お天気もよく、爽やかな秋晴! 久々に大文字山に行くことにしました。
新しい靴で近隣を何回も歩きましたが、‘山’は初めて。ダメだったら途中で帰らざるを得ませんが、そんな心配よりも大文字山から晴れ渡った京都を俯瞰したいという気持ちが先行しました。
バイクで5分あまりで鹿ヶ谷の登山道の入り口に着き、すぐに登り始めました。何年ぶりかの大文字ですが、以前たくさんあったナラ枯れで伐採された木々などはすっかりなくなり、ずいぶん手が入った印象です。
道にはクヌギの実などが落ちていたので、一つ拾い、また一つ。栗もありましたが、イガが付いていたので止めました。 野生の竜胆が咲いていないか探しましたが、姿は見えず。もしあっても、株ごと盗られてしまっているでしょうから、もう見られないでしょうねぇ。
30分足らずで「大」の火床へ。大声で喋っている人がいてうるさかったので、弘法大師の祠にお参りして、すぐに「大」の天辺に行きました。
青空の絶景を期待していたのですが、ちょっと霞んでいます。残念・・・。お茶を飲み、持参したチョコを食べました。
帰りは、「大」の横棒の左から銀閣寺へ降りるメインルートを歩き、千人塚から「大」の字の下を通って、来た道に戻りました。
また、クヌギの実をメインに拾い集め、ポケットはいっぱい。団栗を見ると拾う癖はまったく変わっていませんねぇ。
途中でガサガサという音がしたので、大きな鳥が飛び立ったのかと思って見ると、鹿。大きくない3頭が、浅い谷の向こうの斜面を走り去っていきました。大文字に来ると、かなりの確率で鹿を見ます。
登りの時はそれほどでもなかったのですが、下りは靴に違和感が出て、少し攣るような感じもしました。まぁ何とか歩いて、あっという間にバイクのところへ戻りました。家を出てから帰るまで、1時間余り。楽しい散策でした。
帰って、またお墓探索。今日は江戸時代の御公家さんのお墓がメインです。1軒のお家だけで60基ほどのお墓があります。墓碑銘も読みづらくなってきていますし、そのお家が代替わりすると、お墓の所在がわからなくなってしまうでしょう。
お墓のマップと過去帳のコピーをクリップボードに付け、筆記用具にカメラ、メガネ、小さなライトなどを持ってお墓へ。表を見たり裏へ回ったり、しゃがみこんだり写真を撮ったりしながら、一つ一つどの戒名のお墓がどこにあるかを特定して回りました。
35基ほどは特定できたので、お墓の地図をスキャナーで読み込んで、お墓の位置に番号を振り、戒名を添えて、どのお墓がどこにあるかのマップを作成しました。
さすがに御公家さんの家系で、ネットにも簡単な家系図があり、個人の情報も「伊勢守」だとか「桂宮諸大夫正三位」などという出てきます。調べ出すときりがないので、取りあえず今はマップ作り。もうしばらく掛かりそうです。
秋晴のもと、大文字に行ったり、お墓でしゃがんだり座り込んだり。佳き日でした。
〜 大文字山から。手前右手に真如堂。京大や平安神宮、京都タワーなども見えます 〜
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2017年9月30日(土)
No.5201
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