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             緑の葉っぱ越しの朝の光   カーソルを乗せれば写真が変わります
 処暑を過ぎた頃から、何回か雨も降ったこともあって、早朝は少し過ごしやすくなってきました。虫の音もよく聞こえてくるようになって、季節が変わっていくことを実感します。
 それでも、今日の最高気温は35度の予報です。昼間の暑さはもうしばらくは続きます。
 晴天の日が続き、朝の境内は緑が綺麗です。もみじの葉なども、今年の酷暑のダメージはあまり受けていない気がします。気が早いですが、今年の紅葉はどうでしょうね。
 コロナも一応一段落して、京都を訪れる人も増えました。また、以前のようなオーバーツーリズムは必至かと思うと、気が重たくなりますが・・・。
 もう8月も終わり。先週のこのページにはどんな写真を使っただろうと探しましたが・・・先週は更新するのをすっかり忘れていたことに、今日気が付きました。地蔵盆で走り回っていて、失念したようです。
            きれいな青空!      カーソルを乗せれば写真が変わります
 京都市の小学校は25日から2学期が始まっています。地蔵盆はその前の土日に行う町内がほとんどで、真如堂の境内でも19日に行われていました。これまでは2日にわたって行われてきましたが、最近は1日だけ。子どもも少なくなって、お世話をする人の負担を軽くするためにも、ほとんどの町内が1日開催となって、祠の前で拝むだけという町内もずいぶん増えました。途絶えさせたくない京都の風習です。




       秋 暑 し  庭 に 木 か げ を ひ ろ ひ つ つ     高浜年尾




      真っ赤なよだれかけのお地蔵さん / 玉紫陽花  カーソルを乗せれば写真が変わります
 24日のお地蔵さんの縁日の頃、境内の石仏のよだれ掛けが目にも鮮やかな真っ赤に変わりました。お地蔵さんは子どもを守ってくださる仏さまとして信仰されていますので、「子や孫が健やかに育つように」という願いを込めて、あるいは幼くして子どもを亡くされた方が供養のためによだれかけが奉納してくださったのでしょう。
 自坊の玉紫陽花が咲き始めました。写真の手前が花で、奥の丸いのが蕾。この玉のような蕾が名前の由来です。
 京都ではほとんど見かけないもので、この株は千葉のお寺から譲り受けました。自然の状態では木々の間に植わっているものらしく、夏の強い日差しが苦手で、鉢植えにした株は茶色く葉焼けしまいました。水切れにも敏感で、なかなか手の掛かるものです。これからが見頃で、「今頃、紫陽花が咲いている!」と驚く方もおられます。
 さぁ、次回は9月。そう思うだけで、少しは気分的に涼しくなりそうですね。




       石  仏   誰  が  持  た  せ  し  草  の  花     小林一茶