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2011年4月の日記

造花
 境内にあるゥ堂の供花に、造花を買いました。

 仏様に供えるのに、造花が好ましいとは思いません。生花が供えられればそれが一番でしょう。でも、境内のいくつもの小さなお堂に、頻繁に生花をあげるのはちょっと無理。「常花」という蓮の花をかたどった木製の‘造花’はあるのですが、古くてくすんだ金色になってしまっています。

 「仏様の前がさみしいなぁ…。仏前を華やかに飾りたいなぁ…」 そう思って、今回導入しました。

 高価な造花ではありませんが、一昔前に比べたら、とてもよく出来ています。花瓶に挿せばいいように最初から組んであるものもありますし、たとえば、大菊、小菊、百合、樒などと、一本一本選んで買うことも可能です。

 境内のお堂を行ったり来たりしながら、花瓶の大きさに合わせて‘花’を生けていきました。

 仏前が、パッと華やかになった気がします。お参りの人の中には、それを見て、「わぁ、綺麗! 有り難いなぁ」と思ってくださる人もおられるでしょう。それでいいのではないかなぁと思います。「信は荘厳より」です。

 境内のお堂も、もっともっときれいにしていこうっと!

〜 造花ではありますが… 〜
2011年4月30日(土)  No.2852

身辺整理
 午後から、今日もまた‘開墾’作業。なかなか先が見えてきません。

 整理だけではつまらないので、今日は畝を1つ作って、先日買ってきた落花生を植え付けました。どんなふうに実っていくのか楽しみです。

 でも、住職になって3年。どうして今頃になって、畑の整理を始めたのか、自分でも不思議です。放っておいた事務的な課題も、少し手を付け始めました。

 忙しいのは何も変わっていないのですが、少し余裕が出てきたのでしょうか? そうでもないはずですが…。

 「ボクがこの世を去る時に、後の人に迷惑を掛けないように、身の回りをきちんとしておかなければいけないなぁ…」と最近はよく思います。

 今朝、枕経に伺った方は、癌とわかってからわずか1ヶ月で亡くなりました。具合が悪くなってからの1ヶ月では、身の回りの整理も出来ないでしょう。今のうちからしておかないと…いつまで生きられるかわかりませんから。そんなこともよく考えます。

〜 花びらを敷き詰めた中のタンポポ 〜
2011年4月29日(金)  No.2851

涙の理由
 今日は葬儀〜初七日で、出たり入ったりの1日でした。

 予報では晴れるといっていたのに、また時々雨。本当に不安定な空模様です。

 本堂裏のお堂の屋根葺き替え工事も、こんな天気続きでは進みません。職人さんたちは途中で帰ってしまったらしいです。仕事できませんもの・・・困ったなぁ。


 今日の葬儀は珍しくご自宅(仕事場)で行われました。

 最近は葬儀会館に嫌気がさしたのか、家族葬が増えて自宅でやりたいと思う人が増えたのか、葬儀の自宅回帰の動きがあります。不便なことも多いですが、自宅葬のほうがあたたかい雰囲気で、暮らしてきた地域の方々にもお参りしていただきやすなどの長所もあるでしょう。

 初七日は忌明まで御骨をまつる自宅で行われましたが、ちょうど外壁の防水工事の真っ最中。でも、今日の雨で、やはり職人さんが途中で帰ってしまったらしいです。

 家の中は溶剤の臭いがすごく、読経をしているとその刺激で目が痛くなり、涙が止まらなくなりました。

 普段は読まないお経の途中でしたが、目の痛みと涙で経本がまったく見えなくなり、さぐりさぐり読経。終わる頃には涙も止まって、何とかご挨拶も出来ましたが、本当にどうなるかと思いました。

 お天気になって欲しいなぁ〜

〜 自坊の庭の花水木 〜
2011年4月28日(木)  No.2849

雨脚強し
 午後から、‘開墾’作業で出たトタン板や廃材を業者に持って帰ってもらいやすい場所に軽トラで移送しました。2トン車が要るかと思っていましたが、軽トラで充分でした。

 これで畑がスッキリ! トタンが倒れて苗が折れる心配もなくなりました。

 その作業が終わると同時に雨が降り出しました。間一髪でした。それからはずっと雨。時折、かなり強く降りました。

 最近では珍しい自宅での通夜の読経をしている間も、外のテントを打つ雨音がまるで雷鳴のように聞こえました。

 今日は今年初の夏日。車で走っていても、エアコンを入れないと汗が出るほど暑かったですが、朝晩はまだ肌寒く感じます。

 雨にも、気温の大きな変化にも、季節が春から夏へ移っていくのを感じます。

〜 咲いた! 姫シャガ 〜
2011年4月27日(水)  No.2848

修繕始まる
 お昼に事務所に帰ると、「FAXが受信できません」とのこと。また縁の下に潜り、電話の機器の設定を修正。

 もう縁の下に潜るのはこれっきりにしたいです。


 本堂の裏の方形の御堂「万霊堂」の屋根の葺き替え工事が月曜日から始まっています。一昨日・昨日はお天気に泣かされましたが、今日はようやく作業が進みました。

 昭和9年に建てられた時は瓦葺きだったようですが、戦後、アスファルトシングルに葺き替えられ、それが劣化して穴が空くようになっていました。

 今度はガルバリウム鋼板葺き。大工さんや鳶、板金屋さんなど見慣れた顔が仕事に来てくれました。「任せておける」という安心感がありますが、大工さんは高齢で体調も不良なため、ちょっと心配。今日も2度ほど現場に行って打ち合わせをしました。

 木材などが震災の影響でなかなか入手出来ないそうで、今回は大阪の業者から仕入れたとか。どこでどんな影響が出てくるかわからないものです。

 雨の時期までに直しておきたい場所は他にもあり、梅雨までは修繕ラッシュになりそうです。


 夕方、また自坊の‘開墾’作業。トタンの波板や廃材などがいっぱい出てきて、2トントラック1杯分ほどありそう・・・。また処理を頼まなければ・・・。

 植木鉢だけでも数百はあります。誰かもらってくださぁ〜い!

〜 修繕が始まった万霊堂 〜
2011年4月26日(火)  No.2847

停電
 今日はいったい何回晴れたり、降ったり、雷が鳴ったりを繰り返したでしょう。目まぐるしく天気が変わり、しかもその境目がはっきりしていました。

 晴れていると思っていたら、急に暗くなってきて、ポツ、ポツ … ザァーッ。雷まで鳴って大変だと思っていたら、西の方が明るくなって青空。朝から夕方まで、その繰り返しでした。

 極めつけは1時頃の雨。「ちょっと雷が強いなぁ。でも、そんなに間近でもないなぁ」と思っていたら、いきなりパソコンの画面が消えました。部屋の明かりもすべて消えて、停電した様子。2〜3分で復旧しました。

 事務所に電話をしましたが不通。「雷のせいだなぁ。そのうち復旧するだろう」と思って所用で出かけましたが、そのうちボクの携帯に何本も電話がかかってくるようになりました。事務所の電話がつながらない時は、ボクの携帯に転送されてくるのです。

 「えらいこっちゃ」と、用事を済ませてトンボ帰り。急ぐ中、たまたま境内で出会った電力会社の人と電柱移設の打ち合わせをして、自坊の機器を持って事務所へさぁ急げ!

 あ〜 またあの縁の下・・・。電話機器は縁の下なのです。

 息を吸ってお腹を引っ込めて床下へ。外はまた暗くなってきて、雷が鳴り、スコール状態。

 雷で機械が壊れたに違いありません。かつて自坊で使っていた機械と交換して、縁の下からテストコール。何度目かでようやく繋がって成功! あー、よかったです。交換してもダメだったら、新しい機械を買いに行かなければいけないところでした。

 自坊に帰って、‘開墾’作業。今日は朝から雨の具合を見ながら、納骨と外出以外はこの作業に励んでいました。作業を終えて服を洗濯したら、水が真っ黒になりました。濡れた土や草木を触っていたからです。

 はぁー、よう働いたなぁー

〜 事務所の‘OAフロアー(縁の下の電話の機械やLANケーブル)’ 〜
2011年4月25日(月)  No.2846

トタンにショック
 朝から畑仕事。昨日買った茗荷や落花生の苗を植え付けたり、植木鉢を片付けたりしました。

 法事を済ませた後、昼過ぎから風雨と雷の大荒れの天気。

 一昨日と昨日も雨だったので、「今日の散歩道」の更新を今日に延期したのですが、これでは外へも出られません。と思いきや、すぐさま一転して快晴に。

 通りがかりに、朝に手入れをした畑を見ると・・・「あ゛〜〜」

 な、なんと、立てかけておいたトタン板が風に煽られて畑の上に倒れているではありませんか!

 恐る恐るトタン板を除けてみると、その下から現れたのは、先日植えたばかりの胡瓜とトマトの苗。それぞれ1本が完全に折れていました。

 しばらく呆然と座り込んでしまいました。また苗を買いに行かなくては・・・トホホ

〜 もみじの花粕だらけの車 〜

2011年4月24日(日)  No.2845

ハプニング
 案の定、本降りの雨。

 仕方ないので車で外回り。3軒のうち2軒は車が駐められるのですが、1軒は駐められず、コインパーキングからも少し距離があります。

 その駐められないお家に伺うために、2台しか駐められないコインパーキングに運良く駐め、雨の中をしばらく歩いて檀家宅に伺うと、玄関に鍵がかかっていました。チャイムを鳴らすと、家人がパジャマ姿で・・・。

 「この前、法事をしたので、今月は月参りはお休みとおっしゃっていたので・・・」 
 あー、そうだった! えっ? あれは今月のこと!? 記憶が・・・。

 申し訳ないと謝ってくださる檀家の方に、こちらこそ申し訳ないと謝って、また雨の中をコインパーキングに・・・。


 帰って、法事2座。2座目は納骨。

 お家の方が写真などを持って来られたのでお預かりしようとしたら、「それが・・・実は・・・」と言い出しにくそうに、「御骨を忘れてきたので、取りに行ってきます」とのこと。

 「えー!」 でも、初めてのことではありません。たまにあるのです。

 そう遠くない方だったので30分ほど遅れただけで法要を始めることができ、終わって今度は雨の降りしきる墓所へ。管理人がパラソルのようなものを立てておいてくれたので、あまり濡れずに済みました。

 何だか盛りだくさんの1日でした。


 昼下がり、事務所へ行き、先日来行っている照明器具の取り付け作業。今日、1つ付ければ、これで一応完成です。

 雨で拝観者もほとんどない中、作業をして、完成!

 今までは昼光色の蛍光灯でしたが、すべて電球色に統一したので、少々暗くなった感じですが、あたたかく柔らかい雰囲気になりました。

 新年度最初の事業、これで終わり!

〜 大玄関のアンティーク調の照明 〜
2011年4月23日(土)  No.2844

いい雨なのですが・・・
 天気予報通り、午後から雨。本降り。

 雨を見越して、朝一番に野菜の苗を定植しておきました。大正解! 雨をたっぷり吸って、大きくなってね!

 外の作業が出来ないので、事務仕事をしたり、夕方に届いた大玄関の照明器具を取り付けたり。

 明日も雨の予報。さて、困ったなぁー。外回りはバイクでは行けないし、外の作業も出来ません。

 雨なので、更新を明日に延ばしましたが、明日も雨では・・・明後日にしようかなぁ。

〜 もみじの若葉と花 〜
2011年4月22日(金)  No.2843

畑づくり
 午後からは久々の植木屋。

 花が咲き、新しい葉っぱが出てきた中に、どうしても芽吹けなかった枝や木があります。小さい枝はもちろんですが、4〜5メートルほどもある木が枯れてしまったりしています。

 今日はそんな桜やもみじの木を切りました。枯れてしまったのですから仕方ないとはいえ、その木が生きてきた‘歴史’を思うとさみしくなります。

 境内の古い写真を見ると、時の流れと共に、境内の木々もどんどん入れ替わっていることがわかります。そんな中で、「あっ、この木は今もある。こんなに小さかったのか!」といううれしい発見もあります。

 夕方から、自坊の畑仕事。

 前住職が菊作りをしていた時のままになっていた植木鉢を並べる台の一部を取り除き、土を耕して畝を作りました。昨日買ってきた野菜の苗を植える準備です。

 台といっても、コンクリートブロックの上にコンパネを載せてトタン板で覆った手製の物。今日取り除いたのは1畳半ぐらいの広さ。まだ3倍ほどの広さの台が残っていて、ズラリと空の植木鉢が並び、つる日々草がそれを覆ってしまっています。

 蔓を取り除いて植木鉢を片付けて…と思うと嫌になり、いままで手付かずでした。でも、花を育てる場所も欲しいので、そろそろ植木鉢だけでも片付けなきゃ。

 朝はヒンヤリでしたが、動くと結構汗をかき、作業を終えて、シャワーを浴びました。季節の移ろいを感じました。

〜 まぁーるい山芍薬のつぼみ 〜
2011年4月21日(木)  No.2842

湯葉屋さんの‘おまけ’
 お参りの帰りに湯葉屋さんに寄り、汲み上げ湯葉を買いました。

 汲み上げ湯葉は美味しい! 料理屋さんなどで食べると、ちょっとの量しかないのですが、湯葉屋さんでは弁当箱1つ分ぐらい入っていてもそれほど高くないので、思いっきり食べられます。

 たまにしか寄れないのですが、必ず‘おまけ’をくれます。今日も湯葉を1パック。実際にお店で売っているものをそのままくださるので、うれしいというよりは、恐縮します。

 僧衣を着ているからでしょうか? 顔を覚えてもらえるほど行ってはいないので、僧衣を着ている人みなに差し上げておられるのでしょうか?

 美味しかった〜。

 今日は湯葉屋さんの他に、飴屋さん、会議に行くためにスーツに着替えて、ホームセンター、写真屋さん、酒屋さんなどをハシゴ。

 大津のホームセンターでは、ゴーヤ、胡瓜、トマト、青唐辛子などの苗を買いました。野菜の苗の品揃えは、京都市内のホームセンターよりもずっと豊富。目移りしてしまいます。

 山中越の桜は盛りを少し過ぎた程度。桜吹雪の中をドライブしました。

〜 坂本・慈眼堂参道の散り椿 〜
2011年4月20日(水)  No.2841

早朝の葬儀
 朝8時半から葬儀。

 二人で暮らしておられた老兄妹の兄さんが亡くなり、妹さんは骨折で入院。葬儀もせずにとりあえず火葬して、後で拝んでもらえばいいと思っておられたのを、葬儀業者が説得してこちらに連絡させ、「とにかく火葬される前に拝みますから」と今朝押しかけて行っての読経となりました。

 老女は、病院のヘルパーさんに付き添われて、車椅子で葬儀会館へ来られました。

 おそらく、お金の心配もあって、最初は連絡をされなかったのでしょう。今朝も「急なことなので、お忙しいと思って連絡しませんでした。入院中でお金がありません」とおっしゃっていました。

 「亡くなるのはたいて急ですから。こんな時に拝まないわけにはいきませんよ。お金のことはいいですから、とにかく拝ませていただきますね」などといろいろお話しましたが、なかなか通じませんでした。

 これからはこんな葬儀が増えてくるでしょう。遺族もおられない場合も出てくると思います。


 帰り道に行政に寄って、屏風の修復の相談。後はあれやこれやと仕事をしました。

 今日はちょっとヒンヤリ。晴れたり降ったりのお天気でした。

〜 こんな晴れ間もありました 〜
2011年4月19日(火)  No.2840

朝から匍匐前進
 一昨日から本坊の電話が不調。事務所で話していることが、他の子機のスピーカーから筒抜け状態。

 それぞれの子機を抜いてみたり、コードレス子機を外してみたりしましたが、改善しませんでした。

 今朝、連動しているインターホン2台を外してみましたが、改善しません。どうやら各端末の問題というよりも、メインの機械の問題のようです。

 メインの機械は事務所の床下。入るしかありません。入り口は書類キャビネットの下の50×30センチ程度の床板を外すしかありません。

 ここだけは入りたくなかったのですが・・・。

 キャビネットをずらし、床板を外して、いざ縁の下へ。床下の下に配線用の部材があって、真っ直ぐには降りられません。

 息を吸ってお腹を引っ込めて、ギリギリの姿勢で何とか床下へ。5メートルほど匍匐前進して機械のあるところへ行き、電源を切ってみたりわからないままに操作をしてみて、また匍匐前進で入り口へ戻りました。

 床下から上半身だけ出ているボクを見て、職員さんもビックリ! 電話の操作をしてもらったところ、どうやら直ったようで一安心。

 ようやく床下から脱出して、すぐにハタキを持って屋外へ。体の前は、匍匐前進した時に付いた土や蜘蛛の巣だらけになっていたので、全身をはたきました。

 電話は完全復旧。システム全体を交換することにでもなれば数十万円かかるので、直って一安心でした。

 自坊に帰って法事2座。何となく土臭い気がしながらも、勤めました。

〜 赤花ヒョウタン木の花 〜
2011年4月18日(月)  No.2839

器具探し
 先日来、本坊書院の電気器具を交換してきましたが、正式な玄関の部屋だけ器具を交換していませんでした。

 比較的マシな器具だったのでそのままでいくつもりが、職員さんたちからブーイング。「それじゃぁー」ということで、器具選びを始めましたが、なかなか決まりません。

 純然たる和風というのではなく、大正ロマンのようなアンティークっぽいシャンデリアがいいのではないかと思い、2つの器具を選んで、職員さんたちにどちらがいいかアンケート調査。

 消費電力なども考慮して、ようやく、本当にようやく、器具が決定。カタログで見るのと実際とでは違うかも知れませんが、今よりはお洒落になるでしょう。

 器具選びだけで疲れてしまいましたが、綺麗になるのが楽しみです。

〜 初めて咲いた‘ヘンリー君’ 〜
2011年4月17日(日)  No.2838

桜舞う
 朝イチに、昨日同様、自坊にあった「普賢象」桜を定植。

 カチカチに固まった土をツルハシで掘り、新しいやわらかい土と入れ替えて植えました。さぁ、活着するかなぁ。芽が出始めてから植え替えているのですから、遅すぎです。

 今日は風が強く、桜の花びらが天高く舞っていました。

 せっかく掃除をしても、あっという間に花びらだらけ。樫なども新芽を吹くのにあわせて古い葉っぱをどんどん散らせているので、木の下は地面が見えないほどの落ち葉だらけ。再生を感じさせます。

 今日は「メダカの学校」。若いお坊さんの話でしたが、予想以上にたくさんの方が来てくださいました。名残のお花見を兼ねてかな?

〜 メダカの参加者の帰りを待つ‘お父さん’ 〜
2011年4月16日(土)  No.2837

桃と桜を植える
 午後から、昨日買ってきた桃を植えようと取りかかったら、雨。「大したことないだろう」と思って作業をしていたら、結構濡れました。桃、活着してくれるかなぁ・・・。

 ついでに、自坊にあった桜「御衣黄」の苗を地に降ろしました。数年前に買ったのですが、ぜんぜん大きくなりません。今日、植木鉢から抜いてみたら、ほとんど根が育っていませんでした。ダメ元で植えました。

 雨も降るので、今日の植木屋はここまで。

 最近、眠たくて仕方がなく、夜は早目に寝たいので、夕方前から「今日の散歩道」の更新作業に取りかかりました。

 昼間でも眠たいのは同じ。なかなか作業が進みませんでした。

 境内は一気に新緑の季節へ。早いなぁ、もう4月も半分が過ぎました。1年の1/3弱が終わりました。時間が経つのが早過ぎます。

 人間老いやすく、学成り難し。年取っても、進歩しないなぁ・・・。

〜 団扇かえでの若葉と花 〜
2011年4月15日(金)  No.2836

春の園芸作業
 今日も桜吹雪の春爛漫の日でした。

 床の間にさす椿を頼まれて、境内へ。今はたくさんの椿が咲いているので、選り取り見取り。目立たない場所の花を一枝採りました。

 和蘭や皐月を定植したりしていると、汗ばむぐらい。天高く舞う桜の花びらをウットリ眺めながらの作業でした。

 夕方、ホームセンターへ。苗木売り場に「源平枝垂れ桃」がありました。

 境内のお堂の前に植えた同じ桃が、今年は発芽しません。よく見るとすっかり枯れていました。

 さみしくなったと思っていた矢先だったので、少し高かったですが購入。自坊の垣根用樹なども買ったので、車の中は林のよう・・・。

 明日もまた定植作業だぁー

 去年植えた草木も次々芽を出し、うれしい限りです。やっぱり春はいいなぁ〜

〜 朝の光の中で 〜

2011年4月14日(木)  No.2835

桜吹雪の日
 桜吹雪に、「うわぁー」を繰り返す日でした。この瞬間、大好きです!

 岡崎から蹴上付近、北白川の疎水縁など、行くところ行くところ、桜だらけ。人も少なくなって、今日などはお花見にはもってこいです。


 今日の午後も電気屋。照明器具の取り付け。残った7部屋分をすべて付けて、とりあえずの予定を終えました。書院も少しきれいになったような気がします。

 「あー、来てよかった」と思ってもらえるように、もっともっとしていきたいと思います。

 さて、次は襖の補修かな。

〜 ゆっくり桜を楽しめる日でした 〜
2011年4月13日(水)  No.2834

今日は電気屋
 お昼頃、注文していた照明器具が届きました。

 書院の照明器具は天井直づけの安っぽい感じで、ずっと気になっていたのです。今年になって、3つをぼんぼり型の和風照明に交換。新年度の予算を取って、残りの13部屋分を一気に購入しました。大手メーカーのものですが、ネット通販で定価の38%と、安く買えて助かりました。定価って何?

 朝一番に宅急便から、「量が多くて乗り切らないので、お昼頃の便でいいですか?」と電話がありました。小さい器具は1箱にまとめて11箱。1メートル四方ある箱なので、トラックの荷室もいっぱいになるでしょう。

 箱は軽いけれど大きいので、取り付ける部屋まで運ぶだけでも一苦労。

 拝観の人の邪魔になりながらも、古い器具を一つ外しては新しい器具を一つ付けて、また一つ、もう一つと付けていきました。天井をガタガタしていると、板の隙間から屋根瓦の土などが落ちてきたりして大変でした。

 今日取り付けられたのは合計6つ。やっと半分弱です。

 部屋の雰囲気が一新! いやぁー、いい感じです。

 お天気はいいものの、肌寒い、桜吹雪の日でした。

〜 照明器具を一新! 〜
2011年4月12日(火)  No.2833

刺激
 夕方、所用があって、市街地に出かけました。

 どこもかしこも桜の花が満開。花吹雪の景色へと移りつつありました。

 でも、花見の人などはほとんどおられない様子。ウイークデイということもありますが、風が強くてとても寒く、花見どころではないからでしょう。

 久しぶりに‘町’に出ると、目新しいものがたくさん。輸入食品や製菓材料を扱っているお店では、季節柄、桜のあんこやパウダーシュガーなど、面白そうなものがいっぱいありました。

 日常の活動範囲は限られていますが、たまにはそこから飛び出してみるのも、新たな日常を作って行くためにはとても‘参考’になります。

 日常が萎縮していかないように、時々刺激を与えようっと!

〜 高瀬川の桜 〜
2011年4月11日(月)  No.2832

春爛漫
 快晴であたたかく、桜は満開。絶好のお花見日和とあって、朝から観光地は大渋滞。

 境内は人だらけ。車もいっぱい。こんなにたくさんの人に来られると困るなぁ・・・桜の時期に来る人は、シートを広げたり、ゴミを置いて帰ったりで、困ることが多いのです。

 来年から、桜の時期のテレビや旅行誌への掲載はお断りしようかなぁ・・・。


 境内の監視を兼ねて、先日買ったウツギを植える作業をしました。

 ウツギは小さなポット苗。でも、花が咲いているので、結構目立ちます。植え終わった小さな木の写真を撮る人、何という名前か聞いてくる人、育て方の質問など、小さいうちから人気者の風格。大きくなるのが楽しみです。

 明日は少し雨が降るかも知れません。桜も散り始めるでしょう。

〜 たくさん落ちている椿の花びら 〜
2011年4月10日(日)  No.2831

名古屋へ
 今日は名古屋で甥の結婚式&披露宴。

 チャペルのような名前の結婚式場でしたが、こちらに配慮して,十字架をはずしての人前結婚式。

 さすがに専門施設。いろいろな仕掛けを組み込みながら、次々と結婚式と披露宴が行われているという印象でした。

 また、噂に聞いた名古屋での披露宴とあって、どんなものかと興味がありましたが、ごく普通でした。

 若いお二人、お幸せに!

 はぁー 疲れたぁー

〜 フラワーシャワー! 晴れてよかったぁ 〜
2011年4月9日(土)  No.2830

花摘む鳥
 今日はお釈迦さまの誕生日、「花まつり」。朝、本堂で法要があり、誕生仏に甘茶を灌がせていただきました。

 9時頃から雨が降り始めました。予想通り。観光される方にはあいにくの雨でしょうが、木々にとっては恵みの雨。雨に濡れる桜もいいものです。


 満開の桜の木の下に、たくさんの花が丸ごと落ちています。昨日あたりから目立つようになってきました。

 犯人はスズメです。花の蜜を吸うことを覚えたスズメが、萼ごと花を食いちぎっているのです。もったいない・・・。

 桜にはメジロやヒヨドリなども来て、花の中にくちばしを深く入れて蜜を吸います。でも、くちばしが太く短いスズメは同じように吸えないため、萼のほうから蜜を吸い取ろうとして、花ごと食いちぎってしまうのだそうです。ここ数年で急増している現象です。

 各地で空き地が減って、この時期の餌が減ったために、スズメが桜の蜜を吸うようになり、それが広まっていったと言われています。

 時と共に、木々も生き物も、少しずつ変わっているのですね。

〜 本堂にまつられた誕生仏 〜
2011年4月8日(金)  No.2829

桜満開
 午後から、ちょっと植木屋作業。

 昨日、ホームセンターで、ピンクの雪柳を5本とウツギを10本買ってきたのです。安かったので・・・。

 明日は雨の予報。今日は雪柳だけを植えましたが、雨は好都合です。先日植えた椿も水を欲しがっています。

 雨が降れば木々も伸びますが、草も伸びます。新芽が出れば虫もたくさん姿を現します。万物が動き出す季節の到来です。

 明日の雨に備えて、今日、「今日の散歩道」の更新をしてしまいました。

 境内の桜は満開。天気もよく、昨日、テレビに映ったということもあって、かなり人が多かったです。

〜 境内の桜は満開 〜
2011年4月7日(木)  No.2828

植物園
 今日はちょっと気分転換。植物園に椿を見に行きました。

 府立植物園には、古典種を中心に約250種400本の椿が植わっていて、今が見頃。
 先日来、境内にいろいろな種類の椿を植えていますが、ネット通販で写真見ながら購入しているので、今ひとつ大きさなどがわからないところがあり、一度この目でいろいろ見てみたいと思っていたのでした。

 植物園の椿園はさすがに見応えがありました。珍しい椿もたくさんあって、目の保養をさせてもらうと共に、今後の大きな参考になりました。

 桜も満開近く、植物園はずいぶん賑わっていました。いつ訪れても、新しい発見があったり、勉強になったり、もちろんリフレッシュできたりする植物園。ボクにはどんな娯楽よりも訪れたい場所です。

〜 ヤンママたちの撮影会 〜
2011年4月6日(水)  No.2827

新年度
 4月になって、新しい年度の事業もスタートです。

 午後は、表具の修復の見積もりのために、2軒の表具屋さんに来ていただきました。

 1つ目は大玄関の衝立。明治の作品で、絵師が描いたものではありませんが、寺にとっては大切なもの。雨漏りなどでシミが付いていたり、キレがあったりで、本格的な修復が必要です。

 文化財的な価値はさておき、出来るだけシミなどを取って、絵の具の剥がれている部分などは補彩してもらうという踏み込んだ修理を依頼。さて、いくらになるでしょう?

 2つ目は江戸期の狩野派による作品で、六曲1双の屏風。これは行政に補助金申請をしていて、行政からは未指定ながらかなりいい作品なのできっちりした修理をして欲しいと言われています。

 1つ目と違って、補彩等の踏み込んだ修理はせずに、現状保存。胡粉が剥がれていたり、かなりダメージが大きくなってしまっているので、この修理はかなり大変。ということは、費用も嵩むということです。これまた大変な費用がかかります。でも、これ以上放置できないので、やるしかありません。

 その合間に、ちょっと植木屋。お堂の屋根にかかっている枝を剪定しました。これで、一安心。風が吹いて枝が瓦を擦ったり、落ち葉が屋根に積もったりということがなくなります。

 桜も一気に開き、春爛漫。動くとちょっと汗ばむほどでした。

〜 縦皮桜も満開 〜
2011年4月5日(火)  No.2826

涅槃図公開終了
 午後から、お隣の黒谷で行われた洛陽三十三観音巡礼の年次法要に出仕。

 法要自体は浄土宗形式で行われましたが、見様見真似。いろいろな宗派のお寺が集まった札所なので、衣もいろいろ。かなり大がかりな法要でした。

 急いで帰って、涅槃図の撤収作業。

 降ろして収納までの指導を表具屋さんにお願いしていたので、2人の職人さんが来てくれて、寺の職員さんたちと一緒に作業しましたが・・・。

 修復が終わった時にはしなやかだった涅槃図が、乾燥したのか、今日はかなりこわばっていて巻くのが難しく、何回かやり直しているうちに、あっ!」 縁の布が一部剥がれてしまいました。

 どうするか思案した末に、表具屋さんから糊を持ってきてもらって処置をすることになり、しばらく待った末に、何とか修復。再度巻き直して、ようやく片付けることができました。

 修復後初めての収納で、緊張しましたし、来年からも何だか怖々で展示夫・収納することになりそうです。

 1ヶ月以上に渡る公開で、たくさんの方に拝んでいただけました。きれいになってよかったと、また改めて思いました。

 日差しはあたたかくても風の冷たい日。桜の開花は思ったほど進みませんでした。

〜 黒谷で行われた洛陽三十三観音巡礼の法要 / 涅槃図を降ろす作業風景 〜
2011年4月4日(月)  No.2825

久々の植木屋
 今日の午後は、やっと時間が空きました。

 自然の中で体を動かしたてウズウズ。でも、「今日の散歩道」の写真も撮らなければいけません。

 というわけで、カメラを常に持ちながら、植木屋作業。

 写真を撮っているうちに、桜に枯れ枝が多いことに気が付き、まずはその除去作業。花が咲いたり、葉が出てきたりしないと、枯れ枝がわからないのです。

 縦皮桜も枯れ枝がいっぱい。きれいにした後に撮ったつもりが、梯子が映り込んでいました。大失敗。

 人も多いので、今日はそこそこにして、購入した椿の苗を、一時的に鉢植えにする作業をしました。その合間にも、写真を撮りましたが・・・。

 椿は定植するつもりでいたのですが、諸般の事情で遅れそうなので、鉢植えはそれまでのツナギです。

 今は椿が一番きれいな時期です。早く定植して、大きく育ててあげたいです。

 わずかな時間でしたが、植木屋作業でリフレッシュ! やっぱりいいわぁー

〜 左端に梯子が写っていました 〜
2011年4月3日(日)  No.2824

今日も大車輪
 今日も過密スケジュール。

 朝一番に檀家宅に月参りに伺い、10時から法事の予定が、10時直前になっても誰もお越しにならない…。家に電話してみると、11時からだと勘違いしていたとのこと。

 皆さんが到着したのが10時半。すぐに法要を始めましたが、終わったのは11時。とてもお墓に行く時間がありません。こういう事態が予測されたので、前住職に「出動」を要請していました。

 お墓での回向は前住職にお願いして、ボクは待たせていたタクシーで葬儀会場へ。

 実は、この後も11時、1時に法要があったのですが、それも前住職にお任せ。檀家さんはかえって喜んでおられたでしょう。
 葬儀会社が勝手に時間を設定したものですから、こんな状態になってしまったのですが、ご遺族のことを考えたらその時間でやるしかないので、自坊は前住職にお任せして、ボクは葬儀に行くことにしたのです。今はいいいですが、ひとりだったらとても回りません。

 葬儀式場は南インターの近く。何とか20分前には着いて、無事にお勤めさせていただけました。

 火葬場でのお勤めの後、自坊に帰って、今度は3時から他の塔頭で行われる3代前の貫主の法要に参列。

 終わってすぐに、初七日のお勤めに葬儀式場に駆けつけました。ご遺族には1時間以上お待ちいただくことになりましたが、それでもいいからお勤めをして欲しいということでしたので…。

 はぁー やれやれ。これで今日の予定は終了。花粉のためか、喉は不調ですし、ほとほと疲れました。

 夜に電話がかかってきて、「えっ・・・ ひょっとして」と思いましたが、選挙の電話でした。

〜 染井吉野も一気に3分咲 〜
2011年4月2日(土)  No.2823

大車輪
 地下鉄と嵐電を乗り継いで帷子ノ辻の葬儀式場へ。

 嵐電に乗るなんて・・・記憶にないぐらい乗ったことがありません。レトロでいいですねぇ。

 なんていうゆったり気分はこれでお仕舞い。後は大車輪の1日でした。

 朝10時からの葬儀〜火葬場、寺に戻って御飯を3分ほどで食べて、今朝訃報のあった東寺の近くの檀家宅に枕経へ。

 携帯がお腹でブルブルしているのを感じながら読経を終えると、着信の主は先ほど葬儀をした喪主の方。骨上げが終わったので初七日に来て欲しいとのこと。最初からきわどいスケジュールになるのはわかっていました。

 車を飛ばして、仁和寺の向こうへ。繰り上げ初七日のお勤めをして、終業寸前の寺の事務所へいったん顔を出すと、会計担当の驚くべきミスの報告に絶句。

 自坊に帰って、先ほど枕経をお勤めした方のお戒名を考えるのにに四苦八苦。「何か故人にふさわしいような字がありませんでしょうか?」とお尋ねしたところ、「紫」が好きだったので、入れて欲しいとのこと。何とか考えて、白木の位牌にそれを書き、急いで初七日の式場へ。今度は南インターの近くの葬儀会場。

 余裕を持って着いて、通夜のお勤めを無事に済ませました。

 怒濤のような1日でした。本当に、どうしてこんなにまでも、葬儀が重なってくるのでしょう。こっちが倒れてしまいそうです・・・。

〜 咲き初めの枝垂れ桜 〜
2011年4月1日(金)  No.2822

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