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2009年4月の日記

具体化
 朝から、消防設備のことで、文化財保護課や消防から立て続けに電話。これからの改善計画について報告するために、消防署にも行きました。明日は、文化財保護課や消防の現場視察となりました。

 もうずいぶん長い間壊れっぱなしの設備だったのに、にわかに大ごとになってきました。


 ホテルや司会者の方と、晋山式の祝宴の打ち合わせをしました。宴の進行や記念品のことなど、もう頭の中はゴチャゴチャ。

 今までも大きなイベントはいくつもしてきましたが、今回は今までとは違います。自分で企画して、準備して、そして当日は動くことができません。インカムを付けて指示をしようかなどと冗談で言っていますが、本当にそんな気持ちです。

 考えただけですっかり疲れてしまいました。

 こういう時は実際の作業にかかるに限ります。今まで、まだ出欠の返信が返ってくるのではないかと思って止めていた当日の受付書類やネームカードなどを出力したりして、‘目に見える形’にしていきました。あれこれ考えているより、多少ロスが出ても、‘形’にしたほうが、頭の中が整理できます。

 あと10日。さぁ、大変だぁ。

〜 豪華! 黒谷・紫雲石の牡丹 〜
2009年4月30日(木)  No.2121

ナナ・ムスクーリ
 今日もいい天気! ほぼ1日、植木屋仕事。草刈りに植木屋さんの‘手伝い’とまた大満足の日でした。

 うぅぅぅー 手が・・・。「調子にのってやるからやんか」という囁きが聞こえて来そうです。草刈りは仕方ないとしても、植木屋さんの‘手伝い’はしなくてもよかったかも・・・。

 庭造りの現場で2トン車1台分ほどの赤土を処分しなければいけないことになったので、これ幸いと、境内に撒いて貰うことにしたのです。境内は雨が降る度に表土が洗われ、少しずつ土が流失しています。そこにその赤土を撒いてもらうように頼んだのです。

 経緯上、放っておくわけにもいかず、撒いて貰う準備に土留めの丸太を半埋めにしたり、撒いた土を軽トラで行った来たりして踏み固めたりと手伝いました。

 今日も楽しかったなぁー。


 夜、Youtubeでいろいろな曲を聞いているうちに、ふと『Amazing Grace』が聞きたくなりました。『Amazing Grace』、キリスト教の歌ですが、大好きな曲。仏教にはこういう素晴らしいメロディーはなかなかありません。

 何人もの『Amazing Grace』を聞きました。プレスリー、ヘイリー、本田美奈子・・・10人ぐらい。やっぱり、ナナ・ムスクーリかな。

 四角い黒縁メガネと長く黒い髪。ナナ・ムスクーリも、もう75才。そういえば、アンジェラ・アキって誰か似ていると思っていましたが、ナナ・ムスクーリでした。

 昔からあの声が好きでしたが、レコードもCDも持ってなく、弾みで『Amazing Grace』の入った彼女のCDをネット注文してしまいました。

 あの澄みきった声。届くのが楽しみです。

〜 今日の作庭現場 / 境内に赤土を撒く作業 〜
2009年4月29日(水)  No.2120

植木屋満喫
 今日は、某企業グループの団体に本堂などで説明した他は、ほぼ1日、植木屋仕事。至福の1日でした。

 ニシキギにいっぱい虫が付いていたので、久々に電動の噴霧器を使って、あたり一面に薬散。ニシキギからは蜘蛛の糸にぶら下がったような状態で無数の虫の幼虫がいっせいに下がってきました。何ともおぞましい・・・。

 蹲の石コロ洗いもしました。これは確実に手を酷使するのでやりたくないのですが、仕方ありません。

 後は、草刈り、草引き、剪定。もちろん、すべて、植木屋さんが作庭作業をされているところとは別の場所です。

 時おり時雨れましたが、ほぼいい天気。肩〜手さえ好調ならば、もっと思い切りできたのですが・・・。

 まぁ、ボチボチでよか。


 夕方、植木屋さんの親方の尺八の音が聞こえて来ました。

 建物の中からこっそり覗き見したら、親方は濡れ縁に腰を掛けて尺八を吹きながら、時々それをやめて指示を飛ばしておられました。若い職人さんは、親方の目前でセメントをこねたり、スコップを使って堀方作業。

 何とも面白い光景でした。

〜 今日の作庭現場。右端で尺八を吹く親方 〜
2009年4月28日(火)  No.2119

工事だらけ
 今日は植木屋さんとは別に、石屋さんも参道の工事に来られ、自坊の門内はユンボの音やディスクグラインダーの音、舞う砂埃などで大騒動。

 植木屋さんは石組み作業に入られましたが、微妙な工程らしく、一進一退の感じ。でも、少し庭の片鱗が見えてきました。
 石屋さんは大きな石の板を貼る作業なので、一気に進みました。

 本職が作業しておられる時にウロウロしてはいけないと思い、ボクは、早朝、植木屋さんが来る前に生け垣の刈り込み作業をしました。でも、それでは時間が足りず、午後からは枯れ木の伐採作業。若葉が出そろって、枯れ枝や枯れ木が見だってきたのです。
 若葉を出すことが出来なかった枝、出そうとして途中で力尽きた枝、今の季節は美しさの反面、残酷でもあります。

 こっそりやっていたつもりでしたが植木屋さんの親方に見つかり、「お手伝いしましょうか?」と言っていただいたのも辞して、チェーンソーを使って切り倒しました。

 夕方、消防署の視察。不具合のある設備を直していないとお叱りを受けたのですが、修理には数百万単位の費用がかかるため、おいそれとはいかないことを理解して貰いました。でも、夏の防火週間に消防訓練を引き受ける羽目になってしまいました。あー、放水訓練をしなきゃ・・・。まぁ、いい機会かな。

 忙しいようでそうでもないような、微妙な1日でした。

〜 今日の作庭現場 〜

2009年4月27日(月)  No.2118

雨養生
 朝、青空が出ていたので、晴れるのかなぁと思っていたら、1日中、時雨模様。

 お休みのはずの植木屋さんの若い人がやってきました。

 「今日、お休みでしょう?」と聞くと、「風が強いので、シートを外すように親方に言われたのです」という答え。作庭中の土が濡れのを防ぐために、庭一面にかけてあるブルーシートが風で煽られないように外しに来たということでした。

 そして、ひとりで忙しそうに、ブルーシートの凹みに溜まった雨水をバケツと酌でくみ出し、ブルーシートを外す作業を始めました。

 ボクが小一時間の外回りから帰ると、ブルーシートはそのままで、若い職人さんは帰る準備をしているところ。参道には水洗いした跡がありました。

 「外さなかったのですか?」と聞くと、「親方から電話がありまして、お天気がよくないようなので、そのままにしておくようにということでした」。

 1時間ほど掛けてわざわざ来た若い職人さんにはお気の毒。彼はまずブルーシートのあちこちに溜まっている雨水を酌とバケツでくみ取り、それからブルーシートを外したのでしょう。どの時点で親方からの電話があったかはわかりませんが、またもう一度ブルーシートをかけ、自分が動き回って赤土で汚した参道を水洗い。そういう動きがありありと見えるようでした。

 親方が細心の注意をはらいながら作業を進められている様子が、職人さんの動きから伝わって来ました。早く月曜日になって、作業が再開されないかなぁ。

 午後以降は琵琶湖大橋の向こうで葬儀。日曜なので道路が混んでいるだろうと早めに出ましたが、結構ガラガラで早く着きすぎてしまい、車の中で30分ほど爆睡。どこでも寝られる自分に、改めて感心しました。

〜 雨だれ(昨日の写真です) 〜
2009年4月26日(日)  No.2117

雨の日
 たっぷり雨の降った日でした。雨を浴びて、新緑はますます鮮やかになりました。新しい、柔らかい葉っぱには、水分がたくさん要るでしょう。新緑にとって、今日の雨は恵みの雨でしょう。

 植木屋さんもお休み。静かな日でした。時折横殴りに降ってくる雨にカメラを濡らしながら、更新用の写真を撮りました。


 本坊の庭の作庭作業も本格化しそうです。雨の中、庭園の設計をお願いしていたSさんが現場を見に来てくださいました。

 本坊書院の奧の庭は搬入路が狭いので、大きな資材を持ち込むことができません。またぐるりを建物に囲まれた坪庭のような場所。そんな条件の中、どんな庭になっていくのか、Sさんの手腕に期待しています。ラフが待ち遠しいです。


 夕方から、琵琶湖大橋の向こうへお通夜。
 行きはよいよい、帰りは恐い。行きは交通量の多い道を通ったのですが、帰路は農道に‘毛の生えた’程度の道を通って、大原回りで帰りました。
 農道まがいの道は、通る車も少なく、雨とあって真っ暗。道を見失って田んぼに落ちないかと思うほどでした。

 帰ってからの更新作業はちょっとハードでした。

〜 菩提樹の新緑 〜
2009年4月25日(土)  No.2116

立ち会えず
 作庭作業2日目。今日はクレーンを使って庭石などの搬入作業。

 ずっと見ていたいボクでしたが、今日は忙しくって・・・。

 月参り2軒から帰ってみると、自坊の下の参道に大きなトラックとクレーン車が止まっていて、クレーンの長いブームが空高く伸びていました。庭を見ると、1トン以上ある一番大きな石はすでに搬入済み。

 「あ〜、この石が空中に吊られている光景が見たかったなぁ・・・」

 11時から法事。法事の間は作業もストップして、皆さん昼食。

 終わって、すぐに作業再開。着替えて見に行きましたが、またもや大きな石を庭の中に据える作業の最中。空高く吊られている光景は見られませんでした。

 昼食を食べて、すぐに大津・坂本に出かけなければなりません。出かける時に見ても、空に石はナシ。

 早く会議が終わったら、飛んで帰って作業を見ようと思っていたのですが、会議は長々と4時過ぎまでかかり、終わったと思ったら急な連絡が入って、琵琶湖大橋の近くまでお参りに行くことになりました。

 自坊に帰ったのは6時前。門前で出会った人が、「大きなクレーンがベランダから見えました。お庭を作っておられるのですね」と言ってくださいました。すごいなぁー、結構な離れたところからでも見えたんだ。

 帰って真っ先に、「さぁ、どんな石組みになっているかなぁ」と庭を覗き込むと、庭はブルーシートだらけで、何も見えません。
 今夜から雨の予報。掘り返した赤土が雨でドロドロにならないように、ブルーシートが掛けられていたのでした。

 「あーーーーーーーーーーーーー」

 植木屋さんが、「外しましょうか?」と言ってくださいましたが、それも大ごと。「いえ、楽しみにしています」と断って、ブルーシートの庭景色を写真に撮りました。

 今日は一番ドラマチックな作業を見ることができず、本当に残念でした。夕方には、植木屋さんが尺八を吹いておられたとか・・・聞きたかったぁ。

 明日は雨で作業は中止。日曜は法事もあるし、お休み。作業再開は月曜日。それまでワクワクしながら待っていようっと!

〜 石の搬入作業 / 帰ってみると・・・ 〜

2009年4月24日(金)  No.2115

作庭作業始まる!
 いよいよ今日から植木屋さんの作庭作業。

 その前に、朝一番に庭に出て、ひとり起工式。庭を浄める儀式をして読経をしました。作業が無事に進みますように・・・。

 先日の置き手紙には「除草などをさせていただきます」とあったので、今日は静かに草引きをされるのかと思っていたら、さにあらず。
 ボクの大好きなユンボが庭の入り口の小さな門から入ってきて、すごい掘削作業。蹲の水を循環させたり排水させるための溝のよう。庭の脇には大きな石も搬入されました。石はとてもいい色をしていました。

 庭の濡れ縁にはデジカメと尺八。親方はいつも尺八を肌身離さず持っていて、庭が出来ると尺八を吹かれるのだとか。

 本格的な作業は明日から。ワクワク、ドキドキ!

〜 朝の庭 / 掘り進むユンボ 〜
2009年4月23日(木)  No.2114

塔婆書き
 今週は、なぜかしらウイークディから法事が多い週。ホント、なんでやろ?

 法事が多いということは、卒塔婆をたくさん書かなければいけないということ。

 塔婆供養をするというのは故人のために仏塔を建てて供養をするということですが、真宗などの宗派や地域によってはしないところもあります。

 法事の施主(主催者)は必ず書きますし、その他、近親者などもされるケースがほとんど。多い場合は、法要1座につき10数本ということもあります。

 今夜は、4本、6本、8本などと、6尺塔婆を書き続けました。

 もとより字は大の苦手。丁寧に書かないと、余計にひどい字になります。1本、1本、真剣勝負。それでも上手に書けません・・・。とにかく書くしかないので、書いては眺めて、格好の悪い字は『五体字類』を引いたり、パソコンで打って楷書のフォントにしてみたりして‘研究’。そんなことを1年やってきて、少しはマシになってはきたのですが・・・。

 書くっきゃない!

 今日は昨日の鍼が効いたのか、調子が良かったのに、また首や手に負担をかけてしまいました。こんなことしていたら、なかなか治らないなぁ−。

〜 朝日に照らされた藤のこぼれた花びら 〜
2009年4月22日(水)  No.2113

唐種招魂、咲いたぁ!!
 夕べは嵐のような風が吹き、またもやトタン板がバタバタ。早く直さないと、安眠が妨げられます。

 今日は1日中、降ったり止んだり。それほどひどくは降りませんでした。

 小雨の中、事務所に向かおうとしたら、すご〜く甘い匂いが漂ってきました。「もしや?」と振り返ると、クリーム色の花が咲いているのが見えました。唐種招魂(からたねおがたま)です。

 花の咲き具合からすると、今日初めて咲いたのではなさそうですが、甘い香りに気が付いたのは今日が初めて。

 「えっ、もう咲き出したの!」と驚くほど、予想外に早い開花でした。

 大した花ではありませんが、この香りはとても印象的です。「バナナの木」と言われるほど、熟れたバナナのような匂いがします。でも、虫たちが寄ってくる気配はあまりないので、「なんのためにこんな香りを発しているのだろう」と、いつも不思議に思います。
 花が咲いた時、「あっ、咲いたなぁ」程度の感動しかないものと、「わぁー! 咲いた!!」と思うものがありますが、ボクにとって唐種招魂は後者。この花が咲くのが、いや、正確にはこの香りを嗅ぐのが毎年の楽しみです。

 唐種招魂、咲いたぁ!!


 今日も鍼。今日は何だか効いているような・・・。鍼灸師の方がいろいろとやってくださっているのが伝わって来ます。テーピングがよかったのかな?

〜 雨の中の唐種招魂の花 〜
2009年4月21日(火)  No.2112

席割
 桜の蘂がどんどん降ってきて、もみじの花粕と一緒になって、地面の色を変えるほどになっています。これが降り止むと、新緑一色の境内になります。

 晋山式の祝宴のご出席者がほぼ確定してきたので、席割をしました。

 去年、前住職の晋山式があったので、できるだけ地味にやろうと思っていたので、ご参加くださるのは70〜80人だろうと予想していたのですが、嬉しいことに、今日現在で126名。結構大人数になりました。

 来賓や僧侶、親戚関係を除き、檀家さんの席割をするのは大変。先日来、チョコチョコとやってはいましたが、なかなか決まりません。

 ご参加いただく方の名前をプリントしたカードを作って、テーブルの数に割り振っていきました。檀家総代、お寺の世話役をしてくださっている方々は、前の席。あとは、檀家同士の親戚関係や年齢、職業などをもとに割り振っていきました。

 同じ檀家同士、「上」「下」を付けるわけではないのですが、どうしても後ろの方の席に座っていただく方が出てきてしまい、とても申し訳ない気持ちがしてきます。

 何度も何度もやり直して、ようやく一つの形を作りましたが、「これでないといけない」という理由は何もありません。明日、前住職に見せて意見を聞くこととしましょう。

 晋山式まであと20日。細かい詰めの作業が続きます。

〜 石畳の上の落ちた桜の蘂やもみじの花粕 〜

2009年4月20日(月)  No.2111

蓮の植え替え
 今日は法要も1座だけ。午後からは、壁のペンキ塗りに、蓮の植え替えに大奮闘。

 手が痛い時にそんなことはしたくないのですが、近々、植木屋さんが作庭にかかってくださるので、それまでに庭にある蓮を植え替えて移動しておきたかったのです。壁も黄ばんでいるところが気になっていたので・・・。

 今日の最高気温は29℃。夏同然。からっとはしているものの、暑〜い! 泥とペンキだらけになりながら、今年一番の汗をかきました。

 蓮を移動した場所は、今までよりも日当たりの悪いところ。さて、今年は咲いてくれるかなぁ。

 さくらが来て、今日で4年。命の恩人たるボクのことを警戒するのはケシカランですが、かわいいオバサン猫です。

〜 蓮の植え替え 〜
2009年4月19日(日)  No.2110

納骨
 今日は、昨年亡くなった人間国宝の友禅作家の先生とその奥さんの1周忌納骨法要。

 去年、ボクが住職になって早々に先生が亡くなり、まだ住職というポストに慣れないながらも、葬儀などを勤めさせていただきました。
 住職一代に1回授与するかどうかというようなお戒名を就任早々に付けさせていただいたり、数十年ぶりに本堂での葬儀をさせていただいたり、天台座主がお参りにみえたりと、今から思っても大変な経験でした。

 故人が30年ほど前にお建てになった墓所に、初めて今日、ご夫妻が入られました。

 墓所の上には八重桜が満開。この満開の桜を期待して、今日の日取りが決められたのです。期待通りの素晴らしい光景でした。


 昨日の鍼のリバウンドか、手が痛い・・・。

〜 車の屋根の上に積もるもみじの花粕 〜
2009年4月18日(土)  No.2109

新緑、バンザ〜イ!
 外回りに行ったついでに、パッキング資材屋さん、表具屋さん、八ツ橋屋さんなどをグルグル回ってきました。

 今回初めて仕事をお願いする表具屋さんは、京都の花街の一つ、上七軒の中。いろいろと蘊蓄を聞かせていただいて、掛け軸2幅と額装をお願いしてきました。出来上がりが楽しみです。


 午後、留守番のいない自坊に施錠をして、境内を一回り。いやぁー、新緑がすがすがしい! 朝の散歩の時とはまた違った景色。日が差すとこんなにも新緑が輝くのかと、木漏れ日を浴びながら、そぞろ歩きを満喫しました。

 本堂の裏では、お茶の木の新芽が伸びていました。新茶にしたら美味しそ〜う!

 桜の花の季節よりも、いまの新緑の季節のほうが好き! あー、気持ちよかったぁ。


 夕方、鍼治療の2回目。効くのか効かないのか、まだグレー状態。でも、自分の体のために時間を費やすのって、贅沢で、すごく有り難いと思います。

 今日は最後に、小さい鍼を数か所刺したままにして帰ってきました。「置き鍼」というのでしょう。

 先日も鍼をした翌日はちょっとしんどかったのですが、今日は帰ってからちょっとしんどくなりました。鍼は打った当日より2日後くらいに体調がベストの状態になるのだとか。確かにそうかも知れません。

 何とか「今日の散歩道」を更新して、早々に就寝。夜中に大声をあげたような・・・。
〜 美味しそうなお茶の新芽 〜

2009年4月17日(金)  No.2108

企業絡み
 1日挟んで、会社研修の2日目。今日も250人の新入社員を4班にわけて、それぞれ30分程度、レクチャーなどをしました。

 結構疲れますねぇ。肩に力が入っているのか、また痛くなってしまいました。

 合間を縫って、ワーキングランチ。5月に行われる企業グループの慰霊法要の時の昼食を試食をしながらの打ち合わせ。

 今日はほぼ1日、企業関係の仕事でしたぁ〜。

〜 移動するフレッシュマン 〜
2009年4月16日(木)  No.2107

巡礼法要
 今日は境内にある新長谷寺に各宗派の僧侶が集まっての法要。新長谷寺は洛陽三十三所観音巡礼の第五番札所です。

 洛陽三十三所観音巡礼は、平安時代末期、広域で巡礼が困難な西国三十三ヶ所に代わるものとして、後白河法皇が定められたといわれます。室町時代の永享3年(1431)頃には、行願寺に始まり北野天満宮に終わる札所が定着して、多くの人が巡礼していたそうです。 応仁の乱などで幾つかの札所が廃絶したものの、寛文5年(1665)、霊元天皇の勅命で中興され、改めて六角堂に始まり清和院に終わる三十三の札所が定められ、江戸期の庶民に親しまれていました。
 しかし、明治以降の廃仏毀釈によって再び荒廃し、京都市民でさえその存在を知らないようになっていましたが、2005年、新たに7ヶ寺を入れ替えることによって「平成版 洛陽三十三所観音巡礼」が百数十年ぶり復興され、毎年、札所交代で巡礼法要を営んでいるのです。

 新長谷寺は、もともとは吉田神社の境内にあったものですが、神仏分離の時に真如堂に遷座されました。ボクの子供の頃はご詠歌を唱えるお年寄りたちが頻繁に集まってにぎわっていましたが、その集まりもやがて廃れ、盗難の被害に遭うなどしたため、御本尊は本堂に‘避難’されていました。

 数年前、防犯装置を付けて、御本尊をもとのお堂に戻しましたが、普段は法要をすることもないお堂なので、お堂の中はまだ荒れていました。

 一気に綺麗にはできませんが、数日前から大掃除を繰り返し、少しは綺麗になったお堂に、仏具を持ち込んだり、お花を飾ったりして、いつもとは見違えるほどになりました。
 今日、ご参加されたのは22ヵ寺。宗派もいろいろ、衣の色、袈裟の形も様々です。

 本堂前で般若心経を唱えた後、散華をまきながら新長谷寺まで行道。お堂の中では、天台声明での法要の後、全員で観音経をお唱えしました。小さいお堂の中で30人ほどが唱えるお経の声はものすごい一体感があって、お堂が揺れるかと思うほど。新長谷寺の歴史に中でも、このようなことは今までにはなかったのではないでしょう。

 こんな仏縁に恵まれて、本当によかったぁ。観音さまも喜んでくださっているに違いありません。

 (京都新聞の記事 ボクもチラッと!)

〜 新長谷寺での法要(撮影 Y.Tさん)〜 
2009年4月15日(水)  No.2106

今日も意を決する
 雨に洗われた新緑がすっごく綺麗! 桜吹雪は、もう影も形もありません。一気に新緑の季節へと衣替え。美しい緑を見ることが出来たことに、しみじみと幸せを感じました。

 雨の中、某銀行の新人研修。創業者の眠る寺を訪ねて、その会社の一員としてのアイデンティティーを培うのでしょう。午前中125人、午後125人をそれぞれ2班にわけて合計4回、パワーポイントでレクチャーをしました。

 まだ、みんな大学を出たばかりで、半分子供のようなもの。説明をしていても、手応えは今ひとつ。テレビの話などをすると、まるで反応が変わりました。

 明後日も同様の研修です。


 朝、起きた時、首に痛みが走りました。寝違えたみたい。

 車を運転する時も、振り返ることができません。重い物なども、昨日以上に持つことができません。ますますエライことになってきました。

 事務所の女性が鍼灸院を紹介してくださったので、今日もまた意を決して、早速、夕方に行ってきました。半信半疑で、気は進まなかったのですが、こうなったら何でもやってみようという感じです。

 普通の家に処置台を置いただけのような小さな鍼灸院。雑談をしていると、同学年。小中学校は違いますが、ボクの小中学校の同級生と同じ高校に通われたので、共通の知り合いもたくさんありました。

 鍼は、子供の頃にやったことがあるような、ないような・・・。

 最初、鍼を打たれた時、「電気を流してはるのですか?」と聞いたほど、ビリビリきました。だんだん慣れてくると、皮膚を通ってだんだん中に刺さっていくのがわかり、神経に行き着くと何とも言えない感触になるのがわかりました。「はい、来ました」と言って、‘命中’したことを伝えました。

 この感触が果たして効くことに繋がるのかどうかわかりませんが、痛いところにたくさん鍼を打ってもらいました。

 何となく、少し痛みが治まったような・・・首はまだ回りませんが・・・。明日の朝には、痛みもマシになっていますように。


 植木屋さんが留守中に来られて、庭のスケッチと見積書を置いて帰られました。

 「何もいらない」と言っておられた割には、庭の絵には石やら木やらがたくさん描いてありました。そりゃぁ、そうでしょう。与えられた場所にどう自分のイメージする庭をはめ込むか、それが腕の見せどころですもの。

 「四季の移ろいを感じながら廻遊出来る、そんなイメージで描き上げました」と手紙には書いてありました。

 何回も見て、植木屋さんに電話をしました。「これで結構です。お願いします」と。

 ただ、蹲の水を循環式と井戸水垂れ流しの両方使えるようにして欲しいこと、いま植わっている木のうち移植して残して欲しい木を指定したこと、そして石灯籠をグレードアップして貰うことをお願いしました。

 20日の週から作庭作業が始まります。「晋山式に間に合わなくてもいいですから、ゆっくりやってください」と申し上げておきました。

 さぁ、いよいよです!

〜 雨の中の研修 / 植木屋さんのスケッチ 〜
2009年4月14日(火)  No.2105

意を決する
 肩、肘、指の痛みが一向に消えず、夜中にも何回か目が覚めます。いよいよこれはいけません。

 外回りの日程を何回も確認して、「10時過ぎ頃なら病院に行ける。よし、行こう!」と意を決し、発症してから2ヶ月目にして、ようやく近くの総合病院に行きました。

 総合受付で整形外科の受付に回され、問診票に記入をして、待合室の椅子でうつらうつら。今日は月曜日とあって、病院は混んでいる様子。

 「ここまで来たからには仕方ないなぁ」と思いつつ、1時間待てども呼ばれません。あとどれくらい待てばいいのかもわかりません。
 またしばらく待てども、呼ばれず。「もう帰ろうかなぁ」と思っていたら、ようやくお声がかかりました。

 診察室に入り、とりあえず問診。「動きに支障はありません。痛いだけです」というのに、手をあげたり下げたり、ドクターと力比べのようなことをさせられて、握力計を渡されました。

 「握ってみてください」と言われたので、思いっきり握って数値を見せたら、ドクターは驚き顔。「マイッタか!!」「ご職業は何ですか?」と聞かれたので、「僧侶です。時々、ドカタ仕事もします」と答えておきました。

 とりあえず、レントゲン。肩と首の写真を何枚も撮りました。

 また待合室に戻って、今度はすぐにお声がかかりました。ドクターは写真を見せながら、説明。骨には異常がないとのこと。以前、故障した頸椎の配列も綺麗で、一安心。

 結局、肩の痛みは五十肩。肘から指へかけての痛みは腱鞘炎という診断でした。

 「湿布を出しましょうか?」と言われたのですが、湿布も経皮鎮痛消炎剤もさんざんやったけれど効かないので要らないと答えました。「睡眠剤を出しましょうか?」と言われましたが、「(解決にはならないので)要りません」と答えました。

 「手をなるべく使わないようにしてください。土木作業とかも出来るだけ控えたりしてください」と、ありきたりなアドバイス。

 やっぱり・・・。整形に診てもらって満足したことなし。「五十肩と腱鞘炎ぐらい、ボクでもわかるわ!!」とプンプンしながら、会計。いっぱいレントゲン撮ったのに、3千円余。「頸椎も大丈夫なことがわかったし、まぁ、3千円ならいいかな」と変に納得して病院を後にしました。

 午後、明日からの企業研修の準備をして自坊に戻ると、檀家さんから電話があったとの伝言。「あ″ーーーーーー、しまった・・・」 つい先日、「14日のお参りを今日に変更してください」とお願いしたお家からでした。メモを冷蔵庫に貼るのを忘れていました。本当にスミマセン。

 意を決して行った病院は、ほんの少しだけ役に立ったのみ。さぁ、これからどうしましょう。

〜 ジリジリ待つ待合室 〜
2009年4月13日(月)  No.2104

1ヶ月を切る
 今日も、最高気温25.9度の暑い日でした。

 金曜日に、まだチラホラ咲きだった鐘楼堂の回りの八重桜「関山」が、一気に咲き出しました。ゴージャスですが、今日のような暑い日に見るのには、ちょっと暑苦しい花です。

 真如堂の各塔頭に、晋山式の挨拶とお願い状を持って回りました。晋山式まであと1ヶ月を切り、いよいよ本番モードに入ってきました。

 せっかくの晴天が勿体ないので、午後は庭仕事。石畳や苔の部分に除草剤を撒きました。晋山式までに、外回りも綺麗にしておかなければいけません。

 それにしても、植木屋さんはまだ来られません。ずいぶん長い構想です。でも、仕事にかかったら1週間ほどで出来上がるのでしょうから、もうしばらくじっと待つとしましょう。

 夜には、晋山奉告法要の時に独誦する「表白」という、法要の趣旨やこれからの意気込みなどを述べる文章を作りました。漢文調で読み上げる表白、難しい言葉も多くて、なかなかの難業。一応、完成しましたが、自分の気持ちが上手く表現できるまで、もう一直し、二直しです。

 さぁ、来週も忙しいぞぉ。

〜 ゴージャスな関山・夕暮れ時に 〜
2009年4月12日(日)  No.2103

草刈りに心傷める
 あつーい日になりました。今日の最高気温は27.6度。カラッと暑い、気持ちのいい夏日です。

 気温が高くなるにつれて、一気に草が伸び始めました。日に日に、見る見るという勢いです。

 こんな日は体を動かすに限ります。せっかくのお天気。デスクワークをして建物の中に籠もっているのはもったいない。

 しばらく使っていなかった草払い機を持ち出して、エンジン始動! 久しぶりにしては、案外すんなりエンジンが回ってくれました。お花見の人も多い境内。自坊の前なら音を出してもよかろうと、さっそく伸び始めた草を刈りました。

 でも、本当は、雑草といえども、今まさに伸びようとする草を刈りとるのは、実はとても忍びないのです。中には小さな花を付けているものもあり、心が痛みます・・・でも、しかたないのです。

 見上げれば、たくさんの桜の花びらが宙に舞っていました。青い空に白い花びら。実に清々しい!

 ひと汗かいて、あー、サッパリしたぁ!

〜 地面を埋め尽くす桜の花びら 〜
2009年4月11日(土)  No.2102

桧花粉にやられる
 出かけようとしたら、人事と報酬絡みのややこしい電話。30分ほどかかったので、すっかり予定が狂ってしまいました。

 大慌てで外回りに行き、某門跡寺で行われる法要に出仕。お昼をいただいて、外回りの続き。最近、桧の花粉のせいか、喉が不調です。桜の花粉かな?

事務所に出勤して書類を作り、そこに捺印して貰うために塔頭を回ったり、その合間に更新用の写真を撮ったり。ぜんぜん時間はありませんでしたが、少し気に入った写真が撮れました。

 やっぱり、デジタル一眼レフを買おうかなぁと、最近思っています。コンパクトデジカメでは、じっくり写真を撮ろうという気分にはなれません。そう思い始めてから、もう何年か経っていますが・・・。

 今日も何かとくたびれた1日でありました。

〜 今日もスッバラシイ快晴! 〜
2009年4月10日(金)  No.2101

大涅槃図の旅立ち
 今日は雲一つ無い快晴のすばらしいお天気。大涅槃図が修理へ旅立つ日としては申し分のない日となりました。

 午前中から、表具屋さんが来て、まずは涅槃図の‘体重測定’。ヘルスメーターを2台用意して、それぞれ人が乗り、2人に涅槃図を持って貰って重さを量り、後から自重を引いたものを合算しました。
 その結果、涅槃図は61キロ、それを収納する箱も63.5キロということが判明。涅槃図‘生まれて初’の体重測定でした。

 続いて梱包。涅槃図、箱、それぞれが丁寧に梱包されました。

 お昼を食べてから、さぁ、出発!

 表具屋さん5人、運送屋さん2人、職員4人が、涅槃図や箱を持って、貫主先導のもとに行列を組んで、本堂から正面参道を下り、総門前に駐めた4トン車に向かいました。

 時はまさに春爛漫。桜吹雪の散華が、旅立ちを祝福しているかのようでした。

 トラックに乗せて旅立つ時には、大切な人とお別れをするかのような、とてもさみしい気持ちになりました。来年の11月頃まではお別れです。

 涅槃図を載せたトラックは、北野の天神さん近くの劇場へ向かいました。修理前の姿を写真撮影をするのです。

 楽屋口にトラックを着けて、涅槃図を搬入。舞台のバトンに括り付けて、まずは裏側。そして表側と、8×10カメラとデジタルカメラで撮影。最後に表具屋さんが部分撮り。約4時間かかりました。

 涅槃図が製作されてから300年。境内から出るのも、体重測定も記念写真も、すべて初めてのことでしょう。

 さぁ、修理にいってらっしゃい!

 涅槃図は表具屋さんの工房へ、箱は専門業者のところへと、それぞれ向かいました。

〜 境内を出立する大涅槃図 / 誰もいない劇場での記念写真 〜
2009年4月9日(木)  No.2100

カレー苦
 夕べ、遅くに帰宅した時、ちょっと小腹が空いていたので、鍋の中のカレーライスをご飯に掛けて‘チン’して食べてしまいました。

 カレーでなかったら、そんなに夜遅くに食べなかったのですが・・・。カレー、大好きなのです。

 今朝も、トーストとカレー、昼はもちろんカレー、夜はコロッケカレーでした。4食続けてのカレー。それでもまだ食べたい気がします。

 カレーの時は、お茶碗2杯分ぐらいのご飯を食べているでしょう。それでもなおまだお代わりをすることさえあります。昨日から体重がずいぶん増えたような実感があります。

 カレーと聞けば我慢が出来なくなるボク。やっと鍋が空になって、これで一安心。食べたい誘惑に駆られることもなくなります。

 今日はお釈迦様の誕生日。

 カレー煩悩に取り憑かれている末弟は面目ない・・・。

〜 誕生仏 〜
2009年4月8日(水)  No.2099

引き菓子
 やっと晋山式の引き菓子を決めました。バウムクーヘンもどきです。

 曰く、「バウムクーヘンの中に洋梨のゼリーを流し入れた上品で繊細な味わいのお菓子です。さっぱりとした洋梨がバウムクーヘンと見事に調和しています。」

 今日、1つ取り寄せてみて試食をし、ようやく決めました。

 鯛のアップルパイ、マカロンなどいろいろ考えたのですが、日持ちに難有り。バウムクーヘンは、昨年の貫主晋山式で使ったので、そのままでは芸がなし。お年寄りでも無理なく食べられる大きさ、ちょっと長めの賞味期限。ということで、一風変わったバウムクーヘンになりました。

 東京の世田谷から取り寄せます。どうして洋梨なの? どうして東京から? そんなことは聞かないでください。

 ホテルとの第1回目の打ち合わせもしました。大筋は決まりました。

 問題は、晋山式当日にボクが動き回れないことです。できるだけ動かなくても済むようにとは思いますが・・・。

 ますます準備は佳境に入ります。

〜 洋梨の形/切ってみると中にはゼリー 〜
2009年4月7日(火)  No.2098

大涅槃図収納
 午後から、涅槃図の修理を依頼している表具屋さん立ち会いのもとで、大涅槃図を降ろしました。

 「ヨイショ、ヨイショ」と4人ほどで小脇に抱えて、いったん箱に収納。今回は箱も修復することになっているので、涅槃図、箱共に表具屋さんの工房に搬出します。

 今日は運送屋さんも一緒に来て、涅槃図を運搬するトラックがどこまで入ってこられるかを下見されました。

 その結果、トラックは総門前の市道までしか入れないとのこと。そこまでは涅槃図を「ヨイショ、ヨイショ」、箱を「ヨイショ、ヨイショ」と人力で運ぶことになりました。

 トラックに乗った涅槃図は、その後上京区にある劇場に搬入され、ステージ上のバーに吊されて「記念撮影」。何しろ大きいものなので、歪みのない状態で写真を撮るために、そうすることになったそうです。劇場をそのために借りたのだそうです。何かにつけ、お金がかかるはずだわぁ・・・。

 搬出は9日。いま、涅槃図は本堂の中で静かに旅立ちの日を待っています。

〜 ヨイショ、ヨイショ/ヨッコラショ 〜

2009年4月6日(月)  No.2097

大涅槃図、公開終了
 大涅槃図の特別拝観が終わりました。正確には、涅槃図を降ろす明日のお昼頃までは拝観可能ですが、「花供曽」が今夕に底を突いてしまいました。

 29日のテレビ放映以来、花供曽を求める人が後を絶たず。例年なら涅槃図の拝観者に授与する他は、わずかな方が余分にお求めになる花供曽。いつもの年は2100個程度用意すれば十分なのに、今年は何と4500個。涅槃図の修復に多額の費用がかかることを知った仏さまのご配慮かも知れません。

 3時頃に花供曽が底を突いた時、職員さんたちは「もう、いいでしょう。これで終わりにしましょう」と満足げ? お疲れ気味? 今年の涅槃図公開も終了です。


 快晴とはいきませんが、まずまずのお天気となった今日。待ち構えていたように、たくさんの方がお花見に来られました。

 染井吉野は満開一歩手前。おそらく、明日、満開でしょう。今年の桜は本当に長持ちしてくれます。

 ご苦労さま。

〜 夕暮れの桜花 〜
2009年4月5日(日)  No.2096

ハナクソ週間
 今日も、「ひぇ〜〜」の1日でした。

 朝一番に向日市まで檀家参り。帰りにもう一軒。事務所に寄ってから自坊に帰り、お昼ご飯をサッといただいて「メダカの学校」。終わって、本坊へ行って、大檀越である某家の法要。夜は切羽詰まってきた晋山式の準備。

 手〜肩は相変わらず疼くし、肩凝りから頭痛はするし、イライラして頭の血管が切れそう・・・。

 はぁー、くたびれた。

 午後からは雨。まさに花冷えの寒い日でした。

 雨が降り出したら、人の姿もスゥーッと消えていきました。雨の桜もまた綺麗です。

 山桜が散り出しました。枝垂れや縦皮も散り始めているでしょう。染井吉野は、明日満開かな?

 明日はちょっとゆっくり出来るかなぁ。

 涅槃図の拝観は明日が最終日。今日また「花供曽」を100個追加注文しました。テレビに出て以来、「花供曽、花供曽」の1週間でした。

〜 敷石に散る桜 〜
2009年4月4日(土)  No.2095

ダイヤグラム
 やっとあたたかさが戻ってきて、桜も急ピッチで開花を再開しました。境内に来られる人も増えて、皆それぞれにお花見を楽しんでおられました。

 今日はドタバタしているうちに1日が終わって行きました。

 外回り、護摩、ツーリストとの打ち合わせ、業務委託費の交渉、転勤の挨拶対応、メダカの準備、「今日の散歩道」の更新、晋山式の構想(ちょっとだけ)・・・。何だかまとまりのない日やなぁー。

 1週間の予定がどんどん埋まっていきます。好きな庭仕事もマイブームのペンキ塗りも、しばらくお預け。うららかな春の日にそんな作業をしたら最高やのになぁ。

 仕事がこんがらがらないように、頭の中にダイヤグラムを描きたいぐらい、色々な仕事が混線状態です。

〜 七重八重・・・これは一重 〜
2009年4月3日(金)  No.2094

眼鏡作ったぁ!
 寒〜い日。比叡山が白くなっているのを見て、ビックリ!

 やっと、眼鏡を作りました。事務所で使っている眼鏡が、どうも合わないのです。

 レンズが大きい方が視野が広いだろうと、以前、大きい眼鏡を作ったのですが、レンズが重たくてすぐにずれてしまいます。視力も落ちているだろうから、眼鏡を作り直さなきゃと思っていました。

 どのフレームを使っても、どのレンズを選んでも、セットで18900円のワンプライスというのを売りにしているチェーン店に行きました。
 眼鏡に詳しく、自身もそこで買うという事務所の女性が、ちょうど行く用事があるというので、見立てをお願いしました。

 フレームの品揃えも十分。店員さんの対応もGood! 「あっちが欲しいけれど、ちょっと高いなぁ」という心配もないワンプライス。

 鏡を見ても、似合っているのかどうかわからないので、「これ、どうですか?」「いいですよ」と助っ人のアドバイスを貰いながらのフレーム選び。

 普通なら25分で仕上がるというところを、「特注で、もう少しレンズを薄くすることができる。時間がかかってもいいのなら、そっちがオススメ」という誘いにのって、フレームの大きさに合わせたレンズを作ってもらうことにしました。もちろん、料金は一緒。
 今日は出来上がった眼鏡を持って帰ることは出来ませんでしたが、よりいいものが出来ると思うと、そんなことは構いません。

 今まで、疑心暗鬼で眼鏡を作っていました。これで4つ目。今回が一番納得して作れたような気がします。

 これからは外で食事をする時も、眼鏡を持って行こうっと!

〜 友人達との食事の、春らしいパスタ 〜
2009年4月2日(木)  No.2093

黙考の時
 昨日までの限定とテレビで放映された花供曽。30・31日は6〜700個も出ましたが、今日は急降下! わずか100程度。こうまで落ち込むとは・・・。

 これまでは花供曽がいつ底を突くかを案じなければいけませんでしたが、今度はいくつ残るか心配になってきました。

 熱するのも冷めるのも早いテレビ効果。


 今日も庭師さんが来られ、小一時間、座って帰られました。そして、帰られた後の、お菓子をお出しした半紙には、いつも通りの書き置きがしてありました。
 次にお越しになる時には、庭のレイアウトを墨で描いた「設計図」を持って来られるでしょう。

 1月末に作庭をお願いして以来、下見に来られたのは今日で4回目。作っていただきたい庭のイメージを説明した初回を除いて、あとは、「勝手に見ておりますので・・・」とひとりで沈思黙考。

 なかなかイメージが定まらないのではないかと案じますが、この時間こそが庭師にとっては‘いのち’。
 今までにお付き合いのある植木屋さんに作庭を頼まなかったのは、その植木屋さんがとにかく忙しく走り回っているばかりで、時間をかけて考えてもらえるとは思えなかったからでした。

 こんなに考えてもらえるのなら、それだけでも大成功というもの。素晴らしい庭が出来るに決まっています。ますます楽しみです。

〜 今日の置き書き 〜
2009年4月1日(水)  No.2092

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