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               朝の景色       カーソルを乗せれば写真が変わります
 今日は朝から薄雲がかかる空模様で、湿度が高くて蒸し暑い体感でした。来週は梅雨が本格化するということなので、貴重な1日かも知れません。
 そういうこともあってか、境内を行き交う人も少し多いように感じます。暑くてたまらないというほどではないですが、歩くと汗が滲んでくるでしょう。梅雨にしてはまぁまぁのお天気ではないでしょうか。
 夏至を過ぎました。「夏に至る」というのですから、本格的に暑くなるのはこれから。気象庁はこの40年間で大雨の回数が倍になったと発表しました。特に梅雨末期の大雨の頻度が増えているそうです。梅雨なりの楽しみも見つけたいですが、大雨は勘弁して欲しいです。




       さ そ わ れ て  そ ぞ ろ 歩 む や 梅 雨 晴 間     山本潤子




       鐘楼堂周りの紫陽花 / 咲き始めた木槿    カーソルを乗せれば写真が変わります
 紫陽花はまだまだ盛りです。大きな花に強い陽が当たると萎れてかわいそうなので、今日の薄曇りがちょうどいいです。
 今日は今までにはなかった紫陽花の枝を5種類ぐらいいただいたので、明日、挿し木をする予定です。
 見栄えがするくらい大きくなるには5年ほどは掛かりますので、先を見据えた準備です。数も増やし、整備もします!
 木槿(むくげ)が咲き始めました。まだ早咲きの種類だけですが、これからいろいろな種類が咲いてくるでしょう。暑い盛りに有り難い花です。

         自坊の栴檀葉の菩提樹 / 笠森寺の花   カーソルを乗せれば写真が変わります
 栴檀葉の菩提樹(モクゲンジ)が咲き始めました。まだ咲き始めたばかりに加えて、高いところで咲いているので、写真ではわかりにくいかも知れません。
 紫陽花も今が盛りで、朝早くからカメラを持った人が訪れています。
 毎年、この木は千葉県長南町の笠森寺から種を分けてもらったものだと言っていますが、先日千葉に行くことがあって、オリジナルの木がちょうど開花しているのを見ることが出来ました。
 大岩の上に61本の柱で支えらる形で乗っかっているような笠森寺の観音堂は、四方懸造と呼ばれる日本で唯一の特異な建築様式です。お堂へは75段の急な階段を登らなければ行けませんが、その階段の下から斜めに幹を捻るようにして生えているのがオリジナルの木です。ちょうど、階段からよく見える位置に花が咲いていました。「これがルーツなのか」と感動しました。
 これからは笠森の木も自坊の木も、共にどんどん花を開き、黄色い雨のような落花をたくさん降らせるでしょうね。
 気候が不順ですし、大雨も心配されます。どうかご自愛、ご用心ください。




     花 持 て る 人 に 逢 ふ 梅 雨 の 深 さ か な     蓬田紀枝子