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2013年6月の日記

土蔵でふたり・・・
 今朝も蓮の花見たさにウォーキング。時間さえあれば、明日も!

 午後、真如堂古文書を読んでくださっている先生がお越しになり、翻刻が済んだ部分を解説してくださいました。

 ご覧いただいているのは、元禄7年に行われた善光寺如来の出開帳の記事。同年、善光寺の如来は本堂建立資金を勧募するため、真如堂へ‘出張’されたのでした。

 今日、解説をしてくださった部分には、いろいろな興味深い点があり、また今まで考えていた寺の歴史と合致しにくい箇所もあって、疑問がさらに膨らんだ感がします。

 寺社奉行などとの交渉の途中で、出開帳自体が中止になりかけたり、どの建物で出開帳するかなかなか決まらなかったり、大変な困難があったことが伺えました。

 一通り説明していただき、古文書が収納してある土蔵へご案内しました。

 きれいな先生を埃っぽい土蔵にお連れするのは気が退けたのですが、他の資料もご覧に入れたかったのです。

 土蔵の中で美人の先生とふたり・・・キャァー!! 法事の時などとはまた質の違う緊張・・・大汗をかきました。

〜 今朝も蓮 〜
2013年6月30日(日)  No.3647

参拝集中
 今日もウォーキング。腰痛対策のためもありますが、蓮の花見たさが一番。蓮の花は本当に美しい。こんな清浄感に溢れる花は他にはないでしょう。

 朝から美しいものを見て大満足でした。


 今日は法事などはないものの、団体の参拝などが集中。10時から損保会社、10時半に滋賀県のお寺の団参、11時に不動産会社幹部の方の参拝。

 3組が交差しつつもあちこちで説明し、何とかぶつかることなく、うまく‘回転’しました。


 1時から、自坊の檀家の方の相談。親戚同士3軒が来られ、いずれも跡取りがないため、後のことをどうすればいいかという相談でした。

 当代でその家が絶えてしまうケースが、20軒ほどはあるでしょうか。状況や価値観は多様なので、一概にこうすればいいという解決策はありません。

 合祀墓を作ったり、‘受け皿’の準備をしていますが、これからそういうケースがどんどん増えるでしょう。


 最後の団体は銀行。お越しになったのが3時40分。4時に本堂を閉めるところがそうもいかず、結局4時40分までかかりました。

 今日の会社関係の団体は、いずれも休日を利用し、社員の懇親も兼ねて、所縁のあるところを回られるものでした。そういう形ででも参拝いただくことを、とてもうれしく思います。


 夜、ユニクロのネット通販で作業着を注文。作業している時もオシャレに気をつかおうっと! オシャレかな?

〜 今朝の西雲院の蓮 〜
2013年6月29日(土)  No.3646

生垣の刈り込み
 首・肩・腰の痛み緩和策で、朝のウォーキングへ。

 隣の黒谷の塔頭で、美しい蓮の花を見て、身も心も?清々しくなった気がしました。蓮はいいですねぇ〜


 予定通り、正面参道の生垣の刈り込みをしました。野路菊を切ってしまわないように気をつけながらの作業です。野路菊ももう4年目? しっかり根を張って、大きく育っています。

 寺のメインストリートでの作業ですから、いろいろな方と出会います。半分以上が知己の方だったような・・・檀家の方、近所の方、知人・・・。

 初盆の相談、「紫陽花の花が咲かないのですが、どうすれば?」という園芸相談、「植木屋さんだと思っていたら、ご住職だったのですか!?」というサプライズの声には、「毎日こんなものです」と。顔を覗き込みながら近付いてくる方もおられました。

 生垣はスッキリ、サッパリいい感じになりました。

 続いて、咲き始めた木槿のうどんこ病退治。噴霧器で薬剤を掛けました。


 こんなことばかりしていられません。来月の職員のシフト表を作らないといけないのを思い出しました。

 寺務所に行って、エクセルでシフト表作り。なかなかお利口なワークシートです。終業までに完成せず、また明日。早く作らないと、職員さんたちからブーイングです。

〜 黒谷・西雲院の蓮 〜
2013年6月28日(金)  No.3645

自坊の作務
 今日は自坊の作務。境内のことばかりやっていて、自坊は後回しになっているので、たまにはやらないと・・・。

 雨で中断していた植木の剪定、落ち葉でいっぱいになっていた排水路の掃除、畑の草引きなど、今日はたっぷり時間を掛けてやりました。

 きれいになって、あ〜気持ちイイ!

 でも、やり始めたら、あれもこれもと切りがありません。境内のこと然り。

 明日は境内の生垣の刈り込みかな・・・

〜 1つの花で左右の色が違う・・・ 〜
2013年6月27日(木)  No.3644

 朝から本降り。

 先日、工事をした池への雨水流入のための枡を見に行くと、順調に雨が流れ込んでいました。

 流れ込む水量が増えたこともあって、池の水かさは今年最高。見た目にもいい雰囲気になっていました。

 この水位が、数日後にどこまで下がっていくか、コンクリートで塞いだはずの池の亀裂がどの程度塞げているか。流れ込む水量が増えて、漏出する水が減れば、池の水位は上がるはずですから、しばらく池から目が離せません。


 この雨で、紫陽花がすごく綺麗! 見に行って、思わず「わぁー!」と声を上げました。雨で薄暗い中、濡れた紫陽花の色が際立って見えました。最高!!


 夕方から、三千院へ。先日遷化された御門主の初七日。人のいない三千院前の砂利を踏みしめて山門へ。中も、石楠花や半夏生などが綺麗でした。


 今日の雨は50ミリ程度。ちょうどいいくらいの雨でした。雨の美しさ、有り難さをしみじみ感じた日でした。

〜 鐘楼周りの紫陽花 〜
2013年6月26日(水)  No.3643

修繕経費膨大
 午後は自坊の植木の剪定をと少し始めましたが、次々と用事が入って、結局ちょっとやっただけで終わってしまいました。

 「あそこも、ここも、今のうちにやっておかないと・・・」と、段々近付いてくるお盆を前に気が急くのですが、1日は24時間しかありません。


 本堂の修繕の下見に文化財の担当者が来てくださいました。

 扉が歪んで開け閉めしにくいところ8ヶ所、裏堂の釈迦三尊像の絵の具剥落、乳金具の欠損77ヶ所、笹金具の欠損21ヶ所、樋の水漏れ・・・これを全部直したら一体いくらかかるのでしょう。でも、いつかはしなければいけません。本堂の屋根瓦の葺き替えも、いずれやってきます。

 建物などを維持していくのは、本当に大変です。せめて紅葉期だけでも、境内に入るのに入山料をいただく必要も出てくるかも知れません。

 困った困った・・・。

〜 本堂の擬宝珠にいたキリギリス。会計はギリギリス 〜
2013年6月25日(火)  No.3642

ドカタの日
 今日は、ちょっと坊さん、ほとんどドカタ&植木屋。

 先日から取りかかっていた池の水質改善のための雨水升埋設作業。今日はまとまった時間が取れたので、一気に仕上げてしまうことにしました。

 朝方まで雨が降っていたので、地面が濡れてベタついていましたが、先ずは堀方。コンクリート枡を埋め込むための30センチ余角、深さ55センチほどの四角い穴を掘る作業。

 掘っていると、防災用の樹脂管にぶち当たってしまいました。それ以上掘れないので、深さは50センチに変更。コンクリート枡を切断しなければいけなくなって、ディスクグラインダーでコンクリートの粉を浴びて真っ白になりながら、切りました。今度はマスクをしていたので、喉や鼻は大丈夫でした。

 鋳鉄管の位置に合わせて枡を切り、地中へ。コンクリートで隙間を埋めて、小石が入らないようにステンレスの網を掛け、砂利でカモフラージュして出来上がり! 2時頃までかかりました。


 終わって、酔芙蓉への殺虫剤撒き。ここ数日で、一気に害虫が増え、見つけては取っているのですが、追いつきません。

 空はどんより鉛色。降るか、降らないのか・・・。降れば、薬散をしても無駄になります。寺務所へ戻って、雨雲レーダーを見ましたが、雨雲はナシ。一か八か、撒くことにしました。

 20リットルの薬剤を作り、電動の噴霧器で一気に撒きました。うどんこ病などにも効く殺虫殺菌剤なので、藤袴にも掛けました。

 作業を終えて1時間半ほどした5時頃、ポツリ、ポツリと落ちて来始めました。「これだけだろう」と思っていたら、いきなり雨脚が強くなり、夕立状態。

 「あ〜〜〜」

 またレーダーを見ると、京都市のごくごく一部、この辺りだけに雨雲がかかっていました。間の悪い・・・トホホ。

 とりあえず、今日いた虫は全部退治できましたが、薬剤の展着による予防効果などはパァー。先にやっていたコンクリート枡にも雨が流れ込んだでしょう。コンクリートが流れてしまったかも・・・。

 今日は雨が降って欲しくはなかったのに・・・まぁ、こんなこともあります、自然が相手ですから。

〜 砂利でカモフラージュした枡の金網 〜
2013年6月24日(月)  No.3641

お坊さんの日
 今日は植木屋でもなく、ドカタでもなく、真っ当に坊さん。

 檀家さん2軒のお宅へ月参り。帰って法事3座。小雨がぱらついていましたが、傘を差すほどでもありませんでした。

 昨日の鋳鉄管切断作業の影響で、今朝も黒い鼻が出たので、「声が出にくかったらどうしよう・・・」と案じていましたが、大丈夫でした。今度はコンクリートを切るので、ちゃんとマスクしようっと。

 終わって、急いで美術館へ向かいました。Nさんからチケットをいただいた「JPS展」が今日まで。着いたのが4時で、閉館まで1時間。何だか気忙しくて、そわそわしながら見ました。

 20才以下の人の作品の中に社会や地域を捉えたものがあり、ただ映像的な面白さを追い求めている写真も多い中、感動しました。

 「優秀賞」などの受賞作なども並んでいますが、「どうしてこれが?」と思うのがあるは、いつものことです。主観が大きいですから。


 今日は、月と地球の距離が近づいて、今年最も大きな満月が見られる「スーパームーン」の夜なのに、お月さんは見えませんでした。

〜 「JPS展」の会場前 〜
2013年6月23日(日)  No.3640

バラエティーに溢れる1日
 日中は法要、昼下がりはドカタ、夜は観劇と、バラエティーに溢れる1日でした。

 法要は参列者は多くないものの、職員総動員の‘大きな’もの。曇りがちで過ごしやすい気候でよかったです。


 ‘ドカタ’は昨日の続き。鋳鉄管の切断作業をしました。

 小さなディスクグラインダーで、地中の9ミリ厚、直径10センチの鋳鉄管を切るのはちょっと大変。保護グラスや顔面保護具などは装着していたのですが、マスクをしていなかったので、鼻の穴は真っ黒、喉は痛くなるわで・・・夢中になってやっていたので、その時は感じなかったのです。

 何とか切れたので、次はコンクリート枡を設置する作業です。


 観劇は、素人の中高年ミュージカル劇団の公演。友人の女性から、「出演するから見に来て!」チケットをもらったので、見に行きました

 「演劇未経験で50歳以上の人たちが俳優となり、ミュージカルを上演する集団」という劇団。年齢の上限はなさそう。

 演目は「ウエストサイズ物語」というウエストサイドをもじったコミカルな内容でした。年齢がよくわからない人たちが縦横無尽に舞台で踊り歌い、実に楽しそう。時々、台詞が飛んだり、忘れて黒子から教えてもらったりもご愛敬。

 プロのミュージカルは見に行ったことがありませんが、きっと緊張感がある舞台なのでしょう。その点、この劇団は‘気を抜いて’、同じ目線で見られるのがいい感じ。「普段はどんな生活をされているんだろう?」「溌剌としたおばあちゃんなんだろうなぁ」と、‘素顔’にも想像が及びました。

 パワフルで、楽しく愉快な舞台でした。

〜 鋳鉄管を切断 / シニアのミュージカル 〜
2013年6月22日(土)  No.3639

土管じゃない!
 昨日掘り当てた土管に穴を空けて、水の吸い込み具合をテストしてみようと、朝7時頃、小雨の中を石材用の鑿とハンマーを持って現場に行きました。

 力を入れすぎないように注意しながら、土管に鑿を当ててハンマーで叩きましたが、どうも様子が変。土管の感触と違います。何度やっても同じ。鑿の当たったところをよく見てビックリ! 土管じゃなくて鋳鉄管。鑿では歯が立たないので、一時撤退。

 月参りとまた雨の中の納骨を終えて、午後から再チャレンジ。今度のツールは、金属切断用砥石を付けたディスクグラインダー。どの程度の鋳鉄管か、試し切りです。

 なかなか切れません。とりあえず3本切り込みを入れ、ハンマーで叩いて割りました。何とビックリ! 厚さが9ミリもありました。中は少し泥が溜まっていますが、水は流れていました。

 小雨が降ってきて、地面も濡れているので、作業はこれで中止。感電したらコワイ。でも、これで作業の目処が立ちました。本格工事は明日以降です。


 今回の雨の降水量が、降り始めからのトータルで100ミリを超えたと天気予報で言っていました。

 元気を取り戻した木もありますが、元に戻らないほど疲弊した木もあります。ホースで水を撒いたぐらいでは、なかなか効果があがりません。やっぱり、自然の雨にはまったく敵いませんね。

 雨が降ったせいか、虫が急に湧いて、酔芙蓉の葉に食害が出始めました。晴れたら薬剤散布もしなくては。

 雨が待ち遠しかったり、晴れ間が来て欲しかったり、本当に勝手なんですから・・・。

〜 鋳鉄管にビックリ! 〜
2013年6月21日(金)  No.3638

雨水の有効利用
 今日も雨。午前中はほとんど降っていない時間もありましたが、午後からはまたしとしと雨。今日の雨量は40ミリほどでした。

 午後、ほとんど雨の降っていない時間があったので、境内の雨水を池に流し込み、池の水質改善を図るための土木作業を始めました。池に通じる地中の既設土管に集水枡を設置し、雨水を池に入れる計画です。

 地中の既設土管をうまく探り当てるのが課題でしたが、難なく掘り当てることができました。後はそこに設置するための集水枡の深さや大きさを考えればいいのですが、雨が強くなって来たので、作業は中断。止む気配がないので中止となりました。

 思いついて一気にやってしまうよりも、一呼吸置いて、「ああしようか、こうしようか」と考えを巡らすほうが、‘いい’仕事ができることが多い気がします。そういうクールダウンのためにも、いい雨でした。

 夕方、薄暗い中を紫陽花園を見て回りました。今までは水が切れて萎れ気味だった紫陽花は、今度は一気にたくさんの雨粒を受けて、その重さに倒れているものもありました。‘ちょうどいい加減’には、なかなかいかないものです。

 雨に濡れる境内は、しっとりとしていいものです。

〜 薄暗い整備中の紫陽花園 〜
2013年6月20日(木)  No.3637

雨、たっぷり
 天気予報では傘マークがついていましたが、なかなか降り出しません。大いに期待している雨なのですが・・・。

 午後2時からの法事を終えて、外を見ると雨。待ちに待った雨ですが、これから墓参に行くという時に降り始めなくても・・・ でも、うれしい雨です。この前もこういうパターンだった気がします。

 排水の状態などを観察するために、長靴を履いて境内を回りました。甲斐あって、池に流れ込む水を増やすための秘策を思いつきました! 来週、穴を掘って工事をすることにします!

 恵みの雨はどんどん降り続き、50ミリ余に達しました。こんな雨は本当に久しぶりです。明日・明後日も少しは降るかも知れません。しばらくは水撒きから解放されそうです。

 菩提樹を見たら、もうすべて結実していました。こんなにすぐに結実する花は、他にはありません。

 沙羅はいまが見頃。雨に濡れる沙羅の花が、清楚で美しかったです。

〜 美しい沙羅の花 〜
2013年6月19日(水)  No.3636

梅の収穫
 今日は何も予定が入っていなかったので、自坊の用事に専念しました。

 先ずは梅の収穫。

 しばらく前から、梅の実がポトリポトリと落ち始めたので、それを拾っては梅ジュースなどに加工しましたが、そろそろ一気に落とすことにしました。

 去年は梅の大凶作で、梅干も梅酒もまったく作れませんでした。今年は豊作の年のようですが、去年、大胆に枝の剪定をしたので、収穫量はそこそこ。それでももう10キロほどは拾いました。

 綺麗な梅の実なら人に差し上げるのですが、今日落とすメインは紅梅の実で、小振りで星が出たりしていて、人にはあげられません。この紅梅はいつもはあまりならないのですが、剪定をしなかったので豊作です。

 梅の木の下にブルーシートを敷き、枝を竹竿で叩いてバラバラと実を落として、それを拾います。時には落ちてきた実の直撃を受けたり、実を踏んでしまったり。

 収穫したのはバケツ3杯。大した実ではないので、梅干にしようか、梅酒にしようか、シロップ漬にしようかと迷いましたが、結局梅干にすることにしました。

 梅を収穫した夜は、決まって‘内職’。梅を掃除してヘタを取り、爪楊枝などで突いて、梅干にした時に水が上がりやすいようにする作業。梅を拾うのも面倒ですが、この夜なべ仕事も大層面倒です。

 バケツ1杯分はやりましたが、後は明日にすることにしました。


 自坊の皐月などの刈り込みも一気にしました。少々荒っぽい刈り込みになりましたが、虎刈りした時と同じで、少し延びればわからなくなります。

 機械など持っていなかった頃はすべて手作業でしたが、いまはヘッジトリマーや高所用電動ヘッジトリマー、ブロアなどがあるので、相当スピードアップしました。機械様々です。

 このままでお盆も越せるかなぁ? 気になっていたことが一つ片付きました。

 最近は何かにつけお盆の準備に気を取られています。お盆の経木塔婆を書きも5月の終わりから始めていますが、まだ6月でお尻に火は点いていないので、なかなか進みません。でも、時間はあっという間に過ぎてきますので・・・。

 明日は雨? 大雨じゃなくて、しとしと降って欲しいものです。

〜 いい梅の実ではありません。梅干にして美味しいかなぁ・・・ 〜
2013年6月18日(火)  No.3635

動画コンテンツ『あじゃりさんの食卓』
 天台宗「一隅を照らす運動」のホームページで流す動画コンテンツの撮影が、真如山荘で行われました。

 カメラを回すのは、ちゃんとしたプロ。プロデューサー、カメラ、音声、アシスタントなど5人の本格的構成。

 今日撮る動画は、『あじゃりさんの食卓』。精進料理の作り方を、千日回峰行の阿闍梨さんの食事などを作ってこられた方に教えていただくという内容。


 実は、何だか不思議な御縁のある方々なのです。

 撮影をされるのは、10年以上前、天台宗の公式ホームページを作る時にコンペで選んだ業者さん。その前社長、そして現社長である今日のプロデューサーは、毎月、自坊の「メダカの学校」に参加してくださっています。

 打ち合わせの会議の時、お互いを見て、「あっ!」と驚きました。

 お料理を作ってくださる方も、「メダカの学校」に3度ほど講師を務めてくださった大学の先生。比叡山や天台宗とは、ずいぶん御縁のある方です。


 9時前からセッティング。前日に仕込みをしてくださった食材なども使って、4本分を撮りました。

 動画の長さは1本4分半程度。引いて撮ったり、手元だけを撮ったり、噛んで仕舞われてやり直しなどもあって、4時過ぎまでかかりました。料理を撮るのって大変ですね。

 先生は季節に合わせて着物をお召し替え。準備などもあって、ずいぶん大変だったと思います。

 編集作業を経て、試写を見るのが待ち遠しいです。


 ボクは準備や食事、休憩の時には顔を出しましたが、撮影している間は居ても仕方がない、かえって邪魔になりそうなので、境内で植木屋作業。本堂前の桧に朝顔を誘引するための紐を張りました。茶所前のヘブンが上手く育たなかった時のための‘保険’です。

 明日は雨が降ってくれればいいなぁ〜

〜 『あじゃりさんの食卓』撮影風景 〜
2013年6月17日(月)  No.3634

結婚式
 月例の茶会。早朝、鍵を開ける約束をした時間に行くと、既に車がいっぱい駐まっていて、社中さんたちもたくさん待っていました。

 茶会の日は、いつも車のことでトラブります。まずはデタラメに駐められた車の整理。駐め直してもらうのに四苦八苦。みな着物を着て運転していて、真っ直ぐにバックできないような人もいるので、こっちも命がけ。植木に突っ込まないか、外灯のポールをなぎ倒さないか、冷や冷やでした。


 今日は塔頭の住職の結婚式&披露宴。午前中、塔頭の仏前で結婚式が行われ、午後はホテルに会場を移して披露宴が開かれました。

 そのために法事などの予定も入れていなかったので、茶会以外は普段よりもゆったり。少しの合間でしたが、気になっていた事務仕事も進みました。

 お寺ではない家から嫁いで来られるので、いろいろと面食らうことやわからないことだらけでしょう。元気で末永くお幸せに。

〜 引き菓子の‘めでたい’ 〜
2013年6月16日(日)  No.3633

恵みの雨
 天気予報では、今日は久しぶりに雨になるとか。でも、予報には何度も裏切られているので、ちょっと半信半疑。

 法事の2座目は納骨。法事を始める頃、だんだん空が暗くなってきて、読経終えて外を見ると、屋根瓦がすっかり濡れていました。

 ずっと降らなかった雨が、よりによって納骨の時に降るとは・・・うれしい雨には違いないのですが。墓所に行った時には結構な本降り。濡れながらお参りしました。

 法事を終えて、久々の雨を喜んでいる木々たちを見に、境内をグルッと一回りしました。

 菩提樹の花や葉からは水が滴っていました。早く咲き始めた花は少し茶色く変色し、房には、もうすでに小さな実が付いていました。紫陽花は、葉っぱの先までシャキッとしていました。「ヨカッタね」と声を掛けたい心境でした。

 今日の雨量は13.5ミリ。10ミリ以上の雨が降るのは、先月19日以来です。湿度は高かったものの、気温は28度でした。

 でも、今日程度の雨では、干からびた土が少し湿った程度かも知れません。池の水位もほとんど回復していません。

 もっと、出来れば夜の間に、降って欲しいです。

〜 雨に濡れる菩提樹 / 元気を回復した紫陽花 〜
2013年6月15日(土)  No.3632

東大路を行ったり来たり
 午前中は、東山の門跡寺で、昭和天皇の皇后 香淳皇后の御法要。ご命日は16日ですが、日曜日なので、今日に繰り上げとなりました。

 季節感溢れる精進料理をいただいて、帰ってちょっと事務仕事。合間に、職員さんに頼んでおいた水やりのチェック。

 やっぱり、水やりが出来ていません。抜け落ちがないように正確な‘水やりマップ’を作って渡してあるのですが・・・。先が思いやられます。

 会計士さんと打ち合わせなどをして、夕方から会議のために清水寺へ向かいました。今日は東大路を行ったり来たりする日のようです。

 さすがに清水。すごい人! 和服の男女もいっぱい! その男女も、多くは韓国人や台湾人、中国人と聞くから、なおビックリ! ちょっとしたカルチャーショックを受けました。

 明日は小さな傘マーク。大きな期待! 降ってよ!

〜 宗派のゆるキャラも菩提樹下に登場 〜
2013年6月14日(金)  No.3631

酷暑&少雨、続く
 夕べは暑くて寝苦しく、熟睡したような気になれませんでした。

 今朝も起き抜けから暑い! 暑さが尋常ではありません。

 朝9時頃に檀家宅にお参りに伺いましたが、扇風機はフル回転で、仏壇の蝋燭は消えるわ、それでも涼しくないとご主人が思われたのか、エアコンをつけてくださいました。今年初だそうです。

 戻って、企業の研修。本堂の中はまだ涼しかったのですが、墓所などの参拝の暑いこと。皆さん、汗だくでした。

 午後は大津・坂本。琵琶湖の色がもう真夏。高校生の頃は、寮からこの眺めを見て過ごしました。なつかしいなぁ〜。

 天台宗の事務所でも、今日、初めてエアコンをつけたそうです。

 関東は雨続きとか。こちらと半々になればいいですのに・・・。雨はまだまだ降りそうにもありません。せめて、夕立でも・・・。

〜 坂本の寮の前から見た琵琶湖 〜
2013年6月13日(木)  No.3630

マスコミの影響
 雨をもたらしてくれることを期待していた台風は東へ。台風がもたらしたのは、雨ではなく、湿った暑い空気。今日の最高気温は32.7度でした。


 菩提樹の記事が新聞に載ったため、今日の本堂前は人影が絶えることはありませんでした。でも、「えっ、この花、何?」と、知らずに来ている人も結構おられました。

 インドの菩提樹と日本のそれとは違うという説明を、樹下の掲示でも、新聞の記事でもしているので、インドの菩提樹がどんなものか興味があるだろうと思い、自坊にあったインド菩提樹の鉢を樹下に置き、「本物のインド菩提樹です」と表示しました。

 しばらく観察していましたが、皆さんあまり関心なさそう・・・トホホ。

 今夕のテレビ放送のための取材電話が、昼に2回掛かってきて、寺の歴史やインドと日本の菩提樹の違いなどを聞かれました。「そんなに聞いても、放送に載らないでしょう!?」と言いたいぐらいでしたが、実際の放送は案の定ごく短時間で、歴史やインドと日本の違いなど、まるで出てきませんでした。

 それでも、テレビの影響はすごいもので、明日はまた人が増えるでしょう。


 今日は少しまとまった時間ができたので、先日来、取りかかっていた紫陽花のポット苗の定植作業をほぼ終わらせることができました。

 これで、今年挿し芽をしている苗約200本ほどが活着しても、置き場所が確保できます。

 またこの先1週間の天気予報から、傘マークが消えました。当分は水の管理が必須。「境内潅水マップ」も出来上がったの、職員さんたちにも活躍してもらわねば。

〜 インドと日本の菩提樹の共演 〜
2013年6月12日(水)  No.3629

取材
 午後からは残った紫陽花のポット苗を出来るだけ植え替えてしまおうと思っていたのですが、地元紙とテレビ局の菩提樹の取材が入りました。

 朝のうちは小雨が降ったり止んだりでしたが、午後はお天気が回復。時折、素晴らしい青空も出ました。

 でも、朝の雨の影響か、訪れる人はまばら。新聞記事の写真には‘花を見上げている人’も映っているほうがいいので・・・どこかで見たような人だなぁ・・・。

 取材に応じているうちに、テレビ局が来られました。

 映るのは1分もない程度でしょうが、かなりの時間を要することは確実。いろいろな質問に応じた後は、あっちから、こっちから菩提樹の花を撮影されていました。

 「和尚さん、木の下に立ってもらえませんか? 木の大きさがわかるほうがいいので」と言われましたが、ボクは頭にはタオルを被り、腰には鋏と鋸に蚊取り線香の出で立ち。こんな格好では・・・。

 近くで見ておられた女性に、「スミマセン。テレビなのですが、ちょっと映っていただけませんか?」と頼み、テレビ局には「女性のほうがいいでしょう!?」と言って、樹下に立っていただきました。

 それからも撮影は続き、梢に日が差し込む場面を狙って雲の様子をうかがったりされていたので、ボクは他の用事をすることにしました。

 1時間半ほど掛かって撮影は終了。新聞は明日の朝刊に載り、テレビは明日の夕方に放送されるそうです。

 新聞社にはボクが連絡したのですが、テレビは過去の記録を見て来られたのかな? これで、満開の菩提樹がより多くの人に見てもらえることになります。よかったぁ〜

 当初予定の、紫陽花の定植はまったく手付かずとなりました。まっ、いいかな?

〜 新聞の取材。どこかで見た人たち… / テレビの取材 〜
2013年6月11日(火)  No.3628

挿し芽、止められず
 今日のお昼前に菩提樹を見に行ったら、日当たりのいい側はもう8分咲き。ほぼ満開状態でした。朝、見に来た人は、「あと2日くらいかな…」と思ったとか。この花、咲き出すと一気なんですよねぇ。

 午後は、紫陽花の定植。

 「この水切れの時に?」と我ながら思いましたが、「もう、これ以上はすまい…」と思っていた挿し芽を結局止められそうになく、今年も新しい株が増えそうなので、今あるポット苗をとにかく減らすことにしたのです。

 そんな作業をしている現場に、知人がやって来ました。手にはビニールに入った‘緑色のもの’。

 「これ、咲き始めから終わりまで真っ白な紫陽花。珍しいでしょう? 挿し芽して」と、ビニール袋に入ったものを差し出されました。

 「えっ!? あ、あ、ありがとう…」と受け取らざるを得ませんでした。やっぱり、止められそうにありません。皆さんが気に掛けていてくださっていること、本当に有り難いです。


 金曜日まで傘マークがなかった週間天気予報。軽トラの荷台に載せる水用タンクの購入を検討していましたが、夕方見たら、明日の午後以降に傘マーク! 「おぉー!」と喜んだのに、夜には曇りマークに変わっていました。12日以降も傘マークは付いているものの、降水確率は50%。台風の動きが読み切れないということでしょうか?

 やっぱり、タンクが必要かなぁ・・・。

〜 香りをお届けできないのが残念です 〜
2013年6月10日(月)  No.3627

朝な夕なに潅水
 今日も、法要の始まる前と後に、潅水やちょっとだけ植え替えをした程度。ほぼ、いわゆる‘本職’に専念しました。

 ‘本職’って? 確かに読経や法事は‘本職’に違いないけれど、境内をきれいにしたり、訪れる人を花で迎えるのも立派な‘本職’の範疇だ、いえ、‘本職中の本職’だとボクは思っています。

 お寺の雰囲気や景色、空気、言外で感じることの多さ。それは往々にして、坊さんの下手な説教をはるかに凌ぎます。きれいな景色を見て、気持ちがスウッとしたり浄められればお寺冥利に尽きるというものです。

 でも、こんなふうに考えているのはボクだけに近いかも知れません。まぁ、それでええやん!


 法事を終えてすぐに作業着で境内に出たら、法事に参列された方が本堂前で菩提樹を見ておられました。さっき、ボクがオススメしたのです。

 法事を急いで済ませて作業に取りかかっているように思われでも困るので、見つからないように、しばらく木陰で身を潜めていました。


 天気予報に雨マークが出ました! 台風の影響で、金曜日は雨かも? さぁ、それまでは今年植えた草木に水をやらなければ・・・。

〜 もうちょっと詰めて植えてもいいかも 〜
2013年6月9日(日)  No.3626

「菩提樹開花」
 今日・明日も法事集中日。墓前回向など直射日光の下では厳しい暑さでしたが、カラッとしていたので、日陰では過ごしやすかったです。

 法事を終えて、菩提樹を見に行くと、昨日よりは少し咲き進み、咲いている花弁を見つけやすくなっていました。

 桜の時に、「八重桜開花→」などと張り紙をするB4大ほどの小さな看板に、「菩提樹開花↑」という紙を貼って、樹下に置きました。折角、花が咲いていても気も付かずに樹下を素通りする人がいるので・・・。

 かと思うと、今日も8時過ぎ頃から「菩提樹は咲いていますか?」の電話。「昨日から咲き出しました」と言うと、「明日行くのですが、明日は咲いていますか?」の質問。菩提樹目当てに訪れる人の姿も増えて来ました。

 見頃は4〜5日先。これからです。

 紫陽花も次々と咲いて来ていますが、水分不足が否めません。

 今日は職員さんに水やりを頼みましたが、ちょっと要領を得ません。明日、境内のどの場所のどの木などに水をやって欲しいか、マップを描こうと思っています。萎れている草木の横を通っても、気が付いてくれないので・・・。

 雨は金曜日まで期待できないとか。青空がうらめしいです。

〜 一所懸命に菩提樹の写真を撮る女性。膝の曲げ具合がいい! 〜

2013年6月8日(土)  No.3625

ヘブン植え替え作業
 昨日、職員さんに作業してもらっておいたヘブンの植え替え場所の土の入れ替え。今日は入れ替え作業を完了させて、蔓用が巻くための竹などを立て、いよいよヘブンを植える作業。

 日の光も水もたっぷりなはずなのに、どうも、今年のヘブンの苗は元気がありません。
 それに、まだ双葉が延びてきた状態なので、少し早いかなぁとは思いましたが、もしこの苗が枯れても、第2段、第3段の用意があるので、とりあえず移植しました。

 植えた場所は、日がガンガン当たります。環境的には結構厳しいかも・・・。

 夕方、見に行くと、うな垂れている苗もありました。明日の朝、どうなっているでしょうか? 


 境内の萎れた紫陽花などにも、軽トラで水をやって回りました。明日にはシャキッとなっているでしょう。すぐに応えてくれるのが、うれしいところです。


 その、夕方見に行った時、2人の幼児を連れた母親とお祖父さんらしき人が、本堂前の手水舎のところにいました。

 手水の水鉢の中に本堂前に敷いてある白い砂利を放り込む子がいるのですが、手水舎のところにいたのはその母子でした。この前は、池の中に石を放り込むんでいました。

 ヘブンの苗を観察しながら、チラッと手水舎のほうを見ると、大きい方の3〜4才の子が両手に砂利を握りしめて水鉢のほうへやってくるところでした。やっぱり・・・。

 「ボク、砂利を入れたらあかんよ!」と言うと、母親も「ダメよ」と言いましたが、ボクが言わなければ入れるのを黙認していたでしょう。その子の妹は、杓で水鉢の石をガンガン叩いています。アルミの杓はボコボコになるのに、母親は知らん顔。

 常習犯の母子なので、「それはお参りの人が手を浄めるところですから、子供を遊ばせないでください」と言うと、母親もお祖父さんもプイッとそこを立ち去りました。

 分別の付かない子に教えるのは親の役目。そんな気配もない人でした。困った、困った。

〜 ちょっと苗が小さすぎたかな? 〜
2013年6月7日(金)  No.3624

ブラインドの更新
 浴室のブラインドを交換しました。

 今日まで吊ってあったのは、19年前に庫裏を建てた時のもので、カビですごく汚れていました。

 浴室の窓の外は、生垣を隔てて墓地。墓地に隣接している浴室なんて、そうザラにはないでしょう。ガラスも模様入りなので、特にブラインドは必要ないとは思うのですが、何となくあったほうが安心。

 幅と高さを測り、色やスラット幅、操作方法などを選んで、水周り向けの突っ張り式アルミブラインドをネットでオーダー。3日目の今日、届きました。

 寸法はピッタリ。取り付けは10分も掛からないほど簡単でした。お店で注文して、取り付けまで依頼していたら、こんなに短時間で安価には出来なかったでしょう。

 さて、ブラインドが替わったお風呂へ! 真っ新なブラインドのお陰で、浴室が明るくなりました。

 「ちょっと失敗したなぁ」と思ったのは、色が前と代わり映えしないこと。思い切って違う色にすればよかったと思います。

 同じように、居間のカーテンも注文しました。同じく19年も使っていて、2ヶ所ほど縦に裂けています。これがきれいになれば、居間の雰囲気も明るくなるでしょう。

 境内の植木の手入ればかりしていないで、ちょっとは自坊のことに時間を割かないと・・・。

 今日も雨は降りませんでした。

〜 新調したブラインド 〜
2013年6月6日(木)  No.3623

ヘブン作業開始!
 今日の暑さは昨日よりは少しマシでしたが、最高気温は31.2度。

 茶所前に植えたあったビオラを取って、ヘブンリーブルーを植えるための準備として、土を総入れ替えする作業を始めました。

 境内のヘブンは、ここ2年、壊滅状態。植物園の園長さんに相談したところ、「病気」だとのことで、植物園でもこれといった対策がなくて困っているとのこと。「土を替えてもダメ。植える場所を変えるしかない」ということでした。確かに、去年は土も替えてもダメでしたが、植える場所は他にありません。これまでの場所がベストなのです。

 やるだけやるしかないので、とりあえずは土を総入れ替え。地山の土が出るまで花壇を掘り、古い土は他のところで再利用し、境内の工事で出た土を代わりに入れる計画です。

 今日は古い土を掘って移動し、新しい土を横に持ってきて天日干しするところまで。これに堆肥などを混ぜて花壇に戻しますが、この3倍ほどは要るので、また明日も土を取ってきて干す作業です。この作業には、このカラカラ天気は助かります。

 夕方、ホームセンターに行って、バーク堆肥や石灰を買い込んできました。

 「またダメかも・・・」という気持ちが大きいですが、とにかくやるっきゃないです!
〜 土を干しています ビオラの下は花壇の大きな穴 〜
2013年6月5日(水)  No.3622

ストップ! 挿し芽!
 今日は伝教大師のご命日。京都の天台宗のお寺が集まって、毘沙門堂で法要が行われました。

 最近、こういう席でよく感じるのが、自分よりも若い人が多くなっているということ。何だかいつの間にか、年齢だけは中堅になってしまいました。


 帰って、午後から境内の作業。真夏のような暑さでしたが、昨日植え残した紫陽花や水が切れてクタッとした紫陽花が気になっていたので、外へ。紫陽花の植わっているところは半日陰なので、助かりました。

 しかし、いつ雨が降るともわからない中での定植作業には、ちょっと抵抗があります。梅雨はどうなってしまったのでしょう。

 屋内に入って、昨日採っておいた紫陽花の挿し芽もしました。

 「もう、挿し芽はすまい」と思っているのですが、綺麗な花が咲く種類だと、「増やしたい」と思ってしまいます。

 挿し芽をして発根したら、それを育苗ポットに植え替えなければなりません。そして、落葉期にはそれを定植しなければなりません。挿し芽はそういう連鎖の始まりなのです。
 楽になるにはそれを止めなければならないのですが・・・。今日も50本してしまいました。

 もうやらない、もうやらないぞ・・・。

〜 抜けるような青空と飛行機雲 〜
2013年6月4日(火)  No.3621

ウォーキング
 今日も快晴。当分、雨は望めそうになく、境内がまた乾いてきて、水やりが大変になりそうです。


 早朝、久々にウォーキングをしました。歩くのは、2年ぶりぐらいでしょうか? 腰痛や首の痛みには、ボクの場合、歩くのが一番です。

 といっても、それほど長い時間歩くわけではなく、たった20分ほど。真如堂をグルッと回って、お隣の黒谷(金戒光明寺)に行き、また戻ってくるコース。

 久々のコースでは、木が剪定してあったりして、少し景色の変わっているところもありました。

 帰りには、「会津墓地」に寄ってみました。

 金戒光明寺は、幕末に会津藩の京都守護職会津藩の本陣になりました。会津墓地には会津藩殉職者と鳥羽伏見の戦いの戦死者、禁門の変(蛤御門の戦い)の戦死者の霊が祀られている。

 今年のNHKの大河ドラマ「八重の桜」の影響で、いつもは訪れる人もほとんどいないこの墓地に、春頃は人影が絶えませんでした。でも、大河ドラマの不人気のせいか、壮絶な戦いや様々なドラマの結果亡くなった方々の墓所も、今はまたひっそりとしていました。


 紫陽花の希少種の挿し芽を始めました。また多くの苗が出来るので、去年挿した苗を減らすために定植する作業を始めました。

 雨の見込がないのに定植するのには、ちょっと気が退けるのですが・・・。

〜 歴史の狭間で亡くなった会津藩の藩士たちの墓 〜
2013年6月3日(月)  No.3620

ちょっと一段落
 過密スケジュールの日でした。

 早朝、今日の大きな法要のために、式場や控え室をチェック&修正したり、境内や墓所を掃除。そのうち、職員さんが出勤してきたので、気になるところを改善をしてもらうように頼みました。

 バイクで檀家宅への月参り。帰りにコンビニで、昼食を忘れてきた職員さんの弁当とカップ麺を、いつお昼を食べられるかわからない自分のためも弁当を求めました。

 寺務所に戻って打ち合わせなどをして、自坊へ。11時と12時に法要・墓前回向を勤めました。ずっと前から自坊の法要予定が入っていたところへ、大きな法要の予定が入ってきたので、こんなスケジュールになってしまいました。

 1時半から本坊で法要。今日は法要自体へは出仕せず、今日はいろいろなこと差配するため、ひたすら裏方。法要をしている間はちょっと時間が空くので、ようやく買ってきておいたコンビニ弁当を食べました。

 2時半から納骨。新たに建てられた大きなお墓への納骨ですが、この度は施主と石屋さんの間に入って、仕様や金額についていろいろ仲介をしました。通例は直接していただくのですが、今度はそういうわけにいかない事情があったので、電話やメール、FAXを活用してのやりとりを重ね、ようやく今日にこぎ着けました。ですから、とても‘思い入れ’があります。

 無事に納骨も終わり、ホッとしました。ここしばらくは、今日のことが頭から離れませんでしたので・・・。


 それにしても腰が痛い。足にまで影響が出てきました。今日の準備や片付けで重い物を持ったら、なおさら堪えました。

〜 夜、行った墓所より・・・今日は写真がなかったので 〜
2013年6月2日(日)  No.3619

更衣
 今日は更衣。今日から夏の僧衣です。

 普段着る黒く袂の短い僧衣などは、今日から‘絽’にしました。袖の長い衣は絽を持ち合わせていないので、‘紗’になります。

 普段着ながら袂の長い‘直綴’という衣がありますが、今日開いた「メダカの学校」の時には、インドの友人からいただいたものを着ました。

 天蚕という、蚕とは違う蛾の一種が作る‘絹’だと、頂戴する時に聞きました。調べて見ると、本当に野蚕糸絹なら大変高価なようですが、肌触りなどがちょっとゴワゴワしていてそうではないようです。

 でも、友人からいただいた貴重な生地を仕立てて作った僧衣ですので、「メダカの学校」が終わるなり、また仕舞い込みました。

 この前、正月だと思っていたのに、もう6月。時間が超特急で過ぎていきます。

〜 天蚕の直綴 〜
2013年6月1日(土)  No.3618

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