3/30版
いままでじっと待っていた桜の蕾も一気に開き、京都は昨日、開花宣言となりました。平年よりも3日遅く、去年よりは12日も遅かったようです。 それを待ちきれなかった人が多かったようで、先週から人も車も急増しました。観光バスの数を見るだけで、春の観光シーズンがやって来たことがわかりました。 境内を訪れる人も増え、今日は朝から人の姿がいつもよりは多かったです。といっても、知れていますが・・・。 もみじの新芽も動き出していますが、まだ景色に変化があるほどではありません。でも、今日以降のあたたかさで、来週の景色は大きく変わっているかも知れません。景色の変わるスピードが大きくなる季節の到来です。 今日は黄砂も飛来しているようで、京都の西山が霞んで見えました。マスク必携です。 長 き 旅 終 へ て 黄 砂 の 着 地 か な 永塚尚代 京都の標本木は二条城の中にあります。二条城には「ウメ」「イチョウ」「イロハカエデ」 の標本木もあるそうです。先日、二条城の前を通ったら、拝観券売り場に100メートル近い行列が出来ていました。今日、その行列はもっと長くなっているでしょう。 例年だと、染井吉野よりも少し早く江戸彼岸系が咲き始めるのですが、今年はそれほど差はありませんでした。差の大きい年もありますから、気候に依るのでしょうね。 江戸彼岸の花は、少し小振りで清楚な感じがします。ボクはワァーッと一気に咲く染井吉野ではなく、江戸彼岸のファンです。 周期的にお天気が変わりそうです。お花見のタイミングと合うといいですね。 いろいろな木もまた一気に芽吹いてきます。桜が終わると、もみじの新緑の季節が始まります。まるで舞台の早変わりのようです。寒い時期をじっと堪えて、このあたたかさを待ちかねていたかのようです。 あたたかくなったら何かをしようと思っていた方もおられるでしょう。さぁ、いよいよその時期の到来ですよ。 初 桜 蕾 し た が へ 楚 々 と し て 佐藤ともえ
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