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2018年1月の日記

林檎ジャム
 お供えのお下がりのリンゴがたくさん溜まってきたので、ジャムを作ることにしました。

 こういう時のレシピはいつも適当。すごく上手く出来る時ありますが、まったくダメな時もあって、その振れ幅はかなり大きい気がします。

 まずは、リンゴをぶつ切りに。リンゴの切り方は、もう少し細かい方がよかったと思いました。

 納戸に仕舞ってあった圧力鍋を出して来て、リンゴと砂糖を入れ、グツグツと煮込みました。適当なところで、レモン汁とシナモンパウダーを投入。すご〜くいい香り!

 しばらくして試食をしてみましたが、煮込んで形がなくなっているものもあれば、まだしゃりしゃり感の残っているものもありました。リンゴの種類が違ったのか、劣化具合に差があったのか・・・しゃりしゃり感の残っている欠片だけを取り出して、パイ生地に挟んで焼いたら美味しそう! 砂糖はもう少し多い方がいいかな? シナモンの香りが飛んでしまっています。出来上がる直前にもう一度いれてみようかなぁ。

 出来としては60点ぐらい。明日の朝、トーストに乗っけて食べてみて、再度手直しです。

 午後は大津・坂本で会議。お偉い方ばかりの中にちょこんと座っているだけ。議事録署名人なったのですが、会議後すぐに記名欄があるだけの議事録に署名。議事録の内容を見てないのだけどなぁ・・・。

 夜は作業所の会議。

 今日で1月はオシマイ!

〜 圧力鍋のリンゴ片 〜
2018年1月31日(水)  No.5324

水道管を割る
 数日前に凍結して割れた水道管の本格修理に掛かりました。ついでに、複雑に入り組んでいる配管を整理にも取り掛かりました。

 ‘水道管’といいましたが、割れたのは井戸水の配管。この室内にはお茶の水屋があって、上水道と井戸水の両方が引いてあります。今は使ってないので、止めたままにしておいても問題はありません。

 それよりもややこしいのは配管。凍結して漏水した時に、あたりにあった止水栓をいくつか止めてみたのですが、漏水が止まりませんでした。どの止水栓がどこへ行く配管のためのものなのかがさっぱり判りません。そこで、今日はその解明が目的でした。

 地面を掘っていくと、何本もの配管が複雑に繋いであって、何が何だかわかりませんでした。さらに掘っていた時、バキッという音がして、水が噴き出しました。スコップで引っ掛けて、配管を割ってしまいました!

 「あーー!」と言いながら、まずは井戸水の送水を止めにポンプ近くのバルブを閉めました。現場に戻りましたが、吹き出る水は止まっていません。「あかん」と、今度は水道のメーターのところのバルブを閉めに走りました。元へ戻って見ると、水は止まっていました。辺りは水浸し、粘土質の土はドロドロ。

 思い出しました。40年以上前、水屋の横には水冷式のクーラーがありました。水冷式ですから、水を使って冷やすのですが、排出された水はお湯になります。それを風呂場まで引っ張っていました。その冷却する時の水は、バルブを操作して井戸と水道を切り替えられるようになっていたような気がします。この現場の沢山かつ複雑な配管は、その名残に違いありません。生きている管もあれば死んでいる管もあります。

 眼前の配管を見ても、どれが井戸か水道か、生きているのか死んでいるのか、さっぱりわかりません。それよりも、とにかく割ってしまった配管を修復して水道を開栓しないと、台所もトイレも使えません。

 穴掘り、始め! 土はベタベタで重たく、靴のそこに分厚くくっついて、歩くのも大変。ようやく配管の様子が見えてきました。配管部品はストックがあるので、何とかそれで直せそうでしたが、中途半端に直すとまたやり直さなければならないので、万全を期してホームセンターにひとっ走り。部品を仕入れました。

 簡単に直せると思っていたのが大誤算。割れた配管は敷地の中で最も低い場所にあるので、バルブを止めても、敷地内の配管内にある水が、すべてそこから湧出してきていくら待っていても止まりません。掘った穴の中は、汲み出せども汲み出せども、また水浸し。
 そんな中、泥だらけの地面に腹ばいになって、水浸しの穴の中に手を突っ込んで補修作業。着ていた合羽はもちろん泥だらけ。おでこも泥まみれ。手は泥で滑って力が入りません。「出来た!」と思って開栓しましたが、わずかに水漏れ。もう一度やり直し。もう散々でした。

 作業を始めたのが9時半頃。ほぼ何とか補修できたのは、4時を過ぎた頃でした。それだけ掛かっても、自分が割った配管を補修しただけで、何も進んでいません。すっかり、今日の予定が狂ってしまいました。

〜 水が噴き出す前の穴 〜
2018年1月30日(火)  No.5323

喉の養生
 久々に朝の最低気温がマイナスになりませんでした。23日以来です。起きてすぐ、「あっ、今日はマシだなぁ」と感じました。

 昼間も陽が差したりしましたが、数日の冷え込みで出来た分厚い氷は、すっかり溶けるには至りませんでした。

 今日は月参りも法事もないので、喉の養生に努めました。最近、自分の唾液で咽せることが多くなってきています。喉の筋肉全般が弱っているのかも知れませんねぇ。嚥下の自主トレをしたほうがいいかも知れません。何だか一気に歳を取ったみたい・・・。

 ホームセンターで買ってきた砂利を庭に撒いたりした他は、落語を聞きながら寒中見舞いを書き上げたり、細々とした用事をして過ごしました。

〜 少し溶けた蓮鉢の氷 〜
2018年1月29日(月)  No.5322

法事3座
 今日は法事が3座。2座というのはよくありますが、3座はそう多くありません。

 かなり気を付けてケアしている甲斐があって、声の調子はちょっと良くなってきているのですが、3座はキツイ。普段でもちょっとしんどいのですが・・・。おまけに、2座は参列者が15人ほどずつ。家族だけで法事をされることが多い昨今では、結構大勢です。

 法事とお話と墓前回向で‘1セット’。1座目、2座目と重ねるにつれて、やはり声が出にくくなって、3座目は‘ソロパート’以外は休み休み。

 普通にお話とかをするにはそれほど支障はないのですが、読経になると出にくくなります。お香の煙が押し寄せてくる中で声を出すのもかなりのストレスですし、読経の時は発声方法が違うのか、力みがあるのか、声が出にくくなってきます。

 坊さんがこんなことでは困るのですが・・・。

 明日から3日間は声を出す機会も少ないので、十分にケアをして、一気に改善させたいと思っています。

 加湿のために常持マスクをしているので、頬っぺたにゴムの跡が付いたまま取れません。

〜 まだ少し残っている雪 〜
2018年1月28日(日)  No.5321

開山忌
 朝から雪が断続的に降って、うっすら積もりました。今朝の最低気温は−1.9度。先日と比べると少しマシですが、厳しい寒さです。

 今日は、真如堂開基の戒算上人のご命日、966回忌でした。

 戒算上人のことはほとんど記録がなく、戒律を厳しく守った方ぐらいしかわかりません。おそらく、藤原家出身の方で、藤原詮子の命を受けて出家された方ではないかと想像しています。

 天喜元年正月27日に遷化されたのに因んで、毎年今日の日に法要をしています。天喜元年正月27日を西暦に直すと、2月28日になります。その頃ならもう少し寒さも弛んでいるでしょうが・・・。

 境内で一番寒い本堂。手はかじかむ、声は震える、板の間は痛いほど冷たい、しっかりと値打ちのある御恩忌でした。参列した各塔頭の檀家総代方には、コートを着たまま参列していただきました。


 午後から「今日の散歩道」の更新を1日遅れでしましたが、陽が差したために雪はすっかり溶けてしまっていて、仕方なく、朝一番に小さいカメラで撮った写真を使いました。
 水仙、蝋梅、椿、すみれなど、咲いている花は、ここ2〜3週間、動きはありません。でも、もうすぐ節分。少しずつ日も長くなっていますし、ゆっくりと春に向かっている実感があります。

〜 雪の正面参道 〜
2018年1月27日(土)  No.5320

お墓探し
 午後から大津・坂本で会議。

 雪が心配で、山越えで行くか、大廻りして国道などを通っていくか迷った結果、山越えで行くことにしました。時折、雪がちらついていたものの、陽も差していたので、「これなら大丈夫」と判断。道路脇の温度表示や車の外気温は、峠に差し掛かった頃には0度でしたが、道はまったく心配ありませんでした。

 山越えで行くことを決めたのには、もう一つ理由がありました。峠を越して少し大津側に降りたところの霊園で、お性根抜きの読経をしなければならなかったのです。
 お正月に亡くなった方のお墓がその霊園にあり、墓石に文字を彫るに当たっては、お性根抜きが必要。高齢のご遺族には、「坂本に行く用事があるので、その途中で私が一人でやってきますから」と今日を予定していました。山の中の霊園はきっと雪も残っているだろうと長靴などを持参し、万全の体制で臨みました。

 霊園は段々畑のようになっていて、それぞれに名前が付いていました。霊園のサイトで位置関係などを下調べした上で、まずは管理事務所に寄って、墓地の細かい場所を確認しました。
 ご遺族からは「○○台の真ん中よりも手前の右寄り」と伺っていたので、管理事務所のマップを係員さんと一緒に確認すると、確かにその辺りにその家の名前が書いてありました。係員さんに行き方を教えてもらって、雪の舞う中をお墓を目指して進みました。

 日当たりが良いためか、お墓にはほとんど雪が残っていませんでした。助かりました。マップで確認したあたりを探してみたところ、確かに○○家のお墓がありました。でも、建てた人の名前や戒名は見たこともないもの。明らかに、同姓の、別の家のお墓でした。ご遺族から聞いた「○○台の真ん中よりも手前の右寄り」の場所に間違いはないのですが・・・。

 もう一度管理事務所に戻るのは大変なので、墓地の中を探すことにしました。積雪はないので、ラッセルしながらお墓を探さなくて済んでよかったです。

 折しも、横殴りの雪がひどくなってきて、肩の上にも積もるほど。相当広い○○台の「真ん中よりも手前の右寄り」付近には、目当てのお墓はありません。だんだん範囲を広げて歩き回り、やっと見つけたそのお墓は、聞いていた場所とは違う「一番奥の列の真ん中」にありました。人の記憶って、結構いい加減なものですねぇ。

 「これに間違いない」と確認し、持参した水塔婆を建てて、風の中でも消えないライターで線香などに火を点けて、ようやく読経することが出来ました。

 車に戻って、思わず「いま、お性根抜きのお勤めをしておきましたよ!」とご遺族に電話。仔細は省略しました。

 会議中も、窓の外は時おり吹雪。積もるほどではありませんでしたが、用心して、大廻りして国道経由で帰りました。

 早く寒波が抜けてくれないかなぁ〜 雪は嫌です。

〜 霊園のホームページより 〜
2018年1月26日(金)  No.5319

早朝の火事
 夜中から雪が降り始めたみたいで、朝起きたら1〜2センチ積もっていました。積雪は大したことはなかったのですが、気温が低くてあちこち凍結していました。

 6時過ぎになって、サイレンがずいぶん鳴り響いていたので、事故かなぁと思って消防局の災害情報のサイトを見ると、左京区鹿ケ谷御所ノ段町付近の建物火災に消防隊が出動したと表示されていました。これだ・・・。

 さらに「左京区鹿ケ谷御所ノ段町」のエリアをサイトで調べると、法然院、安楽寺、霊鑑寺の境内がほとんどを占め、少し東の民家も含む町内であることがわかりました。各寺はもちろん知っていますし、近くの民家にも知人がいます。寺が火事とは考えてもみず、民家の火災だろうかと思っていました。ヘリが飛んでいたのも、雪景色の撮影ではなく、火事の取材のためだったのか・・・。

 しばらくして、ニュースを見て唖然。「幼児2人を含む男女7人が煙を吸うなどして救急搬送され、うち50代の女性1人が心肺停止の状態」。まさか安楽寺の庫裏が火災だとは・・・。住職は子供の頃から知っていますし、家族の方もお目に掛かったことがあったでしょう・・・大変なことになってしまいました。想像するだけでも辛いです。

 今日は外作業も出来ず、所用でちょっと出かけたら水道管破裂で呼び戻される始末。ほぼ事務仕事をしていました。

〜 朝の境内 〜
2018年1月25日(木)  No.5318

立ち木の剪定
 朝はマイナス3度くらいまで冷え込みました。

 境内を歩いていて、大きな霜柱を発見! 写真を撮った後、その上をガサガサと歩いて楽しみました!

 最近、運動量が減っているという反省から、今日は木に登って枝打ちをしました。剪定が運動になるかどうかわかりませんが、ただジョギングをするとかはあまり‘生産的’ではない気がするので、何らかの作務で運動を。

 木に登って無理な姿勢を取ったら、足が攣ってしまいました。やはり運動不足なのかなぁ。風が強くて、木の上はいっそう寒かったです。

 午後から法事。定休日が水曜日の飲食関係の方は、法事をされることが多いです。「水」曜日は、水に流す、水が流れる、お客が流れてしまうなどと、縁起を担ぐからだそうです。不動産屋さんなども同じだそうです。理容業は、お客が集中した土日の次の日の月曜日がお休み。法事は月曜日です。

 参列された親戚の方が映画好きで、京都のロケ地はほぼ回っているとか。真如堂境内で行われたロケの話や、昔のチャンバラの話、果てはタイガースのメンバーと同じ小学校で同年代だという話まで、読経をしているよりも長い時間おしゃべりをしていました。

 ずいぶん気楽な法事でした。

〜 大きく育った霜柱 〜
2018年1月24日(水)  No.5317

声帯が痩せる
 月参りで読経をしましたが、声が出にくい・・・空気の1/3ぐらいが声帯をすり抜けていく感じで、声帯がしっかり振れないような・・・。

 近くの若い僧侶が、声帯に結節のようなものが出来て、手術をするかも知れないという話を聞きました。「ボクも結節かポリープでも出来たのかも知れない」と思って、耳鼻咽喉科に行きました。

 「うちはお寺さんと保育士さん、しゃべりの高齢者で保っています」などと好き放題に放言する女医さんに、数年ぶりに診てもらいました。

 「声が出にくいのです。結節とかではないかと思って」と申告すると、「んー それは結節の声とは違うなぁ」と言って、ファイバースコープを鼻から突っ込まれました。「はい、エーと声を出して」と言われて撮影」

 「声帯の下のほうが痩せてきています。ここが完全に閉まってないでしょう」と言われて写真を見ると、確かに声帯が塞がりきらずに隙間が出来ていました。

 加齢による声帯萎縮のようですが、「よく咳払いをしませんか?」と聞かれました。逆流性食道炎で声帯付近が腫れているのを、痰だと思って、咳払いしてしまっているのではないかと言われました。確かに、しょっちゅう咳払いをしています。

 「出来るだけ咳払いをしないように」と言われて、薬を貰い、2週間後に再診となりました。

 そういうれて自坊に帰ってみて、これまで癖のように咳払いをしていたのに気が付きました。咳払いをしないようにするのに、どれほど気を遣わなければならないか、結構大変でした。

 薬頼りも嫌なので、加齢による声帯萎縮対策の体操を、ネットで調べてプリントアウトしました。しばらくやってみます。

 声帯が老化してうまく閉じなくなると、身体に力が入らなくなってり、誤嚥の危険性がが高まったりするとも書いてありました。そういえば・・・と、納得です。

 声はボクの日々の勤めに欠かせない‘ツール’です。ここ数年は運動量も落ちているので、筋肉も衰えているに違いありません。全身を鍛えて、声帯も長持ちさせなければ・・・。

〜 見っけ! 有楽の蕾 〜
2018年1月23日(火)  No.5316

完全オフ!
 誕生日の今日は法事も月参りもなく、完全オフ! 久しぶりに作務をしました。

 まずは紫陽花園の手入れ。今の時期は寒肥を施すなど、いろいろな作業があるのですが、今日は草引きや古くなった株の近くに新しい苗木を補充して植えたりという作業を、ほんの少しだけしました。

 執事を辞めてから紫陽花園も荒れていて、「放っておいてゴメンね」と紫陽花に謝りたい気持ちでいっぱいでした。いろいろな事情があるのですが・・・。

 午後からは雨が降り出したので、自坊の壁の補修作業。昨年塗装をした聚楽壁に、一部割れが入ったりしていました。上塗り部分が塗料の力に引っ張られて、下地から浮き上がってしまったのです。

 まずは、浮き上がった部分を剥がして、段差が出来ないように壁材を塗り直しました。我ながら上手い! 後は乾くのを待って、色を合わせるために塗料を塗れば完成です。

 時間を持て余したので、後は塔婆書きやら寒中見舞い書き。

 結局、完全オフでも何かしらの仕事や作業をしているのですね。でも、それが一番落ち着いて幸せです。

〜 鐘楼脇の紫陽花園 〜

2018年1月22日(月)  No.5315

ブルーグラスにはまる
 最近の音楽のマイブームはブルーグラス。「カントリーとブルーグラスの違いは?」という議論がありますが、よくわかりません。でも、聞いているのはブルーグラスの範疇のようです。

 いろいろなブルーグラスを聞きましたが、いま気に入っているのはロンダ・ヴィンセントという女性とそのグループ。彼女は、フラットマンドリンを弾きながら、抜けるように明るく、力強い声で歌います。

 基本的な楽器編成は、5弦バンジョー、フラットマンドリン、ギター(スチール弦)、ウッドベース、フィドル(バイオリン)、ドブロ(ハワイアン・スティール・ギターの変形?)で、ソロとハーモニーの歌を楽しみながら、各楽器のアドリブが展開していく形がメインです。

 パソコンのYoutubeのサイトでロンダ・ヴィンセントのライブ動画を探してフル画面表示、音はミニコンポで鳴して臨場感たっぷり。何よりもテンポがよくて楽しく明快! 特にライブ演奏の映像は、それぞれの楽器のソロ演奏が見られて、釘付けになります。フィドルとバンジョーがいいなぁ。

 そんな音楽を聞きながら寒中見舞いを書くなどの‘内職’をやっていると、とても捗ります。

 いやぁ〜、これは楽しい!

〜 内職に飽きたら境内を散歩 〜
2018年1月21日(日)  No.5314

逆戻り
 ご自宅での法要に伺った時、ちょうどエアコンの風が直撃するところで読経しなければなりませんでした。「あー、これは・・・」と思っていたら、案の定、途中から声が出にくくなってしまいました。

 帰って法事2座。なかなか部屋が暖まらないので、1座目は灯油ストーブとエアコンを併用、2座目は温まったので灯油ストーブだけにしました。それだけでも、声が出やすい出にくいがずいぶん違いました。

 ちょっと良くなってきたので安堵していたのが、また少し逆戻りです。


 墓前回向に行った時、参列していた女の子に、竜の玉の在処を教えてあげました。そういうものに興味がありそうな女に子だったのです。

 少女は親戚などに止められながらも、青く綺麗な竜の玉を、‘髭’をかき分けて探していました。野遊びの素質ありと踏んだボクの目もなかなかのものです。

 ボクより少し上の檀家の方と、子供の頃には自然のものを使ってよく遊んだという話で盛り上がりました。今は境内で遊ぶ子はいなくなりましたねぇ。

 大寒にしてはずいぶん過ごしやすい日でした。

〜 菖蒲の間に松の子供見っけ! 〜
2018年1月20日(土)  No.5313

ネームタグ
 先日の三十三間堂での法要の後、西宮の葬儀で僧衣を着た時に、「あれっ?」と衣が違うのに気が付きました。生地の感じや色目が少し違うような気がしたのです。

 三十三間堂の法要時に紫色の僧衣を着ていたのは5人。交代で出仕していて、休憩時は控え室の衣桁に掛けてありました。その時に取り違えたのかも・・・。衣は、法衣屋さんが衣桁から取って着せてくれ、片付けもしてくれたのですが・・・。

 法衣屋さんに電話してみると、ボクと同じ店の僧衣を着ていた人は1人だけとのこと。その方に電話してみましたが、入れ替わっているかどうかわからないとのことなので、見て確認させていただくことになりました。

 車で40分、醍醐寺の近くのお寺まで伺って、テーブルの上にサッと僧衣を出していただいた瞬間、わかりました。「これとは違う・・・」。同じ紫色でも、色目がまるで違っていました。納得して、また40分掛けて戻りました。

 他の方々の僧衣は、それぞれ違う法衣店のものらしいので、取り違えた可能性はないはずです。でも、どうも違和感があるのです。仕方がないですねぇ。

 今後こういうことが起きないように、衣にネームタグを貼り付けようと思います。今度、100均に行った時に適当なものを見つけてこようっと。

〜 色鮮やかになった竜の玉 〜
2018年1月19日(金)  No.5312

予定外のスケジュール
 近所だけれど、ほとんど取り引きのない石屋さんに、墓石への字彫りを依頼に立ち寄りました。その石屋さんは現在建て替え中で、真向かいの空き屋を使って仮店舗を開いておられました。

 墓地の場所(真如堂内の墓地ではないので)のマップや彫って貰う字の内容、施主の連絡先などを細かく書いて、それで発注は終わり。帰ろうとすると、「今お借りしているこの家は、もともと寺侍が住んでおられたものだそうです。ぜひ、上がってご覧ください」と熱心に勧められたので、見せてもらうことにしました。

 場所は、隣の大きなお寺の門のすぐ横。そこに住んで寺の警備をしていた家系だとのことで、玄関の鴨居の上には長刀掛けがありました。門は、門番の住まいを兼ねていました。本体はちょっとした数寄屋風の建物で、昔の家の良さが感じられます。茶室や蔵も2つずつあり、土間には井戸もありました。

 帰ろうと履き物を履いて出ると、庭伝いに土蔵に案内してくださいました。建物の中では、この土蔵が一番立派でした。

 でも、建物も庭もかなり荒れていて、このままでは使えません。隣寺の塔頭があってもおかしくない場所で、人手に渡ってマンションでも建てられたら大変と、隣寺が買い取られたそうですが、この後どうされるのでしょう。

 近所ながら、こんなお家だったとはまったく思ってもいませんでした。見せていただいてよかったです。


 自坊に帰って、去年9月に買った時から不調の洗濯機のメーカーに修理依頼の電話をしました。2回ほど電話のやりとりをした後、修理担当のサービスマンから来訪日時を調整する連絡をするということでした。3〜4日、1週間ぐらいは掛かるのだろうと思っていたら、サービスマンから電話があり、「今から伺います」とのこと。ちょうど1キロ圏内におられたのです。

 それから5分ほどで到着。あれこれ調べて、「原因はわかりました。この部品が割れていましたので交換させていただきました」と、スッキリした顔で説明してくださいました。もちろん、メーカー保証期間内なので無償です。

 毎日は使わないサブの洗濯機なので、電気屋さんに「安いのでいいから」とハイアール製を持ってきてもらいました。正直、サービスや保証は諦めていたのですが、たまたまとはいえ素早い対応に、「なかなかやるなぁ」という感じでした。

 石屋さんと洗濯機で半日終わってしまいました。

〜 香り立つ蝋梅の花 〜
2018年1月18日(木)  No.5311

学生時代の路地
 阪神大震災の日。今年で23年も経ちますが、あの日受けた衝撃はいまだに忘れることができません。また被災者ではない目線に過ぎませんが、炊き出しや物資運搬などで10数回被災地を訪れた時のことも、深く心の中に残っています。

 亡くなった方々のご冥福をお祈り申し上げます。


 所用があって、40年ほど前に通っていた大学の近くへ行きました。

 学舎が大きく2か所に分かれていて、その間を行き来しながら授業を受けました。その道は、車がすれ違うことができないほどの細さで、授業の合間にはたくさんの学生が往来していました。古い民家の間に、教科書屋さんや学生目当ての喫茶店や雀荘などもありました。

 今日、少しだけその路地を覗いて見ました。古い民家は今風の外壁材の家に変わり、空き地もありました。「確か、この辺りだったけどなぁ・・・」と、サークルの仲間がいつもたむろしていた喫茶店を探しましたが、すっかり建物が変わって、民家になっていました。その頃から多動で、喫茶店で喋っているのはあまり好きではなかったので、ひょっとしたら違う場所だったかも知れません。

 またその近くに行く機会があるので、今度はもう少し時間を掛けて学生時代の足取りを辿ってみようと思います。ノスタルジーに浸っているわけではなく、何となく探検気分です。

〜 今日は自坊の雨の庭 〜
2018年1月17日(水)  No.5310

無事に終わって一安心
 宇治の檀家宅で法事をした後、西宮での葬儀へ。

 葬儀の時は、渋滞や事故などの想定外のことに巻き込まれないよう、なるべく車では行かないことにしているのですが、今日は車を使わないと無理。「何事も起きませんように・・・」と祈るような気持ちで名神高速にのりました。

 途中まではよかったのですが、電光掲示板に「芦屋から豊中まで、渋滞10キロ」と表示されるようになりました。もう少し走ると、渋滞は11キロになっていました。

 「これはやばいなぁ」と思いましたが、時間的な余裕は十二分にありましたし、「途中で一般道に降りようかなぁ」と思っていたら、ナビがその通りの指示を出してくれたので、安心。結局、1時間以上も早く着きそうになったので、近くのコンビニに寄っておにぎりを買って食べました。

 今日も騙し騙し声を出して、無事に葬儀と初七日を勤めることが出来ました。本当にやれやれでした。

 明日は阪神大震災の日。今日、火葬場へ向かう途中、炊き出しに伺った小学校の近くを通りました。火葬場に隣接する墓地の墓石は、欠けたり、補修の跡が目立っていました。ほとんどが地震で倒れたそうです。

 今では震災があったことなど、まずわからないほど復興した街並み。それが皆さんの大変な思いと努力の結果であることがうかがい知れます。
2018年1月16日(火)  No.5309

朝の冷え込み
 朝、自坊の温度計は−2.1度。暗い中、門を開けに行ったら、照明の光で苔や葉っぱに付いた霜がキラキラ光って、とても綺麗でした。

 大阪南部から法事で来られた方は、京都に着いたら雪があったので驚いたと仰っていました。お墓も、日当たりの悪いところはまだ白く、花筒は凍っていて花が挿せませんでした。

 天気予報では晴れるように言っていましたが、曇りの合間に少し日が差す程度。夕方から、お通夜のために兵庫県西宮に向かいましたが、途中でしばらく雨に降られました。安定しないお天気でした。でも、最高気温は久々に10度を越えました。

 お通夜は騙し騙し声を使い、何とか勤めて帰りました。今日も無事に終わってやれやれです。

〜 自坊の庭の雪 〜
2018年1月15日(月)  No.5308

楊枝の御加持
 今日は、早朝に本堂で真如堂の御本尊彫られた慈覚大師のご命日の法要。その後、三十三間堂で行われた「楊枝(やなぎ)の御加持」に出仕させていただきました。

 朝起きてみたら、境内は真っ白。去年は大雪で大変でしたが、今年はまだましで、予約しておいたタクシーも来てくれました。

 9時から4時まで、1時間交代で御祈祷や御加持に出仕。合計1万7百人ほどが参拝されたそうです。

 合わせて、弓の伝統競技「通し矢」に由来する全国大会が開かれ、振り袖に袴姿の新成人など約2千人が腕前を競い合いました。

 楊枝の御加持を受けようとする人や弓道大会に参加する人たちが境内には溢れ、また振り袖姿で弓を持った女性を写そうとするアマチュアカメラマンもたくさん集まり、露天も出て、お堂の外はごった返していました。お堂の中も、「止まらないでください」の連呼。大変な人でした。

 この法要に出仕するのは今年で2回目。今年は重要なお役目をいただき、それを何とか勤めようと喉の養生に努めてきましたが、何とかギリギリ無事に終えることが出来ました。迷惑を掛けることなく済んで、本当にやれやれでした。

 今日も早寝です。

〜 三十三間堂の外の人混み 〜
2018年1月14日(日)  No.5307

マイナス3.5度
 今朝はそれほど寒いとは思わなかったのですが、気象台の記録では最低気温は−2.9度。昨日の−1.8度よりもまだ低かったようです。自坊のほうが気象台より0.5〜1度ほど低いですから、今朝は−3.5度くらいだったのでしょうか?

 千両の葉っぱが、寒さにやられてへなへなとなってしまっていました。こんなことは初めてです。元に戻ってくれるでしょうか? 

 午後は「メダカの学校」。参加者の出足が好調だと思っていたら、それどころか次々と来られて、臨時の机を出したりしてもまだ足りません。普段は30人ぐらいの参加者なのに、今日は44人。どうしたことでしょう!?

 今日は「これからの健康づくり〜毎日を元気に楽しくイキイキと過ごすために〜」という内科医のお話。独居高齢者の自宅で話し相手をする対話ボランティアグループも主催されていますが、その関係者でもないようで、どうして参加者が多いのか見当が付きません。

 新年早々のメダカは、お善哉を接待させていただきますが、通常の約1.5倍の参加者とあって、餅を焼くのもお善哉を配るのも大変でした。でも、うれしい悲鳴で〜す!

 講演は、パワポを駆使して、きっちり90分。ユニークで示唆に富んだものでした。講師の方は、皆さんが帰られる時、ひとり一人と握手をして言葉を掛け、またフィードバックをもらっておられました。日頃の在宅医療といい、今日の講演といい、とても気概のあるドクターだと感じました。

 机や椅子を運んだりバタバタして、また喉が痛くなってしまいました。今夜も早寝です。

〜 へなへなになった千両の葉っぱ 〜
2018年1月13日(土)  No.5306

咽頭炎
 先日の葬儀の際に頑張って声を出して以来、喉の調子が良くありません。思考力や注意力も低下しています。

 これ以上ひどくなる前に食い止めたいと、家庭用の吸入器を買いました。以前から買おうと思っていましたが、それほど効果があるとは思えないので、踏み切れませんでした。

 商品説明には、「うがいの場合、水は口蓋垂(こうがいすい=ノドチンコ)までしかとどきません。一方、スチーム吸入器なら口蓋垂(こうがいすい=ノドチンコ)の奥までスチームがとどき、さらに鼻腔(びこう=鼻の中)にも使用することができます」と書いてありました。うがいよりも効果が期待できるならと買い求めました。

 早速試してみましたが、喉と鼻が少し楽になる気がします。ただの水蒸気なので、1日に何度やってもいいらしく、かなり面倒くさいですが、頑張ってやってみようと思います。

 医者にも行きました。いつもと同じ「咽頭炎」という診断で、抗生剤や去痰剤などを処方してもらいました。ついでに、血液検査もやってもらいました。

 喉の不調は、年がら年中。特に冬は顕著です。

 加湿器を自室や寝室に置き、今も反射型の石油ストーブでお湯を沸かして、乾燥対策にはかなり気をつかっています。マスクも頻繁にしていますし、マヌカハニーも舐めています。

 それでもダメですねぇ。暖房をガンガン効かせた葬儀場などは、ボクの喉にとっては最悪の環境です。

 何とか早く治さなきゃ。治って欲しいなぁ・・・。

〜 家庭用吸入器 〜
2018年1月12日(金)  No.5305

無駄足
 今日は‘オフ’の予定だったのですが、プライベートな用事で行ったり来たり。ついでに、ユニクロに立ち寄りました。

 14日に寒いところでの長時間の法要があるので、それに備えて‘極暖’のアンダーウェアを買いに行きました。

 着物を着る都合上、シャツの首元はU字ではなくVネックでないといけません。‘極暖’の上に‘超極暖’というのもありますが、それにはVネックがないので、自ずと‘極暖’に。両者がどれほど違うのかわかりませんが・・・。‘極暖’のタイツも合わせて買いました。

 自坊に帰り着く前に、何だか気になったので、それぞれのサイズを確かめてみると、2枚買ったシャツのうちの1枚のサイズが間違っていました。何度も確かめたつもりでいたのですが、最後に色違いのシャツを取った時にサイズをよく確認しなかったのでしょう。こういうことが時々あります。

 ユニクロまで、無駄に1往復してしまいました。

 最高気温は4.3度でしたが、お天気がよく、青空が広がる日でした。

〜 快晴の空 〜
2018年1月11日(木)  No.5304

お墓でリフレッシュ
 今日も雨が降ったり止んだりだったので、午前中に月参りに伺った後、午後はゆっくり法事の塔婆書きをしました。

 なかなか安定した字が書けませんねぇ。特に6尺塔婆の時はブレが多く、大きくなったり小さくなったり、右肩上がりが強くなったり。並べてみると、昨日書いたのと今日書いたのとでは字が違います。

 住職になりたての頃よりは、少し‘進化’したようには思いますが、概して下手です。

 そんな字を見て嫌気が差してきた頃、檀家のお墓の修理の相談に石屋さんが来てくれたので、墓地で打ち合わせをしました。

 新しいお墓はそうでもないのですが、古いお墓はいろいろな想像がかき立てられ、また側にいると何だか落ち着きます。

 お墓でリフレッシュして、また塔婆書きに復帰しました。

〜 庭の網ほおずき 〜

2018年1月10日(水)  No.5303

運転免許更新
 今日は風が強く、車で走っていても、あちこちでプラスチックやビニールのゴミを入れた袋が道に飛んで来たり、ゴミが散乱したりしていました。

 ボクも、除けた方へゴミ袋が飛んで来て、ぶつかってしまいました。あのゴミは、市の清掃局が回収するのでしょうか? 大変な量と手間です。

 午後から運転免許の更新に行きました。JR京都駅前にゴールド免許限定の更新センターが出来ているので、そちらへ行きました。混んでいるのだろうなぁと思って出かけましたが、並ぶことはまったくありませんでした。

 記入するのは名前と生年月日程度。受付で安全協会への加入を断った時には嫌な顔をされましたが、視力検査も写真撮影も行ったらすぐ。更新講習開始までに、少し待っただけでした。

 免許の写真は、少なくともここ3回は赤いセーターを着て写っています。5年ごとに更新しているので、セーターは違っていますが、何故か毎回赤。赤は好きですが・・・。

 セーターは同じ赤でも、写真の顔はずいぶん歳を取っっていました。写真は嘘をつきませんねぇ。

 何はともあれ、安全運転です。

〜 ガラガラの講習室前 〜
2018年1月9日(火)  No.5302

冷たい雨
 朝から冷たい雨が降ったり止んだり。気温的にはそれほど低くはありませんでした。

 聖護院の寒中托鉢の一行が本堂に参拝に来られたり、移動する先で何回も出会ったり。自坊にいても、遠くから法螺貝の音が聞こえてきていました。今の季節らしい光景です。

 雨のせいか、墓参に来られたのはたった1組。だいたい、連休の最終日は訪れる人が少ないところを、雨ならば尚更です。

 お正月や葬儀、その他いろいろな疲れが出てきたのか、今日は眠たくて仕方ありません。雨で外作業も出来ずに屋内にいると、余計に眠たくて、机に向かってコックリコックリ居眠りしてしまいました。諦めて、昼寝すればよかったです。

〜 庭石の水溜まり 〜
2018年1月8日(月)  No.5301

タクシードライバー
 八坂神社付近から五条の葬祭場までタクシーに乗りました。急いでいたので、普段はパスする会社の車に飛び乗りました。

 その会社は、乗ったらすぐに、「○○の◇△です。車内の温度はいかがですか?」「どの道を通っていきましょう?」「会員カードはお持ちですか?」と必ず畳み掛けてきます。今日も例によってそうでした。

 少し雑談をする中で、その運転手さんが、入社をしてまだ2ヶ月。最初の1ヶ月は研修期間で、実際に運転手として乗務するようになってからはまだ1ヶ月だということがわかりました。

 そして、ドライバーさんは「実はお客さんに乗ってもらう前に、会社で嫌なことがありまして、落ち込んでいたのです。こうしてお話をさせていただいて、少し落ち着きました」と話しました。自分で持ちきれなくて、ポロッと話したという感じでした。

 ドライバーの離職率が高いことでも知られている会社ですから、いろいろなことがあるのは想像に難くありません。着く直前だったので、朝の嫌なことに囚われず、とにかく安全に走ってくださいとだけ言うに留まりました。

 メーターに表示された初乗り運賃を払おうとしたら、「着物割引がありますので、540円です」とドライバーさんが言いました。この会社は着物や作務衣などで乗車すると、料金が1割引になることを思い出しました。いかにも会社がやっているキャンペーンのようですが、実は割引分はドライバーの負担です。それを知っていたので、メーターどおり払って降りました。

 「その会社で我慢して頑張ってください」というよりは、「早く辞めた方がいいですよ」と言いたいぐらいでしたが、事故などを起こさないことを願います。

 今日は出初め式が行われているため、局所的には渋滞していましたが、車の数は多くないようで、思いの外、道は空いていました。

〜 冬色の鴨川 〜
2018年1月7日(日)  No.5300

不携帯
 今日も年頭回礼。今日は弟子が運転して、ボクが後ろからナビをしたので、順調に回ることができ、4時間ほどで終わりました。

 執事を辞めてから、携帯に電話が掛かってくることがすっかり減って、‘不携帯’が多くなりました。今日のような時は必携なのですが、急な連絡は弟子に入るようにしたので、困りませんでした。

 夜、お通夜に出かけた時にもまた‘不携帯’。この時は行き先が決まっていたので、連絡を受けるには困りません。

 すっかり気が抜けてしまっているのでしょうか?

 昼過ぎから、「今日の散歩道」の更新をしました。時間がないので、ちょっと手抜きです。

〜 花数が増えてきた水仙 〜
2018年1月6日(土)  No.5299

忙しかった日
 今日はあちこちバタバタ。

 まずは、車で護符を持っての年始回り。8軒伺って、その足で東山の門跡寺へ行って、昭和天皇の御命日の法要に出仕。ご命日は7日ですが、日曜日になので、繰り上げとなりました。

 御斎をいただいて、すぐ近くの葬祭場で枕経。年末年始になるだろうと伺っていましたが、昨日亡くなって、式場の関係で今日お参りさせていただきました。

 法要と枕経の間は、弟子が年頭回礼に回っていたのですが、まだまだ檀家宅がよくわからず、カーナビ頼り。ボクが回れば昼頃には終わっているのが、1時を過ぎても回りきれず、弟子には他の予定があったので、後はボクが引き継ぎました。

 12軒に護符をお届けしましたが、留守のお宅もあれば、ずいぶんお待ちいただいていた方もおられました。お盆と違って読経はしないので、3時半頃に自坊に戻れました。

 ゆっくり休憩すると動きたくなくなってしまうので、服を着替えてプライベートな用事で出かけ、お餅にも飽きたのでスーパーで買い物をして帰宅しました。

 さぁ、今日も早く寝ようっと!

〜 自坊の寒椿 〜
2018年1月5日(金)  No.5298

年頭回礼初日
 今日から3日間、昨日の護摩で加持をした御札を持って年頭の回礼に伺います。

 今朝は少し厚い目の氷が張り、屋根の上は少し白くなっていました。夕べから雪が降っていたので、「積もったら困るなぁ」と思っていましたが、地面にはほとんど積もっていないので助かりました。

 今日はバイクで約50軒を回ります。寺から2キロ以内程度のお家ばかりなので、気分的には「近所」という感じです。

 道路がところどころ白くなっていて、凍結していると危ないので、それを避けながらそろりそろり。空からは細かい雪が時々舞い落ちてきました。すぐに止むだろうと思っていましたが、青空が見える時もあれば、雪が強まることもありました。

 寒いのは覚悟の上ですが、護符が濡れては困ります。護符の帯に使っている「赤染紙」はほんの少し濡れただけでも色が剥げてしまいます。「これはあかん」と途中で寺に戻って、護符を封筒に入れて出直しました。これで少々の雪でも安心です。

 そうこうちながら約5時間。寒さで指先は痛くなり、帰っても体の芯の冷えがなかなか取れませんでした。先ずは1日目は無事終了です。

〜 蓮鉢の氷の上にうっすら積もった雪 〜
2018年1月4日(木)  No.5297

護符発送作業
 正月3日。今日も出足は遅め。墓参の方は昨日よりも少し減ってきます。

 10時からの護摩のお勤めで護符のお加持が済むので、それを待って発送作業に掛かりました。

 ラバルを貼った封筒は昨日用意してあるので、クリアファイルに添え状や護符、暦などを入れて折り曲がらないようにして封入し、糊付け。

 墓参の方が来られた時は一時中断、また再開。それを何回も繰り返しながら、ようやく夕食後にすべての作業が終わりました。

 頑張って急いでやりましたが、明日、宅配業者さんは取りに来てくれるでしょうか・・・。新年の作業の一つが一段落して、スッキリです。

〜 明日、集荷してくれるかなぁ 〜
2018年1月3日(水)  No.5296

少し余裕
 正月2日は、例年、墓参の方の出足も遅く、軒数も約半分。気分的にも少し余裕があります。

 引っ切りなしというわけではないので、待ち時間があります。ボーッとしているのも勿体ないので、明日の護符の発送準備をしながら、待機しました。

 まずはタックシールの打ち出し。そして、4種類ほどの添え状の印刷。11月以来使う印刷機が不調で、手がインクだらけになりました。そして、挨拶文や封入する物が違ったりするので、それを区分けしてのタックシール貼り。

 少し貼っては墓参の方の対応の繰り返しですが、単純作業なのでどこでも区切りが付きます。2日に来られる方は概ね時間に余裕があり、玄関もさほど混んでいないので話もゆっくりです。そんなことをしていたら、結局、3時過ぎまで掛かりました。

 所用があってバイクで出かけましたが、晴れ着を着ている人がいるわけでもなし、ぜんぜんお正月らしさが感じられません。

 いつもと違うのは、スーパーがどこも閉まっていること。昔はそうだったですし、過剰にサービスをしてお正月まで開けていなくてもいいですよね。お店の人もゆっくりお正月をお過ごしになればと思います。

 近くの八ツ橋屋さんは開いていました。御挨拶にお菓子を求める人も多いでしょうから、忙しい時期ですね。店頭の紅白の餅花が華やかでした。

〜 八ツ橋屋さんの店頭の餅花 〜
2018年1月2日(火)  No.5295

元旦
 6時から本堂で修正会。続いて、真如堂開祖や発願主、歴代貫主の位牌の祀られた本坊の仏間でお勤め。そして拝賀式。

 8時過ぎに終わって自坊に戻り、自坊の修正会。その途中にも年始参りの方がいらっしゃいました。サッとお屠蘇をしてお雑煮をいただき、すぐに待ち受け体制へ。それから、ずっと引っ切りなしに年始参りの方が続きました。

 お正月は家族親族揃ってお参りになるお家が多く、人数が多い場合は‘1団体’が10数人ということもあります。それだけで玄関に座りきれなくなるので、客間に上がっていただきましたが、ピーク時は玄関に入りきれない時もありました。

 お正月は和菓子とお抹茶で御接待。昨年、ご不幸のあったお家に「おめでとうございます」と言わないように心掛けたり、子供にはポッキーをあげたり、法事の相談に応じたりしていて、肝心の年始の塔婆を渡し忘れたり持たずに行かれたりということもありました。

 今日はお天気もよく出足も好調で、2時半頃までは人が絶えることがありませんでした。それからやっとお昼ご飯。今日最後の方は、薄暗くなった4時過ぎ頃でした。

 夕食を食べたら、もう兎に角眠たくて眠たくて、9時前には床に就きました。

 晴れ着を着てお越しになることはなくなりましたが、皆さん揃ってご先祖に御挨拶にお越しになるお正月は、やはりいいものですねぇ。

〜 まばらですが、南天(難転)の実 〜
2018年1月1日(月)  No.5294

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