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2017年7月の日記

チョウ蒸し暑い
 7月最後の日。お盆の棚経前に作務をするとなると、今日が最後になります。

 剪定作業などをしましたが、暑いし、湿度は高いしで、ちょっと動いただけで汗だく。「滝のような汗」といいますが、あっという間に服はびしょ濡れになりました。

 10時過ぎにはやめましたが、昼過ぎには最高気温が36.1度になりました。

 昼からは、降ったり、雷が鳴ったりの不安定なお天気。

 4時にお参りに行く予定があったのですが、レーダーを見ているとちょうど強い雨が降るのは確実。合羽などを持って、荷物も濡れないようにビニール袋なども持参して出かけました。

 帰る時には、案の定、土砂降り。足袋以外は濡れませんでしたが、帰ってしばらくすると日が差してきました。毎日こんな天気です。でも、今日も、気象台の記録には降水量は記録されませんでした。

 昨日から、子供が蛇に噛まれたというニュースがテレビやネットのニュースでも流れるので、ニュースを見ることが出来ません。

 蛇の画像はいきなり流さないでと、テレビ局に投書しようかなぁ。

〜 パプリカが黄色くなるのを待ちかねています 〜
2017年7月31日(月)  No.5140

蒸し暑い日
 早朝に雨。その後、お天気は回復しましたが、また夜になって雨。天気予報では予測しづらい雨なのでしょう。最近は当たりません。

 11時と1時に法事があり、その後、檀家宅へ五七日のお参り。バイクから車に乗り換えて、枕経。蒸し暑い日になったので、汗だくでした。

 そんな暑い中でも、蓮の花を見ると、身も心もスゥーットする気がします。本当に清浄な花です。

 ただ、今年は肥料のやり方が悪くて、大きな葉っぱの中に花が埋もれてしまい、残念です。葉っぱの間から覗き込んで見ています。

〜 葉っぱをかき分けて見る蓮の花 〜
2017年7月30日(日)  No.5139

『蛇含草』
 朝一番に、町内の各組長さんに『市民新聞』を戸数分配って回りました。昨夕配ろうと思っていたのですが、雨が降ったので断念しました。

 今朝方もずいぶん降ったのか、縁側がびしょ濡れになっていました。気象台付近では降っていないのか、データーには表れていません。最近は、そんな局所的な雨が多いです。

 11時の法事までに、紫陽花の剪定をやってしまおうと、紫陽花園へ。紫陽花には雨粒がいっぱい付いていました。

 今年の剪定は、今日で終わりです。まだ綺麗な花がわずかにあるので、それはもう切らずに置いておきます。

 濡れた紫陽花の中へ分け入っての作業なので、すぐに全身ずぶ濡れになりました。剪定よりも黄金虫退治が大変。葉っぱを食い荒らす黄金虫は、特定の紫陽花が好きなようで、その種類の葉っぱはボロボロになっていました。

 以前、薬散をしたために生体バランスが崩れてしまい、かえって大変なことになったので、今度はもうしません。かわいそうですが、見つけてはつぶすしかありません。ところが敵も然る者、サッと逃げられます。地面に落ちた黄金虫を這い蹲って探したり、大変でした。

 ずぶ濡れになって作業をしていたら、綺麗な女性が遠くから丁寧な会釈をしてくださいました。

 びしょ濡れの作業服姿。腰には鋏と鋸をぶら下げ、蚊取り線香の煙をまとうという出で立ち。普通は怪訝そうに立ち去られるのが落ちなのですが、その方は拝観をされるでもなく、しばらく近くを散策されていました。

 「知っている方なんだろうか?」と思いましたが、帽子を被っておられてよくわかりません。

 しばらくして本堂の前でまた行き交いましたが、その時にもまた会釈してくださいました。でも、どなたなのか・・・。

 しばらく前も、弟子が自坊の前で、ボクにと塩キャラメルを受け取ったことがありました。弟子は、50才ぐらいの綺麗な方で、「ゆりさん」と仰ったと言うのですが、心当たりがありません。お礼が言えなくて困っています。

 今日の方は、ボクのことを知っておられて、ボクが紫陽花の剪定をしていることをご存知のように思うのですが・・・。


 自坊に戻ったら、裏庭で蛇が小鳥をのみ込んで、とぐろを巻いているという報告を受けました。卒倒しそうです。

 先日も、テレビで、行方不明になっていた動物園の蛇が見つかったというニュースを報じていましたが、いきなり映像を流すのは絶対に止めていただきたいものです。

 胡瓜を収穫しようと思っていましたが、断念しました。今日は裏庭には絶対に行けません。

 ふと、『蛇含草』という落語を思い出しました。山の中に住むウワバミが人をのみ込んで苦しい時、この蛇含草を舐めると即座に人間が溶けて楽になるというのです。餅を食べ過ぎた男が、苦しまみれにこの蛇含草を舐めて寝てしまった。後から様子を見に行ったら、餅が甚兵衛着て・・・というのが落ちです。『そば清』とも言われます。(枝雀さんの『蛇含草』 https://www.youtube.com/watch?v=ywM1HWVn0p0&t=332s)

 この落語の落ちのお陰で、リアルな光景を想像せずに済みました。そうでなかったら、きっとうなされているところです。あー、やだやだ。

〜 ほとんど花のなくなった紫陽花園 〜
2017年7月29日(土)  No.5138

‘ソロ’
 夜中に音を立てて雨が降ったので、今朝は水やりから免れました。よかったぁ〜。

 今日は、東山の門跡寺で、明治天皇の御命日の法要。

 僧位が上がったことに伴って、法要の時の座次も変わり、今日は‘ソロ’を担当しなければなりません。このお寺での法要では初めてです。

 節回しは難しくないのですが、声が出にくい状態が続いています。売薬を飲んでもあまり効果はなく、病院に行ってよくなった経験がないので受診せず、結果的に同じような症状が続いています。

 ‘ソロ’は法要の最後。そのことが気になって、途中の読経に気が入りません。そして、いよいよ‘出番’。一ケ所、息が続かなかったところがありましたが、何とか終えることが出来ました。

 これからは配役が当たることが増えそうです。喉を何とかしなくてはねぇ。

〜 葉っぱに埋もれて咲く自坊の蓮 〜
2017年7月28日(金)  No.5137

通い慣れそう・・・
 10時からご葬儀。火葬場に近い会館で行われましたが、「故人が何も遺さなかった」ので費用の支払いが大変だと仰るので、火葬場まではハイヤーではなく自分の車で行きました。

 枕経からお通夜、葬儀、火葬場、御骨上げをした後の初七日と、何度も同じ道を行ったり来たりしました。普段は抜け道に使う山間の道ですが、少し慣れました。

 カーナビが「大雨の恐れがあります」などとアナウンスしていましたが、降りそうで降らないお天気。結局まったく降らなかったので、夕方少し水やりをしました。

 夜の間に少し降って欲しいですねぇ。

〜 自坊の蓮 〜
2017年7月27日(木)  No.5136

冷感ヘッドキャップ
 今日はどんどんお天気がよくなって、午後は快晴! 夏空が広がりました。昨日がこんな天気だったらよかったのに・・・湿気を含んだ掛け軸が気がかりです。

 月参りに宇治に行った後、樋の点検。最近の急な激しい雨に遭えば、樋や溝nがどこかで溢れるのは仕方ありませんが、それでも点検は大事です。今日は樋にお菓子のプラスチックが挟まっているのを発見しました。カラスの仕業です。

 午後は草刈り。今日は「冷感・消臭 ストレッチ カバー付ヘッドキャップ」という‘新兵器’の試用。どんな効果があるのかはいろいろ書いてありましたが、額面通りには期待せず、頭や首筋が涼しければいいなぁという淡い気持ちで買いました。植木屋作業の時も使えますし、山へ行った時の首筋の日焼け軽減に期待しています。

 ストレッチ素材なので、かぶり心地はよかったです。気のせいか、何だかヒンヤリするような・・・。でも、丸坊主にかぶると、海賊のように見えるとか。仕方なく、その上から帽子を被りましたが、それでは効果がないのでは? 草刈りの途中で帽子を脱いだら、スゥーット気持ちよくなりました。

 木の下が多く、カンカン照りの中で作業をしているわけではなかったので、それほど効果は実感できませんでしたが、何だかよさそうです。

 靴が直ってきたら、このキャップを被って、カンカン照りの山道を歩いてみようかなぁ〜 そういえば、トレッキングタイツも買ったなりで、まだ一度も履いていません。これも試さなきゃ!

〜 冷感ヘッドキャップ 〜
2017年7月26日(水)  No.5135

「宝物虫払会」
 今日は「宝物虫払会」。土蔵に納めてある掛け軸などを本堂に吊して、土用干しをする行事です。

 朝5時頃に、ザァーッと雨が降りました。すぐにあがりましたが、準備を始める7時頃には、まだ参道も濡れていました。

 雨が降ったら中止になるのですが、雨は上がってしまっていますし、いくら湿気が多いといっても、中止にはしにくい状況です。「かえって湿気てしまうなぁ」と思いながらも、順不同に掛け軸を吊していきました。

 3時から撤収作業。1時間以上掛かって、元通りに仕舞いました。

 1日中、曇天で、1回も日が差すことはありませんでしたが、雨も降りませんでした。湿度は70%ほどで、決して土用干しにはなりませんでした。掛け軸の状態が心配です。特に、修復後初めて公開した『寒山拾得図』が気がかりです。

 急いで自坊に戻り、シャワーで汗を流して、枕経に伺いました。

〜 「宝物虫払会」 〜
2017年7月25日(火)  No.5134

植木屋さんと樋屋さん
 今日は植木屋さんが庭の手入れに、樋屋さんが樋の新設などに来てくださる予定。

 植木屋さんは気になるところなどを伝えて、あとはいつも通りにやってもらうだけですが、樋を新しく付けてもらうには屋根の上に設置してあるライブカメラを一時的に撤去しなければなりません。

 誰も来ないうちに、屋根に梯子を掛けて登り、ライブカメラが取り付けてある三脚を別の場所に移動しました。

 植木屋さんは、今日は7人がかり。あっちでもこっちでも、チョッキンチョッキン。昼過ぎには親方が縁先で尺八を吹いておられました。自分の造った庭を見ながら尺八を吹くのが趣味のようです。

 昼過ぎには樋屋さんの仕事も終わりました。さぁ、ライブカメラを元に戻す厄介な作業開始です。戻すこと自体は簡単なのですが、カメラの角度を調整するのが大変なのです。

 WiFiでしか繋がらないスマホを片手に屋根の上に上ってみましたが圏外。繋がるところまで戻って画面を確認し、また登って調整。こんな作業を何回も繰り返しました。

 木の上に上っている植木屋さんと、屋根の上にいるボクがほぼ同じ高さ。出来るだけ身を潜めながらやりましたが、「何してるんだろう?」と思われていたでしょうねぇ。

 夕方、植木屋さんの親方が若い人より先に帰るに際して、「何か気になるところはありませんか?」と聞かれたので、侘助椿の元気がないことを相談しました。結局、今すぐやってみることが出来るのは、殺虫と殺菌剤の撒布だろうということで、薬剤を少し分けてもらいました。

 ちょうど他の所の椿も虫が付いているので、殺虫剤を撒かなければと思っていたところでした。先にそこにいつもの殺虫剤を撒いて、植木屋さんが帰るのを待って、貰った薬を撒布しました。

 終わったら6時。薬を洗い流すためにシャワーして、やっと一段落。

 せっかっく薬剤を撒いたので雨は降って欲しくありませんが、樋の様子を見るには降って欲しい。降るような、降らないような空模様でした。

〜 葉に埋もれて咲く蓮の花 〜
2017年7月24日(月)  No.5133

失せ物、出る
 月参りに行って、読経を始めようと袂に手を入れましたが、入っているはずの数珠がない! 経本袋を探ってみてもない! おかしい・・・落としたのかな?

 いつもは数珠を摺ってから読経を始めるのに、必須アイテムの数珠がないので、何となくピリッとしない感じ。終わる時も同じ。

 「ひょっとして、来る道で落としたのかなぁ」と思って、探しながらバイクで帰りましたが、ありません。「乗る時に落としたのかなぁ」と思って、いつもバイクを駐めている場所を見回してもナシ。寺の中のあちこちを見てもありません。

 法事が迫っていたので、別の数珠を持って、仏間に向かいました。仏間にもナシ。終わって、もう一度、箪笥の中や僧衣の間を探してもありません。

 昨日のことを振り返りました。昨日の午後。お墓で回向をした時には確かにありました。ということは、それ以降・・・。行動を思い出しながら、もう一度、探索。ナシ。

 ひょっとしたら、お墓の参道? 見に行きましたが、やはりありません。諦めかけて、しばらく経ってから、「ひょっとしたら、墓地の管理所に届いているかも?」と思って尋ねてみると、「あっ、ありますよ?」と差し出されたのは、正にボクの数珠。どこに落ちていたかを聞くと、2箇所目の墓回向をした辺りでした。

 あー、あってよかったぁ。数珠を落とすなんて、初めての出来事だったので、ちょっとショックでした。

 数珠はたくさん持っています。いろいろな節目に作ったり、いただいたりした思い出のある数珠もあります。でも、毎日持ち歩いて使いやすく、気持ち的にもピシッとくる数珠は限られています。

 例えば、球の大きさ。ある程度大きい方が、摺りやすいのです。材質は、堅い木のほうがシャキッとした音が出ます。房は、話をしながら触ったりする癖があるので、ほつれてこないのが好きです。

 写真は、天台宗の正式な形の数珠です。1周108珠あります。小さい珠の付いているのが2本付いていますが、珠の数はそれぞれ10と20あります。真言などをたとえば千回唱える時には、数珠を指で繰って数えますが、1周を100と勘定します。1周した時には、小さい珠を1つずらします。2周した時には2つ目を、3周した時には3つ目をというようにして、10個動かした時に千回となるわけです。2千回なら小さい珠が20のほうを使えばいいですし、3千ならば両方を使えばいいのです。まさに、「数」えるための「珠」です。

 右は今回落とした、常用している数珠。左は、今日、急場しのぎで使った数珠。材質はどちらも同じ黒檀。堅い木なので、摺った時に締まった音が出ます。珠は右の方がわずかに大きく、摺りやすいです。

 房は、右は吉祥梵天房、左は梵天菊房。右はほつれてきません。

 石は、右はインド翡翠(アベンチュリン)、左は虎目石です。これは好みですが、違う石を付けておく方が一見で区別しやすいです。紐が切れかかったのを業者に修理して貰う時など、それだけでは安価で業者もすぐにやってくれないので、石も替えてもらうことがあります。

 ついでに、数珠ミニ知識でした!

〜 天台宗用の正式な数珠 〜
2017年7月23日(日)  No.5132

更新を忘れていました
 10時からのご葬儀を終えて、斎場に行き、そのまま自坊に戻りました。御骨上げの後に繰り上げの初七日を勤めるのが最近の慣わしのようになりましたが、今日は「本当の初七日にお勤めして欲しい」とうことで、後日となりました。

 帰ってしばらくすると、昨日までいろいろと調べていたお墓のことで、ご夫婦がお見えになりました。作った資料などをお見せして、どのようにするのがいいか相談し、その後、墓前回向に行きました。記憶の中のお墓の印象と、久しぶりにお参りになったお墓とはずいぶん違っていたようです。

 ご夫婦は、市内のあちこちのお寺にお墓があって、お参りされるだけでも大変なようでした。話の方向性が出て、ホッとしました。

 曜日の感覚が狂っていて、今日が土曜日だと気が付いたのは、火葬場から帰る車の中。「今日の散歩道」の更新を、今日するか明日に回すか、空き時間次第と思っていましたが、今日出来そうなので、急いでカメラを持って境内に行きました。

 咲いている花は数少ないので、探し回ることなく写真を撮り、すぐに更新作業。先週とあまり代わり映えしませんが・・・。

 夜は別件で古い過去帳めくり。過去帳からいろいろなことがわかって、最近は楽しくなってきました。

〜 盛りが続く木槿 〜
2017年7月22日(土)  No.5131

お墓調べ
 明日、‘墓じまい’の相談に来られる方があるので、その下準備としてお墓の調査。270年ほど前から昭和まで、合計8基のお墓がありますが、ここ20年ほどはお参りになった方はおられません。

 御母様の実家のお墓のことで御連絡をくださったですが、いわばご本人とは遠い関係です。8基もお墓を整理するだけでも多額の費用がかかりますので、どんな話になるのかわかりません。

 お話を進めるための資料として、ちゃんとした過去帳作りをしました。現状の過去帳では、どの戒名の方同士がどのお墓に入っておられるかしかわからず、亡くなった年月日やお名前、関係性もわかりません。それを過去帳をめくって調べだし、記録していきました。

 昔の過去帳というのは、たとえば「○○母」とか「◇◇子」などというだけで、実名が書いてないことが多く、調べても完全なものはできません。

 それと、過去帳では8基あるはずの墓石が1基見つかりません。墓地管理にんの記録でも8基あるのですが、やはり1基の所在がわかりません。

 図面だけは手落ちがあるかも知れないので、炎天下を古いお墓を確認しながら長時間歩き回りましたが、結局は見つかりませんでした。

 その時々の記録は、事情をわかる人が書いているので、詳細が省略されていることも多いのですね。でも、代替わりしたり、数十年、百年と経つと、わからなくなってしまいます。記録は事細かに付けないといけないということを、しみじみ感じます。


 客間の縁先に、火箸製の風鈴「明珍」を吊しました。鉄の澄み切った、かすかな音がするのですが、蝉の鳴き声が大きくてよく聞き取れません。

 それに、この頃はエアコンを入れるためにガラス戸を閉め切ってしまうので、建物の中にいるとまったくといっていいほど、音がしません。

 残念ですねぇ。「明珍」は、合計3つあるのですが、1本は居間に吊して、時々手で触って音を楽しんでいます。

〜 縁先の軒下に吊った「明珍」 〜
2017年7月21日(金)  No.5130

御戒名
 今朝も2時間ほど紫陽花の剪定。残っている花もわずかになってきて、剪定作業もあと2回ほどで終わりそうです。

 檀家の方の訃報が入りました。午後にお越しになっていろいろと相談をしたいということでしたが、とりあえずボクの印象で御戒名を考え始めました。普段からよく存じ上げている方で、5月末には癌を押してご両親の法事を勤められました。

 午後、奥さんや娘さん夫婦とその子、息子さんの5人で来られて、最期の様子を聞かせていただきました。

 葬儀の段取りやお仏壇、お墓などについて少し打ち合わせをした後、御戒名の話。午前中に考えた戒名のことは伏せて、いろいろとお伺いしました。

 晩年になって俳句を始め、新聞にもよう投稿されていたこと、碁がお好きだったこと。勉強熱心で本が好き。英語も勉強されていたこと。真面目、几帳面、頑固、一度言い出したら自説を曲げない。母校の立命館が好きだったこと。畑作りに一所懸命で、病気になってからは畑に椅子を持っていって、息子さんたちに指示を飛ばしていたこと・・・。

 さぁ、どうしましょう。いっぱいありすぎて、どうしていったらいいものか・・・。実名は他の字と合わせにくいし・・・。

 考えられる戒名を列記して、こっちがいい、このほうがいいなどと並べ替えたり、全体の字面や語呂なども考えて、やっと5時頃に出来ました。苦労しました。午前中に考えたものとは、まるで違っていました。

 ここはこの字に置き換えられるという選択肢も含め、細かい説明の文章を添えて、ご自宅にFAXしましたが、何度やっても届きません。式場にFAXしてしばらくすると、奥さんと息子さんが取りに来られました。自宅のFAXが故障していたようで、式場からも届いたという報せがないので、念のため取りに来られたそうです。

 1時間ほどして、「いい御戒名を有り難うございます」とお電話をいただき、ホッとしました。

 御戒名は、何回も何回も考えた後にストンと落ちるものが出来る時もあれば、一瞬で出来る時もあります。いずれにしても、故人を彷彿とさせるようなものにしたいと思っています。

〜 簾越しの夏の西日 〜
2017年7月20日(木)  No.5129

靴を広げる
 4月に買った登山靴ですが、20回ほど、中敷きにいろいろな細工をしては試し履きをしました。でも、ダメ。どうやっても、程度の差こそあれ、土踏まずが攣ってきて、歩けなくなってしまいました。

 これでは、今年の夏に山に行くことが出来ません。「今朝、もう一度やってみてダメだったら買い換えよう」と覚悟をして、朝のウォーキングに行きましたが、ものの10分も経たないうちに、土踏まずが痛みだし、そのうち腰のほうまで具合が悪くなってきました。

 仕方がありません。大枚叩いて、以前の靴と同じ物を買うつもりで、登山ショップに行きました。リュックに、4月に買った靴とその前に履いていた靴の片方、合計3足を詰め込んで持参しました。

 店員さんに現状を説明し、3足の靴を見せると、4月に買った靴は前の靴よりも足幅が狭い。それが原因ではないかと言われました。靴幅が狭いのはわかっていました。以前の靴は日本人の足形に合わせてイタリアで作られたものですが、4月に買った靴は純イタリア製。ただ、買う時に履いた感じでは、きつい感じはなく、とてもいいホールド感があったので、勧めもあって選んだのでした。

 店員さんは、土踏まずが攣るという症状に首を傾げながらも、「広げてみましょうか?」と言って、実際に作業中の靴を見せてくれました。

 原因が幅にあるという確証はありません。靴底の堅さも考えられます。でも、ここまで来たら、やってもらうしかありません。それでダメなら、買い換えです。

 何日も掛けてやるそうなので、10日後以降に取りに行きます。お盆の棚経直前になるので、朝のウォーキング程度でしか試し履きが出来ませんし、お盆明けにいきなり高山は無理かも知れませんが、とにかくお願いをして靴を置いて帰りました。

 何とかなるといいなぁ〜

〜 鈴なりのナツメ型のトマト 〜
2017年7月19日(水)  No.5128

4つの点
 月参りに行こうと玄関を出たら、作務衣姿の和尚さんがちょうど門を入って来られました。近くの禅寺の、エライけれど、とても気さくな和尚さんです。

 本堂の柱に掛かっている「虫払会」の看板の「虫」の字について、尋ねられました。ボクもどんな字が書いてあったか、はっきりは覚えていなかったのですが、お話をするうちに思い出してきました。

 「虫」の下に4つの点(片仮名のソとハをくっつけたような感じ)が付いているのはどういう意味か? 大般若の護符などの上にもよく付いていると仰るのです。虫の旧字体「蟲」の意味なのかとも・・・。

 そういえば、虫の下に点が4つ付いていました。でも、今まで「そんな書き方もあるのかなぁ」程度にしか思っていませんでした。

 「何でしょうねぇ。調べておきます」と、気が急きながら申し上げ、大急ぎで月参りに行き、帰って調べてみました。

 虫の旧字体にも異字体にも、そんな字はありません。「以字点」という、梵字の「イ」の変形だとも、「阿」と「吽」を表すとも、水の字だとも、四天王を表すともいわれる字にそっくりです。

 でも、結局、どういう趣旨でこの字を書いたのかは、よくわかりません。何か、書画などを食い荒らす害虫を払うという祈祷的な意味でもあるのでしょうか?

 看板の写真を撮って、初めて気が付いたことがありました。看板の右下に、少し色の薄い部分がありますが、よく見ると「雨天順延」と記されています。

 ボクの知る限り、虫払会の行われる7月25日がもし雨だった場合、行事は中止されます。昔は、順延していたのですねぇ。へぇ〜

〜 寶物虫払会の看板 〜

2017年7月18日(火)  No.5127

時おり軽く雷雨
 今朝も2時間ほど紫陽花の剪定をしました。雨粒が残っていたので、またびしょ濡れになりました。

 残っている花を一気に切り落とせば、剪定作業を小分けにしてする必要はないのですが、それではまだ綺麗に咲いている花がかわいそうなので、数日おきに作業をしています。

 もうしばらくかかりそうです。


 今日は祇園祭先祭りの山鉾巡行。巡行の間は、強い陽射しもなく、雨も降らず、まずまずのお天気でしたが、午後は天気が不安定で、ときおり軽く雷雨。

 雨雲レーダを見て、「あっ、真っ赤な雲が近付いている」と警戒していたら、少しずれて小雨程度で済んだという繰り返しでした。他の場所が土砂降りでした。いつ、どこに、どんな雲が出来るのかわからないので、出かけたりするのも躊躇します。

 梅雨明けは週半ばでしょうね。

〜 上がって来た蓮のつぼみ 〜
2017年7月17日(月)  No.5126

YouTube三昧
 パソコンのYouTubeの音楽をミニコンポで流そうと、光デジタル入出力の出来るサウンドカードを買ったのですが、超安物だけあって、動作せず。光デジタル出力が出来ないのでは、何のために買ったのかわからないので、返品。

 折角、ミニコンポをパソコンの近くに移動したので、パソコンのPhone出力とミニコンポのLine入力を繋いで、取りあえずパソコンの音をミニコンポで聞けるようにしました。パソコン内蔵のイコライザーを使えば、少しはマシな音になったので、しばらくはこれでいきます。

 午後遅めの法事が終わったら、にわか雨。墓回向はどうにか濡れずにすみましたが、その後は雷雨。祇園祭らしいお天気となりました。5日ほど雨が降っていなかったので、恵みの雨となりました。勝手なものですが・・・。

 外に出られないので、自室で、忘れていた自坊の歴代の塔婆などを書いたり、ミニコンポ回りを片付けたり。

 三線の音が聞きたくなったので、セット仕立ての‘システム’を使って、YouTubeの音をミニコンポから流しました。素人らしき人がアップした三線の弾き語りの素晴らしい声にはまってしまい、何曲も聞きました。

 ちょっと飽きてきて、次はバンジョーとフィドル(ヴィオリン)の、軽快なテンポの曲が聞きたくなったので、ブルーグラスの名曲集を再生。いいわぁ〜。楽しい雰囲気の動画が見られるのもいいですねぇ。

 結局、夜寝るまで、ずっとそんな調子でした。楽しかったぁ〜

〜 雨に潤った庭 〜
2017年7月16日(日)  No.5125

宵々山
 「今日の散歩道」用の写真を撮りに紫陽花園に行ったら、花が終わって切り頃のものがたくさんあったので、3時頃からまた摘花剪定作業をしました。

 株によっては、葉っぱがボロボロになっていました。黄金虫の仕業で、葉っぱに食らいついているものもたくさんいたので、見つけ次第、退治しました。かわいそうですが、ボロボロになるほど葉っぱを食われちゃオシマイです。

 約1時間半、作業をしました。最高気温は35.8度だったようですが、緑陰はそこまでは気温が上がってはいなかったでしょう。ただ、すごい湿気でした。


 夜は、先日の小学校の同窓会の幹事会。5人の予定が3人に減ってしまいましたが、ほとんど雑談の中、次の計画などを立てました。

 今後は、経費の掛かる往復葉書による案内をやめて、メールで案内することにしました。4年に1度だったのを、もう少し頻繁に、ラフな形で開催することにもしました。作業は今まで同様にほとんどボクがする形になりますが・・・。

 今夜は祇園祭の宵々山。バスの乗客にも、浴衣姿の方がチラホラ見えました。

〜 右の白いのが摘花対象。赤やピンクはもうしばらく温存です 〜
2017年7月15日(土)  No.5124

琵琶湖疏水記念館
 午後、9月の「メダカの学校」の講師の依頼に、南禅寺の近くにある「琵琶湖疏水記念館」へ行きました。

 疏水のことは以前から取り上げたいと思っていたのですが、なかなか講師が見つかりませんでした。そこで、講師を紹介してもらえないかと「琵琶湖疏水記念館」に電話すると、「京都市の出前トークを利用されたらいかがですか?」と教えてくださいました。

 「京都市政出前トークについて」というのは、京都市が「市民の皆様の関心の高い施策や事業等について,あらかじめ設定したテーマの中から,市民の皆様に選んでいただき,担当部署の職員が出向いて説明を行う」という制度で、14分野270テーマが用意されています。10人以上の集まりだったら来てもらえるとか。初めて知りました。

 早速、申請用紙をダウンロードして、区役所に提出すると、しばらくして出講の承諾書が送られてきました。講師で来てくださるのは記念館の学芸員の方でした。

 事務的にはこれで完了なのですが、事前に講師の方にお会いして細かい打ち合わせがしたいので、これまた役所を通してアポを取って、今日、記念館を訪ねました。

 記念館は立派な建物ですが、展示内容はちょっと地味でした。でも、明治期に画かれた疏水経路の地図に、その頃の真如堂の境内建物などが克明に記されていて、興味深かったです。

 講師の方は、とても気さくな方で、当日のお話も楽しいものになりそうです。


 夜は町内会の集まり。8月に行われる地蔵盆の全体準備会で、20数人が集まりました。

 長らく地蔵盆には関わっていなかったので、どう進めるのかチンプンカンプンでしたが、毎年関わっておられる方や幼稚園や学齢期の子供さんのお母さん方は慣れたもの。去年と同じスケジュール、内容で、実施することになり、担当もサッと決まりました。

 ボクは例年通り、各町内に拝みに行かなければならず、自分の町内の地蔵盆に関われる時間はごくわずか。誠に申し訳ないです・・・。

 うちの町内は155軒ですが、地蔵盆の寄付をくださったのは56軒。その中で、中学生以下の子供が、当日里帰りなどで増えたとしても25人。70歳以上の方は30人。高齢者の多いのはどの町内でも同じですが、子供の数は多い方です。子供はゼロという町内もありますので。大変な時代になりました。

〜 琵琶湖疏水記念館。左は大文字山 〜
2017年7月14日(金)  No.5123

リベンジ
 朝、月参りに行くまでの間に紫陽花の剪定作業。1時間ほどやりましたが、湿気が多くて、結構汗だくになりました。

 シャワーをして僧衣に着替え、月参りへ。帰ってきて、また着替えて、昨日の大失敗のリベンジ、除草剤の撒布作業をしました。にわか雨が降りませんように・・・。

 気温はお昼過ぎにもう33度。急ぎの外作業はないので、午後はデスクワークとお盆の塔婆書きに勤しみました。最高気温は35.5度でした。

 塔婆も、もう「わ」に到達。あと1日で終わりそうです。

〜 盛夏の雰囲気たっぷりの真っ赤な芙蓉の花 〜
2017年7月13日(木)  No.5122

アホでした
 朝、園芸作業用の流し台を見たら、計量カップに濃いグリーンの液体が入ったまま。

 ( ̄▽ ̄;)!!ガーン  一見して、除草剤だとわかりました。

 昨日の朝、噴霧器のタンクに薬剤を入れなかったのかな? ということは、1時間ほど掛けて、ボクはただの水を撒いていたということ? 間違いないですね。

 もうガックリきて、今日は外作業をする気になりませんでした。

 ほぼ1日、自室に籠もって塔婆書き。お陰で、今月予定されている法事の塔婆がすべて準備できました。お盆の塔婆も「や」。もうひと息です。

〜 蓮の葉に溜まった雨水 〜
2017年7月12日(水)  No.5121

梅雨晴れ
 まだ涼しいうちにと思って、早朝から刈り込みと除草剤撒布をしました。

 今日は曇天の予報でしたが、夜が明ける頃から結構いい天気で、気温もグングン上がって、10時過ぎには32度ほどにもなりました。

 さすがに暑い。しかも湿度も高いので、蒸し蒸しします。でも、ものは考えよう。この暑さで、ジメジメが吹っ飛んでくれれば有り難いです。

 途中でアイスなどを食べたりしながら、11時頃にはオシマイ。その後は、エアコンの中で塔婆書きをしました。楽チン、楽チン。

 最高気温は35.4度。この夏、2番目の暑さでした。

〜 梅雨晴れの空に木槿の花 〜
2017年7月11日(火)  No.5120

メガネのシャンプー
 少し前から、眼鏡を掛けると鼻あての部分が少し痛いなぁと思っていたのですが、よく見ると鼻あての樹脂が欠けていました。「まぁ、いいかぁ」とそのままにしていましたのが、今朝鏡を見ると、鼻の横が赤くなっていました。

 皮膚が剥けたりすると余計に痛くなるので、面倒ですが、その眼鏡を買ったチェーン店に行きました。

 メガネを見せると。「あっ、手持ちの部品で直ると思います」と言って、10分近くかけて直し、クリーニングや点検もしてくれました。

 「おいくらですか?」と聞くと、「これはサービスでございます」とのこと。申し訳ないなぁと思っていたら、そこは先方も商売人。「油汚れも付いていました。そちらにメガネの洗剤とかもございますので、いかがですか?」と2度ほど勧められました。

 何気なくスルーして店を出たのですが、車を運転する時に使うサングラスが、いくら拭いても綺麗にならないのを思い出して、メガネの洗剤を買ってみようという気になりました。

 勧められた時に買えばよかったのですが、店からはもうかなり離れてしまいましたし、ドラッグストアに行くつもりだったので、結局はそこで購入し、帰ってすぐにサングラスや他のメガネを洗ってみました。

 泡を吹きかけて、洗い流すだけ。期待以上に綺麗になりました。ただの中性洗剤みたいなものなのに、ちょっと高めでしたが、擦ったりしてレンズを傷つけるよりもよほどいいです。

 でも、いくらメガネを綺麗にしても、老眼がまた少し進んだ感じで、今まで裸眼で見えていた字まで見えなくなってきました。目の玉もクリーニングしたい気分です。

〜 欠けた鼻あて 〜
2017年7月10日(月)  No.5119

今日も雷雨
 今日も朝から2時間ほど紫陽花の剪定と施肥作業。葉っぱがまだ雨粒だらけだったので、また服が上下ともずぶ濡れになりました。

 後は、花が終わりかけるまでしばらく待って、また作業です。

 11時と12時の法事を終え、急に決まった法事の大塔婆書き。そうこうしているうちに、また雷が鳴って土砂降りとなりました。

 ごく短い時間で、雷も大したことはありませんでしたが、連日の驟雨にはうんざりしますし、「すごい土砂降りになったら・・・」と恐怖心さえ感じます。福岡や大分の方は、どれほど恐かったことでしょう・・・。

 雨ばかりで、畑のトマトが弾けてしまいました。マルチをしてあるのですが、これだけ降れば効かないでしょうね。万願寺唐辛子は大きく育ちました。でも、ちょっと大味かな。

〜 大きく育った万願寺唐辛子 〜
2017年7月9日(日)  No.5118

フル稼働
 動きっぱなしの1日でした。

 朝、まずは昨日の雨で乱れた参道の掃除。その後、気になっている紫陽花の剪定作業。紫陽花はまだ雨粒だらけで、その間に入り込んで剪定していると、上下ともびしょ濡れになりました。

 11時から法事があるので、10時過ぎに自坊に戻ると、施主のお家の方が9時半頃から来られているとか。ご主人が亡くなって、奥さんが初めて段取りされる法事なので、きっと緊張されているのでしょう。濡れているので、シャワーをしたいと思いましたが、止めました。

 お昼を食べて、1時から‘お葬式’。7年前に家を出て行ったまま行方不明となった方の失踪宣告がこの5日に認められたので、ご遺骨はありませんが、‘お葬式’を執り行いました。ご家族としては、‘ひょっとしたら’という思いが消えないでしょうが、一応の‘区切り’を付けられました。

 終わって、紫陽花の挿し木。「いくらやってもうまく出来ないので、お願いします」と持ち込まれた挿し穂。自坊の山紫陽花と合わせて70本ほど挿し木をしました。「これいじょうはもう止めよう」などと考えてもダメですね。

 そうこうするうちに雨が降り始めました。外作業が出来ないので、玄関の天井近くにピクチャーレールを付ける作業をしました。

 先日、オークションで真如堂の塔を描いた日本画を落札しました。岩彩の空の青い色に惹かれたのです。その作品とそれらを展示するために備え付けようと買ったピクチャーレールが、今日届いたので、早速取り付けて展示です。

 雨は段々ひどくなり、雷もなっていますが、家の中なら安心。今日は、気温が35.5度まで上がったので、積乱雲でも発生したのでしょうか? 雨は、ここ数回の驟雨よりももっとひどくなり、想定外の出来事があちこちで起きましたが、激しい雷雨の中、為す術もありません。しばらくして、「バリバリ ドッカン!」と大きな音がして、電気が瞬間的に消えました。

 やがて雨は収まり、雷鳴も遠のきました。ピクチャーレールの取り付けも終わって作品を吊るし、満足。

 雨の中をウロウロして濡れてしまったので、シャワーをしたかったのですが、夕食の時間が近づいていたので、また断念。夕食を食べ始めてしばらくしたら、停電しました。すぐに点くだろうと思って20分ほど待ってみましたが、回復せず。仏間から蝋燭を持ってきて食事をしました。

 隣家も停電しています。真如堂の南半分が停電したようです。電力会社のサイトで停電情報を見ましたが、何も出ていません。コールセンターに電話しましたが、「回りのお宅はどうですか?」「お宅が特定できません」などと埒があきません。電柱を見に行って、その個別番号を言うと、ようやくわかったようで、現場の工事担当者から電話が掛かってきました。

 近くの変圧器に落雷して、電線が垂れ下がった状態になっている。6千ボルトあるので、緊急に工事停電して、復旧作業をしてるとのことでした。見に行くと、隣の金戒光明寺の境内の電柱で、高所作業車が作業をしていました。

 40分ほどして回復。電気の有り難みを思いました。

 食後は、お盆の案内の発送作業。棚経に行かないお家への案内状を、9時半頃までかかって封入しました。

 さぁ、やれやれこれで今日も終わり。やっとお風呂にも入って、雨と汗を洗い流し、サッパリしました。

 よう働いたぁ〜

〜 玄関に飾った絵 〜
2017年7月8日(土)  No.5117

修復オワリ
 紫陽花の剪定が気になって仕方がないので、10時の法事まで、作業をすることにしました。でも、話し掛けてくる人などが多くて、あまり作業が進みません。

 法事と月参りを終え、昼食を食べてから、また作業。30分ほどしたら、畳屋さんが表替えをした畳を納めに来てくれたというので、自坊へ。納品が済んで現場確認をしました。

 やっぱり、真っ新な畳って気持ちがいい! あー、この香り!

 大工さんによる床の間の修繕、表具屋さんの襖の張り替え、そして畳の表替えで、今回のリニュアル作業はオシマイ! ボクの聚楽壁の補修は、一時棚上げ!

 あれこれしていたら3時過ぎ。一天俄にかき曇り、土砂降り。雨雲レーダーを見ると、真っ赤な表示の圏内に入っていました。時間雨量に換算すると、50ミリ程度の雨だったようです。

 そんな最中に点検して回ると、先日の雨漏り箇所は大丈夫だったのですが、他の樋がどうも詰まっている様子。2階の屋根なので、これは業者さんに依頼します。雨水の排水が上手く出来ていないので、また点検と清掃作業。あれこれしているうちに、雨はすっかり上がって、日も差してきました。

 夕方の空に綺麗なお月さんが出ていると思っていたら、また短時間の強い雨。畳を黴びささないようにしないと・・・。

〜 綺麗になった客間 〜
2017年7月7日(金)  No.5116

マタタビ酒
 マタタビ酒をいただきました。

 先日、バーベキューに行った時、山の木々に絡むマタタビの白化した葉が綺麗だったのですが、その時ご一緒させていただいた方が、「マタタビ酒を作っているので差し上げますよ!」と下さったのです。何でも、マタタビの実を焼酎漬けしたものらしいです。マタタビに実がなるのを、その時初めて知りました。

 マタタビといえば、猫にその香りを嗅がせれば、恍惚状態、ハイな状態になるという不思議なもの。市販の猫の爪研ぎには、その粉が付いています。

 ずいぶん前に、山で採ってきたものを乾燥させて‘さくら’に与えましたが、何の反応も示しませんでした。何か特別な製法があるのでしょうか?

 マタタビは、旅人がマタタビの実を食べたところ、疲れが取れて「また旅が出来る」というのが語源だとか。ネットには、疲労回復、滋養強壮、冷え症、腰痛などに効果があるとも書いてありました。

 盃ほどのグラスに半分だけ注いで、恐る恐る飲んでみました。

 まずい・・・ちょっと苦い・・・。薬効があると言われなければ、続けて飲むのは勘弁願いたいような味です。

 部屋の片隅に置いておいたら、さくらがそれを見つけて、瓶に顔をしきりに擦りつけます。止めさせようと手を出したら、コワイ顔で怒ります。しばらく顔をなすりつけた後の瓶を見たら、毛がいっぱい付いていました。

 思わず、「そんなに好きか?」と言いました。へぇ〜、わかるのですねぇ、マタタビだということが。

 これを常に飲んでいたら、マタタビの香りが体から出て、さくらに好かれそう。今はちょっと敬遠されているので、そうなったらうれしいなぁ〜

 しばらく飲もうっと!

〜 いただいたマタタビ酒 〜
2017年7月6日(木)  No.5115

雨水の行方
 大雨に備えて、朝一番に雨水の排水枡を点検して回りました。

 予想もしなかったところが葉っぱでいっぱいになっていたり、泥が溜まっていたりで、水が流れにくくなっていました。

 水の行く先が詰まっているのでは、あちこちでトラブルが起きてしまいます。点検してヨカッタぁ。

 昨日、そして今朝も一時的に土砂降りになりましたが、それでも1時間の雨量は16〜18ミリ程度。九州などの大雨は、1時間に100ミリを超えています。想像が付かないほどの恐ろしい雨に違いありません。

 雨の合間をみて、山紫陽花の挿し穂を採取し、50本を挿し木しました。どれぐらい活着してくれるでしょうか・・・。

 今年の梅雨は雨が少ない、今週には梅雨明けするかも知れないと言っていたのはどこへやら・・・まだ九州には特別警報が出ています。早く止んで欲しいです。

〜 境内で咲き出した藪萱草 〜
2017年7月5日(水)  No.5114

短時間に集中
 台風が近付いて来ました。

 午前中はごく普通のお天気で、雨も降りませんでしたが、午後からは雨が強まりました。雨は4時頃が一番強く降りましたが、ぞれでも1時間雨量は16.5ミリでした。

 ところが、またも雨漏り。先日も雨漏りしたので、その後、原因を取り除いたつもりでしたが、前回よりもひどく漏りました。小降りの時に点検してみると、樋の集水枡のところに小さなプラスチックのトレイが詰まっていました。カラスの仕業です。一応、これで直ったはずですが・・・。

 下水のマンホールが浮き上がったり、トイレがボコボコと音を立てたりもしていました。庭の集合升も浮き上がっていました。一気に増えた雨水を処理しきれなかったのです。庭の集合升が浮き上がるのは初めてです。それだけ降ったということなのでしょうか・・・。

 そんな中、襖屋さんは最後の立て付け調整。2時間半かけて3箇所を修正してもらいました。親方の不調で、急遽頼まれて来た職人さん。おそらく襖の立て付けは初めて。「大変だったですねぇ」と言うと、「これができないと一人前にはなれません。だんだん面白くなってきました」と仰っていました。これで襖は一段落です。

 早く、カラッと晴れて欲しいですねぇ。

〜 今日もレーダー画面 〜
2017年7月4日(火)  No.5113

祇園祭
 朝一番に畳屋さんが来て、表替えをする畳を持ち帰りました。

 12畳と8畳の部屋の板がむき出し。下地板をチェックすると、白蟻が食べた跡などがあったので、板を剥がして根太などを見ましたが、幸いに大丈夫でした。ついでに、釘が効いてなくて歩けば音のする下地板を釘止めしてまわりました。

 さて、聚楽壁のペンキ塗り。養生が楽になるので、畳がなくなるのを待っていたのです。日焼けの関係で色ムラのある壁を、和風壁用の塗料で塗り直します。

 和風壁用の塗料はネットで見て買ったのですが、色見本の色がサイトによって違い、どれを選べばいいのか迷った挙げ句、最後は‘勘’。ピッタリとは合わないと思っていたとおり、届いた塗料は回りの壁とは色が違いました。そこで、墨汁を入れながら色合わせ。「これでやってみよう」と塗りましたが、結果は乾いてみるまでわかりません。しばらくは静観です。

 夕方から、‘街’へ。鉾はまだ建っていませんが、折角、街へ出たのだからと、鉾町へ祇園囃子を聞きに行きました。お祭りムードを高める提灯も少しは出て、あちこちの鉾町の集会所から、お囃子が聞こえて来ました。いいものですねぇ〜。鉾が建って混雑するところへは行きたくないので、ボクの今年の祇園祭は、これでオシマイ。

 帰って、真っ先に壁を見に行きました。塗りむらなどはまったくわからなくなっていましたが、塗らなかった壁と色が少し違っていました。少し赤みを入れたほうがよかったかなぁ〜 でも、気を付けて見ないとさほどわからないので、まぁ、これでよしとしましょう。

 畳が入るのが楽しみです。

〜 函谷鉾の集会所 / 四条通 〜
2017年7月3日(月)  No.5112

時間と雨に追われる
 時間と雨に追われた1日でした。

 いつもの月参りをちょっと駆け足で2軒。共に東山通に近いお宅でしたが、そこから一気に西へ。亀岡市との境界に近い霊園での法要を、11時に約束していたのです。

 「道路状況によっては少し遅れるかも知れません」とあらかじめ伝えてありましたが、どうにかギリギリで到着。無事にお勤めすることができました。

 次は逆戻りして、また東山通近くのご自宅での葬儀。遅くなったら、近くのコインパーキングに駐めてお葬式に行こうと思っていましたが、少し時間の余裕が出来たので、いったん自坊に戻りました。

 ご自宅での葬儀は10年ぶりぐらいかも知れません。かつては隣家に控え室を貸していただいて着替えなどをしましたが、今日は無理なので、自坊で葬儀用の僧衣に着替えて、そのままタクシーで行き、袈裟だけを式場で付けました。

 出棺は、路地を行列してちょっと広くなっているところに駐まっている霊柩車へ。その頃から雷鳴が聞こえ始め、雨も降り始めました。それからは一気にものすごい雨。傘を差していても、びしょ濡れになるような雨が、しばらく降りました。

 いったん自坊に戻って待機し、ご遺骨がご自宅に帰られるのを待って、還骨回向と繰り上げの初七日法要。この時には晴れていましたが、昨日も降られているので、念のために車で向かいました。

 自坊に帰ってから、また強い雨。今日は、時間に追われ、雨に翻弄された1日でした。

〜 こんな雲が次々と 〜
2017年7月2日(日)  No.5111

今日から7月
 11時からの納骨の前に、お盆の案内状を100通ほど封入して発送作業。これで、棚経に廻るお宅への案内状は完了。あとはそんなに急がないので、雨の日にでもぼちぼちやります。

 納骨の時も「メダカの学校」の時もお天気は回復して、陽射しも少しあって、蒸し暑い日となりました。エアコンの快適な環境に慣れてしまうと、外に出られなくなってしまいます。ずっとそんな中にいると、体の調節機能が退化してしまいそうに思えます。やっぱり、汗をかかなきゃねぇ。

 お通夜に行く時には晴れていたのでバイクで行ったのですが、終わって帰る頃には少し雷雨。ご遺族の方のスマホで雨雲の様子を見せてもらい、小雨になる頃にサッと帰りました。

 帰って夕食を食べていると、またザァーッと雨。レーダー画像を見ると、京都の上をまだらな帯状の雨雲が通っていました。日付が変わる頃まで、こんな調子が続きそうです。

 今日のお通夜は、49歳の男性。不慮の事故で亡くなって、司法解剖とエンバーミングを待ってのお通夜でした。

 狭いご自宅で、家族や親族が肩を寄せ合って、故人のご冥福を祈られました。

〜 とりあえず、自坊の庭 〜
2017年7月1日(土)  No.5110

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