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お天気がよくないこともあって訪れる人は少ないですが、境内で月例の茶会が開かれているので、その場所だけは車や人が行き来しています。 雨が降っていなくても、新緑から滴る雨粒が落ちてくるので、多少は濡れることを覚悟していただかなければいけません。新緑の色も落ち着いて、一時ほど目の覚めるような色ではなくなり、病葉や虫害で落ちている若葉も結構あります。木々も春から夏へと次第に模様替えです。 滴 り の 思 ひ こ ら せ し と き 光 る 中村汀女 雨の中、本堂の前の菩提樹を見に行ったら、蕾がしっかり大きくなって、粒立ってきていました。菩提樹の開花も早いかも知れません。 その反対側の沙羅はまだ蕾が堅いですが、自坊のピンクの沙羅は咲き始めました。園芸種なのだと思いますが、ピンクもかわいいものの、やっぱり清楚な白花がいいです。 夏蝋梅の花も咲き始めました。「 【ナツロウバイとは】中国の浙江省を原産地とする落葉低木で、中国名を『シャラメイ』という。絶滅危惧種に指定されているが、通信販売で入手できる」とネットに載っていました。ボクもネットで入手し、挿し木で増やして何人かにさしあげました。 蝋梅の花よりもずっと大きく、直径8センチほどになりますが、香りはほとんどありません。どちらかというと沙羅の花に似ていて、茶花などにはもってこいです。下を向いて咲くので、写真を撮るのには苦労しました。 山法師の花も咲いてきて、よく見るといろいろな花が咲いている境内です。 生 き ざ ま は も う 変 へ ら れ ず 古 茶 新 茶 田中政子
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