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2015年6月の日記

収拾が付かない
 お坊さんの団体15人ほどを案内しました。地域の仏教会で、宗派はまちまち。天台宗の人が今年の当番だったので、真如堂にお越しになったようです。

 スクリーンを使って説明している時はよかったのですが、あとはバラバラ。移動して集まられたら説明しようと思っていても、それぞれがあっち行ったりこっち来たりで集まりません。

 「さすが、坊さんの団体」という感じ。

 ホテルのパーティー会場で仕事をしている人が、一番困る客は医者と坊さんだと言っていましたが、それぞれ勝手放題です。

 ゆっくり1時間半掛けて案内し、送りだそうと思っていたら、3人ほどが外のずいぶん向こうを歩いておられました。2人は、お土産を買おうと、まだ本堂の中。外で写真を撮り回っている方もおられます。

 大丈夫かなぁと思っていたら、ずいぶん経ってから、バスが駐まっている場所が判らなくてウロウロされていたとのこと。やっぱり・・・。

 世話役の人も大変です。無事に帰れたのかなぁ・・・。

〜 藪萱草の花 〜

2015年6月30日(火)  No.4377

マウスピース
 今日も歯医者へ。

 ずっと言われているのは、「噛みしめが強い」「すごい力で噛んでいる」ということ。その影響が歯や歯茎にも出てきているそうです。「ストレスがありますか?」とも聞かれますが・・・。

 気を付けていると、確かに、いろいろな時に奥歯をグッと食いしばっていました。食べる時も力一杯食べているのかも知れません。

 言われてから気を付け始めましたが、ふとした時に、また食いしばっています。癖のようになっているのかも知れません。

 歯科でマウスピースを作る前に、とりあえず自分でマウスピースをしてみようと思い、ネット通販で購入。温めて、自分の歯形に合わせて型を取るというもので、早速やってみました。

 違和感があり、何だかいつも噛みしめているような感じにも思えますが、自坊で作業をしている時などにもやってみようと思います。

 歯にだけは自信があったのですが・・・。

〜 快晴の空に白蓮 〜
2015年6月29日(月)  No.4376

甲賀へ
 今日は、滋賀県甲賀市のお寺へ。初めての新名神高速道で、甲賀土山インターを目指しました。

 ボクの車のナビは、まだこの区間の高速が開通していない頃のもので、データーの更新もしていません。ナビの画面は、道無き道を進んでいます。でも、昨日、ネットでコースを下調べしておいたので、スムーズに行きました。

 途中の信楽は、かつて趣味で陶芸をしていた頃によく行ったところ。その頃、この高速の工事をしていました。当寺はクネクネした道を行きましたが、今だったら、この高速を使って短時間で行けます。甲賀土山インターまでは、自坊から1時間足らずです。

 初めて行く甲賀。見える山は低く、広々した感じで、いい!!

 伺ったお寺の御本尊は、平安時代後期の作の十一面観音坐像で、像高312センチ。日本最大の巨像とのこと。実に大きい!

 滋賀県には、じつに素晴らしい仏様がたくさんおられます。京都や奈良の仏像とは、また違った良さがいっぱいあります。

 いいなぁー、滋賀!

〜 甲賀の「飛び出し坊や」は忍者の格好 〜
2015年6月28日(日)  No.4375

ロケ
 午後から、 本堂左脇の「京都 映画誕生の碑」の前で、京都国際映画祭で上映される『チャンバラ美学考(仮)』のロケに、映画監督の中島貞夫さんらが来寺。中島貞夫さんは、『極妻』などのやくざ映画を代表する監督。

 1908年に日本映画の父と呼ばれる牧野省三氏が、ここ真如堂で撮影した時代劇『本能寺合戦』は日本最初の劇映画とされ、それから 100年経った2008年、映画祭「京都・映画100年」が開催され、その事業の一つとして、シネマトグラフをモチーフにしたモニュメントが境内に建立されました。

 「京都 映画誕生の碑」の前で、映画の歴史を振り返るシーンの撮影です。

 この「京都 映画誕生の碑」を建てたNPO法人京都映画倶楽部は、今までにいろいろと問題を起こしています。今回の撮影陣は東映が主体ですが、撮影には厳しい条件を付けました。

 今回は、撮影スタッフ20人といっていたのを5人に絞り、時間も1時間に限定しました。概して、テレビや映画の撮影は、現場判断で許可範囲を自己増殖させて勝手なことをします。今日も、10人以上がロケに取りかかったので、ダメ出し。他の人たちには車で待機してもらい、時間も厳守してもらいました。

 カメラはデジタルになっても、昔ながらの‘カチンコ’は使うのですねぇ。「シーン2 テイク2 よーい カチン!!」という響きが、何度も境内で聞かれました。

 撮影は無事に終了しました。

〜 撮影風景 〜
2015年6月27日(土)  No.4374

歯磨き指導2回目
 2回目の歯医者の歯磨き指導。行く前にしっかり磨いて望んだつもりだったのですが・・・。

 着色剤のようなものを歯の辺りに塗られて点検。「前より、少しはよくなっていますが、磨き残しがいっぱです」とのこと。

 「よく磨けていますねぇ。これでいいです」という評価を期待していたのになぁ〜

 おまけに、右側の上下の歯が減っているとのこと。強い力で歯磨きを続けて来た結果ですって。そういえば、右手で力を入れて磨いていました。磨き方が根本的に間違っていました。知覚過敏もそのせいだそうです。

 また2週間後に歯磨き指導。何だか、またダメ出しされそうで、お先真っ暗の感。

 月曜日は本当の治療。まだまだ歯医者通いが続きます。

〜 銀梅花(ぎんばいか)の花 〜
2015年6月26日(金)  No.4373

新しい耳鼻科
 朝から正面参道の生垣の剪定。

 野路菊が所々に植わっているので、剪定には気をつかいます。注意していましたが、数本、切ってしまいました。また伸びるかな・・・。

 昼前、耳鼻科に行きました。今まで行っていた耳鼻科は、「数をこなす」という感じで、説明もほとんどなし。ちゃんと診てもらえているのか疑問だったので、新しい耳鼻科へ行きました。

 入り口の前に行って唖然。休診・・・。ネットに載っていた診察時間が間違っていました。

 作業をしていて出かけようと思えば、服を着替えたり、汗を拭いたり、場合によってはシャワーをしたりしなければなりません。そんなことをしてから行ったのに・・・。意を決して行ったのに・・・すっかりテンションが下がってしまいました。

 午後は僧衣に着替えて、社員研修。今日の最高気温は31度で、蒸し暑かったです。僧衣の下に着る白衣も、もうサマーウールから綿か麻に替えたいなぁ・・・。

〜 卵のような常盤蓮華の花 〜
2015年6月25日(木)  No.4372

刈り込み
 今日は、外回り後はずっと自坊の刈り込み作業。さつきの花が終わったので、さつきを中心に刈り込み、他の常緑樹も剪定しました。

 まとまった時間が取れて、雨ではない日は貴重。こんな日は、作業に集中!

 このままあまり伸びてくれなかったら、お盆までにもう一度手入れをしなくても済むのですが・・・そうあって欲しいですねぇ。

 夜はお決まりのお盆の経木塔婆書き。やっと、「の」まで来ました。この調子だと、7月半ばには完成しそう。お盆の案内や寺報作りを考えると、それぐらいには終えないと間に合いません。いつも何かに追いかけられているような気がします。

 今日は植木屋三昧でヨカッタぁ〜

〜 蓮はきれいだなぁ 〜
2015年6月24日(水)  No.4371

古本の整理
 古い本の整理。

 屋外ストッカーにギッシリしまったままの本。他のものをそこに入れなければならなくなったので、本が玉突き式に追い出されることになりました。

 最近はほとんど本を読まないのですが、以前はよく読みました。‘つん読’だけだった本も含めて、その量はかなり。要る本と要らない本を分けていたらかなりの時間が掛かるので、長い間眠ったままになっているということは、読まない本だと解釈して、すべて古紙回収に出すことにしました。Bookoffに出すのも手間なので・・・。

 本の傾向は歴然。ターミナルケア、カウンセリング・心理学、精神疾患に関するものがほとんど。10年ぐらい前までは見ていたので、その前のボクの20年ほどの軌跡ともいえるかも知れません。MS-DOSやHTMLの参考書、陶芸やオーディオの本もありました。

 それらを屋外ストッカーから出し、屋外の階段通路を降りて、手押し車に載せて、門の外へ。50メートルほどはあるでしょうか? そこを行ったり来たり。本は重たいなぁ。
 明日の10時に古紙回収が来てくれます。段ボールや古新聞は明日出すことにして、本をブルーシートの上にどんどん積んでいきました。そして、一通り終わったら、またブルーシートを掛けて包みました。今夜の雨が心配だったのです。案の定、夜に少し雨が降りましたが、大丈夫でした。

 若い頃心血を注いだ活動に関わる本などがなくなる。そう思うと、とってもさみしい気がします。でも、要るときはまた買えばいい。買って読んで勉強してでもやりたいと思えるような情熱を失わないようにしなければと、少し気分がリセットできた気もします。

 それにしても、古紙回収の車に載りきるかなぁ・・・。この前は、量の多さに、「スミマセン、なめてました」と言って、2往復したのですが・・・。

〜 2、3日、外に出してあった本に泥蜂の巣が 〜
2015年6月23日(火)  No.4370

夏至
 月参りのついでに、知人宅で紫陽花の挿し穂をもらってきました。

 母の日などに売っている紫陽花の鉢植えは、背丈を抑えるために矮化剤がかかっています。そのためか、挿し木をしても、露地のものよりも活着しにくいのですが、ダメ元でもらってきました。

 今日は挿し木50本。山紫陽花の挿し木も始めました。


 昨日の続きの排水路工事。

 エスロンパイプは簡単に敷設できたのですが、石を削る必要が出てきて、それに一苦労。石材を切る機械がどこへ行ったのか見つからず、ハンマーでコツコツやっていたら、ちょうど工事に来ていた電気屋さんが見かねて機械を貸してくれました。助かったぁ・・・。

 何とか工事を終了。泥だらけになりました。

 さぁ、スムーズに流れるのを見るのに、たっぷりの雨が待ち遠しいなぁ〜

〜 紫陽花、いきいき! 〜
2015年6月22日(月)  No.4369

排水路の改修
 早朝に雷雨。時間雨量は20ミリ程度でしたが、溝が詰まって溢れたりしました。

 「これはあかん」と、法事を終えた午後は排水路の回収作業。

 溢れた雨水の排水管は途中が土管のままで、今まででも大雨が降るとよく詰まりました。土管の継ぎ目から木の根っこが入っているのに加え、落ち葉などが一気に流れて水を堰き止めてしまうのが原因。わかってはいたのですが、今まで回収する気にならなくて・・・。

 今日は奮起! 原因区間はわずか1メートルほどなので、そこを掘り起こし、現場を確認。予想通り、根っこで細くなった部分に、落ち葉などが詰まっていました。

 まずは、土管を撤去。ここまでやったところで、所要が出来たので、作業は中止。新聞屋さんが落ちないように養生して、明日仕上げることにしました。

 7時頃からまた強い雨。今日仕上げていたら、コンクリートなどが流されているところでした。

 夜の間に現場を思い出して、作業工程をシミュレーション。この時間はとても大切です。明日にすることにして、結果的にはよかったです。

〜 大雨真っ最中の雲行き 〜
2015年6月21日(日)  No.4368

明日は我が身
 朝、檀家宅にお参りに行っていたら、お腹の帯に挟んだ携帯がブルブル。後で確認すると、昨日、お参り休止の電話があった独居のおばあさんから、「まだ来られません」と電話が入っているとのこと。電話のことを、もうすっかりお忘れのよう・・・。

 おばあさん宅へ行くと、「そんな電話をしましたか?」とのこと。ボクが直接聞いたわけでもないし、おばあさんを責めるようになってもいけないので、「そのようですねぇ」と曖昧な返事をしながら仏壇の前で読経。

 終わっていろいろお話を聞きましたが、顔の表情がちょっと浮いているような感じ。

 3日前にも救急車を呼ばれたらしいのですが、その第一の理由が、救急車で行ったらすぐに診てもらえるから。他の救急の方が困るから、自分で歩ける程度ならタクシーで行った方がいいと言っても、聞く耳はまったく持っておられません。

 お経の本を焦がしたり、二層式の洗濯機の水が出しっぱなしだったり、ボクが知っているだけでも‘異変’増えてきています。

 隣家も檀家なので、その方とも相談して、離れて住む子供さんたちに事情を話したほうがいいかとも考えています。

 「明日は我が身かなぁ」と思いました。


 法事や自宅での忌明法要、僧衣屋さんとの打ち合わせなどで、あっという間に夕方でした。

〜 今日が満開の「真如蓮」 〜
2015年6月20日(土)  No.4367

合間を見つけて
 今日も合間を見つけて、紫陽花の挿し木。

 雨の中、挿し穂を採りに行って、下処理をして挿していきましたが、今日は時間がなくて50本だけでした。

 あと、山紫陽花36種のバックアップ用の挿し木をしたら、それで思うオシマイにします。

 最近は、「これを植えてください」と持って来られる苗もあり、そんな苗が結構たまっています。それも早く植えないとなぁ・・・。

 「今日の散歩道」の写真を撮ったり、それをフェースブックに流用したり・・・フェースブックの毎日の更新も、結構時間が掛かるので大変です。

〜 中京区のマンションから見た真如堂(左)。右は金戒光明寺 〜

2015年6月19日(金)  No.4366

何も予定がない日はあかん
 今日は、夕方には医者に行く以外は何も予定がないはず。でも、そいうい日に限って、実りの少ない日になることが多かったような・・・。

 1日雨だろうと思っていましたが、雨は大したことなし。でも、「今日は雨だから、屋内で出来る作業だなぁ。紫陽花の挿し木をしよう」と思っていたので、雨でなくても修正がききません。紫陽花園に行って、挿し穂を採ってきては処理を施し、苗床に挿していきました。

 「もう紫陽花は増やすまい」と思っていたのですが、紫陽花園をチェックすると、「ここにもう一株欲しいなぁ」という場所があったり、「この辺りにも植えよう」という増殖計画が頭をもたげて、今年もやって来ました、挿し木シーズン!

 今日は、間に雑用なども入って、挿し木は100本だけ。数が少なすぎ。やはり、何もない日にしては、実りの少ない日でした。

〜 沙羅落花 〜
2015年6月18日(木)  No.4365

季節の作業
 今日はまとまった時間が取れなかったのですが、境内担当の職員さんが4人おられたので、垣根の剪定をしてもらうように依頼しました。

 背の高い垣根なので、作業は簡単ではありません。細い枝は電動の柄の長いバリカンで刈り込み、太い枝は梯子を掛けて鋸や鋏で剪定。丸1日かかっても作業は終わりませんでしたが、大方の目処が付きました。

 職員の人たちは、植木を剪定する経験があったわけではありません。前職も、調理師、染色、室内装飾など様々。真如堂に来てから、剪定をせざるを得なくなった人たちです。ですから、出来上がりも100点というわけにはいきませんが、まずまずはOKです。作業することによって、「あっ、また伸びてきたなぁ」などと、関心を持ってもらえるようにもなります。

 気になっていたところがほぼ片付いてよかったです。


 「今年は挿し木はしないでもいいだろう」と思っていましたが、新しい芽を見ると血が騒ぎます。紫陽花園の中も、「ここにもう一株欲しいなぁ」という場所もあります。山紫陽花も、バックアップ用に数株ずつ増やしておきたいと思います。

 ということで、数日前から挿し芽作業開始。今年は300本まで止めておこうと思います。

〜 静岡からお嫁入りした紫陽花 〜
2015年6月17日(水)  No.4364

山紫陽花の剪定
 今日は香淳皇后(昭和天皇皇后)のご命日。東山の門跡寺での法要に出仕しました。

 今日は湿気はかなりありましたが、気温もさほど高くなく、少し汗がにじむ程度で済みました。

 時折、雨がぱらついていましたが、気になっていた自坊の生垣の剪定をしました。伸びて欲しいところが伸びなくて、延びて欲しくないところがグングン伸びています。藤蔓はいろいろなものに絡みついて、本当に厄介です。

 梅雨も本格化してきて、今ならではの作業も増えてきました。季節労働者のよう・・・。今日から、山紫陽花の剪定を始めました。

 紫陽花は、本当に綺麗だなぁ〜

〜 小雨は大歓迎の紫陽花 〜
2015年6月16日(火)  No.4363

鹿害
 午後は坂本で会議。

 植樹をしても鹿の害で枯れてしまう。紫陽花なども新芽のうちに食べられて、それが2〜3年続くと株自体が枯れてしまうという話が出ました。

 大文字山に一歩足を踏み入れただけで、鹿がウロウロしてるのに出会います。そんな里山にまで鹿が降りてきているのですから、少し山深いところなら尚更です。

 植生が変わってきたり、外来動物がウロウロしたり、自然界の様子が確実に変わってきているのを実感します。

 50年後って、どうなっているのでしょう?


 6月も早くも半ば。本当にあっという間に月日が過ぎていきます。

 5月になると同時に始めたお盆の水塔婆書きは、まだ「さ」。ほぼ毎晩書いているのですが、なかなか進みません。お盆前は、この作業がプレッシャーです。

〜 咲き始めていた木槿(むくげ) 〜
2015年6月15日(月)  No.4362

直葬
 今日は本堂で一山出仕の法要。久しぶりにする内容の法要なので、声明が揃わず、冷や汗ものでした。

 終わって「直葬」、ご自宅から直接火葬場へ。昨日、枕経に合わせてお通夜を勤めさせていただきましたが、今日は葬儀のお勤めはなし。いろいろな事情があります。

 先方の予定が遅れていて、ご自宅に着いたときにはまだエンバーミングの最中。それから親族の皆さんで納棺をされて、出棺。ボクは自分の車で火葬場まで行って、炉の前室で読経させていただきました。

 普通の葬儀とはずいぶん違いますが、故人を思うご家族の思いがしみじみと伝わって来ました。若年性アルツハイマーの故人を、ご家族で、ご自宅で、よく診てこられました。

 葬儀の形も急速に変わってきました。形の善し悪しの問題ではないと思います。

〜 本堂の法要の御斎 〜
2015年6月14日(日)  No.4361

過密スケジュール
 今日はさすがに疲れました。

 朝、檀家宅へ月参り。その後、葬儀。先に引き受けていた法事は前住職に勤めてもらいまいました。火葬場へは行かずに自坊に取って返して、着くなり納骨。おじいさんが車椅子だったので、かなり時間が掛かりました。その間隙を縫って、おにぎり2つ。これが今日の昼食でした。

 本坊へ行って、法事。今日は手配係のようなものだったので、読経が始まると同時に今朝の葬儀の初七日へ。初七日が終わって、別の方の枕経へ。

 やっと1日が終わったという感じです。

 葬儀は6月に入ってからでも4霊目。今年はどうしたことでしょう・・・こっちも過労気味です。

〜 朝の紫陽花 〜
2015年6月13日(土)  No.4360

歯磨き指導
 社員研修2件で、バタバタ。合計5時間半でした。午後は暑かったぁ〜

 夕方、歯医者へ。歯科衛生士さんによる歯磨き指導です。ん〜、何だか子供みたい・・・。

 最近使っている6列の大きな歯ブラシを持って行ったら、衛生士さんは苦笑い。「これだと早く磨けると思ったのですが・・・」と言うと、「これでは長くやっても、ちゃんとは磨けません」とのこと。磨き方が強すぎる、奥歯が磨けていないなど、いろいろ言われました。

 薬剤を塗られて、口の中は紫色。「ここは磨けていないでしょう?」と言われ、磨き方を懇切丁寧に指導してもらいました。

 2週間後にまた歯磨き指導。指導した通りに磨けているか、チェックされるんだぁ〜

 言われた通りに磨けるかなぁ・・・ 歯磨きをそんなに丁寧にやる自信はないなぁ〜

〜 また、本堂の修繕 〜

2015年6月12日(金)  No.4359

ミス
 朝一番に、書院の庭に植えた紫陽花の名札の確認作業。

 いただいた山紫陽花の名札を、目立たない名札に書き替える作業を職員さんに頼んだのですが・・・新しい職員さんですが、しっかりした人なので、「この人なら大丈夫」と思って頼んだのが仇に。しっかりしているのと‘要領よく’というのは違っていました。

 書き替えた36株の名札がどうも疑わしいので、別にビニールポットで育成していた36株を持ってきて照合し、名札を確認しました。ところが、植え替えてしばらく経っているので、同じ種類でも、花の色や葉の色が変わっているものが多かったです。

 2時間かかって、入れ替わって入れ6つの名札を正し、作業終了。これで一段落です。
 誰にどの作業をしてもらうか、それが成否や運命を分けますねぇ。トホホな出来事でした。

 菩提樹を見に来る人が増えるにつれて、紫陽花園を見る人も多くなりました。せっかく作った紫陽花園も、見てもらってこそ本望です。

 よかったよかった。

〜 色とりどりの紫陽花 〜

2015年6月11日(木)  No.4358

テレビ撮影2件
 朝9時頃から某テレビ局が菩提樹の撮影に来てくれました。

 2日に「開花」の連絡をしたのですから、もう少し早く来てくれればと・・・。まぁ、まだ見られます。

 ボクがお昼前に帰って来たら、まだ撮影していました。民報では、こんなにじっくりと撮影していられません。

 今夕放送される予定が、京都は時間の関係から明日に。大阪は放送されたようです。


 入れ替わりに、民報の撮影。AKB48のメンバーの一人の番組で、京都を案内する内容とのこと。

 事前の打ち合わせで、時間やスタッフの人数などを厳しく制限しました。自由にやってもらうと、どんどんエスカレートするので、再三チェックをしました。

 来たのは、そのあたりにいそうな、ごく普通の子。芸能人オーラはありませんでした。コメントは、感嘆詞や細切れの単語が多く・・・・・番組の仕上がりが想像できました。若者向けの番組なのでしょうねぇ。放送は今月中に地デジとBSでされるようです。

 久々に気温30度越えが戻ってきた、暑〜い日でした。

〜 涅槃の庭での撮影場面 〜
2015年6月10日(水)  No.4357

お姉さま方とのひととき
 かつてのボランティアの仲間の女性4人が遊びに来てくださいました。

 今から10年以上前までの20年間ほど、電話相談のボランティアをしていました。だんだん忙しくなって、電話を聞いていても仕事のことが頭をよぎったり、急な予定が入るようになって、「もう続けるのは無理だなぁ」と思って辞めました。

 それからますます忙しくなって、会えなくなっていたのですが、今回、皆さんそれぞれ「拝んで欲しいことがある」ということで、日程を調整。一同に会うのは7〜8年ぶりです。

 先ずは、持参してくださったお弁当を、わいわい言いながらいただきました。3人はボクよりも年上、1人は少し下。皆さんに圧倒されながら、ほとんど発言せずに食べることに専念。

 お弁当を食べ終わったかと思うと、ご持参の芋羊羹。そして、リッチなケーキ。もちろん、圧倒的なおしゃべり!

 ようやく本堂へ行って、4人それぞれの回向をさせていただきました。

 書院の庭を案内させていただき、紫陽花園へ。雨後のしっとりした紫陽花園もよかったです。

 結局、4時間、しゃべったり、食べたり、笑ったり泣いたり・・・。お姉さま方のパワーに当てられながら、久しぶりにリラックスした時間でした。

〜 三重塔脇の紫陽花 〜
2015年6月9日(火)  No.4356

ヘブンの準備
 外回りのついでに、シュロ縄を買ってきました。そろそろ、ヘブンリーブルーを誘引する紐を張ってやらなければなりません。

 茶所の軒垂木の先に木をくくり付け、そこからヘブンのところまで20本弱の紐を渡しました。シュロ縄は40メートルほど使いました。これでOK!

 午後は、桧の幹に竹を括り付け、やはりそこから地面近くまで紐を渡しました。この場所では、今年は琉球朝顔を育てます。初めての試みですが、上手くいってくれるとうれしいなぁ〜。

 ここまでやったところで雨が降り出しました。もっと早く降ってくると思っていましたが、得をしました。朝顔の準備は整いました。

 ちょうどデスクワークも溜まっていたので、夕方までは寺務所で仕事。今日は何だかうまく運びました。

 いつもは花のことなど言わない職員さんが、「紫陽花が綺麗だ」という感激の言葉を何度も口にしていました。確かに、すごく綺麗になってきました。

 ハダニが発生してきたので防除をしなければいけないとか、日当たりを改善しなければいけない場所があるとか、そんなことが気になりますが、花はすごく綺麗になってきました。

 あ〜、よかったぁ。


 夕方、歯医者に行きました。歯の中の薬剤を交換したりしましたが、次は歯磨き指導とか・・・子供みたい。今使っている歯ブラシと歯磨き粉を持参してくださいとのこと。歯磨きで、歯茎の調子を上げるのだそうです。

 今度の歯医者さんはいい感じなので、しばらくお任せしようと思います。でも、まだまだ掛かりそうです。行きたくないなぁ〜。

〜 茶所前の朝顔の準備 / 宝蔵裏の紫陽花 〜
2015年6月8日(月)  No.4355

ウォーキングの団体
 バイクで外回りをしている途中、かなりの数のウォーキングをする人たちに出会いました。「みんなで渡れば恐くない」の心境なのか、信号は無視するし、歩道は占拠状態だし・・・今日は何があるのだろうと思っていました。

 隣の金戒光明寺の辺りまで帰って来ると、ウォーキングの人たちの切れ目のない行列が狭い道いっぱいに歩いています。前をよく見ていないので、コワイコワイ。

 確か、かなり前にウォーキング主催者から境内通過を打診されたて断ったことがあったなぁと思い、真如堂の前まで帰って来ると、団体の‘主流’は境内の前を通過。でも、大きい‘支流’が境内へ続々と入っていきます。

 関西の私鉄5社が主催するウォーキングのイベントらしく、その数は2千人とも3千人とも。境内のトイレには長蛇の列が出来るわ、朱印は対応しきれないわ、ワイワイザワザワとまるで雑踏。菩提樹の枝を引っ張ったりしているので、折られないかと心配でなりませんでした。

 どうして、こんなに大勢の団体で歩かなければならないのでしょう? ‘見えるもの’も見えないし、本当のウォーキングの楽しみも半減どころではないでしょう。小グループで歩いたほうが、よほど楽しいのに・・・まぁ、それぞれの勝手ですが。

 この頃のウォーキングのブームには、本当に閉口します。

 今日は時間が細切れで、植木屋はお休み。溜まっているデスクワークを少し片付けました。

〜 ‘くれない’がこんなにも紅に 〜
2015年6月7日(日)  No.4354

ミス、連発
 今日は疲れがたまっているのか、ミスの連発。

 朝イチ、茶所前のヘブンリーブルーの支柱を立てるところまではよかったのですが、その後の法事で大チョンボ。今日一日、ショックから立ち直れませんでした。

 墓回向では、木製の焼香器を落としてバラバラ。自坊から急いで代用品を持ってきてもらいました。

 今日はあきません・・・。

 「メダカの学校」が終わって、講師の先生と談話をして送りに出たら、女性が座っておられました。戻ってきてその方に挨拶をした時、おっしゃられたのが、なんと大学の1年先輩の麗しい女性の名前。髪型も変わっておられるし、まったく気が付きませんでした。ビックリ!

 会うのは15年ぶりぐらいだそうですが、お母さんが昨年から「メダカの学校」に参加して下さっていると聞いてなおさらビックリ! 参加される方の名前も住所も一切伺っていないので、どなたがお母様かわかりませんが・・・。

 有名な京野菜農家にお手伝いに行ってこられた帰りとのことで、とりたての馬鈴薯などをいただきました。

 早速、夕食に調理して、冷えた日本酒とともにいただきました。美味しかったぁ〜 久しぶりにお目に掛かった方のお顔を思い出しながら・・・。

 これで酩酊して寝られるといいのですが・・・仕事が山積。早く引退して、何もかも忘れて呑みたいなぁ〜 まだまだだなぁ・・・。

〜 いただいた野菜 〜
2015年6月6日(土)  No.4353

今日もバタバタ
 今日も朝からバタバタ。

 朝一番に独り暮らしのおばあさんの家に月参り。おばあさんはデイケアに行かれていて、少し離れたところに住んでいる娘さんがいらしていました。

 家に上がった途端に仏壇の側の電話が鳴り、音を立てられないので、そのまま仏壇の前に座っていると、電話の内容が否応なく聞こえて来ました。

 おばあさんが独りの時にガス器具販売店が風呂釜のセールスにが訪ねてきて、40万弱の契約を取って帰ったらしいのです。家で風呂に入ることはなく、交換は不要だと娘さんが言っても、なかなか引き下がらない様子。結局は、強引に進めたら問題になると判断したらしい業者が、引き下がりました。

 独居の場合、こんな問題を最近よく聞きます。ご家族の心配は尽きません。いろいろとお話をしてから読経。


 帰って、葬儀へ。まだ42才、現役の会社員だったので、同僚の人たちもたくさん参列してくださいました。

 火葬場から寺務所へ戻って、20人弱の方の研修。プロジェクターで説明したり、建物内や境内を回りました。時折、雨が強く降ってきて、傘を差していても、結構濡れました。

 終わってすぐに、朝、葬儀をした方のお宅へ。研修のため、繰り上げの初七日を遅らせてもらっていたのです。

 ガッシリとした体格の男性でしたが、今は小さな骨壺に入られるようになりました。2歳半の男の子には、まだ「亡くなった」ということがわかりません。あどけなく遊ぶ姿が、かえっていたたまれませんでした。

 ご家族はまだ亡くなったことそのものを受け入れることができないでしょう。どんなに拝んでも、骨壺に入られるようになっても、現実として受け入れがたいでしょう。

 とにかく拝むしかない。そう思って勤めました。

〜 新聞記事になった菩提樹 〜
2015年6月5日(金)  No.4352

走り回る
 今日は伝教大師の御命日。京都の天台宗のお寺が山科・毘沙門堂に集まって法要を勤めました。

 浄斎を途中で抜けて、急いで寺務所へ。菩提樹開花の地元紙の取材で、こちらから情報提供して来てもらったのです。

 通りがかりの人にコメントを求めたり、写真を撮ったりで、取材は1時間。年齢とか、カップルの人には関係まで尋ねておられました。

 慌てて自坊へ戻り、忌明け納骨の法要。終わって、檀家の方の相談話。

 また慌てて、東山区の葬祭ホールへ。妻と2歳半の子供を遺して亡くなった42才の方のお通夜。いたたまれません・・・。

 帰って、お盆の塔婆書き。まだ、「き」。なかなか進みません。

 はぁ〜 疲れました。

〜 綺麗になった毘沙門堂 〜
2015年6月4日(木)  No.4351

またもや「寒山拾得」
 「屏風が破れました!」という恐ろしい響き・・・。見ると、自然劣化による紙の破断。何かを当てたりしたのでなくて、まだよかったかな。

 破断がひどくなる前に拝観コースから撤収してきて、取りあえずは町の表具屋さんに見てもらい、修理の見積を依頼。その後、江戸時代の作品なので、補助金がもらえないかと行政に相談したところ、今年度は無理だけれど、来年なら何とかなるかもと。‘町の表具屋さん’の修理ではダメだと言われて、お願いしていた修理見積をお断りしました。

 今日、文化財専門の表具屋さんが見に来られました。いま、狩野山雪の「寒山拾得」の修理をお願いしている表具屋さんで、今度の作品も「寒山拾得」。奇妙な縁です。

 縦から横から斜めから?調査してもらい、修理設計書を出してもらうことになりました。今度のものは未指定文化財なので、多少は修理の自由が効くかも知れませんが、作品本来の雰囲気を損なうようなことは出来ないので、専門的な判断が要求されます。

 「今度はいくらかかるだろう・・・」 建物も襖や掛け軸や什物など、修理の無限ループにはまっている感じです。

〜 屏風を調査中 〜
2015年6月3日(水)  No.4350

バリバリ鳴る!
 去年に続いて、家の改修を行うことになり、家具や物の大移動。

 住職になって7年?ほど経ちますが、どうしても必要な物以外は、まだ別棟に置いたまま。でも、事情があって、そういうわけにいかなくなってきました。

 ところが、母屋のほうの居住スペースは限られています。こちらには、前住職が置いていったものがほとんど手付かずに残っています。まずはそれを整理して、捨てるべき物は捨てて、そこへボクの物を入れなければなりません。

 今日は、オーディオセットを移動。まだちゃんとセットすることもできないので、取りあえず移動しただけ。

 このオーディオには、25年来ほどの思い入れがあります。

 スピーカーは自作。高校の頃から行きつけていたJAZZ喫茶の、天井まである大きなアルテックのスピーカーに憧れて、管楽器がバリバリなるようなスピーカーを作りました。
 アンプは、最初は自作の真空管でしたが、あまりいい音が鳴らなかったので、若い時には買えなかったSANSUIのアンプをネットで購入。いまから35年ほど前のものです。

 チューナーはトリオ。今はケンウッドとかになっています。CDはデンオン。いまはデノンとかいっていますよねぇ。レコードプレーヤーもDENONですが、まだ移動していません。

 電源を入れるのも数年ぶり。ちゃんと鳴ってくれるか不安でしたが、鳴る鳴る!

 このセットで聞きたかったのが、クリフォードブラウンのトランペット。ヘリンメリルのかすれ声で、‘You’d Be Nice to Come Home To’。

 トランペットが、うるさいぐらいバリバリ鳴ります! これ、この音! 我がオーディオセット、仮復活です!

 スピーカーを破らないように、普段はベニヤ板で蓋をして、聞くときだけ外します。しばらくこれで楽しもうっと!

〜 取りあえず移動したオーディオ 〜
2015年6月2日(火)  No.4349

一気に剪定
 昼前から、境内の剪定作業をしました。朝から作業をしていた職員さんたち3人に加勢です。

 ボクはもっぱら‘手荒い’作業。エンジン式のヘッジトリマーで刈り込みをしたり、木に登って枝を空かしたり。4人がかりでやっても、なかなか終わりません。

 汗を掻く心地よさ! 最高気温は31.2度まであがりましたが、カラッとしていたので、木陰に入ると気持ちよかったです。

 切るだけ切って、刈るだけ刈って、片付け作業は明日の境内当番の人におまかせ〜。クローズドな場所なので、誰の目にも付かないので、差し支えありません。

 一汗かいて、しばらく休んでからお通夜へ。56才の男性で、白血病でした。今朝亡くなったばかりですが、家族葬なのと、火葬場の休みの関係で、その日の通夜となりました。

 3年間、自宅で介護されてきた母親が気丈に振る舞われる姿に、胸が痛みました。

〜 菩提樹が早くも開花 〜
2015年6月1日(月)  No.4348

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