今夜は取りあえずここまで。明日に考え直します。

 明日から、大きなお寺の本葬への出仕、通夜・葬儀、通夜・葬儀の連続です。

〜 双葉葵の花 〜
2018年3月26日(月)  No.5378

初コインランドリー
 朝、歩いていると、梅小路(京都鉄道博物館)の汽笛の音が何度も聞こえて来ました。子供の頃からよく聞こえていた音ですが、風向きの関係か、今朝はひときわ大きくクリアに聞こえました。今日は何かイベントがあるのでしょうか?

 自坊に戻って、お彼岸で使った道具を納屋に片付けていたら、椿の葉陰から鴬の声が聞こえてきました。かなり下手なので、最初は「鴬?」と疑いましたが、声の艶や鳴き方‘片鱗’がうかがえました。椿の葉に隠れながら、枝から枝へと渡っていく姿も見ることが出来ました。

 今日は法事2座。その合間に墓参の方が引っ切りなし。またもやバタバタした1日でした。

 今日中にどうしても乾かしたい洗濯物があったので、夕方、コインランドリーに行きました。コインランドリーを使うのは初めてなので、先ずはどこにあるのかをネットで検索。近くの、通ることのない路地の中にありました。子供の頃はたぶんクリーニング屋さんでした。乾燥機の使い方も、ネットで下調べ。

 コインランドリーには他の客はなし。今日のような快晴の日なら外に干しておけば十分乾きますから、わざわざ乾燥機を使いに来る人もいないでしょうねぇ。いろいろな機械があって、「洗濯から乾燥までやると700円もかかるんだぁ」などと、ちょっと新鮮でした。

 大きい乾燥機を選んで洗濯物を入れ、扉の説明書きを見ると、どうも動作が不安定な機械のようで、「動き始めたらガラス窓に手を当てて、温かくなってくるのを確かめてください」という意味のことが書いてありました。そんなあほな・・・。手を当てて確かめましたが、温かくなっているような、なっていないような・・・よくわかりません。100円で6分の時間が来て、洗濯物を触ってみましたが、少しも温かくありません。ダメだこりゃ。

 隣の少し小振りな乾燥機に洗濯物を詰め替えて、今度は200円入れました。16分間、乾燥させてくれます。ちゃんと動作しているのを確かめて、近くの100均で買い物。戻ってきたら、乾燥機は止まっていて、洗濯物はちゃんと乾いていました。OK! 

 なかなか面白い体験でした。

〜 朝の枝垂れ桜 〜
2018年3月25日(日)  No.5377

まだヒンヤリ
 今日も快晴! 最高気温は17度ですが、最低は2度と、朝晩はまだ結構ヒンヤリ。

 染井吉野も開花し始めました。

 今日は葬儀があって、式場や斎場などへの移動もありましたが、山桜は満開。染井吉野は、場所によっては2分咲、ほとんどはチラホラ咲未満でした。ここ数日で一気に開くでしょうねぇ。

 お彼岸最終日の土曜日とあって、今日も墓参の方がひっきりなしでした。葬儀で出かけなければなりませんでしたが、「留守をしても大丈夫かなぁ・・・」という感じでした。

 来週なら、道が大渋滞しているでしょうが、今日はまだマシ。予定通り、事が運んでホッとしました。

 はぁ、くたびれたぁ。

〜 庭の諸葛菜の花 〜
2018年3月24日(土)  No.5376

警告音
 今日は久しぶりの晴天。朝晩はまだ少し冷えましたし、昼間も15度程度しか上がりませんでしたが、何よりも青空がうれしい一日でした。

 今日も「お中日が雨で来られなかったので」という方などが、次々と墓参にみえました。片付けや次の法事の準備などをしながらなので、ちょっと慌ただしかったです。

 夕方、お通夜に出かけようと車のエンジンを掛けたら、何やら警告音がなりました。インパネを見ても警告の表示は出ていないので、車自体のトラブルではなさそうです。時間があれば調べるのですが、そんなことをしていたらお通夜に遅れてしまいます。タクシーを呼んでいたら間に合わないので、取りあえず弟子の車を借りて、「ちょっと調べておいて」と言って出掛けました。

 出かけに慌てたので、読経が息切れ気味になりましたが、無事に勤めました。帰ってから聞いてみると、ドライブレコーダが警報音を発していたとのこと。調べてみましたが、特に故障らしい様子はありませんでした。普段当てにしているものが使えないというのは、本当に困ったものです。

 明日は葬儀ですが、墓参の人も多くなるでしょうねぇ。また、ドタバタになりそう・・・大変。

〜 見頃を迎えた枝垂れ桜 〜
2018年3月23日(金)  No.5375

スッキリしない空模様
 今日、京都の気象台は染井吉野の開花宣言をしたようです。平年より6日早く、過去5番目の早さです。京都の桜の標本木は、2012年に気象台から二条城の中の木に変更されました。

 標本木が変わっても、真如堂で開花するよりも数日早く、まったく実感はありません。境内の開花宣言は、24〜25日頃でしょうか。

 朝方には、雨もほぼ上がりましたが、チラッと青空が見えたり、時雨れたりの繰り返し。夕方近くなって、ようやく空模様が安定してきました。

 今日の墓参は三々五々といった感じ。昨日の片付け作業に追われながら、塔婆を書いたりしていました。

 でも、木製の道具などは乾ききらず、お天気のいい日に陰干しをしないと片付けられません。門幕なども湿ったままなので、片付け作業が終わるまでにはもうしばらく掛かりそうです。

〜 満開近い自坊の縦皮桜 〜
2018年3月22日(木)  No.5374

荒天の彼岸中日
 本降りの雨の彼岸中日。朝の気温は6度と、季節が逆戻りしてしまいました。予報通りの天気とはいえ、こんなに荒天になるとは・・・。

 檀家総代の方がずらっと揃って待機してくださっていても、お参りの人の姿がありません。窓越しに境内の様子を眺めてみても、人が歩いている気配がありません。

 「えらいことですねぇ。人が来ませんねぇ」などと落胆していましたが、ようやく10時過ぎになって一人またひとりとお越しになりました。彼岸の法要は11時から。普段なら10時前から席が埋まり始めるのですが、今日はスタートが遅いようです。

 10時半頃からは次々と来られるようになって席も埋まっていき、対応に追われているうちに11時頃には満席状態になってきました。あー、やれやれです。

 ‘鳴り物’を入れて、賑やかな法要をして、短い法話、護持会の報告などをして、御供養の精進ちらし寿司の御接待。参詣の方はやはり普段よりも少ないですが、この前の土日にたくさん来られているので、仕方がありません。

 何とか無事に終わりましたが、その後もお参りの方がさみだれ的にいらっしゃったのに応対をして、やっと2時頃にお昼。それから出来る範囲で片付けをして、夕方には枕経。

 片付けはさておき、6時頃にやっとひと息つきました。

 御供養の精進ちらしがかなり残ったので、しばらくは寿司三昧です。

〜 見頃を迎えた連翹 〜
2018年3月21日(水)  No.5373

中日の準備
 朝は雨、昼間はしばらくあがって、夕方からまた雨という予報でしたが、夕方よりも早く雨が降り始めました。

 今日は墓参の方も少ないだろうと思っていましたが、雨のあがった昼間に集中してお越しになりました。

 台所では、お手伝いに来てくださった方が10数名で、明日の御供養の精進ちらしの仕込み。手を動かしながら、口も動いて、とても賑やかでした。

 用意は万端整いましたが、明日は気温も上がらず、1日中、雨の予報。法要にお越しになる方は少ないでしょうねぇ。

〜 客間に並んだ座布団 〜

2018年3月20日(火)  No.5372

雨、本降り
 予報どおり、朝から雨。昨日とは打って変わって、墓参に来られた方はわずか5軒ほど。最近は、カレンダーと天気予報を見て、お参りに来る日を決める方が多くなりました。

 お中日の準備をするために僧衣を脱いで作業着になりたいのですが、墓参の方が来られるのでそういうわけにもいかず、かといって僧衣でいてもたまにしかお越しにならないという中途半端な日でした。

 夕食後、台所のテーブルなどを全部移動して、明日からの‘仕込仕様’に模様替えしました。明日と明後日はお手伝いの方が来てくださって、ちらし寿司の仕込みをしてくださいます。

 明日も明後日も、明明後日も雨の予報。こんなことは滅多にないのですが・・・。

〜 咲き始めた縦皮桜 〜
2018年3月19日(月)  No.5371

‘春の臭い’
 朝、ウォーキングをしていたら、墓地の中で‘春の臭い’を嗅ぎました。今春初めてです。

 ‘春の臭い’、それは決していい臭いではありません。バクテリア臭というのか、腐敗臭というのか、あたたかくなって微生物が動き出した臭いです。この臭いがしてくると、いよいよ桜が開花し、芽吹きの季節がやって来ます。

 夕方近くに枝垂れ桜を見に行くと、2輪だけ咲いていました。明日、開花宣言ですね。

 今日は予想どおり、墓参の方が引っ切りなし。電話も頻繁に掛かってきて、応対と塔婆書きにに追われました。

 多くの方が、お中日の混雑と明日からの雨を避けて、今日お参りになったとのこと。その分、お中日にお参りになる方が減ります。

 昔は、お中日にお参りになって、御供養の精進ちらし寿司を召し上がって、中にはお酒を飲んで酩酊している方もおられました。一つの‘娯楽’も兼ねていたのでしょうね。お年寄りの女性の中には、黒紋付羽織という出で立ちの方もおられました。すっかり時代が変わりました。

 明日はちょっと中休み。明後日はお中日の準備、明後日はお中日です。枝垂れ桜も3分咲ぐらいになるでしょうか?

〜 2輪だけ咲いた枝垂れ桜 〜
2018年3月18日(日)  No.5370

墓参しきり
 彼岸の入り直前の土曜日。「墓参の方が多いだろうなぁ」という予想どおり、次々とお参りに来られ、玄関で2軒、3軒が重なることもありました。

 「お中日の法要の時以外にお越しになる方は、前もってお知らせ下さい。お塔婆を準備させていただきます」と事前に案内をしているので、多くの方は電話をしてからお越しになりましたが、連絡ナシの方にはしばらくお待ちいただくことになりました。

 「明日お参りします」という電話も引っ切りなし。寝る直前まで塔婆書きをしました。明日はもっと大変なことになりそうです。

 合間を見計らって、「今日の散歩道」の写真を撮りに境内に行きましたが、枝垂れ桜の蕾はもうかなり大きくなっていました。あと3日ほどで開花しそうです。今年は、小学校の入学式頃には桜花は散ってしまっていますねぇ。

〜 枝垂れ桜 〜
2018年3月17日(土)  No.5369

体組成計
 お彼岸が近付いて来たので、法要の準備に取り掛かりました。襖を取り外し、仏間を広くして、座布団や机などを押し入れや納戸から出しました。

 すべてを整えるところまではいきませんでしたが、だいぶ格好が付いてきました。また、明日。


 注文していた体重計が届きました。今まで使っていたのは針がグルッと動くアナログ・単機能なものでしたが、体脂肪率とかも知りたく、「体組成計」というものにしました。
 「安いから買い換えたら」と言われたのですが、なるほど、価格comで調べたら、売れ筋は3千円程度のもの。発売開始から6年も経っていますが、1番売れているものを求めました。

 体重/BMI/体脂肪率/皮下脂肪率/内臓脂肪レベル/基礎代謝/筋肉レベル/骨レベル/体組成年齢/過去比較が出来て、2千円ちょっと。すごいですね〜。

 早速、生年月日や身長などを登録して、使ってみました。結果は・・・。

 体脂肪率は「標準(-)」、体脂肪率と内臓脂肪率は「標準」、肥満度を判定するBMI値は「標準」、体の年齢は「55才」となりました。詳しいことはこれから勉強しますが、体組成年齢が実年齢よりも6才若いとはうれしいですねぇ〜 体脂肪率も高くなくてよかったぁ。

 こんな安価な機械に乗るだけで、いろいろなことがわかるなんて、すごいですねぇ。シェイプアップしようという動機付けにも、効果抜群です。頑張ろう!

〜 今出川通のコンビニの前より 〜
2018年3月16日(金)  No.5368

ポカポカ陽気
 今日は月遅れの涅槃会。本堂にまつられた大涅槃図の前で、一山そろって法要をいとなみました。

 今日はお天気もよく、ポカポカ陽気だったこともあって、彼岸の墓参の方もずいぶんお越しになりました。まだ彼岸期間ではありませんが、彼岸になると混んでくるので、早い目にお越しになる方が最近はずいぶん増えました。

 午後から葬儀。今日は地元京都でのご葬儀でした。

 今年に入って伺った葬儀は、兵庫県がダントツで多く、滋賀県もありました。京都でのご葬儀は1月4日以来。15分もあれば行けるところだったので、「遅れないように、余裕を持って行かなければ・・・」などというプレッシャーもなく、気持ち的にもずいぶん楽でした。
 一旦自坊に戻って、繰り上げ初七日の連絡待ちをして、また夕方に拝みに行きました。
 いくら近くても、葬儀の時はずいぶん疲れます。故人にとっては大切な最後の儀式とあって、こちらも気合いを入れているからかも知れません。

〜 見頃を迎えた自坊の胡蝶侘び助 〜
2018年3月15日(木)  No.5367

いかなごのくぎ煮
 今日、いかなごのくぎ煮を頂戴しました。

 関西以外の方はご存じないかも知れませんが、いかなごのくぎ煮は春の風物詩の代表格。毎年必ず、漁が解禁になった日には、漁の様子や収穫したいかなごを煮詰めてくぎ煮を作る光景が、テレビで放送されます。

 いかなごはスズキ目イカナゴ科の魚。その稚魚を醤油や砂糖、生姜で煮詰めたものが錆びた折れ釘のように見えることから、その名があると聞きます。季節になると、淡路島や播磨から阪神にかけては、各家庭でくぎ煮を作ったり、スーパーでも山積みされるようになります。

 京都ではいかなごのくぎ煮を作る風習はありませんし、新鮮な材料も手には入りませんが、この季節になると‘春のお裾分け’を頂戴します。

 早速いただいて、春の味を満喫しました!

 今日もお彼岸の墓参の方が三々五々お越しになりました。今日は23度まで気温が上がりました。

〜 いただいた釘煮 〜
2018年3月14日(水)  No.5366

落とし物
 今日の最高気温は21度。今年初めて車のクーラーをつけました。でも、朝の温度は4度。外は暑いぐらいでも、室内はちょっとヒンヤリ。気温に対応するのが大変な季節です。

 自坊の参道には、黒く小さな固まりがあちこちに落ちています。指先でつまんで‘正体’を確かめようとすると、ボロボロっと崩れ落ちました。どうもゴムのよう・・・おそらく靴のソールでしょう。タイミングから考えると、土曜日の法事に来られた方の靴底だと思われます。

 数年前にもこういうことがあり、その時は靴底が門の外に落ちていました。さぞ歩きにくかったでしょう。

 数年ぶりに仕舞ってあった靴を履いてお越しになったのでしょうが、道すがら、靴はどんどん崩壊していったに違いありません。家にたどり着くまで持ち堪えたのかどうか・・・。

 長い間履いていない靴は必ず点検が必要なことは、ボクも登山靴で経験済み。片方のソールが完全に剥がれてなくなった状態で4時間以上も歩く羽目に陥り、本当に苦労しました。今度の場合は徐々に崩れていっているので、ご本人は気が付いておられないかも知れません。

 長年仕舞ってあった靴を履くほど、久しぶりのお出かけだったのでしょう。それほど、どうしても法事に参列したいと思われたのでしょうね。無事に帰宅されていることを願うばかりです。

〜 朝日の逆光の中の梅。黒谷 〜
2018年3月13日(火)  No.5365

桜ん坊、満開!
 朝の気温はまだ1度台でしたが、昼間は16度。これからは昼間の気温もどんどん上がるようです。

 自坊の玄関前の一段高いところに桜ん坊の木があるのですが、何気なしにふと見上げたら白い花が満開になっていました。ここ数日で一気に開いたのでしょうが、まったく気付きもせずに、迂闊でした。3月も中旬になり、何もかもが爆発的に動き出す候となりそうです。

 彼岸中日まで10日を切ったので、そろそろ準備に掛かり始めました。墓参の方も毎日お越しになっています。

 古紙回収の業者に電話をしたら、明日来てくれるというので、段ボールや雑紙などを取りまとめました。「どうしてこんなに出るのだろう」と思うほどの紙の山になりました。リサイクル、お願いします。

〜 玄関前の桜ん坊 〜
2018年3月12日(月)  No.5364

絶景!
 法事を終えて、夕方から大津にお参り。家の改築の間、仮住まいをされるので、昨日は京都のお家へ伺ってお性根抜きのお勤めをし、その日のうちに仏様や位牌を移されて、今日は仮住まい先の大津で壇を今日はその仏様や位牌のお性根入れです。

 初めて伺うマンションは、「紅葉パラダイス」というホテル併設のレジャーランドの跡地。遊園地があったり、‘ジャングル風呂’があって、宴会場ではポリネシアンダンスとかファイアーダンスなどのショーが絶えず行われていました。

 ボクも子供の頃には町内会から行った覚えがありますし、坊さんばかりの懇親会で行った時には佐々木功さんのショーをやっていて、『宇宙戦艦ヤマト』を聞かせていただきました。「こんなところまで来て歌わなければいけないのか・・・」と、ちょっと気の毒に思いました。

 その跡地に建つ20階建てのリゾートマンションの最上階が、お性根入れをするお宅の仮住まい。とにかく、ものすごい眺望で、室内に座って見る景色の半分が琵琶湖、残りが湖南の山々と大津市街やびわこの競艇場。ベランダに出て眼下を見ると、すぐに琵琶湖。目もくらむような景色でした。

 朝な夕なに琵琶湖の景色が楽しめますし、お月見はもちろん、夏には琵琶湖の花火大会が目前で見られます。すごい場所やなぁ〜 ただただ感激でした。

 残念ながら、カメラを車の中に置いてきてしまったので、読経を終えて帰る時、駐車場のフェンスの穴から‘パシャッ’。20階から撮りたかったなぁ。
2018年3月11日(日)  No.5363

時間がない
 今日のご法事は、参列者が35人ということで、襖を外して部屋を広くしたり、休憩できる場所を作ったりで、昨日から大変でした。

 でも、一番大変なのは時間がないということ。

 納骨なのですが、墓地は少し離れたところにあり、お年寄りの足だと、10分ほど掛かります。吉田神社近辺の神道の信者組織によって運営されている墓地で、空きがあるので神道以外のお墓も受け入れたようです。基本は神式なので、塔婆とかは供えられません。

 石屋さんは、その墓地の指定業者。他にも納骨があって、12時15分には来て欲しいということだったようです。寺での法事が11時半、納骨が12時15分。これはかなり難しい、というより端から無理。

 法要で35人にお焼香をして貰うだけで時間が掛かりますし、それからお年寄りも含めて移動して納骨ということになると、とてもその時間には行けません。11時半には皆さんが揃わないでしょうから、定刻の開式自体も危ぶまれます。

 とにかく、やるしかありません。読経を始めて、普段よりもうんと早く、皆さんに焼香をしていただきました。新しく作った位牌の開眼供養も、普段は別にするのですが、その読経の中で勤めました。

 どうにかこうにか法要は順調に進み、次は移動。「早くお墓に行きましょう」とお願いするものの、腰の重たい人もおられて、サッと移動というわけにはいきません。こっちも待ってはいられないので、法要の僧衣のまま市道を徒歩移動。雨でなくてよかったぁ。

 お墓に着くと、お骨を持った先発の方が1人と、石屋さんが待っておられました。時間は約束より5分ほど遅れていました。ご遺族の何人かが着かれるのを待って、すぐに納骨していただきました。ただ、納骨したところが見えるように開けたままにしてもらって、後でこちらが閉めることにしました。

 それから15分以上経って、故人の奥さんがお孫さんに背負われて到着。やっと全員が揃って、墓前回向となりました。

 外はポカポカとあたたかく(最高気温は10度ありませんでしたが)、移動も、待つのも楽で、本当に助かりました。

 お焼香を終えた方は、順次浄斎の場所に移動されましたが、最後まで残っておられた方に、「そっちから、京大の時計台が見えますよ」とご案内しました。

 故人はこのお墓の近くでお生まれになり、旧制四高から京都大学へ。戦後日本の児童相談所のパイオニアとして活躍をされました。白寿をもって往生され、再びこの地に戻って来られたわけです。

 何とか無事に終わって、やれやれ。お天気で本当に助かりました。花粉は大飛散で悲惨したが・・・。

〜 落ち椿一輪 〜
2018年3月10日(土)  No.5362

満開の梅の伐採
 墓地の梅の花が、いま満開。無縁墓を積み上げて、その上に地蔵尊を祀った塚の背景に、白い梅の花が広がっています。

 この梅の木は、今日、伐採されました。

 樹齢は100年を優に超えているでしょう。幹周りも相当の太さで、力強い枝を四方に広げていました。

 この梅の木は、無縁塚の裏側の、切り通しの道の上に生えています。この切り通しの崖の部分が昨秋に一部崩落し、下の道を半分塞いでしまいました。そこで、2月から新たな石垣を積む工事を始めたのですが、傾斜を付けた石垣のちょうど上の部分に梅が来てしまいました。梅を温存しておいては、その根が石垣にいい影響を与えません。仕方なく、切ることになってしまいました。

 8時頃から作業が始まりましたが、その前にたくさん写真を撮りました。梅が切られていくのは見るに忍びないので、遠くからチェーンソーの音だけ聞いていました。

 夕方になって見に行くと、無縁塚の後ろには何もありません。スカッと、後ろの立ち木が見通せます。墓地管理人と、「寂しくなりましたねぇ」とため息交じりに話しをして、切った後を見に行きました。

 崖っぷちの、チェーンソーで荒々しく斜めにカットした楕円形の切り口は、短い方で30センチ、長い方で50センチもあり、力強い存在感を放っていました。幹の中は、枯れたり虚になったりすることもなく、しっかりと‘詰まって’いて、実に健康に育っている木でした。

 残念・・・その一言に尽きます。真冬の花も葉もない状態ならまだしも、花の盛りに切られることになるなんて・・・最後の姿を目に焼き付けて欲しかったかのようでした。

〜 今朝の満開の梅 / 切られてしまった後 〜
2018年3月9日(金)  No.5361

新しい高速
 兵庫県川西市でお通夜。新名神の建設が進んでいて、川西のインターが昨年12月に開通したので、名神〜新名神を通っていくことにしました。

 お天気も悪いので、所要時間1時間余のところを2時間半前に出発。雨は断続的に強く降っていましたが、走行に支障の出るほどではありませんでした。

 新しい道なのでカーナビが対応していませんが、念入りに下調べしてあるので、迷うことはありませんでした。でも、高速開通にあわせて、周りの道もがらりと変わっていて、夜も相まって、カーナビ画面上の‘道なき道’を行くのは不安でした。

 新しい高速は道幅も広く、舗装も滑らかで走りやすい! トンネルも広くて明るい! 何よりも、ほとんど車が走っていません。往路で見たのは2台だけ、帰路も3台だけでした。大阪廻りで行くと、渋滞したり、複雑な行程を見極めて行かなければいけないのですが、そういうストレスはまったくありませんでした。

 この新名神は、今は川西で「終点」。高速で「終点」の表示を久々に見ました。今月18日には神戸JCと繋がって、全線開通します。そうなると、一気に交通量も増えるでしょう。工事にあたっては、橋桁が落ちたり何回も大事故があって、亡くなった方も出ました。やっと全線開通です。

 明日の葬儀はボクが伺ず、弟子がお参りさせていただきます。帰ってから、道順のこと、葬儀の進行などについてレクチャーをしました。

 緊張して走っていたからか、思った以上に疲れました。

〜 水仙、満開! 〜
2018年3月8日(木)  No.5360

寒の戻り
 普段はバイクで行く月参りを、今日は車で行きました。車で行くと、お参りするお宅に着く度にコインパーキングに入れなければならないのですが、今日は寒さが戻り、移動距離も長いので、バイクで行く気にはなれませんでした。

 一度あたたかさを体験してしまうと、厳寒期と比べたら何ほどもない寒さなのに、向き合えなくなってしまいます。気持ちって、大きいですねぇ。

 三寒四温を繰り返しながら、確実に春に向かっています。月日の過ぎゆくのの早いこと・・・。

〜 咲き始めた桜草 〜
2018年3月7日(水)  No.5359

前足でちょんちょん
 お天気はよかったのですが、北風が冷たく、最高気温も11度止まりでした。この時期、‘行ったり来たり’は仕方ないですね。

 夜半に数回、さくらがボクの頬をちょんちょんと触りに来ます。今まではその肉球が冷たかったのですが、最近は少しあたたかくなってきました。

 何のためにちょんちょんしに来るのか? それは、撫でて欲しいというリクエストなのです。初めは枕元で鳴いているのですが、それでも相手をせずに放っておくと、実力行使にでるのです。

 猫のくせにドタドタ歩くので、近付いて来たのがわかります。枕元に座ってしばらく鳴いてみせますが、放っておくと頬をちょんちょんしてきます。そこで撫でてやらないと、何度でも同じことを繰り返すのがわかっているので、背中を撫でてやると、ゴロゴロと満足したサインを出して、すぐに離れていきます。それは1回では済みません。だいたい3回ほどそれを繰り返して、自分の寝床に戻って行きます。スキンシップを求めていることは明らかです。

 猫のいる檀家さんのところでそういう話をしたら、寝る前に十分に撫でてやれば夜中にやって来なくなるとアドバイスいただきました。でも、寝る前、さくらはマッサージ椅子を占領し、テレビをチラ見しながらうたた寝するのが日課です。その時に撫でたりすると、大体は機嫌が悪くなるのです。どうも、自分が欲した時以外は受け容れないようです。猫らしいですねぇ。

 参道に落ちていた生まれたての仔猫を拾って育て始めてから、もうすぐ14年目。さくらは、人間でいうと70歳ぐらいのおばあさんです。おばあさんになってもたっぷり愛情が欲しいのは、人間と一緒ですね。どんどん気まぐれになるのも人間と一緒?

〜 よく咲いてきたスミレ 〜
2018年3月6日(火)  No.5358

雨宿りして電話
 朝のウォーキングの時、鴬の初鳴きを聞きました。まだ上手とは言えない鳴き方ですが、何度も繰り返して聞かせてくれました。些細なことですが、なんだかとっても幸せな気分!
 雨が強く降ってきたので、ウィーキングは途中で断念しました。


 今日は車の12ヶ月点検。1時間半ほどかかるらしいので、帰ってまた取りに行くのも面倒なので、待っている間に徒歩圏内のドラッグストア、ユニクロ、ビッグカメラ、ミスドに行こうと計画しました。

 車を預けて少し歩いたところで、自坊から檀家の訃報の電話。雨の中、傘を差した状態なので、とりあえず目前のマンションの自転車置き場の屋根の下に入って、檀家さんの携帯に電話をしました。亡くなったのは99歳のおばあさん。もう何年も入院されていました。

 ご遺族の都合をすり合わせるのにしばらく時間が掛かるので、その間にユニクロに移動。店舗下の駐車場でまた電話のやりとり。店に入るのは止めて、ビッグカメラに移動。店の外で、今度は葬儀社とやり取り。ご遺族、葬儀社、当方の日程がなかなかすり合わず、その後も移動しては屋根の下に入って電話の繰り返し。
 結局、1時間半の間、買い物はそっちのけで移動と電話の繰り返し。ようやく日程が決まりました。

 葬儀は兵庫県。12月に開通した新名神のICの近くですが、今日データーを更新したカーナビでも、まだ表示されません。帰って、ネット版のカーナビでやってみましたが、ICは地図上に表示されているのに、案内は従来のルートのまま。自分で道順を調べなければいけませんねぇ。

 夜になっても時折強い雨の降る日でした。

〜 こちらも一気に満開の梅 〜
2018年3月5日(月)  No.5357

生態観察?
 今日は法事が3座。墓回向に行くと、あっちでもこっちでも、塔頭の僧が読経をしていました。朝から礼装をしたような人が行き来しているのが目立っていましたが、今日は各塔頭ともに法事が多いようです。3月になって、あたたかくなるのを待っていたかのようです。

 今日の最高気温は21度。お墓はポカポカ。建物の中は、まだ少しヒンヤリしていました。


 昨年の秋に購入して自分で設置した防犯カメラが結構役に立っています。特に、門に付けたカメラの‘動体検知’機能がとても有り難いです。

 映像の視界内で映像の動きを検知するシステムで、門のカメラは動きがあった時にブザーが鳴るように設定しました。玄関戸を開ける前の、門をくぐった段階でブザーが鳴るので、ディスプレイを見れば誰が来たかがわかります。檀家の方はもちろん、宅急便ということもあれば、物見遊山の人が門のあたりをウロウロしている場合もあります。

 このシステムを使うことによってわかったこと、それはいかに動物の出入りが多いかということです。一番多いのは猫。「あっ、シロクロが来た」「クロがお出かけかな」と、4匹ぐらいが、頻繁に門から出入りをしています。こんなに我が物顔で出入りしているとは、今までまったくわかりませんでした。

 夜になって、時々映るのがタヌキです。門の外でじっと座っていたり、横切ったり、出入りしたり。タヌキの往来も予想外でした。

 カメラに映る猫やタヌキは、「なぁーんだ、タヌキか」と、どことなく微笑ましいですが、、外に置いてあった履き物をタヌキに食いちぎられたりという実害も各塔頭では出ています。捕まえて行政に連絡しても、「保護動物ではないので引き取れません。どこか人里離れたところで放してください」などと言われるだけ。これ以上増えても困るのですが・・・。

〜 梅の花も満開 〜
2018年3月4日(日)  No.5356

‘お布施’が老人ホームを支える?
 今日の「メダカの学校」は、京大大学院の准教授の若い女性でした。タイトルは、「スリランカ お布施がささえる地域の老後」。仏教国スリランカの老後を‘お布施’が支えているというので、お話を聞くのが楽しみでした。

 ただ、内容的にはちょっとマニアック? 座りきれなくなる時もあるのに、今日はガラガラ。「どうしよう・・・」と思っていましたが、何とか22〜23人になりました。

 弁舌爽やかで、内容的にもきちっと整理されていて、とてもわかりやすいお話でした。

 スリランカは、若い人たちが中東などへ出稼ぎに行っていて、残っている人の中では急速に高齢化が進んでいるようです。

 「お布施が支える〜」 スリランカのいわゆる老人ホームの入所者の多くは、原則60歳以上の身寄りのない高齢者。そこでは、地域の人などがお布施をしたもので食事がほぼまかなわれているというのです。調理済みのものが持ち込まれることもあれば、食材やお金でということもあるようです。

 なぜ、‘お布施’をするのか? 「残された者たちが故人にかわって善行をし、功徳を回向することで、故人のよりよい来世への再生を願う」と日本と近いのですが、スリランカは日本の仏教とは系統が違います。伝統的には、墓参の慣行や祖先崇拝の考えはないのですが、残された人々が抱く、死者のためにできる限り尽くしたいという思い、死者への畏れのあらわれだろうということでした。

 ずっと昔からこういう慣わしがあるのかというと、スリランカがイギリスの植民地になった頃からで、‘慈善’という行為が持ち込まれ、それが‘お布施’と結びついたようです。

 民衆の思い、宗教の変容、そしてスリランカが近代化していくに従ってこのような風習がどう変わっていくのか、とても興味が湧きました。

 先生から分厚い著書をいただいたので、頑張って詠ませていただこうと思います。


 千葉の檀家さんから、ご自宅で採れた蕗の薹と椎茸を頂戴しました。

 今夜の夕食は、昨日いただいた土筆のまぜご飯、蕗の薹と椎茸の天ぷら。春満載です!
〜 いただいた蕗の薹 〜

2018年3月3日(土)  No.5355

発送作業
 今年の秋、弟子の実家のお寺が三十三年ぶりの秘仏御開帳をされるので、それにあわせて日帰りバスツアーを計画しました。

 バス会社に早くプランを出すように頼んでおいたのが、やっと出てきました・・・こっちがコースも指定しているので、プランを出すぐらい簡単な作業なのに、どうしてそんなに時間が掛かるの。「今日の昼までに出してください!」と、督促のFAXを入れておいたら、ようやく昼前に送られてきました。

 自前のツアーのチラシに集合・解散時間などを入れて、すぐに軽印刷機で印刷。よし、これで発送の準備が整いました。

 午後はひたすらお彼岸の案内、護持会の会費納入のお願い、寺報などを合わせて発送作業。準備はすべて出来ていましたが、封入するものが多く、ひとり一人内容が違うので、かなり時間を要し、終わったのは夜11時でした。

 明日、宅配便に取りに来てもらいますが、配達には郵便よりもかなり余計に時間が掛かるので、着くのは来週末頃になるでしょう。

 とりあえず、一件落着です。


 静岡の友人から土筆が届きました。毎年の季節の便りです。有り難いです。

 明日は土筆ご飯にしようっと!

〜 掃除中の土筆 〜

2018年3月2日(金)  No.5354

春一番
 今日から3月。

 1日中、風が強まったり、止んだり。夜明け頃はかなり強い風が吹いていましたが、昼前後には青空が顔を出したり、夕方は一転して曇ったり。安定しない空模様でした。

 近畿も今日の風が「春一番」だったようですが、いつもの春一番より、ちょっと「コワい」と感じた風の吹き方でした。

 温かくなると動きたくて体がソワソワしてくるのですが、お彼岸の準備や案内状の発送準備など、肩が凝るような作業が山積み。

 筆で字を書いていても、いつもにも増してうまく書けません。集中出来てないのかなぁ〜 筆が悪いのかなぁ〜

〜 咲き始めた侘助 〜
2018年3月1日(木)  No.5353

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