ちょっと色が変わってきた境内/ こっちは美しい緑  カーソルを乗せれば写真が変わります
 雲の多い空模様でしたが、気温はきっちり上がって35度。もうしばらくは同じような天気が続きそうです。
 木々の葉の色も、少し緑色から黄色掛かってきたものがあるように思います。もちろん、紅葉の兆しというには早過ぎます。夏の疲れでしょうか?
 ひと頃に比べて雨が時々降るようになりましたが、雨がうれしいのは雑草も同じ。ここぞとばかりに水分を吸って、たちまち大きくなっています。数日前に草引きをしたところでさえ、気が付けばまた生えているのですから、たまりません。これからお彼岸までは、草刈りや草引きで忙しくなりそうです。
 明日は重陽の節句。旧暦9月9日のことですが、今年は10月29日に当たります。菊も咲いていませんから、重陽らしい行事が廃れてしまうのも仕方がありませんが、季節感を大切にした暮らしを送りたいものですね。
 本堂の前では、赤とんぼが飛び回っていました。うれしい兆しです。



       人 ゐ て も  人 ゐ な く て も  赤 と ん ぼ    深見けん二




 いつ見ても風に暴れる萩の花/ まだしばらくは咲き続ける木槿 カーソルを乗せれば写真が変わります
 萩の花も、ずいぶん前に総門前の株が咲いたとお伝えして以降、他の株はいっこうに咲いてくれません。この株だけ種類が違うとは思えないのですが、どうしたことでしょう?
 今年の中秋の名月は10月6日ですから、まだずいぶん日がありますので、その時にはちゃんと咲いて、ひょっとしたら盛りを過ぎているかも知れません。
 木槿はまだ咲き続けてくれています。今年は暑さのせいか、「いまが盛り」と感じることなく、地味に咲き続けているように感じます。梅雨から花の乏しい盛夏に掛けて、またお彼岸の頃まで咲いてくれる木槿は、本当に有り難い花です。
 境内を彼岸花を探して回りましたが、まだ兆しさえ見つかりませんでした。さぁ、今年は早いでしょうか、遅いのでしょうか?



      手 に 負 へ ぬ  萩 の 乱 れ と な り し か な     安住 敦