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2012年11月の日記

屋根に登って花梨狩
 先日、裏庭に落ちていた花梨の実を‘かふぇ’に置いていたら、「ぜひとも譲って欲しい」という人が現れたそうです。落ちて傷んでいるので、「収穫したらお譲りする」と伝えたまま、1週間ほど経ちました。忙しくて収穫などしていられなかったのです。

 今日、昼食を食べた後、思い立って収穫作業! 魚用の玉網を持って屋根に登りました。花梨は1階の屋根から届くところになっているのです。

 何人もから、「今年は落ちないでくださいよ」「木じゃなくて、屋根からも落ちないように」と冷やかされました。そう、去年の今頃は、松葉杖を突きつつ本堂で説明をしていましたっけ。

 花梨の大きく堅く重たい実を、直接手で取ったり、玉網で取ったりして、大きなミカン箱1個分以上になりました。豊作です。

 欲しいと言っていた人のために6つを取り置き、会う人会う人に「花梨はいりませんか?」と聞きましたが、欲しいと言ったのは1人だけ。しかも2個のみ。

 とても佳い香りがする花梨ですが、花梨酒にしても蜂蜜漬けにしても、何だかイマイチ。喉にいいといいますが、あまり効いたためしがありません。皆も面倒がって、誰ももらってくれません。

 ネットで調べると、ジャムもいいとか。一度試してみましょう。通路に置いて、欲しい人に持ち帰ってもらうとしましょう。

 近くで、どなたか欲しい人、いらっしゃいませんか?

  
〜 屋根の上にたくさんなっている花梨 〜
2012年11月30日(金)  No.3435

見つけたぁ!!
 今朝は落ち葉掃除の続きに、作業服のままで古文書探し。

 天保時代に書かれたお十夜の記録があるはずなのですが、一度も見たことはなく、掛け軸や巻物の一覧には載っていません。もちろん、どこにあるか全然検討がつきません。埃除けのマスクをして、半ば当てもなく探し始めました。

 庫裏の納戸から古文書を棚ごと引っ張り出してきて探すも、ほとんどは明治以降の帳簿類。でも、面白い物を発見! 紅葉や桜の枝を折る人が多いので、それを禁じる制札を立てて欲しいという行政宛の書類。明治時代でも物見遊山客のマナーの悪さに難儀していたんだと思うと笑えました。

 結局、庫裏にはナシ。


 後、ありそうなのは土蔵。でも、書類などが仕舞ってあるのを見たことはありません。他の掛け軸を見るついで程度の気持ちで探しに行きました。

 いろいろ探しても見当たらりません。明かりのほとんど行き届かない奥の奥の棚の上にあった大きな木箱に背伸びをしながら手を突っ込んでみたら、何かありそう。おそらく書類。

 探しているものとは違ってもいいから、どんな物が入っているか確かめようと、棚から下ろして蓋を開けると、法要関係の書類のようでした。

 「ひょっとしたら、何か出てくるかも知れない」と大きな木箱をやっとの思いで寺務所まで持ち帰り、一つ一つ見てみました。

 法要や所領関係の書類、寄付の目録などに交ざって、十夜の時に出る水茶屋の書類が出てきました。まぁ、これも一つの資料にはなります。

 さらに見ていくと、ありました!! 天保時代に書かれたお十夜法要執行のためのマニュアル! これぞ探していたものです!

 早速、調査をしてくださっている文化財の方のところへ持っていき、「ありました!」と言うと、「えっ! ありましたか!」。みんなでワクワクしながら見ました。江戸時代の十夜の様子が詳しくわかる第一級の史料でした。

 調査は日が暮れるまで続き、明日もまた来て下さるとか。本当に感謝感謝です。

 諦めつつ探していた資料が出てきて、ほっと胸をなで下ろした日でした。

  
〜 紅葉には満腹気味。こんな花を見るとほっとします。 〜
2012年11月29日(木)  No.3434

紅葉期のマナー
 紅葉も終盤。終盤にきれいな本堂裏や自坊の前のもみじの色付きは今ひとつ。色が冴えません。「10年に1度」と言っていた紅葉も、完全に失速した感じです。

 僧衣を着て境内を歩いていると、あちこちからカメラを向けられている気配を感じます。今日も正面から至近距離で撮ろうとしていたので、手で遮って、ちょっとお説教しました。

 先日来、テレビが紅葉期のマナーの悪さについて現場を押さえようと、ずっと来ていました。今日も早朝から張り番。思ったような現場映像は撮れなかったようで、その分をインタービューで補うべく、マイクを付けて境内を説明して回りました。

 なかなか上手くはしゃべれませんねぇ。関西では映らないようなので、自分がしゃべっているのを見なくて済みます。

 それにしても、70歳前後の人のマナーは悪い。正面から至近距離でカメラを向けたのも、早朝だったら見つからないだろうと団体で三脚を立てるのも、特にマナーの悪い‘歩こう会’も皆それぐらいの歳です。本当にどうなっているのだろうと思ってしまいます。ブツブツ・・・。


 今日は朝から夕方まで、ずっと文化財の方がお十夜の古文書調査に来てくださいました。本当に頭が下がります。

 明日・明後日も来てくださるそうです。どうか、めぼしい記述が見つかりますように・・・。

  
〜 野路菊、いいわぁ〜 〜
2012年11月28日(水)  No.3433

落ち葉頻り
 朝起きたら、案の定、落ち葉だらけ。こんなに早く落ち葉掃除に追われるとは・・・。

 本堂の周り、正面参道、自坊の前など、約1時間半をかけて落ち葉を吹き飛ばしましたが、回収するところまではいかず、そのまま。風が吹いたら、また散らかってしまうでしょう。

 職員さんも今は特別態勢で、全員が本堂や書院の担当になっているので、外掃除をする人がいません。早く回収しないと・・・。

 今日は平日だというのに、拝観者数も駐車した貸し切りタクシーも、今季最高でした。見かけは結構空いている感じだったのですが、境内を訪れた人の中でも拝観する人が多かったのでしょう。

 紅葉はますます終盤。いつまで保ちますやら。


 もうすぐ12月。職員の忘年会の設定をしなければなりません。

 鍋はダメ。15人ほどで個室。若向きではない食事。タッチパネルで注文をとる店はダメ。ある程度街の中。こんな条件で探さなければいけないので、なかなか難しいのです。
 去年は松葉杖を突きながら行きました。本堂での説明も、杖を側に置きながらでした。元気になったものです。

 いつも頭を悩ませる店探しも、今年は結構すんなり。さて、二次会はボーリング? カラオケ?

 忘年会の頃には落ち葉掃除も少し落ち着いているでしょう。
2012年11月27日(火)  No.3432

落ち葉の候
 朝、雨の中、濡れ落ち葉をブロアで掃除。水がたっぷりあるので、濡れていても吹き飛ばしやすかったです。

 雨にもかかわらず、今日もたくさんの方が来られました。濡れてお気の毒ですが、潤いのある紅葉が見られます。

 風邪気味&喉の痛みで、読経にはちょっと苦労。思ったように声が出ません。でも、説明の時に大きなを声を出すのは大丈夫。今日は説明も控え目にしておきました。

 さぁ、明日は落ち葉掃除が大変!!

  
〜 一気に落ち葉が増えました 〜
2012年11月26日(月)  No.3431

青空に紅葉映える
 今日は快晴。朝はかなり冷え込んで、最低気温はいきなり2度でした。

 朝の落ち葉掃除が日課になりました。今朝も、自坊や本堂の周りなどをグルッとブロアで吹くこと1時間少し。毎朝、この作業に時間を取られるのはちょっとキツイです。

 月参りに行った後は、ず〜っと本堂で説明の繰り返し。終わったかと思ったら次の団体が入ってきて、切れ目なしに3回繰り返すこともありました。4時頃までに、いったい何回説明したでしょう。

 こんな快晴の日は紅葉がとりわけ美しく見えます。カメラは持っていたのですが、僧衣姿ではなかなか写真が撮りにくく、撮っている姿を激写されたりするので、あまりウロウロもできません。変装して写真を撮りたかったです。

 でも、見たようにはぜんぜん撮れません。人の‘レンズ’と‘プログラム’の性能はすごいですねぇ。

 今日は最高の人出でした。

 紅葉も今月いっぱい。予定が狂います。

  
〜 さっと撮った1枚 〜
2012年11月25日(日)  No.3430

インタビュー
 朝からテレビの取材。

 どうやらボクの閑話を記者が読んだようで、紅葉期の観光客のマナーについての取材。
 朝の9時から来て、マナー違反の‘現場’を撮るべく、夕方までずっと境内で張り番。でも、カメラを向けている時には既に遅しということが多くて、なかなか現場を押さえることが出来なかったようです。

 10時からインタビュー。PINマイクを襟に付けて、現場で説明。看板に禁止項目が増えていった経過などについても答えました。その後、正面参道を歩くポーズ。恥ずかしかったぁ〜 ボツになってぇ〜

 また来週も‘現場’の映像を撮りに来るそうです。


 今日はお天気もまずまず。晴れるところまではいきませんでしたが、薄曇りでした。拝観される方も多く、今季最高だったかも知れません。

 明日は快晴。屋根に登って、紅葉に囲まれた塔の写真を撮りたいなぁ〜

  
〜 今日もたくさんの人でした 〜
2012年11月24日(土)  No.3429

連休初日
 今日は慌ただしい日でした。

 朝一番、トイレの排水管が詰まっているというので、境内の公衆トイレを閉鎖。水道屋さんが来てくれて、草むらの中の排水枡を点検。

 檀家宅で拝んでいる最中に開通したとのことで、「開通!」のメールが来ました。

 やれやれです。ただでさえ長蛇の列が出来ることもあるトイレ。仮設のトイレだけではとてもまかなえないところでした。


 人が多くなると落とし物も増えます。今日もスマホ1、ガラケー1、デジカメ2、その他、帽子やポシェットなどなど。

 スマホはすぐに持ち主が現れましたが、ガラケーの落とし主からは見つかりません。AUに電話して、「電話を取得したので持ち主の連絡先にそう伝えて欲しい」と伝えたのですが、「AUショップか交番に届けて欲しい」とのこと。

 「そんなことしてられない。こっちで何とかする」と電話を切りましたが、「やはりこちらからはできませんので、AUショップか交番に届けて欲しい」と2回も電話が掛かってきました。「もうそちらには頼まないです。こっちで何とかします!」と切りました。

 着歴にあった番号にいくつか掛けて、何とか持ち主が判明。連絡を取ってもらって、夕方、ようやく持ち主に返しました。


 本堂内の「常香炉」を撮させて欲しいと出入りのお香屋さんを通じて頼まれていたイタリア人写真家夫妻を、本堂を締めた後に招き入れて撮影開始。

 「火を点ける儀式をして欲しい」と頼まれましたが、「そんな儀式はない」と言うと、「では普段通りに」と言われ、普通に点火すると「そこでストップして!」と言われたまま10分以上。「次の動きをゆっくり」と言われ、またパシャパシャ。

 世界的に有名な写真家のようですが、彼らのイメージの中の「日本」であって、まるで作られた世界。そのくせ「ヤラセは嫌」なのだそうです。

 同行してきた通訳は、「私は胃潰瘍になりそうです。日本のことを何も勉強してきていないし、ずいぶん失礼なことばかりします。約1ヶ月同行するのですが、もうこんな仕事は引き受けません」と言い、最後に御本尊に向かって「力をください!!」と帰って行かれました。


 その間に説明をしたり、更新用の写真を少しだけ撮ったり。拝観者はそれほど多いわけでもないのに、ずっとバタバタしていました。

  
〜 ピンぼけですが、香炉の写真を撮るイタリア人 〜
2012年11月23日(金)  No.3428

チョコを買う
 今朝は少し寒気がしたので、背中にカイロを入れました。バイクで走ると、風が袂から背中まで回り込んで寒い! 今年初めて、和装コートを着用しました。これからは必需品です。

 お風呂上がりには、手や顔に保湿ジェルを塗るようにしています。朝起きた時の感じが違うのです。でも、もとより、土や木を触ったガサガサの手。ジェルを塗るのはちょっとそぐわない気もします。


 三条商店街の中にある檀家宅にお参りに行ったついでに、3軒ほど隣にあるチョコレート屋さんに寄りました。今日、お目に掛かる方に差し上げるためです。

 生カカオ豆の焙煎から一貫した手作りをした生チョコで売り出し中の小さな店。読経を終えて帰り際、檀家さんに荷物を預けて、「ちょっとチョコレートを買いに行ってきます」と言ったら、老夫婦はビックリした顔をされていました。

 お店に入って、「オススメをこの箱に詰めてください」とざっくりした注文をしました。待っている間に「どうしてこのお店をご存知なのですか?」と聞かれました。坊さんがチョコを買いに来たのが不思議なのでしょうか? それともマニュアルに書いてあるのかな?

 「ボクはトレンディーなものには敏感なんです」とは言いませんでしたが、自分が食べるよりも人に差し上げるために、ある程度の情報は持っていますよん!

 チョコを買って檀家宅に戻り、「これは人に差し上げるので」と説明をしつつ、後にしました。

 チョコだけに、ちょこっと恥ずかしかったです。


 紅葉も本堂前は終息期。後は本堂の裏と三重塔の西側です。

  
〜 目で見たようには写りません 〜

2012年11月22日(木)  No.3427

毎日が飛んでいく
 だんだん境内の人が増えてきました。連休あたりが人出のピークでしょうか?

 紅葉は急加速。終盤を迎える木もチラホラ。でも、初めて見る人には、「わぁー!」という感じだと思います。そういう意味では、まだまだ見頃です。

 今日はバタバタと忙しくて、本堂での説明も夕方に1回しただけ。「刻々と暗くなりますから、説明よりも紅葉をお楽しみくださ〜い」程度。ツアーの人は本当に忙しいです。

 1日が飛ぶように過ぎて行きます。


 今夜は指先が冷たいです。

 ♪ 指先の冷たい女は臆病者だから ひとりじゃ生けて行けない〜 ♪

 何のコッチャ。。。

  
〜 真っ赤などうだんつつじ 〜
2012年11月21日(水)  No.3426

早くも落ち葉掃除
 早く進んだ紅葉の‘副産物’ともいえる落ち葉。雨に濡れたり人に踏まれたりで、かなり汚くなってきてしまいました。

 人が多くて掃除はしにくいのですが、連休までにしておかないと、ますます汚くなって景観を損ねます。そこで、今日は朝から職員さん2人が、観光客の顰蹙の眼差しを受けながら掃除。

 「どうしてこんな時に掃除なんかしてるの! もっと人のいない時にすればいいじゃないの!」とも言われかねませんが、朝明るくなってから夕方暗くなるまで、人の居ない時はありません。また、職員さんだって、夜明けと同時に掃除をするわけにはいきません。
 夕方まで頑張ってくれたお陰で、境内は一通りサッパリしました。

 それにしても、今年は葉の落ちるのが本当に早いです。

 本堂の北側あたりの紅葉はもう終わりかけて来ました。今まで、本堂の北側回廊から比叡山をスッキリと望むことはできませんでしたが、桧の剪定の甲斐あって、今年は紅葉と比叡山を合わせてみることができます。紅葉も日が当たるようになって一段ときれいです。


朝、犬の散歩をしている人が、「珍しい菊があるのですが、もしよろしければ植えてください」と声を掛けて来られました。野生種の菊のようです。

 その方は、「最近、いろいろな花が境内に増えましたねぇ」とおっしゃり、ご自分もそれに‘加勢’しようと思ってくださったようです。

 お昼過ぎ、寺務所の玄関前には菊の小鉢が置いてありました。

 せっかく咲いた花を盗って行く人もあれば、こうして持ってきてくださる方もあります。

 さぁ、来年また差し芽をして増やさなきゃ!

  
〜 本堂北側回廊から見た比叡山と紅葉 〜
2012年11月20日(火)  No.3425

古文書と過ごす
 今日は朝から夕方まで古文書整理。元禄から昭和初期までの日誌を年代順に並べるだけで終わってしまいました。最後に燻蒸をして、明日まで置いておきます。

 無形文化財の関係で十夜の鉦のことを調べているのですが、少しずつ‘見えて’きました。

 お十夜という行事は、室町時代に幕府の執権職にあった伊勢守貞国という人が10日間真如堂に籠もって念仏をしたことに始まりますが、鉦のことについてはその起源がわかりません。文化財指定を受けるためには、何としてもそれを明らかにしていかなければなりません。

 日誌を見ていると、「この字を書いた人はどんな人だったんだろう?」と思います。読みやすい字、雑に書いた字、内容も几帳面な人とそうでない人がわかります。

 真如堂は移転や焼失で転々としました。『真如堂縁起』は、寺の歴史がわからなくなることに危機感を持った人が作成したのでしょうが、それから時代を経て現在の場所に戻ることになった元禄に、また寺の歴史を残そうとしたのではないでしょうか?

 その日の天候はもちろん、行事の時の献立、来客、幕府からのお達し書きの写しなど、もしスラスラと字が読めたら面白くて仕方がない内容でしょう。

 「十夜」という文字は古い日誌からも出てきましたが、「鉦講」という文字があるのは今日見た限りでは1790年頃以降。「北組」「西組」「東組」という鉦講があって、日替わりで鉦を叩いていたことや、鉦講が来ない日があって、「これでは十夜にならない」と歎いている記述があったり、とにかく並べるだけのつもりがついつい見入ってしまいました。

 「これを現代文にするのをライフワークにしたいなぁ」と思うぐらい、真如堂にとっては貴重極まりない資料。後は専門家の調査を待ちます。

  
〜 とりあえず年代順に 〜
2012年11月19日(月)  No.3424

今年最高の人出
 今日も晴れたかと思ったら、黒雲が立ちこめて時雨れたりの繰り返し。でも、昨日の嵐のような天気を考えると、丸でまし。

 団体が来られたら説明をしましたが、「時間がありません」という団体も多く、ツアー参加者の中には「またゆっくり来たいです。忙しくって……」とこぼしている人もおられました。

 紅葉は一部ではもう終わりかけ。盛りのところもありますし、まだ緑色のもみじも少なくありません。色付きは、出だしは良かったのですが、ちょっと足踏みかなぁという感じです。

 拝観者も平素の50倍程度。本堂の受付にも朱印が殺到して大混雑です。でも、人出のピークはこれから。

 落ち着かない毎日が続きます。

  
〜 夕紅葉 〜
2012年11月18日(日)  No.3423

ガラケー買い換え
 携帯電話を買い換えました。もちろん、ガラケーです。

 「ガラケー」とは、日本独自の進化を遂げた日本製の携帯電話を、他の島との接触が無かったために独自の進化を遂げたガラパゴス諸島の生物になぞらえた言い方です。

 今まで使っていた携帯は時計表示などが出なくなり、いつクラッシュするかとちょっと心配でした。それと同じメーカーの作った携帯が、1年ぶりに発売されると知って、待っていたのです。

 ショップに取り寄せてもらっていたので、入店してすぐに切り替えて続き。データーの移行もしてもらいました。

 最初からガラケーを注文していたのでスマホを勧められることはありませんでしたが、スマホはやめて、ガラケーとタブレットの両方を持つ人が増えていると聞きました。いずれにしろ、自坊が起点でパソコンも利用できるので、スマホもタブレットも持つことはこの先もあまりないでしょう。

 新しい機種の設定をしながら、機能の取捨選択がなされていると感じました。その分、定価も安め。知人の紹介ということもありましたが、いろいろな理由でどんどんディスカウントしてもらって、結局、「えっ! そんなに安いの!?」と驚くほどの値段で買い換えができました。

 最近は最低限のマニュアルしか付いていないので、ネットから詳しいマニュアルをダウンロードして設定などをしましたが、まだ慣れないので、ちょっとおっかなびっくりです。

 次にお買い替える時には、ただの携帯電話はもうなくなっているかも知れませんね。

  
〜 新旧の携帯 〜
2012年11月17日(土)  No.3422

お片付け
 朝からお十夜の片付け。8時からは一山の僧衆たち全員で本堂などの荘厳を通常パターンに復旧。

 一段落して、後は職員さんたちで細々としたものを片付け。夕方には、雨で濡れたので干していたテントを片付け。1日掛けて、ほぼ終わりました。

 その間にも、御供を頂戴した方々にお札とお下がりのお餅を配って回りました。午後からは、職員さんたちの手を借りて、元禄から昭和に至るまでの日誌を納戸から移動し、屋外で埃を払いました。この後、燻蒸して、文化財の調査を待ちます。

 今日は小春日和とあって、境内を訪れる人もグッと増えました。結願が今日だったらなぁ〜

 さぁ、一気に紅葉シーズン真っ盛りへと向かいます。

  
〜 夕刻の紅葉。この角度、整備の甲斐あって、本当に綺麗になりました。 〜
2012年11月16日(金)  No.3421

十夜結願
 今日はお十夜の最終日。

 12時から自坊の法要。2時からお練りの法要。5時から御本尊の扉を閉める法要が行われます。

 朝一番に、若い僧たちも総動員で、テントの中にお粥や‘十夜柿’などを搬入。婦人会の人たちも来てくださって‘開店準備’。

 9時から鉦の第一座。肩衣を身に纏った鉦講の方々は何ともカッコイイ!

 心配なのはお天気。晴れたり時雨れたりの繰り返しで、雨雲レーダーを見ても、いったいどうなっていくのか予想がつきません。

 自坊の法要を終え、檀家総代さんたちに後をお願いしてすぐに本坊へ。小雨が降ったりやんだり。空を眺めながら、「何とか晴れて〜」。

 2時10分前。また小雨が降って来ました。5分前。最終判断をしなければならないタイミング。少し光が差してきたので、今後どうなっていくかはわかりませんでしたが、「それでは庭儀でお願いいたします」と出仕の方々に挨拶をして外へ。

 法螺、御詠歌、鞍馬幼稚園の園児さん、お稚児さん、そして僧衆が並び、法螺の音を合図に出発。それを聞いて、本堂の鉦も始まりました。

 境内を行列している間も雨には遭わず、法要を終えてまた境内を帰る時も雨は降りませんでした。それだけでもホッとしました。

 法要を終えても、雨は降ったり止んだり。5時からの法要は建物内の移動でしたが、その時は結構降っていました。

 今日はお天気も不安定なので、参列者は少し少な目。お粥はかなり残りました。自坊で御供養に出すちらし寿司も少し余りました。しばらくはお粥とお寿司の毎日になりそうです。

 ともかく、行列が出来てよかったぁ〜

  
〜 僧衆の行列 〜
2012年11月15日(木)  No.3420

ピンチ!
 さぁ、今日はお粥炊きと法要などの準備。

 お粥は、昨夜仕込んでおいた釜を朝5時半に点火。5升炊き釜で11回炊く予定。

 ところが、3つある釜の1つが点火せず、まったく使えません。2/3の戦力で炊くしかありません。エライこっちゃ!

 ボクが9時頃までに8釜を炊いた後は、婦人会の方が厨房を使って準備をされるため、9時までにはいったん作業を終えなければなりません。婦人会が終わって夕方に3釜を追加して炊きます。

 炊いている間にお米を研いでおき、炊きあがったものを飯ぼうに移して冷まし、釜を洗ってまた次を炊くという繰り返しです。

 戦力を欠いてはいましたが、朝も夕方も順調にお粥炊きは進みました。

 法要の準備も魔事無く終えましたが、心配なのは明日の天気。今日も雨の予報はなかったのに午後からにわか雨が降りました。明日は降水確率も高いので心配です。

 練習の3日から続けていただいた鉦も今夜が最後。明日は朝から5時の御閉帳まで打ち続けていただきます。皆さんお忙しい中、本当に感謝です。


 自坊に帰って、自坊の法要の準備。疲労困憊して、椅子に座っていても寝てしまうような状態。とにかく明日を乗り切らないと!

 晴れたらいいなぁー

  
〜 雨後の紅葉 〜
2012年11月14日(水)  No.3419

紅葉期本番へ
 夕方5時過ぎ、お十夜の支度に本堂に向かう時、いきなり回りが明るくなりました。

 「何だろう? 雷のような感じでもなかったけどなぁ」と思っていると、ゴロゴロと雷鳴が聞こえてきました。

 雷は数回鳴り、雨も一時は強く降りました。

 鉦講の人たちも、「こんなお十夜は初めてどすなぁ」とビックリされていました。

 終わってから十夜粥の仕込み。5升炊き3釜分をセットしておいて、明朝早くから炊き始めます。

 自坊の‘かふぇ水琴窟’も今日は練習日。明日、開店です!

 さぁ、いよいよ始まります。

  
〜 帰宅時のお茶所前 〜
2012年11月13日(火)  No.3418

落ち葉の季節
 朝起きたら、予想通り落ち葉だらけ。場所によっては地面が見えないほど落ち葉に覆われていました。溝も落ち葉で詰まって、溢れた跡がありました。

 まだ緑のままの木も多いですが、いっぱい葉を降らしている木もあって、バリエーションに富んだ季節になってきました。

 さぁ、これから毎朝の掃除が大変になってきます。大変ですが、ちょっと楽しくもあります。

 お十夜結願までカウントダウン。あれをやって、これをやってと、頭がパンクしそうです。

  
〜 ここは落ち葉掃除をしないでおきましょう! 〜
2012年11月12日(月)  No.3417

茶会のマナー
 今日は茶会のため、6時半から出勤。茶会自体は外郭団体が毎月開催しているので直接は関係ないのですが、いろいろな雑用があります。

 茶会でいつも困るのは駐車マナーの悪さ。参加される方で、自分のことしか考えないような駐め方をする人が少なくありません。玄関の真ん前に駐めてみたり、「いったい茶道をするって何なの?」と毎月思ってしまいます。女性の運転マナーの問題でしょうか?

 昨日から車の整理に来てもらっている‘シルバーさん’も、まだ慣れないためにきっちりした対応ができず、「ここ、邪魔にならないでしょう?!」と言われて、邪魔になるところだったのに「ダメです」と言えなかったとか。

 また、多額の費用を掛けて修復した襖に物を立てかけたり、荷物をくっつけて置いたり、もうハラハラです。

 十把一絡げにいってはいけませんが、「茶道をする人って、ただ席の中だけでしているだけで、その他の立ち振る舞いはメチャクチャじゃないの」と毎月思ってしまいます。


 今日は雨。風も段々強くなって、傘を差していても濡れるほど。境内は一気に落ち葉だらけになってしまいました。紅葉が早く終わってしまうのではないかと、ちょっと心配です。

 雨に濡れた紅葉は、これまたきれいでした!


 親戚から蟹が送られてきました。

 鉦の奉納から帰って、お酒を飲みながらいただいたら、すっかりいい気分。ちょっとだけ休憩と思っていたのに、1時間半ほど寝てしまい、「もう今日はあかん」とお風呂に入ってまた寝てしまいました。

 さぁ、明朝の落ち葉掃除が大変だぁ。

  
〜 人気の少なくなったプチ嵐の中の紅葉 〜
2012年11月11日(日)  No.3416

ター坊でした・・・
 はぁー、忙しかったぁ〜

 朝、2軒に月参りへ伺って、帰ってすぐに本堂でパワーポイントを使って説明。パソコンのマウスの動くが悪くて四苦八苦。建物内を案内して回って、墓前など2ヶ所で読経。
 自坊に帰って急いでご飯を食べて、自坊の「メダカの学校」。今日の講師は高校の2年先輩の僧。写仏を教えて貰ったのですが、あらためて自分の絵の下手さに呆れました。でも、とても楽しかったです。

 終わってまた事務所へ。今日から始まった車両規制の状況を、業務委託しているシルバー人材センターの人たちから聞きました。対処上いろいろ改善の余地があるので、檄を飛ばしておきました。

 いったん帰って、またすぐに本堂へ行き、6時から始まるお十夜の鉦の準備。奉納の間、受付で張り番。参拝に来られた方がお守りなどを欲しいと言われるので、よくわからないままにお分けしたり・・・。

 7時半過ぎに帰って夕食を摂った時には、何だかすっかりくたびれていました。

 あかん、もう寝ようっと!

  
〜 朝一番の「花の木」がきれいでした。 〜
2012年11月10日(土)  No.3415

‘長期戦’スタート
 今日も紅葉準備。

 明日から貸し切りタクシーを除く観光車両を境内へ入れなくするため、職員さんが近隣に看板を立てたり、ボクも看板を作ったり、駐車場にコーンを置いたり。

 「進入禁止」と看板を出してあっても、「一か八か」入ってくる車が、作業中にも何台かありました。明日からは強引な車に多少のトラブルもあるでしょう。

 仮設トイレも設置して、水道屋さんに工事もしてもらいました。これでトイレの行列が少しは緩和されるでしょう。

 「旅の恥はかきすて」というのか、何をされるかわからない紅葉期。これから1ヶ月の‘長期戦’です。

  
〜 夕方、ようやく日差しが 〜
2012年11月9日(金)  No.3414

見ぃつけたぁ!
 あ〜 やっと見つかりました! ともかく、これでやれやれです。

 先日来、真如堂の十夜鉦講のことが古文書に記載されていないかを必死で探していましたが、今朝、‘意中の’文書群が見つかり、そのうちの何冊かを抽出して見てみたところ、とりあえずは天保4年(1833)と文久4年(1864)に「鉦講」の文字を見つけました。

 天保4年の記事は結構詳しく、例えば旧暦10月5日のところには、3組の鉦講が来てお勤めをし、雑煮や酒飯などを出したなどと書かれていました。

 いったいいつから真如堂の十夜で鉦が奉ぜられていたのかなど、疑問はますます深まるばかり。残りの資料を全部見てみないといけません。古文書の文字なんて、そう簡単には判読できませんが、幸い、文化財から専門家が来てくださるので、少しでも謎が解明できるでしょう。

 それにしても、昔の人はいろいろなことを克明に記録しています。しかし、「例の如し」「常の如し」などと省略されていることも少なくありません。その時代はそれでわかったのでしょうは、今となっては何が「例」や「常」なのかがわかりません。

 こういう作業って、パズルを解くようで、とても楽しいです。

 古文書調べは喉にはよくありません。納戸の片隅で、棚や段ボール箱に囲まれながら古文書を見ていましたが、もちろんマスクはしていたものの、喉がいがらっぽくて仕方ありません。

 古文書調べは先送りして、明日から十夜と紅葉準備に専念します。

 風邪でも引いたら大変ですから、今日は早く寝ようっと!

  
〜 ようやく「鉦講中」の字が見つかりました 〜
2012年11月8日(木)  No.3413

気忙しい毎日
 今日も折々に見る紅葉が綺麗でした。こんなに早い時期から、「わぁー」と思うような紅葉が見られる年は、なかなかありません。今年は大いに期待できます。

 今日も境内に看板を出したり、紅葉期対策をしつつ、古文書調べ。お十夜に紅葉、こんな忙しい時期にそんなことをしていられないのですが、とにかく十夜の歴史を綴ったものを探さなければなりません。

 夜も、持ち帰った段ボール箱2個分の古文書を調べましたが、虫に食われてページがめくれないもの、虫の糞や粉がぱらぱら落ちてくるものなどだらけで、何だか気持ちが悪かったです。

 その傍らで、十夜の鉦のダビング。6〜14日、鉦の奉納は夜だけなので、昼間はテープを流して雰囲気を出すようにしていますが、そのテープがガタガタ、ノビノビ。今夜、録音し直したものをマスターにして、別のテープにダビングするのですが、カセットなんて長い間使ったことがないので、まずは機械探し。

 Wカセットの機械を引っ張り出してきたのですが、両方ともカセットが回らずダメ。結局、小さなカセットコーダーとCDラジカセをケーブルで繋いでダビングしました。CDに焼いておけば劣化も心配ないのですが、本堂にはCDの機械が無いので、今年はカセットで乗り切ります。

 さぁ、明日、掛けてみようっと!

  
〜 朝日にきれいな楓の落ち葉 〜
2012年11月7日(水)  No.3412

中央青果市場に行っちゃった
 雨が上がった朝。少し靄が掛かっている中に朝日が斜めに差してきて幻想的。その光が濡れたもみじ葉を照らして、何ともいえない美しさ!

 今年一番の紅葉風景でした。これから、どんどんこんな驚きの景色が見られるでしょう。今年はいいですよぉ!


 お十夜で使う食品トレイを買いに中央市場近くのお店に行きました。何度も行ったことのある店なので、すぐに買い物が終わりましたが、その店にはない形の透明なケースを求めて他の店へ。

 型番からメーカーを探し、そのメーカーに京都で取り扱っている店を聞いて、住所を頼りに行ってみたのですが、そこは事務所だけ。店舗は青果市場の中にあるとのこと。

 とりあえず敷地内に入ってみましたが、‘ターレ’と呼ばれる運搬車が縦横無尽に走り回り、素人の入れるような雰囲気ではなし。恐る恐る通路の横に車を駐めて、目的の物を買って、一目散に帰りました。

 行ったのがお昼過ぎだったのでまだ平穏な雰囲気でしたが、朝早かったら大変な目に遭っていたでしょう。あー、焦りました。


 今日は何だか忙しくて、外の作業は昨日植えた菊の修正だけ。どうも上手くいきません。

 夜遅くまで、十夜鉦講の資料探し。古い文献を手当たり次第探しましたが、収穫ナシ。トホホです。

  
〜 息を呑む光景でした 〜
2012年11月6日(火)  No.3411

お十夜開闢法要
 今夜はお十夜の開闢法要。御本尊の厨子の扉を開け、これから15日までのお十夜法要が始まります。

 昨日・一昨日は練習でしたが、普段歩いたりすることのない夜の境内で、いろいろなことに気が付きました。一番は、外灯が点いていないこと。意識的に消してあるのもありましたが、タイマーの設定が狂っていたり、電球が切れていたりと、意図しないものも数か所。昨日のうちにほとんどは改善しました。

 外灯の光の届かない、暗い場所も気になりました。鉦の講の人はお年寄りが大半。足元が暗くては危険です。

 ということで、今日は電気工事。

 暗くて明かりが欲しい場所近辺を調べてみると、その昔、境内のお堂の軒裏から外灯へ引いていた電線が見つかりました。外灯がなくなった時に切断したままで、先端は今ではほとんど見られない陶製の碍子で止まっていました。

 軒裏に碍子が付いたままなのも格好悪いので、それを取って、その配線を活用することにしました。古い線は新しいものに換え、書院の工事で不要になった照明器具を取り付けました。

 夕方になると自動的に点灯していて、道も明るくなっていました。これで一件落着!


 さて、次は植木屋。茶所前のコスモスを菊に植え替える作業。紅葉も進んできたので、模様替えです。貫主の育てた菊を書院の奥から運んできて、コスモスと入れ替え。

 これはちょっと失敗です。お十夜の法要が始まるまでに時間がなかったので、焦って丁寧な仕事が出来ませんでした。明日、修正です。

 植え替えていると菊の香りがすごく匂い立ってきました。いい感じです。


 終わって慌てて手を洗い、僧衣に着替えて、さぁ、法要! いよいよお十夜が始まります。

  
〜 とりあえず菊に模様替え 〜
2012年11月5日(月)  No.3410

ストレスの多い紅葉期
 昨日今日の連休で、境内を訪れる人が急に増えました。

 紅葉はまだ色付きはじめですが、「わぁー きれい!」と、結構皆さん喜んでおられます。よかった、よかった。

 でも、人が増えると‘とんでもないこと’をする人も中にはいて、ストレスの多い季節になってきます。

 注意しても逆ギレする人も少なくなく、「ボクの言い方が悪いのかなぁ。言わなきゃよかったかなぁ」と思ってしまいます。

 植木の手入れはほぼ一段落したので、紅葉期に向けた看板を立てたりする作業を急いでいます。注意書きの看板などはあまり立てたくないのですが、そんなこんなで‘いろいろな人’がいるので、「こんなこと敢えて書かなくてもわかるだろう・・・」と思うようなことでも掲示しなければいけません。

 そんな点からいうと、ゲートを設けて拝観料をいただくことも一つの策なのですが・・・こんな調子ではいずれそうしなければいけなくなるかも知れません。

 紅葉は楽しみですが、嫌なことも多い季節です。


  お十夜の鉦が3日から始まりましたが、鉦のお勤め中は大した用事がないので、毎年この時を利用して護符作りの下準備をします。早速昨日から、護符にお不動さんの梵字の印判を押す作業を始めました。

 終わって自坊に帰ると、年始にお参りされる方の経木塔婆書き。これも1日から始めました。

 紅葉を通り越して迎春準備突入です。

  
〜 一枝だけフライング紅葉したどうだんつつじ 〜
2012年11月4日(日)  No.3408

忘れてた・・・
 「3日の閑話が書いてないですよ」とメールをもらいました。書いたつもりだったのになぁ・・・。

 「今日の散歩道」の更新も、金曜日の夕方に「あっ・・・」としていないことに気付きました。でも、薄暗くて写真が撮れず、翌日になりました。

 忘れないようにしようとメモだらけ。でも、下の方のメモに書いたことは忘れてしまいがち・・・。出かける時に持っていく物は玄関に置いておくのですが、跨いで行ってしまうこともあります。

 寝る前に「あっ」と思い出して、寝られないことはありません。布団に入るとほぼ同時に爆睡しますから。

 こういう症状は歳を取るとともにエスカレートしていくのか、このままほぼ横這い状態なのかわかりませんが、エスカレートしていくとしたらちょっと困ります。どうなるのかなぁ〜。


 今日明日はお十夜の「鉦講」さんたちの練習。皆さん、忙しい中を15日の結願まで毎晩来てくださいます。

 去年の今頃は病院のベッドの上で、痛いながらも結構ゆったり過ごしていました。あんなにゆっくり出来ることがあるとしたら、また何かで入院する時以外にはないでしょう。大したことない病気で、少し長めに入院できたらいいなぁ〜

 ちょっと今日の日記は後ろ向き?

  
〜 始まった十夜の鉦 〜
2012年11月3日(土)  No.3409

十夜の準備
 今日は朝から「お十夜」の準備。引声法要の設えからお十夜の設えに模様替えです。

 十夜の設えは少々大がかりで、メインは建設現場で使うパイプの足場を組み立てる作業。その上に畳を乗せ、鉦を置き、回りを幕で囲って、‘舞台’が完成!

 外では石屋さんがユニックを使って回向柱を立ててくれています。これは少し前までは人力でやっていました。

 準備がだいたい終わろうという頃、お十夜の‘鉦’について聞き取り調査をするために文化財保護課の方が来られました。要件が整えば無形文化財に指定されます。

 「15〜20分ぐらいで」と聞いていたのですが、結局3時間半。予定していた檀家参りに行けなくなってしまいました。申し訳ありません。

 それからは十夜に関する文書などを探して、物置や蔵の中をゴソゴソ。虫食いだらけの文書は埃っぽいので、マスクをして臨みましたが、一度バルサンをしてからすることにしました。

 何かめぼしい記述が出てくればいいのですが・・・。

 結局今日はそんなこんなで終わってしまいました。トホホ。

  
〜 回向柱を立てる作業 〜
2012年11月2日(金)  No.3407

「朝まで中島みゆきかけています」
 遠来の友人とおばんざいの店に行きました。最近は何かないとまったく‘街’には出ないので、久しぶりです。

 その店の女将に、以前、「朝まで中島みゆきかけています」というお店を紹介してもらったと思っていたのですが、今日聞いてみると、紹介してくれたのは「 鶴亀猪や」という店。

 まぁ、それはどうでもいいのですが、「朝まで中島みゆきかけています」という店の前に何度かたたずんだのですが、ドアを開ける勇気が出ず、結局いまだに行けていませんでした。

 「行きたいんだけどねぇ」というと、友人は「行こう!」とすごい乗り気。中島みゆきのファンでもないのに。

 ディープな雰囲気の露地の薄汚れた建物のモルタル壁に、「朝まで中島みゆきかけています」張り紙は健在でした。友人に勇気づけられながら、2階にあがって恐る恐るドアを開けました。

 店内は、壁も天井もすべてスナップ写真で埋め尽くされていました。客の写真のようです。L字のカウンターに椅子は6つ。中には50代ぐらいのマスタ−。かかっている曲はもちろん中島みゆき。

 ‘角’の水割りを飲みながら、マスターと一言二言。「初めてですか?」と聞かれたので、「はい、以前から来たかったのです」と答えると、「どうですか?」と尋ねられました。「もちろん、最高です」と返しました。

 マスターは、お店にある中島みゆきのCDのタイトルと曲名を記した手書きのカードを見せてくれました。リクエストもOKのようです。浅川マキや拓郎のLPも少しありました。

 しばらくすると、「写真を撮ってもいいですか?」と聞かれました。断る故はなし。ポーズを取りましたが、なかなかシャッターが降りません。レンズの蓋も閉まったまま。「電池がありません」と残念そうなマスター。

 しばらくして、他のお客さんが来られましたが、注文と違うドリンクを作ったり、おつまみが品切れだったりと、手際がいいとは言えません。でも、それも悪い気はしません。

 一昔前の学生街にあるような雑然とした綺麗とは言いがたい小さな‘ショットバー’(看板に「ショットバー」と書いてありましたので)。「朝まで中島みゆきかけています」というキャッチコピーの店は、とても落ち着ける空間でした。

 1時間ほどで帰って来たので、何だか中島みゆきが聞き足りません。また自室でしばらく聞きました。

  
〜 の店の前 〜
2012年11月1日(木)  No.3406

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