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             色付き始める境内     カーソルを乗せれば写真が変わります
 今日も清々しいお天気でした。今朝の最低気温は7.2度と、結構冷え込みましたが、昼間は20度を超えて、散策などにはちょうどいい気候でした。
 いい天気の割には、思ったよりも人は多くありませんでした。でも、外国人の割合がかなり高い印象でした。海外の人には、真如堂のことがどのように伝わっているのでしょう?
 紅葉はまだまだですが、最低気温が8度を下回ると紅葉が始まり、5〜6度で急速に進むといいます。そういう意味では、今日は‘スイッチ’が入ったのかも知れません。でも、来週は再び暖かくなって、西日本では25度以上の夏日となるところもあるという予想ですから、もみじもどうしたらいいのかわからないかも知れません。
 何度もお伝えしていますが、夏の酷暑と小雨の影響、そしてなかなか冷え込んで来ないということもあって、今年の紅葉はあまりよくないだろうと思います。気候自体が変わってきたので、今後のことも心配です。
 今年の見頃は11月25日以降になるのではないでしょうか? 出来るだけ、ゆっくりしたご予定をお立てください。



       昨  日  と  は  同  じ  青  空  冬  に  入  る     稲畑汀子        




      本尊から「回向柱」に向かって延びる「善の綱」  カーソルを乗せれば写真が変わります
 5日に「お十夜(十日十夜別事念仏会)」が始まりました。ご本尊の扉が開けられ、本堂の外に向かって延びる白い綱の先が、その右手に結ばれました。「善の綱」と呼ばれるもので、この綱を持って祈念すればそれが直接ご本尊に届くといわれています。
 また、「お十夜」を始める法要(開闢法要)から、15日の「御閉帳法要」までは、「鉦講」と呼ばれる方々が直径30センチほどの鉦を叩いて念仏を唱えます。この音は、初冬の境内に響き渡ります。いよいよ紅葉のシーズンが来たという感じですが、最近はそれが1週間以上遅れています。
 境内に咲く花がほぼなくなりました。山茶花まではちょっと間が開くでしょう。紅葉ばかりの景色では面白みがありません。一時増やした野路菊も、ほとんど絶えてしまいました。紅葉の紅の中に咲く白い小菊はとても清楚で綺麗でした。来年はもう一度増やそうと思います。
 紅葉はまだ緒に就いたばかりです。慌てないでお越しください。



       庭  先  を  月  が  通  り  て  十  夜  寺      中山純子