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         正面から見る/ 花の木もやや色変わり  カーソルを乗せれば写真が変わります
 昨日に引き続いて、今日も雨。霧雨のような雨で、大した雨量にはなっていませんが、この雨で6月15日以降111日連続していた夏日が途絶えたようです。やっとという気もしますし、何だか惜しい気もします。
 雨があまり降っていないので、少しのお湿りでもうれしく思えますが、昨日・今日は地域の運動会などが催されるところが多いので、子供たちには残念でした。
 そんなに涼しいわけではないのに、こうして写真を撮ってみると、木々の色が少し変わってきているのに気付きます。紅くなっているのは枯れかけているので別として、黄色がかった枝葉が全体に増えて来ています。
 以前の写真を見比べないとわかりませんが、左の手前のもみじとその向こうのもみじの間には楠が茂っていましたが、景観と石垣保全のために、この楠を切りました。そのため、もみじが連続しているように見えるようになりました。昔の浮世絵や絵葉書を見たりすると、長い間には境内の様子もずいぶん変わっているのがわかります。



       十 月 の  て の ひ ら う す く 水 掬 ふ     岸田稚魚




     大きく育った酔芙蓉/ 雨をものともしない萩 カーソルを乗せれば写真が変わります
 赤門前の酔芙蓉が咲いてきました。夏までは背丈ほどしかなかったのが、一気に大きくなって花を咲かせています。
 何だか開き切っていないように見えますが、八重咲きやくす玉咲きだからかも知れません。昨日の花が赤いまま枝先に付いているのが、彩りを添えています。
 萩は今が満開です。今年は花付きがいいように思います。明日は中秋の名月です。お天気も回復しそうなので、見られるかも知れません。
 中秋の名月は満月とは限らず、むしろ満月でないことのほうが多いそうで、今年は満月の日である7日の前日だそうです。ちょっと欠けているほうが風情があっていいように思います。
 最近は、名月だからといって、萩やすすきが盗られることも減りました。そこまでしてお月見をしなくなったのか、マナーが良くなったのか、どちらでしょう?
 昼と夜との寒暖差が大きいです。体調にお気を付けください。



       名  月  に  出  た  る  雲  の  無  心  哉     坂本朱拙