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2013年5月の日記

美しい山紫陽花
 31日は土日でもない限り、予定の入っていない日。

 朝から、紫陽花などを定植したり、落ち葉の掃除をしたり。樫や楠の落ち葉が一段落して、今は馬酔木の落ち葉が盛り。新芽を出すのに合わせて、古い葉が落ちるのです。

 あれやこれやしていうるちに、今日もあっという間に終わっていきました。


 山紫陽花が綺麗です! 小さい花ですが、赤やらピンクやら、青、コバルト、紫、白などで形も様々。日向よりも、ちょっと薄暗いぐらいのところに咲いているほうが綺麗です。

 紫陽花のためなら、雨もまた嬉し。でも、今日は素晴らしい快晴! 新緑が本当に綺麗でした。

 毎日、いろいろな楽しみがある境内です。もっと、きれいにしようっと!

〜 この美しさ、自然の妙ですね 〜
2013年5月31日(金)  No.3617

テント建て
 今朝は久々の研修。銀行の内定者研修・・・大学生の方々です。

 大半が女性で、私服なので、普段の黒いリクルートスーツの研修とは雰囲気が違います。まだ学生なので、みんなリラックスムード。

 幸い雨は上がっていましたが、雨粒のついたもみじの枝が垂れ下がり、少し薄暗い境内を、若く華やかな一群が通り抜けていったような感じでした。


 2日の大きな法要を控え、小雨の中をテント建て強行。天気を見て、出勤する職員の数を考え、出来る時に出来ることを前倒しでしておくことが、梅雨の時期は特に求められます。

 先日来、首や腰が不調で、テントの重いパイプは堪えます。重い物を持つ度に、背骨の隙間が詰まっていく感じ。

 横になるのが一番なので、夜は早々に寝ました。早寝をするから、早く目が覚めてしまうのでしょうね。

 さぁ、明日は快晴の予報! うれしいなぁ〜

〜 蕾をたくさん付けた菩提樹のもとに集合! 〜
2013年5月30日(木)  No.3616

早寝早起き
 最近、早く目が覚めてしまいます。

 今日も、4時過ぎから目が覚めていましたが、何とか5時前まで‘我慢して’寝ました。

 朝、早く起きると、すごく得をした気分になります。お勤めをして、ご飯を食べて、来月の「メダカの学校」のためにテーブルや椅子を並べても、まだ6時。それから、法事のための大塔婆を書いたりしても、まだ7時前。お得感たっぷり!

 コーヒーを飲んでから寺務所へ行き、2日にある大きな法要に備えて、小雨の中を境内の草刈り。結構あちこち刈りましたが、風が強くてゴミが飛ばされるので、仕上げはお預け。それでも、まだ11時前。ちょっとだけ事務仕事。


 午後、「縦皮桜」の挿し穂を採りに、東京の製紙会社の方が来てくださいました。

 ちょうど小雨のあがった合間に、今年延びた、まだ緑色の枝を採って、宅配便で四国の施設に送るために梱包。特許の育種技術で苗木を育ててくださいます。

 青々とした新芽を見て、「これなら大丈夫だと思います・・・たぶん」と太鼓判? 有り難いことです。


 大して雨が降らず、池に水が溜まると思っていたのが、ちょっと期待外れ。でも、そのお陰で左官屋さんや樋屋さん、電気屋さんの仕事は捗ったようです。

〜 挿し穂採り / 四国へ発送! 〜
2013年5月29日(水)  No.3615

梅雨入り
 朝から雨が降ったり止んだり。境内が乾いて、紫陽花などがしょんぼりしてきていたので、うれしい雨です。

 どうやら梅雨入りしたようです。梅雨は嫌いではありません。雨は草木を育ててくれますし、雨の日の薄暗い境内もそれなりに情緒があります。


 急がれる鐘楼の鐘を撞く撞木の修理をしました。昨日の夕方6時の鐘を撞いてもらっている時、最初の1打が終わった直後に、撞木を支えている金属製のベルトが破断したのです。応急処理は無理。今朝の6時までに直そうかと思いましたが、急いで作業しないことにしました。

 破断した金属製のベルトは、昨年交換したばかり。その時に残しておいた古いベルトがあったので、当面はそれを使うことにしました。

 脚立の上に乗って、重い撞木を肩で持ち上げたりしながらベルトを交換する作業は、神経を使います。落ちたら、また骨を折ってしまいますから・・・。慎重に慎重に。事故以来、高所作業には慎重になりました。

 作業は無事終了。鐘への当たり方もいい感じです。慎重すぎて、ちょっと疲れました。

 大工さんは、書院から本堂へ通じる廊下の階段の補強作業。

 本堂を作った時のオリジナルの階段は急で、高さもあるため、おそらく戦後頃、その上に傾斜の緩い、ステップの高くない階段を載せたようです。その後付けの階段の板が強度不足で危ないので、補強してもらうことにしたのです。

 階段を宙づりにして補強する作業は、見ていても奇妙。補強が終われば、「いつ折れるだろう・・・」などと心配せずに済みます。

 雨の境内に、大工さんの機械音が染み入っていました。

〜 二重の階段 〜
2013年5月28日(火)  No.3614

加齢臭対策
 植木に野菜に、害虫がずいぶん付くようになりました。高温多湿で、新芽はやわらかくて美味しいとあらば、虫の活動も活発になるのもしかたありません。

 午後、殺虫剤を散布しました。これからは、始終気をつけていないと、あっという間に若葉がレース状になってしまいます。


 柿渋石鹸というのを求めました。加齢臭に効果があるかも知れないというのです。

 別に自分が‘臭い’とは意識していないのですが、ちょうど加齢臭が強くなる年頃だそうで、かなりの確率で‘匂っている’とか。「油の腐ったような臭い」「古い本の臭い」がするというのですから、イメージしただけでもオソロシイ。

 これからの季節、汗だくになって外の作業をすることも多く、そのまま寺務所に入れば、ひょっとして臭くて迷惑を掛けるかも・・・。

 柿渋石鹸を検索してみると、100グラムで3千円以上するものもあれば、100円台のものもあります。

 臭っているかどうかもわかりませんし、効くかどうかもわからないので、一番安い石鹸を購入。さて、効果はいかに? 自分ではわからないですからねぇ〜

 加齢臭が、そのうち老人臭になっていくのでしょうか? 加齢臭と老人臭は、また少し違うらしいです。

 さぁ、お風呂入って試してみようっと!

〜 2つセットのお徳用 〜
2013年5月27日(月)  No.3613

失せ物
 今日も法事集中日。

 2座目を終えて、3座目を始めるに当たり数珠を手に掛けようと袂を探りましたが、ありません。探してる時間がなかったので、別の数珠を使って法事を勤めました。

 終わってから、墓所に行って探してみたりもしましたが、見つかりません。諦めて、寺務所で使う麦茶を買いに出かけようと、着替えを用意しましたが、出して来たはずの靴下がどこかへ行ってしまいました。

 しばらく靴下を探しましたが見つからないので、他の靴下を出して来た履いたら、しばらくした物陰に最初に用意した靴下が落ちているのに気が付きました。靴下は一件落着。
 買い物から帰って、なくした時の行動を振り返りつつ数珠を探しましたが、やはり見つかりません。

 夕食を食べ、明日の準備に取りかかりましたが、今度はメモがどこかへ行ってしまいました。忘れないようにと、パソコンのキーボードの前に置いておいたのですが・・・。仕方がないので、記憶を辿りつつ出来るところまではやりました。

 また、数珠を探し始めました。2年ほど前に作った数珠で、最近使い始めたばかりの新しいものです。探せども、探せども、失せ物は出ず。

 もう一度原点に戻って・・・ひょっとして・・・。

 懐中電灯を持って、庭に出ようと部屋の明かりを点けると・・・輪っか状のものが、懐中電灯を点けるまでもなく、部屋の明かりに照らされて、そこにありました!! 探し始めて6時間。ようやく見つけました!

 2座目の法事を終えた後、庭の筧の循環水の水量が減っているのが気になって、タンクに注水するために庭に出たのですが、その時、袂からこぼれ落ちたに違いありません。苔の上に軟着陸していました。

 やれやれ、ホッとしました。でも、失せたメモはまだ出ず。年がら年中、こんなことの繰り返し・・・トホホ。

〜 わかりにくいですが、山法師の花 〜
2013年5月26日(日)  No.3612

同窓会の幹事会
 今日明日は、法事集中日。

 連休はお出かけをして、その後の土日、梅雨入りの前に法事をという人が多いのでしょうか? 法事も年々様変わりしていきます。


 夜、小学校の同窓会の幹事会。

 10月に学年全体の同窓会をするための打ち合わせの会ですが、前回は5年前。またほぼ同じ幹事で準備をします。それだけ、生まれた家から移動していない人が多いということでしょうか。

 打ち合わせ会とはいうものの、ほとんどはおしゃべり。「あの人はどうしている?」というような話が大半でした。

 帰りは、校区からは少し離れた居酒屋でから、ダラダラと揃って徒歩で。一番遠い人は3キロ以上歩かなければいけませんが、そろそろ健康に気をつかう年代。東山に上がった満月を見ながら、おしゃべりの延長をしつつ歩き、道を行くにつけ一人抜け二人抜けして帰りました。

〜 いつもは車かバイク。歩くって新鮮 〜
2013年5月25日(土)  No.3611

いけねぇ
 今の悩みの種の一つは、池の水の汚さとの漏水。

 水の浄化作戦は、去年からさんざんやっていますが、一向に改善しません。せっかく工夫をしたホテイアオイも、飛来した鴨が、ケースから外に放り出してしまいます。ったく・・・。

 今日は天気もいいので、池の漏水を止める作戦に打って出ました。

 池は、雨で水かさが増しても、ある一定のところまですぐに水位が下がってしまいます。おそらく、そのあたりに結構大きな穴でも空いているに違いありません。そこで、職員さんに、その穴探しをしてくれるように頼んで、外回りに出かけました。

 帰って池を見てみると、何も変わっていません。頼んでおいた職員さんに、「やってくれたんですか?」と聞くと、「はい、大きな穴を2つ見つけて、セメンで塞ぎました」とのこと。

 それにしてもゴミだらけ。穴を探すにはまずゴミを取らないと、よくわからないはず。よく聞いてみると、いかにも適当〜な作業だったようでした。

 「あかん やり直し!!」

 職員さん3人とボクとの4人がかりで、まず池の周りに溜まっている落ち葉などを掃除。その作業をしながら調べて見ると、怪しい穴がたくさんありました。それらをセメンで塞ぎ、作業完了!

 さて、漏水は止まるでしょうか。雨が待ち遠しいです。

〜 この池、何とかならないかなぁ 〜
2013年5月24日(金)  No.3610

刈り込み
 今日は久々に自坊の植木の手入れ。生垣とつつじを、1時間ほどで速攻刈り込みしました。

 最近、‘本業’や事務仕事などが忙しいので、植木仕事は久しぶり。エンジン式のヘッジトリマーがとても重く感じられ、「しばらくしていないから、筋力が落ちたのかなぁ?」と感じました。

 きっちり刈り込んでもすぐに延びるので、作業はちょっと大ざっぱ。でも、「1時間ほどでこんなに出来るんだなぁ」と思うほど、作業は進みました。


 まだまだしなければいけないことはあるのですが、本堂裏の紫陽花園も気になっていました。

 小さな山紫陽花とそうではない大きい紫陽花を分けて植えたつもりだったのですが、葉が出て蕾が大きくなってくるにつれ、「あっ、これ間違っているなぁ」というのが数本見つかりました。

 本来だったら、これから花期を迎えるという時に植え替えなどしないのですが、気になりだしたら放っておけないのです。ごっそり植え替えればそれほどリスクもないので、5〜6本を入れ替えたり、新たに植えたりしました。

 山紫陽花の中にはもう咲き始めているのもあります。さぁ、今年はどれだけ咲いてくれるでしょうか? 年々楽しみです。

 今年は雨が少ないので、水やりが大変になりそうです。

〜 ザッと刈り込んだ自坊前 〜
2013年5月23日(木)  No.3609

座禅体験
 中学の修学旅行生の座禅体験を引き受けました。

 修学旅行用のパンフに載っているのでしょう、境内の掃除体験や座禅体験の依頼が時々ありますが、都合が悪いことが多いので、大抵は断っています。今日はたまたまスケジュールが空きそうだったし、5人だけなので、引き受けておきました。

 来てみると、全員女の子。みんなスカートを履いています。

 スカートでは座禅はし難いので、「見せパンとか履いてる?」と聞くと、体操用のパンツをはいているとか。職員さんに後から聞いた話では、本堂に上がる前に、外で履いていたそうです・・・。

 「あっ、そう。じゃぁ、やりましょうか?」と言うと、「スカート脱いでもいいですか?」と聞かれました。「えっ? はい、いいですよ」と言うと、目の前で、サッサとスカートを脱いでしまいました。あー、ビックリした。本堂でスカートを脱いだのは、この子たちが初めてです。

 少し説明と準備運動をして、いざ座禅。本格的にする時間はないので、30分程度。

 初めてすぐ、ボクの一番近くに座っていた子が船をこぎ始めました。いま、座ったばっかりなのに・・・。前後に大きく揺れています。そのうち、後ろに振り切って・・・危ない! 倒れる寸前、「あっ!!」と大きな声を出して、両手を後ろにつきました。本人はとてもビックリした様子。でも、周りの子たちは平静を装って、そのまま座ってしました。

 再度座り始めましたが、また揺れています。指でほっぺたをつまんだりして、必死で眠気と戦っています。

 あまりにかわいそうなので、立ち上がってそのこの前に行き、警策で背中を打ってあげました。最初に、全員に警策を体験してもらうと説明してあったので、続いて他の人たちも打ちました。

 警策は、眠けや心のゆるみ、姿勢の乱れなどを正したり、過度の緊張をほぐすために打つもので、‘罰’ではありません。叩いてもらった方が、気持ちがいいですし、リフレッシュできます。

 一巡して、またしばらく座り、25分間で座禅を止めて、体をほぐしてもらいました。あっという間でしたが、結構足が痺れていたみたいでした。

 修学旅行の体験には、例えば八ツ橋を作るというようなものもありますが、「どうして座禅をしたいと思ったの?」と聞くと、「よごれを清らかにしたいからです」とのこと。「・・・・・」 ボクなど、どうすればいいの?

 体験を終えて本堂の中でスカートを履き、次の目的地である金閣寺を目指して行きました。

 かわいい子たちでした。あ〜、おもしろかったぁ。

〜 瞑想中? 〜
2013年5月22日(水)  No.3608

さくらんぼ
 今年は気候の関係か、ネズミが例年になく多く、今日は2匹、4日前も2匹捕獲しました。今日は、まだ他にもウロウロしていたとか。

 先日は、虫の先手を打って薬散しましたが、やはり害虫も多い気がします。菊の新芽は結構被害を受けています。

 染井吉野は、実がなることはあまりないのですが、今年は実を付けてる木が多いです。染井吉野同士の間で受粉しても実はなりませんから、それ以外の桜の花粉が今年はよく飛んでいたのでしょうか? 花期がタイミング的に合ったということかも知れません。

 「去年はこうだったけど、今年は・・・」と観察するのも、また面白いものです。


 竹内まりやの歌に、こんな歌詞があります。『人生の扉』 大好きな歌です。

春がまた来るたび ひとつ年を重ね
目に映る景色も 少しずつ変わるよ
陽気にはしゃいでた 幼い日は遠く
気がつけば五十路を 越えた私がいる
信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ


 いつの頃からか、時間が超特急で過ぎ、あっという間に50を過ぎてしまいました。

 小さいことでも、大きいことでさえ、どんどん忘れてしまう。‘今日’が精一杯というのが現実です。

 「すべては移ろうものである。怠ることなく、精進しなさい」 お釈迦さまの最期の言葉が身に染みます。

〜 染井吉野の赤い実 〜

2013年5月21日(火)  No.3607

ホテイを救え!
 先日買ったホテイアオイですが、晴天が続くと干からびがちになってしまいます。

 それというのも、池の構造上の問題。池はすり鉢状になっているのですが、少し‘肩’の部分があります。水が多い時はその‘肩’は隠れているのですが、漏水が著しく、水が減ってきた時には、そこにホテイ草が乗っかったままになって干上がっていくのです。

 見つけた時には水の中に戻すのですが、雨の度にその作業をするのも大変です。そこで、先日来、「どうやってホテイを救うか?」というのが、職員間の大きな問題?になっていました。

 昨日、ホテイアオイを頂戴したので、「これはすぐにも解決策を講じなければいけない」と、方法を考えました。「重りを付けた糸でホテイをくくる」「枠を池に浮かべ、そこに入れる」など、いくつかの方法が提案されましたが、「枠」を採用。木枠では時間が経つと沈んでいく、発泡スチロールでは風で飛ばされると、夕べから思案していました。

 夜、「何か使える物はないかな?」と、自坊のあちこちを探索しましたが、適当な材料が見当たりません。布団の中、夢うつつで、園芸ポットを入れる大きな目のトレイに発泡スチロールを括り付けて浮力を付ける方法を思いつきました。

 いつもよりも少し早く起き、お勤めと朝食後、すぐに試作にとりかかりました。作るのは簡単です。試作品がうまく水に浮くかを調べるために、浴槽でテスト。OK!

 今度は、池に行き、早朝から犬の散歩をしている人などに怪訝な顔をされつつ、実際にホテイアオイを入れて水に浮かべてみました。これもOK!
 1つだけでは風に煽られた時に転覆する可能性もあるので、4つを‘田’の字に連結することにして、あと3つも作りました。

 でも、そろそろ僧衣に着替え直して出かけなければいけません。職員さんに池の‘肩’で干上がりかけているホテイの回収を依頼して、檀家さん宅へお参りに。昼前に戻って、早速、‘ホテイ分散抑止装置’を仕上げて池に浮かべました。OK! ホテイが増えた時は、トレイを増やせばいいだけです。


 午後は薬散作業。気温が上がり、雨が多くなると、一気に害虫が湧きます。虫の被害に遭いやすい木を中心に、薬剤を散布しました。これでしばらく安心です。

 今日は結構たっぷり庭作業が出来て、満足です!

〜 池に浮かぶ‘ホテイ分散抑止装置’ 〜
2013年5月20日(月)  No.3606

恵みの雨
 11日ぶりの雨。

 墓前回向をしている時の横殴りの雨には困りましたが、基本的に、雨はとってもうれしい!

 草木が生長するこの時期は、たっぷりと水分が欲しい季節です。そんな時期に11日も雨が降らないのは、木々たちにも気の毒でした。

 雨が降り出した時のあの匂い。大地に雨がしみ込んでいく匂いです。思わず深呼吸して、木々たちと一緒に雨の恵みを享受しました。雨の降る時に、境内を見て回るのも大好きです。

 でも、今日の雨はわずか8.5ミリ程度。期待したほどは降りませんでした。夜の間にもう一降りしてくれると有り難いのですが、もうあがってしまうみたいです。

 そうこうしているうちに、梅雨になってしまいますね。雨は嫌いではありませんが、蒸し暑いのはゴメンです。いい季節はあっという間に過ぎてしまいます。

 雨で外に出られず、午後はデスクワークでした。ちょっと残念。


 あっ、また降ってる! やったね! 

〜 喜んで雨を享ける木々たち 〜
2013年5月19日(日)  No.3605

上手くいく日
 法事を終えて、気になっている仕事に取りかかりました。

 先日来取り組んでいた会計関係のエクセル表が完成したのですが、データーを入れたところ、金額が合いません。計算式を見直したり、数字を見直す作業を、ここ3、4日、途切れ途切れにやってきましたが、合いません。

 ボクは3回電卓を打ったら、3回とも答えが違うほど数字には苦手なので、こういう事態は予測済み。今日も、「おかしいなぁ− 13万5千円合わないなぁ」とブツブツ言いながら確認作業を進めていたら、寺務員さんに「15万円と1万5千円の打ち間違いじゃないですか?」と言われ、確かめて見ればその通り! 照合する時にも見落としていたのです。あれだけ確かめたのに・・・。

 やれやれ、これで後は寺務員さんに引き渡して、実務作業に当たってもらえます。恐るべし、寺務員さんの直感。


 夕方、檀家さんが出展されている木工芸展へ。13人の出展者のうち、2人が檀家さんなのです。今日は天気が良すぎて、来場者が少ないとのこと。

 作者ごとに並べられた家具、茶道具、美術工芸品など。挽物、曲物、指物、彫物など、素晴らしい技術の粋が見られて、どれも欲しくなってしまいます。飾っておくだけの物ではなく、実際に使う道具であるところがなおさら素晴らしいです。

 うっとりするような木目の文机がありましたが、ボクの部屋にはとても置けないので諦めました。いつか、そんな机の上で、太く大きな万年質で手紙を書いてみたいものです。

 ついでに、寺町のパソコンパーツの店へ。

 ずっと前から、パソコンの電源部の冷却ファンの調子が悪く、異音が出ていたのですが、最近、突然再起動をすることが3回ありました。ソフト的には問題がないので、ひょっとしたらこのファンのせいかも知れません。

 電源の供給ケーブルが合致するものがありませんでしたが、「まぁ、何とかなるだろう」と、同じ大きさのファンを買い求めました。

 夕食後、パソコンの電源部を分解。電源を無理矢理加工して繋げ試運転したら、ちゃんとファンが回りました。大成功!

 異音も消えて、これでしばらくトラブらなければ問題解決です。


 今日は、何かと上手くいく日でした。

〜 工芸展の行われた元造り酒屋/電源部を分解 〜
2013年5月18日(土)  No.3604

食材に夏を感じる
 午前中は、東山の門跡寺で、貞明皇后(大正天皇の皇后)の法要に出仕。終わった後の浄斎には、冬瓜やウドなど、夏らしい食材が使われていました。季節感のある食事、いいですねぇ。


 帰ってからは時間が中途半端で、まとまったことは出来ませんでした。

 今日の境内は工事だらけ。石屋さんは墓所の工事で出た残土を境内に撒いていますし、電気屋さんは本堂への配線を地中化する工事。若い人が2人来て電線を埋める溝を掘っているのですが、見るからに華奢な体で、少しやっては座り込んで休憩。「そんな浅いのではあかんよ」と指導しておきました。
 大工さんは書院の屋根の工事。今日は快晴なので、さぞかし暑かっただろうと思います。

 職人さんが入っていると、素人がウロウロするのは気が退けます。見えないところで、植え替えなどを少しだけしました。

 ちょっと時間があると、いろいろなものを挿し芽した結果、300本ぐらいになってしまいました。夜の間に少し雨が降ってくれると有り難いのですが・・・。

〜 新緑が綺麗 〜
2013年5月17日(金)  No.3603

雲水さんの茶摘み
 朝から、近くの禅寺の雲水さんたちが茶摘みにお越しになりました。

 雲水さんたちの茶摘みは、去年に続いて2度目。お師家さんもお越しになって、若い人たちに交じって一緒に茶摘みをされました。

 8時半頃から11時頃まで茶摘み。その後、持参されたおにぎりを召し上がって、本堂や庭をご覧になり、1時半頃に帰って行かれました。

 さぁ、うまくお茶が出来るでしょうか? たくさん摘んで帰られても、お茶にするとごくわずか。誰も経験者がいない中で、美味しいお茶にするのは大変かも知れません。


 ボクは10時頃から、昼食を挟んで、3時頃まで会議。いつもは坂本でする会議を、故あって今日は真如堂でしました。

 食事の世話やお茶のことなど、自分のところですると、何だか落ち着いて会議が出来ませんね。

 でも、たまにはいいかも知れません。

〜 茶摘みをする雲水さんたち 〜
2013年5月16日(木)  No.3602

初毛虫禍
 自坊の背の高〜い垣根を剪定していて、毛虫にやれらました。今年初めての毛虫禍です。

 長袖を着て、軍手をはめていても、やられる時はやられます。袖の中が何だか痒いなぁと思って見てみたら、赤い発疹が出ていました。すぐに水洗いして、ステロイドの入った塗り薬を塗ったら、しばらくして痒みも発疹も治まってきました。チャドクガなどでなくてよかったです。

 まぁ、今年も何度かはこんな目に遭うでしょう。虫たちの食欲も旺盛ですから、こちらも素早い対応をしなければいけません。薬散部隊は常に待機です。


 昨年来、職員さんたちの手で祠を修復し、今春、石屋さんに基壇の修復をしてもらった池の中の弁天さんに、赤い提灯が付きました。緑の中に赤い提灯が映えて、何ともいい感じです。

 おまけに、夜はソーラーパネルによって蓄えられた電気で、提灯に灯が入ります。

 以前、電気配線のないお堂の献灯用に使おうと買ったソーラー照明ですが、暗くならないと点かない構造だったので、役に立たなかったのです。でも、弁天の祠は夜だけ点いていればいいので、今回、日の目を見ました。

 夜になったら、点き具合を見に行こうと思っていたのですが、すっかり失念してしました。明日の晩、行ってみることにします。

 ボロボロだった祠がどんどん良くなって、これで修復はほぼ終了です。いい感じ〜。

〜 池中の弁天祠 〜
2013年5月15日(水)  No.3601

遠忌法要
 今日は、延暦寺で行われる慈覚大師の1150年遠忌に参列しました。ご命日は1月14日ですが、厳寒期を避けて4ヶ月遅れの今日勤められました。

 まだ一部では桜が残っていると聞いていた比叡山。ちょっと肌寒いかなぁと思っていましたが、歩くと汗をかくほどの暑さ。京都の最高気温は32.5度までにも上がっていたようです。

 根本中堂は200〜300人の僧侶だらけ。何らかの役職に就いている人ばかりなので、僧衣の色も紫に緋色の袈裟がほとんど。要するに、高齢の人が多いということですが・・・。

 普段はしないお勤めなので、読経がちょっと不揃いの感はしましたが、約1時間のお勤めをして、慈覚大師を偲びました。

 天台宗の役所のある大津・坂本には頻繁に行くものの、本山である延暦寺にはあまり行くことはありません。

 これだけの法要が行われているのに延暦寺はガラガラ。世間に何の関心も持たれていない、何ら波及効果もないところが、現代のお寺の悩める姿のような気もしました。本気で、祖師の遺志をくみ取らなければ・・・。

〜 法要後の僧列 〜
2013年5月14日(火)  No.3600

NTT禍
 午後から、NTTのフレッツの切り替え工事。速度のより早い?コースへの無料移行にあわせて、電話もISDNから光にする工事です。

 ほぼ同様の作業を自坊で3月に経験しているので、30分程度で終わるだろうと思っていましたが・・・。1時過ぎに来たNTTの人が帰ったのは4時半前。そんなに長くなった理由が、いかにもお粗末でした。

 他の用事で外に出てみると、電柱からの引き込みをやり替えようとしていました。「それ、去年やり直したところですよ」と言うと、「えっ!」とビックリ顔。

 出たり入ったりを繰り返しているので、「どうしたのですか?」と聞くと、境内に入るところの配線を替えなければいけないのだけれど、その部分が他の家の通るので、承諾を得ようと持っているのものの留守だと言うのです。事前に隣家の許可を取ってないらしいのです。
 しばらくしてから、「今日は無理なので、また別の日に来ます」と・・・。

 「いや、それは困ります。プロバイダーの切り替え作業をしたので、もう今までの方式では接続できなくなっているんですよ。このまま帰られてはネットが使えず、仕事ができませんよ」と説明。「それでは他の方法を考えます」とまた作業に掛かりました。

 工事に来た人が‘プーさん’のように愛嬌のある方で、汗だくになってやっておられたので、苦言を呈することはしませんでしたが、いかにも準備不足、下調べ不足です。

 4時半前に終わりましたが、ネットや電話の設定は明朝自分でします。朝から忙しくなりそうです。

 NTTにまともに工事をしてもらえたことはごく稀。どうなっているのでしょう?

〜 暑さにグッタリの野良ちゃん 〜
2013年5月13日(月)  No.3599

グレープフルーツ・ジュース
 グレープフルーツには血液をサラサラにする効果があるというので、毎朝、丸々1個を絞って飲んでいます。グレープフルーツ1個で、ちょうどコップ1杯のジュースが絞れます。

 以前は手作業で絞っていたのですが、これが結構大変で、手首が痛くなったりしました。少し前に買った電動の絞り器、これが安価な割にすこぶるいい感じ。億劫だった作業が、気楽にできるようになりました。

 この習慣が付いてから、仏さんの御供にはグレープフルーツが増えました。しばらくは供えておくので、絞る時には新鮮ではなくなってきていますが、かえってその方が絞りやすいぐらい。

 絞りたては、市販のグレープフルーツ・ジュースなどよりも格段に美味しく、果肉が少し残っているのもGood! これで健康の一助になれば言うこと無しです。

〜 グレープフルーツは必ず 〜
2013年5月12日(日)  No.3598

林檎が落ちる
 朝にはあがると思っていた雨ですが、朝になっても降ったり止んだり。小雨の中、最後の準備に取りかかりました。

 テントの点検を頼んだ職員さんが、「ひとりで無理です」と助けを求めてきました。行ってみると、大きな水の塊がテントの屋根に何か所も出来ていました。これは大変。2人ががりで大きな水の塊を押して落としましたが、跳ね返った水で2人ともずぶ濡れ。これを6ヶ所やって、ますますずぶ濡れ。終わったところで、業者がやってきましたが、遅すぎ・・・。
 参道の水溜まりを点検したり、砂利の剥げたのを治したり、落ち葉を吹き飛ばしたり。始まるまでが大変です。

 僧衣に着替えて参列者を案内して境内を巡拝。最後にテントの中の式場へ。無事に法要がスタートしたと思ったら、祭壇の御供の林檎が崩れ落ちました。準備をした者が崩れないような手はずを整えていなかったからです。でも、誰も驚かず騒がずに、淡々と法要は進行し、終了。

 続いて浄斎。参列者側が手配した料理屋さんの凝った御料理。板場さんも仲居さんも大勢がこっちへ来ているような力の入れようで、お店のほうが心配でした。これも無事終了。

 細かいミスはいろいろありましたが、何とか無事に終わりました。年々完成度が高まっているんじゃないかな?

 終わって、野路菊の挿し芽に取りかかりました。とりあえず、今日は50本。目標は200本。藤袴も山吹も三ツ葉つつじも挿し芽待ちです。えらいこっちゃ!

  
〜 祭壇。林檎は健在 〜
2013年5月11日(土)  No.3597

コインパーキング
 いつもはバイクで行くコースの月参りを、今日は遠くへ行く‘オプション’もあったので、車で行きました。途中から雨になったので、車でよかったです。

 最後のお宅は、割と近く。車で行ったことがないのですが、行ってみると、当てにしていたコインパーキングがありません。通り過ぎて、もう一度戻って探したところ、広いコインパーキング全部がガス会社の駐車場に替わっていました。

 仕方がないので、一度自坊に戻り、小雨の中をバイクで伺いました。

 コインパーキングは、急になくなったり、近くで工事があるとその関係者で満車になっていたりということが結構あるので、油断できません。


 帰ってからは、ずっと明日の法要の準備。テントを張ったり、テントの中で草引きをしたり。どうやら、明日は小雨模様。雨に濡れた新緑は綺麗ですが、法要するには不適です。

 さぁ、今夜は早く寝ようっと。

  
〜 可愛い花でしょう 〜
2013年5月10日(金)  No.3596

予定満杯
 今日が「狩野山楽・山雪展」に行ける最後のチャンス。

 9時前に檀家さん宅に着いて読経。いつもなら、心待ちにしてくれているおばあさんとゆっくり話をするのですが、申し訳ないけれど、今日は・・・いざ、博物館へ!

 9時半開館の博物館に35分頃に着くと、入場制限。開館前に並んでいた人を、何回かに分けて入場させているようでした。

 少し待って入場すると、第1室は人だらけ。どの展覧会でも第1室は混むので、後で見ることにして、第2、第3へ。「すごい絵が外国に行っちゃっているんだなぁ」と思いながら、さらに奥へ。

 最後の部屋に、真如堂の『寒山拾得』が展示してありました。「傷んでるなぁ・・・来年度には必ず修復しないと」と思って出口付近に行き、時計を見ると、第1室を見ている時間が残っていませんでした。11時から法事なのです。

 自坊に戻り、しばらくして法事スタート。

 昼食を食べて本坊へ行き、土曜日の重要法要の準備を少ししていると、約束していた来客。某市の市長・副市長・教育委員長などがお越しになり、あちこちをご案内しました。

 外はムッとするような暑さ。夕方のニュースで、30.2度もあったことを知りました。暑いはずです。

 終わってお見送りすると、次に来客が既にお待ちとか。某国営放送の子供向け番組のディレクターが、撮影の打ち合わせにお越しになっていました。耳に安全ピンのようなピアスを2つも付けていました。男性です。

 番組は全国放送で、世界に向けても放送していて、子供にはとても人気があるのだとか。「撮影の時、修学旅行生に取り囲まれたらどうしよう・・・」などと、ちょっと変わったテンションでしたが、きっと面白い番組を作るセンスをお持ちなのだと思います。

 今月末、本堂の受付に子供たちが訪ねてくるという場面などを、「ガチンコで」撮ることになりました。

 そうこうしているうちに、夕方。自坊に戻って、ストーブを納戸に仕舞ったり、夜は法事の塔婆などを書いたりしているうちに、今日はオシマイ。1日が早過ぎます。

  
〜 ゆっくり見たかった展覧会 〜
2013年5月9日(木)  No.3595

内定者研修
 今日は銀行の内定者研修。つまり、来春の入社が内定した学生さんたちが対象です。

 集合した時から、今まで迎えた新入社員とはずいぶん雰囲気が違って、ちょっと‘観光’気分。服装もスーツなどではなく、普通の私服。就活が決まってホッとしたということもあるのでしょう。でも、研修を始めると、皆さん真面目に取り組んでおられました。

 会社の研修担当者は、ボクの目からすると、「ちょっと親切すぎない?」「やさしすぎないですか?」という感じ。そこまでしないと、内定者が逃げてしまうのでしょうか?

 研修も、内定の時期にするのか、入社してすぐにするのか、しばらく経って会社のことがわかってきた時期にするのか、いろいろメリット・デメリットがありそうです。


 重要法要を土曜日に控え、境内の清掃やさまざまな準備が忙しくなってきました。これが終わると、春の忙しい時期を抜けるはず。

 でも、今日からは、書院の屋根の一部の葺き替え工事が始まり、しばらくは落ち着きません。

 大工さんに、「現場を見てください」と言われて屋根に登りましたが、高いところはやっぱりまだコワイ。お陰で、普段見られない角度からの「随縁の庭」の眺めが楽しめました。

  
〜 屋根の上から見た随縁の庭 〜
2013年5月8日(水)  No.3594

西陣の商家を訪ねる
 『狩野山楽・山雪展』の会期も残りわずか。「今日こそ・・・」と思っていましたが、結局行けませんでした。このまま行かないかも・・・。


 夕方、「メダカの学校」の講師の依頼に、西陣の老舗呉服屋さんを訪ねました。このお店の女性当主に来月の講師をお願いすることになっています。

 お店の建物は、約130年前に建てられたもので、西陣の商屋特有の様式を残していて、国の登録有形文化財に指定されているのだとか。お寺では、‘130年前’というと、‘ほんの少し前’程度ですが、商家が残っているのは珍しいのでしょう。

 講師の依頼をした後、「西陣くらしの美術館」として公開されているお屋敷の中を案内してもらいました。

 蔵が3つもあるのにも驚きましたが、建物の部材が素晴らしい! 長〜い廊下に真っ直ぐ延びる柾目の松の床板。「原木はどんな大きさだったのだろう?」と思わせる超幅広の欅板。赤杉の鴨居。屋久杉の天井板。網代の板戸。大きな大正ガラスのガラス戸。古いものではありませんが、どれも素晴らしい! 目の保養になりました。


 帰りにホームセンターにも寄りましたが、園芸売り場は紫陽花だらけ。母の日の贈り物狙いなのでしょうが、何だかすっかり季節感がなくなってしまった気がしました。あかん。。。

  
〜 西陣の商家 〜
2013年5月7日(火)  No.3593

ホテイアオイ
 早朝から‘重要法要’の準備で大忙し。当日になって、掃除が行き届いていなかった場所などを見つけて大慌てでした。

 それでもまぁ無事に法要も終わり、浄斎も召し上がって、参列された方もお帰りになりました。さて、今度は大慌てで拝観用の設えに模様替えをして拝観再開。連休最終日とあって、境内の人も少な目でした。


 朝、宅配便で、注文していたホテイアオイが届いていました。池の水質浄化の一助にと思って、試験的に買ってみたのです。

 昨年、バブルの装置を作ってみたり、いろいろ試しましたが、池の水は一向に綺麗になりません。お金を掛ければ簡単なのでしょうが・・・とにかく自主努力です。

 ホテイアオイは繁殖力旺盛ですが、これは水中から大量の栄養分を吸収しているためで、それが水質浄化に繋がるとされています。ただ、冬場は屋外では枯れるので、それまでに除去しなければなりません。
 夏の間は大いに繁殖させて、どの程度効果があるか確かめ、枯れる前に改修して堆肥にしてしまう計画です。

 とりあえず、20株を池に放り込みましたが、風に吹かれて、見る度にあちこちへ移動していました。意外なところに行っていたり、結構バラバラに散らばっていたり、移動の様子もまた面白いものです。

 さぁ、どの程度の実力があるか、期待しましょう!

  
〜 池に放り込んだホテイアオイ 〜
2013年5月6日(月)  No.3592

特別拝観
 お天気もよく、気温もちょうどいいくらい。バイクで出かけた帰りに、近所のお寺の特別公開に行きました。春秋などに行われる古文化保存協会の特別拝観が、すぐお隣のお寺で行われているのです。

 観光協会や古文化保存協会の特別拝観は、料金が高い! 拝観料800円なのですが、協会などが半額を持っていくので、半分しか残りません。説明や宣伝は協会がしてくれるのですが、拝観する方は高いお金を払わなければなりません。また、‘特別拝観’とはいうものの、マンネリ化は否めません。

 その点、今日お参りしたお寺は初公開。同じ町内ながら、中に入ったこともありませんでした。

 本堂はなく、庫裏のようなところで仏像が公開されていたのですが、荘厳な雰囲気などはありませんが、仏像は素晴らしいお姿でした。

 でも、説明の学生さんは、僧衣姿のボクを見て、緊張の極みの感。ペーパーを読んでいるだけでしたが、簡潔でわかりやすかったです。


 今日の夕方は、明日行われる法要の逮夜法要。参列されるのは7人だけですが、重要な法要なので、みな結構ピリピリ。ボクも戻ってからは、本堂の支度をしたり、参道の気になる草を刈ったり。

 法要は1時間ほどで無事に終わりました。明日は本堂で、真如堂一山総出仕の法要です。お天気のようでよかったです。

  
〜 新緑が本当に綺麗 〜
2013年5月5日(日)  No.3591

今年初の薬散
 今日は「メダカの学校」。会場への石段を掃除していたら、小さな黒いものがいっぱい落ちていました。

 「あっ、虫だ!」と思って見上げると、金木犀の葉っぱがかなり食べられていました。「これがやられているということは・・・」と錦木を見ると、さらに悲惨な状況。他にも、丸葉柊やモッコクの若葉も食べられていました。やわらかくて新鮮な若葉は、ボクが見ても美味しそう。虫が目を付けるのも無理はありません。

 「メダカが終わったら薬散だなぁ。急がないと」と思い、朝のうちに撒布機などの準備を整えておきました。

 ところが、メダカの途中から急に空が暗くなり始め、終わった頃には雨が降り出しました。気象レーダーで見ても怪しい空模様です。でも、ここ数日は忙しくて、薬散をすることができません。放っておけば、どんどん若葉が食べられてしまいます。

 「一か八か、撒いちゃおう!」と、小雨の中、準備をして、撒き始めました。幸い、雨は上がる方向のようで、空も明るくなってきました。

 4メートルほど薬剤が飛ぶ電動の噴霧器で、虫のいる木を目がけて薬を撒きました。すると、すぐに薬が効いて、木の枝からたくさんの虫が糸にぶら下がりながら落ちて来始めました。何十匹もの虫が垂れ下がってきて、とても木の下にはいられません。また、力尽きて葉の上に落ちる虫の音があちこちで聞こえ始めました。

 「殺生してしまったけど、しょうがないなぁ。庭は綺麗にしておきたしね。成仏してね」と心の中で呟きました。

 また数日後にもう一度撒かないと、次の虫が湧いてくるので、道具はそのままに。明日の朝は虫掃除です。気持ち悪い・・・。

  
〜 ぶら下がる虫も写っています 〜
2013年5月4日(土)  No.3590

ボチボチ
 夕べはセーブして飲んだつもりだったのに、今日は二日酔い。何とか6時に起きてお勤めをしましたが、終わってまた8時まで寝てしまいました。

 すっかりお酒が弱くなりました。

 世は連休で境内を訪れる人も多かったですが、護摩法要や法事もあったので、今日はボチボチ。

 東山を見れば「山笑う」状態。どこかへ歩きに行きたいなぁ〜

  
〜 涅槃の庭から見た大文字山 〜
2013年5月3日(金)  No.3589

乾杯で完敗
 夜、大学の同級生と盃を傾けました。

 同級生といっても、在学中はそれほど親しく付き合ったこともありませんでした。卒業後、20年以上経ってから、京都の新聞社系の出版部門に勤めていた彼女から取材を受け、その後はまた没交渉。

 またしばらくして、クレームを入れた新聞記事を書いたのが彼女であることが、さんざんやり合ってからわかり・・・、ということもありました。

 最近は、何かと取材絡みでやりとりがあったり、また自坊の「メダカの学校」の講師を何人も紹介してもらったりと大変世話になっていたので、「一度、御礼にお食事を奢らせてください」と約束してから、半年以上経っていました。

 彼女の会社の近くのお店で一次会。彼女がかなりお酒に強いことは在学中からも知っていましたが、さすが・・・。学生時代は、1升飲んでから神戸の自宅まで帰ったこともあったとか。
 そんな学生時代の話から今の仕事の話、文学の話、お墓の話、いろいろと話しました。
 ボクたちには、最近直木賞を受賞した同級生がいて、彼女はサークルでも彼と一緒。今度その作品が、海老蔵さんと中谷美紀さんで映画化されるとか。「すごいねぇ〜」と感激し合いました。

 次第に杯のピッチを上げていく彼女を尻目に、ボクはペースダウン。すぐ近くの薪ストーブのあるジャズ喫茶に場所を移して2次会。彼女のペースはますますあがりましたが、ボクはもうすっかりお手上げ。

 同世代の抱える共通の問題などもいろいろ話し、気が付けばシンデレラでした。楽しい時間でした。

  
〜 2次会の店で 〜
2013年5月2日(木)  No.3588

過密スケジュール
 今日も大変な過密スケジュールでした。

 9時前に醍醐寺近くの檀家宅にお参り。その後、JR山科駅近くのお宅へ。

 車を走らせて、10時半前に東山の門跡寺へ。そこに車を置いて、他の方々と一緒に門跡寺の車で近くの尼寺の法要に行くのですが、時間はギリギリ。窓からボクの到着を待ちかねて覗いている姿が見えました。

 11時から、尼寺で大般若転読会法要。喉の不調を訴える僧が多かったです。

 終わってすぐに寺を出て、小走りで門跡寺に戻り、真如堂を目指しましたが、途中から道が大渋滞。「工事かな?」と思っていたら、祇園石段下に来てメーデーの行列に出会いました。先日テレビでメーデのことを報道していたので、今日はないのだと思っていましたが、党派の違う労組はやっぱり今日実施するのですね・・・。

 渋滞の車中、早朝にコンビニで買っておいたおにぎりを2つ食べました。

 帰り着いたのが12時40分。12時50分から、新入社員研修スタート。座禅、法話、レクチャー、作務(掃除)、墓参などをしていただいて、4時終了。3月並の気温で風もあり、本堂の中や屋外での作務はかなり寒かったです。

 寺務所を閉め、自坊に帰ってちょっと休憩。6時半からの、前貫主の絵画展のオープニングパーティーに出席。9時頃に帰りました。

 何とかうまく回りましたが、ハラハラ、クタクタの1日でした。それにしても寒い・・・。

  
〜 研修風景 〜
2013年5月1日(水)  No.3587

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