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2014年4月の日記

メダカを買う
 夜中、風の唸る音で何度か目が覚めました。雨は大したことはなさそうです。

 布団の中で耳を澄ませながら、何かが飛ばされたり、トラン屋根がめくれたりしていないということに少しホッとして、また寝入りました。

 朝、外へ出てみると、転けている植木鉢があったり、小枝が折れて落ちていたりしました。やっぱり、ちょっとした台風並みの風が吹いたのですねぇ。


 蓮を植えた鉢が、ボウフラだらけになっていたので、メダカを20匹買ってきました。

 植える時に肥料などを入れたため、腐ったような悪臭がしていたので、メダカを入れても死んでしまうだろうと、先延ばしにしていました。

 ボウフラは日に日に増えるばかり。羽化して飛び回り始めたので、もう我慢の限界。一昨日、昨日と、水を入れ替えて、今日。先ずは買ってきたメダカのうちの1匹だけを蓮鉢に入れてみました。

 入れられたメダカにしてみたら、堪ったものではありません。人体実験ならぬ、‘魚’体実験。放たれたメダカは、そんな心配を他所に、いきなりボウフラ目がけてかじり付き始めました。「そんなに食べたら、食べ過ぎで死んでしまう・・・」と思うほど、小さな体で果敢にボウフラに食いついていきました。

 2時間ほどして見てみると、最初ほどの勢いはありませんが、まだ食べています。よほどお腹が空いていたのでしょう。「これなら、他のを入れても大丈夫」と、残りのメダカも投入。やはり、直ぐさま、すごい勢いでボウフラを食べ始めました。

 明日になれば、ボウフラの姿はもうないかも知れません。これで一安心。メダカ様々です。

〜 風で折れた花の木の種 / 蓮の葉が出てきた鉢。ボウフラの巣窟 〜
2014年4月30日(水)  No.3951

白蟻に途方に暮れる
 自坊の片付けの続き。

 仏間の押し入れの中に入っていた座布団やテーブルなどを出して整理していると、どうも床が頼りない感じ。重たい物を載せようと思っていたのですが、これでは床が抜けてしまいそうなので、点検のために床板をめくってみました。

 めくっている途中から、「あかん・・・」という状態。根太が白蟻に食われてボソボソ。さらにめくってみると、柱の途中や土台までボソボソ。

 状態を見て、途方に暮れてしまいました。根太を補強して床板を張り直せばいいだろうと思っていたのに、これは素人ではどうしようもありません。

 大工さんもすぐに来てくれるわけではなし。出したものをどこかへ移動しないと、法事ができません。さて、どこへ移動させましょう・・・去年からこんなことばかりです。

 えらいこっちゃなぁ・・・。

〜 花ごと落ちる普賢象桜 〜
2014年4月30日(水)  No.3950

監視カメラ工事、完了
 今日も監視カメラの設置工事。

 電線が足りないので買いに行かなければと思っていたら、「あっ、そうだ!」と、ずいぶん前に業者が置いて帰ったものがあったのを突然思い出しました。普段はぜんぜん思い出しもしなかったのに・・・助かりました。

 古いカメラを外し、新しいカメラと取り替えて、配線は天井裏に入らなければなりません。何度も上がったり降りたりするのは大変なので、電線や考えつく道具を段ボール箱に入れて、天井裏に。頭には山用のヘッドライトを付けて、ボクも上がりました。

 夏でもないのに、天井裏は暑い。すごい埃。後でマスクを見て驚くほどでした。

 下手に歩くと天井板を踏み抜くので、慎重に目的の場所まで行き、結線作業。携帯電話で、ディスプレイにちゃんと写っているのを確認して作業終了。

 後はカメラの角度の細かい調整。以前のカメラよりも画角が広いのが好都合です。スイッチャーを働かせて、数秒ごとに2台のカメラの画像を交互に映し出せるようにしました。

 これで一件落着!

 後は、時折小雨が降る中を、草払い機で雑草の刈り取り。刈っても、またあっという間に伸びてしまうのですが、刈らないわけにはいきません。当面、伸びては刈り、伸びては刈りです。

〜 檀家宅の地蔵尊と藤と黄梅 〜
2014年4月28日(月)  No.3949

昼下がりの電気屋
 月参りと法事を終えて、昼下がりから、今日は電気屋。

 夕べ、監視カメラ本体が届きました。夜の間にあれやこれやと段取りのシミュレーションをして、いざ、工事開始。

 この‘シミュレーション’が、植木屋をするにも大工をするにも、何に付けてもとっても大事です。普段やり慣れていることならいざ知らず、初めてのことや慣れていないことをする時は、いかに綿密で現実に即したシミュレーションをするかが、成否を分けるといっても過言ではない気がします。

 先ずは、届いたカメラの動作確認。スイッチャーとのマッチング。問題がないことを確認してから、実際に工事にかかりました。工事といっても、ごく簡単。コネクターケーブルも手持ちのもので間に合ったので、調達に行かなくても済みました。

 カメラの画像を写すディスプレイは、地デジ化で写らなくなったブラウン管のTV。つまり、廃物利用。監視カメラ用のディスプレイは3〜4万円ぐらいしますが、これならタダ。

 今回の工事を業者に頼んだら30万円ぐらいかかりますが、ボクがやれば機器台の3万円程度だけで済みます。多少品質は落ちるかも知れませんが、必要十分です。

 今日は時間がなくて1台しか設置できませんでしたので、明日、もう1台を取り付けて完了!

 さぁ、夕食後のしばらくの時間と夢の中で、シミュレーションしようっと!

〜 今までの監視カメラ / 新しいカメラ 〜
2014年4月27日(日)  No.3948

本職は何?
 宇治の檀家宅で読経中に、携帯がブルブル。帯のお腹の部分に携帯を挟んであるので、ブルブルするとすぐにわかります。

 電話の主は職員のOさん。Oさんからの電話はだいたいろくながありません。案の定、「トイレが詰まりました!」

 この前から、トイレは2度詰まっています。おそらく、カイロを便器の中に落としたのでしょう。一応開通させたものの、根本的には直っていません。

 どうせまた詰まるだろうと、道具は置いたまま。「堅いホースを突っ込んでみて」と電話を切りましたが、しばらくするとまた電話。「1メートルほどしか入りません」。「午後からやるから、『使用禁止』にしておいて」と電話を切りました。

 法事を1座勤め、月参りに1軒伺った後、覚悟を決めて本坊へ。

 パイプ詰まり取りのワイヤーでは非力なので、堅めのホースを突っ込んで押します。1メートルほどしか入らないと言っていましたが、そこはコツ。開通はしましたが、‘何か’が詰まっています。あっちからもこっちからも押しましたが、取れません。普通には使えるので、今日は一応ここまで。

 今度は電気屋。監視カメラが不調なので、一式、新しいものに替える準備。メーカー物で揃えるとかなり高いので、品質的には大丈夫そうなものに交換します。普段扱わない機器やプラグなので、販売店に動作確認をしながら発注。届いたらすぐに工事が出来るように準備をしました。

 ハシゴに登って、天井に付いている古いカメラを確認しましたが、思っていたものとコネクターの形状が違いました。明日、パーツ屋さんに行かないといけません。工事は中断です。

 その後は、ちょっとだけ植木屋。

 坊さん〜水道屋〜電気屋〜植木屋と、目まぐるしい1日でした。

〜 いただいた五葉つつじ(シロヤシオ)の芽吹きと八重桜の花びら 〜
2014年4月26日(土)  No.3947

虫めづる・・・
 午後から、昨日の続きの樫の剪定。30メートル長ほどあって、一段高い石垣の上に植わっている木なので、高枝切りを使っての作業です。

 上を向いて枝を切ると、時々、枝が自分のほうに落ちてきます。柔らかい葉なのでいいのですが、しばらくすると、首筋などに違和感・・・触ってみると、3センチぐらいの青虫が・・・。そんなことが5回ほどありました。もし、それが青虫ではなくて毛虫だったらと思うと、ゾォ〜とします。

 途中で、江戸時代のお墓を調べなければいけないことになり、目星を付けて墓石を探すと、一発で的中! 281年前に亡くなった方で、墓石の背面にはわざわざ「土葬」と彫られていました。

 どうして「土葬」と彫ったのでしょう? そんな墓石は見たことがありません。「この下に眠っている」ということを明らかに伝えたかったのでしょうか? その時のことを推察し始めると、興味が尽きません。

 上を向いての作業は疲れます。血圧の高い人にはよくないとか? 血圧にはさほど問題ナシ。

 3時過ぎには終えて、外作業は一件落着。最高気温25.9度いう割りには、それほど暑いとは思いませんでした。

 今日は「今日の散歩道」の更新日。「この境内の景色、空気、風、匂いは、絶対に写真では伝えられないなぁ〜」と思いながら、写真を撮りました。

〜 夕方の正面参道 〜
2014年4月25日(金)  No.3946

ドタキャン
 家の片付け、再開。前住職が造った納戸の整理。

 ほとんど有効的には使ってなく、分解した提灯立てと背負い式の噴霧器が入っている程度。開けるのは年に数回。他に何が入っているのか、ほとんど知りませんでした。

 整理してみると、多いのは工具類。特に大工道具。檀家の大工さんが亡くなった時に譲り受けたものが主で、この納戸を建てるのにも使ったのでしょう。SPレコード。花器。会計帳票。何かに使えるだろうと取り置いた空き瓶。

 中にはいいものも出てきました。『文福茶釜』に出てきそうな茶釜。唐三彩の菓子鉢。この菓子鉢は、真如堂開山の戒算上人900年遠忌の記念品で、御廟の周りの土を混ぜて焼成したと書いた紙が貼ってありました。戒算上人900年遠忌は、1952年。今から60余年前。色も綺麗で、これは使えます!

 要らない物を壊したり、分別したりして、かなりのゴミが出ました。焼却場に持ち込むものを集積している場所はもうパンク寸前。もう1ヶ所の整理が済んだら、焼却場へ行く予定です。

 予定よりも早く、3時頃には作業が一段落。せっかくのお天気なので、境内の樫の木の剪定をしました。去年、植木屋さんに思い切って剪定してもらった樫も、1年でずいぶん伸びました。小まめに剪定した方が枝が密になるので、思い切って剪定をしました。作業は半ば。また明日。

 自坊に戻ったら、電気屋さんがポーチの照明の工事に来ていました。頼んでから結構日が経っています。仕事はいいのですが、「忘れているのかなぁ」と思うほどなかなか来てくれないのがうちの電気屋さんです。

 夕方、1本の電話が・・・。ちょうど打ち合わせ中で出られなかったのですが、伝言を聞くと、次の会議日程の打診。「えっ、まさか・・・」と手帳を見ても、今日はスケジュールが入っていません。パソコンを開いて、メーリングリストを見ると、今日は会議で、ボクは出席で返事をしていました。

 「しまった・・・。えらいこっちゃ・・・。」

 みんな、東北や関東、四国や九州から出席しているのに、お膝元のボクが・・・。どうしてスケジュール帳に書かなかったんだろう・・・。ショック・・・。

 片付けの達成感や植木の剪定の清々しさは、一気に消えてしまいました。トホホ。

〜 出てきた唐三彩の菓子鉢 〜
2014年4月24日(木)  No.3945

薬剤散布
 来週の月曜日までは傘マークがないので、気になっていた薬散をしました。

 紫陽花や菊など、新芽の先がグッタリとなっているのを見かけるようになりました。キクイムシなどの仕業でしょう。葉も食われ始めました。新鮮な緑色の、見るからに美味しそうな葉ですから、虫が食べたくなるのも無理はありません。

 半年ぶりぐらいに使う電動の噴霧器。電動なのでコンセントに繋がないといけないのですが、20メートルのホース付き。4メートルぐらいの高さまでは届きます。

 軽トラの荷台に45Lのバケツに薬剤を入れ、いざ、出陣! 屋外のコンセントに届く範囲を数ヶ所を移動しながら、薬剤を散布。100L以上、撒きました。

 殺虫剤の効果が持続する浸透移行性の薬剤を撒いたので、しばらくは効果があると思います。少し安心です。

 まだまだ、やることがいっぱいあるなぁ〜

〜 見頃の姫シャガ 〜
2014年4月23日(水)  No.3944

‘雑木’
 采振木(ザイフリボク)、鎌柄(カマツカ)、胡麻木(ゴマキ)、木五倍子(キブシ)、真弓(マユミ)−すべて木の名前です。よく知られているのはマユミぐらいでしょうか? ほとんどは山に自然生えしているような木です。

 2年前に小さな苗木を買って、植木鉢で育ててきましたが、そろそろ定植をしようと、先日来、場所を探していました。

 どれも魅力的な木です。真弓など、紅葉も赤い実も人気を呼ぶでしょう。でも、境内の雰囲気を考えると、なかなかマッチする場所がありません。

 今日は境内をグルグル回りながら考えて、半分だけ定植しました。

 木の動く春はリスクの大きい季節。芽が出る前に植え替えるべきですが、芽が出始めて、ようやく「あっ!」と気が付く始末。木にとっては迷惑なことです。鉢植えを地に降ろすのですから、まだいいのですが・・・。

 そろそろ害虫駆除も始めなければいけません。ほんま、忙しいわぁ〜

〜 もみじ(緑)と花の木(茶)の新緑 〜
2014年4月22日(火)  No.3943

進展あり
 中断しながらも、ここしばらくずっとやっていた部屋の片付けが、やっと一段落。一部屋を丸々空けて、これで大工さんに改装を頼むことができます。長かった・・・。

 それだけでくたびれましたし、今日は止めておこうと思っていた植木屋仕事。職員さんに頼んでおいた作業の具合を見に行ったら、「ここはどうしましょう?」と相談され、結局やる羽目に。

 高さが2メートル以上ある生垣が、あまりにも分厚いので、薄くする作業に取りかかりました。切れ味が悪くなってきていた鋸の刃を交換して、いざ作業! 鋸は恐いほどよく切れ、太い木も難なく剪定。垣根は思っていた以上にスッキリとして、いい感じに仕上がりました。

 今日は雨だからと諦めていたのが、思わぬ成果が上がりました。散歩に来られる何人もの方から、「どんどん綺麗になって、花も増えますね」と言われると、うれしいですねぇ〜

 でも、風邪気味なのか、ちょっと体が重たい・・・太っただけかも。

〜 鮮やかな紅花ひょうたん木の花 〜
2014年4月21日(月)  No.3942

穀雨
 今日は「穀雨」。遅霜もそろそろ終わるという頃でもあるそうですが、今日も肌寒い1日でした。

 車は、どんどん降ってくる桜の萼やもみじの花柄で汚れて、掃除する気を失せさせるほど。これからはもみじの枝から、ベタベタしたものが降ってきます。もみじの葉裏などに棲むアブラムシ(アリマキ)の糞だそうです。これを目がけて蟻もやってきます。もう、何をしてもダメという感じ。

 ウインドウ・ウオッシャー液を補充しようとエンジンルームを開けたら、ダンパーの上におはぎが乗っていました。「またか・・・」この場所にお菓子が置いてあるのは3回目。イタチ? ハクビシン?などが置いたのでしょう。

 車には酷な環境です。


 春。草引きや剪定など、境内の作業は一気に増えます。今日の雨で、また草木が伸びるでしょう。育てている草木も、雑草も・・・。有り難さ、半々です。

〜 汚れた車の天井 〜
2014年4月20日(日)  No.3941

金具の復元
 昨日、寺務所の庭の蓮の鉢をひっくり返してみたら、結構立派な蓮根が出てきました。
 食べてしまうのは勿体ない・・・植えるのは正直面倒くさいし、鉢もないし・・・と一晩置いておきました。

 今日、結局、植えることに。

 少し浅い睡蓮鉢を池の中に降ろして、半分を植えました。本堂から眺めていた職員さんたちは手伝いもせずに、「落ちたら溺れますよ。カナヅチなんだから」などと茶化される始末。結構たっぷりあって植えきれないので、半分は自坊の大きな火鉢を使って植えました。

 境内に実生で生えて少し大きくなったもみじの苗を、集めては植木鉢に植えました。1メートルほどに育てて、また境内に戻します。今のもみじが枯れて来た時に備えるためで、境内に生えてきたもみじは環境が合うのか、一番良く定着するように思います。

 今日は、今年初めて、草払い機を使いました。これからは頻繁に使うことになるでしょう。

 本当に春は忙しい・・・。


 本堂の修繕事業の一環として行っている金具の取り付けが始まりました。今の本堂は、唄金具、笹金具、柱巻金具などの多くが、欠損しているのです。

 1950年頃、朝鮮戦争の特需景気により金属価格が高騰。電線なども盗難に遭ったそうですが、本堂や三重塔の金具なども、たくさん盗られました。

 それから65年ほどを経て、ようやく、多くの金具が元に戻ります。もちろん、新たに作られたものですが、古色を付けているので、一見ではわかりません。

 うれしいですねぇ〜 ず〜っと気になっていたのです。欠損が一番目立っていた笹金具は来週です。待ち遠しいです。

〜 復元された柱巻金具 〜
2014年4月19日(土)  No.3940

10時半からご飯
 朝、来月行われる企業グループの物故社員慰霊法要の打ち合わせ。

 打ち合わせと現場説明の後、10時半から法要後にお出しする浄斎の試食。ほぼ毎年替えているのですが、今年は精進料理にしてみました。

 東京などの方にとって精進料理は珍しいだろうと思い、今年の浄斎に選びましたが、まずまず好評でした。

 さて、これで一段落。


 後は例によって植木屋作業。タニウツギや蓮の植え替えなどをしました。

 今朝方まで降っていた雨は、本当に有り難かったです。これでまた季節が進みます。

〜 自坊前のレンゲとシャガ 〜
2014年4月18日(金)  No.3939

朝イチ作業
 今日も、新入社員研修。

 10時半スタートなので、それまで一働き! 昨日職員さんが途中で終わったというレンギョウの苗の支柱立てやシャガの植え付け、新しく買った「香港ドウダン」の定植をしました。

 急いで帰って僧衣に着替えましたが、爪の間は真っ黒。軍手もはめずに素手で作業することが多いので、手はかなり汚れ、少し洗ったぐらいでは取れません。時間がないので、そのまま。

 今日の研修は300人。昨日と同じ、午前と午後に2組ずつ説明をしました。

 昨日のメンバーとは、同じ東京都内ではあるものの、研修施設が違います。当然、雰囲気も違いました。

 今月の大きな研修はこれで終わり。来月早々の他の会社の研修までブレイクです。

〜 今日もリクルートスーツの新入社員 / 満開のどうだん躑躅 〜
2014年4月17日(木)  No.3938

新入社員研修
 もみじの小さな花が咲く境内。今日・明日は、銀行の新入社員研修。

 東京の研修施設から700余人が、真如堂ともう1ヶ所を訪れて、新幹線で日帰り往復。新幹線代だけでも、一体いくら掛かるのでしょう・・・。

 アベノミクスが効いているのか、今年は採用が増えました。今日は400人に対し、午前中2回、午後2回、本堂でプロジェクターを使って、寺の歴史等々を説明しました。

 限りある時間の中で多くのことを説明するのは大変です。早口で喋っても約40分。4回はちょっと疲れます。

 同じように入社した人たちで、同じことを同じように説明しても、毎回、雰囲気や反応が違うのが不思議です。前回‘ウケ’ても、次は滑ったりと、手探りです。

 明日は300人。今日・明日とも、まずまずのお天気でよかったです。

〜 リクルートスーツの新入社員たち 〜
2014年4月16日(水)  No.3937

穴太真如堂
 今日も苗木の定植。山紫陽花とタニウツギを地に降ろしました。

 ツルハシを使わないと掘れないような、固く締まった土なので、落ち葉などを腐らした腐葉土をたっぷり入れて植えました。

 こんなに雨が降らないと、ちょっと心配です。


 午後は坂本へ。予定の時間よりも早く着きそうだったので、少し寄り道をして、「元真如堂」へ行ってみました。

 大津・穴太にある「元真如堂」は、応仁の乱の時、真如堂が一時的に避難したのが起源です。現在は天台真盛宗の「宝光寺」というのが正式な名前ですが、門前の石碑には「元真如堂 宝光寺」と彫ってあり、本堂の扁額には「鈴聲山」と、現在の真如堂と同じ山号が掲げられています。

 それほど大きなお寺ではありませんし、現在は何の繋がりもありませんが、何となく懐かしい気持ちがする場所です。

 それでもまだ時間があったので、ホームセンターへ。いつもは駆け足のホームセンターですが、今日はゆっくりお買い物。至福の時でした。

〜 穴太真如堂の石碑と本堂 / 本堂の扁額 〜
2014年4月15日(火)  No.3936

今日も植木屋
 朝晩と昼間の気温が違いすぎます。

 朝、「ちょっとヒンヤリするなぁ」と思っていても、昼間は暑いぐらい。今日も、境内で植木屋作業をして、穴を掘ったり、土を運んだりしていると、暑くて暑くて、シャツ1枚になりたいほどでした。

 何を植えてもなかなかうまく育ってくれない場所に、残っていた山紫陽花の苗を10株ほど植えました。自家製堆肥たっぷりの土と入れ替えて植えたので、そこそこは育ってくれるでしょう。

 植えたものがすべて順調に育つことなどあり得ません。土や日当たりなどが悪かったり、その植物に合っていないこともあります。ダメ元です。

 頂いた蛍袋、桔梗、エビネ蘭も植えました。さて、こちらはどうでしょう。

 今日は、結構体を使いました。これからは汗をかくことも多くなりそうです。

〜 新緑が美しいもみじ 〜
2014年4月14日(月)  No.3935

山吹の定植
 法事を終えて、さぁ、境内へ。

 いろいろな花が咲いて、本当に美しい! 極楽という世界は、これよりももっともっと美しく素晴らしい世界なのだろうと思います。

 山吹が黄色い花をゆらゆらさせながら咲いています。去年挿し芽をした山吹の苗が10株あるので、それを定植する作業をしました。

 5月頃になると、野路菊などの挿し芽をします。それまでにバックヤードの苗を減らしておきたいのです。本当はもっと早い時期に植え替えた方が、リスクが少なかったのですが・・・。

 植える北参道は45度以上ある急斜面。手鍬をピッケルのように使って、急斜面を登りました。時には、ズルッと滑ることも・・・。「ここで落ちたら、『またか』と言われそうだなぁ」と思いながら、片手で体を支えて穴を掘り、苗を植えました。

 去年植えた山吹が、今年は少し大きくなっています。北参道は、春は山吹、秋は野路菊で美しく飾られるでしょう。楽しみです。

 春の園芸作業は、他の季節にも増して生き物の息吹を感じられ、パワーをもらえます。
〜 あと数年で花盛りに 〜
2014年4月13日(日)  No.3934

金柑泥棒
 朝起きて、勝手口から門を開けに出た時、目の前に金柑が一つ落ちていました。「おかしいなぁ〜」と思いつつ、しばらくしてから金柑の木の前を通ると、昨日までは50個ぐらい付いていた実が、10個ほどに減っていました。

 一度収穫して、残りはもう少し熟してから採ろうと置いてあったのが、小さいのや色の悪い実を残して、すべてなくなっていたのです。

 去年は一晩のうちに一つ残らずなくなりました。「今年は大丈夫だなぁ」と安心しきっていた矢先でした。

 カラス? ハクビシン? 物音もしなかったので、いつ盗られたのかわかりません。

 ん〜 犯人は誰だ!?

〜 残ったのは粗悪な実だけ 〜
2014年4月12日(土)  No.3933

2件のみ
 東山の門跡寺で、昭憲皇太后(明治天皇皇后)御命日の法要。

 今日は昨日よりも気温が下がってヒンヤリ。花粉のためか、咳をしている僧が多かったです。


 御斎を頂戴した後、大津・坂本で会議。

 やはり坂本はちょっと寒いのか、桜がまだあまり散っていません。真如堂の境内は桜吹雪もピークを過ぎたというのに・・・。

 約4時間の長〜い会議でした。


 今日はこの2件だけで終わってしまいましたぁ〜

〜 東山の門跡寺の庫裏の小屋組 〜
2014年4月11日(金)  No.3932

新年度初
 新年度最初の新入社員研修。86人の方が、東京方面から日帰り参加。東証一部上場、売上高1500億ほどある設備会社ですが、社長や常務も参加され、ものすごい力の入れ方です。

 当然こちらも、いつもにも増して、「精一杯やらなきゃ!」と、力が入ります。

 昼前に到着して、先ずは腹ごしらえ。ほとんど休む間もなく、座禅、法話、レクチャァー、境内での作務(掃除)、墓所等の参拝と駆け足でプログラムをこなして、3時過ぎに終了。もう一箇所を見学して、また帰って行かれました。

 入社したばかりの新入社員なのに、会社によって雰囲気はすでに違います。まだ仕事に携わっているわけでもないのに・・・。

 境内での作務をしてもらう時、「必ず独りになって、誰とも喋らずに作業をしてください」と再三説明したのですが、3人だけ、作業もせずに喋って、ずっと一緒にブラブラしている人たちがいました。他の人たちは、肌寒い強い風の中、精一杯やっているのに・・・。

 「どうして、京都のお寺にまで来て、掃除をしなければいけないんだ?」と思っても無理はありませんが、入って数日しか経っていないうちから、真摯に取り組もうという姿勢がまったくない彼らを見て、思わず怒鳴りました。一所懸命にやることを知らない彼らは、むしろ可哀相なのかも知れません。

 今日は職員さんの頓珍漢な動きもあって、うまく運んだとはいえません。今後は数社、千人以上が研修に訪れます。せっかく、貴重な時間とお金を掛けて来てくれるのですから、十二分な成果が上がるように、こちらの体勢も立て直さなければなりません。反省頻り、疲れました。

 午後は、また寒さが戻りました。

〜 貫主の法話を聞く新入社員たち 〜
2014年4月10日(木)  No.3931

満足
 今朝もひんやり、でも、昼は暑〜い。外で作業をしていると、あまりに暑くて、途中で着替えました。

 今日は結構バタバタ。明日の新入社員研修の準備、届いた苗の植え付け、トイレの配管詰まりの修理。

 苗は、昨日頂戴した五葉躑躅(シロヤシオ)、今日届いた桜6本、もみじ1本。

 五葉躑躅は、東北から近畿〜四国まで広く分布しているということなので、一度は見たことがあるのかも知れませんが、苗木はあまり売っていません。那須にいる友だちが送ってくれました。せかくなので、拝観者の目に付く場所に定植。かなり大きくなるようなので、楽しみです。

 桜は、大島桜、大提灯桜、手弱女桜、御車返し桜、佐野菊桜など。花や新芽の時期に買うなんて愚の骨頂だと我ながら思いますが、苗木のサイトを見ていて、欲しくなっちゃった・・・。まだ小さいので、とりあえずビニールポットから鉢に移して管理。冬に定植する予定です。

 トイレの詰まりには往生しました。排水管の本管が詰まってしまい、男子用3、女子用5ほどが、すべて使用不可。どうにかこうにかして、やっと復旧しました。誤って落としたカイロでも引っ掛かっているのでしょうか?

 よく動きました。満足です。

〜 庭に植え付けた五葉躑躅と桜の花びら 〜
2014年4月9日(水)  No.3930

春爛漫
 朝はヒンヤリ、昼間は暑いぐらい。おまけに、花粉やPM2.5が飛散。体調を壊している人も多いです。

 ボクは至って元気。ちょっと喉が、いがらっぽいですが・・・。

 外回りのついでにホームセンターに寄ると、数日前に行った時とは比べものにならないほど多くの野菜苗が置いてありました。買うのを早まりました。この前はなかった種類の胡瓜と茄子の苗を少し求めました。

 まだまだ花見の人の多い中、昨日植えた紫陽花をガードするために、竹を三角に立てました。

 職員さんの中には、抜くべき草と抜いてはダメなものを区別できない人もいます。せっかく植えた紫陽花も抜かれかねません。誰が見ても、「これは植えたものだ」ということが判るように、竹を立てて回りました。

 自坊の片付けもまだ渦中。先が見えない作業なので、やっていても何だか気が進まず、今日のような日は‘植木屋’作業が一番です。

 桜も、植物園の横の川沿いが綺麗になってきました。まだまだ楽しめそうです。

〜 金魚椿。葉先が金魚の尾に似ているところから名付けられました 〜
2014年4月8日(火)  No.3929

落とし金具の銘
 外回りの道すがら、加茂川沿いの桜を堪能しました。わざわざ混み合っている名所に行かなくても、境内の桜と‘ついで’の桜で十分です。

 今日もまた紫陽花のポット苗の定植。いま、ポットに植わっているものすべてを、地に降ろす予定です。残りわずかとなってきました。


 本堂の扉の工事をしている工務店の現場監督が、「また、発見がありました」と、ウキウキ顔で報告してくれました。

 扉の落とし金具の錆を取ったら、そこに作者の銘が彫ってあったのです。「粟田口住 半〓御作」と読めます。「御作」とは作者自らは彫らないでしょうから、寺の関係者などが彫らせたものかも知れませんし、当時は有名な方だったのかも知れません。

 「粟田口」は現在、青蓮院がある付近の地名で、鎌倉時代以降、著名な刀匠たちを輩出した土地柄です。

 先日来、刀の鍔が5枚、扉の軸受けの底から出てきましたが、この「粟田口」の刀鍛冶の系譜にある人が、落とし金具を作ったという‘証し’になるでしょう。

 本堂の扉は、建立当時、今のようにすべてが桟唐戸ではありませんでした。前の方は戸がなく、いつでも、誰もが土足で上がれるようになっていました。建立後しばらくしてから、前の方も桟唐戸に改装したのです。

 刀の鍔が出てきたのは、創建当初の桟唐戸の軸受けの下。ひょっとしたら、後付けの桟唐戸の金具を作った人が、古い桟唐戸の金具に銘を彫ったのかも知れません。そう考えると、「御作」とした理由が付きます。

 想像は膨らみますし、歴史の積み重ねを感じます。

 修理はまだまだ続くので、また何か新しい発見があるかも知れません。楽しみです!

〜 落とし金具の銘 〜
2014年4月7日(月)  No.3928

蓮の植え替え
 朝、向日市までお参り。渋滞が心配でしたが、うまく回避できました。


 午後は植木屋。

 蓮の植え替えが気になっていました。

 数年前に火鉢に植え、池の中の石の台に置きました。ところが、大雨で池が増水した時に浮き上がって、プカプカと池の中を漂って、無事に反対側の岸に‘軟着陸’。

 蓮は毎年植え替えをしなければいけませんが、植物園では5年ほど植え替えないという話を聞いて、これ幸いと植え替えなかったのですが、やはりダメ。去年も咲きましたが、今年は植え替えてやらないといけません。

 火鉢の中の土を出して、火鉢を池の中から引き上げ、元の石の台の上に戻して、また土を入れ、そこに蓮根を植え付けました。

 石の台へはハシゴを掛けて降りなければいけません。火鉢や土を持ってハシゴを降り、作業をしなければなりません。ハシゴの下は水。カナヅチのボクは、決死の覚悟。職員さんに「手伝ってよ」と言っても、今日のような寒い日に水を触るような作業は嫌がって、来てくれません。仕方がないので、慎重に慎重に作業をして、無事に完了しました。

 夕食に、折れて植えられない小さな蓮根を食べましたが、普通よりももっちりした食感で美味しかったです。

 紫陽花のポット苗も10株ほど地に降ろしました。紫陽花園で草引きをしていた職員さんは、「今年は紫陽花が元気ですわ」とうれしそう。草引き、施肥、縁石並べなど、皆が関わって整備中の紫陽花園。今年はさらに大きくなって、きれいな花を咲かせてくれるでしょう。


 桜はかなり散ってきました。寒くて時おり時雨れるので、個人のお花見客は、日曜にしては少ない目でした。

〜 池の中の蓮の火鉢 〜
2014年4月6日(日)  No.3927

花冷え?
 朝起きて愛宕山の方を見たら、白く雲がかかっていて、その下がうっすら白くなっていました。

 「えっ! 雪?!」 桜が満開を過ぎたというのに・・・。

 そのすぐ近くの、少し低い山は白くなっていません。わずかな違いで、積もるか積もらないかがわかれたのでしょう。

 バイクで出かけましたが、手袋をしていないと、冷たさで手が痛くなるほどでした。


 今夜から雨。明日も雨の予報。お花見も、今日が最後の見頃かも知れません。境内にも、いつもより多い人がお越しになりました。


 最近、ホームページのリニュアルにはまっています。

 お世話になっている方からリニュアルを依頼されたのですが、やっていると面白くなって、頼まれた以上のことをやっているかも知れません。自分のホームページのリニュアルはずっとしていないのに・・・。

 あまり根を詰めると、肩が凝ってしまいます。でも、マッサージチェアーがあるから、大丈夫かな?

〜 雪雲のかかった愛宕山 〜

2014年4月5日(土)  No.3926

大風
 今日は1日中すごい風。信号機のポールがゆさゆさ動いていたり、歩いていても突風に立ち止まったりと、少し恐いような気さえしました。

 桜の花はこの風にも負けじと、しっかりしがみついています。でも、もし明日この風が吹いていたら、きっとかなり散っていたでしょう。早く咲き始めた枝垂れ桜や縦皮桜は、かなり散り、昨日とは様子が違っていました。


 午後は自坊の片付け作業。道具類の配置などをかなり変えるべく、ここのところ、引っ越し作業のようなことを繰り返しています。作業はまだまだ続きます。また大工さんにも入ってもらわなければなりません。


 桜の花にはあまり興味がないので、お花見などはする気なし。それよりも、自分が植えた草木に花が咲いてくるのを見て回ることの楽しさ!

 やっぱり春はいいですねぇ!

〜 もみじの新緑 〜
2014年4月4日(金)  No.3925

マッサージ椅子来る!
 今日はお天気もよく、暑いほどで、境内にはたくさんの人がお花見に来られました。何だか例年よりもずっと多い気がします。

 他の名所へ行くとゆっくり見ていられませんが、真如堂ではゆっくり見られますし、お弁当も食べられます。ベンチまで置いてあるのですから。皆さん、楽しそうでした。

 マッサージ椅子が来ました! 配達の人が背中に背負って持ってきたそうです。60キロ以上もあるのに・・・。

 早速使ってみましたが、まだ要領がわからないので、気持ちいいというよりは痛いだけ。それでも、やりながら寝てしまいました。

 今日は3回ほどフルコースで揉んでもらったので、何だか疲れたような・・・。

〜 快晴に満開の桜 〜
2014年4月3日(木)  No.3924

坂本の桜
 午後から大津・坂本で会議。

 その前に坂本の某寺に寄って、セットアップしたパソコンを届けました。これで一段落です。

 坂本は京都よりも寒いため、桜は少し遅れ気味。穴太積の石垣に桜はよく似合いました。

 会議はいろいろな案件があって駆け足。最近、メンバーが入れ替わったのですが、ボクは最古参。なるべく発言を控えて、若い人に発言してもらうようにしたいと思っています。

 会議を所管する部署の課長さんに異動があったので、終わってから京都で歓送別会。

 折から、花見の人だらけ。祇園あたりはすごい人。かなりの割合で外国人です。京都らしい風情のあるはずの場所でしたが、すっかり観光スポット。飲食店は東京資本が多くなって、比較的安価に食事を提供する店が増えたのか、行列が出来る始末。中国語も飛び交っていました。

 今夜も中華料理。最近、多いです。例によって、胃腸薬を飲んで臨みました。

 大人数の飲み会は得意ではありません。でも、この会議は飲み会が多く、出ないわけにもいかず・・・トホホです。

〜 坂本・滋賀院門跡前の桜 〜
2014年4月2日(水)  No.3923

桜花爛漫
 今日の昼間はあたたかく、境内では親子連れなどがお弁当を食べたりする光景を何組も見ました。のんびりした雰囲気です。

 一方、カメラをも持った人は、どこかいいポイントはないかと、あちこち移動。紅葉の季節と同じく、マナーの悪い人は柵を乗り越えて入ってきたり。困ったものです。紅葉期が終わった時に仕舞った看板を、また立てました。


 夕方、ホームセンターに野菜の苗を買いに行きましたが、駐車場には他府県ナンバーの車がひしめいていました。

 新入学された子供の下宿に必要な物を買い出しに来られている親子連れが多いのです。地元の人は、消費税アップで買い控え? 他府県の人が目立っていました。

 胡瓜、茄子、トマトなどの苗を買ってきて、植え付けました。

 今日は花粉が多いのか、喉がいがらっぽく、何だか頭も重い・・・花粉症ではないはずなのに。

〜 桜花爛漫 / 鳥が落とした桜 〜
2014年4月1日(火)  No.3922

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