5/4版
境内の若緑の色が少し落ち着いて安定してきました。柔らかい緑の間から差してくる木漏れ日はやさしく、若葉の間を渡ってくる風は爽やかです。 車に乗ってこられるのは法事の方などで、多くの方が徒歩でやって来られているように感じられます。真如堂の近くは絶好の散策路で、哲学の道のほうへ行かなければ、人波を見ることもありません。境内のベンチは稼働率が高く、お弁当を食べている姿も時々見かけます。 境内の新緑の中でお弁当を食べる。なんと贅沢な時間でしょう。ボクも明日やってみようかなぁ〜 風 す こ し 心 に も 入 れ み ど り の 日 上井みどり 境内の他のつつじは、もうすっかり終わっているものもあり、全体的に境内の花は少な目です。そんな中、本堂裏の薬師堂横に植わっているナンジャモンジャの花が、いま盛りです。普通に歩いていても気が付かないような高いところに、白い花がいっぱい咲いています。青空に映える白い花がとても綺麗です。 草刈りをしていて、春紫苑(ハルジオン)の可憐な花を見つけました。これも‘雑草’のうちですが、刈ってしまうには忍びなく、そのままにしておきました。 よく似た花に姫女苑(ヒメジョオン)があり、わかりやすい見分け方として、「姫抱かぬはヒメジョオン」と教えられたことがありました。写真ではわかりませんが、葉の基の部分が茎を抱いているので、これは姫女苑ではなく春紫苑ということです。時期的には春紫苑ですが、他にも茎が中空ではないとか、蕾が下を向くなどという判別法があります。「姫抱かぬヒメジョオン」とさえ覚えていれば、即断できます。 連休もあと2日。お休みがいただける方は、存分にお楽しみください。そうでない方は、次の休みの計画をお楽しみください。 常 の 日 の つ ね の か な し み 姫 女 苑 鍵和田釉子
| |||
|