9/8版
こんなに暑のにもかかわらず、時折、観光の方がお越しになります。すごい気力だと感服します。まだ当分は猛暑日が頻繁にありそうですが、ボクならこんな時はどこへも行きたくありません。 先日から植木屋さんが境内の手入れをしてくれていますが、根元から切らなければいけないもみじや桜が、何本もありました。気候変動が確実な中、木々のダメージも年々大きくなっていくのでしょうか。 快 晴 の 白 露 の 一 日 授 か り ぬ 稲畑汀子 この株は、10年以上前に譲り受けた原種です。いま、園芸店などで「フジバカマ」として売っているのは園芸種ですが、原種は自生に適した環境が少なくなったため激減して絶滅危惧種となっています。京都市ではいろいろな団体などがこの保存に乗り出していて、これからはあちらこちらの社寺などでも原種の藤袴が見られます。 裏写真は、「瓔珞玉紫陽花」です。吉祥院には、もともと玉紫陽花がありましたが、増やしたいと思って、八重と瓔珞を買いました。「瓔珞」というのは仏堂の荘厳具で、華やかに美しいものです。玉紫陽花は控えめな花ですが、この種類はその名の通り華やかです。この種類を増やそうかなぁ。それにしても、今年はずいぶん遅い開花です。 盛夏を過ぎ、少しずつ秋も深まって、花の数が増えて来そうです。楽しみですね。 想 ひ ご と ふ と 声 に 出 づ 藤 袴 永方裕子
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