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     総門の外から境内を眺む内 / 深く日傘をさすご婦人 カーソルを乗せれば写真が変わります
 快晴の連休2日目となりました。気温は今年初めて30度を超えました。日なたにいると厳しい日差しが痛いほどですが、建物の中などにいると、案外ヒンヤリとしています。今の季節らしい、カラッとした暑さです。
 全国の観光地や新幹線、高速道路はきっと混雑しているのでしょうが、境内にいると少し人が多いかなぁという程度で、連休の影響はそんなにはありません。
 以前は5月の連休には法事が集中しましたが、「連休中法事があるとどこへも行けない」と言われるとかで、遠方の方などが法事をされるに留まるようになりました。ここ数年は、連休は新幹線も取りにくいし、ホテルの費用が跳ね上がるという事情から、それもなくなってきました。ということで、連休の法事が少なくなりました。
 境内にいるだけで素晴らしい新緑が楽しめますし、わざわざ混雑したところへ行く必要はありません。居ながらにして、少し早い初夏を楽しみながら、ゆったりした連休を過ごしています。




       風  若  葉  よ  り  ほ  ぐ  れ  ゆ  く  緑  か  な     稲畑汀子



          平戸つつじと塔/ 清楚な卯の花   カーソルを乗せれば写真が変わります
 つつじが満開の季節を迎えています。
 真如堂からもほど近い京都市の蹴上浄水場には約4600本のつつじが植わっていて、昨日から明日に掛けて、5年ぶりに一般公開されています。ボクは月〜金はその横を通りますが、まだ満開を迎えてはいない様子でした。開花予想がなかなか難しいのでしょう。
 境内にはさほど多くのつつじはありませんが、まだ3〜4分咲程度で、自坊の前の大つつじはまだこれからです。例年よりは少し遅いかも知れません。
 総門を出た真正面の突き当たりに、宗忠神社の石段がありますが、その両脇のつつじが色とりどりに綺麗です。つつじも居ながらにして楽しめるので、わざわざ出かけていく気にはなりません。
 ということで、この連休はほとんど寺から出ることはなしに過ごすことになるでしょう。一気に伸びてきた木々や雑草のメンテナンスを、ゆっくりやることと致します。



     春 の 別 れ は 藤 つ つ じ   人 の 別 れ は た だ 涙     佐藤春夫