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2009年9月の日記

講師をする
 今日は、先日来、原稿を作っていた講演の本番。聴衆は、他の宗派の僧侶50人。布教師の研修会の講師です。

 2時からの予定が15分ほど早くお越しになり、ただでさえ準備が遅れていたのに大慌て。そんなボクを尻目に、貫主はささっと聴衆の前に立っていて、主催者の方から「もう立っておられるのですけれど、どうさせていただきましょう?」と聞かれる始末。だんだんお出ましが早くなってきているこの頃です。

 皆さんへのお話は、パワーポイントを使って、画像をご覧に入れたり、真如堂に伝わる珍しいお経を唱えてみたりしながら、約1時間。

 今回は、プレゼンテーション用マウスというものを、初めて使いました。パソコンが離れたところに置いてあっても、無線でパワポのページを進めたり戻したりできる優れものなのですが、パソコンの操作をしないものですから、何回もスクリーンセーバーが自動的に働き出して困りました。やってみないとわからないものです。

 話はまぁまぁ順調に進み、本堂へご案内。特別に御本尊の扉を開けて、御参拝いただきました。

 終わって、会場の復旧。襖を元通りに戻し、スクリーンや機材を片付け、もうヘトヘト。今日は昨日よりもずいぶん涼しかったはずなのに、汗だくになりました。

 次の講師役は10月末。今度の聴衆は数百人だそうです。まぁ、そのほうがやりやすいですが・・・。今後は一般の方々なので、また新たにパワーポイントのデーターを作り替えなければいけません。

 そろそろ作りかけて、何回かシミュレーションをして、ちょっとこなれた具合にしておいたほうがいいでしょうね。はぁ、また大変やぁー。

〜 研修会の開会風景 〜
2009年9月30日(水)  No.2274

待ちぼうけ
 出先での作業に必要なものを、通販で購入した店から直接宅配便で届けてもらうように手配をしました。

 配達はの「12−14時」の時間指定。3つある荷物のうち、1つはちゃんと時間内に配達されましたが、あとの2つは待てども待てども届きません。

 買った店に連絡しましたが、一つは「1時の指定で送っているのですが・・・」とのこと。そうこうしていているうちに、6時頃、やっと荷物が届きました。配達の人に「1時の指定になっているでしょう?」と言ったところ、「いえ、午後としかなっていません」とのこと。送り状を見せてもらうと、ちゃんと「1時」と書いてありました。配達員がちゃんと見ていなかったのです。

 もう一つは、店に電話をしても、誰もでんわ。「今日はもう作業ができないなぁ・・・」と待ちくたびれたのと落胆でガックリしていたら、「宅配便で〜す」 やっと届きました。でも、もう7時。配達員に「12−14時の指定になっているでしょう?」と言うと、日の指定しかないという返事。おかしいなぁ・・・・。

 ともかく必要な物が全部揃ったので、すっかり予定が狂ってしまいましたが、ようやく作業開始。夜遅くになってしまいました。

 帰ってから、購入した店と交わしたメールを見てみましたが、すべて「12−14時」の時間指定になっていました。

 今までに通販でたくさんのものを買いましたが、こんなことは初めて。しかも二つ重なるとは・・・。これからは出先で作業をする時にも、宅配業者の[お問い合わせ番号]を控えて持って行かないといけません。やれやれ・・・。

〜 色付いてきた楓 〜
2009年9月29日(火)  No.2273

ひっくりカエル
 勝手口を出たところで、ふと前を見て、思わず「ギャァー!」と声を上げてしまいました。真ん前に、大きめのモリアオカエルがいたのです。

 以前からこのあたりにカエルが出没していたのですが、こんなにいきなり、真ん前に現れると・・・

 モリアオガエルは大切に思っていて、繁殖を待ち望んでいるところ。頭で考えると、「大切なカエル」なのですが、見た目はどちらかというと好きではありません。両生類〜は虫類は苦手なのです。

 その苦手なものを「大切」と思うには、頭の中での‘操作’が要ります。今日のようにいきなり出くわすと、その操作をしている時間がなく、「気持ち悪い」という感情がそのまま出てきてしまいます。

 一呼吸して、「あっ、モリアオちゃんかいなぁ」と落ち着きましたが・・・。

 カエルがこんなところに住み着くと、ヘビやイタチが来る可能性が高まります。困りました。

 早く森へ帰って頂戴!

〜 勝手口の真ん前にいないでください 〜
2009年9月28日(月)  No.2272

梯子から落ちる
 連日の原稿作りで、今日はあまりパソコンを触りたくありません。お天気もいいしので、気晴らしも兼ねて、以前から気になっていた境内の植木仕事に勤しむことにしました。
 今日は本堂の南側の枯れ枝の剪定、藤の剪定、阿弥陀露仏付近の木の剪定・・・やり出せばキリがないのですが。

 枯れ枝は相当な量がありました。「枝」というよりも「幹」といったほうがいいものも多く、「こんなに枯れちゃったのか」と、ちょっとショックを受けました。

 藤棚の藤は、本当によく伸びます。時には40センチ四方ほどの棚の竹の間を身をよじってすり抜け、棚の真上のほうの枝も剪定。「こんな狭いところをすり抜けられるなんて、十分細いやん!」と、我ながら感心しました。

 露仏付近の木はもう10年ほど剪定をしていない感じで、榊のような木が相当茂っていました。
 ハシゴに登って、ノコギリで幹の先端を切り落とし、細かい枝は鋏でチョキチョキ。移動しては、またギコギコ、チョキチョキ。

 ちょっと不安定だけど大丈夫だろうと思いつつ、ハシゴを建て、幹の先端を切り落とした時、切ったものの重みでバランスを崩しました。ハシゴの揺れも手伝って、体はすでに斜め。顔は真下を向いていて、斜め横には石塔が見えました。「石にはぶつからないな」と思っていたら、すぐに木の枝が顔にぶつかってきました。

 どうやら着地したようです。ちょっと痛いので、出血していないか手で触ってみましたが大丈夫。どうやら擦り傷で済んだようです。

 帰って鏡を見ると、目の横が赤く擦りむけていました。あと1センチずれていたら、目をやられるところでした。あぶない・・・。

 今日の剪定はここまで! 切った枝はそのまま。また、「やりっ放し」と叱られそう。

〜 藤袴に来た褄黒豹紋蝶 / スカーレットとヘブン 〜
2009年9月27日(日)  No.2271

伊勢湾台風上陸から50年
 今日は伊勢湾台風上陸から50年目だとか。

 真如堂でも、この台風による被害が出ました。本堂の南側にある、春日局お手植えの「縦皮桜」が倒壊したのです。

 今でも、折れた後の大きな桜の幹の様子が記憶のどこかに残っています。直径1メートルはあったでしょうか。中が空になっていました。

 それから50年。桜の木は自力で脇芽を吹いて蘇り、今ではすっかり大きくなって、毎年花を咲かせてくれます。

 ところが、昨年あたりから枝枯れが目立つようになり、今朝も数本の太い枝が枯れ込んでいるのを見て落胆していたところでした。

 少なくとも樹齢は370年。いのち尽きる寸前で蘇った江戸彼岸桜の木。ここで絶やすわけにはいきません。

 近くにある大きな椎の木などを伐採するなどの、策を講じていくつもりですが、気候変動に枯れ込みの原因があるとすれば、根本的な対策がないかも知れません。

 ボクの健康診断はさておき、この桜を助けてやらなければ・・・。

〜 彼岸花と猫 〜
2009年9月26日(土)  No.2270

原稿作り
 お彼岸対応の空いている時間は、ひたすら原稿作り。画像資料などのスキャン作業はほとんど終わって、今日は実質的な原稿書き。

 同じ内容で何回か話を重ねるとこなれてきますが、1回ポッキリではなかなかうまくはいきません。今回の講演はちょっと特殊な内容なので、同じ内容で話をすることはまずないでしょう。せっかく資料を作ってももったいないのですが・・・。

 来月は数百人を前に話をしなければいけません。それにちょっと使えるかな? やる限りは完璧を目指そう!

 パソコンにばかり向かっていると、目はチカチカ、肩はガチガチ。たまりかねて、腰にノコギリと鋏をぶら下げ、更新用の写真を撮るのにカメラを首にぶら下げて、境内に出ました。

 夏の小雨が決定的だったのか、枝の枯れ込んだのがとても目立つようになってきました。多くは桜です。中には直径10センチ以上もある枝もあります。

 サッと木に登って、スルスルと上のほうへ。まだまだ身軽! 枯れた枝にはノコギリが吸い込まれるように入っていきます。

 膨大な枯れ枝がありますが、とりあえず、3本ほど剪定をして、気分転換。切った枝は、そのまま。また職員さんに「やりっぱなし」だと叱られます。

 植木屋は楽しいなぁ。金木犀の甘い香りもしてきて、この季節は気持ちがいい・・・毛虫がコワイですが。

 さぁ、また原稿の仕込みだぁー。

〜 アメリカ花水木の種 〜

2009年9月25日(金)  No.2269

定期検診
 最近、ガンとか動脈瘤などに罹ったという話を身近によく聞きます。

 自覚症状もなかったのに発見されたのは、健康診断のお陰だとか。中には、退職する寸前の健康診断で悪いところが見つかった。もし退職して健康診断を受けていなかったら、手遅れになっていたという人も、複数おられました。

 お寺は‘自営’。定期検診などはないので、自主的に健康診断を受けたり、ドッグにいくより他はありません。ところが、‘自主的に’というと、なかなか行けるものではありません。最後に血液検査をしたのは、ほぼ1年前?

 回りにそういう人が多いと、「これではいけない。ちゃんと受けないと」と思って来ます。医療保険もろくに入っていないし・・・。これではいけません。

 そうは思うのですが、最後は結局邪魔くさくなって、喉元過ぎれば何とやら。

 これではいけません。

〜 日に日によく咲いてきた朝顔 〜
2009年9月24日(木)  No.2268

彼岸中日に殺生する
 お彼岸のお中日。でも、いつもと違って、今年はお参りになる方がずいぶん少ないのです。

 19日以来5連休の今年はお参りの方が分散し、お中日は混むからというので避ける方もおられて、何だか拍子抜け。こういう日のほうが疲れます。

 お参りの方の足も途絶えた4時過ぎ、境内の木の根っこ付近に蜂の巣があるというので駆除しに行きました。

 下見に行くと、飛び交っているのは蜜蜂。竹垣の中で、参道から3メートルほど離れていますし、余程のことでもないと刺したりはしないので、出来ればこのまま触らずにおいてあげたいのですが・・・「危ない」などという苦情が来るでしょうから、そうもいきません。

 巣は椎の木の根っこ付近のうろになったようなところにあるようで、わずか1センチほどの穴からたくさんの蜂が出入りしていました。

 自坊に帰って農薬を入れた手動式の噴霧器を持ってきて、ノズルを3メートルほど延ばして、蜂の出入りしている穴に注入しました。蜂の勢いは一向に収まりませんが、これで明日まで様子見です。

 そういうことをしていても、蜜蜂は襲ってきたりしません。いっそうおとなしい日本蜜蜂かも知れません。かわいそうに・・・しかたないですねぇ。お彼岸の中日にこんなことをしなければいけないなんて・・・。

〜 農薬で濡れた木の穴付近。蜂がたくさんいるのがわかりますか? 〜
2009年9月23日(水)  No.2267

墓参者少なし
 今日はお天気があまりよくなかったので、墓参の人も少な目。それでも待機していないわけにはいかないので、事務作業をしながらお待ちしました。

 これから、寺の由緒来歴などをお話しする機会があるので、それに備えて、パワーポイントの原稿作り・・・まではまだまだ遠く、とりあえず『真如堂縁起絵巻』の画像を図録からスキャンして起こしたり、行事などの写真を取りそろえたりという下準備。

 これはなかなか大変です。


 車のメーカーからリコールの通知が来ました。7月に不具合の症状が出て、すでに部品交換済み。でも、もう一度交換だそうです。

 16日に12ヶ月点検をしたばかり。もう! また行かなきゃいけないじゃないの。言ってくれれば、点検を遅らせたのに!!

〜 ちゃんと咲いています 〜
2009年9月22日(火)  No.2266

大渋滞
 秋晴れの祝日。今日は墓参の方も多く、境内はにぎやかでした。

 午後から、東山七条のお寺で、恒例の「大般若転読会」の法要。

 最短コースで行くには東山通を真っ直ぐ南へ向かえばいいのですが、清水寺や大谷本廟などのある東山通は大渋滞しているはず。少し遠回りですが、1本西の川端通から行くことにしました。

 車のナンバーを見ると、あっちここっちも他府県のもの。「室蘭」などというのもありました。ナビを見ているとしても、道を知らない人の運転する車は流れに乗りきれず、どことなくぎこちない動き。それでも何とか流れて、ちょっと渋滞に巻き込まれる程度で済みました。

 川端通の北行は、三条あたりを先頭に、七条を越えてずっと続いていました。大通りの間の北行き一方通行の路地も、車がぎっしり。東山通は北行・南行とも、予想通りの大渋滞でした。

 帰りは、さらに遠回りして、河原町通を北へ向かいました。四条付近で渋滞はしていたものの、デパートの駐車場待ちの車もそれほど多くなく、何とか自坊に帰り着きました。

 5月のゴールデンウィークでも、こんなには混みません。まるで紅葉時期並み。わずかな期間とはいうものの、これでは日常活動に支障が出てしまいます。環境にも悪影響です。パーク&ライドなどを、もっと取り入れる必要があるでしょう。

 連休や観光シーズンはちょっと憂鬱。人が来てくれないと、お寺の運営にも困るのですが・・・。

〜 ちょっと花数が増えてきたような・・・ 〜
2009年9月21日(月)  No.2265

病院探し
 朝8時過ぎ、職員さんから電話がかかってきました。

 「出勤してきたけれど、昨日猫に噛まれたところがパンパンに腫れて仕事ができないので、帰ります」という電話がかかってきました。

 彼は昨日、業務の一環として野良猫に避妊手術をするべく捕獲を試み、猫の逆襲にあって手を噛まれたのでした。

 猫の口の中の雑菌による細菌感染症だろうとは思いましたが、破傷風にでもなったら大変。帰ってから医者に行ってみるということでしたが、休日なのでそう簡単に病院は見つからないだろうと思い、「いま、休日診療所を探しますから、帰りに行ってください」と伝えて、京都府関係のホームページから外科の救急診療をやっている病院を検索し、それをプリントアウトして事務所に向かいました。

 「9月20日8:11の検索結果」にリストアップされた病院の中から、彼に通うのが便利な病院はどこかを聞いて、電話をしてみました。

 まずは、全国規模の大病院。「いま、交代の時間なので、9時半頃にならないと診療ができない。来てもらっても、かなり待ってもらうことになります」とのこと。「こりゃダメだ」と思い、次の病院。「今日は内科医しかいません。内科でよかったら」という返事。外科の救急診療で検索して抽出されているのに・・・。
 次の病院は、「いまドクターは病棟に行っています」。「病棟へ行きっぱなしということはないだろう。帰って来るのでしょう」と詰め寄りましたが、結局診てもらえないとのこと。次の病院も、「いま外科医はいない」。

 やっと5軒目にして、「9時から診療しています。お昼までにお越しください」と言ってくれた病院に当たり、即、職員さんをタクシーに乗せて病院に行ってもらいました。

 夕方に電話をしてみると、注射と抗生剤のお陰で腫れも少し引き、明日もう一度受診するとのこと。あー、よかったぁ。

 それにしても、行政が立ち上げている救急診療機関の検索ページなのに、極めて不正確。救急車がたらい回しになったり、引き受けてくれる病院が見つからずに手遅れになったというニュースを連想しました。

 通信手段がこんなに発達しているのに、リアルタイムで正確な情報が得られないというのは何なのでしょう? システムの欠陥か、医療機関の意識の問題なのか。

 何だかゾッとしました。


 今日はお彼岸の入り。たくさんの方が墓参にみえました。

 市内の道路は他府県ナンバーの車がたくさん流入してきていることもあって、あちこちで渋滞。バイクで走っていると、排気ガスまみれになりそうでした。京都議定書が泣きます・・・。
2009年9月20日(日)  No.2264

完成したと思いきや・・・
 今日はひたすら塔婆書きの追い込み。

 土曜日の今日は、明日の彼岸の入りを待たずに墓参の方も次々とお越しになり、急いで追加して書かなければならないことも多く、結構焦りました。

 夜になって、「やっと完成! お彼岸の入りに間に合った!」と思いきや、自坊の歴代などをすっかり忘れたことに気が付いて、ガックリ。
 一度達成感を味わってしまった後は、気を取り直して再開する気にもなれず、今日はもうおしまい! 明日にしようっと。

 今日は境内を行き交う人も多く、法事の参列者が渋滞に巻き込まれたりして遅刻されるなど、さすがにシルバーウィーク。

 でも、連休のために墓参の方が分散して毎日少しずつ忙しく、ずっと待機状態です。

〜 猫の写真ばっかり 〜

2009年9月19日(土)  No.2263

慰霊法要
 今日は、某企業グループの物故者員慰霊法要。日本を代表するような会社のトップたち20人が参列されました。

 トップにはそれぞれ秘書が随行。車は黒塗りの社用車。車種はグループ内のメーカのもの。本坊前はちょっといつもとは違う雰囲気でした。

 朝から、境内の清掃や法要の準備に追われて汗だく。法要が始まって、やっとホッとしました。本堂での法要に続き、境内にある慰霊塔と某企業グループの創始者のお墓にお参りし、お役ご免。

 昼食は、京都を代表する料亭がスタッフを引き連れて仕出し。サッと召し上がって、「これでお開き」の言葉に、蜘蛛の子を散らすように解散。黒塗りの車もあっという間に1台もなくなりました。

 大きなミスもなく、行事は終了。やれやれです。片付けはボチボチ。

 昨日続き、今日も疲れちゃったぁ〜

〜 待機する車 〜
2009年9月18日(金)  No.2262

準備大忙し
 気持ちのいい秋晴れの日。どこかへハイキングに行きたくなってきます。

 明日は大勢のVIPをお迎えして法要が行われるため、境内の落ち葉掃除、本堂や室内のセッティングなど、総動員で準備にあたりました。

 途中、出入り業者の葬儀に参列したり、出掛けたついでに提灯の修理を依頼したり、また明日の更新を今日に繰り上げて行うために写真を撮ったりと、目まぐるしい1日でした。

 今日完成すると思っていた塔婆書きも、ほとんど進まず、明日以降に持ち越しです。土曜日からは墓参の方も増えるので、何とか早く仕上げないといけません。

 カメラを新しくしてから、写真を撮るのが本当に楽しくなりました。でも、マニュアルもまだ読んでいませんし、買ってきた攻略本もパラッと見ただけ。交換レンズはまだはめ替えてもいません。早くいろいろな撮り方をしてみたいものです。

 今日は疲れちゃったぁ〜

〜 朝日と猫たち 〜
2009年9月17日(木)  No.2261

生姜の梅酢漬
 塔婆書きも先が見えてきました。

 根を詰めて書いた気晴らしに、生姜の梅酢漬を作りました。梅干を漬けた時の梅酢がたくさん残っているので、これを利用する算段です。

 新生姜はもっと早い時期かと思っていましたが、どうやら、南のほうの路地ものの生姜が出回ってきた様子で、値段はハウスものの1/3くらいとか。日向産のものをネット通販で、とりあえず2キロ取り寄せました。

 生姜といえば、普段はスーパーで売っている一欠片のものしか知りませんでしたが、届いたものはグロテスクなくらいボコボコとそれが連なっていました。新物らしく、色は白っぽく、目の部分は赤紫。

 「えー、これを下処理するのか・・・」と思うほど2キロは見た目多かったですが、ペティーナイフで簡単に皮むきやカットができて、思ったよりもずっと楽でした。

 下処理の済んだものを乱切りにして、塩で下漬け。これを冷蔵庫で一晩置いて、明日は梅酢を加えます。

 大原産の紫蘇で作った梅干の梅酢はとても鮮やかな色。舐めてみても、結構いい味がしています。明日、これを加えた時、生姜が鮮やかな梅酢色に変わるのが目に浮かびます。
 生姜の梅酢漬には初チャレンジなので、お味のほうはどうなるかわかりませんが、冬に食べて体を温めるのもよし、新インフルエンザ対策にもいいかも知れません。

 まだ梅酢は残っているので、次はどう利用しようかとワクワクです。

〜 乱切した新生姜 〜
2009年9月16日(水)  No.2260

久しぶりの展覧会
 久々に展覧会に行きました。『藤城清治 光と影の世界展』。

 藤城清治という名前を知らなくても、その作品を見たら、「あー」という人がほとんど。雑誌『暮しの手帖』の表紙やNHK「みんなのうた」、キャラクター「ケロヨン」など、皆さん必ず目にされているであろう影絵作家です。

 人の多い展覧会は決して行かない。ルーブルなどとんでもないと思っているボクですが、この展覧会には行きたかったのです。文句や理屈なしに、頭を働かせずとも、単純に楽しめると思ったからです。

 会場の外には、女性たちがたくさんおられました。どちらかというと、平均年齢が少し高いような・・・。

 影絵を見るために薄暗くした会場は、通路も細く、作品もそれほど大きくないため、結構混雑していました。

 でも、皆さんその幻想的な世界に引き込まれているのか、ほとんどしゃべり声は聞こえません。普通、その年代の女性が多い展覧会はうるさくて仕方がないのに。それに、見ている人の顔がみなやさしいのです。

 「皆さん、この展覧会に‘癒し’を求めて来られているんだなぁ」と感じました。

 鑑賞者と作品数が多くて、ちょっと疲れました。でも、予想通り、文句なしに心を解き放って楽しむことが出来ました。

 あ−、よかった。

 次の展覧会『いけばな 歴史を彩る日本の美』には、先日まで本堂で公開されていた『花車図』も出展されます。

〜 展覧会のチラシ 〜
2009年9月15日(火)  No.2259

あと一息!?
 今日も時間を見つけては経木塔婆書き。

 やっと、「は」行が終わりました。お盆の時と比べたら1/3〜1/4程度の量なので、根を詰めてやれば進み方も早いです。

 1年中、実に多くの時間を塔婆書きに費やしています。この調子で一生やっていくのかなぁと思うと、ちょっと・・・。他にもやらなければならないこと、やりたいことが山とあるのに・・・。

 何とか省力化をと、「塔婆プリンター」なるものをネットで見てみましたが、役に立ちそうにありません。それにプリンタで印字した塔婆では、檀家の方も納得はしてくれないでしょう。いかにボクの字が下手でも。

 さぁ、もう一、ふた頑張り!

〜 たくさんいるなぁ 〜
2009年9月14日(月)  No.2258

散らかしっぱなし
 昨日の雨で、境内の木々も少し潤いを取り戻したようです。

 今日はさわやかな秋晴れ。日曜日ということもあって、境内には結構たくさんの人がお越しになりました。

 でも、書院は月釜のために拝観休止。本堂だけの拝観なので、職員さんの主力は外掃除に回ってもらいました。

 「大きな法要」が入るかも知れないようになってから、境内は大掃除状態が続いていて、今まであまり掃除をしたことがないようなところまで綺麗にする作業が行われています。

 ボクが毎日、「あそこをお願いします」「あの場所を片付けてください」と続けざまに指示を出すものですから、職員さんたちも休んでいられないでしょう。

 でも、もうしばらくすると紅葉シーズン。今のうちにいろいろやっておけば、シーズンが来た時に軽く掃除をするだけで済みます。それに、だんだん境内が綺麗になっていくことは、本当に気持ちのいいことで、お越しになる方にも胸を張っていられます。

 高齢者の、あまり機械などを使えない職員さんがほとんどなので、ボクも時間を作っては垣根の刈り込みをしたり、荒手の作業などをしているのですが、やるだけやって後片付けは任せっぱなしなので、「やったらやりっぱなし」と職員さんに怒られています。だって、片付けをしている時間がもったいないんだもの。

 今日も、塔婆書きで肩が凝ってきたので、木を切ったり、垣根の刈り込み作業などをしました。

 今までは、たとえば実生で生えてきた木をそのまま放置して大きくなってしまったりと、伸びたら伸びたまま手を付けずに来たりしましたが、最近、たとえば低木を1本切るだけでずいぶん風景が変わったりすることに気が付きました。「もし、この木がなかったら・・・」と根本的に考えてみると、ずいぶん景色が変わるのです。

 今日も、小さな木を1本切りました。すると、一気に眺望がよくなって、紅葉の時にどんなに素晴らしい景色が広がるだろうかが容易に想像できるほどでした。大成功です。

 例によって、片付けは職員さん。仕事ばかり増やして、誠に申し訳ありません。でも、境内が綺麗になるのって、本当にうれしいですねぇ。やめられません。

〜 昼寝をする猫の姉弟 〜
2009年9月13日(日)  No.2257

恵みの雨
 やーっと雨が降ってくれました!

 朝8時頃、雨が降り始めてすぐ、新しく作った庭の様子を見に行きました。

 ガラス戸を開けると、すぐに雨の匂いが漂ってきました。なんとうれしい匂いでしょう! 待ちに待った雨でした。

 雨はいったん小休止した後、午後から本降りになり、時おり激しく降りました。

 お盆の頃に完成した総門内のガレージや排水路に、大量の水が流れるのは初めてのはず。早速、様子を視察しに行きました。水は調子よく流れていました。

 ついでにあちこちの溝などを見てみると、落ち葉が詰まったりして、流れが堰き止められたりしていました。素手で落ち葉を撤去したり、土管の中に手を突っ込んで、詰まって固まっているゴミを取り除いたりしました。

 全身、びしょ濡れ。でも、何だかうれしくてなりません・・・雨で運動会が中止になったという方には申し訳ないですが。

 境内の木々や苔も、やっと一息ついたでしょう。安堵のため息が聞こえて来そうです。本当によかったぁ・・・。

〜 雨に濡れる自坊の庭 〜
2009年9月12日(土)  No.2256

デジ一、楽し
 お彼岸が迫ってきて、墓参にみえる方もチラホラ。

 お墓に供える経木塔婆書きは、毎日やっているものの、やっと半分。「あ」から始めて、ようやく「た」です。この分では「ま」で中日を迎えた去年よりも間に合わない状況に陥ります。

 時間を見つけては、とにかく塔婆書き。でも、そう何時間もぶっ続けでできるものではありません。今日も、植木を触ったり、他の仕事をしながら、せっせと書き続けました。先は遠い・・・。

 新しいデジカメによる初の「今日の散歩道」の更新。マニュアルをほとんど読んでいないので、使い方はよくわかりませんが、やっぱりいい! さすがはデジ一。写真を撮る楽しみがまるで違います。

 今は季節の移ろいのエネルギーをため込んでいるかのごとく、大きな変化に乏しい境内ですが、試し撮りのつもりで、いろいろな写真を撮ってみました。レンズ2本付きのセットでしたが、まだ1本は開けてもいません。これも使って見なきゃ。

 久々に写真を撮る楽しみを味わい、長い間待ってようやくデジ一を買ったことに、「あー、よかったな」と納得できました。

〜 咲き出したオオモクゲンジ 〜
2009年9月11日(金)  No.2255

宿直
 「秋!!」っという感じの日になりました。あまりにも急に夏から秋へ。バイクで走ると、ちょっと肌寒くさえ感じました。

 夜、病気になった友人を励まそうという会に出席。皆でワイワイ楽しくやった後、自坊に戻って風呂に入り、本坊へ宿直をしに。

 今夜は本坊が無人になってしまうので、「誰か泊まらないと・・・」ということで、ボクが宿直をすることになりました。本坊に泊まるのは10年以上ぶりです。

 11時過ぎ、持参しておいた寝袋の中に入り、物音一つしない暗闇の中、眠りに就きました。

 寝るのはお得意中のお得意。場所が変わって寝られない、枕が違うとダメなどということはまったくありません。お酒が入っていたこともあって、コテチン!

 夜中、枕元に置いておいた携帯メールの着信音に目を覚まされました。いつもよりもぐっすり寝た感じなので、もう朝が近いのかなぁと時間を見ると、まだ2時。目覚ましついでにトイレに行くと、月光が庭を照らしていました。

 ちょっと肌寒かったのですが、宴会から帰る時も綺麗だったお月さんを見たく、作務衣を羽織って本坊前の広場に出ました。

 薄い雲が多く、期待したほどのお月さんではなかったのですが、星も結構たくさん見えて、気持ちまで清らかになるような、とても綺麗な夜空でした。

 しばらくうつらうつらして、気が付いたら5時過ぎ。夜明けがすっかり遅くなり、厚いカーテンのかかっている部屋の中はまだほとんど真っ暗。わずかな時間、起きるのにもがいて自坊に帰ろうと外に出ると、今度は素晴らしい朝焼け! 昨日の夕焼けも綺麗でしたが、本坊越しの今朝の朝焼けもすばらしい!! 思わず写真を撮りましたが、すっかりピンぼけでした。

 自然を楽しむにはもってこいの季節になりました。夕焼けも夜空も朝焼け、すすきなどの草木、どれもこれも素晴らしい秋の風情でした。

〜 すすきと秋空 / ピンぼけの朝焼け 〜
2009年9月10日(木)  No.2254

重陽ってどうよう!
 今日は重陽の節句。といっても、やっと秋らしくなってきたばかりで、菊が咲いているわけでもなく、ぜんぜんそんな気がしません。

 旧暦9月9日は、今年は10月26日。その頃になれば菊も咲くでしょうに・・・。節句などの時には特に、「新暦では季節感があわない」とつくづく思います。

 「菊が咲いてないのなら、和菓子で重陽を楽しもうかな」と、外回りのついでに某和菓子屋に寄って並んでいるものを見ましたが、一向に重陽の‘気配’なし。店員さんに、「重陽らしいお菓子はないのですか?」と聞くと、「重陽らしい・・・『初雁』ならありますが・・・」。「それじゃぁ、また」と店を出ました。

 「着せ綿」とか、菊をモチーフにした練り切りやきんとんが欲しかったのですが・・・和菓子屋さんなら、重陽気分を味わえるだろうと思っていたのに・・・。

 悔しいのでもう1軒行きました。

 菓子のガラスケースには、大きな栗の形をした「重陽」という名前のお菓子が置いてあり、9月7〜9日限定と書いてありました。何だか野暮ったい形で、ボクのイメージとは大きくかけ離れているのですが、それしかないとなれば求めるより仕方ありません。

 刻んだ栗の入った栗餡は、「栗!」という感じの美味しいものでしたが、やっぱりちょっとイメージと違います。

 旧暦の9月9日頃にもう一度リベンジをはかって、菊を飾り、菊酒でも飲むことにしましょう。秋が深まると、季節の楽しみも増えます。


 新しい一眼レフを持って、ちょっと境内へ。使い方はまだほとんどわかりませんが、やはりコンパクトカメラとは雲泥の差。マニュアルでピントを合わせたり、絞り優先にしたり、これは楽しめそう!

 さぁ、次の更新はこのカメラでやるぞぉ!

〜 日が傾いた頃に新しいカメラで撮った写真 〜
2009年9月9日(水)  No.2253

デジ一 買いました!
 とうとう買いました、デジタル一眼レフ。もう何年越しかで欲しいと思っていたのですが、欲しい機能の付いているものがなかなかなく、ずっと買えずにいました。

 欲しい機能は、液晶が動くというもの。本当は液晶よりもファインダーが動くほうがいいのですが、そういう機種はありません。下向けにかまえた時に役に立つので、ローアングルの撮影には最適。

 小型のオートのカメラは、小さくて携帯性がよく、何も考えずに写真が撮れるのですが、「写真を撮る楽しみ」はあまりありません。

 買ったカメラは今年の5月に発売されたもので、ようやく価格がこなれてきました。それにキャンペーンが始まって、応募すれば1万円がキャッシュバックされるようになりました。

 最近は写真を撮る楽しみが減じてきてしまっていたので、「いまだ!」とばかり購入しました。一眼レフを買うのは、30年ぶりぐらいです。

 電池を充電し終わった夜、操作方法もわからないままにとりあえず1枚パシャ! 写っているかなぁ・・・。

 さて、今から寝床でマニュアルを読もうっと! 明日には使えるようになっているかなぁ?

〜 蕾が色付いてきた藤袴。コンパクトカメラで 〜
2009年9月8日(火)  No.2252

水やり
 雨が降りそうな気配はまったくナシ。境内はカラカラに乾いて、草木にも影響が出てきました。

 「これは散歩などしている場合じゃない」と、起き抜けから水やり。

 まずは、新しく作った自坊の庭。移植したもみじや花水木、エゴノキ、躑躅なども、水切れの症状が出てきています。

 仏間でのお勤めを始める前に、ホースを木の根元に持って行って蛇口をひねり、出しっぱなし。お勤めが終わったら別の木。ご飯を食べて、また別の木、と順番にたーっぷり水やりをし続けました。

 次に境内に行って、紫陽花の水やり。両手に水を満たしたバケツを持ち、井戸で水を汲んで、50メートルほど離れた紫陽花に杓で水をやりました。これを4回。

 自坊に戻って、ホースを苔の部分に移して、水が拡散するようにして水やり。その間に、昨日園芸店で買ってきた苗木を大きな植木鉢に移植しました。

 なんとガーデニングに専念した朝なのでしょう。

 事務所に出掛けるべく門のところまで行ったら、「シュー」という音が聞こえました。「あっ、しまった! 水を止め忘れている!」と、庭に戻って閉栓。

 これだけたっぷり水をあげても、本当に焼け石に水状態。また明日も続けなきゃ。

 雨さん、少しでいいから降ってくださいなぁ。

〜 櫨の木の葉 〜
2009年9月7日(月)  No.2251

花の買い出し
 夕方から、園芸店に行きました。

 普段はホームセンターで間に合わせているものの、やっぱり餅は餅屋、苗や種を買うなら園芸店!

 荒れっぱなしの自坊の花壇を整理して、四季折々の和花が咲くようにしたいと、かねてから思っています。花壇はまったく整備出来ていませんが、いろいろな花を見たく、気に入るのがあれば買い求めて鉢ででも育てたいと、ちょっと衝動的に園芸店に向かいました。

 並べてあるものは、まだ秋の花には少し早い感じでしたが、あれも欲しい、これも欲しいと思うものが点在。

 いま自坊で育てている原種の藤袴との比較を楽しもうと、園芸種の「藤袴」を2色。夜に香るという「夜香木」、葉が白いハンカチのような「ハンカチの木」、ドイツの会社が開発したという葵科の「アンソドンテア」(なんだかよくわかりません)、そして葱の苗。本坊用に絞りの萩の苗。段ボールに1つ分買ってしまいました。

 第1回目の買い出しに、とても満足! 何回か買い出しに来たら、きっといい花壇ができます。

 残された課題は、花壇の整備。それが一番大変。時間と労力のかかる最大の関門です。

〜 買い出し品 〜
2009年9月6日(日)  No.2250

けったいな記念品
 ホームページに来てくださる方々9人が集まって、住職就任のお祝いの会をしてくださいました。

 皆さんそれぞれご遠方の方ばかり。京都観光を兼ねてとはいうものの、さしたる見どころもない時期に本当に申し訳なく、ありがたく・・・。

 コース料理が出てくるのがかなりゆっくりだったということもあって、6時半にスタートした宴が終わったのは11時前。たっぷりお話もできました。

 今日来てくださった方だけへの限定記念品として作ってくださったのが、写真のバンダナ。ホントにけったいな記念品。

 ともあれ、忙しい中、遠方から来てくださって、有り難うございました。深く御礼申し上げますぅ。

 皆さんの支えで続けてきたホームページですが、最近は思うように時間が取れず、遊び心もちょっと減ってしまって、皆さんの期待を裏切っているような気もします。「どうしようかなぁ・・・」などと考えています。
2009年9月5日(土)  No.2249

久々の床
 遠来の友人との夕食に鴨川の床に行きました。

 床に行くのは久しぶり。暑くって、虫が多く、冷房の効いている室内で食べるほうがよほどいいので、床に行こうとはまったく思わないのですが・・・。

 今日は風もあって、それほど暑くなく、まずまずの床日和。比叡山や大文字山、鴨川を通る人たちを見ながら、のんびりと会食をしました。

 ところがそれほど経たないうちに、雷鳴がとどろき始め、次第に近づいて来ました。青空も出ているので、「大丈夫でしょう」と言っているうちに、ポツリ、ポツリ。

 すると、「中へ後移動ください」と、仲居さんはもちろん板場さんまで総出でお膳を運び、テーブルや座布団を片付け、あっという間に室内での設えに模様替え。何と素早い! 「お詫びに」と1品追加されました。

 雨はポツリだけで上がったようですが、以後はずっと中。まぁ、チラッと雰囲気を味わえただけでもよかったです。

 2次会に行って、最後はラーメン。ラーメンを食べるのも、本当に久々。飲んだ後にはちょっと濃い味付けでしたが、満足満足。

 11時過ぎには帰って、すぐに寝てしまいました。

〜 床から見た東山 / 総出で移動・片付け 〜
2009年9月4日(金)  No.2248

悲しい日でした
 葬儀〜初七日、その合間をぬっての会議で1日が終わりました。

 夜は居眠りしつつ校正作業。出版の日程が迫っているらしく、編集者から2校、3校が立て続けに送られてきます。こちらも昼間は校正している時間がないので、細かい仕事は夜に目をこすりこすり。

 彼岸の塔婆が一向に書けません。

〜 紅は植えたはずないのに・・・ 〜
2009年9月3日(木)  No.2247

虫干しリベンジ
 今日は宝物虫払会のリベンジ。

 7月25日、土砂降りの中で虫干しをしたため、掛け軸などが湿気てしまい、このままではカビが発生するのではないかと危惧されるため、非公開で再度実施することになったのです。こんなことは前代未聞。

 真如堂一山の僧衆の都合を聞いて、9月のうちに3日間の候補日を設定し、今日はその初日。数日前には台風による雨の予報でしたが、台風は過ぎ去り、今日はまずまずのお天気。初日に出来るなどとは思ってもいませんでした。

 朝8時、土蔵から宝物の入った長持などを搬出し、掛け軸を本堂にズラッと吊しました。人に見せることを考えなくてもいい分、展示は楽チン。僧衆と職員15人ほどで、約1時間で吊し終えました。

 しばらくは風を通すのを待つだけ。その間はそれぞれの用事をして、再び2時に集合し、撤収にかかりました。

 吊すのよりも撤収のほうが時間がかかり、人手が減ったこともあって、終わったのは4時過ぎ。

 あー、やっと干せたぁ!

 お盆の間も、土蔵の除湿器の水を捨てに行ったり、窓を開けたり。効果は少ないとわかりつつも、少しでも乾燥させなければと、必死でした。

 今日の湿度は55%程度。昨日ほどカラットはしていませんが、まぁまぁ上出来でしょう。

 気になっていたことが、ようやく一つ片付きました。


 夜、7才の女の子のお通夜。ただ一心に拝むしかありませんでした。

〜 本堂に干された掛け軸や巻物 〜
2009年9月2日(水)  No.2246

快晴
 今日は快晴! 日の当たるところは真夏のように暑く、日陰は秋風のそよぐ涼やかさ。確実に気候が変わりました。今日は「二百十日」。台風も去っていきました。

 この快晴を利用して、今年購入したカーペットを干しました(職員さんに干して貰いました)。

 畳の上に敷いた新しいカーぺットをめくってみたら白カビだらけ! カーペット屋さんに電話をして対処法を聞いたら、カーペットは屋外の砂利の上に広げて干し、畳はアルコールを染み込ませた布で拭くようにとのこと。まずはカーペットを干しました。

 熱せられた砂利の上に置かれたカーペットは、さんさんと降り注ぐ日の光にも晒されて、上からも下からも熱せられ、確実に乾きました。


 今日は業者などの対応ばかりで、なーんにも仕事にならず。こういう日はストレス溜まります。どこかに籠もって仕事を片付けたいです。

〜 砂利の上に干されたカーペット 〜
2009年9月1日(火)  No.2245

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