毎年大晦日になると、住職の長年の友人であるお蕎麦屋さんのおじいさんが、年越し蕎麦の麺や出汁などを一式を持って、不自由な足を引きずりながら届けてくださっていました。
その方が今年の10月に亡くなり、「今年はお蕎麦が来ないなぁ・・・」と思っていたのですが、思いがけなくご子息が、おじいさんが生きておられる時と同じままに届けて下さいました。
たくさんいただくので、毎年、大晦日にいただくと共に、元旦の忙しいお昼に立ち食い同様で頂戴します。
辛み大根と海苔であっさりといただくお蕎麦、今は亡きおじいさん、「今年も美味しく頂戴しました。ありがとうございました」。
雪景色の大晦日となりました。
この雪が融けるのと同じく、1年をリセットできるといいのになぁ。インドネシア沖津波なども、なっかったことに出来れば・・・。
今年1年、皆さんには大変お世話になりました。心から御礼申し上げます。
〜 辛み大根おろしをのせた年越し蕎麦 〜
|
2004年12月31日(金)
No.494
|
|