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2010年7月の日記

法事ラッシュ
 7月最後の日。8月からはお盆体勢に入るので、法事などはお受けしていないため、今日がお盆前最後の土曜日。

 10・11・12・2時と法事があり、その間に檀家の来訪などもあって、お昼を食べる時間もないほどでした。

 法事を重ねるに連れて、足の不具合がつのっていきましたが、まずはクリア。それよりも毛虫禍のほうが痒くてしかたありません。

 「今日の散歩道」の更新もでき、今日はこれでおしまい!

〜 自坊の庭の桔梗 〜
2010年7月31日(土)  No.2578

シンプルな1日
 午前中は、某企業の社運隆昌・社員の身体健全などを祈願する護摩供法要、午後は大津・阪本で会議。今日はこれだけのシンプルな日でした。

 写真を撮る時間がまったくなかったので、「今日の散歩道」の更新は明日に延ばしました。


 毛虫か何かにかぶれたようで、手や顔に少し発疹が出てきました。痒いよぉ〜

 いま、境内の木の下には虫の糞が結構落ちています。イラガや毛虫でしょう。どうしても、年に1度はやられます。

 今日は夜の‘内職’もなし。久しぶりにの〜んびりします。地デジでも見てみようかな・・・。

〜 たくさん落ちてくるモクゲンジの袋果 〜
2010年7月30日(金)  No.2577

1日中、雨
 昨日からの雨が今日も降り続き、境内はたっぷり潤った感じがします。でも、赤っぽくなったもみじは葉はもう戻るわけはなく、乾燥の爪痕が彼方此方で見られます。


 今朝の地方紙に新しい庭のことが載ったので、それを見て来たという人も少ないですが5人ほどありました。宗教紙も取材に来て、ちょっとした庭ブームです。

 来られた方が、「来てよかったねぇ」と帰ってくださるような拝観順路になればと思いますが、手を着けなければいけないところが、まだまだたくさんあります。


 足を捻ってしまったのか、単なる筋肉痛なのか、動く度に足首が痛いのです。数日前から、ちょっと正座しただけで痺れたり、ちょっと違和感を感じています。どうなっちゃったんでしょう、困りました。


 雨の合間にバイクを飛ばして、JPS展を見に行きました。

 展覧会場の1階ではアマチュアの写真展のようなものが開かれていて、2階がJPS展。いずれの会場も、「高齢者が多い」という印象を受けました。

 好きな写真、疲れる写真など様々な作品がありましたが、多くの作品からは写真を撮ろうというエネルギーを感じ、待ち構えている姿や、シャッターを押し続けている光景などが想像されました。

 アマチュア・カメラマンにとって、作品を公募するような展覧会は、写真への情熱をかき立ててくれることでしょう。かき立てられるから、困ったことも起きるのかな? 没頭できるものがあるというのは幸せですが・・・。

 境内を訪れる高齢のアマチュア・カメラマンを見る度に、ちょっと一歩引いてしまいます。ファインダーの中の世界に没頭して、‘視野狭窄’に陥っている人のなんと多いこと。

 写真を見ると、つい、そんな人たちのことを思い出してしまい、何だか複雑な気分もします。

〜 クラッシックな外観の展覧会場 〜
2010年7月29日(木)  No.2576

待望の雨
 お盆に備えて疲労をためないようにと、外の作業はしないつもりでしたが、必要に迫られて刈り込みをしなければいけないようになりました。

 暑い日中を避けて、朝7時半過ぎから作業開始。30メートルほどの背の高い生け垣を一気に刈り込みました。

 ついでに、職員さんから頼まれていた木の伐採。直径20センチほどの赤松を伐採。かなり捻れた形の木だったので、鋸を入た時に傾く方向が予想と違ってしまい、チェーンソーの歯が挟まって取れなくなり難儀しました。

 おまけに、完全に切っているのに、他の木の枝にひっかかって倒れてくれません。しかたがないので、だるま落としのように幹を切り抜いて、ようやくドスーン! 除夜の鐘の篝火用に短く切ってしまいました。

 生け垣も赤松も、片付けは職員さんに頼んで、自坊の用事や事務所のデスクワーク。


 夜になって、待望の雨が降り始めました!

 降ってくれないと、境内はカラカラ。弱っているもみじの葉は赤くなり始めましたし、たくさんの葉を落とし始めた桜もあります。もちろん、今年植えた木々が心配です。

 本当に恵みの雨です。雨がこんなにうれしいなんて・・・。

〜 4日目、散る寸前の蓮の花を真上から 〜
2010年7月28日(水)  No.2575

リモコン壊れる
 エアコンがウンともスンとも言わなくなりました。

 朝一からいろいろ試してみたら、リモコンが壊れているみたい。本体のスイッチを手動で押すとちゃんと動作しました。

 椅子に登ったり竹竿を使って本体のスイッチで入れているのでは埒があきません。でも、リモコンを取り寄せていたら時間もかかりますし、ネットで調べるとそれだけで7千円ほどもします。

 困りました・・・

 更に調べてみると、汎用リモコンがあるじゃないですか。そういえば、テレビやビデオでもありました。

 葬儀〜初七日の帰り、夜8時前に量販店に寄って汎用リモコンを探しましたが、1軒目は品切れ。2軒目、閉店ギリギリに飛び込んで買い求めました。

 帰ってマニュアルを見ると、同じメーカーのエアコンでも機種によって5〜6通りの設定がある様子。しかもそれは一々試しながら最適の設定を見つけなければいけない感じでした。

 午前中は月参り。午後はずっと葬儀関係だったので、夜、マニュアルの字も見えにくい頃になってから、そんな面倒くさいことをする気にもなれず、今日はや〜めた!

 竹の棒でスイッチを入れて、熟睡・・・したいですねぇ。暑くて何度も目が覚めます。早く涼しくなってくれないと、お盆で倒れてしまいますぅ。

〜 何となくグロテスクな蓮の実 〜
2010年7月27日(火)  No.2574

満月
 午後から自坊の草刈り。

 でも、この前修理したばかりの草払い機が不調で、しばらく使っているとエンジンが止まってしまいます。気温が高すぎるのかな?

 どうにか7割方やって、今日はおしまい! 先に機械を直さないと、不調な機械を使っての作業はストレスです。


 通夜に行くのに、また久しぶりに電車に乗りました。電車の雰囲気は新鮮です。

 でも、ちょっと離れた席に座っていた女性が、日焼け止めのようなものを取りだして、腕や肩に塗り始めたものですから、臭くって・・・。テレビなどでそういう女性がいるということを見たことがありましたので、「はぁー、こういう人のことか・・・」と、それはそれでまた新鮮でした。

 帰りの電車を待っている間、ホームの屋根越しにまぁーるい大きなお月さんが見えました。今日は満月なのですねぇ。

 ホームから見る月も、これまた何となく新鮮でした。

〜 携帯で塔と満月を撮ったつもりなのですが・・・ 〜
2010年7月26日(月)  No.2573

宝物虫払会
 今日は恒例の宝物虫払会。

 お天気の心配もなく、安心して宝物が干せそうです。去年は雨に祟られて、本当に大変な目に遭いましたから・・・。

 蔵の2階から滑車を使って、宝物が入っている長持ちを降ろすのは若手の仕事。ボクはいつの間にか卒業してしまいました。

 15人ほどで、2百数十点の掛け軸や巻物などを本堂に展示していきます。展示といっても、土用の風を通すのが目的ですから、観賞のことは二の次。時代や作品の内容の順などということはありません。

 約1時間半かかって展示を終え、9時からオープン。

 今日は日曜日とあって、来られる方はずいぶん多く、やっていても甲斐がありました。
 最近はいつも『真如堂縁起』の写本の前で説明するのが常でしたが、今年は半分を若手に任せ、案外楽な虫払会となりました。1日中説明をしていると、本当にくたびれますので・・・。

 途中、ネットで、雨雲レーダーや落雷情報を見ましたが、まったく問題なし。

 取材に来てくれた新聞社の人に説明をしたついでに、新しい庭を案内。昼食の冷やしうどんを一緒に食べました。http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20100725000091

 3時から片付け。掛け軸などを降ろして巻き、すべてが揃ったら、台帳を読み上げながら長持ちの中に入れていきます。そして、また蔵へ。

 今日の参拝者は682人。普段の1.5倍近くになりました。よかった、よかった。

 お盆前の大きな行事が終わりました。


       か た 〜 と か た 〜 と 風 お 虫 干     高野素十


〜 縁起を前に説明 / 回廊でびわ湯を飲みながら涼む人たち 〜
2010年7月25日(日)  No.2572

地デジTVがやってきた
 やっと、地デジ対応のテレビを買いました。ほとんど必要性を感じてはいないのですが、「1台もありません」というとビックリされたり、見て欲しいと言われた番組が地デジでしかやってなかったりして、そろそろ買わなければと思っていました。

 実は、京都市のほとんどの世帯は、これまでNHKや地元UHF局などの中継局がある比叡山にUHFアンテナを向けていました。しかし、民放局の地デジ中継局は正反対の生駒山。地デジを見るにはもう1本アンテナを立てる必要がありました。そこまでして見る気はなく、同じ考えの人が多いようで、京都市は地デジの普及が遅れて、「近畿最大の地デジ難視聴エリア」と言われていたそうです。

 また、うちは生駒山に向けてアンテナを立てても障害物があり、電波が拾えない可能性が高かったので、地デジなんてどうでもいいと思っていました。

 ところが、「あと1年」となった今日、比叡山に立てられた新しいアンテナから電波が出され、すべての番組がこれまでの比叡山に向けたアンテナで見られるようになりました。

 この日が来たらテレビを買い換えようと思っていたので、昨日、テレビをネットで地デジ対応のLED液晶テレビ購入。今日届いたので、早速古いテレビと入れ替えたら、難なく綺麗に写りました。

 でも、見たのはセットした後のしばらくだけ。確かに綺麗になりましたし、チャンネルも増えましたが、やっていることは大して変わりません。LANで繋げば、また少し可能性も広がるかも知れませんが・・・。

 7月24日は、自坊に地デジが来た記念日になりました。

〜 まぁまぁ、きれい 〜
2010年7月24日(土)  No.2571

砂紋引き
 ずっと、本坊の用事ばかりしていて、自坊のことは後回し。今日、 やっと、自坊のストーブを納戸に片付けました。簾も吊しました。

 さぁ、これでOK!


 新しい庭に砂紋を付けるための道具を作りました。

 ノコギリの刃を大きくしたようなものですが、刃の間隔をどうするのかなど、砂利の粒の大きさとの兼ね合いもあって、これがなかなか難しいのです。

 試しに作ってみましたが、どうも思ったように引けません。おまけに砂利が熱せられて熱い熱い。

 第1作目には及第点を与えられませんでした。

 砂紋によって庭の雰囲気も大きく変わります。第2作目をチャレンジです。


 今日の最高気温は37.3度でした。


〜 夏の花 むくげ 〜
2010年7月23日(金)  No.2570

37.4度
 午後から外作業。

 あまりにも暑いのでやめようかと思いましたが、お盆までにやっておきたいこともありますし、じっとしていても暑いのには変わりありませんので・・・。

 まずは、もみじの枯れ枝切り。この暑さと日照りで、一気に枯れてくる枝も目立ってきました。とりあえずは、木に登って太い枝を切除しました。もみじの木は折れやすいので要注意です。

 紫陽花の定植を5〜6株。ポット苗のまま置いておくと干からびてしまうので。雨が欲しいですねぇ。

 事務所の庭に置いてあった紫陽花の挿し芽を、すべて自坊に移しました。お盆に入ると早朝から夕方遅くまで棚経に回るので、水やりができません。

 挿し芽苗のパレットは軽トラの荷台いっぱい。自坊に持って帰っても一箇所には置けず、あちこち分散して置きました。水やりが思いやられます。こんなに晴れてくれなくてもいいですから、適当に雨が欲しいです。

 ボクもカラカラになりました・・・最高気温は37.4度だったそうです。

〜 暑い中の蓮は気持ちの清涼剤 〜
2010年7月22日(木)  No.2569

溶けそう・・・
 月参り、企業研修の受け入れなど、最高気温36.1度の中、溶けてしまいそうな1日でした。


 新しい庭の砂利の交換は、職員さんたちが協力してやってくれました。これで庭も設計していただいた通りの姿になりました。万歳!

 事務所の窓の外に簾を吊しました。干していた自坊の梅干しをもう一度梅酢の中に漬けました。お盆の水塔婆書きは一応完成! やったぁー


 ショックなことも一つありました。「ナラ枯れ」の被害がとうとう真如堂にまで及んできたことです。

 ナラ枯れとは、ミズナラ・コナラ・ブナなどが、カシノナガキクイムシという体長5mm程の昆虫が運ぶナラ菌により、7月末から9月にかけて集団で枯れるものです。

 南隣の寺ではこれが原因でブナの木などを数十本伐採していましたので、「いずれは来る」と思っていました。

 先日までは何ともなかったのですが、今日、企業研修で境内を回っている時に、葉が付いたまま枯れている大木を見つけ、愕然としました。この暑さで一気に枯れたのでしょう。伐採せざるを得ませんが、大きな木なので、大変な作業になるでしょう。

 マイッタなぁ・・・

〜 一気に枯れて色を失ったブナ 〜
2010年7月21日(水)  No.2568

砂利の敷き代え
 朝、檀家宅での月参りの読経が終わったら、赤福餅を出してくださいました。

 「今日はあんころの日どすけど、赤福餅で堪忍どすえ」と地方さん(三味線や唄などのする人)のおばあさん。

 京都では夏の土用の入りの日にあんころ餅を食べる風習があり、「土用餅」とも呼ばれています。鰻を食べるのと同様に、土用餅を食べて精を付けて夏の暑さを乗り切るためというのがルーツのよう。

 帰りに、‘行きつけ’の饅頭屋さんに行くと、お店の若女将が「今日はあんころの日ですよ」と開口一番。「だから買いに来たの!!」と言いたいぐらいでした。


 確かに今日は暑い! そのカンカン照りの暑さの中、今日も庭の修正工事。

 朝、出入りの石屋さんが砂利を買ってきてくれたので、いま敷いてある砂利のうち、黒い部分を入れ替えました。

 砂利は結局40袋、800s。それを手押し車に乗せて、50メートルほど離れた庭へクネクネと運搬。いま敷いてある砂利を剥がして集め、袋に詰めて手押し車に乗せて、帰りの道をクネクネ。

 幸い、職員さん2人も手伝ってくれて、思いの外作業が進みました。ひとりでやっていたら、気が遠くなるような作業です。おまけに、今日の最高気温は35.1度。カンカン照りの庭では、砂利の照り返しもあって、40度ぐらいにはなっていたのではないでしょうか。滝のような汗が出ました。

 14平米のうち4割弱を残して、今日の作業はオシマイ!

 色目は似ているものの、形も大きさも違う砂利に敷き代えたのですが、感じはずいぶん変わり、設計された重森さんの意図がより判った気がしました。一段とよくなりました。砂紋も引きやすくなりそうです。

 残りは明日? 出来るかなぁ・・・。

〜 敷き代え後/敷き代え前 〜
2010年7月20日(火)  No.2567

自力手直し
 朝、貫主により、新しい庭を開く儀式をしていただきました。「随縁の庭」、正式オープンです!

 でも、まだ手直しをしなければならないことがあります。

 一つは、雨水の集合升・消火管のバルブの升の蓋がそれぞれ露出して目立っているので、位置を下げて、庭の石や砂利の下に隠してしまわなければなりません。もう一つは、いま敷いている黒い砂利が、重森氏の指定と違ったので、それを交換する工事。

 いずれも植木屋さんに依頼すれば済むことなのですが、とにかく忘れっぽい植木屋さんで、今までに頼んだままになっていることがいくつもあります。頼んでもなかなか埒があきそうにないので、自力で何とかすることにしました。

 まずは集合升。庭を区切っている葛石が、この升に当たって中途半端に終わってしまっているのが、ボクもずっと気になっていました。

 位置を下げて、その上に葛石を乗せ、砂利をかぶせて隠れるように細工。葛石がディスクグラインダーでいい角度に切れ、満足できる仕上がりとなりました。バルブ升は砂利の下に潜るように下げればいいだけなので、楽勝。でも、午前中いっぱいかかりました。

 砂利は「大磯」というものですが、いまは大磯では採れず、フィリピン産の似たような感じのものになります。昨日、ネットで探しましたが、600キロほどいるので、送料が馬鹿になりません。出入りの石屋さんに頼んで、調達して貰うことにしました。

 最近、庭の資材も輸入品が増えました。「白川砂」ももともとは京都のものですが、今は採取禁止で、他の産地のものや、中国産の砕石が使われたりしますが、当然、風合いが変わってしまいます。もちろん、良いほうへ変わることもあるでしょうから、一概に悪いとはいえませんが・・・。

 お盆までに砂利の入れ替えができるかなぁ・・・腰を痛めたら大変です。

〜 庭開きのお勤めをされる貫主 〜
2010年7月19日(月)  No.2566

土用干し
 梅雨明けを待ちかねて、梅干しの天日干し!

 今年は黴びてきたり、紫蘇がなかなか出回らなかったり、トラブル続き。

 出来は? ショック・・・。

 きれいな梅と、そうでもない梅とを2つの樽に分けて漬けていたのですが、そうでもないほうは結構いい感じ。肝心のきれいな梅のほうは、果肉がかなり崩れてしまっています。人に差し上げようと思っていたほうなのに・・・。原因は??? 黴びてきたので、殺菌にと思って、焼酎をたくさん入れたのが悪かったのでしょうか? こんなことは初めてです。

 樽から出した梅を並べているだけで、唾が出てきます。お味はまずまず。

 やっと1/3並べましたが、今日は法事や遠方の檀家宅へのお参りもあるので時間切れ。しばらくはお天気が続きそうなので、安心して作業が出来ます。

 梅酢を保存するための容器も買ってきて、準備万端。

 梅雨が明けるのと明けないのと、こんなにも違うのかという青空でした!

〜 お日様の力を借りて、もっと美味しく美しく! 〜
2010年7月18日(日)  No.2565

最終チェック
 近畿も今日梅雨明け。真夏の太陽が祇園祭の鉾や山に照りつけたことでしょう。巡行がお天気になってよかったです。

 午後、紫陽花の花をすべて摘花しました。さぁ、また来年に向けて頑張って!


 「随縁の庭」の設計をしてくださった重森さんが、庭の最終チェックに来てくださいました。

 重森さんは庭に降りて、砂の部分に砂紋を引き始められました。

 ずっと拝見していましたが、局線主体の砂紋は再現するのがなかなか難しそう・・・。でも、「自由にいろいろやってみてください」ということですので、気が楽。「平らな石の上に、季節の花を置いてみてもいいですよ」と、この庭を使っていろいろ‘遊がせて’いただけそうです。

 庭は、季節によって、天気によって、日の光によって、また人の手によって、変幻自在に変わっていくものなのだ、変えていいのだと、とても世界が広がった気がしました。

 一部修正箇所を指示していただき、これで庭は完成。名前も「随縁の庭」に決定しました。

 さぁ、庭開きの儀式をしましょう!

〜 砂紋を引かれる重森さん 〜

2010年7月17日(土)  No.2564

宵山
 蒸し暑い日でした。

 朝のうち、境内で作業をしたら、服は汗でズクズク、ズボンは泥だらけ。ほとほと疲れました。

 シャワーをして僧衣に着替え、企業研修の3日目。3日間で100名の方がお越しになりました。最近は会社への帰属意識を高めようという意識が強いのか、企業研修が頻繁です。

 今日も夕立がありました。祇園祭の頃の定番です。

 宵山はきっとすご〜い人でしょう。

 京都に住んでいる人でも、若い人以外は、宵山に行くというのをあまり聞きません。行ったけれど、あまりにも混雑しているので懲りた、圧死するかと思ったなどという人も多く、ボクも行こうという気はありません。

 祇園祭も、だんだん観光客主体になってきたのでしょうか? まぁ、それもいいですが・・・。ホテル代は、この期間だけすごく高いそうです。

〜 緑を見ているほうが好き 〜
2010年7月16日(金)  No.2563

貴重な曇り空
 今日、印刷屋さんに、真如堂の拝観者用パンフレットのデータを渡しました。データに不備があるという連絡もなかったので、これで印刷へと進みます。

 何度も何度も見直しましたが、ひょっとしたらミスが残っているかも知れません。でも、やっと手を離れた今となっては、出来上がってくるまで、もう見ません! 本当にやれやれです。

 雨が降らなかった午後からしばらくの間、新しい紫陽花園付近の樹木の伐採作業、そして花の終わった紫陽花の花を摘む作業をしました。

 生い茂っている樹木を切るたびに光が入ってきて、予定地は少しずつ明るくなってきました。それでもかなりの日陰。花が咲いてくれるかどうか心配ですが、数年がかりで改善していきましょう。

 摘んだ紫陽花の花は、金平糖をまき散らしたような感じで、それはそれは綺麗でした! 楽しませてくれてありがとう。

 夕方から、また雷雨。今日は祇園祭の宵々山なのに・・・。

〜 摘んだ紫陽花 〜
2010年7月15日(木)  No.2562

梅雨の大暴れ
 今日もまたまた断続的に強い雨。大地はたっぷり水を含んで、もはや飽和状態。

 京都市内でも数か所で崖崩れが起きたり、床下浸水したり、通行止めになったりと大変。山が吸い込めない水は一気に川に流れ、鴨川は濁流のようになっていたとか。

 月に1回の六阿弥陀巡拝の日でしたが、この雨でお参りは半分以下。無理もありません。去年は台風と重なりましたが、その時よりも天気は悪いのですもの。

 午後は企業研修。これも雨に祟られて大変でした。

 これでは外の作業はまったく無理。植え替えをした紫陽花や野路菊、白粉花、酔芙蓉などには嬉しい雨でしょう。ボクもその点は大歓迎です。

 とにかく、梅雨最後の大暴れのような日でした。

〜 大きくなったインド菩提樹の葉 〜
2010年7月14日(水)  No.2561

雨三昧
 今日も断続的に強い雨が降りました。

 今朝もらってきた紫陽花の挿し芽など、ちょっとだけ外作業をしました。

 挿し芽はもう止めようと思っているのですが、ちょっと変わった種類を見ると欲しくなり、「ちょっと一枝ください」と言って、10枝ぐらいもらってきました。

 だんだん雨が強くなってきたので、仕方なしに、作業着で事務仕事をしていたら、アポ無しの来客。玄関先で帰ってもらうわけにはいかず、応接間に通っていただきましたが、ボクは作業ズボンにオレンジ色の派手なTシャツ姿。格好悪いけれど、どうしようもありませんでした。

 真如堂のパンフレットも最終段階。新しい庭の写真も今朝職員さんが撮ってくれたので、それをはめ込んで、最終校正。職員さんにコピーを回して、多くの目で最終チェックをしてもらいます。

 先が見えてきました。やれやれです。

〜 雨の日に咲く蓮は可哀想 〜
2010年7月13日(火)  No.2560

雨と相談
 午前中、ワイパーがフル稼働するほどの雨が降ったかと思いきや、いきなり日が差してきたりと、目まぐるしくお天気が変わりました。

 お昼前にはほぼ雨も上がったので、境内の水路の点検など。雨が降らない時は境内へ出て外仕事をしないと、境内整備が滞ります。水の流れは順調! 明日も雨でも大丈夫!

 檀家さんからいただいてきた紫陽花の株の定植とその枝の挿し芽、先日買っておいた酔芙蓉の定植などもしました。酔芙蓉の花が楽しみです。


 夜、友人に誘われてビールを呑みに行きました。

 祇園祭の鉾は、今日が曳き初め。暗くなって、鉾の提灯にも明かりが灯され、お囃子も‘実演’されて、お祭りムードが高まってきました。

 いつもはムッとするほどのお祭りの時期の都大路も、今日の雨のおかげで、少しひんやり。歩いていても心地よいほどでした。

 鉾も見たし、お囃子も聞いたし、これでボクの今年の祇園祭はオシマイ!

〜 鉾の立つ四条通 〜
2010年7月12日(月)  No.2559

雨に翻弄される
 時おり激しく降る雨。

 法事を終えて墓所に行こうとしても、タイミング悪く土砂降り。「待っていてもわかりませんねぇ。御斎を召し上がって、あがるのを待っていてください」と1時間待ち。小降りになったのでお墓に行ったら、途中でまた強く降り出すなど、雨に翻弄された1日でした。

 本坊書院の雨漏りは、日によって場所が移ります。雨だれを受けるバケツも、漏り方をみて位置を変えなければなりません。屋根屋さんにいくら見てもらっても、原因不明。葺き替えるしかありません。強い雨のたびに憂鬱です。

 しばらくは雨ばっかり。樋や溝の流れ方を点検して回らなきゃ。

〜 強い雨と雨宿りする人 〜
2010年7月11日(日)  No.2558

テレビ選び
 そろそろデジタル放送対応のテレビを買おうと思って、電気屋でカタログを貰ってきました。

 同じメーカーの製品なら、どの機種がグレードが上だとか、機能の比較などもできるのですが、他のメーカーとの比較となると、用語も違うのでさっぱりわかりません。ネットの口コミを見ても、イマイチよくわかりません。

 テレビはあまり見ないので、それほど必要性を感じないのですが・・・だんだん面倒になってきて、カタログも放り出しました。


 1日延ばした「今日の散歩道」の更新を済ませて、またお盆の準備。これが済めば、気忙しさもちょっとマシになります。

〜 見納めの紫陽花 〜
2010年7月10日(土)  No.2557

祇園祭には関係ありませんが…
 朝、祇園祭の鉾の建つあたりの家にお参りに行ったら、植木屋さんが庭木の手入れをしていたり、商家のディスプレイがお祭りモードになっていたりで、少しずつお祭りムードが漂っているようでした。

 京都に住んでいる人でも、若者を除いて、よほどのお祭り好きとかでない限り、祇園祭の宵山や巡行に行く人は少ないでしょう。蒸し暑くて、身動きもとれなくて・・・ボクも決して行きません。

 明日から鉾建て。鉾が建ったら車の出入りも出来なくなったり、日常生活にも支障が出たりするとか。いろいろ大変な側面もあるようです。渋滞や交通規制に気をつけないと。

 午後、外作業をしようと思っていたのですが、雨が強くなってきて叶いませんでした。「今日の散歩道」の更新も、カメラが濡れるのでやめました。去年買ったデジイチの電気系統が不調。修理に出さないといけません。

 企業研修の打ち合わせや消防署の視察の対応をしたりしているうちに、何だか夕方になってしまいました。成果に欠ける日でした。

 夜は例によってお盆の塔婆書き。「あ」から始めて「ま」まできました。「ま」に到達したら、先に棚経の案内状作りにかかろうと思っていたので、明日はそれを優先。7月ももう1/3が過ぎて行きます。早いなぁ〜

〜 雨宿りするミーコ。目つきが悪いぞぉー 〜
2010年7月9日(金)  No.2556

挿し芽作業、終了!
 今日はお参りに行く時間以外は、紫陽花の挿し芽に集中!

 紫陽花を切ってきては下処理をして、パレット状の移植鉢にどんどん差していきました。今日、挿し芽をした穂は170程度。今までにやったものと合わせると500以上になります。

 これらを、根が出た段階でポットに移して成長させ、冬の間に地植えにしていく予定です。考えただけでも、実に大変な作業です。

 今日、お参りに伺った檀家の方に、「境内がだんだん奇麗になっていきますねぇ」と言っていただきました。毎月墓参に来られているので、境内の変化に気付いておられるのでしょう。苦労が認められたような、何よりもうれしい言葉でした。

 挿し芽作業はほぼ一段落しました。


 自坊の蓮が昨日から咲き始めました。蓮は4日かけて咲いて散っていくので、今日・明日が一番きれいな時です。

 暑い中、この花を見ていると救われる気がします。

〜 自坊の蓮 〜
2010年7月8日(木)  No.2555

大原の紫蘇
 午後、一天にわかにかき曇り、スコールのような強い雨が降り出しました。遠雷の音も聞こえています。

 15時台の降水量は42.5ミリ。九州で記録された雨は120数ミリだったとか…。想像もつきません。恐ろしいほどの雨だったのでしょう。

 そんな中、車を走らせて大原へ。三千院へ行くのではありません。目的は「里の駅 大原」で梅干しのための紫蘇を買うこと。

 今年の梅干はどうしたことかカビに悩まされています。例年だったら6月末には梅の上に蓋をするように紫蘇を置くのですが、今年は紫蘇の出荷が遅れ、やっと今日無理して買いに行くのでした。

 里の駅の売り場は夕方とあって、野菜などももうほとんど売り切れ状態。野菜の買い物も楽しみにしていたのに残念。でも、昨日、電話で紫蘇10束を取り置いて貰うように頼んでおいたので、紫蘇だけは確実に買えました。

 少し小雨から晴れ間が出てくるまでに天候が回復してきた中を帰路に就き、早速、葉をむしり取って塩もみをして、梅干しの樽に入れました。

 入れた途端、それまではあまり綺麗ではなかった紫蘇の色が、パッと赤紫に変わりました。梅酢の作用です。

 「大原の紫蘇は発色が違う」と友人に教えて貰って去年初めて買い求め、明らかに違うその色に魅了されて、今年も大原まで買いに行ったのです。

 やっぱり綺麗! 新鮮さもさることながら、何が違うのでしょう?

 さぁ、カビないでうまく漬かって頂戴ね。一仕事、終わり〜!

〜 大原の紫蘇畑 〜
2010年7月7日(水)  No.2554

気力だぁ!
 今日の午後は外作業を休んで事務仕事。

 紫陽花の挿し芽を早くしなければと気が急きますが、ちょっと小休止。

‘生き物’相手の作業は、待ったナシ。今の時期を逃せば、来年の今頃まで1年間待つことになります。

 そう思うと、「今のうちにやっておかなければ…」と、少々オーバーワークになっても、つい動いてしまいます。体が2つ欲しい、時間が倍あったなら…。

 ひしひしとお盆が迫ってきます。気力で体を引っ張っていくような毎日です。

〜 事務所の庭のトマトベリー 〜
2010年7月6日(火)  No.2553

久々の散歩
 朝、久々に散歩に行きました。今年初、去年の何月以来でしょうか?

 毎日、塔婆書きをしているので、だんだん肩がつまってきました。このまま放っておくと、首と肩がガチガチになって、頭痛と吐き気に苛まれるのは必至。「今のうちに対処にしておかないと…」と、朝の貴重な時間を敢えて散歩に費やしました。

 数ヶ月のうちに、出会う人、すれ違う人も、少し変わりました。案外高齢の方が多いので、体調の変化などで、時間を変えたり、来られなくなったりされたのかも知れません。
 植木屋仕事で体は使っているはずなのに、長い上り階段には息が切れました。鍛えておかないと、来月末、登山に行けません。

 黒谷の池には蓮が咲いていました。まだ、「ハッ」とさせられるほどの美しさはありません。咲いていたのは嬉しかったのですが、その姿にはちょっと期待はずれでした。

 今日は晴れ。外作業も進みました。紫陽花の挿し芽も60しました。

 夕方、園芸店に行って、酔芙蓉を衝動買い。どこに植えようかなぁ… 鳳仙花があったので、懐かしくて買ってしまいました。子供の頃、この種でよく遊びました。

 今日もまずまずの1日。さぁて、寝ようっと!

〜 黒谷の蓮池。咲いているのがわかりますか? 〜
2010年7月5日(月)  No.2552

よう働くなぁ
 午前中、月参り。1軒目は向日市とちょっと遠いですが、9時前には着いてしまいました。最近、こういうことが多いのです。

 昼前に帰って、お昼を挟んで庭仕事。紫陽花の植え替え、挿し芽、そして去年の秋に姫路で貰ってきて挿し芽で増やした野路菊の定植作業。参道脇に20株ほど植えました。野路菊デビューです! 育って咲いておくれよぉー

 夕方から事務所で事務仕事。自坊に帰って、夜寝るまで塔婆書き。ちょっと気分転換にパンフレットの作成作業。

 毎日、14時間ぐらい働いています。我ながら、よう働きますぅ〜 

〜 苔の上に落ちたモクゲンジの花の粕 〜
2010年7月4日(日)  No.2551

とことん雨
 とことん雨。

 少々の雨ならばバイクで出かけるのですが、今日は無理。お伺いする檀家宅の近くに車を駐められる場所があるか、考えながら出かけました。

 最近、財布の中にはコインパーキングの領収書が入っています。今日は観光地の近くだったので、かなり割高でした。

 午後は「メダカの学校」。「こんな雨だったら、来て下さる人は少ないだろうなぁ… 2,3人だったらどうしよう…」と思っていましたが、何とか10数人。来て下さって、本当に有り難かったです。

 夜はお盆の塔婆を書きながら、気晴らしに真如堂の新しいパンフレット造り。お願いしていた地図が完成! 度重なる修正要求にもめげずに描いてくださった方に大感謝。早速、地図に文字を置いていく作業をしました。まだしばらく作業が続きます。

 明日も雨かなぁ… 外作業がしたいなぁ…

〜 作成中のパンフレット 〜
2010年7月3日(土)  No.2550

鶏糞臭し
 いま、植木鉢などに植わっている紫陽花を、新しい紫陽花園に植えてしまうことにしました。

 先日来、挿し芽をしたものが発根したら、いったんポットに植え替えることになりますが、そうなるとかなりの場所が要ります。今のうちから、少しでも場所を空けておく必要があります。

 軽トラの荷台にとりあえず20鉢程度を積んで、宝蔵の近くへ。2鉢だけ植えたところでザァーッと雨が降ってきたので、また明後日以降にすることにしました。

 夕方、ホームセンターに行きました。紫陽花園用の鶏糞、書院の新しい庭に散水するためのホース付きリールなど買って車に積んで帰路に就きましたが、車の中の臭いこと。15s入りの鶏糞4袋が、とてつもなく臭い!

 堪らなくなって、後部座席の窓を全開しましたが、とにかくひどい悪臭です。気温が高いので、余計に臭いのでしょう。気分が悪くなる寸前で寺に帰り着き、とにかく臭いの元を急いで降ろしました。それでもまだ臭いので、しばらく窓を開けっ放しにしておきました。

 この鶏糞、よく効きそう・・・。

 晴耕雨塔婆。昼事務夜塔婆。お盆の塔婆書きは、やっと「な」行に到達。あと半分です。

〜 自坊の門の小屋裏で雨宿り? 〜
2010年7月2日(金)  No.2549

レターボックス
 今日、ふとテレビを見ると、画面の上下に黒枠が付いていました。チャンネルを替えても同じ。その後、観察してみると、ニュースの時などは全画面で写ることもあるみたい。実質上のサイズダウンです。

 上下の黒い部分を「レターボックス」といい、デジタル化を推進するための方策だとか。

 うちには、デジタルテレビも液晶テレビも、まだ1台もありません。別に今のままでいいと思っているので、買う気はありませんでした。それに、どうやら、デジタル放送の難視聴地域のよう。大阪からの電波だけでは京都は難視聴区域が多く、この夏には比叡山に新しいアンテナが設けられて、ほぼ京都市内全域でデジタルテレビの視聴が可能になるとか。

 「テレビを買うならそれからでいいや」と思っていましたし、大してテレビは見ないの、ぜんぜん興味はありませんでした。「今のテレビに、デジタルのチューナーを付けるから、それでいいや」と電気屋さんに言ったら、そんなことはやめたほうがいいと言われました。

 こうしてレターボックスが入る番組が増えるなど、外堀から埋められていくような感じですし、檀家さんのお宅に伺っても、もうほとんどの家にはデジタル液晶テレビがあるような感じです。もうそろそろ買わなければいけないのでしょうねぇ…。


 今日も紫陽花を100本挿し芽しました。合計300本ぐらいにはなったでしょうか。もう少し挿し芽するので、500本ぐらいになるかも知れません。後が大変です。でも、頑張っちゃおう!

〜 まもなく完成! 〜
2010年7月1日(木)  No.2548

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