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3連休の中日ですが、訪れる人は少なく、書院で茶会を催しているために庭園拝観は休止で、本堂を参拝していただくだけでした。 境内の木々も、多少は色が変わってきているものがありますが、他に抜きん出て黄色くなって来ているものは弱ってきていることが多いので、要注意です。 本堂前の沙羅も春から調子が悪く、花もわずかに咲いただけでしたが、その後どんどん枯れ込んでしまいました。もう芽を吹く可能性もないので、先日、根元近くから切りました。この冬には後継の沙羅を植えるつもりです。 一方、数年前から弱ってきている花の木は、土壌改良などに努めますが、万が一の時のために、同じ遺伝子を持った後継木を育成することになりました。 気候変動の中、境内を守っていくのも並大抵のことではない気がしています。 わ が ま ま の く ら し に 慣 れ て 秋 暑 し 篠田三七子
裏写真は何だかおわかりになりにくいでしょうが、苔の生えている地面が黄色く染まっている光景です。「大木欒子(おおもくげんじ)」の落花で緑の苔が覆われて黄色く見えているのです。 「木患子(木欒子。もくげんじ)」の木も境内に数本ありますが、こちらは6月頃に花が咲き、今頃は袋果がぶら下がっています。大木欒子もこれから袋果が出来ますが、その袋は少しピンク色です。 木を見上げても花が小さいのでよくわかりませんが、地面が黄色くなっている場所の近くに木がありますので、一度探してみてください。 まだしばらくは暑い日が続きます。ご自愛ください。 敬 老 の 日 と い ふ ま こ と 淋 し き 日 中村春逸
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