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         水滴のかかったレンズにて/ 若緑の勝ち! カーソルを乗せれば写真が変わります
 今日は朝から雨。たっぷり20ミリほど降りました。遅咲きの桜などを見に行くつもりだった方には残念でしたが、この季節の雨は、水気たっぷりの青葉若葉を潤してくれるのでとても嬉しいです。
 夕方になってから更新をしていないのに気が付いて写真を撮りましたが、ちょうど雨が強い時だったので、レンズまで雨飛沫がかかってしまいました。ちょっと薄暗いですが、若い葉がいっぱい出ているのがおわかりいただけるかと思います。
 桜がまだ満開になる前からもみじの若葉が出始め、散るのを急かすようにして、境内を緑色に変えました。今年の染井吉野は長持ちしてくれましたが、これからは新緑の季節です。明るいうちだったら、もっと綺麗だったのですが・・・。
 新緑にも増して勢いがあるのは雑草。「雑草という名の植物はない」と昭和天皇が侍従に仰ったそうですが、一々の名前は知りませんし、十把一絡げにしないと文章が長くなっていけません。あっという間に生えてきて、あっという間に伸びています。しばらくは草引き、草刈りに追われそうです。



       新  緑  や   暁  色  到  る  雨  の  中     日野草城        




         ガラス越しの八重桜/ シャガと山吹    カーソルを乗せれば写真が変わります
 遅咲きの桜「関山」がちょうど見頃になってきました。鐘楼の周りでも咲いていますが、雨降りなので、書院の庭の桜をガラス越しに楽しみました。
 境内では、山吹がまだ見頃ですが、あっという間にシャガも一気に咲いてきました。黄色と白の取り合わせが「春〜!」という感じですね。
 季節が一気に進んでしまって、勿体ない気がします。草木は寒い間にエネルギーをため込むだけため込んで、温かくなったら一気に爆発させているのだと思います。
 椿は盛りを過ぎたものもあれば、これからが見頃という種類もあります。藤の蕾もかなり膨らんでいます。毎日、何か新しい発見がありそうな境内です!



       花 の 雨  こ と し も 罪 を 作 り け り     小林一茶