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        朝の光差す正面参道 / この時は青空でした  カーソルを乗せれば写真が変わります
 9時過ぎ頃までは青空が見えることがありましたが、その後はいつ雨が降り出してもおかしくないような曇り空。風も冷たく、気温は10度を下回りました。この先もお天気は周期変化し、朝晩の気温差が大きいようです。花粉も飛び始めていて、花粉症の人には辛い季節になってきそうです。
 3連休の中日ですが、境内を訪れる人は多くありません。中国では春節を迎えているようですが、最近はシンガポール、マレーシア、タイが人気のようで、日本を訪れる人はさほど多くないようです。
 いつ雨が降り出すともわからない境内は、ひっそり静まりかえっています。落ち着く浅春のひとときです。



        人 の 世 に な り て も 久 し 紀 元 節      正岡子規



         咲きそろった馬酔木の花/ 自坊の白梅  カーソルを乗せれば写真が変わります
 馬酔木の花が先々週よりもたくさん咲いてきました。でも、それは1、2本の木だけで、あとの大半はまだ咲き始めてもいません。見頃はまだ先です。
 山茱萸(さんしゅゆ)の花の具合を見に行きましたが、黄色い花色はまだ蕾からのぞいてはいませんでした。無理もありません。見頃は1ヶ月ほど先です。鳥が食べ残した赤い実が、しわしわになってわずかに梢に残っていて、なかなか侘びた景色でした。
 水仙の花はまた数が増えました。このまま雪が積もらないでいてくれれば、水仙はしっかり立っていることができます。そんな年はここ10年来ありませんでしたが、これもやはりエルニーニョの影響でしょうか。
 いつも通りの季節が、いつも通りにやって来てくれるほうが安心ですね。



         馬 酔 木 咲 き  歳 月 戻 す 雨 の 中     古舘曹人