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2011年10月の日記

ウイークデイの病院
 痛みは昨日よりも少しマシにはなりましたが、まだまだベッドに‘貼り付け’状態。

 カーテンを自分で開けられないので、外が明るくなってきているかどうかわかりません。そんな中、「ゴーン」となる6時の鐘は、まさしく真如堂の鐘の音。励まされます。

 初のウイークデイの病院。病院も通常モードです。

 朝一番、といってもこの病院の朝は遅く、8時頃に歯磨きに来てくださいます。ベッドの上で自分で磨く準備や後始末をスタッフがしてくださいます。

 遅めの朝食(8時半)、検温や血圧測定、点滴、部屋の清掃などとバタバタ。これが朝のリズムなのですね。昼食は12時、夕食は6時。歯磨きタイムの後、9時消灯。何だかあっという間です。

 見舞いにも来てくださるのですが、尿瓶がベッドの枠に吊してある狭い部屋では申し訳なく、出来るだけ病院名は隠すようにしました。

 いろいろなスタッフの方が、とても親身になってお世話くださっているのには、本当に頭が下がります。
2011年10月31日(月)  No.3038

病床5尺5寸
 ベッドの上から動けないどころか、寝返りはもちろん、折れた右側の足はピクリとも動かせません。見えるのは病室の天井や壁。寝ながら手の届く範囲のものしか使えませんので、どこに何を置くかがかなり重要です。

 痛みの中で大部屋は嫌だったのと、個室だったら携帯を使ってもいいと言われたので、個室にしました。仕事絡みで、いっぱい連絡しなければならないからです。

 その個室は、広さ4畳くらい。壁には折れたフックの跡、ハンガーが掛かりっぱなしになっていたような痕跡。黒ずんだ蛍光灯。お世辞にも綺麗とは言えません。

 でも、当分はここがボクの‘出城’です。

 まだ病院のリズムがつかめず、入れ替わり出入りする看護師や准看護師も、初めてお会いする人ばかり。何とか尿瓶だけは使えるようになりましたが、その他はひたすら寝るだけ。

 食事は、「普通食」ということもあって、美味しいです。ただ、寝ているだけのボクにとっては、あまりにも量が多いく、完食は出来ません。最初は食べさせてもらいましたが、若い准看護師さんがあまりにもせっかちな人だったのでしんどく、次からは何とか自分で食べるようにしました。

 夕刻、必要な書類を寺務所の人に届けてもらいました。でも、まだ見る気はしません。明日にしよう・・・。

 疼痛さえなければ・・・

病室の天井
2011年10月30日(日)  No.3037

何が起きたの?
 今日も有り難い快晴。もちろん、朝から植木屋!

 紅葉の見栄えアップのためと共に、今年は紫陽花がさえなかったので、日当たりを改善してやろうと、鐘楼脇の杉や桧の下枝打ち。

 植木用の三脚梯子と高枝鋸が大活躍。4本を仕上げて、11時から法事。墓参の時に、スッキリした木々を見て、我ながら大満足しました。

 午後は、先日本職の植木屋さんがやり残した本堂裏の桧の垂れ下がっていた数本の枝を切りました。

 見ていた人から、「長刀のような鋸ですねぇ」と声を掛けてもらいました。

 場所を移して、本堂西南の桧の枝打ち。今日手入れをする木の中では、最も太く大きい木でした。

 順調に枝打ちをして、最後に太い枝を切っていた時、その枝が途中から裂けてこっちに向かってきました。‘一瞬’よりも短い時間の出来事でした。

 枝は三脚梯子の支えを払い、ボクは放り出されたのか、自ら飛んだのかわかりませんが、あっという間に地面に落ちました。こういう時は‘スローモーションのようだ’とよく言いますし、ボクの経験でも今まではそうでしたが、今回は‘瞬間’でした。

 横向けに腰から地面にたたきつけられ、転がりました。すぐに、二人ほどの人が駆けつけてくれました。ボクは「大丈夫です」を繰り返していたように思います。

 しばらくしてから地面に座り、長刀のような鋸を支えに立ちましたが、もうどうにも動けません。まるで「弁慶の立ち往生」のよう。職員さんに電話をして来てもらい、自坊まで送ってもらいました。「病院に行ってください」と言ってくれましたが、自分では‘大丈夫’半分、‘普通と違う’半分。30メートルほどもある道を、どうやって帰ったのでしょう。

 自坊に着きましたが、上がれません。這い上がって作業着から普段着に着替え、何度も立ち止まりながらタクシーのところまで行って、一番近い整形の病院に向かいました。

 タクシーを降りても動けず、車椅子で診察室まで連れて行ってもらい、すぐレントゲンとCT。骨盤が2箇所クッキリと折れていました。尋ねられたので、「タクシーで来ました」と答えたら、ビックリされました。

 即入院。こんな状態で大部屋は嫌だったのですが、幸い、安い部屋が空いていたので、とにかくそこへ入れてもらいました。土曜日の時間外で専門医もいないので、正確な診断は週明けになりました。

 ベットの上からピクリとも動けず・・・。

 しばらくして、整形が専門の院長が来られ、「しばらくは動けませんねぇ。お父様はお元気ですか?」と言われました。診断書には「骨盤(坐骨)骨折 2〜3週間の安静入院」?と書かれていました。・・・お十夜はまったくダメだ・・・。

 痛み止めの座薬を入れて貰い、何とか寝ました。

 「それにしても、なぜ、梯子が・・・・」 まったくの想定外でした。
2011年10月29日(土)  No.3035

打ち合わせ
 今日は快晴! こんな日は、外で目一杯働きたいのですが、午後から打ち合わせ×2。

 1つは、境内の防災事業。行政の方と設計士と3人で、消火栓のルートや位置、事業年度などについて協議。莫大な費用がかかります。

 2つ目は、真如堂の小冊子の色校正。現行のものを増ページして再版します。あわせて、絵葉書を4種類を増やします。

 どんな写真を追加するか、先日からずっと悩んでいました。猫の写真が人気があるのかと思っていたら、統計的にはそうでもありません。やはり、圧倒的に人の増える紅葉の写真がダントツ。

 その結果を踏まえて、敷き紅葉、色とりどりの落葉、沙羅、菩提樹の写真を追加することにしました。タイトルを付けるのに夜遅くまで煩悶。ようやく決まって、やっとこれで眠れます。

 明日は外作業をするぞ! 快晴でありますように!

 
〜 朝のまだら紅葉 〜
2011年10月28日(金)  No.3034

裏張り
 今朝方は寒かったぁ〜

 気象台で最低気温が7.6度だったらしいので、境内では6度台まで下がったのではないでしょうか? 夜中に2回もトイレに行き、1回は震えが来ました…ブルブル。

 今日は他のお寺の1周忌で、法要に出仕。その後、浄斎。ほぼ1日がかりでした。


 衝立の修理を頼んでいる方から、面白い裏張りが出てきたと連絡があったので、見せてもらいました。

 小さい落書きなどだろうと思っていたら大きく(約2メートル四方)、しかも2枚もあって、内容も面白いのでビックリしました。

 1枚は、書の練習をしたのでしょう。「一死報國/猛虎一声山月高/寿南山東福海/武漢陥落/江南梅自早/祈武運長久」と書いてあります。

 「武漢陥落」という文字から、1938年(昭和13年)頃に書かれたものであることがわかります。文字の下には提灯や小さい鯉のぼり。武漢陥落の時には100万人が祝賀提灯行列に参加したそうですから、その時の光景を描いたのでしょう。鯉のぼりは、端午の節句が武家では男児の立身出世・武運長久を祈る行事だったことからも、提灯行列にも使われたのかも知れません。

 おそらく僧が書いたであろうこの字に、そんな焦臭い文言が並ぶことに‘時代’を感じると共に、状況に抗することができなかったこと、あるいはむしろ進んで戦意高揚に荷担していたことが見えてきます。

 もう1枚は、山水画と新春を寿ぐような画賛が記され、下の部分には柿や銀杏、紅葉や栗などが描かれていました。練習の跡がうかがえます。大正の頃のものでしょう。

 じっと見ていると、何だか当時の光景が彷彿としてきて、完成作よりも饒舌な気がします。いいもの見ました。

 文字などを判読して、裏打ちをしてもらって、保存することにしましょう。

 
〜 衝立の裏打ち 〜
2011年10月27日(木)  No.3033

模様替え
 朝、パソコンを付けたら、また異音。音の出所は電源部のファンであることがわかっていたので、気にしながら使うよりは直しちゃおうと、分解開始。

 ケースを開け、電源部を外し、電源部のケースを外して、ファンの軸受け部分に注油。また元通りにしてスイッチを入れたら、異音は消えました。しばらくはこれで行けるでしょう。


 今年は1輪も咲かなかったヘブンリーブルー。その代わりに、いただいた種の朝顔が細々と咲いていましたが、今日、季節の変化に応じて菊に‘模様替え’しました。

 朝顔の蔓を切って根を抜き、貫主の育てている小菊を6鉢もらってきて、そこに植え付けました。

 根を抜く時に、有機質の臭いがしました。牛糞か油かす? ヘブンを植える時に元肥に入れたものでしょう。あの暑い夏を越して、いまだに臭っているということは、ひょっとしたらこれがヘブン不調の原因かも知れません。でも、普通の朝顔は何ともなかったのですが・・・。

 さぁ、これで茶所前も紅葉期の準備が整いました。

 枯れ枝処理も総門まで到達。終了間近です。萩の刈り取りなどをすれば、境内の手入れはほぼ完成です。

 今日もよう働いたぁー もう一息!!

 
〜 菊の植え付け完了 〜
2011年10月26日(水)  No.3032

買い物
 午後は少しだけ植木屋。高木の枝打ちと枯れ枝処理。今日も高枝鋸は威力を発揮。枯れ枝処理もあと一息。今月はこれに尽きそうです。

 夕方から、行政の文化財の窓口へ、大工さんと一緒に行きました。本堂の階段の修理の打ち合わせですが、まだ数回かかりそう…。大変です。

 近くの紳士服量販店が閉店するというので、オマケのキティーさんのグラスが欲しくて行きましたが、ろくなものがなく、いいものはすごく高い! よく見ると、通りを挟んだ向かい側に新店舗が建っていました。

 「何ぁんだ、向かいに引っ越すだけじゃないの・・・」と馬鹿馬鹿しくなり、何も買わず、キティーのグラスももらわずに、近くの作業服屋さんで外作業用の靴を買って帰って来ました。

 夜になって、急に冷え込んできました。11月が近いことを実感します。

 
〜 今日の夕焼け 〜
2011年10月26日(水)  No.3031

植木屋三昧
 今日の予定は、近くの檀家宅へのお参り1軒だけ。お天気は晴れ。

 こういう日は、もちろん植木屋です。

 早朝、お参りに行く前に先日からやりかけていた金木犀の剪定を完成させました。帰ってからは、境内の松の剪定、枯れ枝の処理、萩の刈り取りなど、植木屋三昧。

 松の剪定には、今回購入した高枝鋸が活躍しました。山林の枝打ち用の390センチ長の鋸は、本職用のしっかりしたもの。その分重たいですが、今までのように竹竿の先に鋸を付けていたのとは大違いの切れ味です。今後の活躍が期待されます。

 枯れ枝処理には、先日、ホームセンターで購入した金具が役立ちました。金具にはかなりの加重がかかるので、軽くて丈夫なものが必要でした。もちろん、他の用途の物を転用したのですが、大成功です。

 萩は刈り取るには少し早いのですが、いろいろな作業が詰まっているので、前倒しで始めました。

 今月も残り1週間。他の作業も、11月を目処に進んでいます。連日今日のように時間が取れるといいのですが・・・。

 
〜 参道の萩 〜
2011年10月24日(月)  No.3030

祭り
 順延になった時代祭の日。

 行列は午後からですが、集合場所の御所に集まってくる行列が9時〜10時半頃、あちこちからやってきます。午後の行列は通過する時間や場所がわかっていますが、朝のはわかりません。

 今日はバイクに限ります。3軒の檀家を回って、11時から自坊で法事。それまでに帰らなければなりません。

 1軒目から2軒目に伺う途中、勤王隊の行列に出会いました。勤王隊は時代祭の先頭を行く鼓笛隊。この行列と信号でバッタリ。向こうが青だったら、通り過ぎるまでは待たされる羽目になります。

 笛と太鼓の心地よいリズム。いかにも時代祭という雰囲気なので、急いでいなければ見ていたいのですが・・・。運良く信号が変わって、こっちが青になりました。

 2軒目から3軒目に行く時、「ここなら大丈夫だろう」と思って通った細い道。その1筋横の、さらに細い道をさっきの勤王隊が通っていました。馬もいるのに大変です。あと1分遅ければ、勤王隊の後を付いていかなければならないところでした。

 スレスレでしたが、行列にぶつかることもなく、10分前には自坊に帰着。無事に法事を始めることができました。

 午後3時頃からは、真如堂の守護神日吉神社の御輿の参来。時おりパラッと時雨れる中、本堂前で読経をした後、子供の太鼓や獅子舞、女性たちのよさこい演舞などの奉納を見ました。

 御輿はまた神社に帰っていきましたが、勤王隊とはまったく違って、のんびり、ほんわかした行列でした。

 金・土曜日が多忙で、「今日の散歩道」の更新をやっと今日しました。お祭りの‘ネタ’があってよかったぁー

 
〜 さぁ、帰ります! 〜
2011年10月23日(日)  No.3029

順延
 檀家宅へのお参り、自坊での納骨法要、葬儀〜火葬場〜初七日と、忙しい日でした。

 時代祭は中止になったものの、行列のあったであろう時間帯には、ぜんぜん雨は降りません。

 観覧席の招待券を譲った友だちは、明日は仕事で行けないとか。雨が降らないのが「恨めしい」というメールがきました。まぁ、仕方がありません。

 空っぽの観覧席の前を、今日は何度も行ったり来たりしました。

 さぁ、明日は祭りの行列をいかにくぐり抜けて移動するかが問題です。

 
〜 空っぽの観覧席 〜
2011年10月22日(土)  No.3028

オークション
 最近、オークションをよく利用します。

 狙っているのは、真如堂関連のものなど。先日から、ジグソーパズル、木版の文書や絵、絵葉書などを入手しました。資料収集です。

 時には掛け軸や屏風なども探してみますが、これは実用。季節などに応じた掛け軸がかかっていないと格好悪いですし、床の間も引き締まります。いま、拝観コースの床の間に掛かっているのは、どれもオークションで落札したものばかり。でも、なかなかいい感じです。

 要らなくなった物を欲しい人に回す。オークションって、なかなかいい仕組みだと思います。


 今日もまとまった時間が取れず、植木屋はお預け。高枝切り鋸を買ったり、ホームセンターで枯れ枝処理に使えそうな金具を入手して、用意は万端なのですが・・・。月曜日まで出来そうにありません。

 でも、明日も雨だから、諦めもつきます。

 
〜 落札した版画 〜
2011年10月21日(金)  No.3027

打ち合わせ
 今日は打ち合わせばかりでした。

 来年実施される銀行の新入社員研修の打ち合わせ、民家との境界の樹木伐採について森林組合と打ち合わせ、そして紅葉期に自坊で行うカフェの打ち合わせ。

 カフェの打ち合わせ・・・もうそんな季節になってきたのですねぇ。今年は5つの施設が参加して、11/8〜12/1に開店予定。スタッフが揃わなければ臨時休業したり、早く閉店することもあります。

 このイベントもすっかり定着して、「今年もやるのですか?」と問い合わせをいただいたり、すでに団体予約が入ったりもしています。有り難いことです。

 働く者も喜んで、来てくださる方も「おいしい」「ゆっくりできた」と喜んでくださる。やっぱり、こうでなくっちゃ!

 あれやこれや、紅葉期に向けて、毎日気忙しいです。

 
〜 そろそろお仕舞い、酔芙蓉の花 〜
2011年10月20日(木)  No.3026

シフト表
 先日来、パソコンから異音がしていました。叩くと直る時がありますし、音の出所は電源部のファンであることがわかっていたので、それほどあわててはいませんでした。

 でも、パソコンの異音って嫌なものです。

 今朝も、異音を立てながら起動し始めたので、もう一度電源を切り、ケーブル類を全部外してカバーを外しました。電源部を取りだし、ファンの様子を見ましたが、どうやらファンのガードが弛んで音を立てている感じ。せっかくここまで外したので、あちこちの埃を取って、元に戻しました。

 異音がスッキリ消えたというほどには直しませんでした。電源部のファンを交換してやらないといけないかも知れません。


 今日は、紅葉期の駐車場係の方たちの説明&事前研修会。10時からなのに、早い人は9時過ぎには来られていて、パソコン修理の後に植木屋をしたままの格好だったので、慌てて僧衣に着替えに帰りました。

 某シルバー人材センターと擦った揉んだのあった今回の駐車場係。結局、直接に雇用する形になりました。今までの業務委託と違って、事務的にはいろいろな作業が増えます。

 15名の方々に、雇用条件などを説明した後、業務に関する細かい説明。後は、実務経験豊富なベテランの方々に任せて、ボクはまた着替えて植木屋に復帰。ベテランの方々は、説明会の後、何日にどの人をどの配置に置くかというシフトを組む作業。

 皆さん、今度の擦った揉んだ劇に怒りと責任を感じて、自ら買って出てくださいました。とても熱く、責任感の強い70過ぎの方々。相当苦労されて、終わったのは4時を過ぎていました。感謝感謝です。

 夜、いただいたシフトを、誰がどのパートに何日入るかなどが計算できるExcelの表にして、ついでに賃金や交通費も出るようなシートを作りました。これでOK!

 初心者の多い今年の駐車場係。何とか円滑に行きますように・・・。

 
〜 秋明菊の向こうに石蕗の黄色い花 〜
2011年10月19日(水)  No.3025

落語を一席
 今日は、天台宗の京都の寺院が集まって行う写経と講演の会。150人ほどの方がお集まりになりました。

 本堂での写経が終わり、いよいよ昨日準備した高座の出番です。

 演じるのは女性の落語家の露の団姫さん。団姫さんから、扇子を置く台が前に欲しいと言われて、本堂から焼香台を持ってきました。拝む時の礼盤を使った高座に焼香台。いかにもお寺らしい落語会です。

 演目は、上方落語の演目の一つ『時うどん』。‘つかみ’から、今日の聴衆はよく笑ってくださいました。団姫さんも、後で「今日はやりやすかったです」とおっしゃっていました。

 会が終わって、落語に使った仏具は元通りに・・・。


 片付けが終わった夕方、垂れ下がった杉の枝などの剪定をしました。ハシゴの上で、竹竿に付けた鋸で枝払い。ちょっとコワイ・・・。

 あっという間に、軽トラの荷台は切った枝だらけになりました。

 これでもみじに日がよく当たります。明日も植木屋出来るかなぁ〜

 
〜 急作りの高座で演じる露の団姫さん 〜
2011年10月18日(火)  No.3024

高座作り
 明日、天台宗の京都の寺院の行事が真如堂で行われるのに当たって、その準備。本堂では写経が、書院では講演が行われます。

 講演は落語と茶道家の2部構成。茶道家の講演は演題でしていただくのですが、落語は・・・。

 書院の仏間を模様替え。仏様にはしばらく‘お休み’いただき、その前に急誂えの高座を据え、後ろの仏具が丸見えになるというので、屏風で目隠しをしました。

 座った人の目線が高座の天辺あたりに来るのがいいと落語家さんには聞いていたので、お勤めに使う礼盤の上に特製の台を乗せて、かなり高い台になりました。吊してあった御簾は、顔が半分隠れるので外しました。

 高座の後ろにはこれまた急ごしらえの‘踏み台’。試しに昇ってみましたが、勢い余って前に落ちそう・・・コワイ。落語家は女性なのですが、大丈夫かなぁ。

 何だかケッタイな高座だけど・・・。

 
〜 屏風の後ろから蓮の華が突き出ています 〜
2011年10月17日(月)  No.3023

秋晴れの境内へ!
 「引声阿弥陀経会」の結願日。

 全員の声がピタッと止まってしまうのを「棚落ち」と言いますが、それに近い瞬間があって、ちょっとヒヤッとしました。

 朝から結構暑く、声を出すと汗ばむほどで、終わった後で衣を干さなければなりませんでした。


 終わって、急いで檀家宅での法事。帰ってお昼を食べると、休む間もなく境内へ! 休めばいいのですが、秋晴れにじっとしていられなかったのです。

 待ち焦がれていた植木屋タイム! 枯れ枝処理の続きです。

 今日は正面参道の北側。かなり太い枝が枯れていて、景観上の問題だけではなく、多くの人が下を通るので危ないところでした。

 次々と枯れ枝を落としていると、先ほど自宅で法事をした方が来られるのが見えました。
 こちらに気が付かれていないので、声を掛けると、「おっさん、何をなさっているのですか?!」と驚いた様子。斯く斯く然々でと説明しました。御供養の菓子を渡し忘れたと持って来てくださったのでした。

 そのうち、職員さんが片付けに加勢をしてくれ、思ったよりも早く作業を終えることができたので、しばらく事務所でデスクワーク。

 職員さんたちが帰った後、今度は自坊の前付近の枯れ枝処理を、暗くなるまでしました。

 あー、久々の外作業は何とも気持ちがいい! その上、夕食は好物のカレー。ご飯に掛けて2皿。パンと一緒にもう一皿。これでもかというほど食べて、夜遅くになってもお腹はパンパン。ちょっと反省です。

 あと3〜4日あれば枯れ枝処理も一段落しそうです。頑張ろうっと!

 
〜 きれいに色付いてね! 〜
2011年10月16日(日)  No.3022

紅葉準備
 午後は紅葉期に開く茶所の打ち合わせ、観光車両を整理する臨時職員の採用条件を作ったり、掛け軸修理の打ち合わせをしたり。

 小雨で植木屋も出来そうになく、諦めもつきます。

 紅葉期を迎えるまでにしなければいけない境内の整備、看板類の作成、事務仕事がまだたくさん。境内の紅葉はまだまだですが、準備は本番です。

 それにしても、昨日・今日と雨がよく降ります。10月にこんなに雨が降るのは珍しいのではないでしょうか?

 葉っぱが水をたっぷり吸ってくれれば、みずみずしい美しい紅葉になるでしょう。そう考えると、雨もいいものです。

 
〜 小雨の庭を見る人たち 〜
2011年10月15日(土)  No.3021

引声阿弥陀経会、初日
 今日から「引声阿弥陀経会」。

 9月に文楽劇場で公演を行い、そのために何度も練習をしたので、今日は例年より音も揃うだろうと思っていましたが、さにあらず。ちょっとガタガタでした。


 檀家宅へのお参り、本堂の修理の相談に行政の文化財担当へ行ったり、夕方からは某企業グループの護摩祈祷を勤めたり、今日も忙しい日でした。

 「今日の散歩道」の更新は、明日? 明後日? 植木屋は当分できそうにもありません。


 昼からは雨も本降り。しばらく雨が降らず、結構カラカラに乾いていたので、いいオシメリです。でも、ちょっと強く降り過ぎです。

 最近は、強い雨の音を恐く感じるようになりました。

 
〜 引声の朝の本堂前。柱の陰に隠れた人が・・・。 〜
2011年10月14日(金)  No.3020

新しいツール
 某家家祖令室の三百十六回忌が本堂で勤められました。

 「家」というものがこんなにも長く続くということは、いろいろな手段を講じられた結果であっても、本当にすごいことだと、‘絶える’家の多い昨今は痛感します。

 始めた時には曇り空でしたが、終わる頃には小雨。わずかに濡れる程度でした。


 参列の方をお送りした後、大津・坂本へ。今日は、ホームページ関係の会議。メンバーの中ではいつしか最年長。

 ネットをしている時間は以前と比べて格段に減り、ツイッターやFacebookなど、新しいツールについて行けなくなってきました。これではあかんなぁ。


 今週はスケジュールがビッシリ詰まっていて大変です。

 
〜 写真がなかったの、さくらをパシャ! 〜
2011年10月13日(木)  No.3019

ワークシェアリング
 紅葉シーズンの準備をいろいろと進めています。

 その中でも大きな問題は車対策。数年前より、一般の観光車両の境内への進入を断るようにしていますが、そのために‘ガードマン’を毎日配置しています。

 ‘ガードマン’はリタイアした人たちを中心として、市の外郭団体から派遣してもらっていました。

 今年もその予定で依頼をし、どの人が来てくれるかというリストももらい、このメンバーなら一応大丈夫と思っていた矢先、派遣団体の都合でリストが一新されました。

 何でもワークシェアリングのために、何度も来ている人は外し、新しい人を集めたとか。新しい人でも、十分に仕事はこなせるとのことでした。内部でもその議論がちゃんとできていないらしく、一度出したリストを総替えするような対応になったようでした。

 とんでもない! 紅葉シーズンの車の集中ぶりはかなりのもので、経験がないととてもできるものではありません。ここ数年間、蓄積してきたノウハウが、未経験の新人ばかりではすべて無駄になってしまいます。

 昨日、その外郭団体に噛みつきました。ワークシェアリングをするというのなら、どうして少しずつメンバーを替えてノウハウが引き継がれるようにしなかったのか。メンバーを元通りにしないと、この仕事はキャンセルするともいいました。

 今日、その返事が来ました。お役所体質ですから建前は変えず、‘派遣’という形なら新人でやるしかない。ただ、無料の職業紹介をしているので、経験者たちを紹介するという形でなら要望に沿えるというものでした。

 形はどうでもいいです。一時雇用することになると事務的には大変になりますが、無事に紅葉期の車の混雑が回避できるのが一番です。それで合意しました。

 じばらくして、経験者の方から電話が掛かってきました。寺側の動きとは関係なく、自分も今度の派遣団体やり方に反対して、昨日辞表を出してきた。でも、形を変えてでも、経験者を入れるという寺の方針を聞いて、辞表を保留にしてもらい、この秋も働かせてもらうということでした。

 急速な高齢化。リタイアした人たちの仕事がない中で、ワークシェアリングが打ち出されたのですが、机上の論理だけで、現場を無視したやり方では実際の仕事は回りません。またもや‘お役所仕事’を痛感しました。

 
〜 きれいになって来たくす玉酔芙蓉 〜
2011年10月12日(水)  No.3018

酔芙蓉の寺
 蹴上から山科へ通じる峠を越えたところに、酔芙蓉の綺麗な寺があると聞いて、檀家宅へ行ったついでに立ち寄ってみました。

 旧東海道の車1台が何とか通れるほどの道沿いに、「酔芙蓉の寺」という幟が立っていました。山が道まで迫っていて、その斜面にへばりつくようにして立つ寺でした。

 30メートルほど先に車を駐めるスペースがあり、そこからも境内に入れるという小さな看板を頼りに車を動かすと、間口の狭い空き地がありました。

 車を駐め、その奥の階段を登ると、すぐに庫裏があり、その脇を抜けて玄関の前を通ると、すぐにたくさんの酔芙蓉が目に入ってきました。幅4メートルほど、奥行は20メートルほどのところに狭い道が2本作ってあり、その両側には背丈ほどの酔芙蓉が植わっています。

 あっという間にその道を一周して元の場所へ。途中に、「南無妙法蓮華経」とお題目を彫った石といくつかの俳句を彫った石がありました。

 酔芙蓉は道に迫って来ていて、通るのがやっと。雨の日ならびしょ濡れになるでしょう。根元を見ると、地植えと鉢植えが混在していました。もう少し背が低ければ見やすいのですが・・・。

 狭いところにズラッと酔芙蓉が並ぶ様は、圧倒されるというよりは、少し風情に少し欠ける印象で、想像していたのとは違っていました。でも、境内はおそらくこのスペースだけ。そこに、何年も掛けて酔芙蓉を植え続けたのでしょう。

 来た道を戻って車に向かう途中で、足元のおぼつかない老僧とすれ違いました。「見せていただき有り難うございました」と挨拶をしましたが、歩くこと以外に気を回す余裕がないのは明らか。小声で短い何かをおっしゃっただけでした。

 「この狭い、日当たりの悪い境内に、あれだけたくさんの酔芙蓉を植え、幟まで立てて、人が来てくれるように努力されたのが、さっきの老僧なんだなぁ」と、何だか我が身の行く末を見たようでした。

 ほんの短い時間でしたが、花よりも、何年もかかってそれを育て続けた老僧の‘軌跡’に感動した「酔芙蓉の寺」でした。

 
〜 丹誠の跡、酔芙蓉の寺 〜
2011年10月11日(火)  No.3017

こわごわイタリアン
 2年ぶりに友人と食事をすることになり、ちょっとお洒落にとイタリアンのお店に行きました。いま京都で流行の、町屋をメチャクチャに改造した店内でした。

 正直言って、フレンチやイタリアンはちょっと苦手。オリーブオイルがダメなのか、バターなどの油脂が合わないのか、肉が悪いのか、食べた後、十中八九お腹が痛くなるのです。ですから、自分から食べるということは、まずありません。

 コースではどこに‘爆弾’が潜んでいるかわからないので、アラカルトで注文。

 「これはニンニクが入っていますか?」「はい、入っております」「・・・・・」「ニンニクが苦手でいらっしゃいますか?」「いえ、明日が・・・」と、ニンニクもダメ。好きなのですが、翌日の臭いを考えると、食べられません。オリーブオイルの強いのもダメ。脂ぎった肉はダメ。

 「そんなのだったら、イタリア料理店に来るな!」と言われそうです。

 サラダとパスタ、肉と魚料理を頼んで、最後はエスプレッソ。後は、どの時点でお腹が痛くなるか、幸運にもならないのかです。

 いつでもトイレに駆け込めるように、すぐに二次会へ。幸いにも、どうやら今日はお腹が痛くならずに済みそうです。

 そんな思いまでして、イタリアンを食べなくてもいいのに・・・

 
〜 和室に椅子テーブルを並べた店内 〜
2011年10月10日(月)  No.3016

七卿西竄記念法要
 午前中は、東山七条の妙法院門跡で「七卿西竄記念法要」に出仕。

 「七卿」とは、1863年、薩摩藩・会津藩などの公武合体派が画策した政変で失脚し京都を追放され、長州藩へと落ち延びたた尊王攘夷派の公卿・三条実美、三条西季知ら7人のこと。7人は長州藩兵に付き添われて妙法院に集結し、長州へ向かいます。
 1867年、王政復古の大号令の前夜、朝議にて赦免され、官位や諱が復されると、7人は明治政府の要職に就きます。

 法要には子孫の方々が参列されました。


 自坊へ戻る東大路は大渋滞。連休と岡崎公園で催されているイベントの影響でしょう。紅葉期を彷彿とさせます。


 帰って、今日も枯れ枝処理。職員さんが留守中に頑張ってくれていましたが、チラッと見ただけで取り残しがかなりあり、ボクが後追いのようにまた取って回りました。

 取り切ったと思っても、また見つかるので、当分は枝取り用の竹の棒を持って歩いたほうがいいかも知れません。

 
〜 今日は十三夜 〜
2011年10月9日(日)  No.3015

今日もまた
 連休なのに、自坊での法事は一つもありません。皆さん、遊びに行くのにお忙しいのでしょうか?

 今日は家族連れが目立つ境内でした。

 ベンチに座っておられる近くで、「バキバキ! ドサッ!」と音を立てて、今日も枯れ枝処理。

 通りがかる人が何をしているのだろうと不思議そうに見ておられました。中には、「枯れ枝を取っているのですか?」と尋ねてくる人もおられます。

 枯れ枝は危ないですし、美しい紅葉のためにも邪魔だという説明を、何人の人にしたでしょう。

 ほとんどの人は、放っておいても美しい紅葉が見られると思っておられます。寒肥を入れたり、薬散をしたり、1年がかり。どれだけ、手と時間、お金を掛けないと守れないものかおわかりじゃないですね。

 一通り取ったと思っても、必ず見落としがあります。いつでも、枯れ枝落としの棒を持った歩かなければいかないぐらいです。

 でも、甲斐あって、綺麗になってきました。でも、まだまだ作業は続きます。

 
〜 きれいやなぁ、酔芙蓉 〜

2011年10月8日(土)  No.3014

本職
 午後は、会社の研修会で訪れた人へのレクチャーと案内。

 昨夜作り替えたばかりのパワーポイントの資料を初めて使うので、ちょっと不安でしたが、まずまずの出来かな?

 今日はこれでオシマイ。植木屋は出来ませんでした。


 境内には本職の植木屋さんが来て、枝打ち作業をしてくれました。

 桧の枯葉が建物の屋根に積もり、このままでは折角修理をした屋根がダメになってしまいます。数本の高木の枝打ちはかなりの出費です。

 高〜い木に登って、手際よく作業をする姿はさ〜すが。

 中には幹が腐りかけている木もあって、そよ風にもゆらゆら揺れていました。伐採してもらうかどうか・・・とりあえず、今日は枝打ちだけで様子を見ることにしました。

 作業は当分続きます。

 
〜 枝打ちをした桧。左側の木がゆらゆら 〜
2011年10月7日(金)  No.3013

ダイアリー
 朝には雨があがって、青空。気持ちのいい秋の日となりました。

 午前中は京都市の南西部や向日市の檀家宅で読経に回り、午後は今日も枯れ枝処理。職員さんに手伝ってもらって、約30メートル四方を作業しました。

 ボクが休憩なしで作業するものですから、とうとう職員さんも「ちょっと休ませてもらっていいですか?」と疲れてしまったみたいです。作業をしてもらうと、職員さんのスキルや性格までが少しわかります。


 システム手帳の来年のページが届きました。デパートへ買いに行くのも面倒だと思っていたら、ネットで、送料込みでも定価より安く手に入りました。

 携帯などに予定を知れる人もおられますが、ボクは‘紙’が一番。小さいと紛れてしまうので、A5判です。

 定例の行事などを、とりあえず書き込み始めました。それだけでも結構あるものです。
 最近は、何だか来年の準備が続いています。本当にせわしないなぁ〜

 
〜 今日の収穫。笠付きがこんなに落ちているのはごく稀 〜

2011年10月6日(木)  No.3012

事務に専念
 午後からの予報だった雨が、11時前から降り始めました。

 外の作業の諦めがつくほどの降り方となったので、午後はデスクワーク。

 来月の「お十夜」の準備−法要の出仕や手伝い方への打診と依頼状作成、ポスターやチラシの配布準備など。紅葉期に近隣に立てる看板について警察と電話で打ち合わせ。植木屋さんの剪定やセキュリティー機器の保守点検の日程調整。雑誌記事の校正・・・いろいろな作業を一気にやりました。

 「やらなければ・・・」と思いつつ、雨ではない日は外作業をしてしまい、つい延び延びになっていました。それが一気に進んだので、たまには雨もいいかな。

 それに、最近は雨が少なくて境内も乾燥気味だったので、その点からいっても有り難い雨でした。

 夜は、来年、年回が該当する霊位の一覧表作り。もう来年に向けての作業です。ついこの前お盆だったのに、早いですねぇ。

 
〜 初めて咲いたくす玉酔芙蓉…ちょっといじけ咲いています 〜

2011年10月5日(水)  No.3011

法華大会
 久々に比叡山・延暦寺へ。天台宗の事務所がある山麓の坂本へは月に2回程度行くものの、山上の延暦寺へは滅多に行きません。

 いま、延暦寺では、「法華大会」という大きな法会が行われています。

 法華三部経十巻について論議が行われる「法華十講」と、午後から試験の論議である「廣學豎義」をあわせて法華大会といい、10月1日から6日間行われ、今日がお中日。勅使もお越しになられたり、列を整えて大講堂の周りを一巡する「大行道」が行われたり、「三方の出会い」という、三方向から高僧の乗った輿が大講堂前で出会ったりする、‘見せ場’の多い日です。

 もともとは貫主の随行として参列する予定でしたが、一人で行くことになりました。

 すべての日程に参加すれば夕方近くまでかかりますが、受付に「会中御見舞」をお渡しした後、延暦寺の本堂である根本中堂にお参りして下山しました。


 10時頃には帰宅。法会参加のため、他の予定は入れてなかったので、早速、外作業。天気もよくて、動くにはちょうどよい気温です。

 電動の噴霧器を持ち出して、もみじに湧いているイラガの駆除。そして、枯れ枝の処理に夕方まで勤しみました。

 ボクには、この方が性に合っているみたいです・・・。

 枯れ枝の処理は、本堂を3/4周しただけ。境内の他の場所など、まだまだ当分かかります。

 
〜 琵琶湖(瀬田)の眺め 〜
2011年10月4日(火)  No.3010

樹木の味方
 日に日に涼しくなっていきます。あの酷暑の日々と足して2で割ってくれればよかったのに・・・。


 法要などの時間以外は、今日も植木屋。

 「昨日取り除けなかった枯れ枝が気になるから」といって、休暇にもかかわらず職員さんが出てきてくれました。法要が終わって、即着替え、作業開始。無事に完了。

 午後は一人で、引き続いて枯れ枝処理&剪定。

 剪定をした後は、その‘傷跡’や切口が早くふさがるように「薬」を塗ります。現在使用しているのは、原料にワサビ抽出液を使っていて、その塗付膜が外界から傷口を守り、傷の治りを助けるというのです。

 他にもこのような用途のものは何種類かあるのですが、植木屋さんなどに聞いてもこれが一番いいというので使い始めました。

 切り口に塗っていると、プーンとワサビの臭いがします。有機溶剤などの臭いと違って、気分が悪くなったりもしません。

 切ったり、折ったり、塗ったり。まだまだ続きます。

 よく散歩に来る人から、最近境内が綺麗になったと言われました。うれしい言葉ではありませんか! 見ている人は見ているんだ、苦労も無駄ではないと励まされた思いです。


 今日もアサギマダラがずっといてくれました。実に可愛げな蝶です。

 
〜 樹木の‘傷薬’ 〜
2011年10月3日(月)  No.3009

作業するにはいい気温!
 今日は日曜日ですが、法事もなし。

 なぜか、10月は自坊での法事が少ないのです。少し前までは気候のいい10月は法事が多かったのですが、今は皆さん遊びに行くことが優先になったのでしょうか?

 天気もまずまずなので、もちろん植木屋作業。剪定作業と枯れ枝処理です。

 剪定は、屋根に触っている枝を切ったりしました。急勾配の屋根だったので、ちょっと恐かったです。

 枯れ枝処理はこのところのボクの‘ブーム’。するのとしないのとでは大違いなので、紅葉までに仕上げてしまいたいものです。

 少し離れた小学校から、運動会のマイクの声が聞こえて来ました。「一つ、二つ、三つ・・・」 玉入れの玉を数えているのでしょう。その場面が浮かんできました。

 作業の途中で、参道上でブラブラと風に揺れている大きな枯れ枝を発見。かなり高いところで、人も通るので、職員さんを応援に呼んで作業をしました。

 2人で転けたり、躓いたりしながら大方を除去しましたが、まだ残っています。今のところ落ちる心配はありませんが、早く片付けておかないといけません。残りは明日することとしました。

 屋根や木に登ったり、ハシゴ上で作業したりで、普段使わない筋肉を使いました。


 今日はアサギマダラがつがいで出来てくれました。藤袴の横の木の剪定をしていたのですが、邪魔をしてはいけないので中断。これも明日回しです。

 
〜 ふわりふわり / 花の向こうに隠れています 〜
2011年10月2日(日)  No.3008

今日から冬衣
 予定びっしりの1日でした。「うまく予定通りに行くだろうか・・・」と不安。

 朝、随心院の近くと山科駅の近くにお参りに行った後、東山の聖天さんで大般若の法要。車を駐めて10分ほど歩かなければならないところを、他の人に便乗させてもらい、少し余裕を持って間に合いました。

 終わって自坊に戻って「メダカの学校」。土曜日ということもあってか、道は結構混んでいました。開始15分前に帰宅して、何とかセーフ!

 その後、4時半から岩倉の檀家宅で法事。ちょっと道を間違えて、家に着いたのは2分前。ギリギリセーフでした。

 僧衣も今日から冬衣。衣の入ったカバンを持って歩いても、着てもずっしり重たく、肩も凝ります。

 でも、何とかうまく事が運び、ホッとしました。ふぅ〜〜

 
〜 昨日から咲き始めた金木犀 〜
2011年10月1日(土)  No.3007

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