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2014年2月の日記

頭痛
 忙しくて、久々に頭痛のする日でした。

 朝、お参りに伺って、少しゆっくりお話をして・・・ここまではよかったのです。

 帰って、涅槃図公開の準備。朝一番に、「10時からやるので、準備をしておいてぇ」と言っておいたので、準備OK!

 7人がかりで大涅槃図を吊しましたが、不具合があったのでいったん降ろし、もう一度かけ直し。準備を整えて、さぁ、公開!

 寺務所で説明書きの準備をしていたら、約束の時間通りに来客。研修の打ち合わせを30分ほどして、現場の下見の案内を職員さんに頼んで、待たせてあったタクシーに乗りました。

 兵庫県・西宮での葬儀に向かうのですが、先方には「本当にギリギリになります」とは言ってありますが、出来れば少しでも早い電車に乗りたいので必死。幸い、20分早い電車に間に合ったので、ホームでおにぎりを買って乗車しました。

 乗客の少ない時間なので、こっそりとおにぎりを食べ、それでもお腹が空いていたので、持ってきた東京ばな奈とハイチュウを食べました。

 少し落ち着いて見ると、頭が痛い・・・。起き抜けから、自坊のことやらも含めて、焦りながらい〜っぱい走り回ってやったので、頭や体がこわばったのでしょう。こんなことは久しぶりです。「風邪薬を飲んでおいたらいいかも」と鞄の中を探しましたがありません。諦めて寝ているうちに、かなり改善しました。

 式場には30分前に入れました。係の人も安堵していました。後は、葬儀、火葬場での回向、浄斎、繰り上げ初七日と順調に進み、8時前には自坊に帰り着きました。やれやれ。

 でも、明日は今日よりももっと目まぐるしいスケジュール。ここ数日、ちょっとキツイくて痩せそうです・・・痩せはしないなぁ。

〜 やっと寒肥入れに来てくれた植木屋さん 〜
2014年2月28日(金)  No.3890

今日は西へ
 朝早くに連絡があり、今夜・明日、通夜と葬儀で兵庫県・西宮に伺うことになりました。東奔西走です。

 と言っても、京都〜西宮は、電車に乗れば1時間。自坊から式場まででも、2時間はかかりません。1回乗り換えますが、昨年末に行ったことのある式場なので、不安はありません。

 ボクのスケジュールと火葬場の空きを何とかすり合わせて決まった日程なので、今日も明日もギリギリの時間設定。電車に乗っていても気は急きます。といいつつ、電車のシートに座ればうつらうつら・・・。


 今日の最高気温は14度。風が強く、時々強く雨が降ることもありました。

 春の雨は木々を育てるのでうれしいのですが、今日の雨は大陸から飛来するPM2.5が混じっている‘危険な雨’。酸性雨が生態系とか環境に影響を及ぼすかと思うと、迷惑千万。

 これから数年?数十年?は、こんなことが続くのでしょうか・・・。

〜 ほころぶ梅の花 〜
2014年2月27日(木)  No.3889

早朝のご葬儀
 何度も目が覚めつつ、「眠れないなぁ」と思っていたら、寝過ごしました。自坊にいる時は寝坊するなどということは皆無なのですが・・・。

 6時半にタクシーが迎えに来る予定を、50分に遅らせてもらうように、夕べ運転手さんに直接連絡しておいてよかったです。

 パンをかじりながら支度をして、タクシーへ。

 葬儀は7時45分から。これまで経験した葬儀の中で一番早い時間です。火葬場の都合でこの時間になったそうで、この次というと3月1日になってしまうのだそうです。

 ご家族、ご親族、親しい方々が集まられて故人を偲び、お別れをされました。

 椎茸のお商売を手広くされ、ゴルフや麻雀がお好きな方だったので、それを御戒名に入れて欲しいとのご希望でしたが、なかなか難しく、でも何とか故人らしい御戒名と考えて、それらしい仏弟子の名前をお付けしました。

 火葬場で骨上げの読経を済ませ、そこからタクシーで東京駅まで送って下さいました。せっかく列車の乗り換えが出来るようになったのに、少し残念でしたが、衣装が重かったので楽チンでした。

 新幹線は満席。駅弁を食べて爆睡。

 3時前に京都に着いて、寺務所へ。本堂の修理が急に入ったのと、消火ポンプの修理も急遽来たので、現場立ち会い。5時頃にようやく終わって、自坊に戻りました。

 あっという間に行って帰って来た感じですが、葬儀をさせていただき、本当によかったです。

〜 PM2.5で霞む車窓からのスカイツリー 〜
2014年2月26日(水)  No.3888

乗り換え方がわからない
 葬儀で、千葉・市川へ。

 「来て欲しい」と言われるのは住職冥利に尽きます。スケジュールの都合が付けられたので、一も二もなく伺うことにしました。

 昨日、ネットの乗り換え案内で調べたら、品川で新幹線から横須賀線・総武線に乗り換えると出ました。

 新幹線はICカードなのでチケットレス。在来線に乗り換えるのは、そのままでいいのだろうかわかりません。ネットで調べたら、Suicaなどを持っていれば改札で一緒に入れて乗り換え。なければ、チケットを買わなければならないと書いてありました。

 電車の乗り慣れないので、「どうするのかなぁ」と思いつつ新幹線に乗り、検札に来た車掌さんに聞いたら、「そのまま通れますよ」とのこと。「なーんだ。そのままでいいのか」と思っていたら、後から車掌さんが、「やっぱりダメでした。いったん新幹線の改札を出てください」と言いに来ました。なーんだ。

 品川で降りて、一か八か新幹線から在来線の乗り換え口に行き、改札機を通ろうとすると、ピシャッとゲートが閉まってしまいました。駅員さんが来たので、乗り換えたい旨を言うと、横の精算書で在来線のチケットを買えばいいとのこと。

 買ったチケットで改札機を通ろうとすると、またピシャッ! 駅員さんに言うと、「お荷物がおありですから、私がやりますので、通ってください」と親切なお言葉。お陰で無事に乗り換え口を通過できました。

 横須賀線のホームに行くと、千葉行きの電車が入ってくる時でした。でも、ボクが乗る予定は、津田沼行き。千葉行きに乗って市川に行けるのかどうか、わかりません。構内アナウンスをしている駅員さんがいたので聞くと、「これに乗ってください」とのこと。乗ってから、車内の経路図で、市川は千葉のずっと手前だとわかり、一安心。すぐに市川に着き、各停で本八幡まで行って、通夜の式場に向かいました。

 無事にお勤めが出来て、ホッとしました。

 ホテルにチェックイン。エアコンで喉がやられないようにと、濡れバスタオルなどを干して、寝ました。

〜 ホテルの窓からの夜景。どっちを向いているのかな? 〜
2014年2月25日(火)  No.3887

春色に模様替え
 今日もいい天気! 最高気温は11度。一気にあたたかくなるのかと思っていましたが、ほぼ平年並みの気温です。

 彼岸の案内に同封して、急いで告知しなければいけない行事があることに気が付き、夕べは遅くから印刷三昧。今朝からは、それを紙折り機にかけたり、裁断したり、丁合したりして、封筒詰め〜発送作業。

 天気がいいので、今日は茶所前の花壇をビオラに模様替えしようと思っていたのですが、発送が最優先。職員さんにホームセンターに行って貰い、ビオラの苗を25ポット買って来てもらいました。別の職員さんには花壇の下準備を頼みました。

 発送作業は肩が凝るので、時々中断してはビオラの植え付け作業に加わったり、剪定作業をしたり。茶所前の花壇は一気に明るく、春らしくなりました。

 何とか発送作業が終わったのは夜10時過ぎ。毎日何かの作業をこれくらいの時間までやっているので、いつもと変わりない感じです。

 もう彼岸の案内・・・ついこの前、お正月でしたのに。

〜 ビオラに模様替えした茶所前の花壇 〜
2014年2月24日(月)  No.3886

春の日差し
 気温はあまり上がりませんでしたが、午後の日差しのあたたかい日でした。

 日曜日ですが、法事もなし。今月はほとんど法事がありません。

 檀家さんも高齢化が著しく、「寒いので、法事の少し時期をずらしてはいけませんか?」という方が増えました。「そうですね、風邪を引かれたらいけませんしねぇ」などとお返事をすると、早い場合は去年の11月頃に変更したりされます。

 そんなこんなで、今月は法事がほとんどありません。


 自坊の片付けもしなければなりませんが、予決算を作らなければならない時期が近付いて来ました。お寺の役員会は3月半ばなので、決算は確定しないものの、予測で作ることになります。

 年度内に予測される出費を計算したり、3月の拝観者を予測したり。来期は消費税アップを予算に反映させなければなりませんが、収入はほとんど変化しないのに、出費は軒並みアップするはず。

 そんな計算をしていたら頭が混乱してきて、プイッと植木鋏を持って境内へ。あちこちでチョッキンチョッキンして、またデスクへ。

 早く予決算のベースを作って、会計士さんと協議しなければ・・・。

〜 久々の猫の日向ぼっこ 〜
2014年2月23日(日)  No.3885

‘桜の代紋’
 使わない家財道具を整理していたら、「木杯」「銀杯」などと書いた桐箱がいくつも出てきました。

 どこかの記念品に違いないのですが、「木杯って、木地の盃なんだろうか?」と興味が湧き、丁寧に包んだ紙や布を開けてみると、紅い塗りの盃。京都の著名な漆器店のものでした。

 驚いたのは、中に描かれていた紋。なんと、‘桜の代紋’、警察のマークです。思わず、「スケバン刑事か・・・」と苦笑してしまいました。前住職が警察関係のいつくかもの役をボランタリーにしていたので、その時にもらったのでしょう。

 桐箱の蓋の裏側には、「○○警察署長公舎 竣工記念 平成6年・・・」と記されていました。それを見て、「警察署長の公舎が出来たぐらいで、どうしてこんなものを公金を使って作るんや!」と実に腹立たしく思えました。しかも、それを作った漆器店は、その警察署のすぐ近く。「権力にものを言わせて、安く作らせたのかも・・・」と、ますます腹立たしく思えました。

 公権力、警察というと、何かに付け、突っかかりたくなる私の性です。直りません。

 銀杯は桐のマーク。「総務省」と書かれていたので、前住職が褒賞などをもらった時のものかも知れません。まぁ、これは長年の功績に対してくださったものでしょう。

 他にもいろいろ出てきます。

 3代前の住職の写真。2代前の住職の落款。戦時中の金属類回収令によって供出され、今は台座だけ残っている銅の灯籠の写真。これは貴重です。書道の手本や古文書。切りがありません。

 捨てるわけにはいかないものも多いので、中身を見てはまた仕舞って張り紙をして、別の納戸に収納。いつ終わるとも知れない作業です。

〜 ‘桜の代紋’の木杯 〜
2014年2月22日(土)  No.3884

カレーが好き
 カレーが好きなので、夕べ食べたカレーを、今朝はパンで食べ、昼はカレーライス、夜はわずかに残っていたカレーで、カレーうどんを作りました。

 鍋にこびり付いていたカレーを出汁でのばし、溶き片栗粉でとろみを付け、醤油で味付け。葱をどっさり入れて出来上がり! ちょっとカレーが足りない感はしますが、まずまずのお味。こういう時に、冷凍うどんは役に立ちます。

 フリーズドドライの玉葱スープにも、ちょっと最近はまっています。

 4時間炒めた作った玉葱のスープをフリーズドライにしたもので、そのままでも食べられますが、グラタンやリゾット、その他いろいろな料理に使えます。手軽で気に入っています。


 最近、少々くたびれ気味なので、8時半頃に寝てしまいました。寝るのが大好きなボクには至福の時。朝までた〜っぷり寝ました。

〜 鐘楼周りの水仙 〜
2014年2月21日(金)  No.3883

春を待つ
 2月も3分の2が終わりました。

 今朝は天気もよかったので、明るくなるのがずいぶん早くなったと感じました。メジロを久々に見ましたし、イカルが美しい声で啼いているのも聞こえて、ずいぶんと春めいてきたことを実感しました。

 春が来るのはうれしいのですが、気忙しくなってきます。特に、植木関係。草木はもうそろそろ動き始めているので、落葉樹などの植え替えなどを急がなければなりません。昨日やっていた寒肥もそうです。

 今日は、植木鉢で大きくしてきた木槿を、職員さんたちに定植してもらいました。今まで植木の世話などしたことがないような職員さんも、真如堂にきて、植え替えや水やり、施肥などをやらされるものですから、だんだん上手になってきました。時々、とんでもないことをしてくれますが・・・。

 ボクは、やはり鉢で大きくした紫陽花を定植しました。小さい苗がまだたくさんあるのですが、もう植える場所がなくなってしまいました。

 日当たりなどを考えると、植える場所は限られてきます。日陰には日陰向きのものを植え、光を欲しがるものは少しでも日の当たる場所を選んで植えます。

 これまでいろいろなものを植えてきましたが、真如堂の土地に向くもの、向かないものがあります。植えては枯らし、また場所を替えて植えて今度は大きくなる、そんなこともあります。同じものを植えても、こっちはよくてあっちはダメということも当然あります。

 いっぱい、いっぱい植えて、もう植えるところがほとんどありません。これからは、植えたものの‘メンテナンス’が主になっていくでしょう。「ボクが生きている間に、どれくらい大きくなるかなぁ」などと思いながら植え、剪定し、肥料をやっています。

 「どんな元気な芽が出てくるだろう・・・」と、芽吹きの季節が待ち遠しいです。

〜 苔の上の落ち椿に光り差す 〜
2014年2月20日(木)  No.3882

一気に寒肥
 今日も風の冷たい日でした。

 6時頃に門を開けに行くと、昨夕置いておいた金属類がなくなっていました。早朝に来られたのでしょうか? 事務椅子は分解して木の部分が残されていて、スピーカーはそのまま置いてありました。木製のものは1片たちともダメみたいです。

 ともあれ、たくさんのものが一気になくなってスッキリしました。ありがたい・・・。


 今日は職員さんがフル出勤。紫陽花園の石並べにご執心の‘長老’を除いて、4人が境内の作業にかかれます。

 いつもはほぼ1人でやっている寒肥施肥作業が今年は遅れていて、早くやってしまいたいので、職員さんを動員。油粕、鶏糞などの有機肥料に化成肥料少々をブレンドし、大量の寒肥を作って大きなバケツで供給し、紫陽花や近年に定植した苗木などに施肥してもらいました。

 使った油粕は50キロ、鶏糞も15キロほど使ったでしょうか。何だか体が臭くなったような・・・。

 作業をしていたら、植木屋さんの番頭さんがやってきました。1月に倒れて2月の初めに胃の手術をしたのだそうです。朝、電話があって、「今日、御挨拶に伺います」と言うので、「寒いから来なくてもいい」と断ったのですが、体を案じた奥さんと一緒にやってきました。

 大きな木の寒肥と土壌改良は例年植木屋さんに依頼して、去年はちょうど1ヶ月前にやってもらっています。寒肥はタイムリミット近し。当然植木屋さんはそんなこと充分承知していますから、「番頭さんはいいから、若い人だけで来てください」と急いておきました。

 フル動員でやったお陰で、寒肥は今日でほぼ終了。後は植木屋さん作業です。少しホッとしました。

〜 紫陽花にもゆっくりと効いてくる寒肥。水仙にはお礼肥 〜
2014年2月19日(水)  No.3881

寒肥作業
 久々に植木屋作業。木槿や南天の植え替えをしました。

 寒肥を頼んでいる植木屋さんがちっとも来ないので、とりあえずこちらで施肥できるものだけでもやろうと、油粕や鶏糞、化成肥料少々を混ぜたものを作って、少しやり始めました。たくさんやる場所があるので、しばらくかかりそうです。

 小雪がパラッと舞う寒い日でしたが、動いていると少しも寒くありません。かえって気持ちがいいぐらいです。

 職員の最長老の人が、先日来、寒風吹く中で縁石を並べる作業をしています。本堂の当番を抜けてやったり、雪の降る中でやったりで、「寒いからやめたほうがいいですよ」と言っても、少しも耳を貸しません。雪の日など、着ていた半纏がずぶ濡れにになって、寺紋が泣いてしまっていても気づかず。

 やりたいことをやっている時は、寒くも苦痛でもないのはよくわかりますが・・・。ボクも似たようなものです。


 知人からもらった金属類の無料回収のチラシの業者に電話をしてみたら、明日の早朝に取りに来るので、今夜のうちに家の前に出して置いてと言われました。

 石油ストーブ、パソコン、液晶ディスプレイ、カラオケ、スピーカー、スチール棚、大釜、鍋、蒸し器などなど、山積みになっていた廃家電や金属類を、とりあえず、自宅前に出しました。

 チラシに載っているようなものを出しましたが、果たしてすべて持って行ってくれるかどうか・・・。全部なくなれば、とりあえずは、これでスッキリします。

〜 山積みの廃家電や金属類 〜
2014年2月18日(火)  No.3880

焼却場デビュー
 朝お参りに伺う予定のお家から、「子供がインフルエンザに罹ったので」と電話があり、予定がすっかり空きました。

 「よしっ!」と、決意。焼却場に行くことにしました。

 ずっと続けている片付けの‘副産物’で、廃棄しなければいけないものがいっぱい。家具、家具を壊した廃材、カーペット、ござ、マッサージチェアーなどが通路いっぱいに置いてあって、もう限界状態でした。

 大型ゴミに出すにも廃材のようなものは無理。しかも、量が量。電気屋さんに、「直接、焼却場に持ち込んだらいいですよ」と教えてもらい、下調べもしてあって、近日中に行こうと思っていたのでした。

 寺務所の軽トラックを借りてきて、通路を塞いでいたものをどんどん載せました。荷台はいっぱい。ロープで縛って、鞍馬寺へ行く道近くにある焼却場へ、いざ!

 申し込み所で事前に書類を書き、場内へ。受付で荷物のチェックを受けて、車ごと軽量をしてもらい、「はい、9番に進んでください」と言われて、タッカー車などが並ぶところへ後ろ向けに車を着けました。鉄扉が開いて、中を見ると、傾斜の下には鉄製のコンベアがゆっくり動いていました。

 「もし、落ちたらどうしよう・・・」と、一番不安に思っていた場面でしたが、傾斜はそれほど深くなく、コンベアも止まったり、ゆっくり動いたりで、そんなに恐い感じはしませんでした。あー、よかった。

 ボクを見て初めてだと気が付いた係員が、親切に説明をしてくれました。陶器屑などは別にして、とにかく何でも放り込んだらいいようです。燃える物も、木材も、プラスチックも、カーペットもマッサージチェアーまでも、とにかく放り込みました。

 受付で、「このマッサージチェアーはここでは処分できないかも知れないから、現場で聞いてみて」と言われていたのですが、説明をしてくれた人はダメだとも言いませんでした。持ち込んだものの中で一番大きいのが、もらい物のこのマッサージチェアー。「これをまた持ち帰っては、目的が半分しか達成できない」と冷や冷やしていましたが、無事投下。

 場内から出る時に、もう一度計量すると、持ち込んだゴミの総重量は400キロほど。「100キロぐらいかなぁ」と思っていたので、ビックリしました。最初の100キロまでが1000円。あとは100キロごとに1500円かかるので、合計5500円の費用がかかりました。結構かかりました・・・。

 これでゴミがスッキリ! でも、まだ出そうなので、もう1回ぐらいは行くことになるかも知れません。


 修繕のために業者が持ち帰っていた本堂の扉2対が、作業を終えて戻って来ました。次に持って帰る2対を外して仮の蓋をし、修繕済みの扉を元通りにする作業に手こずりました。

 朝8時頃から始めて、夕方6時になってもまだ終わりません。立て付けがうまくいかないのです。行政の技官も来ていろいろ検討しましたが、真っ暗になって時間切れ。結局、修繕済みの扉もまだ使えず、本堂は4箇所が出入り不能の状態になってしまいました。

 こういう作業をあと6回。先が思いやられます。

〜 軽トラ満載のゴミ / 下のコンベアのところにゴミを投棄します 〜
2014年2月17日(月)  No.3879

京都マラソン
 今日は京都マラソン。全国からお越しになった約1万6千人のランナーが都大路を走ります。真如堂の職員も出場! 結果はどうだったでしょう?

 去年は3月に行われましたが、たくさんの苦情があったらしく、2月の閑散期に繰り上げられました。

 それでも、今日は交通規制だらけ。法事は、「マラソンがありますから、違う日にしたほうがいいですよ」とアドバイスしましたが、知らずに他府県から墓参に来られた方は、途中でタクシーを降ろされたとか。

 ボクも平安神宮の側の美術館にバイクで行くのに、規制予定時間前の朝一番に向かったのに、すでに通行止め。迂回させられました。今日しか行けず、覚悟はしていましたが、落ち着いて展覧会を見るどころではありませんでした。

 駅伝は規制時間が短いですが、マラソン、特に市民マラソンは規制が長時間に渡り、急用などがあった時には困ってしまいます。

 そそくさと美術館から帰った後は、ずぅ〜っと片付け。30年ほど指1本触れていないものや学生の頃使っていた写真の引伸機なども出てきました。集中してやった甲斐あって、作業はかなり進みました。

 でも、先は長い・・・。引き続き、頑張らなきゃ。

〜 列を作って配置に向かうボランティアの人たち 〜

2014年2月16日(日)  No.3878

涅槃会
 今日は涅槃会。本堂で、天台宗寺院の京都ブロックでの法要がありました。

 天気は全国的に大荒れ。関東甲信と東北地方は記録的大雪で、埼玉の友人の実家は、雪の重みで屋根が壊れたとか。京都は1日中雨で、時折、強い風が吹きました。

 「涅槃」を冠した言葉がいくつもあります。

 「涅槃西風」 西風が吹くということは、西高東低の冬型? 「冬の季節風のなごりで春の彼岸の前後に吹く風。発達した低気圧が日本海を通過したあとなどに気圧配置が一時冬型に戻り、この風が吹く。」 旧暦の2月15日頃のことをさしているので、今日の嵐のような風とは少し違いそうです。

 「涅槃雪」 「涅槃会のころに降る雪。俗に、雪の降りじまいをいう」 これも旧暦の2月15日頃のことで、今日のドカ雪とはまた違います。

 今日は、旧暦ではまだ1月16日。季語や歳時記の多くは旧暦がベースなので、頭で一捻りが必要です。

 朝から夕方まで走り回った1日でした。

〜 雪もすっかり溶けた涅槃の庭 〜
2014年2月15日(土)  No.3877

 今日は特別なスケジュールが入っていなかったので、植木屋と明日の法要の準備をしようと思っていたら、雪。少しぐらいの雪なら外作業をするのですが、かなり本降りで、外へ出られそうにありません。

 朝一番、昨日軽トラに積んだままの篠竹をとりあえず降ろし、後は寺務所でデスクワーク。寺務所に座っているのがあまり好きではないので、なかなかデスクワークが進まないのですが、雪のお陰で今日はかなり進みました。

 先日来行っていたパソコンのセットアップは、ほぼ完了しました。自分のパソコンで仕事のメールのやりとりなどをしながら、他の3台のパソコンを操作して、新しいパソコンへの移行作業をしました。1台はリカバリをして、XPでも欲しいという人に譲ります。1台はイントラだけで使用するようにセット。もう1台は移行が完璧だと確認したら、物理的に壊します。

 文化財関係の提出書類も書き上げて、送る手配をしました。旅行雑誌の校正、企業研修の手配、何だか今日はずいぶん進んだような気がします。時々、雨や雪が降ってくれると、デスクワークが滞らずに済みます。

 夕方、寺務所から自坊へ帰る道すがら、雪解け水が大きな音を立てて水路を流れていました。「春の音やなぁ」と、うれしい気持ちになりました。

〜 土塀に降り積もる雪 〜
2014年2月14日(金)  No.3876

同級生の訃報
 午後から、また篠竹刈り。先日刈ったのと合わせると軽トラ2杯分になりました。

 ずいぶんスッキリしましたが、目隠しがなくなってしまった感も・・・刈りすぎました。

 藪の中にいる時、携帯が鳴りました。見ると、大学の同級生の女性から。時々、仕事関係の連絡ががあるので、そのことかと思っていたら、いきなり「知ってる?」と普段と様子が違いました。

 「えっ、何が?」と聞くと、「ヤンチが亡くなった・・・」。それを聞いて「えっ、なんで!?」と、ボクも唖然としました。

 「ヤンチ」は、『利休にたずねよ』で2009年に直木賞をもらった山本兼一氏。この作品は、2013年に市川海老蔵主演で映画化されました。

 彼とは大学で同じクラス。4年間一緒でした。電話をしてきた女性も同じクラスで、その上、彼女は文学のサークルと演劇のサークルでも一緒。「‘3重苦やなぁ’とお互いに言ってたの」と言うほど、卒業後も連絡を取り合っていました。誰かに電話をせずにはいられなかったのでしょう。

 長い間苦労をして文章を書き続け、やっと認められてこれからという時に・・・。

 映画のプレゼンが楽しくて、無理を押してでも参加したのだとか。テレビで、映画のことを話す楽しそうな彼を顔を何度か見ました。シャイな男でしたが、相変わらずそんなな感じ。もともと色黒でしたが、テレビで見て、顔色が悪いなぁとは思っていました。新しい抗がん剤を投与され、1月末には退院できると言っていたそうです。

 人のいい、才能もあるヤンチが亡くなるなんて・・・。卒業後、ほとんど付き合いはありませんでしたが、いつも噂を聞いていたので、そう遠くにいる感じはしていませんでした。

 悲しいです。早過ぎます・・・。

〜 軽トラに積んだ篠竹 〜
2014年2月13日(木)  No.3875

女院忌
 今日は真如堂創建の発願主東三條院藤原詮子様の1014回忌。真如堂の僧侶が揃って、元々真如堂があった場所に立つ寺に詣でて法要。その境内にある供養塔に参拝しました。

 東三條院は、円融天皇の女御。一条天皇の母で、道長の姉。道長は、東三條院の力添えで道ながら関白太政大臣になり、栄華の頂点を極めました。東三條院自身も強い政治力を持って権力闘争に明け暮れましたが、40歳にして亡くなりました。

 この東三條院の離宮の中に比叡山に安置されていた阿弥陀如来を遷座したのが真如堂の始まりです。

 毎年、この頃は寒いのですが、今日も氷が張っていました。


 午後は坂本で会議。スマホのアプリが主要議題ですが、スマホを持っていないから、よくわかりません・・・。

〜 また少し咲いてきた馬酔木 〜
2014年2月12日(水)  No.3874

法事の合間に
 朝イチ、檀家宅に月参りに伺ったら、お風呂の工事をするべく機材を積んだ人たちが集まっていました。

 「おはようございます」といつも通りにチャイムを押して入ったら、スッピンの奥さんがビックリした顔で出て来られました。「あのぅー 今月は・・・」とおっしゃった段階で、「あっ、そうでした!」と思い出しました。先月伺った時、2月は工事なので月参りは中止とお聞きしていたのでした。

 「スミマセン、スミマセン」と平身低頭しながら帰りました。

 帰ってから少し時間があったので、昨日、補修したブロック塀の穴のところにペンキを塗りました。ハシゴに登って塗っていると、人の声。門のほうを見ると、法事に参列される方が入ってこられるところでした。

 「えっ、早い!」と思いながら、見つからないようにハシゴを下りて、慌てて着替えて法事に臨みました。

 法事を済ませて昼食を摂り、午後からの法事まで時間があったので、背戸の篠竹や藤のの剪定を行いました。刈り取った篠竹は、刃の部分を取り除き、茎の部分は取っておいて、植木などの支柱に活用します。

 少し作業して、法事。午前中の法事はお父さんの50回忌。午後の法事は子供さんの50回忌でした。

 法事を終えて、まだ作業に復帰。相当生い茂っていたのを切ったので、ずいぶんスッキリしましたし、たくさんの支柱も採れました。

 風が強くて冷たい日でしたが、動いているとちょうどいい感じでした。

〜 たくさん咲いて来た太郎冠者 〜
2014年2月11日(火)  No.3873

モッコウバラ
 今日も午後は、寺務所でパソコンのセットアップ。

 インストールした会計ソフトがちゃんと動かないので、何度も入れ直した末、成功。銀行との取引手続きをする端末の変更は、電話で説明を聞いて、難なく成功。

 細かい点はまだまだセットアップしなければなりませんが、これで寺務員さんが使う機能はほぼ揃ったので、新旧の機械を入れ替えました。寺務員さんに慣れてもらうまで、いろいろ大変そうですが・・・。


 夕方から、自坊の左官工事。電気屋さんが配管のために割ったブロックの補修。「ボクがやっておくから、いいですよ」と言ってしまったので・・・。

 ついでに、自転車置き場の屋根がとても目立つので、カモフラージュして、しかも楽しめるようにモッコウバラを植えました。お寺にモッコウバラは似合いませんが、勝手口ですし、花の無い時は遠目にはわかりません。

 園芸店に電話したら苗の在庫はあるということでしたが、大きい苗が欲しかったので、他の場所に植えてあったものを移植しました。そこでは、一度も咲いたことがなかったので、この機会に植え替えです。

 春になって、新芽が出て花が咲くのが待ち遠しいです。

〜 早く茂って欲しいモッコウバラ 〜
2014年2月10日(月)  No.3872

ふくの日
 午後、寺務所に閉じこもって、新しいパソコンにソフトを入れたりするセットアップ作業を行いました。

 現行のXPのパソコンと、新しいパソコンの間を行ったり来たり。寺務員さんからは、「普段にはない真剣な顔つきです」と言われました。

 いろいろやっているうちに、WINDOWS8.1と言っても、ユーザーインタフェースが大きく変わっているだけで、‘中身’はそれほど変わってないように思えてきました。

 それならば、パソコンの更新はそれほど難しいことではありません。でも、パソコンのことがよくわからない寺務員さんが苦労せずに乗り換えられるようにセッティングすることが、ちょっと面倒です。

 まぁ、何とかなるでしょう。


 夕方、友人から電話が掛かってきて、「2月9日は‘フクの日’だそうだから、鍋をしよう」と誘われました。日頃ご無沙汰ばかりしているので、今日は有り難くお誘いに応じ、てっちりに舌鼓。久々のふぐは、やっぱり美味しい!

 来年も2月9日はふぐにしようっと!

〜 庭の残雪と苔 〜
2014年2月9日(日)  No.3871

新しいPC
 朝起きてみると、予報通り雪。でも、ほんの少しだけ。

 外へ出てみると、水分の多いベタベタなみぞれのような雪でした。参拝者のこともあるので、雪かきをしましたが、重くて道を開けるのに一苦労。

 雪は次第に雨に変わっていきました。


 WINDOWS XPのサポート終了が近付いて来たので、寺務所のパソコンを更新すべく注文し、今日届きました。XPのサポート終了問題に踊らされている感もしなくはないのですが、ネットバンキングや会計に使っている端末なので、セキュリティーのことは万全を期しておきたいのです。他にもXPが2台ありますが、ネット接続をしないようにしようと思います。寺務所のボクのはVISTAと7で、問題ナシ。

 今日、そのパソコンが届きました。WINDOWS8なので、まずは8.1にしてからいろいろセットアップしようと始めたのですが、ユーザーインターフェイスがかなり違って四苦八苦。おまけにWINDOWSのUPDATEがうまく働かず、これだけでかなりの時間を費やしました。

 朝撮った雪景色の写真で「今日の散歩道」を更新しようとやりかけたのですが、新しいパソコンを横に置きつつやったので、そっちが気になって仕方がありません。更新は中途半端・・・。

 今使っているパソコンと同じようにしておかないと寺務員さんが使えないので、ソフトのインストールや銀行との書類のやりとりなど、かなり面倒臭いです。XP向けの会計ソフトがうまく走ってくれるかどうかも気がかりです。

 ボクの自坊の機械は2005年製。主要パーツをほとんど替えましたが、まだまだ現役です。サポートが終わる2017年までは使うつもりです。

 それにしても、面倒くさいなぁ〜

〜 モノクロっぽい雪景色 〜
2014年2月8日(土)  No.3870

立春過ぎの寒波
 今朝は少し冷え込んでいました。でも、氷の厚さからすると、それほどでもない感じ。

 午前中はバイクで左京区〜北区〜東山区を回るので、下着も重ね着して、ホカロンも貼り、ちょっと気合いを入れました。

 その甲斐あって、走っていても体は寒くないのですが、足袋の先が痛いほど冷えます。雨用のビニールカバーの付いた草履を履いてくるべきでした。背中も、袂から入った風が回り込むのでちょっとゾクッとします。温かいのはカイロを貼ったその部分だけ。

 でも、思ったよりは寒くありませんでした。

 いったん自坊に帰って法事。その後、車に乗り換えて宇治の檀家宅へ。90余歳の独居の女性で、70台の息子さんの1周忌でした。

 続いて、80間近の独居女性宅へ。50数年前に亡くなった幼子の祥月命日のお参り。昨日、思いついたかように依頼されたのでした。

 いろいろな人生があります。


 夕方、寺務所に帰って、明日行う予定の法要の準備をしていましたが、施主から雪のことを心配した電話が入りました。東京からお越しなので、新幹線のことも気がかりなようです。

 夜になって、1週間日延べされることになり、お供え物などを延期してもらう手配や職員さんの連絡などに、あちこち電話。

 自坊で行う予定の納骨も、「雪が積もって、納骨できるでしょうか?」と電話が掛かってきました。娘さんが横浜から参列されるのも心配されていました。明朝になってみないと様子がわからないので、その様子で考えましょうということにしました。

 関東では10年に一度の大雪の恐れとか。近畿の市街地でも積雪の可能性があるとか。不要な外出を控えるようにとも言っているとか。

 さて、明日はどうなるでしょう? 朝から雪かきかも・・・。


 部屋の片付けがかなり進んだので、買ったままで置いてあった熱感知型の火災警報器2つを台所と書院の仏間に付けました。古いのを外して、無線連動式に入れ替えたのです。煙感知式がまだあと3つ残っているので、それも早く付けてしまわないといけません。

〜 ちょっと安心、火災警報器 〜
2014年2月7日(金)  No.3869

首尾は上々
 外回りから帰ると、電気屋さん親子が来て、通路灯の配線がどこを通っているか調べてくれている最中でした。

 通路灯側で電線を動かすと、離れた地中から音が聞こえ、さらにその先を辿って行くと縁の下からも音が聞こえました。電気屋さんは、「縁の下で結線してあるに違いない」と見当を付け、細身の息子さんが縁の下に潜って確認。間違いありませんでした。

 その部分の電線を交換して、漏電検査をして、異常なし。古い電線を見ても傷があるわけではなし。どうして漏電していたのか・・・。

 さすがに、餅は餅屋。探索のコツを熟知しています。昨日、ボクが屋外物置を移動させて穴を掘ったのも少しは貢献しましたが、あまり意味はありませんでした。まぁ、結果オーライです。

 電気屋さんも、「こんなにうまく行くとは思っていませんでした。いやぁー、よかったぁ」と、予想外の出来だったようです。

 後は、腐食している通路灯を交換してもらわなければいけません。また、カタログを見て選ばないと・・・。

 これで屋外物置を元へ戻せます。夕方までかかって、不要な物を相当捨て、工具、塗料、農薬、園芸、水道などに分けて収納し直しました。スッキリしました。

 夜には、竹垣を作り直してもらうように植木屋さんに電話をしました。

 これにて一件落着!

〜 水仙がきれいです 〜
2014年2月6日(木)  No.3868

降って湧いた片付け作業
 植木屋さんから、朽ちてきた建仁寺垣の更新作業にかかりたいという連絡が入りました。でも、ちょっとそれは困る・・・。

 この竹垣の下に通路の電気配線があるのですが、数年前から漏電するようになったので、ブレーカーが切ってあります。竹垣を更新する前に、漏電を直したいのです。

 でも、ちょうど配線が通っている場所の上には、大きな屋外物置が置いてあって、数年前から電気屋さんと「直すには物置を動かさないと出来ないですよねぇ」と頭を抱えていました。つい先日もその話をしました。

 朽ちてきた竹垣を直すには漏電を修理しないといけない。漏電の修理をするには屋外物置を移動させなければならない。だから、通路の電気が点かないまま、ずっとそのままになっていたのです。

 でも、そろそろしなければ・・・。

 今日は7時過ぎから、屋外物置に入っているものを出す作業を始めました。屋根の上などはうっすら白くなっていました。

 檀家宅へのお参りから帰って、また作業再開。屋外物置には、大工道具や金具・工具、塗料などがいっぱい入っています。要らない物をどんどん処分。かなり空っぽになったので、先ずは竹垣の一部を壊して物置を少し移動させ、漏電箇所を特定するために、電線が通っていると思われず場所を掘りました。

 予め建物の完成図面を見て、見当を付けて掘りましたが、電線には行き当たらず。半ば諦めました。電気屋さんには明日見に来てもらいますが、別ルートで引き直すほうがいいだろうとの結論を得そうです。

 寒〜い中、夕方までやったのに、結局ダメ。でも、屋外物置の大掃除が出来たと思えば、やってよかったと思います。

 体の芯まで冷えました・・・。

〜 改修予定の竹垣 〜
2014年2月5日(水)  No.3867

本堂の改修工事スタート
 今日から本堂の改修工事。先ずは、扉20数枚を外し、作業場へ持ち帰って歪みを補正する作業が始まりました。

 朝8時、業者さんの作業開始。業者は行政の公開入札によって決まったので、お付き合いは初めて。かなり豪放な棟梁で、今日持ち帰る扉4枚も、これだと思い込んでいて、ボクが工程表を見せながらこれだと言っても、「いや、これでいいんです」。息子さんの説明を受けて、ようやく納得。職人さんたちへの指示も、「大丈夫かなぁ・・・」という感じ。いささか不安な出だしです。

 今日は本堂正面の一番大きな扉2枚、左側の拝観者が書院へ向かわれる扉2枚を取り外し、コンパネで養生しました。

 コンパネむき出しなので、色を塗って扉の絵を描こうかと職員さんと相談しましたが、それも大変そうなので、とりあえずはこのままになりそうです。

 4月上旬までは、順次、扉を替えながら工事が続きます。

 それにしても、遠目にも異様な景色になってしまいました。

〜 本堂正面、本堂北側 〜
2014年2月4日(火)  No.3866

大般若転読会
 今日もこの季節にしては異常なほどあたたかく、最高気温は15度。本堂前のテントには大きなストーブが用意してあるのですが、今日は点けませんでした。

 月曜日ですが、節分のお参りの人が引っ切りなし。でも、真如堂へではなく、近くの吉田神社へ行く人です。そのうちのごくわずかの人が真如堂へもお越しになります。昨日は日曜で混んでいると思った人が、今日来られているのかも知れません。

 日数心経は順調に進み、2時半から結願法要。読誦した般若心経は、合計365回を越えました。

 3時から大般若転読会。節分に大般若をするのは、今年でやっと3回目。

 普通は大般若経600巻を、導師を除く4人か6人で転読します。つまり、それぞれが150巻か100巻を転読するわけです。

 でも、真如堂の場合、僧侶は貫主を除いて9人。2人は都合が悪くて欠席なので、7人。600巻を7人で転読しなければなりません。どういう具合に分けるか考えた末、上座の2人は各50巻、あとの人は各100巻。箱でいったら、1箱の人と2箱の人になるというわけです。

 そこで終わりを合わせるため、長老とボクが50巻を2度繰りして100巻の人のペースに揃えるように打ち合わせました。結果は上々。

 転読前後の声明などを含めて約1時間の法要でしたが、参列していただいた方も多く、最後には焼香をしていただいたり、お札をお配りして、節分に相応しい法要になった気がします。

 さぁ、明日は立春です!!

〜 転読する僧と参列者 〜
2014年2月3日(月)  No.3865

日数心経
 今日・明日は本堂で「節分会日数心経」が修せられます。「日数心経」とは、般若心経を1年の日数分365回読誦する法要です。

 10時から、一山の僧侶10人で開闢のお勤めをして、その後は30分交代で読経します。30分で読めるのは普通の早さで読んで15回程度。単純な棒読みですが、僧それぞれの読み方にはかなり個性があって、聞いていてもなかなか面白かったです。

 ボクの今日の出番は2回。その他の時間にも時々本堂を覗きに行きながら、空いた時間は家の片付け。

 ずっ〜とやっているので、手がガサガサ。荒れて逆むけもいっぱい。気が付けばハンドクリームを塗っています。ハンドクリームも3種類持っていますが、効き目はイマイチ。手袋をして寝ればいいのかなぁ。

 片付けの甲斐あって、家の中は徐々にではありますが、少しスッキリしてきました。でも、先は長そう・・・。

 邪魔くさがりなので、日々は片付けることをしませんが、やってみると案外好きかも知れません。

〜 本堂で読経する若い僧侶 〜
2014年2月2日(日)  No.3864

顔の傷
 今日は、会う人、会う人に「顔どうしたの?」と聞かれました。

 実は、昨日の朝、ひげ剃りに失敗して、右頬にくっきりと赤い線傷が、左頬と首にもスッと赤い筋が入っているのです。

 一昨日のひげ剃りを終えた時、シェーバーを落とした時に刃に異変が起きたのでしょう。剃っている時は、あまり痛みは感じなかったのですが、そり終えて顔を洗った時に初めて「痛っ!」と思いました。

 昨日は片付けなどばかりしていて、あまり人に会わなかったので、指摘されたのは1人だけ。今日、たくさんの人に聞かれて、「そんなに目立っているの?」と驚きました。

 「どうしたの? 喧嘩したの?」「猫に引っ掻かれたの?」と聞かれ、「いやぁ、ただ、ひげ剃りに失敗しただけです」というと、ちょっとがっかりされます。「喧嘩したのです」と言ったほうがウケタかも知れません。

 傷が治るまで数日かかりそうです。その間、ちょっと親しい人には「どうしたの?」と聞かれるでしょうね。

〜 美しい桂侘助 〜
2014年2月1日(土)  No.3863

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