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            曇天の酔芙蓉/ まだまだ緑   カーソルを乗せれば写真が変わります
 今にも雨が降り出しそうに暗くなったり、少し日が差したりの空模様です。本州南岸に前線が停滞している影響だそうですが、行楽に適した頃なのにちょっと残念です。
 それでも、境内を訪れる人は増えていて、ベンチでゆっくり過ごしている人の姿をよく見掛けました。
 ここ5〜6日、雨が降ることが多く気温も高いので、あちこちから茸が生えてきています。弱ったもみじなどは茸が生えるには絶好の環境で、ずいぶん大きなものがあっという間に生えています。それを見ると、「このもみじもあまり長くないなぁ」と悲しい気分になってしまいます。数年、数十年先のために、次々と植樹をしておかないといけません。
 紅葉はまだまだです。見頃は1ヶ月余先でしょう。



       秋 の 雨  手 う け て み て 傘 を さ す     篠原 梵




      本堂前での法要/ 太鼓と獅子舞の奉納   カーソルを乗せれば写真が変わります
 今日は真如堂の鎮守日吉神社の神幸祭でした。
 日吉神社は、真如堂が創建された平安時代の末に、比叡山の鎮守神である日吉大社の国常立尊を勧請して境内に祀られました。明治の神仏分離で分かれ、その後交流のない時期もありましたが、近年はこうして御輿が本堂に参来されるようになりました。
 前夜祭は雨で、今朝も雨が残っていたので心配しましたが、御輿の参来する3時頃は曇天で、無事に神幸祭も勤められました。
 一山の僧衆による読経の間に、神主や神社の氏子総代が焼香され、終わってからは子供たちによる太鼓と獅子舞の奉納が行われました。
 近隣で知っている方々も多く、神主さんや総代さんなど何人もが十夜鉦講のメンバーで、「お十夜はよろしく」などと挨拶を交わしました。
 日吉さんのお祭りが終わり、また一つ季節が進んだ気がしました。明日は秋の土用の入り。は気候も変わるようです。



        秋 祭 り  思 わ ぬ 人 に 逢 い に け り     久保田一豊