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2011年1月の日記

お坊さんする
 今朝は今年一番の冷え込み。気象台でマイナス3.9度ということは、境内ではマイナス5〜6度だったでしょう。

 でも、お天気がよかったので、最高気温は6度。昨日よりもあたたかでした。


 今日は坊さんらしい1日。檀家宅での1周忌、そしてご葬儀。

 この1周忌のお宅へは昨日も伺ったのでした・・・間違って。マンションのインターホンをいくら押しても出て来られなかったので、あえなく帰ったのですが、お約束は今日。

 そのことをお話ししたら、大変恐縮してくださったのですが、間違ったのはボクですから・・・。1日早く間違って、まだよかったです。

 昨日も今日も同じコインパーキング。一昨日はその隣のコインパーキングに駐車して、他の檀家宅へ忌明けのお勤めに伺いました。

 共に、3台だけ駐められるパーキング。しかも、非常に狭くて、出入りに難儀します。おそらく、呉服屋さんなどがあったのでしょう。最近はそんなコインパーキングがいっぱいあります。


 ご葬儀は中学校の校長を勤められた方で、ご家族・親族だけで、ご自宅でお勤めになりました。ご自宅でというのは、少し前ならよくあったのですが、今となってはごく稀となりました。

 訃報を聞きつけた教え子たちが夕べの通夜も今日の葬儀もたくさん来られ、家族・親族だけの設えがしてあったため、お焼香が長くかかりました。

 でも、思いの籠もった家からの‘旅立ち’は、故人にとっても、遺された方にとっても、とてもよかったのではないかと思いました。

 葬儀会館などの、‘流れるような’段取りのいい葬儀では満足できない人も増えて来ているのかも知れません。

 葬儀の方法がどんどん変わっていくのを実感します。

〜 日向ぼっこするミーコ 〜
2011年1月31日(月)  No.2762

寒さ厳しき日
 寒〜い1日でした。

 今日は寒さの質が違います。氷も分厚いですし、つくばいの筧の水まで凍りついて氷柱状になっていました。

 境内の最低気温はマイナス4度くらいでしょうか。最高気温は4度を切っていたでしょう。

 そんな中、昼下がりから事務所の植木の剪定を強行! 結局、もみじや檜葉など、大半の木に手を加え、ようやく完成させました。木々も‘薄着’になって、さぞかし寒かろう・・・。

 昨日、木戸から出せなくなっていた剪定屑の入った袋は、ボクの留守中に、職員さんが見かねて片付けてくれていました。小分けにして出してくれたそうです。いつもスミマセン。

 さて、次はどこをしようかなぁ・・・。

〜 筧の水も凍る 〜
2011年1月30日(日)  No.2761

剪定ほぼ完了
 今日も事務所の庭木の剪定。

 朝、檀家宅へのお参りから帰ってからお昼まで剪定。午後、檀家宅で忌明けのお勤めをして、帰るなり剪定。

 その甲斐あって、モッコクの剪定はほぼ終了。勢い余って、槙も剪定、モチノキに手を出したところで夕方となりました。

 思いきって買った三脚脚立は大活躍です!

 切った枝や葉っぱで、落ち葉を入れる1メートル四方ほどの袋4つがいっぱいになりました。

 これを庭から持ち出すには木戸をくぐらなければならないのですが、あまりにいっぱい入れて袋が膨らんでいるので、戸からは出られそうにありません。

 解決策は・・・また明日!

〜 ちょうどボクの席の真後ろにあるモッコク。サッパリして風邪引かないでね! 〜

2011年1月29日(土)  No.2760

カゴトレー
 事務所の庭のモッコクの剪定を進めていますが、木の回りに置いてある紫陽花の挿し芽苗を移動しなければいけなくなりました。

 苗は、先日から穴掘り作業をしている宝蔵の回りに植え付けますが、葉の落ちている今は枯れているかどうか判別しにくいので、もうちょっと先延ばし。一気にそっちへ移せばいいのですが、通りがかりに持ち去られる危険性もあるので、ダメ。

 とはいうものの、とりあえずは他の場所に・・・。

 度々の移動を考えると、何かトレーのようなものに入れてけば便利だと考え、先日、「カゴトレー」という、名前そのままの園芸用の底の平らなカゴを買いました。何かと使い道がありそうなので、本坊用に50、自坊用に50と大量購入しました。

 剪定をするには苗の移動が必要 → 移動するには道具が必要 → カゴトレーを購入 「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいです。

 今日は、そのカゴトレーにポット苗を並べ、軽トラの荷台に載せて、一時的な保管場所に移動させました。

 ポットには、品種や識別番号が振ってあるので、植える時に備えて、同じ種類を同一カゴに入れるように分別しましたが、結局、25枚ほどのカゴトレーに分けた苗は350株ほど。夏にだいぶ枯らしてしまいましたが、結構たくさんあるものです。

 さて、ようやく剪定を再開。ちょっとだけ進みましたが、法要があるので、今日はオシマ〜イ。なかなか進みませんねぇ。

 中腰の作業をしたので、ちょっと腰が痛いです。でも、年末からの腰痛はすっかり治りました。

 喜々として、植木屋していま〜す!

〜 並んだカゴトレー入りポット苗 / 只今剪定中 〜
2011年1月28日(金)  No.2759

開山忌
 今日は真如堂開祖戒算上人の959回忌。塔頭の檀家総代などの参列のもと、本堂で法要。その後、本坊の裏にある廟所へ参拝しました。

 1年で最も寒い時期に行われるこの法要。参列者には受付でカイロが配られます。

 本堂にはストーブが置いてありますが、まったくの気休め。「どうぞ、上着をご持参の上、ご参列ください」と伝えてあるので、皆さん、最初は上着を手に持って、そのうち着込んで寒さを堪えておられました。

 約1時間の寒中の法要は、参列者には大変だったことでしょう。お勤めしている方は、まだ声を出したり、所作があったりするので、まだマシだと思います。

 毎年のことですが、この法要には「長素絹」と呼ばれる衣を着用します。普通のお寺ではまず見られない衣で、裾が長くて引きずって歩きます。

 長い距離を移動する時は、女性の着物の「おはしょり」のように、一時的に紐で衣を裾上げします。決して活発に動き回ったり出来ない、何とも‘みやび’な衣です。

 この法要が終わると、もうすぐ立春。まだまだ寒いですが、その言葉の響きに、何となく心がときめいてきます。

〜 長素絹の後ろ姿(Photo by Bull) 〜
2011年1月27日(木)  No.2758

大掃除
 夕方から、本格的に自室の片付けをしました。

 時々掃除はしているのですが、もう我慢が出来ないほどの散乱ぶり。今夜は久しぶりに急ぎの‘内職’もないので、予定していたわけではないのですが、片付けを始めました。

 出るわ出るわ、封を切ってもいない郵便物、リスが冬眠に備えて蓄えたまま忘れてしまったような団栗いっぱいの袋、靴下の片方・・・ でも、‘お宝’はナシ。

 2008年の2月1日に吉祥院の住職になった時、居を別棟から寺の庫裡に移したのですが、その時に買ったスチール製の書庫は、書類を突っ込んだだけで扉が閉まらず仕舞いでした。間もなく丸3年を迎えるという直前に、中を整理して不要な物を捨て、ようやく扉をはめました。

 要らない書類などは大きなゴミ袋3つ。まだまだ出てきそうですが、11時までやって、今夜はタイムアウト。

 長い時間かけた割には、今ひとつすっきり感に欠けます。あと1、2日かけないと完全には片付けられません。でも、何だかここで終わってしまって、また1年経ちそうな・・・いえいえ、ちゃんと片付けましょう!

 掃除も案外楽しいですね!

〜 目つきが悪いよ、ミーコ 〜
2011年1月26日(水)  No.2757

ユニクロへ
 朝、門を開けに外へ出たら、またうっすら雪が積もっていました。

 明るくなってからは日が差してきたので、あっという間に雪は溶けましたが、もう雪はかないません。

 京都府の北部では、この冬に合計3メートル近く積もったところもあるとか。まだまだ積もるでしょう。そんなに豪雪地帯でも、住めば都なのでしょうね。


 今日、念願のユニクロに行きました。やっとです。

 タートルネックかハイネックが欲しかったのですが、レジへ持って行くと980円になるというもの。特売になっているというのは何か理由があるはず。やっぱり…。サイズが揃ってないのです。妥協して、それぞれ1枚ずつ買い求めました。

 これで首の部分の延びきったようなタートルネックを作業着に回せます。


 また明日も雪マーク。お願いだから、積もらないで!

〜 濡れて光る参道 〜
2011年1月25日(火)  No.2756

穴掘り
 今日は境内の寒肥やりと、紫陽花定植の準備をしました。

 もみじなどは植木屋さんがやってくれるので、ボクは山吹や野路菊などの小さな木々を中心に。「ジワジワ効いておくれよ」と願いながら与えました。


 宝蔵の回りを紫陽花園にするための作業。

 昨年植えた苗が、紅葉時期に踏みクチャにされてしまいました。小さいとはいえ目立っていたの、そんなことになるなんて予想していませんでした。

 まずはそれらの苗を保護するために、取り置いていた細い竹で囲いをして保護しました。

 次いで、新たな苗を定植するための穴掘り。100以上は穴を掘らなければなりませんが、土壌が硬く、ツルハシで柔らかくしてからスコップで掘る作業。

 ちょっと息絶え絶えです。

 掘った穴に元肥を入れて、土を少しかけて、定植まで置いておくことにしました。

 今日掘った穴は24。ボコボコと穴だらけ。でも、まだまだ作業が続きます。大変な作業になりそうです。

 10年後ぐらいには紫陽花園もきれいになっているでしょう。

 さぁ、頑張ろう!

〜 紫陽花を植える予定の穴 〜
2011年1月24日(月)  No.2755

身勝手な剪定
 今日も、月参り2軒と法要2座を終えてから、植木屋作業。

 生い茂った木の天辺から顔を出して、境内を眺めるのも、これまたすこぶる気持ちイイ! 今日もおだやかな日で、チョッキン、チョッキンという鋏の音も軽やかです。

 迷惑なのは木のほうです。人間だって、こんな寒い時に着ぐるみを剥がされたら風邪をひいてしまうように、木だって剪定されては堪りません。

 まぁ、今の剪定は、ボクの気晴らしと、去年剪定できずにあまりに茂ってみっともない、それが我慢できない、ハシゴも使いたい、そんなごく我が儘な理由からです。

 剪定されたモッコクさん、ゴメンナサイ。


 ミキサーがもう限界だと思って、先日、すぐにネットで注文しました。小さいのだと千円台から、ボクの買った1リットルのでも3千円しませんでした。安いなぁ〜

 今日、それが届くのがわかっていたので、月参りの帰りにヨーグルトを買ってきました。僧衣でスーパーに入るのは、ちょっと抵抗があるのですが・・・。

 夜には早速ミックスジュース作り。

 バナナとリンゴ、牛乳とヨーグルトをいっぱい入れたので、攪拌すると溢れそう。おまけに、ちょっと濃かったためか、攪拌を止めた後、下の方からボコボコと何か湧いてくるような感じ。ちょっと作りすぎました。

 これでもかというほどミックスジュースを飲みました。

 明日はリンゴだけで作ってみようかな?

〜 樒、樫、万両、楠、羊歯 etc、宿り木の巣窟となった梅の木 〜
2011年1月23日(日)  No.2754

誕生日
 今日は誕生日。

 月参りに行って、法事をして、水道管が凍てて水が細く噴き出しているの修理して・・・ごく普通の日でした。

 最近、自分が何歳かわからないことがありまして・・・無頓着なんですね、自分の歳に。

 着るものに気をつかわない、少々のことは恥ずかしくないなど、オヤジ化を通り越して、オジイ化しているような気がします。

 服ぐらい買わなきゃなぁ・・・またユニクロか・・・。

〜 冬の枝はきれい 〜
2011年1月22日(土)  No.2753

バナナジュース
 東山のお寺で、定例の「大般若転読会法要」。「今日の散歩道」の更新は明日に順延。本当をいうと、カレンダーを見るまで、今日が金曜日だということに気が付かなかったのです。

 この寺は、淀殿が浅井長政の追善供養のために建立したたものの、火災によって焼失。その後、お江によって再建されたとかで、「京の冬の旅」で関連した絵などを特別公開中。今日は、法要のため、お休み。

 昨年は龍馬、今年はお江。それに関係した人たちを含めて、大河ドラマがらみのイベントが目白押しです。みんな、一所懸命ですねぇ。


 バナナがたくさんあったので、夜にバナナジュースを作りました。

 材料は、バナナ、牛乳、ヨーグルトがあると美味しかったのですが、無いのでバニラアイス。

 久々に使ったミキサーが不調で、ちょっと回ってはすぐに止まってしまいます。もう25年ほど前のものですから、無理もありません。

 何度も何度もスイッチを入れ直して、ようやく完成。本当は少しリンゴも入れたかったのですが、このミキサーではとても無理でした。

 まぁまぁの味でした。

 ミキサーを買い換えて、もう一度作ろうっと。

〜 八ツ橋屋さんの前の餅花(狸の右) 〜
2011年1月21日(金)  No.2752

メタボ検診を受ける
 昨日、テレビでコレステロールのことを取り上げていました。

 それを見て、「そういえば、最近、血液検査とかをしていないなぁ・・・」と思いました。会社のように、定期検診があるわけでもなく、検査は自ら進んで受けなければ受ける機会はありません。

 しかし、「あっ、この前、検査を受けてないから早く受けろという手紙が来ていたっけ・・・」と思い出しました。メタボ検診、正確には「特定健康診査」とやらをまだ受けていないのです。

 「特定健康診査」とは、国のメタボリックシンドローム対策の柱として、2008年4月より導入された新しい健康診断のことで、糖尿病や高脂血症、高尿酸血症などの生活習慣病の発症や重症化を予防することを目的としているものだそうです。40〜74歳の保険加入者が対象。

 「もうすぐ誕生日だし、この機会に申し込んでおこう」とかかりつけ医に電話をしたら、「今だったらすぐできますから、お越しください」とのこと。予約をするつもりが「今」ということになって、面倒くさいなどと考える暇もなく、すぐにバイクを飛ばして行きました。

 受付を済ませて待合室の椅子に座ったと同時くらいに名前を呼ばれ、診察室に。

 問診は特になく、送られてきていた問診票にチェックをしたものを渡しただけ。聴診器で心音などを聞いて貰った後は、血圧測定。上が130、下が80か90か。急いできた割には上がっていませんでした。

 その後、心電図。そして採血。尿検査。あっという間に終わりました。説明書には「身体計測(身長、体重、腹囲、肥満度、BMI)」と書いてありましたが、それらは無し。血液検査や尿検査の結果は後日ということになりました。

 「誕生日を機会に・・・」と一念発起して来たわりにはあまりにも簡単な検査だったので、拍子抜けしました。でも、まぁ、受けないよりはいいでしょう。


 帰りに、作業服などを売っている店でスニーカーを買って帰り、早速それを履いて植木の剪定。先日買った脚立を初めて使いました。

 ルンルン! 植木屋は楽し! でも、新しい脚立では、「使い方を誤ると危ないぞ」という経験をしました。ちょっとヒヤッとしました。気をつけなきゃ!

〜 検査項目の説明書 〜
2011年1月20日(木)  No.2751

寒い時だからこそ
 昨日から植木屋さんが、松枯れの木などの伐採作業や枝打ち、寒肥を施す作業などをしてくれています。

 寒い時に体を動かして作業をするのは、なかなか気持ちもいいものです。まして、あたたかい日差しのある今日は、さぞかし楽しかったでしょう。

 ボクもお仲間に入りたかったのですが、今日は月参りや葬儀などで、事務所でちょこっとデスクワークをしただけ。時間のある時は雪が降ったりと、なかなかかみ合いません。

 今日亡くなった方も、茶花を作ったり、庭木の手入れをするのが大好きな方でした。遺影を飾る白い椿が、何ともその方らしい雰囲気を演出してくれていました。

〜 寒肥を施す作業をする植木屋さんたち 〜
2011年1月19日(水)  No.2750

博物館に行く
 今朝の気温はよほど低いのか、境内の砂利なども凍てついて固く動きませんでした。雪よりはいいです。


 博物館で行われている「筆墨精神―中国書画の世界―」という展覧会に行きました。まさに、中国の書画の名品を展示したものですが、一般の人気は薄いようでした。

 ボクが一番見たかったのは、中国ではないですが、この展覧会に出展された作品の中核をなす「上野コレクション」に含まれる『運慶願経』です。

 運慶は治承4年(1180)の平重衡の南都焼き打ちに遭遇し。その兵火で奈良仏師の本拠地であった興福寺内の仏所も焼失します。運慶は、寿永2年(1182)、自らが願主となり、運慶および慶派の仏師たちが結縁して、法華経8巻の写経供養を営みます。軸木に焼失した東大寺の柱の残材を使用した、8巻目が展示されるとか。

 実は、8巻の1巻目は行方不明。2〜7巻は真如堂が所有。8巻が上野コレクションとなっています。

 真如堂所蔵というものの、ずっと博物館に預託してあるので、展覧会でしか見ることはできません。今回は、真如堂所蔵の巻ではありませんが、たまにしかない機会なので、行くことにしました。

 どちらかというと、地味な展覧会ですが、書が好きな人にはとても魅力的でしょう。また、篆刻家園田湖城の特別展も併設されているので、とても見応えがあります。

 『運慶願経』は、とても精緻な文字で書写されたものでした。

 見られてよかったぁー

〜 並ばなくてもいい博物館の入口 〜
2011年1月18日(火)  No.2749

またまた雪
 今日も雪。雪も珍しいうちはいいのですが、こう度々だとうんざりします。でも、青空のもとの雪景色は、本当にきれいでした!

 わずか5センチほど積もっただけの、大した雪ではないのですが、出かけるのには支障「大」。

 鷹峯に行く予定でしたが、境内よりも雪が多いところなので、1時間ほど予定を遅らせました。それでも道路には圧雪がビッシリ。南北の道は溶けてきているのですが、東西の道、特に今出川通の御所の北側が一番残っていました。そろそろと走りながら、何とか到着。

 ずっと南へ下がって、本願寺の前の表具屋さんに、涅槃図の修理の様子を見に行きました。もう道にはほとんど雪が残っていませんでした。

 涅槃図の修理が終わるまで、あと1ヶ月。最終の仕上げについての打ち合わせなどをしました。

 涅槃図は、表面に付着していた汚れやゴミが取れて、一皮剥けたかのように綺麗になっていました。川の水の群青色、衣の緋色など、実に鮮やかです。

 折れや皺で絵の具が脱落したところなどは、補植をせずにそのままにしておくことにしました。手を加えてしまうと、文化財的価値が下がることがあるからです。

 完成・返却は2月22日。それまでにはもう一度見に来ることになります。例年は3月から公開ですが、今年は23日から公開します。


 午後はプチ植木屋作業。木槿の鉢植えを地植えしたり、雪の重みで折れたガレージの落ち葉除けネットを支える竹の交換など。

 昨日届いた脚立を使った作業は、まだ木々が濡れてるのでやめておきました。

 雪、もう降らないで!

〜 修復完成間近の大涅槃図(携帯画像) 〜

2011年1月17日(月)  No.2748

三脚脚立
 朝起きたら、うっすら雪が積もっていました。

 それほど寒さは感じなかったのですが、気象台の発表では最低気温は−3.9度。境内は−5度ほどになっていたのでしょうか?

 朝一番にお参りに行きましたが、大通りに出ても道は真っ白。車はみなそろりそろり。三十三間堂の近くでは、振り袖に袴姿で弓を持った女性たちをいっぱい見かけました。「通し矢」に参加する人たちなのでしょう。

 そんな路面状態でもバイクで走っている人がいます。細い道に入ったところで、前を走っていた女性のバイクが、いきなり方向転換しようとしました。こんな雪道で、後ろも見ずに・・・・。危ういところでした。

 拝んで1時間ほどしたら、路面状況は一転。真っ白だった路面が、アスファルト色になっていました。あー、よかった、恐かった。


 注文していた園芸用の三脚脚立が届きました。これがあれば作業が捗ります。

 ただ、ちょっと大きかった・・・。全長3.6メートルあります。2階の窓ぐらいまで届きます。大は小を兼ねると思って注文したのですが・・・。

 今日は風も強く、雪も断続的に降っているので、お試しは延期です。

 さぁ、これでまた頑張って剪定するぞぉー

〜 届いた三脚脚立 〜
2011年1月16日(日)  No.2747

初六阿弥陀
 今日は、六阿弥陀巡拝日。今年初めてで、婦人会の方が参拝者に甘酒を接待してくださるので、早朝からその準備。小正月なので、婦人会の方や職員さんの昼食に小豆粥を食べて貰う準備。

 その合間を縫って本堂で回向をしたりと、何だか落ち着きません。

 午後は、本堂の受付で取り扱うグッズの打ち合わせ、『花車屏風』の修理の打ち合わせなど、あっという間に夕方になってしまいました。

 今日はまとまった仕事が何も出来ませんでした。まぁ、こんな日もありますねぇ。

 今日は小正月。正月気分なんて端からありませんし、もう正月は遠い昔のような感じ。季節感が薄れていくのは寂しいですね。

〜 人影もない夕方の参道 〜
2011年1月15日(土)  No.2746

わずか30分で
 朝は檀家宅への月参り、午後からは大津・坂本での会議。これで1日が終わってしまいました。

 坂本へは「山中越」という山道を通って行くのですが、路肩にはまだ雪が結構残っていました。坂本に着いても、屋根から落ちた雪などが溶けずにまだあり
ました。自坊から坂本へはわずか30分少々。それでもこんなにも違うのだとビックリしました。

 週末から来週にかけては、またもや雪の予報。今年は本当に雪が多いです。

 今度は積もらないで!

〜 まだ溶けずに残る雪。坂本 〜
2011年1月14日(金)  No.2745

今日も木の上の人
 今日も、昨日と同じく午後から植木屋仕事。昨日の樫の木の並びに生えている山茶花などを剪定しました。

 山茶花はまだ少し咲いているのですが、誰も見ることのない場所なので、剪定しました。木には藤蔓などがいっぱい絡まっていて、切っても落ちていきません。仕舞にボクが蜘蛛の巣のように張り巡らされた蔓に絡まりそうでした。

 木に登って無理な体勢で作業をしたので、筋肉痛になったかも知れません。でも、やっぱり外の作業は気持ちがよく、寒いと思って着込んでいたら汗をかきました。

 何年ぶりかの剪定で、2階の窓から鐘楼や本堂の屋根が見えるようになりました。スッキリしました!


 今夜は、税務署に出す書類作り。あー、面倒くさい。

〜 夕陽の中の逢い引き? 〜
2011年1月13日(木)  No.2744

歴史探訪
 今日も午後から植木屋仕事。

 外で動いていると寒さなど関係ありません。何よりも、今の季節は毛虫などがいないので、安心して作業ができます。

 今日は自坊と墓地との間にある4〜5メートルほどの樫の垣根の段下げ作業。木に登って1〜2メートルほど切除しました。

 続きに椿の垣根があるのですが、今は蕾がいっぱい付いているので、剪定するのはやめました。虫が出てくるまでに咲き終わって欲しいなぁ。


 昨日から、真如堂の池の中にある「赤崎弁天」について調べるのにハマッテいます。

 『真如堂縁起』によると、この弁天様は周防国の「赤崎弁天」を勧請したものだということですが、その周防国の赤崎弁天がどこかを知りたく、数年前からネット検索をしたりして探しているのですが、今ひとつ確かなことがわかりません。

 夕べ、『鹿苑院殿厳島詣記』という古文書に赤崎の記述があることを発見したのです!
 同記は、1389年、足利義満将軍が厳島神社へ詣でた時のことを、同行した九州探題今川了俊が記したものです。

 兵庫の港から大小百余艘の船団に分乗して瀬戸内海に漕ぎ出した一行は、讃岐国・歌津(宇多津)へ寄港した後、厳島神社に参詣。その後、九州を目指して、周防下松〜周防国府〜赤崎まで船団を進めますが、この赤崎で暴風雨のために出航を阻まれ、九州入りを中止しました。

 その地名を頼りに、地図で赤崎を探しますが、600年以上前とは地名も地形も違っています。その上、海に面している「赤崎」という地名は、周南市にも防府市にもあります。でも、そこには神社や寺はなさそうです。

 「ひょっとしたら・・・」と目星を付けたのが2ヶ所。1つは前から目星を付けていた山口市秋穂町東。もう1つは、山陽小野田市大字小野田松角。いずれも「赤崎神社」。

 「弁天」は仏教の仏様ですが、神道にも取り込まれています。『真如堂縁起』は「赤崎明神」とも書かれているので、神社だろうと思うのです。

 位置的に考えると、山口市の赤崎神社かな? すぐ近くには大内氏時代の古刹大昌寺(旧長徳寺)という寺もあります。周防の国まで寺を再建するための勧募に行った時に御利益をいただいた弁天様を勧請したのですが、なぜ周防かと考えると、おそらく当寺隆盛していた大内氏を頼っていったのではないかと思われます。

 ただ、『真如堂縁起』には、赤崎明神は芸州厳島明神が最初に影向されたところであるという記述があります。明神が、厳島に行かれる前に赤崎に降臨されたということでしょう。山口市の赤崎神社は宇佐から勧請されたもので、どうも食い違います。

 弁天様との関連はいずれからも伺えないのですが、明治の神仏分離以前は市杵島姫命と弁財天は同一視されていたとか。山口市の赤崎神社の祭神の一柱は市杵島姫命です。神仏分離はそれ以前の文化を大きく壊しているので、室町時代の様子がよくわかりません。

 ということですが、結局わからず仕舞い。でも、楽しい時間でした。

 こんな時間が毎日取れたらなぁー

〜 野路菊の蔭のミーコ 〜
2011年1月12日(水)  No.2743

ハプニング
 正月から続いていた忙しさも一段落。昨日続きで、照明器具を取り付けた後は、自坊の回りの刈り込みなど。境内のことを最優先にしてきたので、自坊の手入れをするのは久しぶりです。

 生い茂っている矢竹を刈り取り、太い部分を切り取って保存。これから紫陽花の苗を植え付ける時に使います。茂るととても鬱陶しいのですが、何かと役に立つ竹や笹です。

 いつの間にか腰の痛みも気にならない程度になってきました。自由に動けることの有りがたさをしみじみ感じます。


 夜はゆっくり何かをしようと楽しみにしていたら、檀家の方からお叱りの電話があったとのこと。何でも、正月明けに送った護符の添え状が喪中の人に対する文書だったとのこと。自分のところは喪中でもないのに、正月から縁起でもないと。

 先日もお一人そう言ってこられた方があったのですが、何かの手違いだろうと思っていたら、今日また。おかしい・・・。

 同じように護符をお送りした、何でも尋ねられる信徒の方に電話をして聞いてみると、やはりそこにも同じものが行っていました。

 おかしい・・・。通常の方には新年を祝う添え状を作りましたが、喪中の方には「おめでとう」と書けないので、別の挨拶状を作って入れたはず・・・。印刷機を調べてみると、何と! 喪中の方宛の挨拶状をたくさん印刷していました。それがもう残っていないということは、喪中ではない人にそれを入れてしまったということ?! どうしてそんな間違いを・・・申し訳ないです。

 さぁ、大変。5時ぎりぎりに郵便局に飛び込んで葉書を買い、詫び状を作って印刷。護符を送った檀家の方から喪中の方を除いて宛名を印字し・・・。280余通になりました。

 作業にそんなに時間はかかりませんでしたが、結局、気忙しい夜になってしまい、今夜もゆっくりは出来ませんでした。トホホ。

〜 ミーコを撮ろうとしたら、シロが目の前で伸びしたり、往復したり・・・ 〜
2011年1月11日(火)  No.2742

照明器具の交換
 今日は本坊で某家の法要。

 朝起きて窓の外を見たら屋根などが白くなっていたので、「こりゃぁー 大変だ! 雪かきかな?」と困惑しましたが、参道などには雪は積もっていなくて一安心。

 東京から来られた方々は、お着きになるなり木々の枝に積もった雪などの写真を撮って、「京都は寒いですねぇ」を連発されていました。

 気温的にはそれほどでもなかったのですが、だんだんと底冷えのする季節になってきました。


 法要が終わり、後片付けが終わってから、書院の照明器具を交換する作業をしました。今の照明は安価なプラスチックのもので、天井に直づけになっていますが、部屋の雰囲気にもそぐわないし、いかにも安っぽい感じです。

 照明器具って定価ではかなり高価ですが、ネットで探すと、今回の器具などは定価の4割以下で購入できました。

 古い器具を外しましたが、太く長いネジが天井板を大きく傷つけていました。あまりにもひどい工事です。少し電気工事をして照明を取り付けましたが、部屋の雰囲気がグッとよくなりました。

 先日は本堂の照明2つを職員さんに替えて貰い、今日は書院の器具をとりあえず2つ交換しましたが、この調子でどんどん器具を替えていきたいと思います。

 うーん、満足!


 随縁の庭の砂紋に少し積もった雪がきれいでした。

〜 ちょっと溶けてしまいましたが・・・ 〜
2011年1月10日(月)  No.2741

松の内の法事
 今日は午前中に法事が3座。

 少し前までは‘松の内’には法事をしなかったのですが、3連休ということもあってか希望が多く、お請けしました。

 大晦日や松の内の法事、すっかり時代が変わった気がします。

 そういえば、正月だからといって晴れ着を着ている人はごくわずか。仕事始めには略礼服で挨拶回りをしていた人を以前はたくさん見かけましたが、それもほとんどなし。‘初荷’などと幟を立てたトラックも久しく見ません。車にお飾りを付ける人もほとんどなくなりましたねぇ。

 時代とともに・・・。


 午後は少し境内の手入れ。久々です。

 ヘブンリーブルー、そしてその後に菊を植えていた茶所の前の‘花壇’の土ごしらえ。菊を鉢にあげて、土に腐葉土や牛糞・鶏糞などを入れて攪拌しました。

 ヘブンを植えるまでの間に何かを植えようと思っているのですが、それまでは土に休養をして、たっぷり力を蓄えてもらいます。

 今日も日差しがあたたかく、境内を訪れる人も結構多い日でした。

〜 寒椿と元三大師堂 〜
2011年1月9日(日)  No.2740

安眠
 今まで、夜中に寒くて目が覚めることが多かったのですが、毛布をマイクロファイバー製にしてから、ずいぶん安眠できるようになりました。

 軽くて肌触りもよく、普通の毛布と比べるとずいぶん安価でした。布団に入ると同時に眠りに落ち、何度も寝返りはしているものの、結構熟睡しています。

 また、以前は足が寒くて靴下を履いたりしていましたが、寝る前に布団の中で足首の曲げ伸ばしの運動を少しするようになってからは、それも解消。いまは靴下は履いていません。

 でも、どうしても5時前頃になると目が覚めます。夏なら一気に起きるのですが、今は寒くて暗い。そこでもう一度寝てしまうと、ビックリするような時間になってしまいます。

 一時と比べて、少し朝明るくなるのが早くなってきました。明るくなってから起きるのが一番。もっと早く明るくならないでしょうか。待ち遠しいです。

 本当は、「もういい! 起きさせて!」と言うぐらい、たーっぷり寝たいです。寝るのは大好きです。

 猫はいいなぁー

〜 久々のさくら 〜

2011年1月8日(土)  No.2739

キティーさんの夢
 今朝もうっすら雪化粧。7時からの本堂でのお勤めも寒かったぁ〜。1月は、元旦、7日、14日、27日と本堂でのお勤めがあります。

 夕べ、夢を見ました。キティーさんが出てきて会話をしました。

 一問一答がとても面白かったので、「これは朝まで覚えておいて、閑話に書かなきゃ!」と思っていたのですが、朝起きたら、‘キティーさんが出てきた面白い夢だった’ということしか覚えていませんでした。

 残念・・・。

 今日は昭和天皇の御命日。東山の門跡寺院で法要がありました。

 足袋を通して板の間の冷たさが伝わって来ましたが、体には腰痛と年頭回礼以来、カイロをいくつも貼っているので暖か。でも、そろそろカイロから脱却しないといけません。

〜 朝の雪景色 〜
2011年1月7日(金)  No.2738

回礼、一段落
 今日は寒の入り。日が差している時はあたたかいですが、風が冷たい日でした。

 今日は嵯峨野のほうまで行くので、バイクはやめて車。やっぱり車はあたたか〜い。でも、取り回しや置く場所を探すのが面倒です。

 バイクの大きさで、雨も暑さ寒さも平気な乗り物があればいいのですが・・・。

 今日で年頭の回礼はほぼ終わり。140余軒を回りました。連休が明けたら、少しゆっくり出来そうです。

 回礼から帰り、剪定鋏を持って、ほんの少しだけ境内の手入れをしました。寒いですが、やっぱり気持ちが晴れ晴れします。草木の相手をしている時間は‘パラダイス’にいるような心地です。

 時間が出来たら、寒中にする作業を思いっきりすることにします。紅葉期の前から、ずっと出来なかった作業も溜まっていますので。

 あー、また雪になってきました。積もりませんように・・・。

〜 冬木立 〜
2011年1月6日(木)  No.2737

飴2つ
 夕べからお腹が不調。どうもボクには合わない食べ物らしく、それを食べた後はたいてい不調になります。

 夜は案外平穏に眠れたのですが、朝起きてから、またプチ不調。朝食を食べる気にもなれず、少し横になったりした後、また今日もバイクで年頭回礼へ。

 何も食べないのはいけないと思い、飴を1つ口に放り込んで出かけました。

 今日は左京、北、上あたりと、ちょっと広範囲。あちこちにカイロを貼ってはいますが、やっぱり寒〜い。お腹もシャキッとしませんが、こんな時は‘気合い’しかありません。

 お昼前頃、また飴を1つ。

 2時前頃、ようやく事務所に戻り、お番茶を入れていただきました。昨夜以来、久々の水分でした。

 夜になっても何となくシャキッとせず、何だか背中が丸まっているような気がしますが、夕食も何とか食べられました。

 こんな時は早く寝るしかありません。寝ちゃおう!

〜 護符などの入った風呂敷包みをバイクに乗せて…行商みたい? 〜
2011年1月5日(水)  No.2736

時代遅れかな?
 今日から年頭回礼。昨日御加持した護符を持って、近隣の檀家宅を回ります。

 今日は寺の周りの約60軒をバイクで回り、年頭のご挨拶をして、護符をお渡ししました。

 コートなどを着ていては一々脱がなければいけないので、僧衣のまま。托鉢など歩くのならいいですが、バイクでは寒いので、下にいっぱい着込んで、ちょっと着ぶくれ状態。こういう時には、ヒートテックって役に立ちますねぇ。

 幸い、今日は比較的寒さもましで、時折お日様の恩恵にも預かれたので、ずいぶん助かったはず・・・でも、完全防寒というわけにはいかないので、長時間バイクで回るのは、足腰などを冷やすことになって、終わってからは少し痛みが戻ってしまいました。

 明日・明後日もこの調子です。明後日は車にしようかなぁ。

 かつては、この時期になるとよく同じようなことをしている僧侶を見ましたが、今日はほとんど見かけませんでした。車で回られているのか、回ることをやめられたのか?

 寒い時期に回るのは大変ですが、檀家ご一家の今年の安寧を願って護符をお届けするというのは、やっぱり大切なことではないかと思います。それでも、そうする僧が減ってきているということは、ひょっとしたらボクは時代遅れなのかな? まぁ、それでもいいですよねぇ。

〜 遺された雪兎の耳と目 〜
2011年1月4日(火)  No.2735

初護摩
 今日は初護摩。「長寿不動」の護符を御加持してもらいました。

 いつも3日はお参りの方が比較的少ないのですが、雪で元旦に来られなかった人などが今日来られたりして、結構ひっきりなし。その合間を縫って、護符などの封筒詰め作業。夜まで作業を続けましたが、今日中には完成せず、明日に持ち越しです。

 今日で三箇日も終わり。雪も本堂の大屋根に残っていたりする程度で、ほとんどは溶けました。

 あっという間のお正月でした。

〜 高く上がる護摩の炎 〜
2011年1月3日(月)  No.2734

哀愁の雪だるま
 今日も年始墓参の方がたくさん来られました。

 午前中はポツポツだったのですが、午後は集中。玄関に入れずに、塔婆だけ受け取って墓参に行かれる方もありました。お正月の墓参は家族揃ってという方が多く、‘1グループ’の人数が多いのです。

 最後に来られた方は5時を過ぎていました。外はもう真っ暗。お墓へお参りされるのも大変だったことでしょう。

 立ったり座ったりの連続ですが、何だか腰は楽になってきました。運動がよかったのでしょうか? その代わり、膝がガクガクです。

 お参りの合間を伺って、ようやく年賀状に目を通しました。


 明日、護摩供法要で護符を御加持するので、その発送準備をしました。去年修理をしてもらった印刷機はすこぶる順調。まだまだ使えそうです。

 正月をゆっくり過ごすという生活は、一生できそうにありませんねぇ。普段よりも忙しいくらいです。


 境内の雪はほとんど溶けました。雪だるまや雪兎も可哀想なほど溶けていました。

〜 哀愁の雪だるまと雪兎 〜
2011年1月2日(日)  No.2733

元旦は験かつぎ
 除夜の鐘が終わって、ちょっと寝たと思ったら、もう元旦。修正会を勤めるために5時半には本堂へ。

 衣の下には、年末にいただいた高僧の白衣を着けさせていただきました。その高僧のように、信念を持った僧侶になれるようにという祈念を込めた験かつぎです。これからボクの‘勝負白衣’となるでしょう。

 数珠は、住職就任の時に作ってもらった梅のとインド翡翠のもの。初心を忘れることのないようにしています。

 でも、今日着けて行く衣や袴は化繊のもの。雪道を行き来するので、‘本物’控えました。

 6時からの修正会と年賀式の後、自坊に帰って自坊の修正会。サッとお雑煮をいただいて、参道の除雪に向かいました。

 昨日の雪が凍って道はガチガチ。たくさんの方がお参りになるので、除去しないと危ないのです。今年最初の作業は雪かきでした。

 午前中は雪の様子見のためか訪れる人は少な目。その反動で、午後は玄関に入りきれないほどの人がお越しになり、立ったり座ったりの繰り返し。それでも眠たくて眠たくて、座ったら眠ってしまいそうでした。

 夜になって、大晦日と今朝撮った写真で、今年最初の「今日の散歩道」の更新をしました。青空に雪景色の今日は、もっと思う存分写真が撮りたかったです。

 10時頃には就寝。たっぷり寝るのが何よりのお年玉です。

〜 雪をかぶった雪兎 〜
2011年1月1日(土)  No.2732

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