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2015年10月の日記

自坊の庭の手入れ
 「お十夜」の準備も進み、今日の午後には「観経曼荼羅」を5人がかりで吊しました。今日は訪れる人も増えてきて、紅葉シーズンが近付いて来たことを実感します。

 午後は、自坊の草引き。11月11日からは、「かふぇ水琴窟」がスタート。今年は作業所のメンバーの状況などから、開店日がまとまりなく、こちらもオススメしにくい感じです。でも、心の病の人の自立支援の事業ですから、無理をしては元も子もありません。

 最近は自坊の庭にも、ほとんど手を掛けていません。手を掛けるか、掛けないかで、庭も境内も大きく変わってきます。そういう意味では、反省です。

 10月も終わり。今年もあと2ヶ月を残すのみとなりました。

〜 本堂に吊した観経曼荼羅 〜
2015年10月31日(土)  No.4500

サンガさんの講演
 朝、真如堂の僧侶全員で、11月のお十夜法要の準備。堂内の荘厳を変えたり、鉦講の舞台を組んだりの力仕事です。

 本堂前に立った回向柱を見ると、「あー、もう今年も終わりが近付いたなぁ」と思います。紅葉の季節も、そろそろ始まります。


 お昼前から、大津・坂本へ。今日は講演会のスタッフです。オレンジ色のスタッフジャンパーを着て、来場者の誘導などをしました。

 講師は、知人のサンガさん。9歳の時にインドから仏教留学に来て、15年後に帰国。今は孤児院や学校、医療活動などを行うと共に、インドに仏教を再興しようと頑張っておられます。サンガさんは、ボクが高校の寮にいる時に、小学校へ通っておられました。

 サンガさんの話を聞くのは久しぶりですが、様々な活動に裏付けられた、説得力のある素晴らしいお話でした。

 サンガさんにとっては、9歳から15年間過ごした坂本の町。幼馴染みなども聞きに来られていて、ちょっと恥ずかしそうな一面も見せておられました。

 ボクは彼の活動の日本語のホームページを作っています。ただ、なかなか新しい情報が出て来ずに、更新はほぼストップ。「何とかしなきゃ」と、思って久しいです。

〜 講演中のサンガさん 〜

2015年10月30日(金)  No.4499

10月も駆け足
 あれよあれよと10月も進み、今日を含めて3日を残すのみとなりました。時間の経つのが本当に早いです。

 午前中は月参りもなく、自坊にいなければならなかったので、樋の取り付け工事をしました。これまで、納屋には、樋は付いていたものの縦樋がなく、自然排水状態。建物にもよくないので、先日の排水管交換工事の時に、排水管を1本埋めてもらいました(穴掘りは自前)。今日は縦樋を付けて、その水を排水管に流す工事です。

 材料は在庫でほぼまかなえるはずだったのですが、微妙に管の径が違い、最終的には火で炙ってプラスチックの太さを調整。縦樋の色が揃わなかったり、あまり見かけはよくありませんが、誰にも見えない場所なのでOK。雨が待ち遠しいです。

 午後は坂本で会議。ちょっとうつらうつらしましたが・・・。

 夜は研修用冊子の第2版作り。初版をベースに、細かい点を修正しましたが、これが案外手間取り、ネット回線が混んでいて、500Mほどあるデータを印刷屋さんに入稿するのもなかなか進まないので、そのまま放って寝ました。

 夜も寒くなりましたねぇ。

〜 どうだんつつじの紅葉。これから色が澄んでいきます 〜
2015年10月29日(木)  No.4498

「バカボン」の会
 今夜は、超宗派の僧「バカボン」の会の宴会。仲間の1人が、末寺3千もある宗派の宗務総長(国でいうと総理大臣のようなもの)の任期を満了するというので、慰労会をしようということになりました。

 この会も、結成から30年近くも経ちました。会員もわずか10数人になりましたが、最高齢の僧は86歳、一番若いのがボク。宗派の管長1人、宗務総長2人と偉くなりましたが、体も‘エラク’なりました。

 今日の参加者は9人。

 宴が始まってから宗務総長の任期を満了するはずの人に聞いてみると、任期は来年3月末までなのだとか。メンバーの1人が「今月いっぱいのはず」というので催したのですが・・・。来年の3月なら、もう1人の宗務総長も任期満了とか。それはそれで、また改めてやることにして、ともかく今日は宴会。

 宗派の絡みや年齢の上下もなく、いつもながら言いたい放題、笑って飲んでの実に楽しい時間でした。

 持つべきものは仲間ですね。

〜 久々の雨で少し潤った苔と落ち葉 〜
2015年10月28日(水)  No.4497

夢のお告げ
 夕べ、失せ物の在処を告示する夢を見ました。失せ物の障子は、押し入れのエンジ色の座布団に後ろにあるというお告げでした。

 真如山荘の広間、幅1メートルほど、高さも1.5メートルほどある障子4枚が先日来行方不明。5月に外した記憶はあるのですが、どこへ置いたかはハッキリは覚えていません。でも、その部屋からそう離れた場所に置くことは考えられません。

 ボクも何度も何度も探しました。職員さんも、入れ替わり立ち替わり探しました。1階から3階まで、すべての部屋、物置などをくまなく探しましたが、それでも見つかりませんでした。捨てることは絶対にありません。どこかにあるはず・・・でも、見つからない・・・。

 探すのを断念して1週間以上経った夕べの暁近く、夢の中に、その障子がはまっていた部屋の光景が出てきました。押し入れを開けると、エンジ色の座布団がギッシリ積んであります。夢の中では、それをかき分けた押し入れの一番奥に、障子4枚が入っていました。

 今朝、早速の、夢で見た押し入れを見に行きました。エンジ色の座布団をかき分けると、夢で見た通り、一番奥に障子が見えました! 「正夢だ・・・夢のお告げだ!」と興奮し、職員さんに「夢のお告げで座布団が見つかった!」と言い触らしました。

 5月に障子を外して、それを押し入れの一番手前に置いたはず・・・8月にその部屋を使った人が、押し入れから座布団を全部出した・・・使い終わって仕舞う時に、障子を一番奥に入れ、その前に座布団を積み上げた・・・押し入れを開けても座布団はまったく見えない・・・。押し入れも、何度も、何人もが見たのですが、見つけられませんでした。

 念が通じたのでしょうか? 夢で教えてもらえるなんて・・・。


 夜になって、ようやく雨。しかも、本降り。アリガタヤ、アリガタヤ。

〜 野路菊と桜の落ち葉 〜
2015年10月27日(火)  No.4496

この秋一番の冷え込み
 今朝はこの秋一番の冷え込み。とうとう最低気温が10度を切るようになってきました。

 今日は総合商社の入社3年目研修。4班に分かれた2つ目のグループの研修です。初回通り、座禅・法話・レクチャー・参拝で2時間のスケジュール。

 座禅は、冷えて堪えたみたいです。服装はシャツだけの薄着の人、ジャケットを着ている人などいろいろ。本堂は境内の中でも一番冷えるので、今日はかなり冷え込んでいたと思います。終わった後は、「うぅー 寒い」「冷えたぁ〜」などと体を縮め、たくさんの人がトイレに走りました。外に出て、陽の光の有り難さをしみじみ感じました。

 研修は、まだ11月、12月にもあります。防寒対策をして来てもらわないといけません。

 最近は、本当に研修が増えました。

〜 青空に綺麗な雲 〜
2015年10月26日(月)  No.4495

日吉神社神幸祭
 今日も結構タイトな日程。

 今朝も8時45分ぐらいに月参りに伺い、急いで帰って10時、11時と法事。午後も1時から法事で、終わってすぐに本堂の前へ。3時からは、真如堂の鎮守 日吉神社の神幸祭で、御神輿が本堂前に参来する予定。

 本堂前の屋外に祭壇を組むのですが、朝からすごい風。落ち葉だらけになるは、祭壇に置いた物が飛ばされそうになるわで大変。何でも、「木枯らし1号」だったようです。

 何とか無事に終わって、自坊に戻り、電気工事。

 電気屋さんの工事も終わったのですが、トイレの照明と換気扇のスイッチが使いづらく、替えてもらうにも忙しそうなので、自分でパーツを入手して取り替えました。これでOK!

 本当は、昨日印刷したものの発送作業をしなければいけないのですが、今夜はもうグロッキー気味でダメぇ〜 寝ちゃいます。

〜 日吉さんの御神輿(これはギャル御輿)参来 〜
2015年10月25日(日)  No.4494

朝がちょっとタイト
 朝の日程がタイトな日。

 8時45分ぐらいに月参りのお宅に着き、読経。お母さんを自宅介護されているので、読経後はその話をいつも長い時間聞かせていただきます。でも、今日は10分ほど。

 バイクで取って返して、9時半から損保会社の研修。ちょっと駆け足で説明、現場の案内をして、10時25分に墓前回向の担当に引き継ぎ。

 自坊に走って帰って、大急ぎで着替えて法事。10時半の約束でしたが、5分遅れました。参列者の中には10時からだと思って、9時半頃にお越しになった方もおられたようで、結構待っていただくことになりました。

 昼からもう一座。最近は、高齢で車椅子を使われる方も増えて、亡くなった祖母の室内用車椅子も大活躍。そうでもして来てくださるご本人の気力、厭わず連れてきてくださるご家族には、頭が下がります。

 夜は、11月のお十夜の案内状や寺報、来年の年回表などの印刷。寺報は、いつもながらのやっつけ仕事。今回のテーマは「墓じまい」の特集。少子化でお墓の継承者のない家が急増して、そんなことを書かなければいけない時代になりました。

〜 どうだんつつじの紅葉始まる 〜
2015年10月24日(土)  No.4493

研修、重なる
 今日は銀行の外国人社員40名の研修と、三井グループ各社の名古屋支社の支店長の参拝。外国人の方たちは昼食も召し上がったのですが、ベジタリアンの方がおられたりで、準備も大変です。

 外国人でも、昨日の総合商社の人たちとはまるで雰囲気が違い、昨日は「自由」、今日「礼節」といった感じ。会社の職種や雰囲気がよく現れていて面白いです。

 名古屋支社長の皆さんは、懇親旅行のついでにちょっと寄るつもりだったのでしょうが、本堂を閉める時間を延長して、駆け足ながらも1時間の参拝をしていただきました。皆さん、ご自分の会社のルーツが残した足跡に、「へぇー」を連発。来ていただいた意味があったと思います。

 それにしても、ボクも他の予定をかいくぐっての研修。相手も、遅れてきたり、早く来たりで、予定通りには進みません。

 最近は、1日中、僧衣姿のままでいることが多くなりました。植木屋を堪能した〜い!

〜 羽団扇楓の紅葉 〜
2015年10月23日(金)  No.4492

外国人研修
 今日から3日連続の会社研修。今日は、総合商社の海外採用の新入社員。新入社員といっても、決して‘フレッシュ’ではなく、若い人でも20代後半、年長者は50代? 国も、中東、アフリカ、アメリカなどいろいろ。

 外国人研修の時に気を遣うのは宗教の問題。本堂や創業者のお墓に参拝したりもするので、仏教徒ではない外国人にどうしていただくか? 「それぞれの宗教に照らして、もし差し支えなかった参拝してください」「創業者に敬意を払って、一礼でも結構です」などと、かなりの言葉を添えますが、ほとんどの方は仏教式に合掌をして焼香をされます。

 今まで、ムスリムの方が遠巻きに見ておられたことはありますが、今日の方は、お焼香をした後、両手を広げるスタイルで参拝されていました。キリスト教徒の方は、ほぼ全員、合掌・焼香をされます。

 気持ちの3/4程度は観光気分で、説明を聞くのはそこそこに、あちこちで写真を撮ったり、ウロウロしたり。今日は何枚ツーショットを撮ってもらったでしょう・・・。

 真如堂の後は、金閣寺へ。そして、錦市場が時間的に閉まっているので、デパートでお買い物。夕飯はしゃぶしゃぶ。明日は、八坂神社などへ行って、東京へ。明後日、各国へ帰国だそうです。

 会社としては、ルーツからいえば340余年の歴史がある企業だということを肌で感じて欲しいのでしょうが、まずは、いかに日本をエンジョイしてもらうか、お寺や日本文化に興味を持ってもらうか、そんなことが第一ですねぇ。

〜 本堂の扉の蝉についても説明 〜
2015年10月22日(木)  No.4491

ストーブ
 「夏日」が6日続いていますが、納屋から灯油ストーブやガスストーブを出し、やっと扇風機を仕舞いました。

 エアコンもあるのですが、温かさの体感はストーブには叶いません。‘燃えている’という実感もいいですし、反射型の灯油ストーブはお湯も沸かせるし、焼き芋も出来ます。エアコンはあくまでもいざという時の補助手段として使っています。

 今日は工具類の整理。一通りの工具などが揃っていますので、その量も多く、結構大きな屋外ストッカーが満タンになるほどです。

 大工をされていた檀家さんの道具一式もあるのですが、いまでは鋸も鉋も替え刃式。本職でも、鋸を目立てすることもなくなりました。まして、素人にはこんな道具をメンテナンスしながら使い続けることは無理。でも、‘職人の魂’のような気がして、捨てられません。

 他の片付けも少しずつ進行中ですが、これからの行事の準備や紅葉期対策が優先する時期になってきて、しばらくストップしそうです。

〜 「百両」の真っ赤な実 〜
2015年10月21日(水)  No.4490

ストレス解消には焼却場!
 ‘坊さん’としての仕事は午前中に終えて、午後はたまった不要品を焼却場へ持って行きました。

 これで4回目? 持ち込みをすると、大型ゴミなどで処分するよりも、早いし、分別も必要ないし、大量に片が付きます。

 今日は自転車や古い物干し台、家具、コンクリートや植木鉢の欠片などなど。重量は300キロでした。

 地面に置くタイプの物干し台の土台は、いまは水を入れて重くするようになっていますが、昔はコンクリート。1つ20キロほどあるでしょうか? 持ち込みゴミは目方で値段が決まるので、重たい物は損なのですが、仕方ありません。陶器、瓦や植木鉢の欠片もかなり重たかったです。

 今回で、ちょっと一段落。いま処分できる物は、ほとんど捨てました。「惜しい」と思う物はまずなく、ずいぶん清々としました。それだけ、不要品が溜まっていたということでしょうね。焼却場は、ストレス解消にもいいかも!

〜 咲き始めた野路菊 〜
2015年10月20日(火)  No.4489

餌台の改良
 朝一、鳥の餌台の改良作業。毎日、仏飯のお下がりがあるので、それを鳥に施すための台を作り直しました。

 鳥に施すのですから、どの鳥でもよさそうなものですが、カラスだけにはあげたくありません。カラスは、お墓のお供え物を屋根の上で食い散らかして樋を詰まらせたり、もうすぐ食べ頃の柿を突いたり、ろくなことをしません。

 以前は、餌台にはあまりやって来なかったのですが、最近は頻繁にやってきて、大きなくちばしで一気に食べあさっていきます。そこで、餌台を小鳥は食べられても、カラスには食べられない形状を目指して変更!

 以前は真っ平らな台でしたが、烏が止まりにくいように植木鉢を置いてみました。最初は来なかったのですが、そのうち植木鉢をずらして留まるようになり、そのうち植木鉢を落とすようになりました。

 そこで、板を狭くして、植木鉢の代わりに縁の下に使う建築金物の鋼鉄製束を立てました。でも、これは効果ナシ。しかも、狭い板はお米を載せにくい。

 夢うつつで考えた挙げ句、板を少し大きくしてお米を載せやすくし、真ん中に鋼鉄製束を立て、その天辺に余っていたトタン板の切れっ端しを付けました。これでカラスは留まれないはず・・・今日はカラスも来ず、小鳥だけがお米を食べていました。しばらく、カラスの出方待ちです。

 朝一からこんなことをしているなんて、忙しいのか暇なのかわかりませんねぇ。

〜 改良型餌台 〜
2015年10月19日(月)  No.4488

教区写経会
 今日は朝から夕方まで快晴! 気温も28度まで上がり、少し汗ばむほどでした。

 今日は、京都の天台宗寺院主催の写経と講話の会があり、たくさんの人がお見えになりました。聴聞やスタッフの僧侶も30〜40名。準備や片付けはスタッフの人たちがしてくれるので、こちらも細々とした用事はありますが、走り回る必要はありません。

 ボクも、午後から高校の友達が訪ねてきたりして、ゆったり雑談。片付けが一段落した頃に明日の行事の準備をして、終わり〜。

 季節がよくなってくると、法事の数も増えてきます。「お十夜」法要の準備、来年の年回表作り、寺報の執筆と、夜も忙しくなってきました。

 ほんまに、休める時がありませんわぁ〜

〜 西日が差すときれいやなぁ 〜
2015年10月18日(日)  No.4487

メッシュパレット
 今日は、月参りと法事の時間以外、自坊の復旧作業。

 一昨日、生コンを打ったばかりの土間に、いろいろなものを置いて、大工さんに叱られました。「大丈夫です。やさしくやっていますから」と言ったのですが・・・。

 また大量の紙ゴミが出ました。本、段ボールなどが山のよう。自坊の奥から、本などを1輪車に載せて数往復。こんなことをしていては、痛めている首にいいわけないのですが・・・。

 街中なら古紙回収車が回ってきてくれますが、寺の中へは通りがかりで来てくれることはなく、電話をして頼まないといけません。

 来てもらうには、ある程度の‘量’がないと頼めません。ため込まないとダメなわけです。でも、段ボールなどは縛っていても崩れてきたりして大変。そこで、きちんとため込めるように、工事現場などの資材や工具の通販会社「モノタロウ」の商品写真を見て、「メッシュパレット」を買いました。結構、モノタロウで買い物をします。

 今日、届いたのを見てビックリ! 「こんな頑丈なものは要らない・・・」

 よく考えたら、「パレット」というのは物流に用いる、荷物を載せるための荷役台。フォークリフトで持ち上げたりするものですから、かなり頑丈ですが、その分重い。届いたものも、ようやく持てるほど、重たかったです。まぁ、これだけ重ければ、紙の重みで動くこともありません。

 だんだんと、自坊も片付いてきました。もう一歩! いや、2歩、3歩・・・。

〜 よく咲いている「十月桜」 〜
2015年10月17日(土)  No.4486

自坊の工事 そろそろ終わり
 「引声阿弥陀経会」の結願法要。3日目になって、ようやく声が揃ってきました。

 今日は、浄土宗の僧侶の方が2団体20人ほどお越しになっていました。皆さん、勉強熱心です。

 自坊の工事がそろそろ終わりになってきたので、少し前からあちこちに移動していたものを元に戻す作業をしています。

 細々とした物まで片付ける気力がないので、取りあえず大きい物ばかりですが、相当量のものを捨てたので、家の中も少しスッキリしました。

 不要な物を、ずいぶんたくさんため込んでいたものだなぁと思います。たまに、引っ越しをするのも、整理という観点からはいいものかも知れません。

 「今日はこっちを通れない」「水が使えない」という不便や、騒音や埃などからも開放されそうです。3ヶ月、疲れました。

〜 去年植えた珍しい品種のもみじ 〜
2015年10月16日(金)  No.4485

歯科の上得意?
 今日も歯医者。今年になって、もう20回近く行っているでしょう。7月には、診察券の予約欄がいっぱいになったということで、歯ブラシをもらいました。また、もうじきもらえるでしょう。

 歯科医を替えてまで治療をしている奥歯ですが、なかなか完治しません。痛みの原因がハッキリしないのです。

 先週、抗生剤をもらって様子を見たところ、少し楽になった感じ。40年近く前に親不知を抜いた後処理がよくなかった影響かもとか。

 ドクターそれぞれ個性がありますが、今度のドクターはやたらと独り言が多い。「んー」とかならまだしも、「ヨイショ」とか言われると、力を掛けられるのかと一瞬ヒヤッとします。

 今日は、治療法の試行錯誤の中、一つひらめきがあったようで、「あっ、そうや。これはボクがお得意とするやり方や。何でもっと早く気がつかへんかったんやろう」という独り言。

 でも、今度のドクターは気に入っています。いろいろ考えながらやってくれている気がしますし、医者然としたところはまったくないし、親切です。

 治療が終わって待合室に戻ると、知り合いの市会議員さんとバッタリ。「御住職! 歯医者友達ですなぁ」と大きな声で言われ、医院のスタッフや他の患者さんにも素性がバレて、ちょっと恥ずかしかったぁ。

〜 眉刷毛 万年青 〜
2015年10月15日(木)  No.4484

首が回らない
 寝違えたようで、首が痛くて自由に動かせません。

 今日から「引声阿弥陀経会」。1時間ほど‘牛歩’のような歩き方で読経をしなければならないのですが、この首では下を向くことができません。あちゃぁー でも、まぁ、何とかお勤めは出来ました。

 午後、自坊の草引き。少し動いた方が楽になるかなぁと思いましたが、ダメ。ここしばらく、重たい物を持ったり、ドカタ作業をしているのが、ウィークポイントの頸椎には負担だったのかも知れません。冷えもあるかなぁ・・・。

 うー、首が回らない・・・。

〜 引声阿弥陀経会 〜
2015年10月14日(水)  No.4483

長素絹
 三井家家祖三井高利公令室の320回忌。高利公と令室の法要は、毎年、忌日に行われます。

 両霊と真如堂開山の法要の時だけに着る「長素絹」と「指貫袴」。裾が長いので、取り回しがちょっと難しく、時々引っ掛かったりします。

 今日の法要、そして明日からの「引声阿弥陀経会」、そして「お十夜」と、一気に紅葉のシーズンに向かっていきます。

〜 長素絹の僧衆 〜
2015年10月13日(火)  No.4482

季節の移ろい
 朝、境内をグルッと一回り。今朝は天気もよく、斜めに差してくる陽の光が木々の葉を透かして、とても綺麗! 新緑も紅葉も、見るなら、やっぱり朝か夕方近くですね。

 午前中は葬儀。午後は、明日の大きな法要の逮夜法要。午後は待機時間があったので、寺務所でのデスクワークが少し進みました。

 愛猫さくらも、引っ越し先の住まいに慣れたのか、夜中も静かになってきて、ボクも眠れるようになりました。

 さくらにとっても、不安な毎日だったと思います。今日の昼間も、時々、「さみしいよぉ〜 遊んでよぉ〜」というような声をあげています。お腹が空いただけかも知れませんが・・・。

 夜、フリースを着るようになりました。季節の移ろいが急です。

〜 朝の光の中の「花の木」 〜
2015年10月12日(月)  No.4481

連休の渋滞
 朝、東山七条の妙法院で、「七卿西竄紀念法要」。

 「七卿西竄」とは、文久3(1863)年8月18日公武合体派のクーデターに追われた尊王攘夷派の公卿と長州兵らが、妙法院と方広寺に入寺。一行は軍議を開き三条実美・三条西季知・東久世通禧・壬生基修・四条隆謌・錦小路頼徳・沢宣嘉の7人の公卿が西下し長州に逃れた。7人は官位を奪われ、王政復古後、復位入京の勅許があるまで滞在した」というもの。この記念碑がある妙法院で、毎年10月の連休の頃、7人の公卿の子孫の方々が参列して、法要がいとなまれます。

 法要が終わって、東山通に出たら、南北とも車がビッシリ。どうにか北に向けて走りましたが、なかなか動きません。渋滞よりも、遠回りになっても走っているほうがいいと思い、将軍塚経由で帰りました。帰ったのは、東山通をそのまま走って帰った人とほぼ同時でした。

 夕方、お通夜のために東山五条へ。これも混んでいるのがわかっていたので、かなり早い目に出かけ、無事に到着。帰りはさすがに普通通りの混み具合でした。

 10月の3連休でさえ、こんなに混むのですから、紅葉期の混雑が危惧されます。その時期までもうわずか・・・大変。

〜 夕暮れの酔芙蓉 〜
2015年10月11日(日)  No.4480

目まぐるし〜い
 ほんまに忙しい日でした。

 先ずは月参り。伝統工芸の木工作家のお家で、読経が終わった後、作品について一頻り雑談。毎月、この雑談が楽しみです。急いでいる時は焦るのですが・・・。

 続いて、松尾大社に近い檀家宅で、七回忌の法要。

 帰ってバイクに乗り換えてもう1軒。案外道が空いていたので、約束の「お昼前」には余裕だと思っていたら、自坊に着いた途端、来客。近所の人が葬儀を依頼に来られました。大方の時間の約束をして、大急ぎで出かけましたが、先方に着いたのはほぼ12時でした。

 帰って昼食を食べて、今日の「メダカの学校」のレジュメ刷り。12時過ぎにデータが届いていたので、大急ぎ。

 メダカ開始の1時半少し前に講師が来られて、A3両面を2枚配付したいとのこと。自坊のコピー機ではA3は出来ないので、寺務所に行ってコピー。A3両面はかなり時間が掛かり、終わったのは2時頃。

 講演が少し長引いて、終わったのが4時過ぎ。今日のタイトルは、「吉田松陰・久坂玄瑞のみた洛中洛外−NHK大河ドラマ『花燃ゆ』に描かれなかった事実」。緻密な資料に基づいた、歴史の真実に迫るようなお話でした。

 いったん寺務所に寄って、今日頼みに来られた方の枕経へ。先の住職に両親の葬儀をしてもらったというので依頼に来られたのですが、伺ってみると、亡くなったのは嫁いだ伯母さん。宿坊が伏見にあって、その家のお墓もそこにあるとのこと。

 他のお寺の檀家だったら、ボクがさせてもらうとトラブルになるから、宿坊に頼んだ方がいいと説得。「あんな金儲け主義の坊主には頼みたくない!」という主人を、「戒名はごく‘普通’でいいからと言えばいいです。宿坊が都合が悪いのでそっちでやってもらえと言われるのなら、私がやらせてもらいますから」などと説得。亡き人が横たわる回りで、親戚同士や電話のやりとりが行われ、ようやく宿坊にやってもらうことが決定。

 故人を目の前にしてそのまま帰るわけにもいかず、宿坊は枕経に来ないというので、「御回向だけさせていただきます」と読経をして帰って来ました。

 夕食で、やっと人心地。目まぐるしい1日でした。

〜 今日のメダカの学校 〜
2015年10月10日(土)  No.4479

土建屋&植木屋
 今日は特別な予定がなかったので、8時前から、土間にコンクリートを打つための下処理。土をコンクリートの厚みの分だけ梳く作業をしました。

 ある程度目鼻が付いてから、雨水を流すU字溝を埋設し、水道屋さんが埋設していった排水管を加工して繋げました。U字溝も管もリサイクル。捨てずに取っておくと役に立つこともあるものです。

 梳いた土を門の前に広げ、小石などを取り除いてレーキでならし、蓮華草の種蒔き。蓮華草の種蒔きも早くしなければと思っていたのですが、土間打ちの時の土で出るのを待っていたのです。

 本当は雨が降るまで待っていたかったのですが、週間天気を見ても雨の気配はなし。適期が過ぎてしまうといけないので、今日撒き、たっぷり潅水しました。

 朝から夕方まで、食事以外には休まずにやっていたので、さすがに疲れました。腰も痛い。最近、力仕事をする機会が減っているので、体が鈍ってしまっているのかなぁ・・・。

 さて、来週初めに土間コンを打ってもらって、完成で〜す。

〜 自坊のヘブンリーブルー。ゴーヤを切ったら、途端に元気になりました 〜
2015年10月9日(金)  No.4478

10月 社員研修シーズン
 午後、銀行の10月採用の新入社員とキャリア採用の人たち36名の研修。

 10月も研修が多い月で、週1.5回程度。外国人社員の研修もずいぶん増えました。
 緊張感がこちらにも伝わってくる4月採用と違って、今日はリラックスムード。年齢も30歳前後という人が多かったです。

 キャリア採用の人の中には、今年4月に他の会社の研修で真如堂に来て、今日はまた銀行の社員として研修に来た人もいました。何とも早い転身!


 昨日の工事で、水道と井戸水の配管を一部替えたのですが、水が接着剤臭く、不味くてたまりません。しばらくの辛抱なのですが・・・。

〜 石蕗の花 〜
2015年10月8日(木)  No.4477

「一億総活躍担当大臣」
 今日は水道工事。朝早くから水道屋さんが3人来てくださって土掘り。コンクリートを割る音に、さくらは怯え顔。

 昼頃には排水管、給水管、ガス管などすべてが姿を見せましたが、何とも複雑。今後のために写真を撮っておきました。

 それからは配管の交換のために、上水・下水共に使用できません。トイレは別系統のところを使いましたが、給水が止まっているので、水が出ません。

 夕方までの数時間でしたが、何とも不自由で、同時に普段の有り難さを実感しました。


 内閣改造が行われ、「一億総活躍担当大臣」という新しいポストが作られました。

 「1億総活躍社会の実現を」って、一体何をするのでしょう? 政治家の考える「活躍」って何なのでしょう? 実に馬鹿馬鹿しく、腹立たしく、情けなくさえ思えます。「所得倍増計画」のほうが余程わかりやすい。

 客観的な活躍などしなくても、自分らしく生きられれば、それがベストではないでしょうか? 政治家がどんなことを「活躍」だと考えているのか知りませんが、そんなもの真っ平ゴメンです。政治家や国が評価をするべきようなことではないと思います。

 ニュースを見る度に腹が立って、つい書いてしまいました。

〜 帰って来た浅葱斑 〜
2015年10月7日(水)  No.4476

臭い・・・。
 排水工事に備えて、早朝、一輪車3杯の土を搬出しましたが、お参りに行かなければいけないので、もう時間がありません。

 お昼過ぎにも戻って来たら、工事は未着手。若い大工さんに聞いたら、明日になったとのこと。なぁ〜んだ・・・。工事がしやすいようにしておいたので、今日はドカタ作業はもう止め。草刈りをしました。

 この前から、どうも下水の臭いがひどいので、自坊の周りを点検してみると、隣接する墓地管理所の排水管からドロドロになったトイレットペーパーが漏れ出ていました。臭いの原因はこれでした。

 管理人と一緒に、恐る恐る下水枡の蓋を開けてみると、びっしり根が張っていて、管の穴さえ見えません。管理人は「すぐにやりますわ」と、道具を取りに行きました。

 しばらくして現場に近付いて見ると、20メートルほど離れたところまで、汚水が流れ続けていて、「畑の香水」の臭いが強烈に漂っていました。排水枡の近くでは、合羽で完全防備の管理人が立ち尽くしていました。

 「根っこを取ったら、一気に吹き出しました・・・」

 2メートル以上の勾配がある20メートルほどの100ミリ管に溜まっていた汚水が、一気に噴き出したのです・・・これはたまらん。いや、溜まっていたわけですが。

 しばらくは臭うでしょうが、臭いの元はこれで断てました。管理人さん、ご苦労さまでした。

 明日は、自坊の排水管を掘り返すので、今度はこっちが臭う番です・・・。

〜 かわいい蕎麦の花 〜
2015年10月6日(火)  No.4475

下水工事の請負
 朝8時に比叡山延暦寺へ。

 延暦寺で行われている大きな法要に参列する予定だったのですが、行き違いから、自坊で法事をしなければいけなくなり、御供だけ届けて、すぐに下山しました。自坊に戻ったら、まだ9時前でした。

 今日の法事は、かつて檀家総代をしてくださっていた方の三十三回忌。この前からの片付け作業の中で、1968年に自坊を改築した時の落慶(竣工)法要の写真が出てきて、そこには今日の故人や奥さんが写っておられました。

 参列されたご子息夫妻やお孫さんに、その写真をご覧にいれながら、故人を偲んで昔話。いいタイミングで、写真が出てきてくれました。

 午後、月参りから帰って来たら、大工さんから、「明日、下水工事をすることが急に決まりました」と聞かされ、大慌て。お昼の打ち合わせでは、水道屋さんが忙しいので、もっと先になるということだったのに・・・。

 下水工事で掘った後に打ってもらう土間コンクリートの下準備を、ボクが請け負っていたのですが、明日までなんて、とても間に合いません。取りあえず試掘をして、ガス管や上水管の位置などを確認しました。後は、やってもらうしかないなぁ〜

 少しですが、穴掘りなどをして、スカッとしました! やっぱり、体を動かさないとダメなタイプですねぇ。

〜 比叡山から見た南端方向の琵琶湖 〜
2015年10月5日(月)  No.4474

癖になる百均
 今日は、京都市に西端の霊園で、百箇日納骨の法要。

 もともと近くの檀家宅の隣に住んでおられたのが、京都市に隣接する向日市に転居。もう30年来、月参りに伺っているお宅です。

 仏壇の御本尊は大日如来。真言宗のまつり方。ご先祖の戒名は「釋○○」と、浄土真宗の付け方。そこへ天台宗のボクがお参りに伺っているのですから、少々奇妙ではありますが・・・。

 家に近いところがいいと、西山の広大な霊園の一角に墓地を求められ、今日、納骨の運びとなりました。

 その法要の前後に月参りに伺ったので、お昼ご飯は久々にコンビニの「助六寿司」でした。

 夕方、部屋の整理用グッズを買いに、‘百均’に行きました。ついついあれこれと手が伸びて、必要ではないものまで買ってしまいそうです。

 買っては来たものの、片付ける意欲が湧かず、今日はもうや〜めた! 少々疲れ気味です。

〜 土塀に写った藤袴の影 〜
2015年10月4日(日)  No.4473

物干し
 今日も、爽やかな秋晴れ! でも、墓前回向をしていたら、夏のような直射日光が照りつけて、暑〜い。

 朝、届いていた吊り下げ式の物干し棹掛けの工事。少し傾斜のある小屋根の下に水平になるようにネジで固定するのですが、なかなか難しい。片方を付けるのにいろいろ試行錯誤しましたが、もう片方はその経験があるので、難なく付けることができました。

 低いところで洗濯物を棹に干して、背よりも高いところにY字型の棒で上げるのですが、この時に洗濯物が偏ったり、Y字と棒が滑ったりで、なかなかうまくいきません。

 昔はこういうタイプの物干しがよくありましたが、今どき、あまり見かけません。昔は物干し竿も竹製でしたが、いまは金属や金属にビニールなどを巻いたもので、滑りやすくなっています。

 何か工夫をしないと、このままでは使い難いです。

 今日はくたびれたので、片付けはオヤスミ。夜中のさくらとの‘戦い’も続いていて、寝不足が解消できません。

〜 美しい秋の木々 〜
2015年10月3日(土)  No.4472

通路灯の自作
 お天気は急に回復して、次第に秋晴れに。ただ、朝のうちは風があって、バイクで走っていると、僧衣が風をはらんでボワァーッと膨らみ、走りにくい感じでした。

 今日は、片付けはそこそこに、外灯の修復作業などをしました。

 安物の通路照明は、プラスチックの劣化でガタガタ。もう15年ほど経っているのですから、無理もありません。

 同じような物を探したのですが、見つかりません。ネットの記事にヒントを得て、‘火屋’の部分を自作することにしました。

 土台は自坊に転がっていた排水管。ガラスの部分は排水管の径に合わせて百均で買ってきたガラス容器。排水管をセメントで固定して、これにガラス瓶を載せれば出来上がり! 後は、塗料を塗って、パイプと瓶の間にコーキングをすれば完成です。

 3つ連なっている通路灯の2つをリニュアルして、216円で出来上がり! 夜になって見に行くと、いい感じの照明になっていました。工夫次第ですねぇ〜。

 さぁ、細々とした物を片付けないと・・・。

〜 もとの照明器具 / 自作の通路灯 〜
2015年10月2日(金)  No.4471

腹痛
 夕べからお腹が痛くって・・・友人と出かけた時に食べたものがいけなかったのかなぁ・・・。

 今日は東山の尼寺で大般若転読会法要。

 「途中でお腹が痛くなったらどうしよう・・・」と不安でしたが、大丈夫でした。

 一緒に出仕した人が、「暑い、暑い」と言っておられました。そんなに暑くもないのに・・・。体調が悪く、飲んだ薬の副作用なのかも知れないと、浄斎にも手を付けず。他人事とは思えませんでした。

 夕方、歯医者へ。物を噛むと痛むので、かぶせた物を取ってもらいました。何が悪いのか、歯医者さんも首を傾げていました。

 医者に首を傾げられると、不安ですよねぇ。

〜 爆弾低気圧の影響は、まださほどなし 〜
2015年10月1日(木)  No.4470

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