10/22版
しかし、あれだけ暑かったのに、あっという間に防寒を考えなければいけなくなりました。あまりにも急ですね。しばらく、今の季節のままで止まって欲しいです。 今日は京都三大祭りの一つ「時代祭」が行われ、明治維新時代から平安京の造営された延暦時代までの時代装束などを纏った約2000人の行列が、御所から平安神宮へ練り歩きます。 平安神宮の創建と平安遷都1100年を奉祝する行事で、桓武天皇が都を長岡京から平安京に都を移された日を“京都の誕生日”として、毎年10月22日に行われています。 その見物客でたくさんの人や車、大型バスが入洛しています。その方々が多少は境内にも来られているのでしょう。薬師霊場十二ヵ寺の特別拝観が今日までとあって、境内の「石薬師」にお参りされる方もおられ、境内はいつもよりは結構賑やかです。 あれだけ暑く、雨が降らない時期があったにしては、もみじの葉は‘健全'です。台風などの風で葉が揉まれることもほとんどありませんでした。冷え込み次第では、今年はきれいな紅葉が見られるかも知れません。 紅葉に先駆けて、境内は‘実りの秋'を迎えています。ぎんなんは足の踏み場がないほど落ちていますが、誰も拾う人がいません。一昔前なら、我先に拾いに来る人がいたのですが。 本堂裏の山茱萸の実の赤も冴えてきて、日の光が当たるとキラキラととても綺麗です。 ある時は温石となる石やくし かすみの衣に 幾重おかみて 石薬師御詠歌 比叡山延暦寺の護法神が坂本の日吉大社であるのに倣って、日吉山王権現を勧請して祀ったのが日吉神社で、明治の神仏分離の時にお寺と切り離されましたが、近年になって御神輿が参来して交流を深めています。 コロナ前は御輿2基が参来し、稚児や太鼓の奉納などもありましたが、今年はまだ完全には元通りにはなっていませんでした。でも、地元の方々の熱意に支えられて無事に今日の神幸祭を終えることができました。 本堂の前でお勤めをし、宮司さんや氏子の代表の方々が焼香をされるのですが、なにぶんボクは法要に出ているので、その場面の写真が撮れません。一応、ほんのちょっとだけ雰囲気をご紹介しました。 急な冷え込みに体調を崩されませんように。 大 空 の 雲 は ち ぎ れ て 秋 祭 前田普羅
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