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2011年2月の日記

2月に逃げられる
 昨夜から今日の夕方近くまで、断続的によく降りました。木の芽を育て、花芽を大きくするうれしい春の雨でした。

 でも、雨が漏ったり、溝に溜まっていた落ち葉が水を堰き止めて‘氾濫’したり。「水が溢れている!」と電話があり、朝から溝掃除。紅葉の名残の落ち葉が水を堰き止めているのでした。その‘大活躍’に、健在ぶりを見た思いでした。

 2月も今日で終わり。29、30日の月参りを今日回らなくてはならず、ちょっと忙しい日でした。

 昨日の疲れがまだ抜けない感じで、疲労回復の遅さを思い知らされます。力仕事をしているほうが、かえって回復するのかも知れません。

 さぁ、明日からは3月。お彼岸、決算など、忙しい月になりそうです。

〜 大文字山から立つ霧 〜
2011年2月28日(月)  No.2790

早寝
 今日は‘本来の勤め’が忙しい日でした。

 朝一番に二条城の近くの檀家宅にお参りに行き、帰ってちょっと事務所に寄って、10時から法事。終わってご飯を食べて、あとは12時、1時、2時と法事。

 今日は花粉が多いのか、バイクで檀家宅に行った時には、喉がいがらっぽくて困りました。マスクはしていたのですが・・・。

 その後も、喉はプチ不調。喉が不調の時の読経はほんまにしんどいです。

 法事4座が終わった時には、ちょっとヘロヘロ・・・。もう何もする気になれませんでした。

 こういう時は寝るに限ります! 9時過ぎには就寝! さぁ、寝るぞぉー

〜 自坊の古びた灯ろうと山茶花 〜
2011年2月27日(日)  No.2789

たまには植えます
 先日来、剪定をしていた場所に椿を植えました。

 椿の花は、切り花にも使えますし、何かと重宝します。また、花の少ない時期に貴重な彩りです。

 とりあえずは2本だけですが、いい感じになっていきそうです。境内花いっぱい計画がまた少し進みました。


 今日は涅槃図の拝観の方が150名お越しになりました。23日の公開以来、例年を上回る人がお参りに来られます。

 ネットなどで流れている公開期間はほとんどが3/1〜3/31。新聞記事を見てお越しくださったのか、とにかく驚きます。

 たくさんの方にお参りしてもらって、涅槃図もうれしそう・・・。


 静岡の方から土筆が届きました。もう、土筆! 春はもうすぐそこですね。

〜 日だまりの松ぼっくり 〜
2011年2月26日(土)  No.2788

体内時計
 夜中に目が覚めて、たとえば「今は2時半頃かな?」と思って時計を見ると、たいてい10分と違いません。「4時頃かな」と思ったら、たいてい4時。

 昼までも、「いま何時?」と聞かれて、「2時20分頃じゃないかな」と時計を見て、「あっ、2時25分だったわ」という感じ。

 人にも、「すごい!」「体内時計が正確」などと褒められることしばし。こういうのも「体内時計」というのかどうか知りませんが・・・。

 別に何も得するわけではありませんが、時計を見なくても大体の時間がわかるので、仕事をするにはとても便利です。

 自分で「正確」と思い込んでいるだけかも・・・。
2011年2月25日(金)  No.2787

我ながら完璧
 朝起きたら地面が濡れていたので、今日は1日こんな天気かと思っていたら、そのうち陽の光が差し始めました。とてもいい天気! その上、春のようにあたたかい! 最低気温9.5度 最高は、なんと16.9度。ポカポカです。

 こうなったら血が騒ぎます。お参りに1軒伺った後、すぐに着替えて、チェーンソーを持って作業現場に行きました。ちょっと難しい作業だったので躊躇していたのですが、お天気に誘い出された感じです。

 墓地の方へ張り出している木の伐採。失敗するとお墓の上に落ちてしまいます。何度も木の様子を観察し、ロープで誘引して、いざ伐採。

 一人でこういう作業をすると、梯子に登って木にロープを掛け、降りて反対側を他の木に縛り付け、また梯子に上がって木に切り目を入れて…と上がったり下がったりを、行ったり来たりを何度もしなければなりません。

 いやぁー 完璧! すばらしい!

 10本近くを根元から切ったり、段下げしたりしたのですが、お墓はもちろん、他の木の枝を折ることもなく、きっちりと計画通りの角度に倒すことができました。植木屋さんに雇ってもらおうかなぁ。

 2時間ほどやって、大満足。汗だくで、頭に巻いていたタオルがしっとり重たくなりました。

 午後は、涅槃図の説明ボードを作ったり、来月の勤務シフト表を作ったり、来年度の予算をたてたり。

 やっぱり植木仕事のほうが向いているようです。

〜 かわいいビオラ 〜
2011年2月24日(木)  No.2786

目を白黒
 最近、起き上がったりする時に、大きな声で「よっこいしょ!」とか「うぉー」とか言ってしまいます。言って勢いをつけたほうが力が入るというか・・・。

 食事の時、食べ物や飲み物があらぬ方向に入ってしまいそうになることが増えました。
 その時の苦しいこと、長いこと。目を白黒させて、何とか食道のほうへ落ちてくれるのを待ちます。もっと年を取ると、誤嚥してしまうでしょうか。

 でも、「年を取ったなぁ−」という感じではありません。力仕事もできるし、寝れば回復しますし・・・。

 とはいうものの、トイレは近くなったような気もするし、残尿感もあるような・・・。

 やっぱり、年取ったかな・・・。

 気持ちだけは年を取らないよう、いつまでも無鉄砲なぐらいがボクにはあっているかも知れません。

〜 ひなたぼっこ 〜
2011年2月23日(水)  No.2785

涅槃図、帰山す
 4時半頃に目が覚め、「あっ、そうだ! あれをしたほうがいい!」などと、今日の大涅槃図返却の際の段取りを考え出したら、すっかり目が覚めてしまいました。

 5時前からパソコンに向かい、取材に来てくれた新聞社などへ配る資料を作成。今日はたくさんのマスコミが来る予定ですが、いちいち質問に答えることができないので、質問を想定して聞かれそうなことの答えを列記しました。

 ついで、感謝状の原稿作成。最初は今日のことを簡単に考えていたのですが、だんだん大ごとになってきたので、ちゃんと儀式らしくしたほうがいいと思い、感謝状の贈呈をプログラムに加えました。

 「たぶん、着替えに帰る余裕はないなぁ」と思い、僧衣をもって事務所に出勤。プレスリリースの資料に必要なデーターを加えて仕上げ、その他諸々の準備をして月参りへ。

 今日は買い物がたくさんありました。先ずは賞状用紙。近くの文房具屋に行きましたが、小さい用紙しかありませんでした。それでも念のために買い求め、バイクの前籠のあらかじめ用意しておいた筒に入れてお参りへ。

 1軒伺ってから、もう一軒文房具屋に寄って、さっきより大きめの書状用紙をゲット。次のお家へ伺った後、スーパーに寄ってお供え物を買い、北野の天神さんの近くのホールへ。

 涅槃図は大きく、本堂でも真正面からのちゃんとした写真が撮れません。そこで、修理に出した時も同様に劇場を借りて、舞台のバーに吊し、8×10という大きなカメラで撮影しました。スローシャッターなので、少しでもカメラが揺れないように、みな息を凝らしての撮影です。

 撮影が順調に進んでいるのを確認して、準備のために一足先に帰りました。途中、パン屋に寄って、自分用の昼食と職員さんの差し入れ用のあんパンを購入。ケーキ屋で感謝状を贈呈する時に渡す菓子を購入。バイクは、前籠も、足元も、ヘルメットを入れる場所も、すべて荷物でいっぱいでした。

 帰って、賞状をプリンターで印刷しようとしたら、貫主が手書きされるというのでお渡しし、すぐに待ち構えていた防災設備の業者さんに捕まってしまいました。この忙しい日に、防災点検が予定されていたのです。普通はこちらの立ち会いは必要ないのですが、来年度の設備計画のために現場に連れて行かれました。

 やっと戻って買ってきたパンを食べ、あれこれしているうちに、涅槃図が帰ってくる時刻が近づいて来ました。新聞社やテレビもどんどん来て、質問攻め。「ペーパーに書いてありま〜す」と、朝作ったばかりの資料を渡し、門前のトラックへ向かいました。

 トラックの背が高いので、門前の市道で涅槃図を降ろして、そこから人力で運びます。包みは、涅槃図本体とそれを入れる箱の2つ。それぞれ6人ずつがかりで持ち、貫主はじめ僧衆が先導して、正面参道を進みました。

 本堂に入った涅槃図は、表具屋さんの手によって梱包をはずされ、いよいよ2年ぶりに本堂に吊されます。少しずつ絵が見えてくるにつれて、あちこちでフラッシュがたかれ、まるで有名人がお目見えしたかのよう。わぁー、やっぱり綺麗だぁー。

 「大涅槃図修復帰山開眼法要」を勤め、朝できたばかりの感謝状を貫主より表具屋さんに贈呈しました。

 その後も、表具屋さんや貫主は質問攻めにあったり、涅槃図の前でポーズを取らされたり。でもまぁ、本当にうれしいことなので、みんなニコニコ。

 「もう、これ以上は放っておけない」という状態まで傷んできていましたので、今日の修復完成は涙が出るほどうれしいことです。またたくさんの方にお参りいただけます。おそらく、50年、100年は大きな修理をしなくてもいいでしょう。

 涅槃図の修理には大変な費用がかかりました。文化財には指定されていませんが、行政からはほんのわずかですが補助金も出ました。

 一仕事終わりました。あー、眠たい・・・。

〜 参道を登る涅槃図 / 開眼法要 〜
2011年2月22日(火)  No.2784

モッコウバラ
 消防設備の打ち合わせや明日帰ってくる涅槃図の最終打ち合わせ、火災があったこと自動的に消防署に通報する装置の更新工事など、何だか今日もややこしい日でした。

 更新工事に立ち会う必要もないので、久々に自坊の用事。背の低い竹が伸びて、庫裏の日当たりが悪くなってきたので、刈り取りました。

 でも、ちょっとイケイケ状態になってしまったので、垣根代わりにネットでモッコウバラを注文。庫裏の庭にはぜんぜん似合わないと思いますが、木の垣根よりも成長が早く、綺麗かも?

 さぁ、明日は待ちに待った大涅槃図が帰って来る日です。

 表具屋さんがマスコミに連絡したら、あちこちから問い合わせがあり、明日は新聞もテレビも来そうです。晴れ姿を写してあげてくださいな!

〜 終わりかけながら香り立つ蝋梅 〜
2011年2月21日(月)  No.2783

植木屋依存症
 昨日の切り傷が少し痛みます。キーを打ちにくくて、肩が凝りそうです。

 でも、植木屋には影響なし。今日も1時間程だけチェーンソーの作業をしました。

 最近、時間がある時はこれをしないと気が済まない、‘植木屋依存症'状態。

 桜やもみじのためにと思ってしている作業ですが、今日は樫の木を倒す位置が1メートルほど狂ってしまい、もみじの大きな枝をボキッと折ってしまいました。「もみじさん、ゴメンナサイ・・・」です。


 蹲の横に植えたスノードロップが咲いてきました。見落としてしまいそうな小さく白い花です。

 西洋にはスノードロップに関する言い伝えがたくさんあるようです。

 「アダムとイブがエデンの園から追放された時、雪が降りしきっていた。永遠に続くかと思われる冬に絶望して泣きじゃくるイブを慰めるため、天使がひとひらの雪に息を吹きかけた。それは地に落ちて春の兆しのスノードロップとなり、そして<希望>が生まれた」
 ドイツの言い伝えでは、「雪にははじめ色がなく、花たちのもとを訪れて、色を分けてくれるように頼んだ。しかしどの花もそれを拒み、ただスノードロップだけが自分の花の色を分け与えた。雪はそれに感謝し、スノードロップに春一番の花を咲かせる栄光を約束した」 

 他にもいろいろあって、古くから人々に親しまれている花であることがわかります。

 さて、和庭にマッチするかどうか、もう少し増やして様子見です。

〜 咲いて来たスノードロップ 〜
2011年2月20日(日)  No.2782

小さなアクシデント重なる
 チェーンソーの替え刃を買いに行ったホームセンターで、ビオラの苗が安く売っていたので買い求めてきました。洋風っぽいですが、1ポット68円は魅力的な値段でした。

 帰ってすぐに、茶所前のヘブンの花壇に移植。花壇は、冬に菊を抜いてから寂しくなっていたのです。

 寒肥などもすでに入れてあるので、植えるだけ。ただ、最近、この花壇は猫がトイレのように使っていたりするので心配。花盗人もいますし・・・。


 その後は、買ってきた替え刃をチェーンソーに装填・・・のはずが、あいません。パッケージにはボクのチェーンソーの型番が書いてあるのに・・・。交換に行こうかと思いましたが、もう一台の古いチェーンソーの部品を流用して、何とか装填。

 さぁ、また続きの段下げ剪定。新の歯はよく切れ、グイグイと木に入っていきます。

 ところが、しばらくすると、歯がだんだんたるんできました。調べてみると、ネジが一つ脱落してなくなっていました。あちこち探しましたが見つかりません。

 いったん事務所に戻って、同じサイズのネジを探しましたがありません。また、古い機械のネジを何とか流用して直し、また作業へ。

 今度は、剪定鋸が滑って指先を切ってしまいました。

 血を口で吸って作業を続けようとしたのですが、出血が多くて、作業が出来ません。傷は大したことがないのですが、指先は結構血が出ます。血を道に垂らしながら事務所に戻り、輪ゴムで止血をして、カット絆を貼って、また作業現場の片付け。

 夜、「今日の散歩道」の更新をしようとキーを叩きますが、絆創膏を貼っている打ちにくく、ミスタッチばかり。何とか完成させました。

 アクシデントの多い1日でしたが、空と雲の綺麗な、陽光の差す佳き日でした。

〜 移植をしたビオラと青い空 〜
2011年2月19日(土)  No.2781

慌ただしい午後
 慌ただしい日でした。

 朝一番から、消火栓の補修のために工事関係者が出入り。ボクは、寒肥やりと剪定をちょこっと。ここまではまだ平穏でした。

 午後からは、某企業グループの墓参、涅槃図に関する取材、職員人事関係の来客、消火栓の補修結果の説明とひっきりなし。終わって自席に戻ったら、もう4時でした。

 夜、檀家宅へのお参りの途中に見たお月さんの大きなこと! 今日は満月なのですね!

 明日は「雨水」。ますます春が近づいてきます!


 「一太郎」のバージョンアップ版を3年ぶりに購入しましたが、期待はずれ。

 インターフェイスなどは新しくなりましたが、見かけだけで、特別によくなった感じはなし。それどころか、いつも使っていたショートカットキーなどがなくなり、とっても不便になってしまいました。

 つまらない買い物をした感じで後悔・・・。

〜 交換中の消火ホースやノズル 〜
2011年2月18日(金)  No.2780

瘤が出来る
 天気予報は雨。でも、晴れました。

 晴れはうれしいのですが、今日は雨で外作業はお休みと思っていたので、ちょっと予定が狂いました。筋肉痛などもあるので、今日はゆっくりしようと・・・。

 でも、晴れて時間があるならついつい植木屋をしてしまうパブロフの犬ならぬ、植木屋の苦沙彌。

 わずか2時間ほどでしたが、また先日からの続きの樹木の段下げ剪定をしました。

 暑くて、途中で1枚、また1枚と服を脱ぎました。最高気温は3月下旬並みの15.2度だったようです。

 真っ直ぐな木を切ったところ、その木がストンと垂直に下がってきて、出ていた枝で上から頭をゴツン! ちょっとクラクラしました。頭に瘤が出来て、ちょっとヒリヒリ。疲れている時はやめたほうがいい。今日の教訓です。

 でも、かなりスカッとしてきました。今までは見えなかった隣寺の三重塔の先端が見えるようになって感動! 生まれて初めて見る、真如堂境内からの隣寺の塔でした。

 切った木が山盛り。境内では処理できないので、植木屋さんに持って帰ってもらいますが、処分代が数万かかりそうです。ヒェ〜。

〜 切った木の山々 〜
2011年2月17日(木)  No.2779

成果あり
 今日も快晴! 気温も上がってきました。

 今日も昼間は特段の予定はなし。予定のない日がいい天気だとうれし〜い!

 もちろん朝から植木屋。「たてかわ桜」の南側の木の段下げ剪定の続き。

 現場に行ったら、石屋さんがすぐ横で作業をしていたので、ちょっとやりにくかったのですが、黙々と剪定作業をしました。

 そのうち、墓地の管理人親子が加勢に来てくれました。切っている木々が墓地に覆いかかるように伸びていたので、それを切ってもらえるなら手伝わなきゃと来てくれたのでしょう。

 膨大な量の切った枝も3人で作業すると、見る見る片付いていきました。片付けで途方に暮れていたので、大いに助かりました。

 まだ全体の1/4程度しか出来ていませんが、たてかわ桜の付近は完成。本堂の回廊から見ても、切ったところがいい感じに見えます。大成功!

 お蔭で、午後は寒肥やりなどもできて、目に見えた成果の上がった1日でした。

〜 花見をしながらお昼寝 〜
2011年2月16日(水)  No.2778

数年ぶりの餃子
 雪も上がって、今日は快晴! 気温も上がってきました。

 午後から植木屋。「たてかわ桜」の南側の背の高くなった樫の木などを段下げ剪定しました。

 春日局お手植えの「たてかわ桜」が去年あたりから元気がなく、枝枯れなどが目立っています。大切な桜なので、本職の植木屋さんに土壌改良をしてもらったりしていますが、気になって仕方がありません。

 南側には椎の木などが茂ってきて、日当たりも悪くなり、風通しもよくありません。そこで、椎の木の大木には手を出せませんが、樫や楠などを剪定することにしました。

 チェーンソーなどでどんどん剪定したので、かなりのゴミが出ました。また明日も引き続いてやろうっと! 桜に元気になってもらわねば。


 職員さんの中に、明日はお休みというの日の夕食に、餃子を食べる人がいます。餃子でなければ、今の季節は鍋。どちらかなのです。「今夜は餃子?」「いえ、鍋です」と、実にわかりやすい!

 餃子をボクはもう何年も食べていません。翌日に臭うことを考えると食べられません。
 でも、明日は月参りや法事もなし。外で植木屋をするのなら、臭いも気にする必要なし! そう考えているうち、夕方にはすっかり‘餃子の口’になってしまいました。

 餃子の専門店で買いたかったのですが、近くになし。ホームセンターに行ったついでに、スーパーで冷凍餃子を買って帰りました。

 餃子はやっぱり焼き具合が大切。こんがりきつね色に、我ながらうまく焼けました。でも、何だかインパクトに欠ける味。万人向けに作ってあるのでしょうね。数年ぶりということで期待が大きかった分、ちょっとがっかりしましたが、そこそこ満足。お酒も飲んだので、食後1時間ほど炬燵で爆睡してしまいました。

 危うく、真如堂の庭と重森さんが写る番組を見逃すところでした。それにしても、写るのはたったあれだけ!? まぁ、テレビってそんなものですから、仕方ありませんが・・・。

〜 お昼前まで残っていた雪 〜
2011年2月15日(火)  No.2777

記者は同級生
 お昼前から時雨れ始めた雨が、午後には雪に変わりました。残念ながら、屋外作業はお休み。

 午後から桜の取材に地元の新聞社が来られました。ここしばらく、桜の記事の校正以来などがたくさん来ています。

 取材に来たのは、大学の同級生の女性。以前にも取材を受けたことがあって、会うのは12、13年ぶり。肌の張りなどはとても若々しいですが、とても太られた様子。

 取材よりも同級生の消息などが先行。話をしているうちにも雪はどんどん降り積もり、その中を「たてかわ桜」などに案内。雪の境内を喜んでいただきました。

 夜、出かけることがあり、タクシーを呼ぼうと何度電話しても話し中。雪が降るとこういう状態になります。

 仕方がないのでバスに乗ろうと大通りまで行きましたが、タクシーはいくらでも走っていました。せっかく通りまで歩いたのですから、バスでって四条まで行きましたが、四条にはほとんど雪はなし。

 帰りは逆。町には雪はありませんが、境内はまだ白いところがいっぱい。真如堂と街中ではこんなにも違うのかと思いました。

 もう雪はいらないのですが・・・。

〜 夕方から積もり始めた雪 〜
2011年2月14日(月)  No.2776

寒肥やり
 今日も法事を済ませた後は寒肥やり。

 もう「寒」も過ぎて、紫陽花などの芽は確実に動き始めています。急がなきゃ!

 紫陽花、馬酔木、もみじなど、数十箇所に、油かす、牛糞、鶏糞に化成肥料を少々入れた特製ミックスを穴を掘って施しました。配合はその都度変わる、要するに「適当」なものです。

 効いておくれ! 立派な花を、綺麗な葉っぱを見せておくれ!

 あー、腰痛い・・・。

〜 今朝はほんのちょっぴり雪化粧 〜
2011年2月13日(日)  No.2775

女院忌
 今日は、真如堂開創の発願主 東三条女院 藤原詮子の1011回忌。一山の僧が揃って、真如堂から少し降りたところにある「元真如堂」へ出向き、法要と墓前回向をしました。

 御命日は長保3年閏12月22日なのですが、なぜかこの女院忌は2月12日に行われています。

 この「閏12月」というのがくせ者で、12月の後に、もう一度12月を入れた、つまり「13月」ということですが、太陽暦に換算しても2月12日にはならないはず・・・。まぁ、いまさら変えられませんし・・・。


 今日は土曜日、しかも3連休中日というのに法事もなく、月参りもありません。

 女院忌が終わった後は、木を植えたり、切ったり、寒肥を入れたり、植木屋三昧で過ごしました。

 気になっていたことが、また少し片付きましたが、また「あそこをこうしなきゃ」というのが出て来て、結局イタチごっこです。

〜 元真如堂へ向かう僧衆 〜
2011年2月12日(土)  No.2774

下がったり上がったり
 午後から、念願の植木屋。その前に、痛んだ床の修理。

 書院の廊下はかなり老朽化しています。もっとも、老朽化はそこだけではなく、至る所ですが・・・。

 板が割れたところが2ヶ所。この前から修理して欲しいと言われていたのですが、今日になってしまいました。板を替えるとなると大ごとになりますし、材料もないので、下から当て木をして補強することにしました。

 職員さんと2人がかり。ボクが縁の下に入って、ボンドを付けた当て木を痛んだ箇所に下から貼り、上から廊下の板上とネジ止めする算段です。

 まずは縁の下に入れる場所探し。やっと見つけて、ほふく前進。もうホコリまみれです。やっと現場にたどり着いて、下から当て木。職員さんのネジ止めがすんなりいかず、ちょっと手こずりました。靴にネジが刺さるなどのハプニングもありましたが、何とか完成。ボンドが乾けば完璧です。


 ようやく植木屋。この前途中になっていた桧の枝卸し作業。さぁ、安全帯を使うぞ!

 三脚梯子では届かないので、5メートルの長梯子を用意。腰に安全帯を付けて梯子に登り、しっかりした枝にフックを掛けて作業開始。

 ちょっと恐かったですが、3本の桧の枝を処理しました。これで、馬酔木も日当たりがよくなって、来年はたくさん咲いてくれるかな?

 高所での作業は緊張するので、ちょっと筋肉痛です。


 夜、メールをやりとりしていて、ちょうど相手と同時に送受信。同時・・・どうじ・・・森田童子と連想していまい、YouTubuで『ぼくたちの失敗』を聞きました。森田童子といえば、この曲。リバイバルもありましたが、ボクが20歳の頃の曲です。

   地下のジャズ喫茶 変れないぼくたちがいた
   悪い夢のように 時がなぜてゆく

   ぼくがひとりになった部屋に
   きみの好きなチャーリー・パーカー
   見つけたョ ぼくを忘れたカナ

 この「地下のジャズ喫茶」「チャーリー・パーカー」というところがグッと来て、泣けてきます。

 高校時代、大学時代は、ジャズ喫茶に入り浸っていました。今や説明を要する言葉となってしまったジャズ喫茶。当時のボクにとっては、逃げ場所であり、いろいろなことを忘れられる場所でした。

 その後、テレビで物まね番組を見て爆笑! 植木屋して、泣いて笑ってスッキリしたぁ!

〜 事務所の庭での餌の争奪戦 〜
2011年2月11日(金)  No.2773

企業研修最終日
 企業研修最終日。今日は関西組で、神戸から140人が来られました。

 3日間の内で最も寒い日となり、本堂で立って説明していると、足の指先が痛くなってきました。座っていた研修生の人たちは、お尻から冷えてきたことでしょう。

 これで今年度は終わり。次は、7月末。蒸し暑さも極みの頃。じっとしていても汗がタラ〜リと落ちてきます。何だか、寒い時と蒸し暑い時の両極端です。

 明日は植木屋の作業が出来るかなぁ〜 しばらくしていないので、むずむずしてきています。

 でも、どうやら明日は雪。どうか積もらないで欲しいです。

〜 本堂内のスクリーン。ここで説明します。 〜
2011年2月10日(木)  No.2772

今日も企業研修
 午前中は企業研修、午後は葬儀の1日でした。雨も朝早くにはあがり、午後からは青空も広がりました。

 研修も2日目となると、だいぶ慣れてきました。でも、今日は結構寒く、本堂の中と屋外合わせて1時間ほどの研修は、かなり堪えたのではないでしょうか。ボクも、真まで冷えました。

 午前中も午後も、喉をよく使っている割には不調ではありません。

 今日、乗ったタクシーの運転手さんが、「今日の時雨で車がとても汚れた。黄砂ではないけれど、中国の汚染物質ではないか」と話していました。先日の福岡の靄はそうだったというのは知っていますが、京都まで?

 そうえば、ちょっといがらっぽいような・・・。バイクに乗る時はマスクが欠かせません。

〜 本堂前に集合! 〜
2011年2月9日(水)  No.2771

いろいろありました
 今日から3日間、某銀行の新人研修。毎日150人ほどが来て、研修と食事をされます。今日は東京からの日帰り組。

 本堂で寺の歴史や某銀行などの創業者と真如堂の関わりなどを説明した後、貫主の話、庭の拝観、屋外へ出て、創業者の墓参、慰霊碑への参拝など、食事を含めて3時間ほどのスケジュールです。

 日頃あたたかいところで過ごすことの多い若者たちは、本堂の寒さにブルブル。それだけでも印象に残ったかも知れません。


 途中になっていた寒肥やりに、やっと植木屋さんが来てくれました。4人がかりで、境内のあちこちを掘っては施肥をしてくれていました。

 その植木屋さんの番頭さんが顔色を変えて事務所にやってきました。「えらいものを見てしまいました」と言って、手で首を絞めるような仕草。「たぶん、首つりではないかと・・・」

 「えー! 警察に連絡しなきゃ」「いや、たまたまそこに来られていたので、いまここにおられます」と見ると、警察官が玄関に。それから、植木屋さんや職員、警察官と一緒に現場に向かいました。

 現場は、東参道の上の斜面の雑木林の中。植木屋さんにその辺りの清掃を頼んでおいたのですが、その時に見つけたようです。人形のようにも見えましたが、確かにかなり時間の経った男性のご遺体でした。

 それから、警察官や鑑識が来て、第一発見者の植木屋さんは、事情聴取。現場がどうも隣寺の領域のようだったので、隣寺に連絡をして来てもらい、ボクや職員さんは、帰ってきました。

 何があったのでしょう。自ら命を絶って、一人で山中で亡くなっていくなんて・・・。ご冥福をお祈りします。

 今日は「六阿弥陀」の巡拝日でもあり、企業研修、そして「事件」。夜はお通夜。いろいろあった1日でした。

〜 寒肥を施す植木屋さん / 庭を見る研修生たち 〜
2011年2月8日(火)  No.2770

忙しかったぁー
 朝一番に、拝観者用のスリッパ100足を発注。ここしばらくの間、いろいろ比較したり、サンプルを取り寄せたりして検討していたのです。

 これで一件落着!

 バイクでの月参り4軒を終えて、昼食を大急ぎで食べ、今度は車で大津・坂本へ。ギリギリ会議に間に合いました。

 3時間の会議の途中、すご〜く眠たくなって困りました。

 最近、何だか寝不足なのです。夜中によく目が覚めます。日によっては、何度もトイレに行くことがあります。寒さで目が覚めることも。ちょっとパワーがダウンしているのかも知れません。

 京都へ帰って、いつもとは違うスーパーに寄って紅茶を購入。飛騨高山の友人のパン屋さんのパンを購入。どうして、京都のローカルなスーパーで売られているのか、以前から不思議なのですが・・・。

 小茄子の味噌漬けの店に寄って、看板商品を購入。夕食時に食べましたが、かなり食感が変わってしまったような気がしました。

 帰りに事務所に寄って、明日からの企業研修の昼食の数を確認して、修正発注。机の上に積まれていた郵便物の整理。

 夜は6尺塔婆を書きました。ちょっと気合いに欠けていて、ただでさえ下手な字がまずます下手。

 ほんまに疲れた1日でした。

 明日からも当分忙しい日が続きそうです。トホホ。

〜 夕方、事務所前で眺めた空。飛行機雲と月(携帯画像) 〜
2011年2月7日(月)  No.2769

ちょっと肩凝り
 今日もあたたかい日でした。

 月参りや法要があって、今日は外回りの作業は出来ず。こんなにあたたかいと、早く寒肥をやってしまわないとと、気が急きます。

 以前から職員さんに「買ってくださいよぉ」と頼まれていた足の長さの変えられる脚立を手配。壁などの補修やペンキ塗り(汚れた壁を白く塗ってピッカピカ!)を一所懸命やってくれますし、この前、ボクは三脚脚立を買ったので・・・。

 夕方、自坊に戻ってからは、火曜日から3日間行われる社員研修のプレゼン資料の確認やネットオークションで掛け軸を落としたり、確定申告書を作ったり。

 はぁー、肩凝っちゃった。

〜 並んで日向ぼっこ(携帯画像) 〜
2011年2月6日(日)  No.2768

久しぶりの散歩
 今朝、久しぶりに散歩に出かけました。

 本堂の裏の方から黒谷に向かい、文殊塔の前の石段を下がって、また折り返してくるコース。

 わずか20分ほどですが、朝、事務所を開けたり、いろいろな準備をしたり、ほぼ毎日の月参りへ出かける時間などを考えると、なかなか行くことができません。

 今日はちょっと朝の時間に余裕があったので、この日を逃したら勿体ないと出かけました。

 立春を過ぎたとは言え、朝はまだ気温が1度ほど。寒いせいか、朝の散歩をする人もほとんどおられませんでした。

 散歩をしながら、「あそこの木は植木屋さんに段下げしてもらおう」とか、「ここに寒肥をやらなきゃ」「ここの修理に予算つけなきゃ」などと、この先の段取りがいろいろと浮かんできます。でも、それは苦痛ではなく、楽しみでもあります。

 肩凝り予防のためにも、大きく手を振って、時には走って散歩。いい時間でした。

 夕方、ホームセンターに寄って、安全帯やワイヤーを購入。「これをしているからって油断するのが一番危ないぞ」と自分に言い聞かせました。

 春が近付いてくると、それはそれでまた植木作業が忙しくなってきます。年がら年中こんな調子です。

〜 春立ったばかりの参道 〜
2011年2月5日(土)  No.2767

立春大吉
 「立春」 その響きだけでもうれしいのに、今日の日差しと来たら、まるで春。この前までの冷え込みは何だったんだろうというほど、あたたかい日でした。

 午前中は京都市の隣の向日市など、4軒の檀家に月参り。

 午後は、節分のために張ったテントの片付け、その後は桧の木の枝打ちを楽しみました。

 本堂北側の馬酔木が桧の枝で影になり、だんだん枝枯れなどが多くなってきています。また、ダラッと下がっている桧の枝が不格好だと、以前から気になっていたのです。

 またもや三脚脚立が大活躍。調子に乗っていると大怪我をしかねないので、要注意。安全帯を装着しておかないと。

 寒かった時よりは薄着でしたが、それでもちょっと着込んでいましたので、少し動くだけで汗だく。毛糸の帽子も暑くて被っていられませんでした。

 このまま一気に本格的な春になるとは思いませんが、束の間だけでも味わえて、とてもうれしい日でした。

〜 あたたかい日差しの中を歩く 〜
2011年2月4日(金)  No.2766

大般若復活
 今日は昨日よりもいっそう温かく、3月上旬の気温とか。何だか一気に春になったような光りの色です。

 「日数心経」、2日目。2時半頃には365回に達し、最後に全員揃って般若心経を唱えて、法会を締めくくりました。


 続いて、「大般若転読」法要。真如堂で行うのは、実に20年ぶりぐらいでしょうか。

 本堂の裏、釈迦三尊の板絵の下に、いつから置いてあるのかわからない『大般若経六百巻』があります。7月の虫干しの時などには箱の蓋を開けて風を通しているものの、経本としては久しく使ったことがありません。

 せっかく経本があるのに勿体ないし、僧侶の数も揃っているので、節分にあわせて「大般若転読」をすることにしました。

 600巻は、50巻ずつ12箱に入れてありますが、木箱の蓋が入れ替わっていたり、中の「帙」とそれに包まれている経巻が入れ替わったりしてしまっていました。まずはそれを整理。ちょっと大変でした。

 貫主を導師に、他に僧が7人。法要は、声明などを略したりすることもほとんどせずに、如法に行いました。経本をパラパラと繰る「転読」は、5人が100巻ずつ、他の2人は50巻ずつ。経本が切れているのではないかと案じていましたが、状態は良く、とても転読しやすい本でした。

 約1時間をかけて法会を厳修。参拝の方も多少はおられ、法会はまずまずうまく行きました。

 この節分会の大般若、来年以降も続けて、恒例行事とできればと思います。

 本当にあたたかい節分でした。

〜 本堂での大般若転読  Photo by Bull 〜
2011年2月3日(木)  No.2765

節分の行事
 今日・明日は節分の行事「日数心経」。1年365日分の般若心経を読誦し、向こう1年間の除災招福を祈念するというもの。真如堂の僧侶10名が30分交代で般若心経を唱えます。

 今日は一転したポカポカ陽気。2月後半並みの最高気温でした。

 本堂の中で拝んでいるよりも、屋外にいるほうがあたたかく、まして日差しの中にいると心地よいほどでした。

 節分にわざわざ真如堂に来られる方はごく稀で、多くは一山隣の吉田神社の節分祭から流れてくる人たち。手に吉田さんで求めて来られた縁起物などを持っておられる方も多かったです。

 この前お正月だったと思ったら、もう節分の行事。1月は行く、2月は逃げる・・・。

〜 本堂前の日数心経の看板 〜
2011年2月2日(水)  No.2764

住職4年目
 今日から2月。

 いただいたメールで、今日から住職4年目であることに気が付きました。もうそんなに経ったのかなぁ・・・光陰矢の如しです。

 今日は東山の尼寺での大般若転読法要。途中で2回も停電し、薄暗い中で、光りの方に経本を向けて何とか読経。暖房器具などの使いすぎ?

 雪の多い地方では、雪による停電も起きているとか。電気が止まると暖房器具も使えなくなってしまうでしょうから、本当に大変です。

 その雪も峠を越したようです。寒さも、今日は弛みました。

 桜の開花予想がもう出ていますが、『平年並みか少し早く咲く』所が多いだろうとのこと。この冬は12月後半から寒さが続いたため、スムーズに桜の花芽が休眠から覚めた地域が多いと考えられるからだそうです「休眠打破」がうまくいったわけですね。

 厳しい冬があったほうが、その後は一気に弾けるように活動が進む・・・人間もそうかも知れません。何のこっちゃ。

 徒然なるままに・・・。

〜 蓮の鉢の氷は小さな水泡がいっぱい 〜
2011年2月1日(火)  No.2763

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