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2008年10月の日記

悪寒
 31日は月参りのない日。

 朝から2団体に説明。一つは某企業グループ関係、もう一つは高校の同級生が関係するグループ。

 昨日から特別公開を始めた『観経曼荼羅』の下調べをして説明に臨みました。久々の説明は、‘立て板にトリモチ’状態で、引っ掛かってばかり。後から、「あっ、あれを言うのを忘れていた」ということも多く、まぁ50点かな。

 夕方には、千葉の従兄弟が引率してきた団体に説明。こっちは52点ぐらいかな。これから紅葉シーズンにかけて、だんだんよくなっていくでしょう。


 夕食後に「今日の散歩道」の更新作業を始めましたが、寒気がしてきたダウン。8時過ぎには着の身着のまま寝込んでしまいました。

 暑くて目が覚めたのが1時半。ちょっと調子も快復した感じなので起き出し、どら焼きとコーヒーで目を覚まして更新作業。こんな時間にするほうが、かえって落ち着いていいかも知れません。

 4時半頃には終わって、ぶらぶらとあちこちのサイトを見て回りました。

 もう一度寝ようかなぁ・・・ちょっとしか寝られないなぁ。

〜 自坊の黄色い千両 〜
2008年10月31日(金)  No.1940

十夜準備
 朝8時から、一山総出で、お十夜法要の準備。本堂前では石屋さんがユニックを使って、大きな角塔婆を立て、白い布を本堂まで渡す作業。本堂の中では、十夜の鉦講の‘舞台’を組む作業などが進められました。

 これで境内は‘お十夜仕様’に変身。いよいよ紅葉シーズンも近づいてくるという実感も湧いてきました。


 自坊の門の前に菊を数鉢並べ、「菊を作っておりました前住職は、真如堂全体の住職になって転居いたしましたので、今年は吉祥院での菊の展示はございません。現在は、本坊書院の中(拝観コース内)で少し展示させていただいております。拝観される方はそちらでご覧下さい。長年ご覧下さりありがとうございました。」という掲示をしました。

 最近、菊を見にやってこられる方が少しずつ増えて来ました。例年なら、もう菊が並べられている頃。それを知っている方が、やってこられるのです。

 菊が並んでいないと、「あ、あのオッサン、死なはったんやわ」と言われかねません。長年見ていただいたお礼を込めて、本坊から菊を数鉢運び、掲示をしたのです。

 ボクが生まれからずっと、秋になると菊が並べられていました。

 前住職は、菊を作るために他の植木などを切ったり、堆肥場を作ったりで、庭なんてそっちのけ。秋にたくさんの方が来られるのはストレスでもありました。「菊なんてやめて欲しい」と何度も思いました。

 今年はその‘念願’が叶います。まだ実感が湧きませんが、何となくさみしいような気もしてきます。

 秋はいつもにもまして、いろいろな思いの去来する季節。さて、今年はどんな秋になりますやら。

〜 菊と張り紙の門前 〜
2008年10月30日(木)  No.1939

坂本へ
 朝は外回り。午後からは坂本で会議。

 坂本は今月2回目ですが、会議で行くのは久しぶり。このところ、何度も他の用事とバッティングしてしまい、欠席していました。

 出席者は‘お偉いさん’ばかりで、ボクは一番若くて、肩書きもありません。少々場違いな感じを受けながらも、時おり眠気に襲われつつ、皆さんの話を拝聴しました。

 帰りにホームセンターに寄りました。あー、気持ちも晴れ晴れ! やっぱり、ここはボクのパラダイス。

 でも、一張羅のスーツを汚すのが恐くて、思う存分買い物ができなかったのは残念でした。

 夜は冷えるようになってきました。そろそろストーブを出しておかなきゃ。

〜 もみじの紅葉が少し始まっていました。対岸には近江富士。 〜
2008年10月29日(水)  No.1938

豊かな日
 今日は、決まった予定がな〜んにもないので、久々に大文字山に行くことにしました。
 リュックの中には水と焼き菓子、ポケットには飴とカメラという超軽装。「大」の右の払いから登ることだけは決めて、あとは気分次第で出発しました。

 小学生や女子高生の登校の列に紛れて鹿ヶ谷へ。急坂を登って、左へ逸れたら、もう大文字山の登山道。

 天気はいいはずだったのに曇り。期待していたナラやクヌギの紅葉はまだぜんぜん進んでいませんでしたが、実はあちこちに落ちていました。

 あっという間に「大」の払いの下に着きました。

 天気がダメ、紅葉もダメとあらば、残す楽しみはりんどうの花。子供の頃、この大の火床にたくさんのりんどうが咲いていた印象が強く残っていました。それから何度も登っていますが、なかなかりんどうには出会えず仕舞い。さて、今日は?

 あった!! あっ、こっちにも!!

 5株ほどのりんどうを発見。もっと分け入れば咲いているのかも知れませんが、来る途中の霊鑑寺の藪に、「マムシ注意」の看板が立っていたので、とても探す気にはなれません。道沿いのりんどうに十分満足し、頂上へ。

 頂上についてしばらくして、歩き出してから初めて人に出会いました。人の多い大文字山で、こんなことは珍しいことです。

 水分を補給して頂上へ。頂上を通過して、迷わずに俊ェ僧都の滝のほうへ降りることにしました。天気と紅葉が進んでいないのにちょっと落胆して、あまり長く歩く気にはなれなかったのです。

 道の選択は失敗でした。ほとんどが植林の間を行くばかりで、つまらないことこの上ない感じ。何度も通ってわかっているはずだったのに・・・。

 10時過ぎに自坊に帰って、これまた久々に草刈りをしました。自坊の夏草ももう晩秋色。抜いたり、刈り払ったりして、すっきりしました。

 午後は、境内に「三脚禁止」の看板を立てたり、枯れ枝を切ったり、気の向くままに作務をしました。

 今日も、とても心落ち着く、充実した日になった気がします。こういう時間の使い方って、ボクにとってはとても贅沢です。

〜 大文字山から見た京都市内 / 野生の竜胆の花 〜
2008年10月28日(火)  No.1937

剪定作業は爽快!
 午後は久々の植木屋。崖下の隣家から、どんぐりが落ちてきて困るので、枝を切って欲しいという依頼がきました。

 「どんぐりが落ちてくるなんて、最高やん!」と思いつつ、普通の人にとっては迷惑であることは十分理解できるので、職員さんを助手に従えて剪定作業をしました。

 剪定するのは樫の木4本ほど。隣家との間には4メートルほどの高さの石垣があり、樫の木はその石垣の際に生えているので、木に登ると隣家の2階の屋根もずっと下に見えて、かなりの高度感がありました。

 でも、木登りは大得意。ひょいひょいと登って、バッサバッサと枝を切り、助手さんに整理していってもらいました。

 枝先にはどんぐりはなく、もうほとんど落ちきった様子。どんぐりが付いている枝を切るには忍びないと思っていたので、助かりました。あっぱれ、どんぐり!

 「これは、明日筋肉痛になるなぁ」という体位をしながらどんどん切り進み、あっという間に作業は終わりました。

 やっぱり、植木屋仕事は最高に気持ちがいい! 気分爽快! 枝を払った木の上から眺める大文字も絶景でした。

 ただ、途中で勢い余った鋸が指に当たり、一時は出血大サービス状態。今もちょっとズキズキします。

 あー、楽しかった!

〜 木の上から見た大文字山 〜
2008年10月27日(月)  No.1936

晩秋の雨の日
 走りっぱなしの1日でした。

 7時半からの高校生のお茶会の準備に備えて出勤。自坊から井戸水を運んであげることになっていたので、軽トラックに水を積んで運搬。
 生徒も先生も一向に掃除をする気配がないのを見て、職員さんは、「本当に掃除の嫌いな先生だ!」とあきれ顔。確かに、お茶以前の問題だよなぁ・・・。お手前だけではなく、人を招いてお茶を差し上げる「心」を教えて欲しいなぁ。

 9時前に、近くの家にバイクで月参りに行った後、いったん戻って車に乗り換えて宇治へ月参り。遠い。帰って早昼を一気に食べて、お祭りの御輿を本堂前に迎える準備・・・。

 今日は真如堂の鎮守社として勧請された、真如堂の麓にある日吉神社の神幸祭。御輿が本堂前に参来することになっています。ところが、雨。午後にあがるという予報も変わり、午後も雨模様になりそう。

 テントを張るか、御輿の参来そのものが中止になるか、神社と数回電話で打ち合わして、結局、御神輿は中止。神主さんと神社の役員さんたちが参拝に来られることになりました。子供たちが一所懸命に練習した太鼓やよさいこい踊りの奉納も中止。かわいそう。

 電話を切って、大慌てで真如堂の塔頭に予定変更の連絡。御供の野菜や果物、お酒を抱えて本堂に走り、職員さんたちに供えてもらうように頼んで、法要用の衣に着替えてまた本堂へ。本堂の前に来たら、もう神主さんたちが来ておられました。「おぉー、早すぎる!」

 貫主を呼びに行ったら、どこかで入れ違いになったらしく、すでに本堂に向かわれたとか。また逆戻りして、息絶え絶えで法要に臨みました。

 晋山式も今回も雨。「貫主は雨男」という噂が立ちそうです。お十夜も雨?

 御輿の参来は2時半〜3時の予定だったので、その前に納骨法要を一座お受けしていました。時すでにその定刻。ダッシュして自坊に戻って法要。

 法要の最中に、お腹の帯に挟んである携帯がしつこくブルブル。「何だろう?」と思いつつ、法要が終わって携帯を見ると、2時半過ぎに団参に来る予定の愛知県の寺の住職から、「あと10分ほどで着きます」との伝言。予定よりも早い!

 小雨の中、墓所での納骨を済ませ、そのままの格好で本堂へ。団参は道を間違えたとかでまだ着いてなく、ちょっと安堵しました。

 団参は比較的若い女性30名ほど。何だかルンルン! 引声法要の一節を唱えたり、ちょっとサービスしてしまいました。

 自坊に帰って作務衣に着替え、どら焼きとお茶で休憩。はぁー、もうクタクタ。

 事務所に戻って、茶会の撤収待ち。閉める時間は伝えてあるのですが、ダラダラ片付けているので、なかなか終わりません。職員さんたちには帰って貰い、事務所のデスクで半ば茫然自失としながら、終わるのを待ちました。

 昨日は帰るという挨拶もなしに誰もいなくなっていたので、今日は時おり様子を見に行きましたが、ダラダラ立ち話している様子。仕舞いに、「もう閉めますので、出てください」と催促しました。

 昨日、今日と、先生たちの対応にはちょっとあきれました。

 走りっぱなしの晩秋の雨の1日でした。

〜 参来を終えて帰る神社の人たち 〜
2008年10月26日(日)  No.1935

段取りの悪さ
 明日の茶会の準備のために、午後から高校生たちが来ました。京都府下の高校の茶道部が、文化祭の一環で合同でお茶会をするのです。

 当然、掃除をするものだと思っていましたが、着付けの練習などを始めて、先生たちも今になっていろいろ打ち合わせ。結局、5時前に帰るまでに、まったく掃除はせず。お道具は安全面から、明日広げてもらうことになっているので、明朝はその作業もあります。

 驚くほど段取りが悪いので、思わず「明日は何時からですか? 準備できるのですか?」と聞いてしまいました。

 職員は、「女性の先生の荒っぽいこと。バシッっと襖を閉めています。先生のほうが心配です」と、バタバタ準備されて襖を破られたりしないだろうかと心配顔。今回はボランティアで貸してあげるようなものですが、それもあまり通じていない。

 「学校の先生って・・・」と思うことが、最近は本当によくあります。坊さんも同じようなものですが・・・。


 晴れを期待して今日に遅らせた更新。なかなか気に入る写真が撮れず、文章も書けず、かなり苦労しました。

 最近は僧衣姿や作務衣姿でいることが多く、気楽に寝そべったりしながら写真を撮ることができません。写真を撮るには、やっぱり変装しなきゃ。

〜 何となく秋っぽい景色 〜
2008年10月25日(土)  No.1934

柿の葉
 月末が近づいてきて、晋山式関係の請求書がどんどん送られてきます。えらいこっちゃなぁー。払えるかなぁー。払わなきゃなぁ・・・。


 柿の葉が落ち始めました。

 色付いた柿の葉って、本当に不思議な彩りをしています。まだ緑の部分があるかと思うと真っ赤になっているところがあったり、黄色い部分があったり。真っ赤な中に緑の‘島’が残されていたり。

 カエデやもみじの紅葉はもっと単純です。柿の葉は、紅葉する葉っぱの中で一番アーティスティックスだと、毎年感嘆させられます。

 この葉っぱを見ると、ある老舗蕎麦屋のご主人を思い出します。茶懐石に使うからと拾っておられたのですが、主人自ら落ち葉拾いをして、料理に華を添えようとされている姿勢に心を打たれた覚えがあります。

 これからもみじが色付いてくると、もみじを枝ごと追って後ろ手に隠して走り去る料理人が出没します。近くのホテルや国賓も泊まるような料理旅館の料理人です。

 かたや主人自ら落ち葉を吟味しつつ拾い、他方は他所の庭の木の枝を折ってまで料理に華を添えようとする。

 出来上がってきた料理はともに秋の風情を漂わせているのでしょうが、底に流れる自然や料理に対する愛着、もっと言えば人間性がまるで違う気がしました。

 老舗蕎麦屋のご主人からいただいた種で育った蕎麦が今年も咲いています。柿の葉、蕎麦の花、共に老主人を懐かしく思い出させてくれる秋の景色です。

〜 不思議な模様の柿の葉 〜

2008年10月24日(金)  No.1933

懇親会
 今夜は晋山式の慰労、二人の新人の歓迎、勤続10周年の職員さんの御祝の3つを合わせた食事会。貫主以下12名で、木屋町通の豆腐料理屋に行きました。

 古い建物を改造したようなお店。仲居さんは和服を着て京都らしさを演出。でも、何となく‘しっとり感’に欠ける気がしました。まぁ、料亭ではないので仕方ないかな。

 男性7名、女性2名の職員さんがシフトで働いてくださっているので、全員が揃うことはごく稀。新しく勤めたため、紅葉期を経験したことのない職員さんが合計5名。普段の仕事の反省会と‘異常な’紅葉期の打ち合わせのようにもなりましたが、和気藹々とした楽しい時間でした・・・居心地の悪い人もいたかも。

 11月までもうあと数日。受け入れ準備が急がれます。

〜 高瀬川の三十石舟 〜
2008年10月23日(木)  No.1932

今日も鉄工所
 今日は時代祭。行列は12時に御所を出発しましたが、1時頃から雨が降り出しました。時代行列の人たちは傘をさすわけにもいかず、きっと皆さんびしょ濡れのはず。衣装が濡れて大変でしょう。

 雨の中、昨日に引き続いて‘鉄工所’。午前中に切断砥石を買い出しに行ってもらったので、後は切るのみ。

 でも、雨のせいでヘルメットのゴーグルが曇って見えにくい。おまけに昨日よりも複雑な切断作業。しくじって、ディスクグラインダーが吹っ飛ぶという‘事故’もあり、「5枚もあれば楽勝」と思っていた切断砥石が、あっという間に底を突いてしまいました。

 「もうやめようかなぁ・・・」と思っていたら、職員さんがすかさず「買いに走りましょうか!?」 職員さんは、切断作業が終わったらそれにペンキを塗ろうと待ち構えていて、ボクに作業を早く終わらせて欲しいのです。

 「は、はい。お願いします(・・・あー、やめられない)」

 もう5枚買ってきてもらった切断砥石が最後の1枚になった時、ようやく切断作業は完了。切り口の研磨作業をして、後は‘ペンキ屋’さんにバトンタッチ。

 さぁ、改善された舞台で、お十夜法要がどの程度お参りしやすくなるか、後は出番を待つのみです。

〜 花くっきりのヘブン 〜
2008年10月22日(水)  No.1931

今日は鉄工所
 2月に執事をするようになってから、ぜひとも改善したいと思っていたことがありました。それは十夜法要の時、本堂の内陣に据えてある鉦講の舞台が障壁となって、外陣でお参りされている方から御本尊がほとんど見えない状況を変えることでした。

 舞台を低くすれば見えるようになるだろうと、ステージの機材などを探してみましたが、結局、寸法的に適うものがありませんでした。

 最後の方法は、現在使っている舞台の高さを低くするしかありません。現在の舞台は、建築の足場を流用したもので、決してベストではないため、新しく更新したかったのですが、仕方ありません。

 お十夜も次第に近づいてきたので、先日来、ディスクグラインダーの切断砥石を買ってきたりして準備を進め、どのように作業をするか、頭の中でシミュレーションもしておきました。

 午後、来客を終えてすぐに作業着に着替えました。火花が飛ぶので、長袖・長ズボン、目や顔の保護のためにゴーグル付きのバイク用のヘルメットを被って、首筋もタオルで覆いました。我ながら奇妙な格好です。それに暑い! 安全第一!

 さぁーて、いざ作業開始! 

 職員さんに本堂から運び出して貰っておいた鉄の足場の、直径5センチほどの足を、ディスクグラインダーで切断! 
 オレンジ色の火花が花火のように飛ぶ中、作業は順調に進みました。切断するのに苦労するかと思っていた足も、比較的すんなりと切れました。

 ところが、切断砥石が見る見る減っていきます。これは予想外。比較的質のいいものを数枚買ってきたのですが、足を6本ほど切っただけで交換しなければならないほど消耗します。

 新しい切断砥石を3枚、古いのを2枚使い果たして、作業は中断。工程はまだ6割程度しか終わっていません。買いに行って、作業を再開するには、時間も中途半端。あえなく今日はこれでお仕舞い! 

 でも、ずっと考えてきたことの目処が付いたので、ホッとしました。作業が完了すれば、わずかながらでもお参りしやすいお十夜法要になるでしょう。


 境内に一般車両は駐められないことを掲示するブリキの看板を作ってもらおうと、ネットやタウンページで看板屋を探し、実際に訪ねてみましたが、なかなか適当な業者が見あたりません。

 夜になって、ネットで1軒見つけ、早速、見積もりを依頼。ブリキの看板とはいえ、作る数が多いので、相当な費用になりそうです。

 紅葉の時期、人を気持ちよくお迎えするのは、本当に大変なことです。

〜 今日の‘戦い’の後 〜
2008年10月21日(火)  No.1930

さくらを困らせる
 今日はろくにニュースも見なかったので、深夜にネットでチェック。特に面白い記事はありませんでしたが、某知事が、「朝日新聞が無くなった方が世のため」とか、「自分たちが良識だと思い上がって」云々と語ったとか。

 某知事の言い分に賛成するわけではないですが、ボクは朝日新聞が嫌い。理由は、某知事と同じく、「自分たちが良識だ」と思っている気がするからです。また、そういう朝日を読んで、その意見を受け売りで取り入れ、「自分たちは良識人だ」と思って疑わない人も好きではありません。

 そういうボクは非常識?

 何が書きたかったのかな? 朝日は嫌い・・・。


 さくらがなつかないという話をしていたら、「先日やっていたテレビで、今まで大事にされていた猫が家族と疎遠になってから怒るようになった。ゆっくり瞬きしながら見つめてあげると、猫は大切に思ってもらえていると思うらしい」というアドバイスを受けました。

 そういえば、テレビでいかがわしい外人の占い師のような人が、そんなアドバイスをしている場面をチラッと見ました。

 さくらに冷たくされるのは辛いので、早速試してみました。

 でも、顔を見て視線を合わせようとしても、さくらは逃げるばかり。お風呂に追い込んで視線を合わせようとすると、さくらは困ったような顔をしてうつむくばかり。ちっとも安心したような素振りではなく、かえって逆効果。

 2月の引っ越し以来、ボクがさくらと過ごす時間は急に減ってしまったので、さくらは「捨てられた」とでも思って寂しく、怒っているのかなぁ・・・。

 ご飯がもらえる時だけはすり寄って来るのですが・・・。

〜 お風呂で困っているさくら 〜
2008年10月20日(月)  No.1929

晋山式後処理、ほぼ終了
 午後から、比叡山に晋山式のお礼に行きました。

 比叡山の麓の坂本にはよく行きますが、本山に行くのは久しぶり。1年半ぶりぐらいかも知れません。

 これでお礼の挨拶回りも終了。晋山式の後処理も、自坊の発送作業を除いて、ほぼ目処が付いてきました。さぁ、お十夜の準備や紅葉期対策に全力注入です。


 何だか体が痛いのです。ひょっとしたら、マッサージチェアーのやり過ぎかも知れません。

 効いているのかなぁ・・・。

〜 本坊の菊も咲き出しました 〜
2008年10月19日(日)  No.1928

マッサージチェア、来る!
 東京の友人とのメールに、「最近、肩や腰の凝りがひどくて、マッサージチェアーを買おうかと思っている」と書いたら、「送ってあげる。前から、マッサージチェアはもう最近使わなくなってるし、ソファーを買って、場所が余計に狭くなったし」という返事が来ました。

 「うわぁー ほんまぁ! メチャメチャ、ラッキー!」

 早速宅急便に手配をしてくれて、毛布を掛けただけで何の梱包もせずに持って帰ったとか。そして次の日の今日、やはり毛布を掛けただけの状態で、送り状もないまま、マッサージチェアーが届きました!

 10年ぐらい前の機種で、腕や足を揉む機能は付いていないものの、まだまだ綺麗で役立ちそう。早速使ってみました。

 スイッチを入れると、しばらく準備のような動きをして、「自動コース」というモードに入りました。勝手に、背中を伸ばしたり、叩いたり、揉んだり。その度に、「「ギャァー!」「うーん」「ウッ…」などという声が出ました。

 気持ちがいいのか、痛いのか、効いているのか、ごちゃ混ぜ状態。あまりに長いので、途中でストップさせました。

 「あー、しんどかった… 死ぬかと思った…」

 終わってからも効果のほどはわかりませんが、何だかすごくうれしい気分です。

 もう少し使い方に慣れて、気持ちよくなったら、マッサージチェアに座ったまま寝てしまいそう。

 カメラといい、マッサージチェアといい、持つべきものは友達・・・ ちょっと使い方がおかしいかな?

 今週はラッキーです!

〜 マッサージチェアと発送作業の段ボール箱 〜
2008年10月18日(土)  No.1927

デジいち
 お参りに行ったお家のおばあさんが、体調がよくないと訴えられました。

 「病院にはかかっておられるのですよね。どうされたんでしょうねぇ」と言うと、「はい、更年期だと思うのです」とおっしゃいました。

 更年期・・・・? 思わず顔を覗き込み、そのあまりに真面目なお顔に吹き出しそうになりました。

 「はぁ、そうですかぁ。困りましたね」とあっさり話を続け、「おばあさん、ところで今年何歳になられましたか?」とお聞きすると、息子さんが横から「12月で87歳です」と答えてくださいました。

 「ん〜 えらい長い更年期ですねぇ。でも、更年期というよりは老年期でしょう」と心の中でつぶやきながら、「じゃぁ、おばあさん、今年は米寿ですねぇ。子供は‘できること’がどんどん増えるけど、もう我々は‘できないこと’が増えていくんやから、しょうがないねぇ。付き合っていかないとねぇ。大事になさってくださいね」などと申し上げ帰って来ました。

 あー、ビックリした。


 友人から、「デジタル一眼を買い換えたのだけど、女房に『何台持つの?!!』と言われたくないので処分したいので、使ってもらえませんか?」というメールが来ました。

 もちろん、「喜んで!」。

 カメラは4年前に発売された機種のようですが、ボクの主力機よりも新しいものでした。

 一眼レフを使うのは25年ぶり。その頃使っていた機種はオートフォーカスになる前というボクにとって、譲り受けたそのカメラは、今までのコンパクトデジカメとはまるで違う操作感で、「すごい!」という驚きの連続でした。きっとすごい写真が写っているはずでした。

 ところが、マニュアルもまったく読まずに、行き当たりばったりで撮った写真は、測光方式が違うのでしょうか、露出不足やオーバーで使えないものが大半。

 今日は更新日。やや不安を感じながらも、一眼レフの面白さにはまって撮った写真でしたが、不安は的中。その場でのレビューの仕方もわからず、撮った写真をパソコンで見たのは夕暮れ間近の頃。時すでに遅し。

 「もう、今日はしょうがないや。これで行こう」と更新作業。

 更新を終えて、夜1時頃まで発送作業。長〜い1日でした。たまには早く寝たいよぉ!

〜 シロクロの横2重連 〜
2008年10月17日(金)  No.1926

カフェ
 5つの共同作業所のスタッフたちと打ち合わせをして、今年もカフェを開店することになりました。

 一応、11/12〜12/4の間ですが、今年はボクが忙しくて、カフェの‘店員’さんとして働くことがほとんど無理なため、開店日は歯抜けになるかも知れません。

 メニューは例年通り、紅茶とコーヒーと焼き菓子。

 焼き菓子は、「あの店のあれはどうだろう」「いくつにカットできるだろう」などという話をいろいろしましたが、仕入れの手間を考えて、一応、近くのケーキ屋さんのアップルケーキ。去年よりも値段が上がっているので、スタッフが交渉に行くことになりました。

 去年は、いろいろな方がクッキーなどをご提供くださったり、「陣中見舞い」を頂戴したりして、とても助かったと共に、気持ち的にも「みなさんが応援してくださっている」というバックアップになって、スタッフも働くメンバーたちもずいぶん励まされました。

 コーヒーや紅茶の質を均一に保てるか、ボランティアの方がどれだけ来てくださるか、ボクが抜けた分の穴をどうカバーできるかなど、課題はたくさんありますが、新たな挑戦にワクワクです!

〜 シロクロの2重連 〜
2008年10月16日(木)  No.1925

菊酒
 「引聲阿弥陀経会」の2日目。

 1、2日目は全部で6箇所ある独唱の部分を唱える役が回ってきて、昨日は上座から、今日は下座から。真如堂の僧衆は貫主を除いて9名。真ん中の3人は、上下どっちから回しても当たりますが、ボクはかろうじて今日は当たりませんでした。

 かつては、足の裏から冷え込んでくることもありましたが、近年はそんなこともなく、声を出すと汗ばむぐらいの日もあり、わずか10年、20年で気候が大きく変わったことを実感します。


 晋山式の引き出物にと、清水焼の作家に依頼して作ってもらった杯で、今期初めての燗酒をいただきました。

 盃は、10月7日は旧暦の重陽の節句にあたることと、貫主が菊を愛でていることを口上にして、菊をあしらってもらいました。

 盃は平べったい形が美味しいと聞きますが、この盃はかわらけを少し深くしたような形なので、ちょっと勢いよく酒を注ぐとこぼれてしまいました。それに、女性の手には余るほどの大きさで、酒器というよりは何か一品を盛るほうが相応しい気がします。

 旧暦の重陽を過ぎたとはいえ、路地の菊はまだ咲いていませんが、菊をあしらった盃でいただく燗酒には、神仙の飲み物のようなイメージが湧いてきて、どこか菊の香りもしてくるような気がしました。

 今日は満月。月も美しい。季節を楽しめる幸せを噛みしめました。

〜 菊をあしらった盃 〜
2008年10月15日(水)  No.1924

引聲阿弥陀経会
 今日から3日間、本堂で「引聲阿弥陀経会」という法要がつとめられます。

 真如堂の御本尊を刻まれた慈覚大師円仁が渡唐された時、五台山において生身の文殊菩薩から、極楽世界八功徳池の波の音に唱和する経の節を授けられたといいます。以来、栄枯盛衰はあったものの、真如堂に伝承されています。

 昔は1週間かけてやっていたそうですが、今では3日間に短縮され、唱える部分も短くなっています。

 参拝者はわずか。聞いておられても眠たくなってくるに違いありません。


 自坊の発送作業がピークに差し掛かってきました。1室は畳が見えないほどにいろいろなものが置かれ、それらを袋詰めする作業も始まりました。

 もう10月も半ば。早くもお歳暮のCMが放送されていますが、あれを見ていると、「そんなに急かせないで!」とイラッとしてきます。

〜 藤袴と法会の看板 〜
2008年10月14日(火)  No.1923

おしゃれ
 某家初代御令室の313回忌法要が本堂で営まれました。5月には初代当主、10月にはその御令室の法要が、毎年営まれます。

 本坊の晋山式の後処理は峠を越し、これから自坊のほうにかかります。

 この間、貫主が書かれた色紙は500枚を優に超えています。考えるだけでも大変な作業です。これからはその発送作業です。


 事務所を閉めてから、プレゼントを買いにユニクロに行きました。これから寒くなるので、ペアのフリースを年輩の方にお贈りしようと考えたのです。

 ユニクロはセール中でたくさんの人でごった返していました。いろいろな商品もあって色とりどり。久々にこんな雰囲気の中に居て、何だかドキドキしました。

 最近ボクも着た切り雀。ちょっとはオシャレしないと、ジイサンに見えてしまいます。でも、まぁ、せいぜいユニクロかな。うまく着こなして、コジャレたように見せよう!

 気分的にも余裕が出てきました。


〜 咲き出した10月桜 〜

2008年10月13日(月)  No.1922

儀式の力
 晋山式から1週間が過ぎようとしています。

 あの日からボクの中で変わったこと、それは父が「前住職」から「貫主」になったことです。

 今までは住職−副住職の延長のようなもので、敬語で話すもの何となく照れくさく、形だけで「立て」ていたような気がします。それが、晋山式を経た後は、名実共に「貫主」として対応するように変わった気がするのです。

 何が変わったのでしょう? 2月に就任されて以来、そのままズルズルと来たのが、大きな節目、境目を迎えて、プライベートな関係からやや公的な関係に変容したのかも知れません。


 自坊から本坊へ転居した時、父は50年来携わってきた菊作りを一度止めました。「貫主になったらそんなことはしていられない」というのが、その第一の理由でした。自坊にいる時は汚い格好で菊作りをしていましたが、貫主ともなるとそんな格好もできないと自己規制したのです。

 ところが、貫主になって時間的には大いに自由になり、周りの「何かされないと健康に悪い」という勧めもあって、わずかながら菊作りを再開。最初は数鉢だけだったのが、吉祥院から少しずつ鉢を持っていって、今では30〜40鉢にもなりました。

 育てている中庭は、職員以外の目には触れない場所。「どうされるのだろう?」と思っていたら、知らぬ間に少しずつ、人目に触れる拝観コースのほうへと移動。今日見たら、また鉢が増えていました。

 以前なら、「そんな趣味のものを公の場に出して」と文句を言ったかも知れませんが、今はそんな気はさらさらなく、「トップが育てた花を皆さんに見ていただく。そんな寺もいいなぁ」と180度転換。


 晋山式という儀式が、ボクに変化をもたらしたことはことは確実です。大きなけじめとなりました。儀式の力って大きいものだなぁとビックリしています。

〜 拝観コースの中の菊 〜
2008年10月12日(日)  No.1920

マッサージチェアー
 夜来の雨も朝には上がり、次第に秋晴れの天気になりました。そろそろお天気も安定してくる頃でしょうか。

 法要2座と「メダカの学校」。その間に事務所や本堂を行ったり来たり。

 今日は境内にも人が多目。そうかぁ、今日から連休なのか・・・。新しいベンチでは、どこかのゼミの先生と生徒と思われる10人ばかりの団体がランチタイムを過ごされていました。

 「ペンキ塗りたて」の掲示は夕べの雨で濡れて破れてきたので、今朝外しました。座面などを手で擦ってみましたが、塗料は付きませんでしたから、大丈夫だったのでしょう・・・たぶん。

 ボクもベンチに座ってランチしたいなぁ〜。パンとチーズ、赤ワインがいいなぁ〜。


 全身が凝っている気がして、こういう状態は今後も頻発することが考えられるので、先日来、マッサージチェアーをネットで物色しています。

 でも、結局は実際に座ってみないと、どの機種が自分に合っているのかよくわかりません。あれこれ見ているだけでも目が疲れ、肩が凝ってきてしまいます。何をしていることやら。

 しかし、高いなぁ〜。買って効かなかったら勿体ないし・・・。

〜 日だまりの貴船菊 〜
2008年10月11日(土)  No.1919

思い出せない・・・
 「金曜日の閑話は? パスしたの?」というメールが来ました。

 ボクとしては、つまらない話ながら精勤だけが取り柄だと思って、毎日閑話を書いてきたつもりなのですが・・・・ない。おかしいなぁ、書いてないのか、書いたつもりでいたんだけどなぁ。

 いまさら、一昨日のことを思い出せと言われても・・・。

 金曜日といえば、リードも付けずに犬を散歩させていた人が、ペンキ塗りたてのベンチに座った日。それだけは覚えているのです。

 手帳のスケジュールとほとんど消えている記憶を頼りに思い出してみると、朝一に「引声阿弥陀経会」の準備を一山揃って行って、その後、月参り。まず伏見に行って、それから大きく逆戻りして岩倉へ。自坊に帰ってバイクに乗り換えてもう1軒。
 帰ってご飯を食べて、更新用の写真撮ったり、打ち合わせをしたりして、夕方に1団体を案内。夕食を食べて更新。こんな1日だったのかな?

 こんなこと書いても、なーんも面白くありませんねぇ。

 書いたつもりで書いていないのか、書いていないのに書いたつもりでいたのか、書いたのを消してしまったのか・・・さっき食べたご飯さえ忘れかけているのに・・・。
(10/12記)

〜 ヘブンに黒アゲハが! 〜
2008年10月10日(金)  No.1921

新作ベンチ、お目見え
 新しいベンチが完成しました。

 最初にベンチを作ったのはボク。もう十数年前、廃材を使って、キャンプ場などのベンチを参考にして作りました。それが腐った後は、当時の執事が大工さんに作ってもらいました。そして今回。

 今度は、犬の散歩に来る近所の大工さんに作ってもらいました。屋根の修理を頼んだ大工さんと相見積もりをしたら、近所の大工さんは半額の安さ。「これからも仕事が欲しいから」と、安く見積もってくれました。

 ただ、能書きが多い。犬の散歩をされている時に境内で会うと、どんな材料を使って、どんな工夫をしてベンチを作っているかについて延々と説明されます。説明がないのも困りますが、長すぎるのにも閉口。その大工さんの姿を見かけると、顔を合わせないように別の道を通るようにしました。

 大工さんの仕事の段取り上、今日中に基礎をして欲しそうだったので、檀家参りの帰りに、ホームセンターでブロックを買い込み、職員さんと二人でそれを据えました。

 四方のブロックの高さを水平に保つのはなかなか至難の技。2台のベンチのうち、ボクのほうはスッと出来ましたが、もう1台の職員さんのほうはなかなか完成しません。

 そのうち大工さんがやってきて、分解して運搬してきたベンチを組み立て始めました。ボクもずっと付いていられないので、後は任せて事務仕事。

 夕方にはほぼ完成。古い2台のうちの1台はまだ使えそうなので、そのまま。合計3台のベンチが境内にお目見えしました。

 ベンチはまだ防腐剤が乾いていないので座れません。でも、きっと座る人がいるだろうなぁ。

〜 取り壊すベンチと新しいベンチ 〜
2008年10月9日(木)  No.1918

フェルト
 暴走していた疲れが出てきたのか、何をしていても眠たく、お経を読んでいたらそのまま寝てしまいそう。椅子に座っていたら、居眠りして床に落ちてしまいそうです。

 さわやかな秋晴れの日でしたが、こういう体調の時には恩恵に与ることも少なく、もったいない気がしました。職員さんは、秋空の下、新しく作り直した境内のベンチの防腐剤塗りして、この天気をフルに活用しているようでした。

 夜は作業所の会議。スタッフに会うのもビヤガーデン以来です。心和む人たちです。

 紅葉の時期に本堂で頒布する作業所自主製品の「数珠ストラップ」の見本を見せられました。「もみじの葉っぱをデザインして付けてみて」と新バージョンの開発を依頼していたのです。

 見本のもみじの葉っぱはフェルト製。「フェルトではすぐに取れるのと違うの?」とダメ出しに近い意見を言うと、フェルトはいま大流行なのだと言われました。フェルトに否定的なのはボク以上の年齢の人。若い人はほとんど賛成でした。

 「一度、イノブンへ行って見てきてください。いま、流行っているんやから」と言われました。イノブンというのは若い人が好む生活雑貨の店です。フェルトに対するイメージが古いというのです。・・・そうなのかぁ。

 ボクが見に行って指示を出すよりも、彼らの感性に任せた方が若者好みのものができるのは確実。「もう任せるから、いいと思うものを作ってよ」とお願いしました。

 紅葉期の準備を始めなければいけない時期になってきました。休んでいる暇はなさそう。でも、ちょっと休みたいなぁ。

〜 秋晴れの境内 〜

2008年10月8日(水)  No.1917

栗あめ
 祇園の路地の中の檀家さんにお参りにいったついでに、近くの飴屋さんに寄りました。
 この飴屋さんでは、4月はさくら飴、5月は新緑茶飴、8月はすいか飴などと、その月に応じた飴を販売していて、10月は栗あめ。ボクはさくら飴と今月の栗あめが一番のお気に入り。10月になって、この飴を買うのが楽しみでした。

 時々買いに行きますし、甘味処を併設しているそのお店に僧衣姿で行く人はあまりいないでしょう、店員さんもよく覚えてくれています。

 「栗を8つ。バラバラで」とお願いし、レジの脇にあるお試し用の栗あめを2ついただいて帰りました。バイクの前のカゴは飴の袋でいっぱいでした。

 帰って、バイクのカゴの振動で粉々に割れてしまったお試し用の栗あめを食べました。期待が大きかったせいもあるのか、栗の味が少し薄くなった気がしました。「原材料があがっているで、ちょっとケチったのかな」と思いつつ意中の飴を食べました。

 10月ももう1週間過ぎました。早いなぁ〜。

 夕食後、4日遅れで「今日の散歩道」をようやく更新しました。やれやれ。
2008年10月7日(火)  No.1916

久々に頭の中が空っぽに
 晋山式から1日経って、体の節々が痛かったり、だるかったりと、少し疲れが出てきました。

 でも、忘れないうちに整理をしておかなければいけないこと、挨拶に行かなければいけないところなどもあり、気持ち的にはまだ張り詰めています。それが終わったら、一気に身心の疲れが出るかも知れませんが、今月も来月もずっと多忙なので、そんな暇もないかも・・・。

 夜、遠来の友人と食事に出かけました。ここしばらく、晋山式のことで頭の中がいっぱいでしたが、そのことを考えない時間は本当に久しぶり。あっという間に楽しい時間が過ぎ、頭の休養にもなった気がしました。

 さぁて、後処理を頑張らなきゃ!
2008年10月6日(月)  No.1915

雨の晋山式
 4時半頃起きて気象レーダの画像を見たら、雨雲が兵庫県までかかってきていました。昨日の予報では、雨は夜からということでしたが、これでは間もなく降り出すことは確実。案の定、7時前頃からポツリ、ポツリと降り出し、次第に本降りになっていきました。

 晋山式の僧列に境内の建物から本堂まで歩いてもらう予定だったのを、本坊から渡り廊下づたいに本堂に入っていただくように変更。予定変更を電話で連絡し、衣装なども移動させました。

 9時からお手伝いの方々にお集まりいただき、手順の説明。たくさんの資料を用意させていただきましたが、理解していただけたかどうか・・・。

 それぞれパートに分かれていただいて間もなく、来賓の車が到着。「え゛ーーーーー 早い!」。1時間間違われて早く来られたのだそうです。やがて、三々五々と受付にお越しになり、来賓関係の車も集中するようになりました。

 欠席や予定変更の連絡も入り、可能な限り対応。でも、受付に来られてから「ホテルは欠席」と言われても、キャンセルは不可能。「どうして早く連絡してくれないの!」
 自坊の檀信徒の受付は大混乱。受付の場所が狭かったことと、段取りがよくなかったこともあって、雨の中、傘の列が出来てしまいました。申し訳ありません。

 雨のためにお集まりいただくのが少し遅れ、定刻の11時を過ぎて始式。本堂の中はとても荘厳な雰囲気で、浸っていたい気がしました。

 1時間弱で法要は終了。移動です。公用車で来られた門跡・管長クラスの方々をお送りし、参列者をタクシー50台で祝宴会場まで送り込み。雨の中、びしょ濡れになりました。

 ボクがホテルに着いたのは開式予定時刻。貫主も、最後の記念写真で参列者それぞれと握手などをしていて遅れ、同時刻。出席者はすでに会場に入り終えられていたので、すぐに入場。

 ホテルでは、何パターンかある記念品の袋詰めが終わってないというトラブル。昨日の昼に搬入しているのに、結局何もしてなく、こちらの先発隊が着いてから一緒に袋詰めを始めたのだとか。記念品のパターンが多少複雑でしたが、難しいのなら打ち合わせ段階でそう言ってくれれば対処するのに・・・。

 各テーブルを回ってお礼を言っては、自席に戻って溜まっている幾皿かの料理を一気に食べ、また挨拶回り。お料理を味わっている暇はありません。貫主は全テーブルを回るつもりで、一度も自席に戻らず。

 さて、練習をした十夜の鉦の奉納。まっさらの衣装がライトに栄えます。今日は鉦の調子もよく揃い、上々の出来。でも、本堂で奉じている時に比べて音が小さく聞こえます。本堂の音響は‘ライブ’なのに対し、ホテルの宴会場は‘デッド’なのでしょうか。
 見れば、鐘講の「伽陀」というリード役が変わっていました。世代交代なのかと、一抹のさみしさを覚えました。

 開宴から閉宴まで、あっという間の3時間弱でした。

 事務所に戻って、また問題発覚。祝宴の途中で帰られた方の記念品が残っていて、誰に渡せていないか特定できなかったり、ドタキャンや連絡なしの欠席、法要だけで帰られた方数名に記念品が渡せていなかったりと、結局、紅白饅頭が10組以上残ってしまいました。残ることは予定していましたが、これほど残るとは・・・何とか分けました。まぁ、饅頭はいいのですが・・・。

 当分、後始末に追われそうです。

 6時前に帰宅。1日があっという間でしたが、予想以上にミスが多く、落ち込んでしまいました。不可抗力もありますが、もう少し手立てをしておけば防げた失敗やうっかりミスも多く、重い気持ち。

 風呂に入って、一部の方の引き菓子に使ったバウムクーヘンを食べながら、ちょっとほっこりしました。

 雨の中ご来臨賜った御来賓の方々や多くの参列者に感謝。お手伝いの方々や職員さんのお陰で、大きな仕事を終えることができたことにも感謝感謝です。

 後のことを考えると呆然とします。お十夜の準備も始めなければなりません。このまま一気に紅葉シーズンになだれこみそうです。

 実感はまるでありませんが、とにかく本番だけは終わりました。

〜 晋山式/祝宴での鉦の奉納 〜
2008年10月5日(日)  No.1914

晋山式前日
 快晴で、夏が戻ってきたような気温になりました。

 いよいよ明日は晋山式。今日は最後の仕上げです。式場や控え室の最終準備、ホテルへの鉦の搬入、細かい事務作業を行いました。

 雨天の場合は式典に出仕する僧侶方の行列が中止になるのですが、一応、明日の夜から雨の予報なので、晴天バージョンで準備。塔頭の住職が、晴天のご祈祷をすることになりましたが、曰く、「あまりきかないのです・・・」。雨かな・・・。

 出入りの花屋にキレて、いったん本堂に入れて貰った大きな花を撤収して貰いました。急遽、別の出入りの花屋に頼んで、生け直し。今度は立派な花を生けてくれました。これからはこっちの花屋に頼もうっと。

 何だかんだありましたが、6時前には準備完了。後は明日の朝の作業です。さぁ、よく寝ようっと!

〜 ピーカンの境内。晴れを明日に残しておいて! 〜
2008年10月4日(土)  No.1913

どんぐりに季節の移ろいを感ず
 朝の散歩の楽しみだった大砲どんぐり(マテバシイ)の実が、だんだん拾えなくなってきました。昨日は10個、今日はようやく5個。誰かが先に拾っているのではなく、落ちてくる数が減ってきたのでしょう。ここ数日、拾う数はずっと下降線です。

 大砲どんぐりの季節が終わった・・・こんなところにも季節の移ろいを感じます。収穫の季節ですね。


 収穫といえば、事故米を焼却処分するというニュース。焼却炉に放り込まれるお米を見ていると心が痛みます。

 焼却してしまえば消費者が安心するとでもお役人は思うのでしょうか? 事故米のことはきっと氷山の一角。システムそのものが腐っているのに違いありません。業者の名前を公表したのも、矛先がお役人自身のほうへ向いてこないようにするための方策としか思えないし。

 燃やさなくても、使途をきっちり考えれば済むのに・・・。腹立たしくさえあります。

 晋山式の準備は、式場や控え室作りに移りました。業者が本堂にパイプ椅子をズラッと300程並べたり、テントを張ったり、‘見かけ’もそれらしくなってきました。

 案ずべきは天気。「日曜日から天気は下り坂です。冷たい雨が降り出し、昼間でも肌寒く感じられそうです」とのこと。雨対策必須です。

 「あれをしておかなきゃ」と頻繁にメモをしています。

 「今日の散歩道」を更新する写真を1枚も撮れませんでした。更新は月曜・・・火曜・・・。こんなことはホームページを初めて以来。まぁ、仕方ありませんね。

〜 今日の写真はナシです 〜
2008年10月3日(金)  No.1912

ティータイム
 着々と? 晋山式の準備が整ってきました。

 受付用の道具を取りそろえたり、記念品セットを作って、お寺でお渡しする分、ホテルに持ち込む分に分けたりと、少しずつ準備が進んでいます。明日からは式場作りが始まります。

 天気の週間予報が変わって、当日の空模様はちょっと怪しそう。雨対応も考えなければいけなくなりそうです。

 職員さんも、記念品をセットする作業をコツコツとしてくださっていますが、ボクよりもずっと年上の「大の男」が細かな作業をしている姿は何となく愉快です。ちゃんと数えておいたはずなのに数が合わないなどと言いながら、段ボールの山だらけの応接室で作業をしてくださいました。

 陣中見舞いに東京から焼き菓子を送って下さったので、3時のティータイムには紅茶入れて、職員さんにサービス。ボク自身もホッとさせていただきました。

 夕方からは2回目の鉦講の練習。ボクは作業をしていたので同席しませんでしたが、鉦の音から察するに、少し調子が出てきたようです。あとは本番のみ。

 9年前にも晋山式を経験していますが、その時よりも気持ちにはずっと余裕があります。遅くまで残業することもさほどなく、体も楽。前回経験しただいたいの段取りを覚えていることやデーターが残っていることも、楽な原因です。

 来春はボク自身の晋山式。そう考えるだけで、いくらノウハウを蓄積したとはいえ、「はぁ〜」とため息が出そうです。地味にこぢんまりとやろうっと。

 さぁ、カウントダウンです。

〜 準備品の山を避けてお茶をする職員さん 〜
2008年10月2日(木)  No.1911

映画の碑の除幕
 今日から冬衣。今までの薄い絽の衣に比べると格段に重くなりました。

 今日は東山の尼寺で、恒例の大般若転読会法要。持っていく衣などの荷物もずっしり重たくなり、とりわけ動きのある大般若を勤めると暑くて汗が出ました。

 お手製の精進料理を頂戴。尼寺らしく、栗の甘露煮や麩まんじゅうなど、甘めのものが多目。でも、8寸程度のお重に詰められた食事の質素さがとても心地よく、美味しく頂戴しました。

 帰って、映画の碑の除幕法要。朝の雨上がりのぬかるみが嘘のように晴れ渡りました。

 市長、中島貞夫監督、長門裕之さん、千葉真一さん、品川隆二さん、三島ゆり子さん、遠藤辰雄さんなど、100人を越す人たちが参列。真如堂に新しい‘見どころ’が加わりました。

 でも、主催しているのがNPOだからか、どうもしっかりと統制が取れていない感じ。法要も打ち合わせ通りに進まないし、何よりもビックリしたのは、勝手に真如堂の絵葉書を作って参列者に配っていたこと。ちょっと・・・。

 それらの間隙を縫って、晋山式の準備は着々と? 進んでいます。・・・のはず。

〜 ちょっとお馬鹿なヘブンちゃん 〜
2008年10月1日(水)  No.1910

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