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2004年3月の日記

久しきミーコ
 最近、ミーコが姿を見せないと、何故かしら心配していましたが、今日、心配していた自分がバカだったことを思い知らされました。

 お昼頃、来客と話していたら、客人が庭の一点を見つめて「あっー!!」と叫ばれました。その指さす先を見て、ボクも「アーーー!!」。

 久しぶりのミーコ。痩せても、やつれても、ケガをしてもいません。

 向こうもこちらの視線に気が付き、しばらくガラス越しに見つめ合った後、ミーコは客人とボクの座っている下から縁の床に入り、5mほど先の蹲(つくばい)の横あたりから外に出ました。
 そして、蹲にピョンといとも簡単に上り、悠然とペチャペチャ水を飲んで、今度は庭の路地を通って元来た方へと戻っていきました。
 その先はカエル池です。

 カエル池の備えは万全。金魚は餌をパクパク。すこぶる健康です。
 ミーコも仕方なしに、水だけ飲んで帰っていったのでしょう。


 ところで、この居合わせた客人ですが、今日お越しになった時は、いつもミーコがやってくる土塀の上から突然顔を出して、ボクを見つけて「ワァー!」と叫ばれました。
 たまたまカエル池の世話をしていたボクは、その声と土塀越しの晒し首のような顔というシチュエーションに、思わず「ギャぁー!」。寿命が縮む思いでした。

 「今日の『閑話』に使ってください」と置いて帰られた写真が3枚。「ミーコの話題はウケルでしょう?」と。

 この閑話は、ミーコと金魚の話題だけじゃないんだけどなぁ…。


 市内は、年度末と観桜の車でかなり混雑していました。

〜久しぶりのミーコ。写真提供 ○an○さま〜
2004年3月31日(水)  No.216

泣けとごとくに
 高校時代以来の友人のお父様が亡くなったという知らせが、同じ県のお寺の住職からメールで来ました。

 友人は兵庫県のお寺の後継ぎ。共に比叡山高校の寮で共に暮らし、その後、京都の大学に行った彼とは、よくお酒を呑みながら話しました。
 場所は熊野神社近くのJAZZ喫茶「YAMATOYA」、酒はサントリーのOLDでした。

 その後、彼は京都の高校の教師となり、ずっと同じく教師の女性と家庭を築いて京都に居ましたが、なかなか酒を汲み交わすこともできず、年に1回程度会う他、たまのメールのやりとりでした。

 彼のお寺は、天然で凍り豆腐ができる山間の地と聞いていました。父であるご住職の葬儀は、もちろんそこで執り行われました。

 家を出て、名神高速〜中国道を経て約2時間半、次第に強くなる雨と靄に覆われた谷間の道をあまり確信のないまま進みました。
 地図を見ていると、葬儀に参列すると思われる格好の人が運転する軽トラックが通りがかり、その後を追うことしばらく。やっと、葬儀の式場である友人の寺に行き着きました。

 赤土を削りながら流れる何本もの小さな流れを左右に避けているうちに、すっかり足袋が汚れてしまいました。
 隣寺に用意された控え室で衣に着替え、裸足のまま、100mほど離れた葬儀の行われる友人の寺へ。玄関先で新しい足袋に履き替えてあがりました。

 友人とはほとんど言葉を交わせぬまま。
 読経が進む中、この山村の寺の雰囲気と、数学的な頭の彼にはかなりの隔たりを感じ、「やっぱり、今の彼は寺に戻らないかも知れない…もっと歳を取ったらわからないけど…」という思いが堅くなるのを覚えました。
 彼が喪の僧衣をまとってこの雰囲気の中に座っていることが、何だか現実ではない白昼夢のような、笠智衆でも出てきそうな、不思議な光景に思えてきました。

 本降りの雨の中、ご住職の棺を送りました。寺に一生を捧げた方の出離でした。


 雨による速度制限と、事故による14キロの渋滞で、帰りは3時間ほどかかりました。
 京都市内に入ると、桜は満開。でも、今日の雨ではまだ散りません。
 鴨川の柳を見て、ここ数日頭の中をよぎる啄木の句


   や は ら か に 柳 あ を め る

   北 上 の 岸 辺 目 に 見 ゆ

   泣 け と ご と く に


 泣けとごとくに…何の涙なんだろう。

〜運転しながら撮った鴨川の青柳〜

2004年3月30日(火)  No.215

生活習慣病
 あたたかい、いや暑いぐらいの日になりました。

 夕べは10時間ぐらい寝ましたが、積もった疲れがまだ抜けない感じ。季節のせいかな?

 1ヶ月前の血液検査の結果を聞きに、かかりつけ医に行きました。

 「コレステロールが少し高いです。食事の問題でしょうが、肉は食べられますか?」と。
 「いえ、ほとんど食べません。お酒は毎晩呑みますが…」と返事をすると、「お酒は関係ありませんね…朝はご飯ですか?」「いえ、パンです。パンと卵とか…」「バターは塗られますか?」「はい、マーガリンを」とのやりとりの後、ドクターは沈黙。
 それがいけないという感じの沈黙なので、「ご飯のほうがいいのですか?」と聞いてみると、「はい、でも替えられないでしょう? なるべく薬は使いたくないのですよ」と。

 結局、明日からご飯食に替えてみて、また1ヶ月後に検査をしようということになりました。

 お酒を止められなかったのは、シメシメ。でも、生まれてこの方、朝はパン食だったのを替えるというのも淋しいなぁ。
 みそ汁と納豆にモーニング・ティーはそぐわないなぁ…仕方あるまい…。トホホ。

 後から気がついたのですが、コレステロールが高いのは、ひょっとして饅頭類の食べ過ぎかも。


 帰りに、哲学の道辺りの桜を見に行きました。ウィークディーだというのに、結構な人出です。
 境内に帰って、ホッとしました。


 午後、金魚を池に放ちました。すごく元気で、食欲旺盛。いろんなものを口に入れては、「ウェ、これ、食べるものじゃねぇ」と言って吐きだしています。試しに餌をやったら、ガツガツ食べています。この分なら、今度こそ大丈夫でしょう。

 最近、ミーコの姿を見かけません。それに越したことはないのですが、変なもので、見ないと何となく心配になります。
 難儀しているなら「塩」でも送って、万全の体制を整えて貰って、再度の挑戦を受けたいものです。

〜三重塔脇のしだれ桜〜
2004年3月29日(月)  No.214

春忙
 今日も、先週に続いて、法要が4座。そのうち2軒のお家は、法要後、仕出しを取って食事をされました。
 春の日、法要をして、桜を見て、食事を食べて…のんびりされたでしょうか? いい日を過ごしていただけたら嬉しいです。

 それにしても、2週続けて、こんなに法要が多いのはなぜかなぁ?

 法要が終わって、鷹峯まで行きましたが、植物園の北側の北山通はすごい混雑。ポカポカと暖かくて、植物園もきっと気持ちいいでしょう。

 住職とボクは、やはり喉が不調。かなり消耗しました。

 境内にも、お花見の人や、新選組ののぼりを持った団体など、たくさんの人が訪れました。
 でも、ボクにはお花見をする元気が残っていませんでした。
2004年3月28日(日)  No.213

またもや金魚の話題ですが…
 また、金魚を買いました。

 金魚屋さんに行って、「エサ用金魚の小さい方を20匹ください」と言ったら、いつもの店員さんから、「エッ……今、ダメなのです」との答え。

 水槽には確かにいるのにどうしてかなぁ…「じゃぁ、大きい方は?」と聞くと、「それだったら大丈夫です」。

 話を聞くと、小さい方のエサ用金魚に病気が出て、今は売れないらしいのです。店員さんは、「もうすごいショックですわぁ」と気持あらわ。

 「やっぱり、そうですか!」

 実は、この前買った金魚とクロメダカにも病気に罹ってしまい、薬浴させたのですが、その薬が濃かったのか、金魚もメダカも全滅してしまったのです。
 あまりにショックで、ここにも書けませんでした。

 その後、池の水を総替えし、新しい水に金魚の居住に必要なバクテリアがいそうな水を加え、数日おいて調整しました。
 今度は念には念を入れ、いろいろテストをしてから、全員をそちらに移そうと考えていました。

 店員さんの話によると、ボクが数日前に買った頃には病気は出ていなかったということですが、気候の不順な今頃は病気の出やすい時期だとか。
 プロでさえそうなのですね…こんなに難しいものだとは思ってもいませんでした。

 ミーコと病気の狭間でたくさんの金魚たちを死なせてしまいました。絶滅危惧種のクロメダカまで。
 ゴメンナサイ。

 金魚は、今、バケツの中で薬浴中です。
2004年3月27日(土)  No.212

長い会議
 朝、バイクでお参りに行ったら、すごい風。突風にブワァーと煽られて、ヨロヨロしました。

 10時半から大津・坂本で会議。急がなきゃ!

 大津に向かう山中越は、追い越し禁止の一本道。この急ぐ時に、前を走る車は制限速度以下のノロノロ運転。運転者は、比較的若い男性のようですが、カーブのたびにすごく減速するので、近づいたら危なくって…若葉マークでもないし…一向に譲ろうという気配もなく、30分間、イライラしていました。

 今日はW会議。事務局のミスで、2つの会議が重なってしまいました。1つは10時半から3時過ぎまで、もう一つは2時から。
 しかたがないので、途中で議場を移ったり、また呼ばれて戻ったり。

 今まで作っていた、天台宗の公式HPが4月1日にOPENすることになりました。内容は大したことないのですが、時間ばかりがかかりました。http://www.tendai.or.jp です。

 会議と打ち合わせを終えて帰路に就いたのは5時半。お昼休みもさほどなく、延々7時間弱の会議でした。

 帰りは、ノロノロのダンプカーの一台おいて後ろ。今度はすごい排気ガス。かなり離れていましたが、前の車は煙の中。もっと離れればいいのに…。

 琵琶湖がすごく綺麗でした。
 今日は「比良の八講」。お天気が荒れることが多いと言われていますが、風は強いものの快晴。
 あー、綺麗だなぁ。写真を撮ろうと、運転しながら助手席越しにパチリ! 帰って見たら、車の天上しか映っていませんでした。

〜車の天上。なかなかシュールな写真です〜

2004年3月26日(金)  No.211

目から☆
 お彼岸の後、スッキリした天気の日とボクの日程が合わず、片付けられずにいた座布団。

 土日には法要が重なっていて、部屋を用意しておかなければならないので、時折小雨が降る日にもかかわらず、片づけることにしました。

 お供養に差し上げたちらし寿司の錦糸卵が落ちていたり、つぶれた米粒がへばりついている座布団もあり、縁側で叩いたり擦ったりしながら、前後をそろえて積んでいきました。

 一通り積み上がったら、押入に入れる作業。
 上段の内側の棚に入れようとした時、顔に痛みが走り、目の前が真っ暗に。鴨居で、鼻の一番低くなったあたりを強打。ううううー。手で触ってみると、くっきり鴨居の角の筋がついています。
 すぐに保冷剤で冷やしましたが、打ち所が悪いので、少々不安でした。

 当然目の前にある鴨居や壁、それがどうして目に入らなかったんだろう…痛みもこたえますが、それもショックです。

 軽いむち打ち症状と打ったところの痛みをこらえながら、何とか片づいたのは夕方でした。

 眼鏡をかけるのも、顔を洗うのも痛いです。
2004年3月25日(木)  No.210

デパ地下フェチ
 呑み会までの時間に、リニュウアルした「大丸」の食料品売り場を偵察しました。

 大幅に売り場が変わったので、何がどこにあるのか、どっちを向いているのかさえもわからなくなり、最初は頭が混乱しました。

 全体的に白を基調とした明るい感じになり、ジャム、ハチミツ、飲むお酢などの専門店などもできて、従来のデパ地下にないような、新鮮な印象を受けました。

 ケーキ屋さんは15店ほど? パン屋さんだけでも4〜5店。新しいお店がすごく増えました。合計111ブランドが入店し、うち30ブランドは京都初出店だそうです。

 和菓子売り場に期待したのですが、こちらはあまり以前と変わらないような感じ。でも、改装オープニング記念の限定品などがありました。

 野菜や鮮魚売り場なども充実しています。近くだったら毎日来てしまいそうです。お昼に買ったものを、その日の夜には自宅へ配達してくれるサービスもあるとか。

 売り場を2周ほどして満喫しました。
 ひょっとしたら、ホームセンターの次に好きになるかも知れません。デパ地下フェチに。

〜京筍の出店〜

2004年3月24日(水)  No.209

ミーコ対策
 建材屋さんへ行って、ワイヤーメッシュ(コンクリートひび割れ防止・強度補強用の溶接金網)を求め、その足で金魚屋さんに行って、エサ用金魚20匹とクロメダカ10匹を買ってきました。

 カエル池との水温差が少なくなるように、ビニール袋のまま池に浮かべ、しばらく置いておこうと、その場を去ること20m。「ピンポーン ピンポーン」とセンサーが何かを感知した警告音が鳴るので、おもむろに振り返ると、土塀の上でミーコがこちらを見ていました。

 恐るべし、ミーコの嗅覚! これは油断していられません。

 しばらくして、金魚とメダカを袋から出して放ち、一緒に買ってきたホテイアオイを浮かべました。
 袋に閉じこめれていた金魚とメダカは、喜々としてカエル池を泳ぎ始めました。「この子たちを、またもや不幸な目に遭わせることは出来ぬ…」と、新たな決意が胸に湧くのを感じました。

 3ミリほどの針金で作った10センチ角網目のワイヤーメッシュで池を覆い、四隅に石を置いて浮き上がらないように固定。
 たまたま来訪された猫フェチの方に、「これでは網目の間から手を入れるかも知れないですよ」と言われたので、さらに従来の細かい網を上からかぶせました。

 ただ、細かい網があっては、カエルが帰省した時に中に入れません。これは改善しなければなりませんが、とりあえずしばらくはこれでミーコの襲来を防げるでしょう。

 しかし、敵もさるもの。また奥の手を使ってくるかも知れません。まだまだ油断は出来ません。

 トイレ用の消臭ボールは、風のある屋外では見る見る減っていきます。また、臭いが拡散して、効果があがりませんでした。残念。


 年末にぬか漬けした大根と白菜が、今日あげた分で終わり。今年は目分量で塩を入れたのが失敗。食べるたびに塩抜きをしなければなりませんでした。
 でも、後になるほど風味が出て来て美味しくいただけるようになり、満足です。
 冬の漬物がなくなる…そこにも春を感じます。

 今日、三重塔脇のしだれ桜が咲き出しました。市内を車で走っていても、時折、桜が咲いているのを見かけました。いよいよですね。


追記
 金魚はメダカは食べてしまうということがわかりました。エライことです。別にしないと。

〜ミーコ対策現場/咲き出したしだれ桜〜
2004年3月23日(火)  No.208

ハンバーグの襲来
 檀家宅へのお参りを経てボランティアへ。

 今日は朝から雨と風。その上、季節が逆戻りしたような寒さ。

 そのためか、車がかなり混んでいました。
 この時期、観光の車が増えてくることもありますが、大学卒業・入学などで引っ越しをする人の保護者の他府県ナンバー車が増えるらしいです。

 なかなか進まない車列にイライラしながら、途中、コンビニで弁当を買い、僧衣から服に着替える間に、レンジで‘チン!’

 あまりパッとしないコンビニで、お弁当の数も少なく、和洋の幕の内のようなものばかり。
 急いで買った弁当を食べる時に見たら、「ボリュームいっぱい!」と書いてあります。
 「しまったぁ…急いでいるのに…」
 ハンバーグ、チキンカツ、スパゲティー、磯辺巻き、シュウマイ、ポテトサラダ、そしてご飯。
 よほどのことがない限り、残せない質なのです。

 急いでいる身には、食べても食べても減らない感じ。
 「ゆっくり食べれば美味しいだろうに…お腹が痛くなったりしないかなぁ…」と考えながら、ひたすら、食べる、食べる、食べる。息が切れるほど。

 夕方まで、ハンバーグのにおいが口の中に繰り返し蘇ってきました。

 あー、ちょっと1日ゆっくりしたいなぁ。
2004年3月22日(月)  No.207

小鳥の春
 彼岸中の日曜日とあって、今日もたくさんの方が墓参に見えました。

 肌寒いものの、まずまずのお天気。

 満開の椿の藪や広葉樹のちょっとした茂みで、小鳥たちがガサゴソ動き回っています。メジロもいますし、ウグイスもいます。
 たぶんメジロでしょけれど、椿の花の中に顔を突っ込んで、蜜を吸っているようです。1輪吸っては、また別の花へ。

 子供の頃、ボクもよく椿の蜜を吸いました。
 椿の花の額を取って、花の底に空いた雌しべの穴からスッと吸うと、口の中に甘い蜜の味が広がります。
 今でも、椿のたくさん落ちている場面などに出会うと、その味が口の中によみがえってきます。
 子供の頃の、代表的な懐かしい味です。

 「梅に鴬」といいますが、ウグイスが啼いているのはたいてい葉の茂った木の中。声をたよりに探して、やっと小刻みに動いている影が見つかります。生い茂った木の方が安全なのをよく知っているのでしょう。
 ウグイスの姿を探すのも、春らしい気分にさせてくれます。

 お彼岸も、これでピークを過ぎました。一段落です。
2004年3月21日(日)  No.206

彼岸中日
 お彼岸のお中日。

 11時頃から雨粒が落ち始め、一時は傘が必要なほど降りましたが、3時頃には上がりました。

 墓地の管理人さんは、墓参の方が少なかったと言ってましたが…。

 自坊の彼岸法要は11時から。7時過ぎから墓参の方が見え始め、10時頃からは法要に参列される方が三々五々お越しになりました。
 法要が終わって、参列の方のほうを振り向くと、玄関に立っておられる方、外の通路で待っておられる方など、「飽和」状態。それを見て、住職の法話も自ずから‘巻き’状態。

 法要が終わると、前日から準備をしていただいているちらし寿司を召し上がっていただきます。
 あらかじめ飯台の上にすべてをセットしておいて、お汁とお茶を後からお運びしますが、2カ所に分かれて180名ほどの方々に召し上がっていただくのは大騒動です。

 初めて彼岸法要に参列されて、「あまりにいっぱいなので、ビックリしましたぁ」という方、「混んでいたので、他のお墓に先に行ってきました」とおっしゃっていた方もありました。

 お酒もお出しするのですが、以前は、この日にたくさんお酒を召し上がって、ゴロンとひっくり返っている方もおられました。最近は、車の飲酒規制も手伝ってか、見なくなりました。

 数軒の親戚が顔を合わせるという方々もあり、それもご先祖にとっては嬉しいことだろうなぁと思います。

 法要が終わってからも、墓参の方は絶えず、その応対と片づけに夕方までかかりました。

 綺麗な夕日でした。真西に沈む太陽です。西方極楽浄土はあちらに?

 明日、ひょっとして明後日も残ったお寿司をいただくのが常。お寿司がコワイようになります。
 もちろん、夕飯もお寿司。お酒を呑んだら一気に眠たくなって、早々に寝てしまいました。
2004年3月20日(土)  No.205

彼岸中日前日
 お彼岸のお中日を明日に控え、今日は朝から10数人の方が、彼岸法要後のお供養にさしあげる精進のちらし寿司作りに来てくださいました。

 吉祥院では、春のお彼岸と秋のお十夜に、ちらし寿司とお浸し、豆腐の澄まし汁をお出ししています。お彼岸は参列の方が多く、お寿司の量からみても、お十夜の倍近く。お天気などにもよりますが、約2斗3升のお寿司を作ります。
 もちろん、その具を炊いたり刻んだりするところからですから、量は相当のもの。既製品は錦糸卵とグリンピース、紅生姜ぐらいでしょうか。

 早い方は、朝8時前からお越し下さります。本当に有り難いことです。


 午後3時頃にその仕込みもほぼ終了し、ティータイム。

 住職が外出のついでに、皆さんの分のケーキを3箱買ってきたのですが、境内正面の石段下で、本堂に向かって一礼しようとして、自転車から落としてしまいました。
 一箱はシュークリームでしたが、あとの2箱はいろいろな種類のケーキが取り混ざって入っていました。

 言うまでもなく、中は悲惨な状態。まぁまぁ無事だったのはデコレーションのないチーズケーキなど。あとは、チョコレートムースとマンゴ・ケーキが混ざっていたり…。微妙な味でした。


 今日は「今日の散歩道」の更新日。

 準備の間に、数回、カメラを持って境内に。何とか作って、アップしたのが8時過ぎ。細かいところまでいろいろ修正し終わったのは、12時前でした。

 ということで、ご自慢のギャグを随所に散りばめる余裕もなし。俳句もなし。
 何となく納得いきませんが、もう頭が回りません。

〜大きく育ってきた紫陽花の芽〜

2004年3月19日(金)  No.204

中高年 対 中学生
 夕方から、NHKの京都ローカルの番組に出演。

 1分間で何かを呼びかけたりPRしたい2組に出演して貰うコーナーらしく、ボランティアの事務局スタッフが応募して出演することになったもの。

 ボクは、たまたま出演が決まった時にいたのか、「1組につき3人まで出演可」という人数にあわせるためか、わけがわからなままに出ることになってしまいました。PRする内容は、ボランティア募集のお知らせ。

 1分のために、本番3時間前に集合。カメラなしのリハーサル、カメリハ、待合室での練習、そしてやっと本番。

 3人でおそろいのトレーナーを着てのPR。ボクは、ほとんど突っ立ったままで、ほんの少ししゃべっただけ。

 番組は、「これを見て、参加(応募etc)しようとか思う人はいるのかなぁ…」というようなものでしたが、帰ったら、「見ましたよ」というメールが来ていて、ビックリ。

 待ち時間の長さに、一緒に行った事務局スタッフは、本番前にすでにエネルギー切れ。こちらは中年以上。もう一組の出演者の中学生たちは、本番が終わってからでもまだまだパワフル!
 この差は何? 年齢?

 今日の最高気温は、昨日より10度ほど低め。スタジオで見た天気予報では、明朝の霜の注意を呼びかけていました。

 三寒四温の温度差がこたえるのも、年のせい?
2004年3月18日(木)  No.203

吉祥院の喉不調
 住職から、「声が出ないから、お参り行ってきてくれ」との指示。
 先日来、住職は喉が不調で、法要をしたら、二人で咳き込んでいます。ボクも不調です。

 今日は二人とも最悪。住職は声が出ません。
 喉が不調の時にお経をよむと、全身を使うのか、結構クタクタになります。

 花粉? 黄砂? どうもここんとこ、いがらっぽいです。今夜から雨とか。雨が欲しいです。


 女子マラソンの代表から、高橋選手が漏れてから、テレビでは「高橋が落ちた」「みなさん、ガッカリですね」というような報道がありますが、不愉快だなぁ。

 代表選考レースに出なかったんだから、落ちてもしかたないと思うし、一所懸命やってきた他の選手に失礼じゃないかなぁ。

 あの、小池監督の、「Qちゃん、Qちゃんが…」というしゃべりも、ベタベタして気持ち悪りぃ。

 「国民のアイドル」だなんて、誰が決めたんでしょう? ブツブツ。
2004年3月17日(水)  No.202

春の匂い
 今日、庭の手入れをしていたら、土の中から春の匂いがプ〜ンと漂ってきました。あたたかくなって、土の中のバクテリアが活動し始めたのでしょう。

 この匂いは、いつも桜の咲く頃に漂ってきます。桜の蕾も、かなり大きくなってきましたが、開花までまだ1週間以上はかかるでしょうね。

 満開のサクランボに近づくと、ブーンという蜜蜂たちの羽音がしてきます。サクランボは、鳥やら虫やら、千客万来。

 この前咲き始めたかと思ったら、もう満開。そんなに急いではもったいないよぉー。


 ミーコのご来訪ですが、最近、少し減っています。「食料」がなくなったためか、トイレの消臭ボールが効を奏しているのかわかりません。

 今度は、メダカを飼うかと考えています。メダカなら金魚ほど目立ちませんし、ボウフラも食べてくれます。
 でも、共食いするらしいですね。その勢いで、オタマジャクシまで食べてしまわないか…。

 とにかく、カエル君が帰ってこないと…誘致策はないでしょうか?

〜「諸喝采」 諸喝孔明は遠征先にこの種を持ち歩いて、兵の栄養補給をしたとか〜
2004年3月16日(火)  No.201

春眠暁を覚えず
 春眠暁を覚えず

 何だか最近、朝起きるのが辛いです。

 あー明るくなってきたなぁと思いつつ、うつらうつらして、まどろみの中で、ウグイスやメジロ、シジュウカラの声を聞きながら、また眠ってしまいます。

 その時の気持ちよさ……とても、起きられません。

 部屋からは、満開のサクランボが見えます。メジロやヒヨドリが来ては、花を突いています。境内では、椿がきれいです。

 デスクワークをしているのが馬鹿らしく思える日でした。

〜満開のサクランボに来た2羽のメジロ〜
2004年3月15日(月)  No.200

京都シティーハーフマラソン
 今朝は、京都シティーハーフマラソン。
 平安神宮前を出発して、白川通りを北上し、北山通から賀茂街道を出町へ。御所の北を西行して、烏丸通〜御池通から再び平安神宮に戻るという、京都市内を1周するコース。
 今大会のエントリーは定員を1万人で、先着順。人気があって、エントリーから漏れる人も多かったようです。
 1万人の、ランナーが走るわけですから、大変。

 駅伝は先頭と最後のタイム差が少ないですが、マラソンはハーフでもかなりあります。
 交通の混乱を出来るだけ防ぐために、何カ所かで足切りタイムを設けて、遅い人をご遠慮いただいていたようですが、各所で交通規制が実施され、路線バスのコースが変更されて、京の足は大混乱。

 自坊では10〜1時まで法要が4座。しかも、そのうちの3霊は納骨。お彼岸を前に、今日に集中したのですが、こういうことは数年ぶりです。
 もちろん、それぞれのご遺族にとっては大切な法要ですから、こちらも決して気を抜くことはできません。1/4の力ではご回向するのではなくて、それぞれに全力です。

 法要までに、お檀家にお参りにいきました。お宅は白川通の近くで、ハーフマラソンのコース。

 バイクでいつもより早めに伺って、裏道を通れるだけ通って、白川通に。すでに、車線は半分に規制され、渋滞が始まっていました。
 しかも、銀閣寺前の白川通は全面通行止めで、哲学の道近くのバス道路へ大きく迂回させる規制が実施されていました。
 そこで、また脇道を選んで白川通に出、バイクを押して横断歩道を渡ろうとしましたが、ランナーの全く気配もないのに、なかなか通してくれません。しまいに、横で待っていた人が“切れ”て、ようやく渡れました。

 規制をしているのは、ほとんどが関係者で、警察はパラパラ。素人が仕切っているような感じで、道路際にいる人はみんな見物人とでも思っているのでしょうか、マラソンのことしか頭にない印象でした。

 何とか帰ってきたら、その後から法要の方が来られ、「混んでましたか?」とお聞きしたら、ご立腹の様子。
 なんでも、規制時間を考えて家を出てこられたのに、その時間より前から規制が始まり、同じように白川通を渡れなかったとか。クレームを付けて、やっと渡して貰われたそうです。

 その後は、大きな影響もなく、4座の法要が無事に終わって、ホッとしました。

 墓所は暑いぐらいで、汗をかきました。
 ランナーたちも、きっと暑かったでしょう。
2004年3月14日(日)  No.199

College Song
 今日、久々に大学のカレッジソングを聞きました。

 葬儀が始まるまでの間は、テープで流れていましたが、あまりに久しぶりで、「あれ、どうしてこんなところで『インターナショナル』が流れているのかなぁ」と不思議に思いました(「インターナショナル」は労働歌)。

 ご出棺の時には合唱団が来て、生で歌いました。

 仏教のお葬式でキリスト教精神の歌?

 故人は、大学で教鞭をとっておられました。地域福祉が専門。教育や福祉を愛し、学生を育んだ方。
 カレッジソングは、そんな故人にふさわしいと感じました。

 とても真面目で、口数が少ない方という印象でしたが、同僚や教え子の弔辞、家族のお礼の言葉の中で、オヤジギャグを連発された方でもあったということを知りました。

 61歳、急逝でした。
 ご冥福をお祈りします。

   One purpose, Doshisha, thy name
   Doth signify one lofty aim;
   To train thy sons in heart and hand
   To live for God and Native Land.
   Dear Alma Mater, sons of thine
   Shall be as branches to the vine;
   Tho' through the world we wander far and wide,
   Still in our hearts thy precepts shall abide!


 その後、ボランティアへ。9時過ぎまで会議。
 何だか長い1日でした。
2004年3月13日(土)  No.198

またしても蛇の話よ
 今日伺ったお家の窓の外の樫の木に、お椀ぐらいの半円形のものがあるのに気が付きました。
 聞いてみると、去年のメジロの巣の跡。卵を産んで、孵して、巣立っていったということでした。

 ボクは、ほぼ毎日メジロを見ますが、巣を見たのは初めて。
 ボクからすると、営巣から巣立ちまでを、家の中からガラス越しに見られたその家は、まるでパラダイス!
 ボクだったら、きっとライブカメラを据え付けていたでしょう。
 最高に羨ましかったです。

 で、話は、その巣に危険が及ばなかったかということになり、猫は? ヘビは? という方向へ、自然と進みました。
 幸いメジロ親子は危険な目には遭わなかったようです。メジロも人家の近くだったら安全だろうということを見越して、そこに巣を作ったのでしょう。

 今日は天敵の猫と大嫌いなヘビのダブル・ヘッダーでしたが、話の内容を書くだけでも腹が立つし、気持ち悪いので、詳しいことは書きません!


 午後の「今日の散歩道」の更新は、結局夜の8時前までかかり、ヘトヘト。

 たいして忙しい日ではなかったのに、すごーく疲れて、10時には寝てしまいました。ただの呑み過ぎかな?

〜更新写真の選外となった紅梅〜
2004年3月12日(金)  No.197

ヘビの話
 檀家さんのおうちに伺って、話の成り行きで、そのおばあさんの夢の話になりました。
 おばあさんのおっしゃるには、とにかく蛇の夢をしょっちゅうご覧になるとか。

 フロイトならどう、ユングならこう解釈するという学説はありますが、そんなことはどうでもいいこと。

 おばあさんも、ボクも、ヘビは大の苦手。自然の番組はいつヘビが出てくるかわからないから見られない、鳥を飲み込んだヘビが鳥籠から出られなくてとぐろを巻いていた、ネズミを飲み込んで太くなっていた、マムシは飛んでくるなどという話が次から次へ出て、その度に、「うわぁー、気持悪ぅー」と二人で肩をすくめながら、それでも話は続きました。

 もともとは、その方が知っている人がヘビの夢を見て、それを切っ掛けに神社を創建したという話。そのもとを辿れば、ご近所にある社寺の由緒など。さらにその元は、お向かいで弔いがあったという話。

 いかに自分がヘビを嫌いであるかということを競い合うのような…。でも、話せば話すほど、ヘビ嫌いの二人は気持ち悪くなるだけ。勝っても何の得にもなりません。思い出したくもありません。
2004年3月11日(木)  No.196

ニンニク玉
 また、ポカポカとあたたかい日が戻ってきました。

 バイクで走っていても気持ちよく、うっかり、今日お伺いする予定ではなかったお檀家宅に行き、お経もあげてきました。


 カエル池のまわりに、トイレ用芳香ボールを5つ吊しました。猫除けに効くかもと教えて下さった方があったのです。

 「芳香」というネーミングには違和感があるこのボール。決していい匂いではありません。

 カエル池は茶室のすぐ裏にあるので、茶室の軒裏にも芳香ボールを吊しました。
 でも、ひょっとしたら室内は薫香よりもこの芳香ボールの匂いのほうが強いかも知れません。
 茶室にいながら、トイレを思い浮かべる…ちょっといただけません、

 丸いボールがあちこちに吊してある様子は、さながら吸血鬼除けのニンニク。はたして、日夜分かたずやってくる金魚キラーのミーコを寄せ付けないでくれるでしょうか。


 それにしても、最近の閑話は、ミーコの話題に独占されてしまっています。トホホ。

〜軒裏の芳香ボール。電線はセンサー用。白いのは土塀。右端奥は三重塔〜

2004年3月10日(水)  No.195

ダブル・バインド
 遺された2匹の金魚も病気で逝ってしまいました。

 金魚も全滅してしまったので、カエル池の水を抜いて、一度天日干しすることにしました。池のコンクリートは、金魚の薬で青く染まっていました。

 車で出かける時、手配中のミーコが正面の石段に座っているのが見えましたが、その下半身は少しも青くありませんでした。水をはじき飛ばすミーコの毛。敵ながらあっぱれです。


 知人からの依頼でオークションに出品し、売り上げは作業所などに寄付しようと話していた猫のジャングルジムが落札され、発送しました。22キロもあり、荷造りと発送だけで息絶え絶え。

 片方で猫と対決。もう一方で、猫が喜ぶ道具の荷造り…引き裂かれそうな気持です。

〜猫が楽しく遊ぶキャットタワー〜
2004年3月9日(火)  No.194

白昼夢
 出かけたついでに、デパートへ寄りました。

 デパートの1階にある化粧品売り場。メーカーによって、いくつものブースに分かれていて、それぞれ違うコスチュームを纏った店員さんがおられます。

 デパートの入り口と目的の売り場によっては、必ずそこを通らなければならないのですが、かなり広い売り場で、最短距離で抜けても30mほどはあるでしょうか。

 そのブースの臭いこと。いや、いい匂いなのでしょうか。とにかく、息を止めて早足で通り過ぎないと倒れそうです。

 息を止めて通り過ぎる間に見える店員さんたちは、白い顔に、くっきりした眉。息を止めた苦しさのせいか、クラクラして、まるで白昼夢のように見えます。

 数カ所のブースでは、お化粧の実験台になっておられるのか、髪を上げてピンで留め、眉も口紅もないスッピンのような姿になって、真顔で目を見開いている無防備な女性が見受けられます。
 美容院の中でならいいでしょうが、デパートの通路で、縁もゆかりもない人に見せる顔ではないように思います。

 あの通路を通り抜けるたびに、現実ではない、誰も言葉を発しない白い霞の世界にでも入った錯覚に襲われる、まったく不可思議ね空間です。

 チャップリンの『モダン・タイムス』のように、スッピンの女性が、あの空間を通ってくる間に、機械的に美しい女性に変身して出てくる。そんな幻想も浮かびます。逆に、美しい女性が、スッピンで出てくる…それもコワイ。

 いつ見ても、お客さんより店員さんの方がずっと多いですね。
2004年3月8日(月)  No.193

お尋ね者ミーコ
 雪のちらつく午後2時頃、カエル池のセンサーが「ピンポン! ピンポン!」とよく鳴っているので、見に行きました。

 抜き足差し足で池に近づきましたが特に何も見えません。朝もよく鳴って見に行った時には、ミーコの逃げていく後ろ姿が見えたのです。

 センサーが鳩でも感知したのかなぁと思いつつ、池に近づき、5メートルほどのところから、池を見ましたがやはり特に異常なし。

 と、その時、ジャバジャバという水の音がして、ミーコが飛び出していきました。

 「しまった……まさか……」

 池の中をのぞき込んだら、頭の方が半分だけ残された金魚の姿が、水底に見えました。

 「……やられた……なんということを……」


 午前中、金魚の病気を治療するために、少し水を抜いて、薬を投入しました。その薬のために池の水は濃いブルーになって、わずか10センチほどしかない池の底も、凝視しないとはっきりとは見えなくなっています。
 その水の中をあちこち探してみても、食いちぎられた金魚の他に姿は見えません。

 実は、金魚の数が少ないとは思っていたのです。
 死んだのは今日までで10匹足らずですから、単純に考えると少なくとも40匹程度はいるはず。
 買ってきた当初は群れをなして泳いでいたのに、やけに臆病になったとも感じていました。
 池の中には、外的から身を守れるように、大きな半筒系の土管を入れてあり、買ってきた時もその中に全員で入ったりしていたので、臆病になった金魚たちはその中に隠れているから数が少なく感じるのかなと思っていました。

 金網をめくって、濃いブルーの水の中をあちこち探した結果、見つかった金魚はわずか2匹。土管の避難所を開けても、そこには1匹の姿も見えませんでした。


 池全体は猫や鳥除けの金網で覆ってあって、簡単に侵入できません。まして、水嫌いと聞く猫が、その性をくつがえしてまで金魚を狙うはずはないと思っていました。

 ミーコは、池の中に植えてある菖蒲の芽が持ち上げたほんのわずかな金網の隙間から中に入り、嫌いなはずの水の中に浸かりながら、金魚を捕っては食べ、捕っては食べしていたのでしょう。

 朝には少なくとも20匹以上は目視できましたから、それだけの金魚を、薬で見えにくい水の中から捕った技は相当のもの。
 金魚の数が減っている、臆病になったと感じたのは、今までにもやられていたということ。これが初犯ではないでしょう。

 50匹買ってきた金魚がわずかに2匹残るだけ。襲われないようにと、いろいろと手を尽くしてきただけに、余計にショックです。

 ミーコも生きるのに必死なのでしょうが、こうなったら本格的に正面対決です。

 濃いブルーの薬液は、手に付いたら、洗ったぐらいでは容易に取れません。きっと、ミーコの下半身は青く染まっているはずです。

 境内で、下半身がブルーの三毛猫、つまり四毛猫を発見された方は、すぐにお知らせ下さい。

〜 ミーコ手配書 特徴:四毛猫、下半身がブルー〜

この手配書はモンタージュ写真であり、実際のミーコとは多少違います
2004年3月7日(日)  No.192

慌ただしい中の余裕
 慌ただしい1日でした。

 朝、下鴨〜桂へ行き、お昼に帰って午後から「メダカの学校」、それが終わって太秦へ。「メダカの学校」には、ホームページをいつも訪問してくださる方々も来て下さいました。

 バタバタしていたけど、何となくゆったりした気分でした。なぜかなぁ?

 桂からの帰り、湯葉屋さんで汲み上げ湯葉を買ったり、祇園の飴屋さんで今月の「桃の香飴」を買った、そんな些細なことの効果かな?
 ホームページを訪問してくださる方とのおしゃべりも楽しかったですし、その方々をお送りして次へ行くまでにラーメンを食べたのもよかったかも。

 今日食べたラーメンは、名の知れたラーメン店のチェーン店。醤油辛かったです。

 ひとりで外食するなんてそんなにありませんし、ラーメンを食べることもあまりありませんでした。
 ですから、ひとりでラーメン店に入ることはまだ非日常の延長。

 日常に埋没してしまうと、慌ただしさばかりに気持が支配されてしまうのでしょうが、非日常的な些細なことを散りばめることによって、気分も変わるのでしょうね。


 カエル池の金魚が病気にかかってしまったようで心配です。今日だけで3匹死んでしまいました。薬をやってみます。
2004年3月6日(土)  No.191

無憂樹の花に感動
 今日はホームページの更新日。写真を撮ってきては、「あー、いいのないなぁ…もう1回」と4回ほど出たり入ったり。

 その間に、気になっていることがありました。
 先日の京都新聞に、植物園で無憂樹が見頃を迎えているという記事が載っていたのです。
 無憂樹は、菩提樹、沙羅樹と共に仏教の三大聖樹のひとつ。お釈迦さまのお母さまである摩耶夫人が、この木の枝を手折ろうとした時、お釈迦さまが誕生されたという物語があり、インドの寺院にはこの花がよく植えられています。
 また、お経の中にもよく出てきます。
 でも、ボクは今まで一度もこの花が咲いているのを見たことがありませんでした。

 更新の中で、涅槃図の公開に触れるのにあわせて、ぜひともこの花を紹介したい…そう思っていたのです。

 ある程度更新の目鼻がついてきた午後、北山の府立植物園に行きました。
 1924年に開園した植物園。総面積25万平方メートルという広大な敷地に、約12000種・12万本の植物が栽培されています。一巡すると熱帯のあらゆる植生が観賞できるようになっているというの観賞温室は日本最大級。
 無憂樹は、その温室で栽培されていました。

 入園料が200円、温室の入り口でさらに200円を支払って中へ。中は温度が30度以上あり、湿気が多くて、一瞬クラクラ。そして、すぐにドッと汗が出て来ました。

 テレビなどでしか見たことがないような面白い植物がたくさん。お目当ての無憂樹はすぐに見つかりました。
 「こんなに鮮やかな花なのか…」とお釈迦さまが誕生された花園のイメージがすぐに湧いてきました。感動です。
 高いところに花が咲いているので、写真を撮るのもなかなか大変。汗だくになりながら、たくさん写真を撮りました。

 シダ、有用植物、サボテン、ランなど、たくさんのブースがあり、堪能。暑くって、「早く出してくれ〜!」と言いたくなるほどでした。

 外に出たら、スッとしました。
 まだ屋外の花壇で咲いている花はありませんが、梅は満開、サンシュユもかなり開いてきていました。森にはいろいろな木があり、これも堪能。

 2時間ほど散策していたでしょうか、結構疲れましたが、すごく新鮮で、ゆったりでき、木から気を貰ったような時間でした。
 あー面白かったぁ。
〜無憂樹の花〜
2004年3月5日(金)  No.190

ペットの癒し
 寒い日でした。戻った寒さは、なんだか堪えますね。しばらく、毎日啼いていたウグイスも、今日は一声も啼かず。

 午前中はデスクワーク、午後から庭作業をしようと思っていたのですが、デスクワークが長引いて、寒さに挫けて、結局1日中パソコの前。
 合間に、写真を撮りに境内をうろついたり、金魚の様子を見たりしていました。


 カエル池の金魚は今までに3匹がご臨終です。もう少し亡くなるかなぁと思っていましたので、まずまずです。
 でも、先週の水曜日に放して1週間経つのに、一向に餌を食べません。やった餌は、全部沈んでしまっています。まだ、環境に慣れないのかなぁ…。ちょっと心配です。

 ちょうど金魚を見に行った時、いつもの猫がカエル池をのぞき込んでいる場面に出くわしました。
 「やっぱり!」 時々、赤外線のセンサーが反応して、何かが来ていることはわかっていたのですが、見に行くと既に姿はありません。「声はすれども姿は見えず」。やはり、いつもの三毛でした。

 池の全面を金網で覆いました。これで三毛は手も足も出ないぞぉー! マイッタかぁ!


 ピーコ・エリザベスは、最近、妙にボクを見ると落ち着きがありません。どうもおびえているみたいです。何もしてないんだけどなぁ…。ボクが買ってやらなかったら、一生、鳥屋の籠の中だったも知れないのに、ボクを怖がるとは…

 しかも、今度のピーコは1日に1〜2回しか啼きません。ソワソワしているだけで、愛嬌がありません。


 デスクワークの合間に、ペットの世話をしていると、気が休まりますね。
 でも、肩が凝って頭が痛い……。
2004年3月4日(木)  No.189

桜の開花予想
 桜の第1回開花予想がでました。京都は27日。

 「開花」は、標準木で5〜6輪の花が咲いた時。満開は、その1週間後頃。真如堂は町中より少し遅れますから、4月5〜6日頃でしょうか。
 まぁ、まだ第1回目だからわかりませんね。

 桜の頃には、鳥インフルエンザ騒ぎも一段落するでしょうか、人のインフルエンザが、温かくなったら終息するように。


 ボランティアの合間に食べた「バーミヤン」のラーメン。すかいらーくグループの中華レストランですが、京都って、駐車場のあるラーメン屋さんが街中にはあまりなく、結果としてこの中華ファミレスに。

 定番であろう「バーミヤンラーメン」。一口目はおいしかったですが、食べるにつれて深みのない味に飽きが来ました。
 ラーメン専門店は当たり外れが大きいですが、こういうチェーン店はブレがありません。

 380円にしては合格点。といっても、ボクはラーメンには詳しくありません。年に2〜3回、ラーメンを食べるだけですから…。

 でも、ここにこういうお店があるという情報は、観光スポットに関する情報より確かかも知れません。


 春の観光シーズンに向けて、京都情報を勉強しておかなきゃ、また叱られます。
2004年3月3日(水)  No.188

年度末の道路工事
 よく通る京都大学付近の今出川通の中央分離帯の植栽が撤去され、臨時に三角のバリケードが並んでいます。

 「この前出来たばかりじゃないの」という気がするのですが……「年度末の3月か!」

 そういう理由か、もとから計画されていた工事かわかりませんが、石原のぶてる大臣さえも「年度末になるととたんに道路工事が増え、真夜中の道路が渋滞する風景は、大都市ではいまも変わらない」と言っている通り、年度末に駆け込み工事が増えるのは事実のようです。

 観光地の京都。11月は混雑するのが目に見えているのですが、わざわざそんな時期に幹線道路や観光地に通じる道路で工事が始める光景をよく目にします。とても、観光都市の施策とは思えません。

 使い切らないと翌年度の予算が獲得できないからでしょうが、本当に必要な工事なのかなぁと思ってしまいます。
2004年3月2日(火)  No.187

近衛十四郎
 お通夜があってタイミングが外れた夕食を食べながら、急におからが食べたくなり、「おからといえば…」と、連想ゲームのように時代劇TVの『素浪人花山大吉』のことを思い出しました。

 松方弘樹&目黒祐樹兄弟のお父さん、近衛十四郎演じる時代劇。「月影兵庫」と「花山大吉」のシリーズ。助演は、「焼津の半次」こと品川隆二。

 ボクが小学生の頃のチャンバラTVです。これって最高! これを超えるチャンバラは、ボクの中にはありません。

 近衛十四郎の、長い刀を豪快に振り回す殺陣。職人芸の殺陣。すっばらしい! その後の時代劇なんて、これと比べれば学芸会。

 兵庫は、猫が苦手。子猫でも絶対にダメ。大吉は、ビックリするとしゃっくりが出て止まらない。瓢箪の酒が気付け薬で、それを呑むとピタリと止まる。
 半次は、両シリーズを通じて、蜘蛛が大の苦手。振り回しているだけのように見える刀ですが、案外強い。

 話は勧善懲悪で、めっぽう強い兵庫&大吉が、猫やしゃっくりでズッコケる。結構セコイ半次ですが、曲がったことが大嫌い。でも、蜘蛛を見ると失神寸前。

 緩急ある、一話完結の最高のチャンバラでした。

 それを思い出しただけで、なんだかすごくリッチになった夜でした。
2004年3月1日(月)  No.186

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