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         冬の強い日差し/ 本堂も温い陽射しの中 カーソルを乗せれば写真が変わります
 立秋前の、例年なら一番寒い時期ですが、ここ1週間は最高気温が12〜15度近くと、季節が一っ飛びしたような気候でした。今日は、最低が2.2度、最高が10.5度と、少し下がりましたが、それでも平年よりも寒さが弛んでいました。
 今月はわずか14ミリの雨しか降っていないので、境内がかなり乾いています。先日から、木の苗を定植するために境内のあちこちを掘っていますが、水分を含んだ色の土がなかなか現れません。もうしばらくしたら木々の芽も動き始めるので、しっかりと雨が降って欲しいものです。
 訪れる人は相変わらずほんのわずか。拝観される方が、出勤している職員の数よりも少ないという日も少なくありません。お越しになる方の中には、今の時期には何もないことをよくご存知で、静かなひとりだけの空間を占有したいという思っておられる方も珍しくないようです。




        そ よ ぐ も の 光 と な り ぬ  日 脚 伸 ぶ     小松崎爽青        




            裸木と語らうは楽し       カーソルを乗せれば写真が変わります
 木々が葉を落とした今の季節は、木の姿、木々の‘本性’のようなものがよくわかる季節です。枝の形、伸び方、木肌などが思う存分観察できて、木と直接語り合えるような気がします。前述したように、木の苗を植えていると、なおさらそれを強く感じて、実に楽しい時間です。
 人の少ない時期を狙って、境内では土塀の改修などが行われています。重機が出入りしても、多少大きな音が出ても、気にする必要はあまりありません。問題は、桜が咲くまでに終わるかどうかです。
 木々に寒肥を与えたりと、寒くて人の少ない時期にこそ出来る作業もあります。そういう時期こそ、お寺の‘素顔’を見ることが出来るかも知れません。佳い季節です。
 来週は節分。今年は2月3日が立春です。



        冬 木 立  に ぎ り こ ぶ し の う ち 熱 し     岸田稚魚