毎春、北陸に足を向けるたびにする“イベント”、土筆摘み。
今年もいつも摘んでいた場所に行ったら、そこには新しい家が建ち、すっかり様変わりしていました。 都市近郊の田園風景は、毎年来るたびにどんどん変わっていくのを実感します。
「今年はダメかなぁ」と思っていたら、越前海岸に向かう山中の休耕田に、土筆の姿を見つけました。
「あっ、土筆だぁ!」と車を急停車させ、Uターンしてその場所に戻り、ひたすら土筆狩り。
通りがかった地元の人たちは、「都会ものが何しとるだぁ?」と思っておられたでしょう。
収穫適期を少し過ぎてはいましたが、土筆ご飯にするには問題ありません。
採れども採れども、ずっと向こうまで土筆だらけの光景に後ろ髪をひかれながら、日が傾いた海岸道路を京都に向かいました。
無事に定例のイベントを終え、これでボクの中にもいよいよ春が訪れる気がします。
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2005年3月31日(木)
No.587
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