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2014年11月の日記

十一月、果つる
 今朝も7時前からブロアで落ち葉掃除。

 昨日の濡れ落ち葉よりも楽かと思いましたが、濡れた落ち葉が踏まれて石畳にくっついていて、なかなか取れません。落ち葉の量もかなり増えて、たっぷり時間が掛かりました。

 朝起きてから、ネットが不通。経路上にある機器を一つ一つ点検して、ようやくネットワーク・ハブの不調であることがわかりました。

 ネットが通じないと不便なので、取りあえずハブを介さず直結。でも、LANで繋がっているプリンタなどの機器が使えません。買いに行っている時間もないので、ネットで注文。届くまでの不便です。

 午後は本堂で説明。立て続けに5回ほどやって、後は散発的。ツアーの方は、忙しすぎてお疲れ気味。説明も超短縮です。それを見ていると、回る名所の数だけを売り物にした弾丸ツアーには、決して参加したくないと思います。

〜 朝の自坊前 〜
2014年11月30日(日)  No.4165

落ち葉頻り
 7時前からブロアで落ち葉掃除。2時間掛けて、後半は雨に濡れながらやったのに・・・。しばらくして、風がワァーッと吹いて、落ち葉が降り注いで、元の木阿弥。まぁ、いいや。

 午前中は閑散としていましたが、午後からは団体も増えて、また説明の連続。喉は、少し改善。

 説明の合間に、僧衣姿で写真を撮っていると、その姿を写真に撮る人がいて、やりにくくて仕方がありません。

 早く紅葉の時期が終わって、のんびりと植木屋をしたいものです。

〜 すっかり終わってしまった木 〜
2014年11月29日(土)  No.4164

どうもいけません
 期待したほど晴れず、ほぼ1日曇りがち。明日の雨で、紅葉もまた一気に散ってしまうので、今日は晴れて欲しかったですねぇ。

 今年の紅葉の終わり際は、どうやらあまりパッとしません。色に冴えがなく、茶色く枯れ気味です。本堂裏の敷き紅葉も、あまり美しくならないでしょう・・・。

 今日も5回ほど説明。美しさからいうと、往時の半分程度かなと思ってしまいますが、お越しいただいた方には、「いまが一番という木を探してみてください」と申し上げています。

 さぁ、明日・明後日の人出はどうでしょう・・・。

〜 涅槃の庭にて 〜
2014年11月28日(金)  No.4163

声が大事
 小春日和。多くの人が訪れました。「TVを見て来ました」という人も、結構多かったようです。

 ボクは外回りと葬儀で、今日は1回も説明せず。声を温存しないと、葬儀の時に声が出なくなりますので。

 紅葉が異様に早く進み、もう終盤。12月7日までの特別体勢を組んでいるのになぁ・・・。

〜 青い空、まっかな紅葉 〜
2014年11月27日(木)  No.4162

濡れ落ち葉
 今朝は落ち葉掃除に1時間半かかりました。

 濡れて踏まれて泥だらけになった通路の落ち葉だけでも除けたいと、ブロアの風量を最大にして吹き飛ばし作業。濡れて石畳にくっついた落ち葉は一筋縄ではいきませんでした。

 そのうち暑くなってきて、帽子を脱ぎ、上着を脱ぎ・・・。それでも汗だくでした。

 TVを見たという人が何人もお越しになりました。TVに写っていたのはどこかとか、今朝のTVは一乗寺の円光寺だったので、そこへ行く方法などを尋ねられたり・・・。

 外でも、お堂の中でも滑って転ぶ人がいて、気が気ではありません。

 例年では、次の土日が人出のピーク。無事に紅葉シーズンが終わることを祈るばかりです。

〜 本堂裏の紅葉 〜
2014年11月26日(水)  No.4161

昼に爆睡
 今日の雨で、境内は一気に落ち葉の季節へ。

 朝の生中継も、雨のお陰で、乾いて茶色くなってしまっていた葉っぱも、何とか見られるようになって、救われました。

 アナウンサーの話した内容も、ディレクターの頭の中のストーリーにダメ出しした結果、それほど思い込みの激しい内容ではなくなって、まずまず。

 「車は置けないので、公共交通機関で」と必ず入れて欲しいと注文を付けたら、「全国放送はできなくなるかも知れない」と言われましたが、「全国放送などしてもらわなくてもいいから、必ず入れるのが中継の条件」と強く申し入れた結果、入れてくれたので、これもOK!

 朝5時から準備を始めるというので、ボクもその頃には取りあえず現場に行きました。本堂が写るというので扉を開け、セキュリティーが発報しないように切って、本堂で待機。無事に終わった時には、ほっとしました。

 ただ、夕べ、咳が出て眠れなかったのと、いつもよりも少し早く起きて、精神的にも緊張した時間が続いたのとで、ダウン。昼食後、薬を飲んで、2時間爆睡しました。

 少し復活して、また本堂で説明。今日も何とか乗り越えました。

 はぁ〜、今日もくたびれたぁー。

〜 落ち葉が最高にきれい! 〜
2014年11月25日(火)  No.4160

エンドレス
 連休最終日。

 こういう日は、だいたい人の‘引き’が早いのですが、今日は個人は昨日よりも減って、団体が増えました。夕方まで引っ切りなしの人で、ちょっと予想外でした。

 今日も説明の連続。

 連休に法事をしたいという方もおられたのですが、「混んで大変ですよ」と申し上げて、出来るだけ他の日にしていただきました。他の塔頭でも、法事はあまりなかったようです。

 何度も何度も同じようなことを話していると、頭がエンドレス状態で、何を話したか、何を話していないかわからなくなってしまいます。

 それでも、「こういう話し方をしたら、ウケルかなぁ?」と、そこは関西人。楽しんでいただけたでしょうか?

 はぁ、くたびれた。

〜 本堂の裏も、もうこんなに真っ赤 〜
2014年11月24日(月)  No.4159

規制強化?
 もちろん、今日も本堂で説明。10回以上したでしょうか?

 人出は今日が最高でした。

 この時期、あちこちが踏み荒らされるので、杭を打ってロープを張りましたが、そういう対処をしていないところは、苔はズルズルで地山がでてしまっています。

 もっと規制をするべきか・・・。こちらが考えている‘常識’は通じないので、ロープを張るなど、物理的に規制しないとダメなのでしょうね。

 紅葉が終わって、早く静かな境内に戻って欲しいです。。。

〜 窓の木枠の間から見る紅葉 〜
2014年11月23日(日)  No.4158

連休1日目
 今日も本堂で説明。

 今日から3連休とあって、一気に人が増えました。今日の特徴は、個人客が多いこと。皆さん、お休みを楽しんでおられるのでしょう。

 でも、その分、こちらの受付も大変で、急遽、知人をヘルプに入っていただいたり、朱印帳を取り違えたりで、紅葉期以外は経験しない忙しさに慌て。

 説明も、団体だと来られる度にすればいいのですが、個人客は絶え間なし。説明し終わったかと思ったら、「いま、途中から聞いたのですが、もう一度お願い出来ませんか?」などと、何度も言われました。

 マイクを使って、少し楽になりました。

 さぁ、あと2日。写真を撮っている暇もありません。

〜 あたたかくて晴天! 〜
2014年11月22日(土)  No.4157

マイクを使う
 午前中は、某会社の社長や全国の支店長の参拝。あまりの人の多さに、閑散とした境内しかご存じない社長さんもビックリされていました。

 後は、説明。今日はちょっと団体が少なかったです。

 今日からマイクを使うことにしました。今までで、初めてです。喉を労らないと、まだまだ先は長いですので。
 本堂にいると、いろいろな人に声を掛けられます。「苦沙彌さんですか?」と声を掛けていただいても、初対面でわからない人も。高校時代の旧友が来たり、10年ぶりぐらいの妙齢の女性と出会ったり、驚くことが毎日あります。

 説明も、だんだん調子が出てきました。

〜 綺麗ですねぇ〜 〜
2014年11月21日(金)  No.4156

喉が痛い
 今日も1日、団体が来られた時に説明。

 坂道を上がって来られても、滞在時間20分などという団体もあり、「説明を聞いてもらうよりも、せっかくですから、紅葉をご覧になってください」とだけ申し上げるケースもありました。

 喉が休まる暇がないので、昨日から喉が痛くって・・・。薬を飲み、飴を舐めながらやっています。

 はぁー、疲れた。

〜 説明に合間にパシャッ! 〜
2014年11月20日(木)  No.4155

縛られ地蔵?
 朝一番に、昨日移動した地蔵尊を台座と本体に分け、台座を仏師さんの工房に搬入しました。

 薄暗いところでの作業、台座を外した地蔵尊は身の丈150センチほど。丸坊主のボクが並んで立っているのを見た職員さんは、「誰がいるのだろう!」とビックリしたそうです。

 台座がなくなって自立が怪しくなった地蔵尊は、最初、白布の上に寝転がっておられましたが、それもお気の毒なので、しっかりした掛け軸掛けに晒しの布でくくって差し上げました。これで倒れる心配はありませんが、「縛られ地蔵」のようなので、頭からスッポリ白布で覆って差し上げました。12月半ばまでご辛抱ください。

 本堂で説明をしたり、ガスのコンロを交換したり、勝手に境内でウエディングドレス姿の下撮りをしている台湾の撮影チームを退去願ったり、ややこしい1日でした。

 今夜から、お正月用の経木塔婆書き。もうそんな時期・・・。

〜 かなり散った花の木の落ち葉 〜
2014年11月19日(水)  No.4154

本堂右脇陣の表具工事スタート
 今日から、本堂右脇陣の表具工事。人も多く、機材などを搬入するのにも気をつかいます。

 それに先だって、脇陣にまつられている地蔵尊の移動。仏具屋さんが5人ほど来て、別の場所に移動しました。

 いつも仏像を修理してもらっている仏師さんに来てもらって、修理について検討。台座を修繕することになりました。
 台座はおそらく江戸期のもの。仏像は室町期ではないだろうかとのことです。何度か、修繕の手が加えられたようです。

 明日、仏師さんの工房に搬入します。

 紅葉シーズン真っ盛りの表具工事も大変です。でも、どんどん綺麗になっていくので、うれしいです!

〜 仮安置される地蔵尊 〜
2014年11月18日(火)  No.4153

説明デビュー
 一気に団体さんが増えてきたので、午後から本堂で説明。

 今年初めて。説明デビューです。

 綾小路きみまろのネタをちょっと拝借して使ったら、「きみまろさんみたい!」とバレバレ。そんなにメジャーなネタではなかったのですが・・・。

 ‘お嬢さん’ばかりのグループには、「一緒に写真を撮ってください!」と頼まれたり・・・僧衣の力ですねぇ。

 残念ながら今日は曇り空で、紅葉もイマイチでしたが、訪れた人はとても楽しんでおられました。

 それにしても、外国人のツアーがドッと来て、大声で騒ぐわ、葉っぱをむしり取るわ・・・何とかしなければ、ますますひどくなりそうです。

〜 少し人の少なくなった境内 〜
2014年11月17日(月)  No.4152

撤収、そして修復工事の準備
 7時半頃からお十夜の片付け開始! 一山総出で、本堂の設えを‘通常バージョン’に復旧しました。

 細かい片付けは後回しにして、今日は本堂右脇陣の位牌を移動しなければなりません。18日から、表具の修復工事が始まるのです。

 こんな紅葉の人の多い時期に何故と思われるでしょうが、補助金の決定時期の絡みで着工時期が遅くなったこと、お十夜があること、紅葉が終わってから着工したのでは厳寒期になって表具の糊などによくない影響が出ることなどから、このタイミングしかないのです。

 右脇陣の位牌は、すべて某家のもの。左側の位牌壇のようにいろいろ混じってはいないので、まだ作業が楽そうです。

 4人がかりで始めましたが、日曜日なので拝観が忙しくなってきて1人抜け、3人で作業。
 かなり埃だらけでしたが、今は人が多くて掃除ができないので、取りあえず順番通りに移動するだけ。順調に進んで、昼までには一段落しました。

 どうなるだろうと気を揉んでいた作業だけに、うまく運んでやれやれ。上手くいかなかった時のために、明日を予備日に取っていましたが不要になりました。

 午後からは、乾かすためにそのままにしておいた本堂前のテントを撤収。後は台所の用具の収納が残っていますが、大方は終わりました。

 ちょっとゆっくりしたいなぁ〜

〜 右脇陣の位牌移動作業 〜
2014年11月16日(日)  No.4151

結願、そして御閉帳
 今日も6時過ぎから「十夜粥」炊き。今日は1斗を炊きました。

 その後は雑用や各所から報告された問題を処理したりに走り回りました。

 12時から自坊での法要。連日の疲れと今朝から走り回ったのとで、すでにクタクタでしたが、何とか勤めました。

 執事になってからは真如堂のことを最優先にしていて、自坊のことが疎かになりがち。檀家の方には本当に申し訳なく思っています。

 終わってすぐに本坊へ。お手伝い方が作ってくださったお弁当を食べ、すぐに法要の準備。稚児の記念写真。そして、結願法要。

 いくつもトラブルがありましたが、何とか終わりました。本当にやれやれです。

 本堂前のテントの‘出店’から、「完売」の報告が入ってきました。当日用のお粥も、十夜柿も十夜蛸もおでんもすべて完売。700余作ったお持ち帰り用だけ、30ほど余りましたが、先ずもって上々の首尾。これもやれやれです。

 5時から御閉帳。和蝋燭が変な燃え方をするトラブルがあったり、鉦と僧衆のタイミングが合わなかったりするトラブルがありましたが、これも何とか終わりました。はぁ〜、やれやれ。

 最後は、鉦講の方々の慰労会。8時半頃に帰宅。

 長〜い1日でした。でも、これでほっとしました。

 さぁ、次は紅葉対策!

〜 間近で御本尊を参詣する方々 〜
2014年11月15日(土)  No.4150

お粥炊き
 6時半頃から「十夜粥」を炊きはじめました。

 「十夜粥」には「たれこ止め」のご利益があるとされます。「たれこ」と聞いてもわからない人が多いと思いますが、歳を取ってからでも下の世話をしてもらわなくても済むということです。

 今朝は4斗を炊き、婦人会の方々に、台所を譲りました。

 婦人会は15人近く来てくださって、明日の本堂前のテントで接待する「十夜多幸(蛸)」「十夜柿」「おでん」、そして「十夜粥」お持ち帰り用のパッキングなどをしてくださいました。

 いろいろな用事が出てくるので、ボクもその辺りをウロウロ。いくつかアクシデントもありましたが、何とか今日の段取りは終わりました。

 さて、明日は本番! まずは、早朝から、当日用の十夜粥炊き。頑張らなくっちゃ!

〜 十夜粥 〜
2014年11月14日(金)  No.4149

気が急く
 朝一番に本堂前のテント立て。15日のお十夜結願法要の参詣者接待などに使います。
 一般車の境内進入規制も今日から。観光車両は、貸し切りタクシーを除いて、境内に入れません。シルバー人材センターの人たち、うまくやってくれるかなぁ・・・

 15日に向けて、細々としたことをやりました。何か抜けているような・・・。

 夕飯後、水塔婆書きをしなければいけなかったのですが、親戚からカニが送られてきて、ついついお酒が過ぎて、眠たくて仕方がありません。少し書きましたが、あまりにもひどい字なので、やめました。その分、明日は頑張らなくては・・・。

 気ばかり急く今日1日でした・・・その割にはうたたねしていますが。

〜 最高に綺麗な花の木 〜
2014年11月13日(木)  No.4148

ホームセンター・フェチ
 お十夜の準備をする合間に、ホームセンターに行きました。

 ホームセンターに行く時は、「行くけど、何か買ってくる物はない?」と数人に声を掛けます。すると、たいてい「○○お願い」「◇△を買ってきてください」などと頼まれます。

 個人的なものはさておき、真如堂のもの、自坊のものなどは、それぞれにレシートが欲しいので、カゴを分けたり、「これは別レシートで」とレジで打ち分けてもらったりと、なかなか面倒です。

 ホームセンターには、所用のついでに僧衣で行くことが多いのですが、今日は普通の洋服。何だか自由で、ショッピングが楽しめました♪

 台所用品、猫の缶詰、材木、針金、植木鉢、鉢植えなど、かなり買いました。メモに書いたものを一つも漏らさずに買って帰ると、不思議な満足感が得られます。

 買って帰った大きな樹脂製の植木鉢に、桜や椿を植え替えました。あー、何だか豊かな気分!

 今日も落ち葉がいっぱい。明日の朝の掃除が大変です。

〜 早過ぎる紅葉 〜
2014年11月12日(水)  No.4147

紅葉の美しい日
 今日はいい天気! 紅葉も美し〜い!

 今年の紅葉は10日以上早い気がします。これからどう推移するのか、わかりません。

 25日の朝、某放送局の生放送がほぼ決定。前夕から準備で大変になりそうです。他の名所でもよくないところも多いから、真如堂が選ばれたのでしょうか?

 〓R東海の紅葉情報を取材して回っている人によると、貴船などはかなり紅葉が悪いとか。8月に晴れたのは5日だけだったそうです。早かったり遅かったり、バラバラとも・・・。

 昨日から茶所のお抹茶の店がオープン。今日は仮設トイレも設置。看板を付けたり、昨日作った天台大師の‘厨子’を据えたり、お十夜準備と紅葉対策に追われました。

〜 朝の美しい紅葉 〜
2014年11月11日(火)  No.4146

久々の大工仕事
 先日、本堂の向かって左の脇壇の表具工事をしましたが、綺麗になって以前にも増して目立つようになったのが、天台大師と伝教大師の高さの違い。向かって右の天台大師は御厨子もなく、高さも低いのです。

 実はこの天台大師像は、50年以上も前、現貫主の若かりし頃、古物商の店頭に出ていたのを買ってきたもの。おそらく、真如堂にもかつては天台大師像があったのでしょうが、その頃はなく、買ってきたこの像をまつったのだそうです。御厨子がないのもそのせいです。表具の跡からも、かつては何かが置いてあったことが伺えます。

 以前から、この高さの違いが気になっていました。漆塗りの壇を作れば、数十万はかかります。でも、修繕が目白押しの現段階では、そんな出費はできません。そこで、自前で壇を作り、遠目にはさほど違和感がないようにしようと思いつきました。

 ホームセンターでも厚い合板は取り寄せになるのと、なかなか真っ直ぐ切れないので、ネットで注文。送料はかかりましたが、そのまま組み立てればいい材料が届きました。端材もいろいろなことに使えます。

 午後から組み立て作業。極めて順調に進んで、塗装。もう一度重ね塗りをしたら完成です。

 天台大師像をお招きして50年以上。これでようやくきちんとおまつりできるかと思います。

〜 現在の脇壇 / 自作の祭壇 〜
2014年11月10日(月)  No.4145

お十夜、折り返し
 朝食にプレーンオムレツを作ろうと、作務衣のポケットに卵2個を入れて、朝食を食べる別棟に入ろうとドアを開けた時、軽くドアが卵に当たりました。

 作務衣の上から手探りで確かめて見ると、確実に割れています。さらに、ポケットに手を入れてみるとヌルヌル。

 朝からツイテいません。

 6時半に寺務所に行って、セキュリティーを切ったり、照明を付けたり、茶室の雨戸などを外したり。7時には社中さんたちがやってきて、ドタバタ。普段使ったことがない人があちこち使うので、いつもトラブル続出。

 世話役の人が来てやっと落ち着き、職員さんたちも出勤してきたので、いったん自坊へ。

 11日に練習、12日からスタートする「かふぇ水琴窟」向けに、自坊の建具をはめたり外したり、机や毛氈を出したりして、大方の準備をしました。

 本坊の、お十夜のお粥を作ったりするための道具類も、準備をしました。

 夕方、本堂へ。お十夜も5夜目。半分です。

 雨の日曜の夜のためか、参列者はナシ。ちょっと寂しい折り返しでした。

〜 5日目は雨 〜
2014年11月9日(日)  No.4144

蓑垣
 植木屋さんに目隠しの垣根を作ってもらいました。

 12日から「かふぇ水琴窟」が始まる前の‘雰囲気作り’の一環で、夏に頼んでいましたが、竹を切る時期の関係で、ギリギリになりました。竹を切る最適期は、竹の水揚げが止まる秋口から冬までです。

 植木屋さんも忙しいようで、昨日から親方が一人で作業。今夕、完成しました。なかなかいい感じ。

 最後に、「ここにもう1本竹を横向けに入れましょうか? 入れると‘月並み’になりますが・・・」と打診がありました。入れた方が‘見慣れた’感じになりますが、それは植木屋さんにとっては‘月並み’。「お任せします」と返事をしておきました。

 この、竹帚の先だけを束ねたような垣根は、「蓑垣」というのだそうです。なるほど、蓑に似ています。

 こういう人目に触れるところは、植木屋さんに任せないと・・・。ボクはひたすら段下げなど、大ざっぱで、取り返しの付く作業専門です。

 エントランスが引き締まって、よかったぁー。

〜 新しく出来た蓑垣 〜
2014年11月8日(土)  No.4143

ヘブン、ありがとう。
 今日、茶所前のヘブンリーブルーを刈りました。今日も2輪咲いていましたが、次の蕾はなし。「もうそろそろいいかな・・・」と思いました。

 ヘブン、ありがとう。

 小菊だけになった茶所前は、紅葉モードが一気に高まった気がします。紅葉と菊、いいですねぇ〜

 後は、人や車が殺到するのに対処するため、看板や掲示の更新作業。

 看板の大半は、プリントした紙をラミネート加工したもの。すぐに作ったり変更ができて、極めて安価。劣化や大きいものが作れないのが難点ですが、劣化は新しく作り直せばいいだけなので、プリントしてはラミネーターを通すだけ。

 本堂内の掲示は、中国語表示を増やしました。正直、中国人ツアーには手を焼いています。今日も数十人が来て、長時間、境内で大声で騒いでいました。他の人たちも迷惑そうな顔をされていました。何とかしなくては・・・。

 紅葉期が近付くにつれて、だんだんイライラが募りつつあります。平常心是道!

〜 菊ONLYバージョンになった茶所前 〜
2014年11月7日(金)  No.4142

やられた・・・
 月参りから帰ってきたら、職員さんに、「昨日植えた牡丹を、掘り起こしたのですか? 鹿沼土を入れるのですか?」と聞かれました。

 「なんのこと?」 言っている意味がさっぱりわかりません。

 聞いてみると、昨日植えた牡丹の土が大きくえぐられている。掘って、鹿沼土でもを入れるつもりなのかということのよう。

 現場に行ってみると、確かに、5株植えた牡丹のうちの4株の土が大きくえぐり取られています。

 「あっ! 狸か!? ハクビシンか? カラスにしては、あまりに掘り方が大胆・・・」

 昨日、牡丹を植える時に堆肥を入れたのですが、堆肥の中にはカナブンの幼虫がたくさんいて、気持ち悪いほどだったのです。掘り起こした‘犯人’の狙いは、その幼虫に違いありません。もちろん、食べたに違いありません。牡丹にはそのほうがよかったですが・・・。

 それにしても、土の中のものを、よくぞ見つけたものです。敵ながらあっぱれ。でも、困ったなぁ。

 もう一度、土をかけ直しましたが、きっとまた明朝は掘り起こされているでしょうねぇ。

〜 顕わになった牡丹の根 〜
2014年11月6日(木)  No.4141

いっぱいできました。
 今日は、法事も月参りもなし。さぁ、外回りのことが思いっきり出来るぞぉ!


 まずは、ゴミの整理。

 境内で出た廃材やガタクタなどが山積みになっているので、それ片付けて焼却場に持ち込んで処分する作業。境内担当の職員さんたちと一気に軽トラに積みました。1回では載りきらず、2回も。400キロ×2で、1万1千円かかりました。

 空いた場所は、これから大量に出る落ち葉の一時置き場にします。準備完了です。


 自坊では来週から「かふぇ水琴窟」が始まります。それに備えて、蹲の筧を青竹に替える作業をしました。

 替えるのは3ヶ所。青竹の皮がめくれないように気をつかいながら、作業。青竹の筧は、本当に気持ちがいいですねぇ。これで、かふぇに来てくださった方にも清々しい思いをしていただけます。


 「今日の散歩道」をご覧いただいている山形・鶴岡の方から、ものすごく大きな発泡スチロールの箱で、牡丹の苗が送られてきました。

 牡丹を育てるのは初めて。日当たりの良い、水はけのいい場所が適しているということですが、境内にはなかなかそういう場所がありません。誰でもが出入りできる場所に植えると、すぐに盗られてしまいますし・・・。

 5株を、書院の中の、出来るだけ適した場所に、2株は鉢植えとしました。さぁ、うまく咲いてくれるでしょうか? 咲いて欲しいですねぇ。

 5時から、お十夜の鉦講さんたちの慰霊法要とお十夜の開闢法要。終わって、直会(なおらい)。いよいよお十夜のスタートです。

 朝から夜まで、ビッシリ充実の日でした。

〜 青竹に替わった筧 〜
2014年11月5日(水)  No.4140

車両規制係の研修
 今日は、今月半ばから駐車場係や交通整理係をしていただく方への説明会。京都市のシルバー人材センターから派遣していただく方々で、13人の中の半分は70才以上。

 13日から12月7日まで、貸し切りタクシーを除く一般観光車両を規制して、法事などに来られる方が車を駐められるようにします。

 以前は、観光車両が集中して、我々の出入りもままなりませんでしたし、付近には駐車待ちの車が渋滞して大変でしたが、規制を始めるようになってから、比較的スムーズに通行が出来るようになりました。

 毎年来てくださるベテランの方もおられますが、初めての方も今年は5人。説明をしても、飲み込みの早い人、遅い人などさまざま。皆さん、意欲のある方です。

 嘘を言って駐車しようとする人、強引な一部のタクシー乗務員など、嫌な思いをされることもありますが、出来るだけ静かな境内環境のために頑張っていただきたいと思います。

 日に日に紅葉シーズンが近付いて来ます。

〜 夕方の本堂前 〜
2014年11月4日(火)  No.4139

足場撤去
 いよいよ本堂工事の足場が撤去されました。

 8時頃から鳶職の方が来て、手際よく足場を解体。見る見る足場が消えていきました。
 何だか寂しいですねぇ。後半は、ほぼ毎日登って、もう2度と見られない景色を惜しみながら眺めました。日に日に色付いていく景色は、素晴らしいものでした。

 お昼までに前側の足場撤去が完了。早速、お十夜の回向柱を立て、白布製の「善の綱」を本堂まで引き込みました。

 夕方までに、裏側の足場も撤去が終わり、頼もしい鳶職の人たちは帰って行かれました。

 夜、今日から十夜鉦の練習。明日も練習して、5日からの本番に備えます。

 いよいよお十夜、紅葉へと一気に流れていきます。

〜 足場からの最後の景色 / 「善の綱」が張られた本堂前 〜

2014年11月3日(月)  No.4138

走り回る
 今朝は、「うまく回るかなぁ・・・」という過密スケジュール。

 茶会があるので、6時に本坊へ行ってセキュリティーを解除し、戸を開けたり茶室の雨戸を外したり・・・。初めて使われる方だったので、夕方まで何かとありました。

 いったん自坊に戻って、落ち葉掃除。雨で落ち葉もかなり多く、また濡れているので掃除しにくく、手こずりました。

 また本坊行って、職員さんと打ち合わせをして、月参りへ。いつもならゆっくり話をしてくるのですが、気が急いているので、そそくさと。

 9時半に自坊に戻って、法事。「9時50分に終わって欲しい」という‘時限付き’。24才で亡くなった人の33回忌でしたが、同級生など30人ほどが墓参に来られるのだそうです。
 お経を短くして‘時間内’に終え、墓前回向へ。

 帰って、撮影用に模様替え。地元テレビ局の「檀ふみが京で楽しむ 極上のおもてなし(仮)」ロケ。女優の檀ふみさんと友禅作家の羽田登喜さんが対談される場面を自坊で撮るのです。

 ほぼ準備した10時過ぎに撮影隊が到着。撮影が始まって、ようやく一段落。何とかうまく運びました。はぁー、よかった・・・。

 後はのんびり植木屋。どんぐりの実を植えたり、酔芙蓉を刈ったり、ちょっとホッコリしました。

 夕方は茶会の撤収で、また一騒動。片づけきれずに、翌日持ち越しです。

 はぁー、くたびれたぁ〜。

〜  撮影風景 〜
2014年11月2日(日)  No.4137

今日から11月
 午前中と夜に雨。強くはなく、しとしと降っては止んでという雨でした。

 3連休でお出かけの人には恨めしい雨だったかも知れませんが、この時期の雨は有り難いです。

 大地は案外乾いていて、油断すると鉢物などは萎れていたりします。紅葉を待つ木々たちにも潤いが必要。カサカサ乾いた紅葉ではなく、しっとり美しい紅葉のためにも、雨は大切です。

 お昼前、雨が上がった時に、また本堂の足場に登りました。3日に撤去するので、登れるのは、今日・明日だけ。

 どんよりした空模様でしたが、塔の向こうには京都市内がスッキリ見えました。晴れた日でも霞んでいることがありますので、遠くを見るには今日は最適でした。

 紅葉もまた進みました。もみじの木は下から見ているとまだ緑ですが、天辺のほうはもう結構色付いています。

 この景色も見納め。もう生涯、こんな位置から境内を俯瞰することはないでしょう。長年気になっていた樋の修復ができた達成感は大きく、景色が心に染み入ってくる気がしました。

 朝、2ヶ月並記のカレンダーをめくった時、残りが1枚しかないことに、時の流れを時間しました。

 さぁ、今日から11月。イライラしないように、ゆったりと・・・。

〜  雨後の境内 〜
2014年11月1日(土)  No.4136

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