10/28版
もうすぐ11月。今朝は、真如堂の僧衆やお手伝いの方で、本堂内を11月5日から始まる「お十夜(十日十夜別時念仏会)」の設えに替えました。 お十夜には、講の方が鉦を叩いて念仏を唱えます。そのための台を作り、本堂の外に大きな「回向柱」を2本建て、ご本尊の阿弥陀如来の手に結ばれた白布の「善の綱」が結ばれます。回向柱やの回向柱に触れることは、前立本尊に触れるのと同じことになります。 お十夜にはまだ少し早いのですが、鉦講の方々が11月3日から練習をしたいというので、今日、皆で準備をしたわけです。 回向柱が立つと、いよいよ秋が深まってきたことを実感します。 逃 げ て ゆ く 刻 を 追 ひ つ ゝ 冬 支 度 大橋敦子 気温が8度になると、紅葉のスイッチが入ると言われます。今年の紅葉が綺麗かどうかは、これからの冷え込み次第ですが、葉っぱの健康状態は悪くないので、ちょっと期待しています。 どこへ行くにも混雑するこれからの季節は、多く京都人にとってはストレスフルな日々となります。外国人の多さが、これまでとはまた違った問題を引き起こしたりもしています。これからの京都の観光はどうなっていくのでしょう。 真如堂の紅葉の盛りまでは、まだ1ヶ月ほどかかります。フライングされませんように。 晩 秋 の 野 の 明 る さ を 歩 き け り 前田震生
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