[一覧] [最新]

2015年1月の日記

ひょっとしたら、ヒビが・・・。
 来月2・3日の節分行事に備えて、本堂前にテントを設営しました。

 2張り建て、中で護符を授与したり、薬湯の接待をしたりしますが、それほどお参りの人が来られるわけではありません。

 人が座れるように床机をセッティングしていた時、その脚が外れて、2枚重ねの床机がボクの右足の甲の上に落ちました。

 う、う、う・・・・・・痛い。しばらく、動けませんでした。

 後で、靴下を脱いで見てみたら、甲は腫れ、ちょっと紫色と青あざ色。「これくらい大丈夫」と言いましたが、女性の寺務員さんに「湿布しないとダメです!」と叱られて、取りあえず言われた通りに・・・。今までこんなに腫れたことはありません。ひょっとしたら、ヒビでも入ったのでしょうか?

 今日は、外作業を予定していたのですが、この足ではスコップを使って穴を掘るのは無理。その作業は職員さんに任せて、ボクは腕を使って、紫陽花の定植作業をしました。

 靴を履くのも痛いのですが、作業をしていれば紛れます。それがよくないのかも・・・。

 50本以上植えて、今日はオシマイ。やっぱり、足は痛いです。トホホ。

 今月で80才になった職員さんが、今日で退職されました。5年余前にボクの講演を聞いて勤めてくださった方で、ペンキ塗りや石並べを得意とされていました。さみしくなります。

 後任をハローワークで募集しているのですが、最低賃金は満たしているものの、普通よりは低いので、なかなか・・・。

〜 節分用のテントが建った本堂前 〜
2015年1月31日(土)  No.4227

雨だから、仕方なく苦手なデスクワーク
 今日は、特別な予定も入っていないのに、雨で外作業もできず。仕方なく、デスクワークです。

 今月80才になるのを機に退職される職員さんの「退職所得の源泉徴収票」を作成したり、今期中にかかる経費を見積もったり、来期の予算の試算をしたりと、我ながら‘らしくないなぁ’という仕事をしました。

 時々、飽きてきて、雨の境内へ。雨の境内は、静かで穏やかで、空気も澄み切っているような気がして、歩いているだけでも気持ちがよかったです。

 また、昨日工事をした現場に行って、水の流れ具合を点検・・・またデスクワークに戻ったり。

  2時過ぎに雨が上がってきたので、長靴を履いて工事現場に行って、微調整をしたり、ちょっと穴を掘ったりもしました。やっぱり、こういう作業が性に合っています・・・実感。

 1月も、もう終わりですねぇ。早いなぁ〜

〜 この水溜まりも直さないと 〜
2015年1月30日(金)  No.4226

一応、ほぼ竣工
 朝早くは、うっすら雪化粧。でも、あっという間に溶けてしまいました。

 朝、檀家宅へのお参りの帰りに、建材屋さんに寄って、U字溝とセメントを仕入れました。今日は、先日来やっている排水管工事の目処を付けてしまおうと思っていました。節分も近くなってきて、境内が三角コーンや土塊だらけでは、格好が悪いので・・・。

 外回り担当の職員さんも2人と手もあり、明日は雨で出来ないので、やるなら今日! お昼前から、穴を掘り、パイプを埋めてU字溝を据える工事に取りかかりました。

 ちょっと複雑な場所でしたが、数日前からどう仕上げるかを頭の中でシミュレーションして、入手が難しい材料も通販で揃えたので、後はイメージ通りに工事するだけ。

 2人に手伝ってもらえたお陰で、3時頃には出来上がりました。これで、予定していた工事はすべて終わりました。

 でも、また次なる課題も見えてきたので、もう一掘りということになりそうです。

〜 早朝の雪 〜
2015年1月29日(木)  No.4225

寒中、穴掘り
 午後から、また穴掘り。一気に手を広げてしまったので、取りあえず、片が付くまでやめられません。

 今日は最高気温が5.8度。昨日とは打って変わって、真冬に逆戻りしました。雪がチラホラ、時には吹雪くこともありましたが、あまり風がなかったので、体感的にはそれほど寒くないように思いました。

 作業で、どうしても膝を突いてしまうので、ズボンの膝は泥だらけ。ズボン下まで泥の色が染みてしまい、洗っても取れません。これではいけないと思って、ヤッケのズボンを買ったのですが、今日は履くのを忘れて、また泥だらけ。あ〜。

 今日はハンマーでコンクリートを割ったりして、他の作業でも連日、手を使ったので、とうとう右手を痛めてしまったみたい・・・痛くて、筆が持てず、「本職」に支障が・・・。あ〜。

 明日は休憩しようかなぁ〜 でも、金曜が雨だから、明日のうちに少しでも進めておきたいなぁ〜

 スケジュールと、お天気と、体調をみながらの作業です。

〜 モグラの穴でありません。埋め戻した跡 〜
2015年1月28日(水)  No.4224

開山忌
 今日は、真如堂開基戒算上人の963回忌。

 戒算上人のことは、よくわかっていません。比叡山で天台の教えを学び、実践・理論に通じて、後半はもっぱら浄土教を学ばれたとか。天喜元年(1053)正月27日、老衰により、臨終正念しながら遷化。91才という長寿でした。

 戒算上人が比叡山常行堂の慈覚大師御作阿弥陀如来を奉じて真如堂を開いたのは21才の時。あまりにも若いことから、発願主の東三條院(藤原詮子。一条天皇御母)に繋がる藤原氏出身の方ではないかと思います。

 ‘駆け出し’の頃は、こういう大きな法要の時は、準備に走り回り、法要でも真っ先に声を出さなければいけないので大変でしたが、今は法要を取り仕切ったり、参列者に挨拶・案内をする係のようなもの。準備に走り回る方が、性に合っているのですが・・・。

 例年、戒算忌は凍えるような寒さ。本堂の床板が冷たく、足が痛くなるほどですが、今日は3月中旬の気温。本当に楽でした。

 浄斎は精進料理。見た目にも美しく、素材の味がよくわかって、いつも素晴らしいなぁと思います。

 この、蒲鉾に見えるものは、百合根で作ってありました。麩でお肉に見えるように作ったり、いろいろな工夫がしてあります。そこまでして肉魚系を食べたいとは思いませんが、食べた時には「あれっ?」と驚き、料理人の工夫や遊びが愉快に感じられます。

 望むらくは、ゆっくり味わいたい・・・。

〜 精進の向付と胡麻豆腐 〜
2015年1月27日(火)  No.4223

樋が・・・。
 朝、宇治まで月参りに行って、帰りにもう1軒。自坊に戻って、11時から法事。

 月に1度伺うと、話をしようと思っておられることがいろいろとあって、ついつい話が長くなります。出来るだけお聞きして、「もうギリギリ」というところで辞し、次の予定へ。

 何とか無事にスケジュール通りに運んでホッとしました。

 夜になって、雨が激しくなりました。普段の雨音と違う、ずいぶん大きな音がしているので、懐中電灯を持って見に行くと、2階の樋がない・・・。下には丸樋と縦樋が散乱していました。

 お正月の雪で、樋があちこち壊れたので見積をして貰い、昨日やっとそれが届いたばかり。ボクも、業者も見落としていたのです。

 もう一度見積をしてもらわないと・・・。大工事になりそうです。トホホ。

〜 うまく流れるかなぁ 〜
2015年1月26日(月)  No.4222

また、穴掘り
 期待したほどのお天気ではありませんでしたが、今日もまずまず。午後は、また排水管の敷設工事です。

 午前中、ボクが法事をしている間に、職員さんが穴掘りをほぼ完成させておいてくれたので、後はパイプの勾配を見ながら敷設して埋め戻すだけ。3時頃にはほぼ片が付きました。

 排水管工事は、あと2箇所。もうしばらくかかります。職員さんも慣れてきたので、かなり任せることでできるでしょう。

 ボクは、紫陽花の定植なども、早くしてしまいたいので・・・。

 明日・明後日は雨。本堂で大きな法要があって、外作業をしていられないので、ちょうどいいです。

〜 あちこちコーンだらけ 〜
2015年1月25日(日)  No.4221

穴掘り
 快晴! 境内を潤す雨もうれしいですが、晴れて、外作業が出来る日はもっとうれしいです。

 午後から、排水管を通すための穴掘り。

 この前からやっていたところは、ほぼ完成。後はコンクリートが乾くのを待つだけ。その時に、エスロンパイプを多目に購入しておいたので、冬の閑散期の間に、一気に排水管の敷設作業です。

 古い配管は土管で、会所枡も煉瓦を積んで作ったもの。木の根っこなどが入って、数十年前に使えなくなっています。今回はルートを変えて、エスロンパイプで敷き直しです。

 今日は手伝い方がいなくて、ボク一人で穴掘り。取りあえず掘ってみて、勾配は後で考えようという手荒な作業。まぁ、何とかなるでしょう。

 木の根っことの格闘にくたびれて、3時間で止め〜。また明日にします。

 1月も、もうあと1週間。早いなぁ〜

〜 晴れた日のベンチ 〜
2015年1月24日(土)  No.4220

目まぐるしく変わる天気
 出かけようとしたら雨だったので、バイクの予定を変更して車で。寺務所へ寄っているうちに晴れたので、一度戻ってバイクに乗り換えて出発。

 檀家宅で拝んでいるうちに、また時雨れ出し、次のお宅に着く頃は晴れ。帰ろうとすると、バイクの座席はしっとり濡れている・・・そんな天気の繰り返しでした。

 午後は坂本で会議。少し早く着いたので、いつものパン屋さんに寄って、5〜6個入りで300円の菓子パンを買いました。たぶん、昨日の売れ残りでしょう。でも、美味しいのです。

 会議は3時間半。長い・・・。今日は居眠りしませんでした。

〜 お昼前にはこんな晴れ間も 〜
2015年1月23日(金)  No.4219

誕生日
 今日は誕生日・・・だからといって、何も変わりはありません。

 一昨日、簡単な顔写真を提出しなければいけないことがあって、自坊前でスナップを撮ってもらいましたが、鏡で見るよりも老けている写真を見て唖然・・・歳取ったなぁ〜

 老眼はますます進むし、トイレは近くなるし、だからといって年を重ねて円熟味を増しているわけでもなし。自分が歳を取るというのは、若い頃には想定外でした。

 平均年齢でいうと、人生もそろそろ3/4。さぁ、これからどうする?


 午前中は、雨上がりの中を泥まみれになりながら、排水管工事。午後はまた雨が降り出したので、デスクワーク。

 いつもながらの1日でした。

〜 Googleの画面。誕生日がバレていました。 〜
2015年1月22日(木)  No.4218

釈迦三尊像(図像)の修復現場へ
 東山のお寺での、恒例の大般若転読会を終えて、東本願寺前の、創業200有余年の表具屋さんへ。真如堂本堂の後戸の大きな釈迦三尊像(図像)の修復作業が、昨夏よりここで進められています。

 この表具屋さんに来るのは2回目。5年ほど前、真如堂の涅槃図の修理をこのお店にお願いしました。

 その涅槃図と、今回修復をしている釈迦三尊像は奇しくも同じ作者。今回は京都府による入札によって業者が決まった経緯があるのですが、それでもこの表具屋さんに決まったのは、何か縁を感じます。

 幅6メートル×高さ3メートルほどの大きな図像は、現場で3分割されてこの作業場に搬入されました。

 いまは、普賢菩薩の部分を裏返して裏打ち紙を剥がしたり、欠損している部分を補填する作業の最中でした。かなり細かい作業です。作業をしているのは全員女性。こういう緻密な作業は女性が向いているのでしょうか?

 暗い本堂で見ているとよくわかりませんでしたが、明るい作業場で間近に見ると、かなり痛んでいます。今回修復作業に掛かったのは大正解でした。

 修復が終わって本堂に戻ってくるのは、3月下旬以降。待ち遠しい限りです。

〜 普賢菩薩の部分を修復中 / 裏打ち紙を取る作業 〜
2015年1月21日(水)  No.4217

大寒の日の研修
 大寒の日、今日も企業研修。

 新入社員の研修を行っている会社の中堅幹部の方々で、「新入社員が行っているのに‘我々が行ったことがないというのでは・・・」とお越しになりました。

 新入社員は、座禅や作務(掃除)などを含めた半日体験ですが、今日は作務はカット。座禅も、「寒いから、やめたほうがいいですよ」と申し上げたのですが、ご希望で引き受けました。

 境内でも最も寒い本堂。あたたかい場所に慣れた人が、そこでじっと座るのは大変。30分ほどにしておきましたが、皆さん言葉少な・・・。その後、レクチャァーなどをして、お茶をお出ししましたが、手が震えている方もおられました。

 1時間半余の研修を終えて帰られましたが、「寒かった・・・」だけが印象に残ったかも知れません。気候のいい時にお越しになるのが一番ですねぇ。


 今夜も野良猫のシロクロは、自坊の落ち葉のベッドでお休み。いつまで経っても、落ち葉が片付けられません。

 早い日は夕方には来て寝ています。途中で、夜のパトロールや猫の集会に行って、また戻って寝ています。

 朝の明けるのが早くなってきてから、シロクロの朝の出勤が早くなりました。こんなところでも季節の移ろいを感じます。

〜 今夜も安心して爆睡のシロクロ 〜
2015年1月20日(火)  No.4216

儲けものの1日
 天気予報を見て、「今日は雨だなぁ」と諦めていましたが、雨どころか、晴れ間の多い日となりました。

 今日は出勤する職員さんが多く、境内掃除担当が4人も。そんな時に雨が降ったのでは、何をしてもらえばいいか困ってしまうのですが、有り難いことに晴れたので、詰まっていた排水管の取り替え工事を頼みました。

 とりあえずは、詰まっている15メートル長ほどの古い排水管を掘り上げる作業。皆で、スコップやツルハシを持って、穴掘り。

 その作業は職員さんに任せて、ボクは軽トラックの修理。職員さんがバックをしていた時に、何かに強くぶつけて、後ろ2箇所が凹み、テールランプも割れてしまったのです。

 テールランプの部品を取り寄せるために、ランプを取り外して分解。型番を調べました。あわせて、凹んでいる板金部分をジャッキーと丸太で押して、元に戻しました。ほぼ完璧。ちぎれて取れた泥よけも修理。OK!

 穴掘りは職員さんに任せて、ボクは紫陽花の定植作業。今日は50本あまり植えました。

 小さい苗は、いかにもか弱そう。雪の被害も受けていました。何とかうまく育って欲しいですねぇ。

 儲けものの1日でした。

〜 堀方作業Now / ここに紫陽花50本 〜
2015年1月19日(月)  No.4215

一日中、植木屋
 今日は、日曜日なのに法事もなし。檀家宅への月参りもなし。まったくのフリー! お天気もまずまずの植木屋日和です!

 夕べは、餃子を思いっきり食べました。翌日にお参りなどがある日はニンニクなどを食べないようにしているので、結果として、餃子などが食べられる日は月に1回あるかないか。

 味の素の冷凍餃子でしたが、意気込みはすごかったのですが、そんなにいっぱい食べられるものでもありませんでした。

 ニンニクパワーで、朝一番から植木屋。今日は丸1日、紫陽花の定植作業をしました。

 紫陽花の挿し木苗を育てている場所に隣接する建物の樋が、正月の雪でひん曲がってしまい、近々修理をします。2階の屋根の樋で、大きく長いので、足場を組んで作業をするのですが、それには紫陽花などの苗をすべて動かさなければなりません。そろそろ紫陽花を定植をしようと思っていたので、このタイミングに作業にかかることにしました。

 作業をしていると、「何を植えているのですか?」「いま、植え替えても大丈夫なのですか?」などと、話し掛けて来られます。「あー、大丈夫ですよ」などと生返事。‘一人の世界’に入り込んでいるので、正直、応対するのはちょっと・・・。

 夕方までかかって、あっちや、こっち、今日は60株ほど植えました。あと、450株ほど・・・。先は長いですねぇ。

〜 定植した紫陽花 〜
2015年1月18日(日)  No.4214

歯磨き粉だった・・・
 今朝、ハンドクリームを塗った時、「さわやかなミントの香りだなぁ〜」とチューブを見ると、歯のイラストが描いてあるのに気が付きました。

 その時は、「どうしてかなぁ?」と思うだけで、間違っているなどとは思ってもいませんでした。

 このチューブは人からいただいたもので、しばらくデスクの脇に置いてあったのですが、ボクはハンドクリームだと確信していました。

 いつも使っているハンドクリームは、「キスミー」というもの。「たまには違うのを使ってみよう」と、もらったものを数日前に開封しました。歯磨き粉って、チューブの口が太いのに、これは細かったので、なおさら気が付きませんでした。それから何の疑いもなく、風呂上がりなどに付けていました。

 今朝、洗面後にそれを塗った時、初めて「あれっ?」と思ったのです。

 チューブの表裏をじっくり見ると、「DENT」「キシリトール」「フッ化物配合」などと書いてあります。「あれっ? ひょっとして、これは歯磨き? だから、ミントの香りがするの?」 やっと気が付きました。

 ここ数日、歯磨き粉を手に塗っていたのです。ちょっとショック・・・歳を取ると、こんなことが増えていきそう・・・。すぐに洗面所に移しました。

 ネットで見ると、この歯磨き粉は歯医者や歯科衛生士も使っている、オススメものだそうです。

 よーし! 気分一新! 今日からこれで磨こうっと!

〜 本物のハンドクリーム(左)と、実は歯磨き粉だったチューブ 〜
2015年1月17日(土)  No.4213

企業参拝
 午前中、2つの会社の方々の参拝に対応。

 寒い中でしたが、最近、真如堂にルーツの方が眠る会社の方々の参拝や研修が増えています。今週・来週で、3社4回の来訪があります。

 中には、海外で採用した社員を連れてこられるケースもあります。会社の歴史の一端を、外国人社員にも知っておいてもらいたいのでしょう。

 グローバル化の中で、足元を見つめようという流れがあるのでしょう。

 ルーツの方も、きっと喜んでおられるに違いありません。


 午後は、雪で痛んだ樋などの修理の打ち合わせ。

 61年ぶりの雪は、あちこちを壊してしまいました。今回の修理が、保険でまかなえるといいのですが・・・。

〜 馬酔木の一番花 〜
2015年1月16日(金)  No.4212

雨、本降り
 今年初の「六阿弥陀巡拝」の日。でも、雨が強く、一番お参りが多い10〜11時頃には時に激しく降りました。

 婦人会の方が、参拝者に甘酒を接待してくださったのですが、生憎の雨で、お参りは少な目。ちょっと残念でした。

 午後からは法事。焼き鳥屋さんで、水曜日が定休日なのですが、昨日はゆっくり休んで、今日は法事〜お店という流れのようでした。

 雨のお陰で、寒さが弛んだ日でした。

〜 甘酒を飲むお参りの人たち 〜
2015年1月15日(木)  No.4211

慈覚大師1152回忌
 朝7時から、本堂で、真如堂の御本尊を造られた慈覚大師の1152回忌の法要。

 本堂を出て空を見たら、何とも素晴らしい朝焼け空。波状的に押し寄せてくる雲とピンクの空の対比が何ともすばらし〜い!

 「法要だから、カメラは要らないなぁ」と思って持参しなかったのを悔やみました。トホホ。


 午後から、銀行の社員研修。1月5日に入社したキャリア社員28名。30歳過ぎの人が大半で、さすがに落ち着いておられました。

 でも、寒い・・・境内よりも、本堂の中はもっと寒い・・・。そこで、パワポを使った説明を1時間弱。皆さん、心底、冷え切ったでしょう。

 2時間たっぷりあったので、鐘を撞いて見せたり、‘オプション’を織り交ぜて、ゆっくり説明・参拝していただきました。

 寒いからか、滑舌が悪く、よく噛みました。

〜 本堂にまつられた慈覚大師御影 〜
2015年1月14日(水)  No.4210

木槿の剪定
 午後、少し植木屋。木槿の剪定をしたり、木槿や桜の苗木を植えました。

 鋏の音が寒い境内に響き、我ながらご満悦。


 新しい歯医者の2度目。

 今日は歯石を取るのがメインで、治療中の歯は化膿止めの薬剤を替えるだけでした。

 今日こそ、綺麗だという歯科衛生士の方を一目見たいと思っていましたが、歯石を取る時は目にタオルをかぶせられて何も見えず。歯の治療中は、ライトを当てられて逆光で見えず。結局、どの方かわかりませんでした。

 大して興味はないので、もういいやぁ〜 それより、痛いことされないか、そっちが心配・・・。

〜 剪定後の木槿。今年は軽めの剪定 〜
2015年1月13日(火)  No.4209

36〜37年ぶり
 連休は、毎日、法事。かつては、小正月までの松の内は法事はしない風習でしたが、最近はそんなことは関係なくなりました。

 法事・墓前回向を終えて戻ると、一人の男性が玄関におられました。法事の途中にも一度訪ねて来られたそうで、ずいぶん以前の知り合いだとか・・・名刺を見ても誰か思い出せませんでした。

 玄関でお顔を拝見して、「あー!」とすぐにわかりました。

 大学生の頃、近くの、ご夫婦でやっておられる喫茶店でアルバイトを何年間かしていた時の、アルバイトの先輩&お客さんでした。36〜37年ぶりです。

 何でも、学会があって京都に来られたということで、昨秋にボクがテレビに映ったのを見て、「あっ、珍念だ!」と思い出し、記憶を辿って訪ねて来られたのでした。「珍念」っって・・・。

 ボクよりも4〜5歳は上だと思いますが、今は関東の大学の教授とか。専攻は哲学。後で調べると、「カントの批判哲学と自然科学―『自然科学の形而上学的原理』の研究」とか著書が何冊かありました。タイトルだけでもわからない・・・。

 とても温厚な方。しばらく‘昔話’をして、今度は他のアルバイト仲間も一緒に一席設けようということになりました。

 最近、30数年ぶりなどという出来事が重なります。あっという間に、20年、30年、40年ですねぇ。

〜 日を浴びてうれしそうな水仙 〜
2015年1月12日(月)  No.4208

都道府県女子駅伝
 今日は都道府県女子駅伝。

 まず岩倉へ行って、その後長岡京市、そして白梅町近くを回って、駅伝までに帰らなければなりません。気が急きます。

 岩倉の檀家宅で読経をしている時に、忘れ物をしたことにハッと気が付きました。よくぞ思い付きました。

 直接、長岡京市へ行く予定でしたが、いったん帰って忘れ物を持ち、再出発。15分ぐらいロスしました。

 長岡京市へは、ドンピシャ約束の時間に到着。法事をして、白梅町近くの等持院の中にあるお墓へ移動して、読経。西大路通は、もうかなりの人が出て、駅伝の応援の準備をしていました。

 読経を終えて帰ろうとしたら、厳しいもう交通規制がもう始まっていました。駅伝の出発まで、まだ30分あるのに・・・。

 仕方がないので迂回しましたが、今度は天神さんに車を駐めようという車列に阻まれてなかなか進めず。自坊での法事まではまだ時間に余裕があったので、気長に待って、何とか帰着しました。

 冬の京都は、ロードレースだらけ。移動に困ります。まだ、京都マラソンもありますし・・・。

〜 ひっそり咲く椿 〜
2015年1月11日(日)  No.4207

「メダカの学校」
 今日の「メダカの学校」の講師は、20年ほど前の‘教え子’。今年42歳。

 とある仏教系の学校で非常勤講師を勤めていた頃の学生で、たまたまFacebookで繋がり、知恩院の布教師として頑張っていることを知りました。

 Facebookに、「今回はじっくり腰をすえて原稿に向き合ったおかげで、納得のいくお話ができたような気がします」と書いてあったので、ぜひ1度来てもらおうとお願いしました。

 会うのも20年ぶり。僧衣を着た彼を始めて見ました。

 期待半分、不安半分だったのですが、落ち着いた口調で、じっくりと話をしてくださいました。

 ‘お寺のボンボン’みたいな、どちらかというと自信なさげだった彼が、僧侶というものに真摯に向かい合って、すごく成長していることをとてもうれしく思いました。と同時に、「これは負けていられない」と感じました。

 毎日の仕事をこなすだけできゅうきゅうとしていて、新しいことに取り組んだり、自分を向上させることに疎かになっている今の自分を反省しました。

 彼が、「住職になってから、いろいろとやりたい」という意味のことを言ったので、「お父さんが住職で、副住職でいられる間に、できるだけ何でもやったほうがいいよ」と経験からアドバイスをしておきました。

 人の成長、人間の可能性って、素晴らしいですねぇ。

〜 今日の「メダカの学校」 〜
2015年1月10日(土)  No.4206

シミュレーション
 今日の午後は、久々にまとまった時間が空いたのですが、何となく庭仕事をする気にはならず、「今日の散歩道」の更新用の写真を撮ったり、これからの境内整備計画を考えたりしました。

 雪が解けてしまったら、写真に撮るものが何もありません。ひっそり、凜としたのが取り柄の境内です。

 2階の屋根から落ちた雪の下敷きになっていた紫陽花の苗は、少しダメージを受けてはいるものの、大丈夫そうです。約500本の苗を、どこにどう植えるか、境内を散策しながら考えました。

 境内の見どころをまた一つ増やそうと、「ヒマラヤ桜」という、11月下旬から12月下旬に咲く桜の苗を送ってもらうように依頼しました。紅葉が終わる頃に咲きます。これも、どこに植えようかなぁ〜 苗を頼んでから植える場所を考えるというのは逆ですよねぇ。

 目隠しの生垣用樹も注文しました。寒中の作業がいっぱい出来ました。

 でも、これらが形になるのは早くとも4〜5年後。桜も10年、20年経たないと見栄えがしません。その頃の境内を想像するのも、また楽しいものです。

〜 人影のない境内 〜

2015年1月9日(金)  No.4205

新しい歯科
 夕方、歯医者さんに行きました。

 今週中は様子を見ようかと思っていたのですが、知り合いの方から、近くに歯科に行って良かったですというメールをいただき、少し躊躇した末、予約。今日診てもらえるというので、行きました。‘後押し’がなければ行かなかったでしょう・・・。

 真如堂の生活圏は、白川通り側。小学校もそちらの学区になります。教えていただいた歯科は丸太町側。車ではむしろそちらを通ることが多く、その歯科の前も頻繁に通りますが、‘候補’としては浮かばなかったです。

 10年ほど前に開業した、ドクターも40前半の歯科。今まで行っていた歯科は、ドクターも70歳ぐらいで、設備も古かったですが、さすがに今度の歯科は新しい感じでした。

 顔の周りをグルッと回るレントゲン写真を撮って、その後、診断、治療。説明も簡潔、明瞭でした。今日はかぶせてあったものを取っただけで、‘真価’はわかりませんが、いい感じでした。

 帰って、教えていただいた方に報告した際、「歯科衛生士の女性、すごくきれいな方ではなかったですか?」と聞かれましたが、ボクは痛いことをされないかとドキドキしていたので、それどころではありませんでした。

 次は来週。痛くないかなぁ・・・。


 今日もバタバタしていましたが、時間の隙を狙って、雪に埋まっていたもみじの苗を‘救出’して、定植しました。

 職員さんたちは、屋根や樋に積もっている枯葉落としを一所懸命やってくださいました。

〜 見ている方が緊張する枯葉落とし 〜
2015年1月8日(木)  No.4204

歯痛
 今日は昭和天皇の御命日。東山の門跡寺で行われた法要に出仕しました。

 終わってからの浄斎は、くわいや堀川ごぼうなど、お節料理を思わせる素材で、色とりどりで実に綺麗。最後のご飯は七草を混ぜたもの。精進ですが、目も舌も楽しませていただきました。

 問題は歯痛。年末からずっと痛いのです。

 もう歯医者もやっているので行けばいいのですが、時間がないのと、どの歯医者に行こうか迷っているのです。

 子供の頃からずっと行っていた歯医者さんが、高齢を理由に廃業されてしまったのです。近くに歯医者は山とあるのですが、逆にどこがいいかわかりません。人に聞いても、評価はまちまち。

 痛いほうの歯でかめないので、どうしても噛むところが偏り、首筋まで凝ってきました。来週まで行けそうにありませんが・・・腰痛はかなりよくなったのですが・・・困ったなぁ〜

〜 三が日以外はずっと定宿にしています 〜
2015年1月7日(水)  No.4203

回礼終了
 年頭回礼最終日。今日は東山、中京、下京、右京辺りを回りました。

 朝から雨。時折強く降ったので、車から降りてちょっとの距離だからと思っても、結構濡れました。

 護符は濡れるとダメになってしまうので、封筒に入れたり、クリアファイルで保護したりして、濡らさないように腐心しました。

 自坊に戻る頃に、ちょうど雨は上がりました。もうちょっと早く上がってくれればよかったのに・・・。

 これで正月行事はほぼ終わり。でも、今週は予定がビッシリ詰まっているので、まだ‘ほっこり’というわけにはいきません。

 雪害箇所の補修の手配もしなきゃ。

〜 外側に結露していた書院のガラス戸 〜
2015年1月6日(火)  No.4202

雪害に唖然
 今日は今出川通から北あたりを東から西へ広い範囲で移動するので、車にしました。

 途中、雪の残っているところも多く、バイクでなくてよかったと何度も思いました。

 下鴨のあたりでは、ガレージの鉄骨が倒れ、4台が下敷きになっていました。鉄骨の解体作業が行われていましたが、チラッと見えた1台はスポーツタイプの外車。高そう・・・ガレージの所有者の責任になるのでしょうねぇ。

 今日も50軒ほど回って、2時半頃に帰宅。やっとお昼です。

 少し時間があるので、境内を見回りました。瓦が落ちていたり、樋がひん曲がったりしています。予定外の出費になりそう・・・。

 真如山荘の脇の通路を見て、唖然! 2階の屋根から落ちた雪が・・・。

 そこは、挿し芽をした苗や育成中のものが置いてあるバックヤード。縦皮桜の苗や500本の紫陽花の挿し芽苗、いろいろな植物も、すべて落ちてきた雪の下。相当な被害が出ていそうです。

 あーーーーー ショック。

〜 山荘脇の通路 〜
2015年1月5日(月)  No.4201

年頭回礼1日目
 今日から3日間は、年頭回礼。檀家さんのお宅に、3日にお加持した護符を持って、年頭の御挨拶に伺います。

 日時を約束しているわけではないので、留守のお宅も結構ありますが、これをしないと自分の中でのけじめが付かない気もします。

 とはいえ、寒い中、あちこち回るのも大変。だからでしょうか、そんなことをしている僧をあまり見なくなりました。「古いヤツだとお思いでしょうが・・・」、ボクが現役である限りは続けるでしょう。

 今日は、道路に雪も残り、バイクで出かけるのを躊躇しましたが、狭い道も多く、車では回れません。

 慎重に慎重を重ね、時には両足を出して滑った時に備え、ある時はバイクから降りて押して進みました。

 特に東西の通りに雪が残っていました。しかも、新雪ではなく、踏み固まっているのもあるので、要注意。そんなところでハンドルを切ったら、即座に転けます。アクセルをふかすとバイクがお尻を振ったりするので。こちらも腰やハンドルでバランスを取ります。そのためか、今日は肩も凝ったし、足なども筋肉痛になりました。

 無事、今日予定してた50数軒を回り終えました。

 明日になっても、まだ雪は解けきらないでしょう。明日は車にしようかなぁ〜

〜 雪国か? 今朝の自坊の屋根 〜
2015年1月4日(日)  No.4200

61年ぶりの積雪
 今朝も雪かき。夕べ、またどんどん降り積もってきたので、雪かきは覚悟していました。

 昨日の朝よりも、今日の方が雪が深く、25センチ程度。

「京都地方気象台によると、京都市中京区では、3日午前0時、昭和29年に41センチを観測して以来、61年ぶりに20センチを超える21センチを記録した。市内で観測史上歴代4番目の積雪という」

 子供の頃、膝くらいまで積もった記憶がありますが、61年ぶりということは、ボクが経験したことのないほどの積雪ということ。これぐらいの雪は何度も経験しているように思うのですが・・・。でも、元旦から3日連続で雪かきをしたというのは、生まれて初めてです。

 天気がよく、雪は急に解け始めました。屋根に積もった雪が雪庇のようにせり出してきて、時折、「ドサッ!」「ド〜ン」と音を立てて落ちてきます。お参りの人が下敷きになったりすると危ないので、時々、竹竿で強制的に落としました。

 今日もお参りは少な目。この雪では来られません。

 でも、待機してないといけないので、箱根駅伝を見ながら、今朝、御加持を済ませた護符の発送作業をしました。

 静かな2日、3日でした。後がコワイ・・・。

〜 青空と雪景色 / 元三大師初護摩供 〜
2015年1月3日(土)  No.4199

雪かき
 朝イチ、雪かき。まだ、少し薄暗いですが、こんな日は、どこにハッとする光景が待っているかわからないので、カメラをたすき掛けにして常備。

 案の定、綺麗な朝焼けに出会いました。

 最初は東の空が青〜ピンクなのに気が付いて、空を本堂の背景に入れて撮っていたのですが、本堂の前まで行って振り返ると、西の愛宕山が赤っぽく際立って見えていました。

 慌てて本堂の回廊に登って、パッシャッ! 神々しい景色でした。比叡山を見ると、比叡山も朝日に照らされていました。これも綺麗! パッシャッ!

 9時頃からは晴れてきて、青空と雪の景色がきっと綺麗に違いありませんでしたが、この愛宕山と比叡山の写真だけで、今日は満足してしまい、撮りには出ませんでした。

 雪かきが腰に堪えたので、そこそこでやめ、職員さんに任せました。

 それに、いくら一所懸命に雪かきをしても、太陽が出てくるとサッと溶けて、「あれだけ苦労したのは何だったんだろう・・・」と思ったことが何度かあったので、正直なところ、あまり身が入りません。

 今日の雪は、軽くて、掻きやすい雪でした。

 この雪で、参拝の方はごくわずか。写真を撮りに来た人の方が多いぐらい。何と、午前中は1軒だけ。午後を含めても15軒弱。こんなことは前代未聞。

 でも、お陰でゆっくりした正月2日でした。たまには、こんな日もいいですねぇ〜

〜 赤く染まる愛宕山 / 神々しい比叡山 〜
2015年1月2日(金)  No.4198

いつも通り寝不足の元日
 除夜の鐘を終えて自坊に戻り、お風呂に入って、2時半頃に床に就きました。

 元旦の修正会は6時からですが、準備などもあるので、5時過ぎには行かなければなりません。

 目覚まし時計をセットしたものの、だいたい鳴る前に起きて、目覚ましを止めるタイプ。4時半過ぎから半分目が覚めていました。寝るのが大好きなボクには、かなりの寝不足です。

 6時前に僧侶全員が揃ったので、法要開始。1時間ちょっとで終わって、別の建物で真如堂の開祖と発願主への読経をして、拝賀の席。自坊に戻ってお勤めを済ませて、やっと朝食。8時半頃でした。

 しばらくして、檀家の方々がお参りに来られるようになったので、玄関で応対。でも、昨日からの腰痛で、立ち座りがかなり負担です。時々、横になったりしながら調整して凌ぎました。

 2時頃から雪。どんどん積もって行きます。

 今日は「今日の散歩道」も更新するので、雪景色を見逃すわけにはいきません。僧衣から洋服に着替えて、長靴を履き、境内へ。すぐに、いつもHPに来られる方にバッタリ出会い、腰が痛い時に雪の中を歩いてはいけないとお叱りを受けました。確かに・・・。

 それでも、ちょっとだけは写真を撮らないと・・・。少し撮っては戻りましたが、どんどん積もって景色も変わるので、また境内へ。

 変な格好をしていたので、境内で檀家の人を見かけたら、傘で顔を隠して身を潜めました。

 そうこうして、若干の写真を撮って、更新作業も済ませました。これで、今日の仕事は終わり! 年賀状に目を通す気力がないので、今日は早目に寝ま〜す。

 2015年、今日の雪のように、真っ白な状態からのスタートです!

〜 「随縁の庭」の砂紋を覆う雪 〜
2015年1月1日(木)  No.4197

No. PASS
 OR AND
スペースで区切って複数指定可能
[日記一覧]
shiromuku(fs2)DIARY version 1.25