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       右側の手水舎は工事中/ 涼しげに見える三重塔  カーソルを乗せれば写真が変わります
 朝5時頃に外に出た時には、ちょっと涼しく感じられましたが、気温はどんどん上がり、ピークは38.1度でした。昨日は38度でしたから、8月の終わりに2日続けて超猛暑日となったわけです。これからは毎年、こんな気候になるのでしょうか?
 来週半ばには雨の日がやってきて、それ以後は少し涼しくなっていくようです。今年の暑さには、ほとほと疲れましたね。
 いま、境内では、本堂前の手水舎の屋根の葺き替えが行われていて、9月いっぱいは井戸をお使いいただくことができません。工事を進める中で棟札が見つかり、手水舎が享保19年(1734)、徳川吉宗将軍の頃に建てられたことがわかりました。
 また先週から、本坊の裏からチェーンソーの音が毎日聞こえて来ています。境内からはあまりわかりませんが、本坊の北側の樹木の剪定と伐採を進めています。今冬から、書院にある位牌殿の屋根の葺き替えをするに先だって、建物に悪影響を及ぼしている木々を切っています。ずっと手入れをしてこなかった場所なので、大変な作業になっています。
 酷暑の中、いろいろな作業でにぎやかな境内です。



       頭 の 中  す き ま だ ら け の 炎 暑 か な     鈴木八駛郎




        青い空に紅い花/ わずかに咲き始めた藤袴  カーソルを乗せれば写真が変わります
 花の少ない今の時期ですが、百日紅の花が勢いよく咲いています。青い空に紅い花がよく似合います。
 紅い花の左上のところに、白い花が咲いているのがおわかりいただけますか? おそらく、先代貫主が紅白の花が咲くように接ぎ木をしたのでしょう。目出度いですね!
 藤袴の花がほんの少し咲き始めました。こう暑くては、秋の七草の藤袴も咲くのを躊躇するでしょう。また、この花を目指して飛来する浅黄斑蝶は、もっと涼しくならないとやって来てくれそうにありません。
 明日から9月。早く秋らしくなって欲しいですね。



      百  日  紅   空  の  青  さ  の  衰  へ  ず     西村和子