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2010年10月の日記

雨の日はしょうがない
 午後から植木屋をする予定が雨。もっと夕方近くに降り出すのかと思っていたのに・・・。

 少しだけ萩を刈り、急いで馬酔木の苗を1本植えましたが、雨がどんどん本降りになってきたので断念。何だか、半日、損をした気分です。

 ♪ しょうがない、しょうがない、雨の日はしょうがない ♪ でも、草木には雨はとってもいいものです。

 いよいよヘブンも終わり。冷たい雨に濡れたヘブンがかわいそうでした。


 夜、ずいぶん久しぶりに自室の掃除をしました。少し畳や床が見えてきました。‘お宝’はなーんにも出て来なかったです。


 さぁ、今日で本当に10月も終わりです。

〜 花もすっかり少なくなり、さみしげなヘブン 〜
2010年10月31日(日)  No.2670

町家法話
 檀家への月参りを終えて、早速、作業着に!

 まずは大工仕事。本堂前の茶所の季節営業に備えて、床机の補修作業。

 続いて植木屋。立ち枯れになったもみじを伐採。「切りっぱなしかなぁ・・・」と、職員さんがわざとボクに聞こえるようにつぶやいていたので、ちゃんと片付けまでしました。

 午後は瓦屋。土塀の丸瓦が何故か割れて落ちていたので、土を乗せて差し替え。完璧!

 夕方から「ボンズクラブ」の「町家法話」で、四季の真如堂の写真を見せながらお話。法話をと頼まれたのですが、法話よりも景色をお見せしてくつろいで欲しかったので、プロジェクターとパソコンを持参しました。

 肩凝りがなかなか治りません。その対策に今朝も歩きたかったのですが、生憎の雨。ボンズクラブには頭痛薬を飲んでから伺いました。

 10月も今日でお仕舞い。11月がやってきてしまいます。紅葉の季節は気が重たいです。

 ・・・まだ明日も10月でしたぁ。

〜 くつろげそうなボンズクラブの一室 〜
2010年10月30日(土)  No.2669

まもなく11月
 朝から10数人でお十夜の準備。

 あー、もうお十夜かぁ。ついこの前、お盆だったのに・・・。毎日があっという間に過ぎて行きます。

 寺務所の応接テーブルは、紅葉期の準備資材で使用不能。植木屋さんとの打ち合わせも、テーブルの横で正座してしました。

 お十夜のお粥を何キロ仕込むか、お米はどれだけ? 小豆はどのくらい? そんな試算をして発注しています。

 茶所も、婦人会の方々が紅葉期の開店に向けての準備。8日?から開店です。

 紅葉は確かにきれい! でも、ゆっくりは楽しめませんねぇ。

 午後は企業研修。新しく買ったテレビとパソコンが活躍しています。

〜 きれいやなぁー 百日紅の落ち葉 〜

2010年10月29日(金)  No.2668

無事終了
 テレビ局が7時半過ぎには来るというので、7時前に寺務所に行って、撮影する「随縁の庭」の掃除など、いろいろな準備を始めました。

 外は雨。本降りです。

 8時過ぎには重森さんも来られて、合羽を着て砂紋を引くところから撮影開始。続いて、インタービューなどを受けておられました。

 『プレミアム8』という番組らしく、室町時代の雪村という水墨画家が今回の取材のテーマだそうです。雪村の『紙本墨画四季山水図』を中心に庭の成り立ちなどを解説されているのかな?

 他の庭の苔の補修作業に来た植木屋さんに、指を一本立て「シーー」と言いながら、ボクは寺務所で仕事をしました。

 庭での撮影の次は盆石作りを通じて、やはり水墨画のイメージを表そうという趣向のよう。先日来、苦労をして準備をした石や苔などを使って、深山幽谷の景色や仙人が住まう洞窟などを表現されたようです。ボクは、材料に不足がないことがわかったら、また寺務所で仕事をしていましたので・・・。

 撮影が終わって、重森さんやスタッフの方とお茶を飲んだのが、12時過ぎ。11時頃には終わる予定でしたが、やはり時間が押しました。そんなものですね。

 放送は、来年の2月8日 午後8時〜9時半。今日撮った場面は、放送時間にすると、4分ほどだそうです。まぁ、そんなものでしょうねぇ。

 何はともあれ、無事に撮影が済んでホッとしました。


 肩凝り対策のカイロを肩に貼って、午後は引き続き事務仕事。あっという間に夕方になってしまいました。

 今日も寒い1日でした。

〜 庭を前にしたインタビュー場面 / 今日の盆石作品 〜
2010年10月28日(木)  No.2667

服を焦がす
 今日も午後は坂本。昨日とは別の会議でした。

 宗派の役職を15年やっているというので表彰してくれるセレモニーが午前中にあったのですが、出ている暇はないので欠席。そういえば、阪神大震災の頃からですから、もうそんなにやっているのかなぁー

 肩が凝っていけません。

 先日の五十肩の時に買ったお灸を首筋にしましたが、お灸は終わっているのにまだ熱い。おかしいなぁと思っていたら、服の襟が焦げて、大きな穴が空いていました。今日、引っ張り出したフリースも焦げちゃった・・・。火傷しなくてよかったです。

 原稿を書かなきゃいけないのですが・・・今夜も早く寝ちゃおうっと! 

〜 本坊書院に並びだした貫主の菊 〜
2010年10月27日(水)  No.2666

木枯らし吹く
 夏から一気に冬になって気分。ゆっくり楽しむ時間もないほど、駆け足の秋。

 今日、近畿は木枯らし1号が吹いたとか。風は冷たく、明らかに今までの気候とは違います。

 京都、宇治の檀家宅を回り、高速で大津へ。コンビニでカレーを買ってあたためてもらい、ホームセンターの駐車場で食べました。カレーは大好きなので、ちょっと幸せ。

 午後は坂本で会議。久しぶりにびわ湖がスッキリ見えて綺麗でした。

 帰って、納屋から灯油ストーブを出しました。まだ灯油を買っていないので出すだけ。寒さで肩をすくめているのか、肩が凝ってきました。

 こんなに急に寒くなってはたまりませ〜ん。

〜 久々にさくらの記念写真。ちょっと緊張気味 〜
2010年10月26日(火)  No.2665

はい、これま〜でぇよ!
 今日は月参りも法事もない日。晴れていてくれれば、思いっきり外の作業ができるのに・・・。

 時々小雨が降る中、28日に収録されるテレビ番組に備えて、石と苔を採取する作業をしました。

 苔は先日の下見でどれを採っておけばいいのかわかっていましたが、石は難しい。大体の大きさは聞いていますが、主石になるもの、立てて使うもの、寝かせて使うもの、色と形など、どれがいいのかよくわかりません。

 それでも、とりあえず採取して水で洗い、盆石をしたいただく茶室に苔と一緒に用意しておきました。

 後は、ヒビの入った鉢の修復を完成させて、土を準備すればOKです。


 雨で外作業が出来ず、拝観者も少ないので、職員さんたちはあちこちで‘内職’。紙を折ったり、包み物をしたり、すべて紅葉期の準備です。


 先日、いつもお十夜の頃から来年の分をおわけし始める‘たれこ止め’の茶碗に、絵付け漏れが見つかりました。

 9月にも今年の分に見つかって、拝観者からクレームがあったばかり。来年分については、そんなことがないように、しっかり検品をしてもらうように言ったばかりでした。

 検品をしっかりやってもらっているものと思って、その包装を進めてきたのに、欠陥品が見つかったため、今まで包んできたお茶碗を再度検品し直す必要が出てきました。

 検品は、本来納入する業者の仕事ですが、そんなことを言っていてはもう間に合いません。パートを入れて、開封・検品・再包装の作業を急ぐことにし、急遽、今日の夕方から、職員さんの更衣室でその作業が始まりました。

 ということで、また‘内職’作業が増えました。

 陶器業者は、「ギリギリの値段でやっているのだから、検品漏れぐらいあってもしかたがない」と言わんがばかり。そんな業者との取り引きは、これで最後にします。


 夜になって、印刷機の修理の人が来てくれました。古い機械なので直るかどうかは賭のようなものです。

 修理の人は、「この機種が現役で動いているのは初めて見ました」といいつ、ひたすら新しい機械に買い換えることを進めます。修理にはまったく熱が入らない様子。

 「買い換えるつもりはありませんから」と言って、身を入れて修理をして貰うように促し、ボクはお経の勉強会へ。

 帰ってみると、一応修理は出来ていましたが、「いつ壊れるかわかりません。新しい機械を買っていただけるなら、○○円に値引きします」と言って帰ったそうです。

 儲け主義で信用できず、その販売店とは購入時以後はお付き合いをしていませんでしたが、今回も自分の売った機械を大事にしないで、すぐに買い換えを進めるような対応。「この業者とはこれで終わりにしよう」と思いました。

 機械は順調に動き出しました。まだまだ大丈夫そう。今度壊れたら買い換えですね。

 今日は、そんなことが重なるややこしい日でした。ほんまにもう疲れるわ・・・。

〜 採ってきた石と苔 〜
2010年10月25日(月)  No.2664

祭礼
 今日は真如堂の守護神日吉神社の祭礼。御輿が真如堂に参来します。

 鎌倉時代に大津坂本の日吉山王から勧請され、真如堂が応仁の乱などで転々としている間もこの地にあって氏神として崇拝されていました。御神体は桧の一木造りの極彩色を施したお地蔵様。明治の神仏分離で、無理矢理分けられました。

 昼過ぎには小雨がぱらつき出しましたが、携帯で御輿の行列の人に連絡を取ってみると「決行」とのこと。

 3時前に御輿、女御輿、樽御輿の3基が本堂前に揃い、読経の中、神主さんや祭りの役員さんたちが焼香をされました。

 晴れていたら太鼓の奉納などがあるのですが、小雨のため中止。いさましい女性たちのYOASAKOI。

 夕べは神社の境内で夜店などをされたり、お祭りの関係者の皆さんがどれほど熱意を注いでおられるかが、実によく伝わってきました。


 夕方からは風も強まり、急に冷え込んできました。上着を羽織って、靴下を履いて・・・。あと1週間で11月ですもの。

〜 女御輿来る / よさこい踊りの奉納 〜
2010年10月24日(日)  No.2663

左右反対
 某放送局で、作庭家の重森さんを中心にした番組を収録するらしく、今日は重森さんとその打ち合わせ。

 「随縁の庭」を見ながら、庭石のことなどを解説されるのと、盆石作りをしてやはり庭の成り立ちのようなことを説明されるとのこと。

 ご一緒に境内を一巡りして、使えそうな苔や石に目星を付けていただきました。28日が収録なので、それに間に合うようにボクが採取してきます。

 鉢はなかなかそれらしいのがなかったのですが、大きな盆栽用の薄い鉢を自坊から持参し、それで一応のOKをいただきました。ただ、一ヶ所ヒビが入っているので、パテに煉瓦の粉を混ぜてわかりにくいようにしました。たぶん大丈夫。

 たしか、「プレミアム8」という番組だったような・・・。


 ネットで古い絵葉書を買いました。文字は今とは反対の右から左に向かって書いてあります。

 ネットで見た時は何とも思わなかったのですが、実際手にしてみると、写真の左右が反対。

 他の寺の写真を買ってしまったのかと思いましたが、そうでもなさそう。


 スキャンして拡大してみました。

 塔を合成して貼り付けた時に、左右を間違ったのかな? 単純にネガを裏向けにして焼いてしまったのかな?

 灯ろうの位置などから考えると、裏焼きしてしまっているようです。

 まぁ、資料としてはそれも一興です。大切にとっておきましょう。

〜 左右反対向けの絵葉書 〜
2010年10月23日(土)  No.2662

大遅刻
 午後2時半に約束していた人から、時代祭のために車が渋滞して遅れるという連絡が、2時半過ぎにあったそうです。

 マスコミ関係者だったので、時代祭で交通規制があるぐらいわかっているだろうにと思いつつ、仕方がないので待ちました。

 3時になってこ来られない・・・。

 ボクが席を外していた時にもう一度電話があり、「4時になります」とのこと。先方の電話番号を聞いてなかったので、こちらから連絡も出来ず、待つしかありません。

 結局、来られたのは4時にはならなかったものの、3時半過ぎ。その間、ボクはまとまった仕事をすることも出来ず、1時間以上も無駄な時間を過ごしてしまいました。あっ、ドングリを拾いに行きました!

 こういう時間の過ごし方って、一番馬鹿らしく思えます。「人の時間を何だと思っているんだ!」って言いたいくらい。「出来るだけ早くお会いしたい」ということで、無理に時間を空けたのに・・・ブツブツ。

 会ってすぐに山盛りの言い訳を始めた相手。時間を掛けて来てくださったのですが、ボクからすると、話の内容は・・・・。

〜 秋の風情だなぁー 〜
2010年10月22日(金)  No.2661

心筋梗塞を疑う
 雨も大したことがないので、午後からは植木屋作業。

 松食い虫被害で枯れてきた小さな松の伐採、紅葉期に備えての「三脚使用禁止」の看板立て、草刈りなど。

 草刈り機のガソリンが切れたので、それを機に寺務所に戻って事務作業。

 外の作業が出来たのはうれしかったのですが、雨はもっと降って欲しかったです。夜の間に降ってくれないでしょうか。

 夜は、自坊の檀家宛に出すお十夜の案内状や来年の年回表、寺報などの作成と印刷を11時半頃までかかってやりました。

 印刷機はもう限界。原稿の端のほうが製版できないのです。ずいぶん古い機械なので、もう部品がありません。印刷機は買えば40〜50万円はするでしょうから、次からは印刷に出すしかありません。

 急ぎの仕事を順調に片付けることができたので、ちょっと気が楽です。

 先日来、あれもこれもと思ってイライラ気味。

 今日のお昼前、パン屋で食パンを買おうとしたら、陳列棚にありませんでした。カットしてないものがカウンターの奧の棚にあったので、切って貰うように言ったら、焼きたてでまだ切れないとか。

 パンは切れなくても、ボクが切れました。

 先日の夕方に食パンを買いに来た時は、売り切れでした。「パン屋なのに、まだ夕方なのに、食パンもないのか!」と言いたくなりました。

 売り切れになっていたり、あっても買えなかったり、この店のパンは美味しいのですが、在庫管理がなってない!

 パン屋にまで腹を立てているものですから、先日来、イライラが原因で胸が痛むような気がしていたのです。ドラマにあるように、怒った時に心筋梗塞にでもなったら大変。

 あと、あれとあれを片付けたら、のんびり出来るかも・・・無理かなぁ。

〜 大きすぎて風情に欠ける石蕗 〜
2010年10月21日(木)  No.2660

頭の中を駆け巡る
 今日も警察に‘出頭’。

 看板の文字を一部付け加え、設置する場所の地図を添えて提出しました。

 担当者は、行政は交通のことなど何にも考えていないと、また愚痴。そういうことは、行政や警察など、関係する機関が集まって対策を考えないと、何も解決しないと思うのですが・・・。

 とりあえず、警察が市の景観条例の担当部局や土木事務所に申請してくれるということなので、一安心。はたして、許可が下りるかどうか・・・。

 今日はそんなこんなでまとまった時間が取れず、少し垣根の徒長枝を刈り込んだ程度。「あそこの草刈り、あの枯れ枝の伐採・・・」などと、まだまだ頭の中はやらなければいけないことでいっぱい。

 紅葉の季節は気が重いです。

〜 あかのまんまがいっぱい! 〜
2010年10月20日(水)  No.2659

手当たり次第
 今日は、法事も月参りもな〜んにもない完全フリーの日。やっと、作務に浸れます! 気になっていたことを片っ端から片付けるぞぉー

 まずは8時前から、砂紋を引く道具の補強とそれらの保管場所づくり。鋸、金槌を使って、パパッと完成!

 次いで、開かなくなってきた襖の立て付け調整。襖をかんなで削ってOK! 次はトイレの木製建具の調整。扉を取り外して、鋸、かんなで補正して完成!

 次いで、本堂から書院へ通じる渡り廊下の階段の補強。これから人が多くなってくると落ちる可能性があるので・・・。

 ちょっとだけ事務仕事をして外へ。

 20センチほどのもみじの太い枝が枯れてしまったので、チェーンソーで切り、さらに細かく裁断。墓地の管理人が、「焼却しましょう」と言ってくれたので、お任せぇ。

 お昼を挟んで、「車上狙い注意」の看板の再設置、自坊の垣根の剪定、刈り払い機を使っての草刈り、枯れ枝の掃除と廃棄作業などなど。

 「車上狙い注意」の看板は、犯人がどこかへ持って行った様子。一緒に、「猫に餌を与えないでください」という看板もなくなったので、犯人は猫好きかと・・・。

 寺務所に戻って少し仕事をして、職員さんたちを送り出して戸締まりをしてから、梱包資材屋さんへ。紅葉期に備えて、様々な袋などを山盛り買い出ししました。

 夜は、法事の塔婆書き。肩凝ったなぁ〜

 今日も目一杯働きましたぁ〜

〜 ちょっとわかりづらいですが、蕎麦の花 〜
2010年10月19日(火)  No.2658

‘本当の色’
 来年のダイアリーを求めて、街の文具店に行きました。

 時節柄、ハロウィンのグッズもたくさん売っていました。来年のカレンダーも、もうたくさん並んでいて、猫のがとても可愛く、欲しいと思いましたが、カレンダーは使い切れないほどもらうので、やめました。

 カードのコーナーを見ると、紅葉の葉書がずらっと並んでいました。でも、どれもど派手な紅葉。真っ赤っかなもみじ、真っ青な空。プラスチックのもみじかと思いました。

 こんな自然の色とはかけ離れた、原色に近い色にしないと売れないのでしょうか? 自然の色を知らない人は、紅葉とはこういうものだと思って買っていくのでしょうか?

 確かに、インパクトはありますが、まったく作られた紅葉です。でも、ボクも知らないところの派手な写真を見せられると、「わぁー、きれいだ! 行ってみたい!」と思うかも知れませんが・・・。

 たくさんの旅行誌などから、紅葉期の写真の提供を頼まれますが、一度、「色味が足りないので、もっと紅葉らしい写真を」と言われたことがあります。透過光で撮ったもみじと塔が写っていて、十分紅葉が堪能できる写真でしたが、彩度を上げて真っ赤に加工して送り直したら、それで満足してもらえました。

 雑誌やツーリストの写真など、こちらが加工しなくても、ほとんどすべてが向こうで‘真っ赤’に加工されます。一度、写真家の撮ったカレンダーの写真が、あまりにも‘作り物’っぽかったので、「現実の姿ではありませんから」と、使用を断ったこともありました。

 デジカメ自体の色付けも、最初から派手に写るような設定にしてあるものもあります。人々がそれを求めているのでしょうか?

 ‘作り物’に惑わされず、本当の姿、色を見きわめなきゃ!

 ‘自然発生的’な多忙な日々が、ようやく終わりました。さぁ、明日からはお十夜〜紅葉期の準備にかかりましょう。

〜 花水木の実。実物よりもちょっと派手 〜
2010年10月18日(月)  No.2657

バックアップ
 季節がよくなってきて、法事三昧の日々です。

 午前中は本坊の法事。午後は、1・2・3時の3連続。仏前でお勤めをして、墓前回向をして帰ってきたら、すぐに次の法事を始めるといった感じでした。


 夕方、リフレッシュを兼ねて、ホームセンターに行きました。鉢花が一つ欲しいのですが、あまりパッとしたものがありません。

 さくらの缶詰、入浴剤、ほうき、クレンザー、パテなどを買いました。

 さくらは好き嫌いがひどくなって、鰹の缶詰には見向きもしないようになってきました。しらす入りもダメです。食べてくれない鰹の缶詰は、野良ちゃんを避妊・去勢するための捕獲用に回しましょう。

 入浴剤が恋しい季節になってきました。乳白色のタイプが好き。いつもは烏の行水なので、これを入れて、ゆっくりお風呂に浸かることにいたしましょう。


 パソコンのデーターをバックアップするために使っていたハードディスクが故障しました。2週間ほど前にも不調になり修復したのですが、そろそろ寿命かも知れません。すぐに新しいものを発注しました。

 寺務所の共有データー用に使っていたハードディスクも先日故障。こちらも修復して、すぐに新しいHDを買ってデーターを移しました。バックアップも取っているので、まず大丈夫。

 ハードディスクは、いつ壊れるかわかりません。データーがいつすっかり消えてしまうかわかりません。今までに何度もそういう経験をしてきました。とにかく、バックアップですね。

 人生もバックアップを取っておいて、失敗したら、すぐに差し替えてリセット出来たらいいですねぇ。まぁ、そんな人生ではつまらないかも知れませんが。

〜 長い間咲いている金魚草 〜
2010年10月17日(日)  No.2656

そろり歩き読経、終わり
 引声法要結願日。ほぼ1時間のそろり歩きの読経も3日目。

 堪えました。一番若い僧で20代、最高齢は80代。さぞかし・・・。


 終わって、自坊での法要、午後に変更して貰った月参り。声は少しかすれ気味なのを無理して出そうとすると、余計に疲れます。

 いろいろとハードなここ数日です。

〜 貴船菊が咲き出しました 〜
2010年10月16日(土)  No.2655

出頭する
 引声法要2日目。あー、腰が痛い。


 午後、まずは消防署の文化財担当の方が、火災報知器が発報した時に自動的に119番に知らせる「自動火災通報装置」の機械の更新について説明に来てくださいました。

 あれやこれや話をして、約1時間。


 約束の時間が迫っていたので、慌ててバイクを走らせて、警察へ。

 紅葉の時期、周辺の道路などにたてる看板について相談に行きました。

 紅葉の時期、たくさんの自家用車などが真如堂にやってきますが、境内には駐めるところがありません。寺の周りの道は細く、たくさんの車がやってきて、駐めるところもないのに右往左往されると大渋滞になります。寺には駐車場がないことを告知したり、観光バスが近くの幹線道路に駐車しないように、看板を40枚ほどたてるのです。

 電柱などに看板を括り付けるにも警察の許可がいるのですが、その前に京都市には景観条例があって、それをクリアしないと警察も許可できないらしいのです。ところが、京都市の許可は公共の団体でないと下りないらしいのです。

 警察の担当者も紅葉期の交通対策に頭を悩まされておられ、有効な対策がないという感じ。確かに、観光都市京都というわりには、バスを駐める場所は少ないし、そのための対策はほとんど何も行われていません。

 大半の時間はそんなこんなの話を聞くことに費やし、約1時間。さて、看板は立てられるのかどうか・・・。

 今日の午後は、消防と警察でお仕舞い!といった感じでした。

 最近は「今日の散歩道」を更新をする時間を取るのも大変です。

〜 警察へ行くなんて久しぶり 〜
2010年10月15日(金)  No.2654

引声阿弥陀経会
 5時半に門を開けたつもりが・・・ 7時過ぎになってもまだ閉まっていました。

 確かに、門のところまでは行ったはず・・・新聞を広げて、チリの記事を読んで・・・そのまま家の中に入っちゃった?

 先日もそういうことがありました。もうろくしちゃったかな?


 今日から3日間、「引声阿弥陀経会」。平安時代に、慈覚大師が中国の五台山からお伝えになったという秘曲。定例法要として行っているのは、真如堂だけです。

 帰りの遣唐使船が荒れ、大師はその一節を失念された。その時、船の舳先のほうへ立って念じたら、虚空から3センチほどの小さな如来が降りてこられ、忘れた節をもう一度授けてくださった。大師はその如来を袖に包んで持ち帰り、真如堂の御本尊を彫る時に、胎内にお納めになったとか。

 真如堂の重要年中法要の一つです。

 省略を尽くして約1時間にまとめられた法要ですが、その大半の間はそろりそろりと行道をしなければなりません。

 長く引く声を出しながら行道すると、酸欠気味で頭はクラクラしてきますし、腰は痛くなるし・・・。

 今日は初日。普段使わない節回しなので、ちょっと不揃いでした。

〜 遠来の友人との会食も秋模様 〜
2010年10月14日(木)  No.2653

アーカイブ
 折を見ては、真如堂に関する古い写真や絵図などのアーカイブを作る作業をしています。

 時には、オークションに出品されている絵葉書を入手したり、古図面の載っている本を買ったりして、わずかずつですが、資料を収集しています。

 先日、古い写真アルバムが出てきました。あることは知っていたのですが、スキャンかたがた改めて見てみると、ビックリするような内容でした。

 いつの写真なのかはわかりませんが、写真の下に貼り付けられた紙には、すべて「風禍」で始まるタイトルが書いてありました。そのタイトル通り、写真はすべて真如堂境内の台風の被害状況を写したものでした。写真に写った境内はメチャクチャ。たくさんの木が根こそぎ倒れ、惨憺たる光景です。

 今は紅葉の名所になっていますが、かつては松の木がたくさん植わっていました。ボクが知ってるだけでも多くの松が生えていましたが、松食い虫の被害で大半が枯れました。写真に移っている境内はまるで松林。その松がバタバタと倒れているのです。もみじの木はほとんど見当たりません。あったとしても、ずいぶん背が低いものです。

 今はなくなった建物も写っています。三重塔の一層目には4体の比較的大きな仏像が写っていますが、今は何もありません。どうなってしまったのでしょう・・・。

 写真は、おそらく室戸台風の頃のものでしょう。だとすると、今から76年前。木が倒れていることは別としても、境内の様子が今とかなり違うことに驚かされっぱなしです。

 今の景色をごく当たり前のように思っていますが、木々の有り様、境内の様子などはどんどん変わっていくことが写真からよくわかります。放っておけば、意図せずともどんどん変わっていく境内。現状に囚われずに、大胆に設計や景観を考えることも必要だと思わされました。

 いったいどれほどの木がこの台風によって倒されたのかわかりませんが、ひょっとしたら、それを機に、もみじなどをたくさん植えたのかも知れません。松の多い男性的な境内から、四季折々に変化する女性的な境内へ。その選択肢は間違っていなかったように思います。

〜 倒木と本堂 〜
2010年10月13日(水)  No.2652

ちょっと愚痴
 今日は、某家初代令室の三百十五回忌の前夜法要。今夕は、位牌を祀った小さなお堂でお勤めをして、明朝は本堂で大きな法要がいとなまれます。

 暑さが戻ってきて、冬の僧衣で読経をすると、汗が流れてきます。この行きつ戻りつする暑さは、ちょっと厄介です。

 参列された御当主に、藤袴とアサギマダラについて説明をさせていただきました。残念ながら、アサギマダラは夕方には姿を見せず仕舞。明朝は姿を見せておくれよ!

 夜は、法事の準備の塔婆書き。6尺塔婆を書くには、集中力とパワーが要ります。11月に発行する寺報作りも始めました。

 何もしなくてもいい夜が欲しいです。自坊にいる限り、寝る直前まで仕事。

 やっぱり、山でリフレッシュするきゃない! でも、行けないなぁ・・・。

〜 今日も浅葱斑 〜
2010年10月12日(火)  No.2651

落ちがつく
 今日は、東山の門跡寺院で行われた「七卿西竄記念法要」に出仕しました。

 「七卿」というのは、尊攘急進派の公卿三条実美ら7人。1863年8月18日の政変で公武合体派に敗れて失脚した尊攘急進派の七卿は、京都を脱出して長州藩へ逃れました。世にいう「七卿落ち」です。翌年、再挙を図って「蛤御門の変」が起きました。

 実は、某オンライン百科事典には、先日の石田英吉氏が蛤御門の変で負傷した後に、三条実美らと都落ちした、「七卿落ち」に英吉氏も同行したと書いてあったので、今日の法要の偶然にワクワクしていました。

 参列している人は、七卿の子孫の方々。「実は、うちにお墓のある石田英吉という人が・・・」と話し掛けたくなるほど。

 帰ってから、講師をお願いした中村氏にお礼かたがた今日の法要のことをメールに書いて送ったら、早速、氏から「石田は七卿落ちとは無縁です」という返事が返ってきました。

 え〜〜 ほんまかいな。

 中村氏によると、某オンライン百科事典の記述を見たが、間違いだらけで、ひどいものだとのこと。そういえば、「蛤御門の変」と「七卿落ち」の順序すら逆。ネットの記述を鵜呑みにしたことを、我ながら恥じました。ネットの怖さの一つですね。

 それはさておき、ニアミスの法要ということでも、プチ・ワクワクです。


 今日も暑いぐらいの好天。拝観者も増えました。

 明日・明後日の法要を控え、職員さんたちはその支度に右往左往。拝観者の方々には、バタバタしていて申し訳ありません。

 夜は、おしろい花の香りが強く漂っていました。ウットリ。

〜 朝、伺った檀家宅の近くの風景。こんな風景がまだ市街地近くに 〜
2010年10月11日(月)  No.2650

法事の連続
 昨日からの雨もあがり、お天気は回復。昼間は暑いほどの晴天でした。

 季候がよくなってくると、法事などが増えて来ます。寒い時や紅葉の混雑期などに命日が来る人なども、前倒しで法要を依頼してこられます。

 最近は、葬儀も親族だけ、場合によっては家族だけということさえあり、法事もごく身内だけでというケースが増えて来ていますが、今日は参列者の多い法事ばかりでした。

 朝一番に檀家宅へ月参りに伺った後、嵐山に近いお宅で法事、急いで帰ってきて、おにぎりを2つ食べてすぐに、12時、1時、2時と自坊での法事。自坊の仏間で読経をした後、墓前回向をするとほぼ1時間かかりますので、お墓から帰ったらすぐに次の法事を始めるといった具合でした。

 「法事が立て込んでいます」と申し上げても、「何とかこの日に」とおっしゃることが多い秋の好期。たくさんの人に参列してもらうためにも、いい時期なのかも知れません。
 この10日ばかりは、行事や法事が続くちょっとハードな日々の連続です。早く寝ちゃおうっと。

〜 気持ちよさそう・・・ 〜
2010年10月10日(日)  No.2649

石田英吉氏
 朝からずっと雨。

 今日は「メダカの学校」なのに、この雨では参加者が少ないかも・・・

 今日の演題は、「真如堂にある坂本龍馬ゆかりの墓―忘れられた土佐志士 石田英吉」。「坂本龍馬について話していただけますか?」と講演を依頼したら、「せっかくですから、真如堂に関係のある話を」と考えてくださったタイトルです。

 石田英吉氏は幕末から明治にかけて活躍した方で、彼の経歴には、適塾、天誅組、蛤御門の変、騎兵隊、海援隊、ユニオン号などの文字が躍ります。維新後は秋田県令・千葉県知事をはじめ、多くの県知事職を歴任。農政面では多大な功績を残されました。

 また、英吉氏の養子の長男は、日本の文化人類学の父とも言われる石田英一郎氏。

 そのお墓が真如堂にあり、石田家は今も自坊の檀家でもあります。

 講師の中村氏は、とにかく歴史に熱い方。石田英吉氏に対しては、浪人中にその墓所にお参りしたこともあるというほど、思い入れがおありだったようです。

 当然、予定されていた1時間はあっという間に過ぎ、1時間半経っても、話はまったく尽きない様子でした。

 次々と出てくる名前を頭の中で整理するだけでも大変でしたが、聞けば聞くほど、英吉氏の凄さがわかり、そんな方が境内に眠っておられるのだと感慨無量でした。


 今日は1枚を写真を撮らなかったので、閑話用の写真に、ネットから英吉氏の写真を取り込みました(前列の左から3人目)。

 130年も前のものなので、ちょっと見づらい・・・写真編集ソフトでちょっと加工したら、50年前程度の見栄えの写真になりました。

 「写真編集ソフトって、こんな時にも使えるのだ」と、ちょっと感動ものでした。

〜 取り込んだままの写真 / 加工後 〜
2010年10月9日(土)  No.2648

レンゲの種を蒔く
 「今日の午後こそ、植木屋をするぞ!」と待ちかねていたのですが、何だかんだと雑用がどんどん入ってきて、結局、まとまった作業はできませんでした。

 そんなこともあろうかと思い、昼一番に、草払機で草を刈っておいて正解でした。

 今夜は雨の予報。そろそろレンゲの種の蒔き時。種を蒔く場所の草を刈っておけば、種蒔きなど雨が降っている最中でもできます。

 予報は当たって、夕方にはかなりの曇り空。「ここぞ!」と、種蒔きをしました。来春には、一面のレンゲになってくれますように。

 「あの枯れ枝を切っておかないと・・・」「あそこを補修しないと・・・」とムズムズしています。もう一つ身体が欲しいものです。

〜 樹下の日陰でも咲いてくれた玉すだれ 〜
2010年10月8日(金)  No.2647

助かったぁ〜
 秋晴れを楽しむ暇のない日でした。

 午前中は檀家宅の月参り。北区2軒、中京区1軒、左京区1軒をバイクで回り、12時前に本坊に帰着。

 「アサギマダラいっぱい飛来!」というメールを受けていたので、すぐに見に行ったら、5匹が並んで藤袴にぶら下がって、一心に蜜を吸っていました。残念ながら、カメラがない・・・。

 自坊に帰って昼食を摂り、すぐにカメラを持って本坊の藤袴のところへ行くと、まだアサギマダラがぶら下がっていました。近づくと、パァーッと一斉に枝を離れて、回りをウロウロ飛び回りました。

 いやぁー、夢のような光景でした。


 午後からは、寺の財産の異動を宗派に届けるための書類への署名捺印をお願いするために、貫主のお伴をして青蓮院門跡と曼殊院門跡に伺いました。

 その後、昨日起きたトラブルの事後処理。

 昨日、ボクが出かけている時、本堂の受付で、霊場巡礼の掛け軸に朱印を書く時、職員さんが用紙の上に誤って筆を落とし、墨が付いてしまいました。

 朱印を依頼をされた方はずいぶんご立腹で、「もう一度、新しい用紙に朱印を集めて回って欲しい」とおっしゃったとか。そのお気持ちもわかりますが、四国や中国地方、近畿一円に広がる霊場を、もう一度回るなんて、簡単にできることではありません。

 ボクは出先から電話で謝罪し、表具屋さんに出して汚れを取ってもらうので、その結果を見て欲しいと申し上げ、すぐに職員さんに汚してしまった掛け軸を表具屋さんに持ち込んでもらいました。

 表具屋さんにも電話をして事情を説明しましたが、表具屋さんは「何とかなるでしょう」というような楽観的な口調で、今日届けてくれるということでした。

 今朝、表具屋さんに電話をすると、「夜までかかって仕上げました。どこが汚れたかは、ほとんどわからないようになっています」とのこと。両門跡から帰って来ると、染み抜き処理をした掛け軸が届いていました。

 ビックリです。どこが汚れたのか、本当にぜんぜんわかりません。職員さんに墨が付いた場所を教えてもらいましたが、それでもわかりません。すごいですねぇ〜。

 早速それを携えて持ち主宅へ伺って謝罪し、処理した実物を見ていただき、納得していただきました。

 もう、ホッとしました。やれやれです。助かりましたぁ。

 日々、何だかんだありますねぇ〜 健康で平穏無事が何よりです。

〜 4匹写っているのですが、わかりますか? 〜
2010年10月7日(木)  No.2646

たくさんの藤袴
 「藤袴と和の花展」に行きました。

 去年も行われていたのですが行くこと叶わず。ラジオなどでもPRしていたので、今年こそと、時間を割いて行きました。この季節、京都市内では藤袴を取り上げた展覧会などがいつくか開かれています。

 展示は、梅小路公園という京都市の三セクが運営している公園の一角で行われていました。水が浅く流れているところにたくさんの藤袴の鉢が並べてあり、お天気もよくて、すばらしい景色です! アサギマダラも2羽飛んでいました。

 境内で育てている藤袴は、下葉が枯れたり、葉が黒くなったりと、トラブル続出。どうして育てればいいのかと、思案しています。他のところの藤袴を見て、参考にしたいと思ったのですが、この場所ではたっぷり水を与えて育てているようでした。

 河原などに自生しているという藤袴。やはり、たっぷり水を与える必要があることがわかりました。

 藤袴は満喫。「和の花」は? 何だかがっかりを通り越したような展示でした。小さな鉢が並べてあるだけ。中には枯れているものもあり、あまりちゃんと管理されていない感じ。「ラジオでPRするほどのものではないじゃない・・・」とがっかり。

 園内には、、都市空間に自然の生態系を復元したビオトープ「いのちの森」という区域がありました。まぁ言えば、雑木林を市街地に再現したものです。ボクはこういう森は大好きですが、わざわざ市街地に雑木林を作る必要があるのかなぁという気もしました。

 公園全体でも、広大な敷地をもっている施設なのに、それを有効に使っていない。三セクではこんな程度かなぁという印象の施設でした。

 でも、好天の中、たくさんの藤袴を見られたのはとてもよかったです。

〜 ズラリと並んだ藤袴 〜
2010年10月6日(水)  No.2645

プチ大工仕事
 今日もまずまずのお天気。

 こんな日は、境内で植木屋仕事をしたいのですが、今日は時間が細切れにしか空いてなくて叶わず。

 その細切れの時間で、本堂の受付前に置く、庭園の写真を掲示したり、拝観料について説明をするボードを作成しました。拝観コースの‘中身’を説明する掲示が受付前に欲しいと、職員さんに頼まれていたのでした。

 材料は、昨日、檀家回りの合間にホームセンターで買ってきた集成材など。節はあってもいいから、一枚板が欲しかったのですが、希望するサイズのものがホームセンターにはありませんでした。

 3枚の板を組み合わせてボンドと木ねじで固定し、サンダーで仕上げ。あとは、職員さんに塗料を塗ってもらえば準備完了。「涅槃の庭」や「随縁の庭」などの写真を貼れば完成です。

 はてさて、これが拝観者増に繋がるでしょうか?


 今日は、朝・昼・夕と、アサギマダラを見ました。昼と夕方は、自坊にも来てくれました。うっれしいなぁー。

〜 今日の猫たち 〜
2010年10月5日(火)  No.2644

金木犀
 金木犀の香りが、昨日からずいぶん漂ってくるようになりました。

 子供の頃はいい香りだと思っていましたが、芳香剤にそれを模したものが出てから、感動が半減してしまったような気もします。

 金木犀の香りで気分が悪くなる人がある、それもそんなに極く稀ではないことも知りました。そんな人には忌むべき香りだということも。

 今日、火葬場の中を黒塗りのタクシーで進んでいる時、隣席の喪主が「ここは金木犀がもう咲いているのですね。うちのほうはまだ蕾でした」と、ポツンと言われました。

 喪主は、大柄でゴツゴツした感じの60歳代。人柄はよく存じませんが、とても花に興味があるようには思えません。

 お母さんを亡くされたということが彼をそんな気分にさせているのか、ここ2、3日、病院〜葬儀に忙しくて、自宅のまわりの金木犀が咲き出しているのを見る余裕さえなかったのか・・・彼の心が母の死に揺れていることを、その言葉から感じました。


 車のフェンダーをコンクリートの塀で擦りました。金木犀の香りに酔っていたわけでもなかったのですが・・・。

 悔しいから、タッチアップペイントを塗りたくってやろうと、デーラーに手配しました。

〜 雨後の金木犀 〜
2010年10月4日(月)  No.2643

秋眠、暁を覚えず
 最近、朝、明るくなるのがずいぶん遅くなってきました。目覚ましも掛けずに起きるボクにとっては、朝いつまでも薄暗いのはとても困ります。朝の光線を浴びて、スカッと起きたいのですが。

 先日も、「寝過ごした!」と慌てて起きて、お勤めなどをしている間に、門を開けるのをすっかり忘れていました。気が付いたのは7時。こんなことは初めてでした。格好悪い・・・。


 今日は午後から少しゆっくり出来るかなぁと思ってましたが、急な用事が入って、結局バタバタ。晴れていたら、植木屋がしたくて残念で仕方なかったかも知れませんが、本降りの雨だったので、まだよかったです。

 「今日の散歩道」をご覧くださって、アサギマダラを求めて、あるいは花を見に来てくださる方が、今日は何人もおられたようです。うれしいですねぇ〜。

 アサギマダラとの出会いも、花の美しさも、その日その時のご縁。せかっく来ていただいても叶わぬこともありますし、もっともっと美しい光景を見ていただけることもあるでしょう。

 今日という日は、この一瞬は2度と経験することは出来ません。そういう意味で、常に生死を繰り返している、明滅を重ねているとも言えるでしょう。本当に短い人生、無駄にはしたくありません。

 と言いつつ、ついついうたた寝・・・。緩急織り交ぜてまいりましょう。

〜 塔の‘狛猫’ 〜
2010年10月3日(日)  No.2642

研修、一段落
 今日も企業研修。銀行の京都支店の支店長以下26名の皆さん。

 9時半からの予定が9時過ぎには来られたので、「もう始めましょうか」と、まずは座禅から。

 約30分の座禅でしたが、皆さん、結構、足が痺れたりして大変そうでした。警策で背中を打って回る時など、皆さんちょっとおっかなびっくり。打たれると気持ちがいいものですが。

 次いで、貫主の法話。今日は時間があるので、ゆっくり目に話をしていただきました。

 次に寺の歴史などについてのレクチャー。夕べ、短めに作り替えたものでやったので、時間は短くて済みました。でも、ちょっと頼りないなぁ・・・。もう一工夫を要します。

 それから本堂や書院を案内して、墓所や慰霊碑を参拝。予定の12時を10分ほどオーバーして終わりました。

 参加者には比較的若い人が多かったですが、研修とはいえ、リラックスして3時間を過ごしていただけたのではないでしょうか。また、リピーターになって、辛い時やボーッとしたい時、デートの時などにお越しいただきたいものです。

 何だか行事続きでしたが、ちょっとこれで一段落。

 季節がよくなって来たので、どこかに歩きに行きたいで〜す。

〜 座禅中の参加者の皆さん 〜
2010年10月2日(土)  No.2641

長すぎてゴメン
 今日から衣替え。絽から冬衣に替えましたが、今日はまた少し暑さが戻って、汗ばむこともありました。

 午後から、企業関係の方々に、寺の歴史などを説明したり、境内を案内して回ったりしました。

 寺の歴史は、先日買ったテレビとパソコン、バージョンアップしたパワーポイントを使いましたが、パワポの資料って、つい欲張って作りすぎるのですねぇ。
出来るだけページを減らしたつもりだったのですが、終わってから女性の職員さんに、「長すぎます」と叱られてしまいました。スミマセン。

 でも、トータル的にはほぼ予定通りの時間に終了して、お帰りいただくことができました。

 明日もまたパワポを使った説明があるので、夜になってから、少しでもページ数や文字を減らすように手を入れました。でも、まだ長い・・・。短い時間で、簡明に説明するのは本当に難しいです。

 明日も叱られるかなぁ・・・。

〜 木々にも秋の気配 〜
2010年10月1日(金)  No.2640

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