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2010年6月の日記

中古の洗濯機
 今日も32.8度あったとか。でも、それほどには感じませんでした。

 最近、眠たくて仕方がありません。徹夜してサッカーを見るほどのファンではないので、W杯は関係なし。根本的に、寝不足なのでしょう。


 昨日から洗濯機が動かなくなってしまいました。修理を頼んでも数日はかかりますし、コインランドリーはすぐ近くにはありません。洗濯物は毎日出る上に、なかなか乾きません。

 いろいろ考えた末、とりあえず今の機械を修理して貰う。修理が出来るまでの間、中古の洗濯機を買ってそれを使い、修理が終わったら作業着などの専用機とするということにしました。

 近くのリサイクルショップに行ってみると、6500円を最安値に、2万円以上の機械まで、たくさん並んでいました。容量が違ったり、年式、機能などの違い、見かけの美しさなどによって値段が決められているようでした。

 いろいろ見た末、一番安い6500円のものに決定! 前の持ち主が屋外の日の当たるところに置いて使っていたのでしょう、見かけはイマイチ。洗濯ネットの部品が欠落しているようですが、「市販のネットを使えば問題ないです」とのこと。

 そのまま軽トラの荷台に積んで帰ると、自坊の前に電気屋さんの車が駐まっていました。修理に来てくれたのです。見つかると気が悪いので、こっそり縁側から洗濯機を搬入し、故障した洗濯機のある棟とは別の棟にセッティングしました。

 ちゃんと動くのか少々不安に思いながらスイッチを入れると、水が自動的に注がれて、プログラムが動き始めました。これで先ずは安心。

 故障した洗濯機は基盤の交換だけで済むそうで、修理は明後日とか。でも、まぁ、これで一安心です。

 忙しい時に限って、こんなトラブルがおきるものですね。


 あ〜 半年が過ぎてしまいました・・・。

〜 数年前に勧修寺で貰ったスイレン。鋳物の風呂桶の中で咲いています。 〜
2010年6月30日(水)  No.2547

キャラクターの名前
 午後は大津・阪本で会議。

 デザイン事務所に作ってもらったキャラクターの命名を公募ですることになり、そのキャラクターの紹介文を作るための‘プロフィール’を検討。

 坊さんの袈裟の形がおかしいとかというビジュアル面から、3人はどういう関係? 木の葉木菟はしゃべるの? バイキンマン的な存在も必要なのでは? などといったことを協議。坊さんが集まって、そんなことを会議で話し合っているとは誰も思わないでしょう。


 帰りに車を洗車機にかけました。どうせ雨なのですから、洗車しても同じですが、あまりに汚い…。こびり付いた汚れが雨で柔らかくなって落ちやすいかも知れないと思ったのですが、1回の洗車ぐらいではあまりきれいになりません。やっぱりブラシで手洗いしないと無理みたい。

〜 何という名前にしましょうか・・・ 〜

2010年6月29日(火)  No.2546

新しいあじさい園
 今日はお参りや会議などの予定がなく、しかも薄曇り! こんな日を逃すわけにはいきません。

 さっそく、エンジン式のヘッジトリマーで垣根の刈り込み。ずっと気になっていたのです。本堂の裏を中心に50メートル以上を一気に刈り込みました。

 後から知ったのですが、今日の最高気温は33.9度。暑〜いはずです。刈り込みをするだけでもくたびれて、片付けはそこそこに。これで夏の刈り込み予定は終了!


 新しく挿し芽をした紫陽花がどんどん増えてくるので、植木鉢の紫陽花を減らそうと、少し地に降ろしました。

 鐘楼回りの、同じ色の紫陽花が続いているところを、違う色の鉢植えの紫陽花と入れ替え、抜いた紫陽花を新しく紫陽花園にする予定の本堂裏に植えました。
 新しい紫陽花園予定地に紫陽花を植えるのは初めて。さぁ、これから数年掛けての紫陽花園作りが始まります。大変ですが、少し薄暗いところにたくさんの紫陽花が咲いているのを想像すると、すごく楽しみです。

 それにしても暑かったぁ〜。夕方、ビタミン剤を求めました。

〜 鬼太郎のお父さんのような紫陽花 〜

2010年6月28日(月)  No.2545

生理落果
 先日来、自坊の前に未成熟な銀杏の実がいっぱい落ちています。なりすぎた実を木が自ら落としているのでしょう。

 自坊に出入りする時に、何人かの人がその実に関心を寄せている姿を目にしました。立ち止まっているのは、みな女性でした。

 何気なく見ていると、まず、どの人も一面に落ちている実に驚いて足を止めます。そして、しげしげとその実を眺めます。それから、ある人は実の‘中’に立ち入ったり、またある人は「どの木から落ちてきたのだろう?」と木を見上げます。

 そして、今にもその実を拾うがごとく手を差し出しかけて、ハタと我に返ったかのようにその手を引っ込めて、振り返りつつも、その場を去って行かれるのでした。

 本当に拾われそうになったら声を掛けて「やめたほうがいい」と止めるつもりでした。ひょっとしたらかぶれるかも知れませんので。

 拾いそうになるのが、みな女性とはどういうことでしょう? 持ち帰って飾るつもり? いえいえ、「食べられるのかしら? 銀杏って買ったら高いから…」という主婦らしい躊躇ありありと見えました。それが共通しているのが愉快です。

 今日は忙しかったので、外作業は出来ませんでした。明日は少し時間があるのですが、雨よ、降らないでおくれ!

〜 たくさん落ちている銀杏 〜
2010年6月27日(日)  No.2544

相変わらず、気が急く
 何だかちょっと二日酔い気味。あれしきのビールで・・・。

 植木屋さんは、雨の中、新しい庭を作る作業の追い込み。他のところへ行く日程が押し迫っているので、雨を押してでも作業をしないといけない様子。

 ボクは、雨が時おり強く降るので外作業は諦めて、午後はデスクワーク。真如堂の新しいパンフレット作りなど。その合間に、小雨になったのを見計らって、更新用の写真を撮りました。

 夕方から更新作業。お盆の準備も急がないといけない時、更新作業はちょっと負担。でも、長年続けて来たものを、簡単に休むわけにはいきません。サッと仕上げて…といっても9時頃までかかりましたが、後はお盆の塔婆書き。

 外堀を埋められるように予定はどんどん入ってきますし、ほんまに休んでいる暇がありませんわ。トホホ。

〜 咲き始めたモクゲンジ 〜
2010年6月26日(土)  No.2543

落語
  檀家の方に誘っていただいて、桂雀々師匠の独演会に行きました。

 落語は古くはレコードやカセット、最近はCDなどで時々聞くものの、ちゃんとしたプロの高座を聞くのは初めてかな?

 6時半に始まって、先ずは開口一番、師匠のお弟子さんが話され、別の落語家の話を間に挟みつつ3席、合わせて5席でした。

 8時半に終わる予定がちょっと延びて9時過ぎになりましたが、とても楽しく面白く、あっという間でした。2時間半もじっと座っているなんて、本当に久しぶりでした。

 雀々さんは桂枝雀師匠のお弟子さん。枝雀さんの落語は、「小米」時代からよく聞きました。あのオバーアクション気味な演じ方、演目を雀々さんは引き継いでおられ、時折、枝雀さんを思い出しつつ、自分の青春期に引き戻されつつ、入り込んで聞きました。


 終わって懇親会。檀家の方が企画されたごく内輪の気楽な会。居酒屋に20人ほどが集まって、少し遅れて雀々さんやお弟子さん、お囃子の三味線の師匠も来られて、皆でワイワイ。皆さん、本当に落語がお好きな様子でした。

 師匠の横の席で調子に乗ってグイグイ飲んだもので、翌朝はちょっと堪えました。歳を感じます・・・。

 楽しい、楽しい、一時でした。ありがとうございましたぁ。

〜 独演会のパンフレット 〜
2010年6月25日(金)  No.2542

間違いだらけ
 三十三間堂の本坊 妙法院門跡の本堂である普賢堂の修理が終わった竣工慶讃法要に出仕。http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20100624000151

 大切な法要である上に、天台宗の各門跡などもご列席されているので、ちょっと緊張しました。

 祝賀会を終えて帰宅したら3時。ちょっとアルコールも入っていましたが、作業着に着替えて刈り込み作業。カラッとはしていましたが、暑〜い日だったので、汗と共に一気にアルコールは飛んでいきました。


 8月に行う「灯ろう供養会」に関連してネットを見ているうちに、ふとした偶然から、とあるブログを見ました。

 ブログに書かれている真如堂絡みのことは、何だか間違いだらけ。灯ろう供養会については、「灯ろうを『大』の字に並べることは当日の朝に住職の思いつきで決まった」という意味のことが書かれていました。ビックリ! ボクのことも真如堂の副住職と書いてありました・・・。

 何を根拠にそんなことを書いておられるのかわかりませんが、あまりにもデタラメ。こんな情報がまことしやかに流布されては大迷惑です。

 他のブログでも間違いはいっぱい。間違いだらけの中から真実を探すのがインターネットとも言えるでしょうから、仕方ないのかも知れません。


 明日もお天気が保って欲しいなぁ〜 外仕事が溜まっています。

〜 見頃を迎えた紫陽花 〜
2010年6月24日(木)  No.2541

挿し芽三昧
 今日もまた檀家宅で分けてもらったり、遠く四国から送って下さったりで、4種類の紫陽花が増えました。

 だんだん溜まってくるので、早く何とかしなければということで、スケジュールの合間を縫って、紫陽花やウツギの挿し芽をしました。

 カッターナイフでスパッと切って、発根促進剤を付けて、挿し芽床に刺していきます。中腰で作業していたので、終わってもなかなか腰が伸びませんでした。

 今日はとりあえず80本ほど。まだこれからどんどん増やしていき、500本ぐらいにはするつもりです。考えただけでも大変ですが、数年後の紫陽花園の光景をイメージしてとにかく挿し芽、挿し芽です。


 先日亡くなった先輩の僧侶の霊前に、仲間でお参りに行きましたが、亡くなったなどとはまだ思えませんでした。

〜 挿し芽した紫陽花 〜
2010年6月23日(水)  No.2540

庭、境内
 先日来、檀家さん宅に伺って紫陽花が植わっているのを見る度に、「それ、ちょっと一枝いただけませんか?」と頂戴して帰ってきています。いただいて帰って、挿し芽をして増やし、境内に植えるためです。

 最近は西洋紫陽花の新種がいっぱい出ていて、目新しいものばかりですが、境内に似合わないものもあります。でも、とりあえずいろいろな種類を植えてから、取捨選択していこうと思っています。

 まぁ、10年計画です。先は長い・・・。


 午後から、庭の設計をお願いしているS氏がお越しになり、庭の名前について協議。結局、仏教的な語句を使って付けるということになりました。

 仏教的な語句と新しい庭にマッチした名前・・・なかなかの難問です。

 あれやこれやとお話をさせていただき、気が付くと3時間ほど経っていました。興味深いお話ばかりでした。


 菩提樹が散り始め、木の下が花粕で色づくようになってきました。梢には、まだ咲いている花もあれば、すでに実がなっているものもあります。

 14日に咲き始め、見頃は17日頃から21日頃まで。まだもう数日は見られます。

〜 実がなり始めた菩提樹 〜
2010年6月22日(火)  No.2539

トイレの夢
 明け方、トイレに行く夢を繰り返して見ました。

 どこか外国旅行へ行っているような感じ。トイレに行きたくなって、行くのですが、穴がとてもなく深くて恐いのです。

 最初のトイレは石造りの深い穴。起きてから考えると、チベットのポタラ宮のトイレに似ていました。怖々、用を足そうとするのですが、どうも残尿感がありました。

 またトイレに行きたくなり、トイレの場所を聞いて指し示されたところには白い布がかかっていました。それを取ると、またもや深い穴。今度は下のほうに床屋の椅子のようなものがありました。

 「こんなところでしたら、下の椅子にかかってしまう…」と躊躇していたら、一緒に旅行に行った人が何のためらいもなく用を足していました。

 「…してもいいんだ」とボクもその体勢に入ろうとするのですが、穴に落ちそうになってしまいます。片足で立って、もう片足を家具のようなものに引っかけて体を支えて、いざ…やっぱり恐いし、下の椅子が気になります。

 そうこうしているうちに目が覚めました。

 もしあの場面で用を足していたら、布団を濡らしていたかも知れません。もう少し年老いたら、そういうこともたびたびあるかも知れません。

 布団から出てトイレ行きましたが、「ひょっとしたら、これも夢の中なのかも…」と判然としないまま、本当に用を足しました。

 何だか変な夢…。

〜 花数の増えてきた沙羅。本文とは何の関係もありません。 〜
2010年6月21日(月)  No.2538

油断ならない梅雨空
 空を見上げながらバイクで檀家回り。何とか降られることなく帰宅。

 自坊の仏前での読経を終え、納骨に行こうとしたら、いきなり土砂降り。「ちょっと待ってみましょう」と行くのを控えて10分ほど待っていると、ピタッと雨がやみました。
 「スコールみたいですねぇ」と言いながら墓地に向かい、傘をさすこともなく納骨。終わって帰ろうとすると、またポツリポツリと降ってきました。あ〜、よかった。

 「曇り」の予報でしたが、いつ降り出すかわからない梅雨の空です。


 昨日の刈り込みの片付けをしようかと思いましたが、濡れているのでやめて、午後は真如堂の新しいパンフレットのデザイン。なかなか難しいですが、少しずつ固まってきました。時間はあるので、たっぷり練っていこうと思っています。

 今日は眠たくて眠たくて・・・。夕ご飯を食べた後、1時間半爆睡。時間をロスしてしまいました。

〜 あっという間に大きく育った蓮の葉 〜
2010年6月20日(日)  No.2537

蒸し暑い日
 今日は何とか曇り。湿度の高い、蒸し暑い日でした。

 今日は「六阿弥陀巡拝日」。雨が降らないうちにと、お参りの人たちも早めにお越しになり、昼前には回向もほぼ終了。

 ボクも、「今のうちに!」と、この前から気になっていた朝顔の‘手’を張る作業をしました。さぁ、あとはどんどん伸びてくれよぉ〜

 午後からは、これまた気になっていた自坊のつつじや皐月の刈り込み作業。地面から湿気が湧いてくるような蒸し蒸しする中を、一気に刈り込み作業。片付けの大半は残ってしまいましたが、これで急く気持ちが収まります。

 作庭作業も、基本的な形が整ってきました。デッサンが終わって、後は色を置いていく作業といったところでしょうか。植木屋さんは明日から4日間は別の現場に行くので、しばらくお休みです。

 どっと汗をかいて消耗した感じの1日でしたが、夜はお盆の水塔婆書き。とにかく、時間があれば書くようにしていますが、先はほど遠い感じです。

 8月の終わりに山に行くことを楽しみに頑張りま〜す! どこへ行こうかなぁ…やっぱり北アルプスかなぁ…。

〜 朝、猫のお出迎え 〜
2010年6月19日(土)  No.2536

梅三昧
 1日雨。

 檀家宅へのお参りの隙間をぬって、ホームセンターとスーパーに寄りました。ホームセンターでは梅干し用の樽と梅酒用の瓶を、スーパーは梅干し用の塩を買いました。

 今期収穫した梅は35キロ程度。昨日収穫したものだけでも28キロ。加工する容器も塩も足りなくなりました。

 僧衣姿でプラスチックの樽と瓶を持ってレジに並ぶのは何とも格好悪い・・・スーパーに入ることさえちょっとばつが悪いのに、カゴに塩を5つも入れてウロウロするのはなおさら・・・。

 「赤穂の塩」と書いてあったので買い求めましたが、帰ってよく見ると、オーストラリア産。製法が赤穂の塩作りに真似ているというものでした。紛らわしい。

 自坊に帰って、昨日下処理を済ませておいた梅を早速漬け込みました。塩の量はかなり適当。梅酒は、買ってきた瓶に梅を詰め込みすぎ、‘梅酒’というよりは‘梅の焼酎漬’のような感じ。さぞかし、濃い濃い‘梅酒’になるでしょう。

 さぁ、後は黴びさせないように監視を続けなければなりません。


 雨の降りしきる中、今日も作庭作業が続きました。設計したいただいたS氏の指示を仰ぎながら、また完成に近づきました。

〜 泥だらけの造作中の新たらしい庭 〜
2010年6月18日(金)  No.2535

盛りだくさん
 毎日、ポトポト梅が落ちてくるので、一気に落とすことにしました。

 梅の木の下にブルーシートを敷いて、竹竿で梅の枝を叩いて実を落とします。下が平らだと楽なのですが、木があったり、斜面になっていたりで大変。結局2時間ほどかかって収穫したのはバケツ5杯分程度。

 夜、梅の実を洗って、ヘタの部分を取る作業。膨大な量の梅にすっかり嫌になりながらも、11時過ぎまでかかって、何とか作業を完了。

 漬け込みは明日に回します。ヘタ取り作業にへたりました。


 明日からは連日雨の予報。午後には、わずかな時間でしたが、久しぶりに植木屋作業をしました。

 池の回りのつつじの刈り込みが遅くなってしまっているのが気になっていたのですが、時間が取れず、やっと今日取りかかりました。皐月も一緒に刈ろうと思ったのですが、まだ花が残っていて可哀想なのでやめました。

 茶所前のヘブンリーブルーも伸びてきたので、そろそろシュロ縄を張って、蔓を誘因しなければいけません。

 自然相手の作業は待ったなしです。


 総門前に京都市が道案内板を設置してくれました。白川通にも道案内の標識を付けてくれるので、真如堂に来てくださる方には大助かりです。

 大名商売をしていた京都も、最近は本気で観光客誘致を考えるようになったようです。


 書院の庭造りも着々と進んでいます。植木屋さんの腕前には、毎日感心させられています。


〜 門前に建てられた案内地図 〜

2010年6月17日(木)  No.2534

昼間不在
 午前中、東山の門跡寺院で、昭和天皇の皇后、孝淳皇后の忌日法要に出仕。御斎をいただいて、その足で大阪府下の檀家宅にお参り。帰ってきたら4時でした。

 朝と夕方に菩提樹、沙羅、庭の作庭状況を見ましたが、それぞれに進んでいました。

 菩提樹はかなり咲いて来たので、電話での問い合わせへの回答は「そろそろ見頃。今週いっぱい」にしました。

 沙羅は、今日開花! 朝は木の上のほうで3輪咲いていたのが、夕方見ると下のほうにも2輪加わって5輪。まだ、1分咲以下という感じです。

 ぬかるみに足を取られながら進められていた作庭工事も、今日は天気が回復したため、だんだん快適なコンディションになったきた様子。夕方見ると、主石を運び込む作業が進められていました。本当に手際よい。

 昼間、留守にしていると、あれやこれやが気になります。一々関与しないと気が済まない性格なものですから・・・。

〜 早くも見頃の菩提樹 〜
2010年6月16日(水)  No.2533

ちょっと気怠い日
 今日は何だか気怠い感じ。体は痛いし、何となく眠たいし・・・。

 先日から干していた十薬を切り刻んだり(最初やって、後は職員さん任せ)、今日あたりから盛んに落ちるようになった梅を拾ったり、何となく季節にマッチしたような動きをした後は、ちょこちょこっと事務仕事。まぁ、今日は半分休養です。


 雨の中、植木屋さんの整地作業が始まりました。

 幅70センチの扉の枠を、70センチ弱の小型ユンボがようよう通り抜け、先ずは木の根っこを取り除く作業が始まりました。機械が入れてよかったです。手作業では大変でした。

 その後は、葛石などを据えていく作業。

 ぬかるんだ赤土で滑りながらも、実に手際のいい、惚れ惚れするような作業っぷり。何度も見に行きました。数日後には景色が相当変わっているでしょう。ワクワクしてきます。

 さぁ、今夜も早めに寝ちゃおうっと!

〜 ぬかるみの中進む作業 〜
2010年6月15日(火)  No.2532

菩提樹開花
 大きい法要が終わりました。雨を覚悟していたのですが、幸い曇り。午後からは晴れてきました。助かったぁ〜。

 片付けも夕方にはほぼ完了。

 職員さんも、ボクも、ヘトヘト。忙しくて、「殺されるぅ〜」と悲鳴を上げている男性職員も。夕方には、みんなに和菓子とお茶のサービスをしてさしあげました。

 これで一山越えました。


 菩提樹がやっと咲き出しました。例年よりも1週間遅れです。

 朝一番に、「菩提樹はまだ咲いていません」という立て札を、「菩提樹が咲き出しました(6/14) 例年より1週間遅れです」に替えました。待ちに待った開花です。

 しばらくは、ボク自身も菩提樹の香りに包まれることにさせていただきましょう・・・。

〜 咲き始めた菩提樹 〜
2010年6月14日(月)  No.2531

逮夜
 気象庁は、四国、中国、近畿、東海、北陸地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。近畿は平年より1週間遅い梅雨入りです。

 9時頃から雨が降り出し、次第に本降りへ。乾ききっていた大地が一気に潤いました。植物にとっては恵みの雨です。


 明日の法要を控えて、今日3時から書院で逮夜法要。「逮夜」とは忌日の前夜という意味で、大切な日と考えます。

 朝7時半頃から様々な準備を始め、9時頃からは葬儀業者が式場の飾り付けに来たり、花屋さんが供花を搬入したり。最後にもう一度掃除の総仕上げをしたりと大忙し。法要の頃にはすでに疲れていましたが、無事に勤めました。

 終わってすぐに、明日の本堂での本番に備えて、飾り付け一式を書院から移転。6時前には終わりましたが、腰もガクガク。はぁー、忙しかったぁ。

 さぁ、明日の本番に備えて今夜も早寝しようっと。

〜 書院の法要式場 〜

2010年6月13日(日)  No.2530

いざ、作庭工事へ
 今日の最高気温は32.7度。これで3日連続して32度を超えました。どうなっているのでしょうねぇ。明日から雨というのも信じがたいですが、早くオシメリが欲しいものです。

 この暑い中、新しい庭を作るための打ち合わせにS氏が来てくださいました。

 植木屋さんを交え、境内を回って使う石を選んだり、現場で打ち合わせをしたり、その後もいろいろな話を伺ったりして、あっという間に2時間が過ぎました。

 明日・明後日の法要が済み次第、火曜日から作庭作業が始まります。昨年からの計画がようやく実を結んでくるわけです。

 毎日出来上がっていくのが楽しみで〜す!

〜 打ち合わせをするS氏と植木屋さん 〜
2010年6月12日(土)  No.2529

涅槃図の修理進む
 涅槃図の修理の進み具合を見に行きました。

 裏打ちなどをやり直された涅槃図は、絵の表面に付いていた汚れなどが落ちて、色も線もクッキリ見えました。川の群青色など実に鮮やか!

 今日は、本紙の回りに付ける中縁、一番外側の総縁などにどんな生地を使うかを決めなければなりません。

 ズラッと並んだ生地の中から、「どれにいたしましょう?」と言われても、よくわかりません。また、決めた結果が100年以上後世に残るわけですから、簡単には決められません。

 職人さんたちの意見を聞きながら、ああでもない、こうでもないと、生地を並べてもらいながら、涅槃図の由来などを考慮して最終判断をしました。

 完成は今年の12月頃。出来上がりが楽しみです。


 午後は疲れと暑さで意気が上がらず、寺務所の庭で、挿し芽した野路菊をポットに植え替えたり、更新用の写真を撮ったり、新しい拝観用パンフレットを考えたりしました。

 もう一晩寝たら、疲労も回復! さぁ、大切な法要に向かってまっしぐらぁ!

〜 修復中の涅槃図に使う生地を選ぶ職人さんたち 〜
2010年6月11日(金)  No.2528

変化
 月参り、葬儀〜初七日と、息つく暇もない1日でした。

 人が亡くなると、家族の中、親族の中で保たれていたバランスなどが揺らぎ始めることがあります。

 家族が決めたことに親族がそれぞれ口を出したりして、葬儀で心身共に疲弊している家族を余計に悩ませるということも少なくありません。

 葬儀や墓の問題は、これからも大きく変わっていきます。従来の方法にしばられていては解決出来ない問題もたくさん出てきます。今までにも増して難題が出てきそうです。

〜 「白糸ホタルブクロ」。ホタルはどこに入る? 〜
2010年6月10日(木)  No.2527

気忙しさ
 梅雨入り前の晴れ間。猫たちも、ヒンヤリしそうなところを探して寝転んでいました。

 13・14日の大きな法要を控えて、何となく気忙しい感じです。

 境内、建物の中、墓所などを掃除をしたり、必要な調度品を準備にしたりと、今のうちにできることをやっておこうと、それぞれが気をつけて動いている感じです。

 ところがボクは葬儀や会議、他の所用が重なって、思うように動けません。自分もその動きの中にいないと、いささか不安になってきます。

 あー、植木屋がしたい。植木屋エネルギーが切れてきました。

〜 暑さにだれる猫たち 〜
2010年6月9日(水)  No.2526

洗車
 ボクの車はすこぶる汚い。

 四季折々の変化にまみれ、春はもみじの蜜とそれを求めて来る蟻、もみじや藤の花柄、鳥の糞、秋は落ち葉に埋もれんがばかり。また、木のアク、黄砂などが付いて、天井などは元の色がくすんでしまうほど。

 その車に乗って、檀家さんの家にお参りに行きました。

 読経が終わって、おばあさんと奥さんと話をしている向こうを、ご主人が汗だくでウロウロされていました。「何をされているのだろう・・・」と思っていましたが・・・。

 外へ出てガレージに行くと、車の周りが水だらけ。雨ではありませんし・・・。何だか車が綺麗になっています。

 「あれっ? ご主人が洗ってくださったのですか!」と送りに出てきてくださった奥さんに聞くと、奥さんはニコニコされていて、その後ろからご主人がこれまた笑顔を出されました。

 あまりにも汚いので、見るに見かねて洗ってくださったのでしょう。よく、ご自分の車を家の前で洗車されている方なので、汚い車は見ていられないのでしょう。

 有り難いことです。

 でも、こびり付いた汚れはそう簡単に落ちないと見えて、屋根の上はまだら。汚れを時間を掛けてふやかしてからでないと、綺麗にはなりません。洗車機などでは、ほとんど綺麗になりません。

 ちょっと綺麗になった車に乗って、午後は大津・阪本の会議へ。途中で抜けて、宇治へ枕経へ。

 車の外もですが、中こそ綺麗にしないと、少し居心地が悪くなってきています。

〜 木々の‘屋根’の下の車 〜
2010年6月8日(火)  No.2525

デコパージュ
 こんなも素晴らしいものをいただきました。シャドーボックスとかデコパージュという手法で作られたものです。

 作品は、ミーコ燈籠と自坊の屋根の上から撮った紅葉期の写真それぞれをベースにしたもの2点。

 写真を画像にあわせて切り抜き、バスボンドのようなもので貼り重ねて、立体感を出していくのだそうです。作るのにどれほど時間がかかったのでしょう。肩が凝ったでしょうね。目もしょぼついたでしょう・・・有り難いことです。

 さぁ、どこに飾ろうかなぁ。


 屋根の修理をお願いしたものの、取りかかってみると、あそこも悪い、こっちもこの機会にと修理費が雪だるま式に増えていき、予算を大幅にオーバー。

 んー 請求書が恐い・・・。予算書との対比を見るのがコワイ・・・。

〜 ミーコ燈籠のデコパージュ 〜
2010年6月7日(月)  No.2524

夜はデザイナー
 今日も菩提樹を見に来る人で、境内は少し人が多目。

 「まだ咲いていないのです。あれは去年の写真なのです」と、何人もの人に説明しました。せっかく来ていただいた方には、何とも申し訳ありません。

 夕方、また見に行くと、いつも真っ先に花が開く枝の2輪が開花していました。何万、何十万の蕾に先駆けた2輪です。「開花」というにはちょっと・・・。


 夜はデザイナー。封筒やリニュアルする予定のパンフレットをシコシコと作成。限られたスペースで、写真などを多用しながら歴史や行事を説明するのはとても大変。当分かかりそう。

 6月1日から始めたお盆の水塔婆書きは、8月まで余裕があるのでほとんど進みません。今のうちからピッチを上げておかないと間に合わなくなるのですが・・・。

〜 緑の中に鮮やかな山法師の花 〜
2010年6月6日(日)  No.2523

「まだ咲いていません」
 菩提樹の開花に備えて、枯れ枝を取り除く作業をしました。

 菩提樹の枯れ枝はとても折れやすく、ちょっと触っただけでも落ちてくれるので、作業はとても楽。でも、ずっと上を向いての作業なので、首が痛くなりました。

 山のような枯れ枝を取り除いたので、菩提樹の樹はスッキリ!

 ところが、今日も菩提樹のことが載った「リビング紙」を見たという人がひっきりなし。去年の開花時の写真が載っていたものですから、訪れた人はみなもう咲いているのだと思っておられるのです。

 作業をしていると、「まだ咲いていないのですか?」「菩提樹ってどこですか?」「もう実になったのですか?」「いつ咲くのですか?」などと質問ばかりされます。中には、「これは桜の木ですか?」などという頓珍漢な質問も。

 1日中この調子だろうと思い、職員さんに、菩提樹の花はまだ咲いていないと書いてもらって掲示しました。

 それでも、その後もずっと、「菩提樹は・・・」という人が絶えませんでした。記事がちょっと不親切だったのかも知れません。


 今日の「メダカの学校」の講師は、カッパ研究会の鈴木さん。水フォーラム以来、川や井戸に魅せられて、その熱いこと。今日も溢れんばかりの川・井戸などの話をご披露くださいました。

 3日夜からのメール障害は、やっと今朝になって回復しました。

〜 「まだ咲いていません」と急かされている菩提樹 〜
2010年6月5日(土)  No.2522

メール障害
 夕べから遅くからメールが不調。今朝になっても、昼になっても、夕方になっても、回復しません。

 メールを送っているのに、何度も相手から催促が来たりして、仕事にも差し支えました。

 サーバーを調べてみると、次のような障害情報が出ていました。昨日から発生しているのに、公表は今日になってからでした。

 「ウイルスチェック機能を有効にしているメールアドレスについて、送受信に遅延が発生しております。なお、ウイルスチェック機能を一時的に無効にしていただくことで本現象は回避できますので、緊急のお客様はサーバコントロールパネルより設定の変更をお願いいたします」

 「緊急」ばかりのメールではありませんが、いつ届くか、受け取れるかわからないようではメールの機能を果たしません。とりあえずはウイルスチェック機能を無効にして、メールは流れ出しましたが、いささか不安。でも、今日はもう仕方ありません。仕事関係は月曜日回しとなってしまいます。

 今やなくてはならぬメール。これが不調というのは困るわぁ〜

〜 咲いたぁ、西洋ウツギ! 〜
2010年6月4日(金)  No.2521

子メダカ
 出かける時に、門の脇にある蓮の鉢を覗き見すると、何だか小さい小さいものが動いていました。蓮鉢の中にはメダカが入れてあるのですが、動いたものはメダカよりもずっと小さなもの。

 「あれっ? 何?」と、さらに覗き込んでみると、どうやらメダカの子供。体調5ミリもありませんが、ボウフラでも他の生き物でもなく、確かにメダカの子。

 メダカが減ったので、新たに買ったのですが、実にたくさんの子メダカが泳いでいました。

 調べてみると、メダカは日照時間が長く、水温が18℃以上の4月〜10月に産卵。年に2〜3回産卵して、1週間〜10日ぐらいで孵化するのだそうです。

 共食いをすると聞いたことがあるので心配ですが、親と子を分けることもできないので、とりあえず餌を与えて共食いしなくてもいいようにしようと思っています。果たしてそれで防止できるのかどうか・・・。

 カワイイですねぇ、メダカの子供! 大きくなるのが楽しみです。


 今年初めて、雷雨がありました。去年の今日には梅雨入りしましたが、今年はまだしばらく先のようです。

〜 さて、どこにいますでしょうか? 〜
2010年6月3日(木)  No.2520

ドクダミ
 去年、葬儀の後の火葬場での話の中で、ご遺族の一人がドクダミ茶を飲んでおられるとお聞きし、帰ってから、自坊にたくさん生えているドクダミを採って乾燥・裁断してお送りしたことがありました。

 時は巡って1周忌が近付き、今年もドクダミが伸びてきましたので、今朝刈って、職員さんに頼んでゴミなどを取り除いて貰い、物干しの棹にぶら下げて干しました。

 刈り取る時からすごい臭い。さも、よく効きそうな気がします。

 乾いたら、煎じやすい大きさに切って、送って差し上げましょう。


 挿し芽をした藤袴を、土塀沿いに定植しました。こちらもよく薫ります。ようやく安定した日の光を浴びて、グングン育って欲しいものです。

〜 物干し竿に干したドクダミ 〜
2010年6月2日(水)  No.2519

間の抜けた猫
 自坊の裏庭に、小鳥の餌台があります。仏様に御供えしたご飯のお下がりなどをこの台の上に載せて、小鳥に与えています。

 来るのは雀。メジロもたまに来ます。カラスが来ている時もあります。

 最近、この台の下の繁みによく潜んでいるものがいます。野良猫です。あの‘ブサイク’の子、‘あやめ’の兄妹です。

 餌を食べに来た小鳥を狙っているつもりなのでしょうが、そんな簡単に捕まるわけがありません。小鳥のほうがずっと敏捷です。ただ、鳩だけは、今までも猫に襲われたことがあります。

 ボクが潜んでいるのを知らずに近付いて行くと、‘ブサイク・ジュニア’はサッと繁みから出て、ボクのほうを見ます。ボクが近付いて行くと、5メートルほど走っていって、振り返ってはじっとこっちを見ます。さらにもう一度そういうことを繰り返して、建物の角を曲がって姿が見えなくなります。

 その仕草がとても間が抜けていて、また此方を見つめる目がとてもかわいいのです。最近は、餌台のほうへ行くのが楽しみです。

 今日は朝に2度、それを繰り返しました。1度は、ずいぶん長い間見つめ合っていました。そして、「お前なんかには鳥は捕まらないよぉー」と言ってやりました。

 夕方、建物にいると、外の蹲い側を通りがかって、しばらく気配を伺っていました。蹲いにも、小鳥がよく来るのを知っているようです。

 ボクに見られているのに気が付いて、しばらくはお互いに見つめ合い、餌台のほうへ駆けていきました。

 ‘あやめ’同様に、器量は必ずしもよいとは言えませんが、とても愛嬌のある子です。

 野良猫はあれから1匹も捕まりません。今のところ、新たな子供が生まれている気配はないようなのでよいのですが・・・。

〜 蹲いの向こうをサッと行く野良猫 〜
2010年6月1日(火)  No.2518

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