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       上から見る正面参道/ 木陰にて思い思いに  カーソルを乗せれば写真が変わります
 2日の大雨から一転して、昨日・今日は好天に恵まれました。
 2日午前中には京都市に大雨(浸水、土砂)、洪水警報が発表され、走っている車もヘッドライトを点灯していましたが、大きな被害は出ませんでした。ただ、新幹線がストップした影響は大きく、修学旅行で帰途につく予定だった中学生たちが車内で過ごすことになって体調を壊したりしたようですし、観光の人たちも予定を変えざるを得なかったでしょう。
 それゆえに、昨日・今日のお天気はなおさら有り難く感じます。今日はハイキングらしく人を多く見かけましたし、何か所かで地域の清掃奉仕をする人がおられたり、道路を通行止めにしてマルシェのようなことをしているのにも出会いました。もともと予定が決まっていたのでしょうが、晴れてよかったですねぇ。





       来  合  せ  て  最  澄  の  御  忌  五 月 晴     大橋敦子




         歴史的に早く咲いた菩提樹     カーソルを乗せれば写真が変わります
 真如堂の境内もいつもよりも人が多目。前述のような流れの中かも知れませんが、もう一つ大きな理由が考えられます。
 それは菩提樹の開花です。今年は例年よりも早く5月中に咲き始め、今日はもうすっかり見頃です。菩提樹は日当たりや枝の高低などによって咲く時期が結構ずれますが、少し見上げる程度の位置はもう7割方咲いています。まだ蕾のものもありますが、花期を終えて茶色くなっているものもあります。
 開花を待ちかねていた菩提樹ファンの人たち以外は、少し前なら新聞記事を見てどっと見に来られる感じでしたが、今はSNSなどで情報が拡散されるので、マスコミに紹介されなくても次々と人が集まって来られます。
 来週いっぱいは十分見頃ですから、ぜひお訪ねください。

      こんなに白が多かったかな?/もみじの梢の卵塊  カーソルを乗せれば写真が変わります
 山紫陽花はもうしばらくは見頃です。手まり咲きの紫陽花も、早咲きの品種は色付き始めました。山紫陽花が終わってから他の紫陽花が見頃になってくるので、全体の見頃はまだまだ続きます。
 手入れが行き届いていないのが気にはなっているのですが、花の美しさに免じてお許しください。
 本堂脇の池で、モリアオガエルの卵塊を見つけました。ちゃんと水の上のもみじの梢に、3つ産み付けていました。卵が熟したらおたまじゃくしが水の中に落ちる算段ですが、水の中には天敵がいっぱいいますので、ちゃんと育つのが何匹いるのかは極めて心配です。それも自然の姿ですから、仕方ありませんね。
 前回のこの頁で、今年は梅雨入りが早そうだと書きましたが、その翌日に近畿地方は梅雨入りしました。平年より8日早く、昨年より16日も早い発表でした。近畿地方で5月中に梅雨入りするのは10年ぶりだそうです。
 50年に1回・100年に1回というような大雨の回数が過去よりも増え続けています。地球温暖化が主な原因です。地球にやさしい生活をするように努力しなくっちゃ!




    梅 雨 は 降 り  梅 雨 は 晴 る る と い ふ こ と を     後藤夜半