山の疲れが出てくるかと思いましたが、筋肉痛も倦怠感もほとんどありません。今回は3日間で15〜16時間しか歩いていない、ゆっくりした山旅だったからでしょうか。
歩いているときは長く感じましたが、今考えれば、あっという間でした。
山に行く日に訃報が入った、高校の時の恩師の弔問に大原に行きました。大原はガラガラ。三千院の前でも歩いている人を見かけません。
三千院から来迎院に向かう途中に先生のご自坊があります。
先生の奥様のご案内で、普段は宿坊としても使われている客間を通り、ご遺骨の祀ってある祭壇に進み、読経をさせていただきました。
数年前、脳梗塞でお倒れになって言葉に障害が残ったものの、寮の同窓会には必ず出てきてくださって、身振り手振りを交えて熱く語ってくださったり、一昨年頃にはこの部屋で秘儀を伝授する研修会を開いてくださいました。
遺影は、宗務総長として第一線で活躍されていた頃のものでしょう。生き生きとした、闊達なお姿が蘇ってきました。
同窓会は、先生が寮長をされていた8学年に渡る寮生135名で結成されていて、ほとんどは天台宗の僧侶。この会の幹事は、京都在住ということで、ずっとボク。
この会で、忌明け頃に先生の法要を勤め、‘偲ぶ会’を開くことになりました。ご遺族はもちろん、先輩の都合のいい日程を聞いて、とりあえず日取りを決め、第一報をメーリングリストで流しました。
しばらくはバタバタするため、この会が終わらないと、先生が亡くなったという実感は湧いてこないかも知れません。
〜 リュックサックから、トイレットペーパーを引っ張り出してきて遊ぶさくら 〜
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2006年8月31日(木)
No.1110
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