朝の涼しいうちに庭作業をしようと思い、機械で草を刈ったり、ちょっと放っておくとすぐに勢いを増してくる笹の始末のために除草剤の散布もしました。
除草剤は水溶液で、葉っぱにかけると根っこまで枯れるというタイプ。他の植物が植わっている中に紛れ込んで生えてくる笹を選び、薬剤が他にかからないように慎重作業。
何とか終わって、茂りすぎた枝を切り落とす作業をしていた時、ポツリ と雨粒が落ちてきました。 多少雲行きは怪しかったのですが、降ってくるとは思っていませんでした。
「まぁ、こんな程度だったら、除草剤は大丈夫かなぁ」と思っていたら、ポツリの頻度がだんだん増してきました。しかも大粒。
「やばい……かなり、やばい…」
切り落とした枝もそのままに、家に中に退避。窓から見ていると、雨脚はどんどん強くなり、見る見る雨煙が立ち昇るほどの勢いに。雨は、開けたあった窓からも吹き込んできました。
「あーーーーー、ダメだぁ。せっかく除草剤撒いたのに…」
ショックを受け、今日はもう外の作業はできないだろうとシャワーをして、自室に戻ると、窓の外に青空が見えているではありませんか! 青空はどんどん広がり、すっかり夏色の空へと変わりました。
一瞬だけの気まぐれなスコールのために、除草剤の散布作業はすっかり無駄。青空を見る気持も複雑。
もう一度やり直す気にもなれず、午後はひたすら卒塔婆書きに勤しみました。
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2004年6月30日(水)
No.308
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